#海外版は相手プレイヤーがテキストを解読できない、ジャッジのテキスト解決時に
#支障をきたす恐れがあるため、日本国内で行われる公認・公式大会での使用が
#禁止になっております。自虐史観からメリケンにあこがれる気持ちはわかりますが、
#プレイヤーの皆様は海外版の使用を極力控えるようにしましょう。
それでは先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「『対象』という単語が2つある呪文をプレイする場合、適正な対象は必ず2つ必要である。」
○か×か?
○
それらの適用は2つ同時に行われるため、2つは異なる対象を選ばないといけません。
また、同一のセットグループ内の2枚のカードが廃棄されるタイミングは同一である為、
どちらか一方しか対象として指定できません。(例:ユニット+キャラクター)
問2
プレイヤーAは《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》をコントロールしている。
Aのターンのメインフェイズに、Aは《思考囲い/Thoughtseize》をBを対象にプレイした。
Bはそれに対応して、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》をプレイした。
さて、《呪文づまりのスプライト》は無事に解決されたのだが・・・
2−1)《呪文づまりのスプライト》の誘発型能力を、Aの《思考囲い》を対象に取ることは可能か?
2−2)上が可能な場合、《思考囲い》を打ち消すことは可能か?
2−1)可能。
問題のような、常に効果を発揮している特殊能力に関しては、キャラが登場した段階から
効果を発揮することになります。
キャラが登場する手順については、
「キャラが登場」→「キャラが登場したときに行われる効果を処理する」
となるので、この場合はフィールドに登場したキャラの能力は即座にその効果を
行い、処理しなくてはいけません。
2−2)可能。
上記説明文により、即座にこの能力は処理されるので、宣言されたイベントは
処理されません。どこかの世界でいうならば「打ち消され」ます。
その後、このキャラのDPは0になりますが、ゴミ箱に置かれることはありません。
これは効果による破棄や、戦闘によるダウンではありません。
問3
対戦相手の墓地には《キスキンの大心臓/Kithkin Greatheart》がある。
対戦相手が《石塚の放浪者/Cairn Wanderer》を場に出し、こう言った。
対戦相手「僕は巨人をコントロールしていますので、《キスキンの大心臓》は先制攻撃を持っています。
なので、この《石塚の放浪者》も先制攻撃をもちます。」
この主張は正しいか?
正しくない。
ある種のプロットツイストを除き、一般的にKOパイルに置かれたカードは、
そのテキストを失っている扱いになります。
この問題でいうと、プレイゾーンの隠匿エリアではなく、可視エリアにあって
「実は見えていた」としても、KOされたヒーローはKOされたままなので
それは決して新たなテキストを得ることはありません。
なので、プレイゾーンのカードが新たな能力に目覚めることもありません。
・・・《Bizarro World》次第ではどうにかなるかもしれませんが、
多分どうにもならないと思います。個人的には。
------------------
そんなところで。
#今年のエイプリルフールは色んなTCGのルールで解釈したものをお届けしました。
#解説は特に書きませんが、コメントに書かれている通りでだいたいあってます。
#他のサイトも巡ってみましたが、毎年面白いことが行われていますねえ。
#アイレムと円谷プロはもうちょっと自重という言葉の意味を考えたほうが・・・
それでは、先週の回答ー。
×
複数の対象群がある場合、同一のオブジェクト、プレイヤー、あるいは領域を
それぞれ1回ずつ対象に取ることができる。(CR409.1c)
例えば、"Destroy target artifact and target land." という表記であれば、
土地・アーティファクトであるパーマネント1つのみを(それぞれの)対象にできる。
#実はこれ、良くない問題。英語オラクルで"target"というならば上記で問題ないのだが、
#『対象』という単語だけをみると日本語であり、それが2回使われている場合は
#上記に限った話ではない。英語の表現では上記のようにtargetが2つ使われていても、
#日本語では一つの『対象』という単語にまとめられているからだ。
#例:「アーティファクト1つと土地1つを対象とし、それらを破壊する」
#調べ切れなかったことを白状するが、
# 1)日本語で印刷されたカード文面。
# 2)『対象』という単語が2回以上現れる。
# 3)それらの『対象』は同じものであっても良い
#というカードは現実に存在するだろうか。識者の方からのコメントを頂けるとありがたいです。
2−1)不可能。
2−2)( 2−1)が不可能なので回答なし)
Bの《呪文づまりのスプライト》の解決が終了し、Aに優先権がわたるまでに起こることを
時系列順に書いてみよう。なお、すでに《呪文づまりのスプライト》は場に出ていて
能力は誘発しており、そのP/Tは0/0で、スタックには《思考囲い》のみがある。
i) Aが優先権を得る直前、全ての状況起因効果がチェックされる。
ii) 状況起因効果によって、タフネスが0である《呪文づまりのスプライト》は墓地に置かれる。
iii) 誘発した能力をスタックに乗せる。対象を選ばないといけないが、Bのコントロールする
フェアリーの数は0なので、「点数で見たマナ・コストが0以下」の呪文を対象に
しないといけない。当然そのような呪文は無いので、対象が適正に選べない。
なので、この能力はスタックから単に取り除かれる。
iv) 再び状況起因効果をチェックする。特に何も起こらない。
v) これ以上誘発した能力は無いので、Aが優先権を得て何かをすることができる。
CR410や、CR420.3も参照のこと。
正しくない。
インスタント、ソーサリーでないオブジェクトの能力は通常場にあるときのみ機能する。
ただし、これには例外が8つ存在する。(CR402.8)
a) 特性定義能力。
b) どの領域で機能するかが書かれている能力(例:《起源》)
c) それをプレイするためのコストを修整する能力(例:キッカー)
d) それをプレイするための制限や修整をもたらす能力(例:《ストロームガルドの災い魔、ハーコン》)
e) それが場に出る状況を変更する能力(例:《クローン/Clone》)
f) 場にある間に支払うことのできないコストを必要とする起動型能力(例:《起源》)
g) 場以外の領域にある間にのみ誘発しうる誘発条件を持つ誘発型能力(例:憑依)
h) 特定の領域から移動させることがコストや効果である能力(例:《ネクロサヴァント》)
《キスキンの大心臓》はこのどれにも該当せず、従って場にあるときにしか機能しない。
なので、先制攻撃は持たず、《石塚の放浪者》は先制攻撃を得ることはない。
--------------------
そんなところで。
明日はCBL14thとプレリ@東海の告知。
#解説は特に書きませんが、コメントに書かれている通りでだいたいあってます。
#他のサイトも巡ってみましたが、毎年面白いことが行われていますねえ。
#アイレムと円谷プロはもうちょっと自重という言葉の意味を考えたほうが・・・
それでは、先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「『対象』という単語が2つある呪文をプレイする場合、適正な対象は必ず2つ必要である。」
○か×か?
×
複数の対象群がある場合、同一のオブジェクト、プレイヤー、あるいは領域を
それぞれ1回ずつ対象に取ることができる。(CR409.1c)
例えば、"Destroy target artifact and target land." という表記であれば、
土地・アーティファクトであるパーマネント1つのみを(それぞれの)対象にできる。
#実はこれ、良くない問題。英語オラクルで"target"というならば上記で問題ないのだが、
#『対象』という単語だけをみると日本語であり、それが2回使われている場合は
#上記に限った話ではない。英語の表現では上記のようにtargetが2つ使われていても、
#日本語では一つの『対象』という単語にまとめられているからだ。
#例:「アーティファクト1つと土地1つを対象とし、それらを破壊する」
#調べ切れなかったことを白状するが、
# 1)日本語で印刷されたカード文面。
# 2)『対象』という単語が2回以上現れる。
# 3)それらの『対象』は同じものであっても良い
#というカードは現実に存在するだろうか。識者の方からのコメントを頂けるとありがたいです。
問2
プレイヤーAは《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》をコントロールしている。
Aのターンのメインフェイズに、Aは《思考囲い/Thoughtseize》をBを対象にプレイした。
Bはそれに対応して、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》をプレイした。
さて、《呪文づまりのスプライト》は無事に解決されたのだが・・・
2−1)《呪文づまりのスプライト》の誘発型能力を、Aの《思考囲い》を対象に取ることは可能か?
2−2)上が可能な場合、《思考囲い》を打ち消すことは可能か?
2−1)不可能。
2−2)( 2−1)が不可能なので回答なし)
Bの《呪文づまりのスプライト》の解決が終了し、Aに優先権がわたるまでに起こることを
時系列順に書いてみよう。なお、すでに《呪文づまりのスプライト》は場に出ていて
能力は誘発しており、そのP/Tは0/0で、スタックには《思考囲い》のみがある。
i) Aが優先権を得る直前、全ての状況起因効果がチェックされる。
ii) 状況起因効果によって、タフネスが0である《呪文づまりのスプライト》は墓地に置かれる。
iii) 誘発した能力をスタックに乗せる。対象を選ばないといけないが、Bのコントロールする
フェアリーの数は0なので、「点数で見たマナ・コストが0以下」の呪文を対象に
しないといけない。当然そのような呪文は無いので、対象が適正に選べない。
なので、この能力はスタックから単に取り除かれる。
iv) 再び状況起因効果をチェックする。特に何も起こらない。
v) これ以上誘発した能力は無いので、Aが優先権を得て何かをすることができる。
CR410や、CR420.3も参照のこと。
問3
私がローウィン+モーニングタイドのシールド戦をしていたときのことである。
対戦相手の墓地には《キスキンの大心臓/Kithkin Greatheart》がある。
対戦相手が《石塚の放浪者/Cairn Wanderer》を場に出し、こう言った。
対戦相手「僕は巨人をコントロールしていますので、《キスキンの大心臓》は先制攻撃を持っています。
なので、この《石塚の放浪者》も先制攻撃をもちます。」
この主張は正しいか?
正しくない。
インスタント、ソーサリーでないオブジェクトの能力は通常場にあるときのみ機能する。
ただし、これには例外が8つ存在する。(CR402.8)
a) 特性定義能力。
b) どの領域で機能するかが書かれている能力(例:《起源》)
c) それをプレイするためのコストを修整する能力(例:キッカー)
d) それをプレイするための制限や修整をもたらす能力(例:《ストロームガルドの災い魔、ハーコン》)
e) それが場に出る状況を変更する能力(例:《クローン/Clone》)
f) 場にある間に支払うことのできないコストを必要とする起動型能力(例:《起源》)
g) 場以外の領域にある間にのみ誘発しうる誘発条件を持つ誘発型能力(例:憑依)
h) 特定の領域から移動させることがコストや効果である能力(例:《ネクロサヴァント》)
《キスキンの大心臓》はこのどれにも該当せず、従って場にあるときにしか機能しない。
なので、先制攻撃は持たず、《石塚の放浪者》は先制攻撃を得ることはない。
--------------------
そんなところで。
明日はCBL14thとプレリ@東海の告知。
Friday Magic Quiz. [08-12]
2008年4月4日#おいらにも当てはまりますが、自分の中で理解していると感じていることが、
#そもそも間違った理解のうえで覚えているだけ、ということが往々にしてあります。
#つまり、何事もまる覚えでいてはダメで、正確に理解することが大事である、
#ということですね。
例えば、整数の割り算で「(−6)÷5= 」の商(整数)と余り(整数)は?
答えは記事の最後に。
まずはC.B.L.14thの告知ですー。
-------------------------------------
C.B.L. 〜 14th 〜
フォーマット:レガシー(認定・K値16・REL『一般』)
形式:スイス式4〜5回戦のみ。決勝シングルはありません。
日時:2008年4月6日(日曜日)
会場:Big Magic 名古屋矢場町店
受付時間: 14:30〜15:00 受付終了しだい、開始します。
参加費:500円
-------------------------------------
以前にアナウンスした日時・場所共に変わっておりません。
よろしくご参加のほどをお願い申し上げます。
それでは今週の問題ー。
問1
かたならし○×。
「あるオブジェクトに影響を及ぼす2つの置換効果が存在した場合、
それらの適用順番は、常にその影響が及ぼされるオブジェクトのコントローラーが決める。」
○か×か?
問2
シャドームーアのプレビューを見て一喜一憂するのが毎日の楽しみとはいえ、
昼過ぎてからの公式サイトの重さに「みんな必死だな。」と自分らのことを棚に上げて笑う
プレイヤーAとBがいつもの勝負をしている。
プレイヤーAは、+1/+1カウンターが2個のっている《キンズベイル国境警備隊/
Kinsbaile Borderguard》をコントロールしている。
プレイヤーBは《堕天使/Fallen Angel》と《よろめく大群/Shambling Swarm》
をコントロールしている。
プレイヤーBのターンに、Bは《堕天使》の能力を起動し、《よろめく大群》を生け贄にした。
そして、《よろめく大群》による-1/-1カウンター3つを、《キンズベイル国境警備隊》に割り振った。
さて、これによって《キンズベイル国境警備隊》はタフネスが0となって墓地に置かれるが・・・
キスキン・兵士トークンは何個出てくるだろうか?
問3
私は《反射池/Reflecting Pool》をコントロールしている。
場にあるパーマネントはこれだけである。
私が以下の各土地カードをプレイした場合、今ある《反射池》のみを起動して支払える
マナ・コストは、どのような表記のものだろうか?
以下のシンボルから選択せよ。支払えるコストが複数ある場合、それら全てを答えよ。
シンボル:({W},{U},{B},{R},{G},{S},{1}) ({S}は氷雪マナ・シンボルである)
3−例)《平地/Plains》をプレイした。→ 答){W}, {1}
3−1)《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》をプレイした。
3−2)《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》をプレイした。
3−3)《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》をプレイした。
3−4)《ヴェズーヴァ/Vesuva》をプレイした。
3−5)《涙の川/River of Tears》をプレイした。
-------------------------
いつものように、回答は週明けにでも。
おお、枕のネタを忘れておった。
おいらの用意した答は
「(−6)÷5=(−1)余り(−1)でなく、
(−6)÷5=(−2)余り(4)とするのが『剰余系の考えにおいて妥当である』。」
実は、負数がからむ商と余りの定義には明確な決まりが無いので、その場で適当に決める
しかないのだ。なので、どの立場で考えるか、どのような計算をするのかを前提にしないと
この問題には答えようが無い。(!)
#なおこの商と余りについてのコメントは、できれば遠慮していただけると助かります。
#この辺りを論議するときりが無いうえ、このblogの趣旨からも外れていますゆえ。
#そもそも間違った理解のうえで覚えているだけ、ということが往々にしてあります。
#つまり、何事もまる覚えでいてはダメで、正確に理解することが大事である、
#ということですね。
例えば、整数の割り算で「(−6)÷5= 」の商(整数)と余り(整数)は?
答えは記事の最後に。
まずはC.B.L.14thの告知ですー。
-------------------------------------
C.B.L. 〜 14th 〜
フォーマット:レガシー(認定・K値16・REL『一般』)
形式:スイス式4〜5回戦のみ。決勝シングルはありません。
日時:2008年4月6日(日曜日)
会場:Big Magic 名古屋矢場町店
受付時間: 14:30〜15:00 受付終了しだい、開始します。
参加費:500円
-------------------------------------
以前にアナウンスした日時・場所共に変わっておりません。
よろしくご参加のほどをお願い申し上げます。
それでは今週の問題ー。
問1
かたならし○×。
「あるオブジェクトに影響を及ぼす2つの置換効果が存在した場合、
それらの適用順番は、常にその影響が及ぼされるオブジェクトのコントローラーが決める。」
○か×か?
問2
シャドームーアのプレビューを見て一喜一憂するのが毎日の楽しみとはいえ、
昼過ぎてからの公式サイトの重さに「みんな必死だな。」と自分らのことを棚に上げて笑う
プレイヤーAとBがいつもの勝負をしている。
プレイヤーAは、+1/+1カウンターが2個のっている《キンズベイル国境警備隊/
Kinsbaile Borderguard》をコントロールしている。
プレイヤーBは《堕天使/Fallen Angel》と《よろめく大群/Shambling Swarm》
をコントロールしている。
プレイヤーBのターンに、Bは《堕天使》の能力を起動し、《よろめく大群》を生け贄にした。
そして、《よろめく大群》による-1/-1カウンター3つを、《キンズベイル国境警備隊》に割り振った。
さて、これによって《キンズベイル国境警備隊》はタフネスが0となって墓地に置かれるが・・・
キスキン・兵士トークンは何個出てくるだろうか?
問3
私は《反射池/Reflecting Pool》をコントロールしている。
場にあるパーマネントはこれだけである。
私が以下の各土地カードをプレイした場合、今ある《反射池》のみを起動して支払える
マナ・コストは、どのような表記のものだろうか?
以下のシンボルから選択せよ。支払えるコストが複数ある場合、それら全てを答えよ。
シンボル:({W},{U},{B},{R},{G},{S},{1}) ({S}は氷雪マナ・シンボルである)
3−例)《平地/Plains》をプレイした。→ 答){W}, {1}
3−1)《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》をプレイした。
3−2)《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》をプレイした。
3−3)《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》をプレイした。
3−4)《ヴェズーヴァ/Vesuva》をプレイした。
3−5)《涙の川/River of Tears》をプレイした。
-------------------------
いつものように、回答は週明けにでも。
おお、枕のネタを忘れておった。
おいらの用意した答は
「(−6)÷5=(−1)余り(−1)でなく、
(−6)÷5=(−2)余り(4)とするのが『剰余系の考えにおいて妥当である』。」
実は、負数がからむ商と余りの定義には明確な決まりが無いので、その場で適当に決める
しかないのだ。なので、どの立場で考えるか、どのような計算をするのかを前提にしないと
この問題には答えようが無い。(!)
#なおこの商と余りについてのコメントは、できれば遠慮していただけると助かります。
#この辺りを論議するときりが無いうえ、このblogの趣旨からも外れていますゆえ。
Answer: Friday Magic Quiz.[08-12A]
2008年4月7日 **東海圏のみなさまにお知らせ**
シャドームーア・プレリリース@東海 の日時と会場は以下の通りです。
日時: 4月20日(日)、09:30〜16:00(随時受付)
会場: ポートメッセ名古屋
http://www.u-net.city.nagoya.jp/pmn/index.html
よろしくお願いいたします。
あと、このことを付近のプレイヤーにも教えてあげてくださいね。
それでは先週の回答ー。
×
一見そうだと思いがちだが、自己置換効果だけは真っ先に適用される。(CR419.9a)
なので正解は×。
まあ、○×という問題形式で「常に」とか「必ず」とか書いている場合は、
例外規定が存在する(でないと出題者がそのような問題を作らない)と思ってよい。つまり×。
・・・これは別にルール的な解釈では無い。が、答えを導く助けにはなるだろう。
#「hogehogeに生息するharehoreは、必ずakihisafulである。○か×か?」
#というわけのわからない問題にもある程度の推測ができてしまう。いわば○×のメタ理論ですな。
5個
状況起因効果のチェック時に、以下のことが同時におこる。
・+1/+1カウンターと-1/-1カウンターの相殺(取り除き)
・タフネスが0や0未満のクリーチャーはオーナーの墓地に置かれる。
適用すべきすべての効果が一つのイベントとして解決されるので、墓地に置かれたことにより
誘発した《キンズベイル国境警備隊》の能力は、その解決時に、直前の場にありし状態での
カウンターの数を参照しなくてはならない。(=最後の情報/Last Known Information)
Aの《キンズベイル国境警備隊》が場に在りしときは
「+1/+1カウンターが2個、-1/-1カウンターが3個乗った、0/0のクリーチャー」である。
なので、「上に乗っているカウンターの数」は5個。
#実は二番煎じの問題。前にも同じような出題をした。
# http://diarynote.jp/d/74598/20061031.html
3−1){W},{U},{1}
まあこれは当然。《反射池》の基本的な挙動である。
3−2){B},{1}
《反射池》自身は氷雪パーマネントでは無いため、これから出したマナでは{S}としては支払えない。
3−3){1}
パーマネントが「生み出すことができる」マナの種類を考える場合、あらゆる置換効果を
考慮にいれなくてはいけない。(CR用語集「マナ」)
《宝石の洞窟》のマナ能力で任意の色を出すには、置換効果が適用されないといけない。
この《宝石の洞窟》には、運勢カウンターが乗っていない。
なので、「この土地が生み出せるマナのタイプ」は無色のみである。
このように、マナ能力自体に置換効果があり、
「〜、代わりにあなたのマナ・プールに〜〜を加える。 」
という書式の土地は、現在まで5枚しかない。以下にその全てを挙げる。
・《涙の川/River of Tears》
・《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
・《ウルザの塔/Urza’s Tower》
・《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
・《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
3−4)なし
《ヴェズーヴァ》がそのまま場に出ようが、《反射池》をコピーしようが、
「この土地が生み出せるマナ」が存在しない。なので《反射池》からはマナが出ない。
3−5){B},{1}
理由は3−3)と同じ。
このターンに土地をプレイしているので、《反射池》からは黒マナしか出ない。
-----------------------
そんなところで。
シャドームーア・プレリリース@東海 の日時と会場は以下の通りです。
日時: 4月20日(日)、09:30〜16:00(随時受付)
会場: ポートメッセ名古屋
http://www.u-net.city.nagoya.jp/pmn/index.html
よろしくお願いいたします。
あと、このことを付近のプレイヤーにも教えてあげてくださいね。
それでは先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「あるオブジェクトに影響を及ぼす2つの置換効果が存在した場合、
それらの適用順番は、常にその影響が及ぼされるオブジェクトのコントローラーが決める。」
○か×か?
×
一見そうだと思いがちだが、自己置換効果だけは真っ先に適用される。(CR419.9a)
なので正解は×。
まあ、○×という問題形式で「常に」とか「必ず」とか書いている場合は、
例外規定が存在する(でないと出題者がそのような問題を作らない)と思ってよい。つまり×。
・・・これは別にルール的な解釈では無い。が、答えを導く助けにはなるだろう。
#「hogehogeに生息するharehoreは、必ずakihisafulである。○か×か?」
#というわけのわからない問題にもある程度の推測ができてしまう。いわば○×のメタ理論ですな。
問2
シャドームーアのプレビューを見て一喜一憂するのが毎日の楽しみとはいえ、
昼過ぎてからの公式サイトの重さに「みんな必死だな。」と自分らのことを棚に上げて笑う
プレイヤーAとBがいつもの勝負をしている。
プレイヤーAは、+1/+1カウンターが2個のっている《キンズベイル国境警備隊/
Kinsbaile Borderguard》をコントロールしている。
プレイヤーBは《堕天使/Fallen Angel》と《よろめく大群/Shambling Swarm》
をコントロールしている。
プレイヤーBのターンに、Bは《堕天使》の能力を起動し、《よろめく大群》を生け贄にした。
そして、《よろめく大群》による-1/-1カウンター3つを、《キンズベイル国境警備隊》に割り振った。
さて、これによって《キンズベイル国境警備隊》はタフネスが0となって墓地に置かれるが・・・
キスキン・兵士トークンは何個出てくるだろうか?
5個
状況起因効果のチェック時に、以下のことが同時におこる。
・+1/+1カウンターと-1/-1カウンターの相殺(取り除き)
・タフネスが0や0未満のクリーチャーはオーナーの墓地に置かれる。
適用すべきすべての効果が一つのイベントとして解決されるので、墓地に置かれたことにより
誘発した《キンズベイル国境警備隊》の能力は、その解決時に、直前の場にありし状態での
カウンターの数を参照しなくてはならない。(=最後の情報/Last Known Information)
Aの《キンズベイル国境警備隊》が場に在りしときは
「+1/+1カウンターが2個、-1/-1カウンターが3個乗った、0/0のクリーチャー」である。
なので、「上に乗っているカウンターの数」は5個。
#実は二番煎じの問題。前にも同じような出題をした。
# http://diarynote.jp/d/74598/20061031.html
問3
私は《反射池/Reflecting Pool》をコントロールしている。
場にあるパーマネントはこれだけである。
私が以下の各土地カードをプレイした場合、今ある《反射池》のみを起動して支払える
マナ・コストは、どのような表記のものだろうか?
以下のシンボルから選択せよ。支払えるコストが複数ある場合、それら全てを答えよ。
シンボル:({W},{U},{B},{R},{G},{S},{1}) ({S}は氷雪マナ・シンボルである)
3−例)《平地/Plains》をプレイした。→ 答){W}, {1}
3−1)《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》をプレイした。
3−2)《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》をプレイした。
3−3)《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》をプレイした。
3−4)《ヴェズーヴァ/Vesuva》をプレイした。
3−5)《涙の川/River of Tears》をプレイした。
3−1){W},{U},{1}
まあこれは当然。《反射池》の基本的な挙動である。
3−2){B},{1}
《反射池》自身は氷雪パーマネントでは無いため、これから出したマナでは{S}としては支払えない。
3−3){1}
パーマネントが「生み出すことができる」マナの種類を考える場合、あらゆる置換効果を
考慮にいれなくてはいけない。(CR用語集「マナ」)
《宝石の洞窟》のマナ能力で任意の色を出すには、置換効果が適用されないといけない。
この《宝石の洞窟》には、運勢カウンターが乗っていない。
なので、「この土地が生み出せるマナのタイプ」は無色のみである。
このように、マナ能力自体に置換効果があり、
「〜、代わりにあなたのマナ・プールに〜〜を加える。 」
という書式の土地は、現在まで5枚しかない。以下にその全てを挙げる。
・《涙の川/River of Tears》
・《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
・《ウルザの塔/Urza’s Tower》
・《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
・《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
3−4)なし
《ヴェズーヴァ》がそのまま場に出ようが、《反射池》をコピーしようが、
「この土地が生み出せるマナ」が存在しない。なので《反射池》からはマナが出ない。
3−5){B},{1}
理由は3−3)と同じ。
このターンに土地をプレイしているので、《反射池》からは黒マナしか出ない。
-----------------------
そんなところで。
4/10 追記)
・Conspireの和訳は「共謀」でした。それに伴って記事中の単語を修正しています。
・で、その共謀能力なんですが、日本語カードの注釈文を素直によむと、
これが誘発型能力を内包していることがわかりにくいやうな。
注釈文は以下の通り。
『この呪文をプレイするに際し、あなたはあなたがコントロールするこの呪文と
共通の色を持つアンタップ状態のクリーチャー2体をタップしてもよい。
そうした場合、この呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでも良い。』
英語注釈文にはWhenがあるので、幾分かはわかりやすい。
"As you play this spell, you may tap two untapped creatures you control
that share a color with it. When you do, copy it and you may choose
a new target for the copy."
どっちにせよ、FAQ(CR項目)に書かれているテキストが常に正しい。
#訳するのが妙に難しい。Rule-mongerの諸氏は適当な日本語文を考えてみてください。
#きっとこの文章が一番自然な日本語に聞こえると思います。CRは人類に対して書かれていません。
#まー、なんですな。注釈文はあくまで注釈文にすぎない、ということで。(逃
--------------------------------------(追記ここまで
シャドームーアのプレビューがWofC本家で始まっておりますが、
いくつかの能力やルール語にはFAQからの引用がみられるので、ちょっと気にかかったことを。
たぶん来週の水曜あたりにはルール入門が、プレリリースの終わった月曜日にはFAQが
それぞれ出されるんじゃないでしょうか。(これまでもそうだったし)
ルール入門やFAQが出たら、またぞろ書きたいと思います。
--------------------------------
・Monocolored Hybrid
以前のプレビュー・パックでも話題になった、混成マナ・シンボルの一方の側に
数字が書かれているシンボルが新しく作成された。
実際のカードはこちら↓
http://www.wizards.com/magic/images/mtgcom/fcpics/latest/dl31_l0isup.jpg
(以下、このマナ・シンボルを{2/B} 等と表記する)
・混成マナ・シンボルと同様の考え方をすると、このマナ・シンボル{2/B}で示される
コストは、「{2}でも{B}でも支払える」ということを意味する。
・このマナ・コストで示される「色」は、もう片方の色に依存する色のみである。
例のカード《Beseech the Queen》は、黒単色のカードである。
・「点数で見たマナ・コスト」はいくつなのか? という点が問題だったが、
「それをプレイするためのコストのうち、最も高いもの」を使用することになった。
《Beseech the Queen》の点数で見たマナ・コストは「6」であるし、
{3}{2/B}というコストであれば、点数で見たマナ・コストは「5」である。
・シンボルごとに異なったマナの支払いをしても良い。
《Beseech the Queen》であれば
{6}(全ての{2/B}を{2}で支払う)
{4}{B} (1つの{2/B}については{B}を支払う。)
{2}{B}{B} (1つの{2/B}については{2}を支払う。)
{B}{B}{B} (全ての{2/B}を{B}マナで支払う)
上記のどれでもよい。
・プレイするための(不特定マナ)コストが減少する効果がある場合、
それは不特定マナ・コストを支払うことを選択した支払い方をしたときのみ減少する。
《Beseech the Queen》を《黒玉の大メダル/Jet Medallion》が1枚場にあるときにプレイすると、
{5}(全ての{2/B}を{2}で支払う)
{3}{B} (1つの{2/B}については{B}を支払う。)
{1}{B}{B} (1つの{2/B}については{2}を支払う。)
{B}{B}{B} (全ての{2/B}を{B}マナで支払う)
上記のいずれかで支払わなくてはいけない。
・上のように、実際にこのコストをどのように支払うかを決定するのは
支払うべきコストを増減させる効果よりも前であるので、
CR上ではCR409.1fに該当すると考えられる。
--------------------------------
・共謀/Conspire
・共謀/Conspireはインスタントとソーサリーのみが持つキーワード能力である。
・共謀/Conspireは2つの能力からなる。
・1つはスタック上にあるときに機能する常在型能力である。
「この呪文をプレイする際の追加コストとして、あなたはあなたのコントロールする、
この呪文と共通の色を持ち、かつアンタップ状態のクリーチャー2体をタップしてもよい。」
・もう1つはスタック上にあるときに機能する誘発型能力である。
「この呪文をプレイしたとき、共謀/Conspireコストが支払われていた場合、この呪文をコピーする。
この呪文が対象をとるならば、あなたはそのコピーの対象を新たに選んでもよい。」
・平たく言うと「コストを1回しか支払えない 複製/Replicate 能力」である。
ルール文章を良く見比べること。
・追加コストとしてタップするクリーチャー2体は、必ずしも同じ色でなくてもよい。
あくまで基準は「共謀/Conspire能力をもつ呪文を同じ色を持つクリーチャー」2体である。
例)共謀/Conspire能力を持つ呪文が赤と緑の両方の色を持つ場合、
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》と《怒り狂うゴブリン/Raging Goblin》を
タップすることで、Conspireコストを支払うことができる。
・作成されたコピーはもちろんそれ自身が共謀/Conspire能力を持つが、そのコピーはプレイされて
いるわけではない。追加で(コピーの共謀/Conspire能力が誘発して)コピーがさらに作成されることはない。
・上の文章を読んだ後だと余計に難しいが、もしも共謀/Conspireコストを支払った呪文をコピーし、
それを「プレイ」するのならば、共謀/Conspire能力は誘発する。
そのコピーは追加コストが支払われていることもコピーするからだ。
・「コピーを作成する」という誘発型能力が打ち消された場合、コピーは作成されない。
(複製能力や、ストーム能力と挙動は同じ。)
-------------------
そんなところで。
・Conspireの和訳は「共謀」でした。それに伴って記事中の単語を修正しています。
・で、その共謀能力なんですが、日本語カードの注釈文を素直によむと、
これが誘発型能力を内包していることがわかりにくいやうな。
注釈文は以下の通り。
『この呪文をプレイするに際し、あなたはあなたがコントロールするこの呪文と
共通の色を持つアンタップ状態のクリーチャー2体をタップしてもよい。
そうした場合、この呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでも良い。』
英語注釈文にはWhenがあるので、幾分かはわかりやすい。
"As you play this spell, you may tap two untapped creatures you control
that share a color with it. When you do, copy it and you may choose
a new target for the copy."
どっちにせよ、FAQ(CR項目)に書かれているテキストが常に正しい。
#訳するのが妙に難しい。Rule-mongerの諸氏は適当な日本語文を考えてみてください。
#きっとこの文章が一番自然な日本語に聞こえると思います。CRは人類に対して書かれていません。
#まー、なんですな。注釈文はあくまで注釈文にすぎない、ということで。(逃
--------------------------------------(追記ここまで
シャドームーアのプレビューがWofC本家で始まっておりますが、
いくつかの能力やルール語にはFAQからの引用がみられるので、ちょっと気にかかったことを。
たぶん来週の水曜あたりにはルール入門が、プレリリースの終わった月曜日にはFAQが
それぞれ出されるんじゃないでしょうか。(これまでもそうだったし)
ルール入門やFAQが出たら、またぞろ書きたいと思います。
--------------------------------
・Monocolored Hybrid
以前のプレビュー・パックでも話題になった、混成マナ・シンボルの一方の側に
数字が書かれているシンボルが新しく作成された。
実際のカードはこちら↓
http://www.wizards.com/magic/images/mtgcom/fcpics/latest/dl31_l0isup.jpg
(以下、このマナ・シンボルを{2/B} 等と表記する)
・混成マナ・シンボルと同様の考え方をすると、このマナ・シンボル{2/B}で示される
コストは、「{2}でも{B}でも支払える」ということを意味する。
・このマナ・コストで示される「色」は、もう片方の色に依存する色のみである。
例のカード《Beseech the Queen》は、黒単色のカードである。
・「点数で見たマナ・コスト」はいくつなのか? という点が問題だったが、
「それをプレイするためのコストのうち、最も高いもの」を使用することになった。
《Beseech the Queen》の点数で見たマナ・コストは「6」であるし、
{3}{2/B}というコストであれば、点数で見たマナ・コストは「5」である。
・シンボルごとに異なったマナの支払いをしても良い。
《Beseech the Queen》であれば
{6}(全ての{2/B}を{2}で支払う)
{4}{B} (1つの{2/B}については{B}を支払う。)
{2}{B}{B} (1つの{2/B}については{2}を支払う。)
{B}{B}{B} (全ての{2/B}を{B}マナで支払う)
上記のどれでもよい。
・プレイするための(不特定マナ)コストが減少する効果がある場合、
それは不特定マナ・コストを支払うことを選択した支払い方をしたときのみ減少する。
《Beseech the Queen》を《黒玉の大メダル/Jet Medallion》が1枚場にあるときにプレイすると、
{5}(全ての{2/B}を{2}で支払う)
{3}{B} (1つの{2/B}については{B}を支払う。)
{1}{B}{B} (1つの{2/B}については{2}を支払う。)
{B}{B}{B} (全ての{2/B}を{B}マナで支払う)
上記のいずれかで支払わなくてはいけない。
・上のように、実際にこのコストをどのように支払うかを決定するのは
支払うべきコストを増減させる効果よりも前であるので、
CR上ではCR409.1fに該当すると考えられる。
--------------------------------
・共謀/Conspire
・共謀/Conspireはインスタントとソーサリーのみが持つキーワード能力である。
・共謀/Conspireは2つの能力からなる。
・1つはスタック上にあるときに機能する常在型能力である。
「この呪文をプレイする際の追加コストとして、あなたはあなたのコントロールする、
この呪文と共通の色を持ち、かつアンタップ状態のクリーチャー2体をタップしてもよい。」
・もう1つはスタック上にあるときに機能する誘発型能力である。
「この呪文をプレイしたとき、共謀/Conspireコストが支払われていた場合、この呪文をコピーする。
この呪文が対象をとるならば、あなたはそのコピーの対象を新たに選んでもよい。」
・平たく言うと「コストを1回しか支払えない 複製/Replicate 能力」である。
ルール文章を良く見比べること。
・追加コストとしてタップするクリーチャー2体は、必ずしも同じ色でなくてもよい。
あくまで基準は「共謀/Conspire能力をもつ呪文を同じ色を持つクリーチャー」2体である。
例)共謀/Conspire能力を持つ呪文が赤と緑の両方の色を持つ場合、
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》と《怒り狂うゴブリン/Raging Goblin》を
タップすることで、Conspireコストを支払うことができる。
・作成されたコピーはもちろんそれ自身が共謀/Conspire能力を持つが、そのコピーはプレイされて
いるわけではない。追加で(コピーの共謀/Conspire能力が誘発して)コピーがさらに作成されることはない。
・上の文章を読んだ後だと余計に難しいが、もしも共謀/Conspireコストを支払った呪文をコピーし、
それを「プレイ」するのならば、共謀/Conspire能力は誘発する。
そのコピーは追加コストが支払われていることもコピーするからだ。
・「コピーを作成する」という誘発型能力が打ち消された場合、コピーは作成されない。
(複製能力や、ストーム能力と挙動は同じ。)
-------------------
そんなところで。
Friday Magic Quiz. [08-13]
2008年4月11日コメント (1)#シャドームーアの情報もちらほらと出てきました。
#新しい機能を持つカードを見るのはこの時期の楽しみでもあります。
#・・・同時に、悩みの種が増える時期でもあるのですが。
そんなわけで、今週の問題。
そうそう、シャドームーア前なのでネタがあんまりないです。
簡単なのでCRを見ずにやってみることをおすすめ。
問1
かたならし○×。
「あるクリーチャーがそのコントローラーのターン開始時から続けてコントロールしていない限り、
そのクリーチャーが持つ、タップ・シンボルで示されたコストを支払うことができない。」
○か×か?
問2
シャドームーアが出ようというのに、未だにローウィンとモーニングタイドのカードが
そろっていないので、どうやって新カードをトレードしようか画策する
プレイヤーAとBがいつもの対戦をしている。
プレイヤーAは《エルフの戦士/Elvish Warrior》をコントロールしている。
プレイヤーBはそれに《木化/Lignify》をつけた。
プレイヤーAはこの《木化/Lignify》を対象にして《根組み/Rootgrapple》をプレイした。
プレイヤーAは《根組み》の効果でカードを引けるだろうか?
(なお、両者ともこれ以外のパーマネントは基本土地しかないものとする。)
問3
シャドームーアのプレビュー・カードでこのようなものがある。
《思考の反射/Thought Reflection》
エンチャント
あなたがカードを1枚引く場合、代わりにカードを2枚引く。
私が《思考の反射/Thought Reflection》を3枚コントロールしているとしよう。
私がカードを1枚引くと、結局何枚引くことになるか?
------------
いつものように、回答は週明けにでも。
#新しい機能を持つカードを見るのはこの時期の楽しみでもあります。
#・・・同時に、悩みの種が増える時期でもあるのですが。
そんなわけで、今週の問題。
そうそう、シャドームーア前なのでネタがあんまりないです。
簡単なのでCRを見ずにやってみることをおすすめ。
問1
かたならし○×。
「あるクリーチャーがそのコントローラーのターン開始時から続けてコントロールしていない限り、
そのクリーチャーが持つ、タップ・シンボルで示されたコストを支払うことができない。」
○か×か?
問2
シャドームーアが出ようというのに、未だにローウィンとモーニングタイドのカードが
そろっていないので、どうやって新カードをトレードしようか画策する
プレイヤーAとBがいつもの対戦をしている。
プレイヤーAは《エルフの戦士/Elvish Warrior》をコントロールしている。
プレイヤーBはそれに《木化/Lignify》をつけた。
プレイヤーAはこの《木化/Lignify》を対象にして《根組み/Rootgrapple》をプレイした。
プレイヤーAは《根組み》の効果でカードを引けるだろうか?
(なお、両者ともこれ以外のパーマネントは基本土地しかないものとする。)
問3
シャドームーアのプレビュー・カードでこのようなものがある。
《思考の反射/Thought Reflection》
エンチャント
あなたがカードを1枚引く場合、代わりにカードを2枚引く。
私が《思考の反射/Thought Reflection》を3枚コントロールしているとしよう。
私がカードを1枚引くと、結局何枚引くことになるか?
------------
いつものように、回答は週明けにでも。
Shadowmoor Rules Primer.
2008年4月15日コメント (3)シャドウムーア(SHM)のルール入門が発表されています。
ここ最近は毎回そうですが、FAQはプレリリース後に出るそうです。
いつものように抜粋とか気にかかったこととか。
毒消し:
・日本語版ルール入門も読んでくださいね。
・CR項目は英語版も引用しています。Rule-monger用。
** セット全体 **
全301種類。(コモン121、アンコモン80、レア80、基本土地20)
公式発売日: 2008年 5月2日
公式発売日から構築戦でシャドウムーアが使用可能になります。
シャドウムーアが追加された後、スタンダード構築では以下のエキスパンションが使用可能です。
コールドスナップ、基本セット第10版、
時のらせんブロック(時のらせん、次元の混乱、未来予知)
ローウィン・シャドウムーアブロック(ローウィン、モーニングタイド、シャドウムーア)
ローウィン・ブロック構築は、ローウィン・シャドームーアブロック構築と名前が変わり、
ローウィン、モーニングタイド、シャドウムーアのカードが使用できます。
シャドウムーアのFAQ発表、ならびにGathererへの反映は4月21日以降に行われます。
** 復活メカニック:混成マナ(Hybrid) **
ラヴニカで存在した混成マナ・シンボルが帰って来ました。
{U/B}という混成マナ・シンボルであれば、{U}でも{B}でも支払えます。
・混成マナ・シンボルは各種コストのみに使用されます。
・混成マナ・シンボルをコストに含む呪文や能力をプレイする際、モードやXの値を決めるのと
同じ時点で、各混成マナ・シンボルに対してどの色のマナを支払うかを選びます。
・Rule-monger用:CR409.1bにおいて決定される。たぶんSHM以降の修整項目じゃないかな?
・効果によりコストの色マナが減少する場合、どの色のマナを支払うことを決定した後で、
該当する色マナのコストが減少します。
・混成マナ(=Hybrid mana)を、マナ・プールに加えるようなことはできません。
** 新規メカニック:単色混成マナ(Monocolored Hybrid) **
混成マナ・シンボルは{U/B}のように2色の色マナ・シンボルが書かれていましたが、
シャドウムーアには片方のシンボルが数字(+背景灰色)で書かれているものがあります。
{2/B}のように表記されます。
・単色混成マナ・シンボルは、それをどのようなマナで支払おうとも、色自体は
そのマナ・シンボルに書かれている色です。
ある呪文のコストが{2/B}であれば、それは{2}支払ってプレイしても、依然として黒色の呪文です。
・単色混成マナ・シンボルをマナ・コストに持つカードの点数で見たマナ・コストは、それを
プレイするためのコストとして最大限可能なコストに相当する点数で見たマナ・コストになります。
{2/B}であれば、「点数で見たマナ・コスト」は「2」です。
(プレイするために支払ったコストと、点数で見たマナ・コストは全くの別物です。)
・効果によりコストの不特定マナが減少する場合、単色混成マナ・シンボルで示されるコストを
どのように支払うかを決定した後に、不特定マナに対して減少が適用されます。
** テーマ:色関連(Color Matters) **
シャドウムーアのカードには、特定の色をチェックする能力を2つ持っているカードが存在します。
能力が2つに別れて書かれているので、2つの色を共通してもつ場合、両方の能力が機能します。
・色関連テーマであるカードのサイクルには、以下のようなものがあります。
・常在型能力(例:《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》)
・誘発型能力(例:《恐るべき下層流/Dire Undercurrents》)
・エンチャントされているクリーチャーの色を見るオーラ(例:《大霊の盾/Shield of the Oversoul》)
・サイクルとして「たなびく(Wisps cycle)」というものが存在します。
これらはパーマネントの色を変化させることができます。
・色を変える効果は「それに加えて〜」などという表記が無い限り、元の色を上書きします。
** テーマ:-1/-1カウンター(-1/-1 Counters) **
シャドウムーアには、-1/-1カウンターを与えるカードがこれまでよりも多く存在します。
・+1/+1カウンターと-1/-1カウンターが同じパーマネントの上に置かれている場合、
『+1/+1カウンターと-1/-1カウンター』の組み合わせを可能な限り、取り除きます。
これは状況起因効果です。
(いわゆる+1/+1カウンターと、-1/-1カウンターの「相殺」です)
・頑強/persist のように、クリーチャーが場を離れた時点で-1/-1カウンターが置かれて
いたかどうかを見る能力があります。+1/+1カウンターが置かれているクリーチャーに、
新たに-1/-1カウンターが置かれ、結果として致死ダメージや0以下のタフネス値に
よって墓地に置かれる場合、ゲームはそれが場を離れる前の状況をチェックします。
その時点では、それはまだすべてのカウンターが置かれたままです。
(http://diarynote.jp/d/74598/20080407.html の問2の回答とかも参照。手前味噌ですが。)
・-1/-1カウンターによる修整は、クリーチャーのパワー・タフネスを特定の値にする効果、
あるいは解決された呪文や能力によりクリーチャーのパワーやタフネスを変更する効果より
も後に適用されます。それらの効果がカウンターが置かれる前と後のどちらでプレイされた
かは関係がありません。
・(上の簡略表記)-1/-1カウンターによる修整は第6c種です。
** 新シンボル:アンタップシンボル(Untap Symbol) **
アンタップシンボルは、タップシンボルと似たような形をしたシンボルですが、
Jの形をした上向きの矢印で印刷されています。ルール文書中では{Q}で示されます。
・アンタップ・シンボルは、起動型能力のコストにのみ現れます。
それは「このパーマネントをアンタップする」という意味です。
・パーマネントがすでにアンタップ状態である場合、それの{Q}能力をプレイできません。
(「このパーマネントをアンタップする」というコストが支払えないので)
・いわゆる『召喚酔い』は{Q}にも適用されます。{Q}能力を持つクリーチャーは、
それが最も近い自分のターンの最初からあなたのコントロール下で居続けていたのでなければ、
その能力をプレイできません。
(そのクリーチャーが速攻を持っていると無視されます。タップシンボルと同じですね)
・{Q}能力をプレイしたとき、コストとしてそのクリーチャーをアンタップします。
アンタップする前に何かをして対応することはできません。
(もちろん、能力自身には対応できます)
・CR項目は以下の通り。
** 新キーワード能力:共謀(Conspire) **
共謀はインスタントまたはソーサリーがもつ能力であり、それによって
クリーチャーがチームを組んで呪文のコピーを1つ作成します。
・CR項目は以下の通り。
・追加コストとしてタップするクリーチャー2体は、必ずしも同じ色でなくてもかまいません。
あくまで基準は「共謀/Conspire能力をもつ呪文を同じ色を持つクリーチャー」2体です。
・共謀コストは1回のみ支払うことができます。
・作成されたコピーは、もちろんそれ自身が共謀/Conspire能力を持ちます。
が、そのコピーはプレイされていません。なので、追加で(コピーの共謀/Conspire能力
が誘発して)コピーがさらに作成されることはありません。
・「コピーを作成する」という誘発型能力が打ち消された場合、コピーは作成されません。
(複製能力や、ストーム能力と挙動は同じです。)
(4月9日の記事にも書きましたけどまあ一応)
** 新キーワード能力:頑強(Persist) **
頑強は、クリーチャーを墓地から場に戻す能力です。
・CR項目は以下の通り。
・シャドウムーアで頑強能力をもつ全てのカードはクリーチャーです。
それらが場にある時点でクリーチャーでなくなっていたとしても、頑強能力は機能します。
・頑強能力は場から墓地に置かれたときに誘発します。-1/-1カウンターが乗っていたかどうかは
最後の情報(LKI)を参照します。頑強能力の解決前に、そのカードが墓地から取り除かれた
場合、それは場に戻りません。(能力は何もしません)
・トークンが頑強能力を持つ場合、そのトークンが場から墓地に置かれたときに誘発します。
が、トークンは存在しなくなるため、場に戻ることはありません。(能力は何もしません)
・+1/+1カウンターが置かれ、かつ頑強を持つクリーチャーへ-1/-1カウンターが置かれ、
その結果致死ダメージで破壊されたり、タフネスが0以下になって墓地に置かれた場合
頑強能力は誘発せず、カードも場に戻りません。頑強はクリーチャーが場を離れる前の状態
をチェックし、その時点ではすべてのカウンターが置かれているためです。
(→テーマ:-1/-1カウンター も参照)
** 新キーワード能力:萎縮(Wither) **
萎縮は、クリーチャーへ与えられるダメージの性質を変える能力です。
・CR項目は以下の通り。
・クリーチャーへダメージを与えることに関するCR項目は以下の通り。
(上記CR項目番号は現在のCRでの番号とかぶっていますが、内容自体は適用されます)
・萎縮の効果はあらゆるダメージに適用されます。戦闘ダメージのみではありません。
・萎縮による-1/-1カウンターは、クリーチャーの上に期限を定めずに残ります。
・萎縮を持つ発生源からのダメージも実際にダメージであり、ダメージに関するすべての
ルールに従います。それを軽減したり移し変えたりすることが可能です。
ダメージが与えられたとき、絆魂やその他の同様の能力が誘発します。
・ダメージの発生源が、そのダメージが与えられるときにまだ場にある場合、それが萎縮を
持つかどうかはそれの特性でチェックします。ダメージを与える時点で場を離れていた場合、
それの最後の情報が参照されます。
(これの例に関しては、金曜日のFMQで問題として出します。)
・Rule-monger用:萎縮は置換効果ではない。(!)
** サイクル:混成強化呪文("Hybrid Enhanced" spell) **
シャドウムーアの混成呪文には、コストとして特定の色のマナが支払われたかどうかを
基準にするカードがあります。
・混成強化呪文は、その総コストを支払う段階でどのマナが消費されたかをチェックします。
コストの混成部分を支払ったマナだけではありません。
例)上記の《魂魄流》の場合、コストを無色マナ3点、黒色マナ1点、
赤色マナ1点で支払うと、両方の効果を得ることになります。
・呪文をプレイする段階で、支払いを行う前に対象を選びます。
例)《魂魄流》の場合、まずクリーチャー・カードを1枚対象に取るかそうしないか
を選び({B}を支払う予定かどうかは関係がない)、さらにプレイヤー1人を対象に
取らなければいけない({R}を支払う予定かどうかは関係がない)。
#言い換えると、どのプレイヤーも対象に取れない場合、《魂魄流》はプレイできない。
・呪文の解決時に、指定された色のマナがコストの支払いに使われたかどうかをチェックします。
・呪文がコピーされた場合、元の呪文にどの色のマナが支払われたかに関わらず、コピーには
特定の色のマナが支払われている事実はありません。
・Rule-monger用:(↑の項目)スタックにあるオブジェクトのコピー可能な値を考慮せよ。
----------------------
そんなところで。
#『シャドー』じゃなくて『シャドウ』なのね。キーワード能力のあれとの配慮かしら。
#おいらはずっと『シャドームーア』だと思っていたので、過去記事はみんなその表記です。
#ちゃんとアナウンス見ないとだめね。
ここ最近は毎回そうですが、FAQはプレリリース後に出るそうです。
いつものように抜粋とか気にかかったこととか。
毒消し:
・日本語版ルール入門も読んでくださいね。
・CR項目は英語版も引用しています。Rule-monger用。
** セット全体 **
全301種類。(コモン121、アンコモン80、レア80、基本土地20)
公式発売日: 2008年 5月2日
公式発売日から構築戦でシャドウムーアが使用可能になります。
シャドウムーアが追加された後、スタンダード構築では以下のエキスパンションが使用可能です。
コールドスナップ、基本セット第10版、
時のらせんブロック(時のらせん、次元の混乱、未来予知)
ローウィン・シャドウムーアブロック(ローウィン、モーニングタイド、シャドウムーア)
ローウィン・ブロック構築は、ローウィン・シャドームーアブロック構築と名前が変わり、
ローウィン、モーニングタイド、シャドウムーアのカードが使用できます。
シャドウムーアのFAQ発表、ならびにGathererへの反映は4月21日以降に行われます。
** 復活メカニック:混成マナ(Hybrid) **
ラヴニカで存在した混成マナ・シンボルが帰って来ました。
{U/B}という混成マナ・シンボルであれば、{U}でも{B}でも支払えます。
・混成マナ・シンボルは各種コストのみに使用されます。
・混成マナ・シンボルをコストに含む呪文や能力をプレイする際、モードやXの値を決めるのと
同じ時点で、各混成マナ・シンボルに対してどの色のマナを支払うかを選びます。
・Rule-monger用:CR409.1bにおいて決定される。たぶんSHM以降の修整項目じゃないかな?
・効果によりコストの色マナが減少する場合、どの色のマナを支払うことを決定した後で、
該当する色マナのコストが減少します。
・混成マナ(=Hybrid mana)を、マナ・プールに加えるようなことはできません。
** 新規メカニック:単色混成マナ(Monocolored Hybrid) **
混成マナ・シンボルは{U/B}のように2色の色マナ・シンボルが書かれていましたが、
シャドウムーアには片方のシンボルが数字(+背景灰色)で書かれているものがあります。
{2/B}のように表記されます。
・単色混成マナ・シンボルは、それをどのようなマナで支払おうとも、色自体は
そのマナ・シンボルに書かれている色です。
ある呪文のコストが{2/B}であれば、それは{2}支払ってプレイしても、依然として黒色の呪文です。
・単色混成マナ・シンボルをマナ・コストに持つカードの点数で見たマナ・コストは、それを
プレイするためのコストとして最大限可能なコストに相当する点数で見たマナ・コストになります。
{2/B}であれば、「点数で見たマナ・コスト」は「2」です。
(プレイするために支払ったコストと、点数で見たマナ・コストは全くの別物です。)
・効果によりコストの不特定マナが減少する場合、単色混成マナ・シンボルで示されるコストを
どのように支払うかを決定した後に、不特定マナに対して減少が適用されます。
** テーマ:色関連(Color Matters) **
シャドウムーアのカードには、特定の色をチェックする能力を2つ持っているカードが存在します。
能力が2つに別れて書かれているので、2つの色を共通してもつ場合、両方の能力が機能します。
・色関連テーマであるカードのサイクルには、以下のようなものがあります。
・常在型能力(例:《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege》)
・誘発型能力(例:《恐るべき下層流/Dire Undercurrents》)
・エンチャントされているクリーチャーの色を見るオーラ(例:《大霊の盾/Shield of the Oversoul》)
・サイクルとして「たなびく(Wisps cycle)」というものが存在します。
これらはパーマネントの色を変化させることができます。
・色を変える効果は「それに加えて〜」などという表記が無い限り、元の色を上書きします。
** テーマ:-1/-1カウンター(-1/-1 Counters) **
シャドウムーアには、-1/-1カウンターを与えるカードがこれまでよりも多く存在します。
・+1/+1カウンターと-1/-1カウンターが同じパーマネントの上に置かれている場合、
『+1/+1カウンターと-1/-1カウンター』の組み合わせを可能な限り、取り除きます。
これは状況起因効果です。
(いわゆる+1/+1カウンターと、-1/-1カウンターの「相殺」です)
・頑強/persist のように、クリーチャーが場を離れた時点で-1/-1カウンターが置かれて
いたかどうかを見る能力があります。+1/+1カウンターが置かれているクリーチャーに、
新たに-1/-1カウンターが置かれ、結果として致死ダメージや0以下のタフネス値に
よって墓地に置かれる場合、ゲームはそれが場を離れる前の状況をチェックします。
その時点では、それはまだすべてのカウンターが置かれたままです。
(http://diarynote.jp/d/74598/20080407.html の問2の回答とかも参照。手前味噌ですが。)
・-1/-1カウンターによる修整は、クリーチャーのパワー・タフネスを特定の値にする効果、
あるいは解決された呪文や能力によりクリーチャーのパワーやタフネスを変更する効果より
も後に適用されます。それらの効果がカウンターが置かれる前と後のどちらでプレイされた
かは関係がありません。
・(上の簡略表記)-1/-1カウンターによる修整は第6c種です。
** 新シンボル:アンタップシンボル(Untap Symbol) **
アンタップシンボルは、タップシンボルと似たような形をしたシンボルですが、
Jの形をした上向きの矢印で印刷されています。ルール文書中では{Q}で示されます。
・アンタップ・シンボルは、起動型能力のコストにのみ現れます。
それは「このパーマネントをアンタップする」という意味です。
・パーマネントがすでにアンタップ状態である場合、それの{Q}能力をプレイできません。
(「このパーマネントをアンタップする」というコストが支払えないので)
・いわゆる『召喚酔い』は{Q}にも適用されます。{Q}能力を持つクリーチャーは、
それが最も近い自分のターンの最初からあなたのコントロール下で居続けていたのでなければ、
その能力をプレイできません。
(そのクリーチャーが速攻を持っていると無視されます。タップシンボルと同じですね)
・{Q}能力をプレイしたとき、コストとしてそのクリーチャーをアンタップします。
アンタップする前に何かをして対応することはできません。
(もちろん、能力自身には対応できます)
・CR項目は以下の通り。
104.5. The untap symbol is {Q}. The untap symbol in an activation
cost means "Untap this permanent." A permanent that’s already untapped can’t be
untapped again to pay the cost. Creatures that haven’t been under a player’s
control continuously since the beginning of his or her most recent turn can’t
use any ability with the untap symbol in the cost. See rule 212.3f.
212.3f A creature’s activated ability with the tap symbol or the untap symbol
in its activation cost can’t be played unless the creature has been under its
controller’s control since the start of his or her most recent turn. A creature
can’t attack unless it has been under its controller’s control since the start
of his or her most recent turn. This rule is informally called the "summoning
sickness" rule. Ignore this rule for creatures with haste (see rule 502.5).
502.5b A creature with haste can attack or use activated abilities whose cost
includes the tap symbol or the untap symbol even if it hasn’t been controlled
by its controller continuously since the start of his or her most recent turn.
(See rule 212.3f.)
104.5 アンタップ・シンボルは{Q}である。 起動コストにアンタップ・シンボルがある場合、
「このパーマネントをアンタップする」ということを意味する。 既にアンタップ状態の
パーマネントをアンタップしてコストを支払うことはできない。 そのプレイヤーの最近の
ターン開始時から続けてコントロールしているのでない限り、クリーチャーの、起動コスト
にアンタップ・シンボルを含む能力を使うことはできない。 rule 212.3f 参照。
212.3f クリーチャーの起動型能力のうち起動コストにタップ・シンボルまたはアンタップ・
シンボルを含むものは、そのコントローラーがそのクリーチャーを自分のターン開始時から
続けてコントロールしていない限り、プレイできない。 また、そのコントローラーが自分の
ターン開始時から続けてコントロールしていない限り、そのクリーチャーは攻撃に参加できない。 このルールは非公式に「召喚酔い」ルールと呼ばれる。 速攻を持つクリーチャーはこのルール
を無視する(rule 502.5 参照)。
502.5b 速攻を持つクリーチャーは、そのコントローラーの最新のターンの最初から継続して
コントロールされていない場合でも、攻撃したり、コストにタップ・シンボルまたはアンタップ・
シンボルを含む起動型能力を使ったりすることができる。 (rule 212.3f 参照)
** 新キーワード能力:共謀(Conspire) **
共謀はインスタントまたはソーサリーがもつ能力であり、それによって
クリーチャーがチームを組んで呪文のコピーを1つ作成します。
・CR項目は以下の通り。
502.78. Conspire
502.78a Conspire is a keyword that represents two abilities. The first is a static
ability that functions while the spell is on the stack. The second is a triggered
ability that functions while the spell is on the stack. "Conspire" means "As an
additional cost to play this spell, you may tap two untapped creatures you control
that each share a color with it" and "When you play this spell, if its conspire
cost was paid, copy it. If the spell has any targets, you may choose new targets
for the copy." Paying a spell’s conspire cost follows the rules for paying
additional costs in rules 409.1b and 409.1f-h.
502.78b If a spell has multiple instances of conspire, each is paid separately
and triggers based on its own payment, not any other instance of conspire.
502.78. 共謀
502.78a 共謀は二つの能力を表すキーワードである。 一つ目は、呪文がスタック上にあるときに
機能する常在型能力である。 二つ目は、呪文がスタック上にあるときに機能する誘発型能力である。
「共謀/Conspire」は、「この呪文をプレイするに際し、あなたはあなたがコントロールするこの
呪文と共通の色を持つアンタップ状態のクリーチャー2体をタップしてもよい。」と「この呪文
をプレイしたとき、それの共謀コストが支払われていた場合、それをコピーする。 この呪文が対象を
取る場合、あなたはそれのコピーの対象を選びなおしてもよい。」を意味する。
呪文の共謀コストを支払うことは、409.1bや409.1f-hの追加コストの支払いのルールに従う。
502.78b 呪文に複数の共謀能力がある場合、それぞれは個別に支払われ、誘発も自身の支払いに
対してのみ行われる。他の共謀を参照することはない。
・追加コストとしてタップするクリーチャー2体は、必ずしも同じ色でなくてもかまいません。
あくまで基準は「共謀/Conspire能力をもつ呪文を同じ色を持つクリーチャー」2体です。
・共謀コストは1回のみ支払うことができます。
・作成されたコピーは、もちろんそれ自身が共謀/Conspire能力を持ちます。
が、そのコピーはプレイされていません。なので、追加で(コピーの共謀/Conspire能力
が誘発して)コピーがさらに作成されることはありません。
・「コピーを作成する」という誘発型能力が打ち消された場合、コピーは作成されません。
(複製能力や、ストーム能力と挙動は同じです。)
(4月9日の記事にも書きましたけどまあ一応)
** 新キーワード能力:頑強(Persist) **
頑強は、クリーチャーを墓地から場に戻す能力です。
・CR項目は以下の通り。
502.79. Persist
502.79a Persist is a triggered ability. "Persist" means "When this permanent
is put into a graveyard from play, if it had no -1/-1 counters on it,
return it to play under its owner’s control with a -1/-1 counter on it."
502.79. 頑強
502.79a 頑強は誘発型能力である。 「頑強/Persist」は、「このパーマネントが場からいずれか
の墓地に置かれたとき、それの上に−1/−1カウンターが置かれていなかった場合、それを
−1/−1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で場に戻す。」を意味する。
・シャドウムーアで頑強能力をもつ全てのカードはクリーチャーです。
それらが場にある時点でクリーチャーでなくなっていたとしても、頑強能力は機能します。
・頑強能力は場から墓地に置かれたときに誘発します。-1/-1カウンターが乗っていたかどうかは
最後の情報(LKI)を参照します。頑強能力の解決前に、そのカードが墓地から取り除かれた
場合、それは場に戻りません。(能力は何もしません)
・トークンが頑強能力を持つ場合、そのトークンが場から墓地に置かれたときに誘発します。
が、トークンは存在しなくなるため、場に戻ることはありません。(能力は何もしません)
・+1/+1カウンターが置かれ、かつ頑強を持つクリーチャーへ-1/-1カウンターが置かれ、
その結果致死ダメージで破壊されたり、タフネスが0以下になって墓地に置かれた場合
頑強能力は誘発せず、カードも場に戻りません。頑強はクリーチャーが場を離れる前の状態
をチェックし、その時点ではすべてのカウンターが置かれているためです。
(→テーマ:-1/-1カウンター も参照)
** 新キーワード能力:萎縮(Wither) **
萎縮は、クリーチャーへ与えられるダメージの性質を変える能力です。
・CR項目は以下の通り。
502.80. Wither
502.80a Damage dealt to a creature by a source with wither doesn’t stay on that
creature (see rule 212.3g). Rather, it causes that many -1/-1 counters to be
put on that creature.
502.80b Multiple instances of wither on the same object are redundant.
502.80. 萎縮
502.80a 萎縮を持つ発生源からクリーチャーに与えられたダメージはクリーチャーに残らない
(rule 212.3gを参照)。 そうではなく、それはその点数に等しい−1/−1カウンターを
そのクリーチャーの上に置く。
・クリーチャーへダメージを与えることに関するCR項目は以下の通り。
212.3g Damage dealt to a creature stays on that creature. If the total
accumulated damage on that creature is equal to or greater than its toughness,
that creature has been dealt lethal damage and is destroyed as a state-based
effect (see rule 420.5c). All damage on a creature is removed when it regenerates
(see rule 501.5, "Regenerate") and during the cleanup step (see rule 314.2).
212.3g クリーチャーにダメージが与えられた場合、それはクリーチャーに残る。
そのクリーチャーへのダメージの合計がそれのタフネス以上である場合、そのクリーチャーは
致死ダメージを与えられ、状況起因効果で破壊される(rule 420.5cを参照)。
クリーチャーに与えられたダメージは、それが再生したとき(rule 501.5「再生」参照)か、
クリンナップ・ステップ中(rule 314.2参照)にすべて取り除かれる。
(上記CR項目番号は現在のCRでの番号とかぶっていますが、内容自体は適用されます)
・萎縮の効果はあらゆるダメージに適用されます。戦闘ダメージのみではありません。
・萎縮による-1/-1カウンターは、クリーチャーの上に期限を定めずに残ります。
・萎縮を持つ発生源からのダメージも実際にダメージであり、ダメージに関するすべての
ルールに従います。それを軽減したり移し変えたりすることが可能です。
ダメージが与えられたとき、絆魂やその他の同様の能力が誘発します。
・ダメージの発生源が、そのダメージが与えられるときにまだ場にある場合、それが萎縮を
持つかどうかはそれの特性でチェックします。ダメージを与える時点で場を離れていた場合、
それの最後の情報が参照されます。
(これの例に関しては、金曜日のFMQで問題として出します。)
・Rule-monger用:萎縮は置換効果ではない。(!)
** サイクル:混成強化呪文("Hybrid Enhanced" spell) **
シャドウムーアの混成呪文には、コストとして特定の色のマナが支払われたかどうかを
基準にするカードがあります。
《魂魄流/Torrent of Souls》
{4}{B/R}
ソーサリー
魂魄流をプレイするために{B}が支払われている場合、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード
を最大1枚まで対象とし、それを場に戻す。 魂魄流をプレイするために{R}が支払われている
場合、プレイヤー1人を対象とする。ターン終了時まで、そのプレイヤーがコントロールする
クリーチャーは+2/+0の修整を受けるとともに速攻を得る。 ({B}{R}が支払われている場合、両方を行う。)
・混成強化呪文は、その総コストを支払う段階でどのマナが消費されたかをチェックします。
コストの混成部分を支払ったマナだけではありません。
例)上記の《魂魄流》の場合、コストを無色マナ3点、黒色マナ1点、
赤色マナ1点で支払うと、両方の効果を得ることになります。
・呪文をプレイする段階で、支払いを行う前に対象を選びます。
例)《魂魄流》の場合、まずクリーチャー・カードを1枚対象に取るかそうしないか
を選び({B}を支払う予定かどうかは関係がない)、さらにプレイヤー1人を対象に
取らなければいけない({R}を支払う予定かどうかは関係がない)。
#言い換えると、どのプレイヤーも対象に取れない場合、《魂魄流》はプレイできない。
・呪文の解決時に、指定された色のマナがコストの支払いに使われたかどうかをチェックします。
・呪文がコピーされた場合、元の呪文にどの色のマナが支払われたかに関わらず、コピーには
特定の色のマナが支払われている事実はありません。
・Rule-monger用:(↑の項目)スタックにあるオブジェクトのコピー可能な値を考慮せよ。
----------------------
そんなところで。
#『シャドー』じゃなくて『シャドウ』なのね。キーワード能力のあれとの配慮かしら。
#おいらはずっと『シャドームーア』だと思っていたので、過去記事はみんなその表記です。
#ちゃんとアナウンス見ないとだめね。
#5月改訂のオラクルとかCR更新予告とか来てるのですが、
#とりあえずは来週にまとめて記事としてかいちゃおうと思います。
#つまり今読んでいる最中なのでして。
#スタックは色々と貯まるばかりなのです。
×
クリーチャーの起動型能力のうち起動コストにタップ・シンボルを含むものは、
そのコントローラーがそのクリーチャーを自分のターン開始時から続けてコントロール
していない限り、プレイできない。(CR212.3c)
ということでそもそもプレイすることができない。
速攻を持つクリーチャーはこのルールを無視する。
引けない。
《根組み/Rootgrapple》を解決すると、《木化/Lignify》が墓地に置かれた後に
ツリーフォーク・パーマネントをコントロールしているかがチェックされる。
この段階ではプレイヤーAはツリーフォーク・パーマネントをコントロールしていない。
なので、カードを引くことはできない。
8枚
1つの「カードを引く」というイベントに対し、置換効果が3つ作用する。
それぞれに対し置換効果はイベントを置換するので
(1枚引く)
↓
(1枚引く)x2
↓
(1枚引く)x4
↓
(1枚引く)x8
となる。
3枚ある《思考の反射/Thought Reflection》は、どれから適用してもかまわない。
-----------------------
そんなところで。
#とりあえずは来週にまとめて記事としてかいちゃおうと思います。
#つまり今読んでいる最中なのでして。
#スタックは色々と貯まるばかりなのです。
問1
かたならし○×。
「あるクリーチャーがそのコントローラーのターン開始時から続けてコントロールしていない限り、
そのクリーチャーが持つ、タップ・シンボルで示されたコストを支払うことができない。」
○か×か?
×
クリーチャーの起動型能力のうち起動コストにタップ・シンボルを含むものは、
そのコントローラーがそのクリーチャーを自分のターン開始時から続けてコントロール
していない限り、プレイできない。(CR212.3c)
ということでそもそもプレイすることができない。
速攻を持つクリーチャーはこのルールを無視する。
問2
シャドームーアが出ようというのに、未だにローウィンとモーニングタイドのカードが
そろっていないので、どうやって新カードをトレードしようか画策する
プレイヤーAとBがいつもの対戦をしている。
プレイヤーAは《エルフの戦士/Elvish Warrior》をコントロールしている。
プレイヤーBはそれに《木化/Lignify》をつけた。
プレイヤーAはこの《木化/Lignify》を対象にして《根組み/Rootgrapple》をプレイした。
プレイヤーAは《根組み》の効果でカードを引けるだろうか?
(なお、両者ともこれ以外のパーマネントは基本土地しかないものとする。)
引けない。
《根組み/Rootgrapple》を解決すると、《木化/Lignify》が墓地に置かれた後に
ツリーフォーク・パーマネントをコントロールしているかがチェックされる。
この段階ではプレイヤーAはツリーフォーク・パーマネントをコントロールしていない。
なので、カードを引くことはできない。
問3
シャドームーアのプレビュー・カードでこのようなものがある。
《思考の反射/Thought Reflection》
エンチャント
あなたがカードを1枚引く場合、代わりにカードを2枚引く。
私が《思考の反射/Thought Reflection》を3枚コントロールしているとしよう。
私がカードを1枚引くと、結局何枚引くことになるか?
8枚
1つの「カードを引く」というイベントに対し、置換効果が3つ作用する。
それぞれに対し置換効果はイベントを置換するので
(1枚引く)
↓
(1枚引く)x2
↓
(1枚引く)x4
↓
(1枚引く)x8
となる。
3枚ある《思考の反射/Thought Reflection》は、どれから適用してもかまわない。
-----------------------
そんなところで。
#今週末はいよいよシャドウムーアのプレリリース・トーナメントです。
#新しいカードを体験することができるお祭りですので、
#ぜひお近くの会場に足を運んで、実際にカードを触ってください。
#そして全国のスタッフ諸氏はがんばるのですよー。
改めまして、プレリリース@東海のお知らせです。
---------------------------------------------------------
シャドウムーア・プレリリース@東海
日時:4月20日(日)9時半〜16時(最終受付)
会場: ポートメッセ名古屋
URL:http://www.u-net.city.nagoya.jp/pmn/index.html
費用:3,000円/1人
受付:32人フライト式(32人単位で揃い次第トーナメントを開始します)
形式:シャドウムーアを使用したシールド戦
大会:スイス式 (何回戦するかは当日に会場でアナウンスします)
注意:公式サイトの掲示には受付時間が9時からとなっておりますが、
会場準備と受付方式の都合上、遅れることがあります。
ご理解とご協力をお願いいたします。
---------------------------------------------------------
おすすめ:
・カードの上に乗るカウンターの数が多いので、サイコロやおはじきの利用が望ましいです。
・ライフの記録には紙とペンの使用を強くお勧めします。結果記入用にも使えますよ。
そんなわけでおいらはプレリリース@東海 でスタッフしてます。
見かけても石を投げないでください。
では今週の問題ー。
全部シャドウムーア関連の問題なので、ルール入門を読みつつ解いてください。
問1
かたならし○×。
「共謀をもつ呪文をプレイした場合、共謀コストは何回でも支払うことができる。」
○か×か?
問2
プレリリースの会場で、リミテッド的に強いカードを引きたいと願うプレイヤーAと、
とにかく値段の高いカードが入っているパックならなんでもいいやと願うプレイヤーBが、
シャドウムーアのカード・テキストを模倣してゲームをしている。
プレイヤーAは、《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》がつけられた《真夜中のバンシー》を
コントロールしている。
プレイヤーBは、-1/-1カウンターが1個乗っている《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》をコントロールしている。
プレイヤーAはさきほどの《真夜中のバンシー》で攻撃し、
Bはそれを《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》でブロックした。
プレイヤーAは、戦闘ダメージを可能な限りプレイヤーBに割り振った。
両者とも他の呪文や能力をプレイすることは無かった。
さて、戦闘ダメージを解決すると・・・
2−1)プレイヤーBが受けるダメージは何点か?
2−2)プレイヤーAが得るライフは何点か?
2−3)《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》は墓地に置かれるか?
2−4)(難)
仮定の出題。
萎縮能力が以下のような注釈文であったとしよう。上記2−1)〜2−3)はどうなるか?
萎縮’(これがクリーチャーにダメージを与える場合、代わりに-1/-1カウンターをそのクリーチャーにダメージの点数と同じ数だけ乗せる。)
問3 (やや難)
シャドウムーアのメカニックを使用した問題。
仮定のカード・テキストを使用するので、現実のゲームでこのような状況があるかはわからない。
私のコントロールする《Torch Walker》というクリーチャーは、以下のようなテキストを持つ。
《Torch Walker》 {R}{R}
クリーチャー -- 人間・市民
Torch Walkerは -1/-1 カウンターが5個置かれた状態で場に出る。
7/7
"消えないように歩くには何人の兵士が要るんだい?"
現在、《Torch Walker》の上に-1/-1カウンターは置かれていない。
この状態で、《Torch Walker》が他の呪文により頑強能力を得て、その後に《恐怖/Terror》で破壊された。
さて、《Torch Walker》は頑強能力により場に戻ってくるが・・・
どのような状態で戻ってくるか? その理由も答えよ。
----------------------
いつものように、回答は週明けにでも。
#新しいカードを体験することができるお祭りですので、
#ぜひお近くの会場に足を運んで、実際にカードを触ってください。
#そして全国のスタッフ諸氏はがんばるのですよー。
改めまして、プレリリース@東海のお知らせです。
---------------------------------------------------------
シャドウムーア・プレリリース@東海
日時:4月20日(日)9時半〜16時(最終受付)
会場: ポートメッセ名古屋
URL:http://www.u-net.city.nagoya.jp/pmn/index.html
費用:3,000円/1人
受付:32人フライト式(32人単位で揃い次第トーナメントを開始します)
形式:シャドウムーアを使用したシールド戦
大会:スイス式 (何回戦するかは当日に会場でアナウンスします)
注意:公式サイトの掲示には受付時間が9時からとなっておりますが、
会場準備と受付方式の都合上、遅れることがあります。
ご理解とご協力をお願いいたします。
---------------------------------------------------------
おすすめ:
・カードの上に乗るカウンターの数が多いので、サイコロやおはじきの利用が望ましいです。
・ライフの記録には紙とペンの使用を強くお勧めします。結果記入用にも使えますよ。
そんなわけでおいらはプレリリース@東海 でスタッフしてます。
見かけても石を投げないでください。
では今週の問題ー。
全部シャドウムーア関連の問題なので、ルール入門を読みつつ解いてください。
問1
かたならし○×。
「共謀をもつ呪文をプレイした場合、共謀コストは何回でも支払うことができる。」
○か×か?
問2
プレリリースの会場で、リミテッド的に強いカードを引きたいと願うプレイヤーAと、
とにかく値段の高いカードが入っているパックならなんでもいいやと願うプレイヤーBが、
シャドウムーアのカード・テキストを模倣してゲームをしている。
プレイヤーAは、《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》がつけられた《真夜中のバンシー》を
コントロールしている。
プレイヤーBは、-1/-1カウンターが1個乗っている《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》をコントロールしている。
プレイヤーAはさきほどの《真夜中のバンシー》で攻撃し、
Bはそれを《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》でブロックした。
プレイヤーAは、戦闘ダメージを可能な限りプレイヤーBに割り振った。
両者とも他の呪文や能力をプレイすることは無かった。
さて、戦闘ダメージを解決すると・・・
2−1)プレイヤーBが受けるダメージは何点か?
2−2)プレイヤーAが得るライフは何点か?
2−3)《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》は墓地に置かれるか?
《真夜中のバンシー》 {3}{B}{B}{B}
クリーチャー -- スピリット
萎縮(これはクリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与える)
あなたのアップキープの開始時に、黒でない各クリーチャーの上にそれぞれ-1/-1カウンターを1個置く。
5/5
2−4)(難)
仮定の出題。
萎縮能力が以下のような注釈文であったとしよう。上記2−1)〜2−3)はどうなるか?
萎縮’(これがクリーチャーにダメージを与える場合、代わりに-1/-1カウンターをそのクリーチャーにダメージの点数と同じ数だけ乗せる。)
問3 (やや難)
シャドウムーアのメカニックを使用した問題。
仮定のカード・テキストを使用するので、現実のゲームでこのような状況があるかはわからない。
私のコントロールする《Torch Walker》というクリーチャーは、以下のようなテキストを持つ。
《Torch Walker》 {R}{R}
クリーチャー -- 人間・市民
Torch Walkerは -1/-1 カウンターが5個置かれた状態で場に出る。
7/7
"消えないように歩くには何人の兵士が要るんだい?"
現在、《Torch Walker》の上に-1/-1カウンターは置かれていない。
この状態で、《Torch Walker》が他の呪文により頑強能力を得て、その後に《恐怖/Terror》で破壊された。
さて、《Torch Walker》は頑強能力により場に戻ってくるが・・・
どのような状態で戻ってくるか? その理由も答えよ。
----------------------
いつものように、回答は週明けにでも。
週末はシャドウムーアのプレリリース・トーナメントが各地で開かれました。
月曜にはFAQも発表になっています。(詳しくはWofC公式へ)
プレイされていたカードを見てたり、FAQを読んで感じたことを箇条書きに。
なお、この記事はFAQに準じて書かれており、前半は一般的なことを、
後半は各カードについてもうちょっと詳しく書いております。
ここに書かれていることがFAQ全文ではないので、興味のある方はFAQを一読してください。
-----------------------------------
一般的な注釈
-----------------------------------
テーマやサイクル、キーワード能力、アンタップ・シンボルについてはルール入門を参照のこと。
・共謀/Comspire
ある呪文が共謀能力を複数持つ場合、共謀コストをそれぞれについて1回づつ支払うことができる。
誘発は共謀コストを支払った共謀能力につき、1回づつ誘発する。
共謀能力を複数持つ場合については、プレリリースでも結構聞かれました。
(そしておいらも一度間違えました)
例えば、共謀能力を2つ持つ呪文をプレイした場合、共謀コストを2回まで支払うことができ、
支払った回数だけ(能力が誘発して)呪文がコピーされます。
1回しか支払わないと、1つしか誘発しません。
・日本語版の異状
日本語で印刷されたプロダクトには、計4枚のカードについて異状が報告されています。
詳しくは http://mjmj.info まで。
-----------------------------------
各カードの注釈
-----------------------------------
*色マナを支払っているかどうかは、混成マナの部分で{G]か{W}を支払ったどうかではなく、
呪文全体のコストで支払ったかどうか、である。
《アケノヒカリの注入/Dawnglow Infusion》を{G}{W}{W}{B}{B}で支払おうと考えた場合、
あなたはXの値を4に設定してプレイをし、結果として8ライフを得ることになる。
*{G}と{W}を支払っている場合、《アケノヒカリの注入》により(X+X)点のライフを得る。
ライフを得ることにより誘発する能力は1回しか誘発しない。
・・・とあるが、実は日本語版のこのテキストだと、2つの文章があるので、
ライフを得るイベントが2回行われているように見える。しかし、オラクルの文章は
"You gain X life if {G} was spent to play Dawnglow Infusion and X life
if {W} was spent to play it."
となっていて、「ライフを得る」イベントは確かに1回しかない。
(Rule-Monger用: 《氷河の光線》に《氷河の光線》を連繋した場合の文章と比較せよ。)
*この効果は生け贄にささげるので、再生や破壊されない効果では防げない。
*トークンを出すのはクリーチャーを生け贄に捧げたプレイヤーである。
《安楽死/Mercy Killing》をプレイしたプレイヤーとは限らない。
*日本語版には異状が報告されている。引用文の中のテキストのように読み替えること。
*「他のクリーチャーは1/1である」というのは継続的効果・第6b種である。
FAQには色々なことが書かれているが、CR的にはこれ一文で足りる。
*「配置されるたび」というのは、カウンターが置かれた場合や、カウンターが置かれた状態で
オブジェクトが場に出る場合を指す。例えば、《栄華の防衛/Flourishing Defenses》の場合、
頑強能力によって戻ってきたクリーチャーには-1/-1カウンターが置かれて戻ってくるので、能力が1回誘発する。
*この能力は-1/-1カウンター1個につき1回誘発する。
*これは継続的効果・第5種である。
*これが場にあり、他のパーマネントが「場に出る際に」は、《絵描きの召使い》で選ばれた色
を考慮しない。
「場に出たとき〜」等の誘発型能力は、《絵描きの召使い》で選ばれた色を考慮する。
(Rule-Monger用: 《寓話の賢人/Sage of Fables》と《奸謀/Conspiracy》)
*テンプレートが既知のものと入れ替わっていることに注意。
場から墓地、ではなく、「墓地から場」である。
*FAQには長々と説明がかかれてあるが、「場に置かれるたび」と「呪文がプレイされるたび」の
違いを理解するのが望ましい。例えば土地は場に置かれるほうのみが誘発する。
*いつものように、対象のカードをプレイするのは、《記憶の略取》の解決中である。
故に、通常のカード・タイプによるプレイ制限は無視される。
*アンタップ・ステップ中にこれがアンタップ状態になった場合、能力は誘発するが、
それがスタックに乗るのはアップーキープ・ステップの開始時である。
他の「アップキープの開始時〜」という誘発型能力もスタックに乗せられる。
*2番目にある誘発型能力は、場にあるときに機能する。墓地にある《禁固刑》では誘発しない。
*ライフを得る部分だけが機能しなくなる。
*ライフを得ることを置換する効果はなにもしなくなる。そもそもライフの獲得が起こらないので。
*軽減は機能しなくなるが、ダメージ移し変えや、その他の置換効果は機能する。
*呪文のオーナーとコントローラーが異なる場合、その呪文が打ち消されて置かれるのは
オーナーの墓地であるが、《呪文穿ち》が探すのはコントローラーの墓地・手札・ライブラリーである。
*「ブロックされていないクリーチャー」とは、「攻撃クリーチャーであり、かつ、
ブロック・クリーチャーが1体も指定されていないクリーチャー」を指す。
*カードのみがこの置換効果を受ける。トークンや呪文のコピーは通常通り墓地に置かれ、消滅する。
*2番目の能力はマナ能力である。さらに、プレイヤーを選ぶので、マナが得られるのはあなただけとは限らない。
*墓地に置かれたクリーチャーの上に、-1/-1カウンターがいくつ置かれていても、
対象となったクリーチャーの上に置かれる-1/-1カウンターは1個のみである。
*「生み出すことのできる」マナの種類を考える場合、あらゆる置換効果を考慮にいれなくてはいけない。
以下にMTG-RULES-L のNetRep である、Gavin Duggan の言葉を用いて説明する。
・置換効果(《Reality Twist》)や自己置換効果(《涙の川/River of Tears》)は
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合に、考慮される。
・マナを生み出すのにコストが必要である状況(《水晶の採石場/Crystal Quarry》)は、
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合には、考慮されない。
・マナを生み出す能力をプレイするのに制限がある状況(《汚れた峰/Tainted Peak》)は、
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合には、考慮されない。
・未来に起こりうる状況(《月の大魔術師/Magus of the Moon》が出される、など)は、
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合には、考慮されない。
これらを考えれば、《反射池/Reflecting Pool》の挙動は全て説明がつく。
*5月2日以降のスタンダード構築では、《涙の川/River of Tears》と《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
のみが自己置換効果を持つ土地である。
*《マナの反射》自身はマナを生み出さない。あくまでマナを生み出すパーマネントが
その2倍のマナを生み出す。
*そのパーマネントがマナを生み出すので、使用制限がある場合、それはそのまま制限される。
* 能力が解決時に、オーラを受け取るパーマネントを選ぶ。 対象に取ったパーマネントは
選べず、対象となったパーマネントとコントローラーが同じでなければならず、対象となった
パーマネントのオーラをすべてエンチャントできるものでなければならない。
これらの条件をすべて満たすパーマネントが無い場合、オーラは動かない。
*《魅了縛りのカカシ》をコントロールしているにも関らず色が選ばれていない場合
(《墓地のプーカ》が《魅了縛りのカカ》になる等)、「選ばれた色」は存在せず、
誘発型能力は永遠に誘発しない。したがって、生け贄に捧げられることも無い。
*《破れ翼トビ》の上にカウンターを置く呪文や能力は、単純に何もしない。
*《破れ翼トビ》の上にカウンターを置くことを含むコストは支払えない。
*《破れ翼トビ》がカウンターが置かれた状態で場に出る場合、それはそのカウンターが置かれずに場に出る。
*選ばれたカード名からのプロテクションを得るだけであって、選ばれた単語からの
プロテクションを得るわけではない。 例えば、選んだカード名が《森》である場合、
あなたは"森"という名前のあらゆるものに対してプロテクションを持つが、
プロテクション(森)を持つわけではない。 例)クリーチャー化した《樹液染みの森/
Sapseep Forest》は、サブタイプは森であるが、あなたにダメージを与える。
*トークンの名前はカード名ではない。
-----------------------
そんなところで。
月曜にはFAQも発表になっています。(詳しくはWofC公式へ)
プレイされていたカードを見てたり、FAQを読んで感じたことを箇条書きに。
なお、この記事はFAQに準じて書かれており、前半は一般的なことを、
後半は各カードについてもうちょっと詳しく書いております。
ここに書かれていることがFAQ全文ではないので、興味のある方はFAQを一読してください。
-----------------------------------
一般的な注釈
-----------------------------------
テーマやサイクル、キーワード能力、アンタップ・シンボルについてはルール入門を参照のこと。
・共謀/Comspire
ある呪文が共謀能力を複数持つ場合、共謀コストをそれぞれについて1回づつ支払うことができる。
誘発は共謀コストを支払った共謀能力につき、1回づつ誘発する。
共謀能力を複数持つ場合については、プレリリースでも結構聞かれました。
(そしておいらも一度間違えました)
例えば、共謀能力を2つ持つ呪文をプレイした場合、共謀コストを2回まで支払うことができ、
支払った回数だけ(能力が誘発して)呪文がコピーされます。
1回しか支払わないと、1つしか誘発しません。
・日本語版の異状
日本語で印刷されたプロダクトには、計4枚のカードについて異状が報告されています。
詳しくは http://mjmj.info まで。
-----------------------------------
各カードの注釈
-----------------------------------
《アケノヒカリの注入/Dawnglow Infusion》
{X}{G/W}
ソーサリー
アケノヒカリの注入をプレイするために{G}が支払われている場合、あなたはX点のライフを得る。アケノヒカリの注入をプレイするために{W}が支払われている場合、あなたはX点のライフを得る。 ({G}{W}が支払われている場合、両方を行う。)
*色マナを支払っているかどうかは、混成マナの部分で{G]か{W}を支払ったどうかではなく、
呪文全体のコストで支払ったかどうか、である。
《アケノヒカリの注入/Dawnglow Infusion》を{G}{W}{W}{B}{B}で支払おうと考えた場合、
あなたはXの値を4に設定してプレイをし、結果として8ライフを得ることになる。
*{G}と{W}を支払っている場合、《アケノヒカリの注入》により(X+X)点のライフを得る。
ライフを得ることにより誘発する能力は1回しか誘発しない。
・・・とあるが、実は日本語版のこのテキストだと、2つの文章があるので、
ライフを得るイベントが2回行われているように見える。しかし、オラクルの文章は
"You gain X life if {G} was spent to play Dawnglow Infusion and X life
if {W} was spent to play it."
となっていて、「ライフを得る」イベントは確かに1回しかない。
(Rule-Monger用: 《氷河の光線》に《氷河の光線》を連繋した場合の文章と比較せよ。)
《安楽死/Mercy Killing》
{2}{G/W}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。そのクリーチャーのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。、その後、緑であり白である1/1のエルフ・戦士・クリーチャー・トークンをX体場に出す。Xはそのクリーチャーのパワーに等しい。
*この効果は生け贄にささげるので、再生や破壊されない効果では防げない。
*トークンを出すのはクリーチャーを生け贄に捧げたプレイヤーである。
《安楽死/Mercy Killing》をプレイしたプレイヤーとは限らない。
*日本語版には異状が報告されている。引用文の中のテキストのように読み替えること。
《畏敬の神格/Godhead of Awe》
{W/U}{W/U}{W/U}{W/U}{W/U}
クリーチャー ― スピリット・アバター
4/4
飛行
他のクリーチャーは1/1である。
*「他のクリーチャーは1/1である」というのは継続的効果・第6b種である。
FAQには色々なことが書かれているが、CR的にはこれ一文で足りる。
《栄華の防衛/Flourishing Defenses》
{4}{G}
エンチャント
いずれかのクリーチャーの上に−1/−1カウンターが配置されるたび、あなたは緑の1/1のエルフ・戦士・クリーチャー・トークンを1体場に出してもよい。
*「配置されるたび」というのは、カウンターが置かれた場合や、カウンターが置かれた状態で
オブジェクトが場に出る場合を指す。例えば、《栄華の防衛/Flourishing Defenses》の場合、
頑強能力によって戻ってきたクリーチャーには-1/-1カウンターが置かれて戻ってくるので、能力が1回誘発する。
*この能力は-1/-1カウンター1個につき1回誘発する。
《絵描きの召使い/Painter’s Servant》
{2}
アーティファクト・クリーチャー ― カカシ
1/3
絵描きの召使いが場に出るに際し、色を1色選ぶ。
すべての呪文やパーマネントや場に出ていないカードは、自身の色に加えて選ばれた色である。
*これは継続的効果・第5種である。
*これが場にあり、他のパーマネントが「場に出る際に」は、《絵描きの召使い》で選ばれた色
を考慮しない。
「場に出たとき〜」等の誘発型能力は、《絵描きの召使い》で選ばれた色を考慮する。
(Rule-Monger用: 《寓話の賢人/Sage of Fables》と《奸謀/Conspiracy》)
《川のケルピー/River Kelpie》
{3}{U}{U}
クリーチャー ― ビースト
3/3
川のケルピーか他のパーマネントがいずれかの墓地から場に置かれるたび、カードを1枚引く。
いずれかの呪文が墓地からプレイされるたび、カードを1枚引く。
頑強
*テンプレートが既知のものと入れ替わっていることに注意。
場から墓地、ではなく、「墓地から場」である。
*FAQには長々と説明がかかれてあるが、「場に置かれるたび」と「呪文がプレイされるたび」の
違いを理解するのが望ましい。例えば土地は場に置かれるほうのみが誘発する。
《記憶の略取/Memory Plunder》
{U/B}{U/B}{U/B}{U/B}
インスタント
いずれかの対戦相手の墓地にある、インスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。あなたはそれを、それのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
*いつものように、対象のカードをプレイするのは、《記憶の略取》の解決中である。
故に、通常のカード・タイプによるプレイ制限は無視される。
《虚賢者/Hollowsage》
{3}{B}
クリーチャー ― マーフォーク・ウィザード
2/2
虚賢者がアンタップ状態になるたび、プレイヤー1人を対象とする。あなたは「そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。」を選んでもよい。
*アンタップ・ステップ中にこれがアンタップ状態になった場合、能力は誘発するが、
それがスタックに乗るのはアップーキープ・ステップの開始時である。
他の「アップキープの開始時〜」という誘発型能力もスタックに乗せられる。
《禁固刑/Prison Term》
{1}{W}{W}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーはブロックできず、それの起動型能力もプレイできない。
いずれかのクリーチャーがいずれかの対戦相手のコントロール下で場に出るたび、あなたはそのクリーチャーに禁固刑をつけてもよい。
*2番目にある誘発型能力は、場にあるときに機能する。墓地にある《禁固刑》では誘発しない。
《恒久の拷問/Everlasting Torment》
{2}{B/R}
エンチャント
プレイヤーはライフを得られない。
ダメージは軽減できない。
すべてのダメージは、その発生源が萎縮を持つかのように与えられる。
*ライフを得る部分だけが機能しなくなる。
*ライフを得ることを置換する効果はなにもしなくなる。そもそもライフの獲得が起こらないので。
*軽減は機能しなくなるが、ダメージ移し変えや、その他の置換効果は機能する。
《呪文穿ち/Counterbore》
{3}{U}{U}
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。 それのコントローラーの墓地と手札とライブラリーから、その呪文と同じ名前をもつカードをすべて探し、それらをゲームから取り除く。 その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
*呪文のオーナーとコントローラーが異なる場合、その呪文が打ち消されて置かれるのは
オーナーの墓地であるが、《呪文穿ち》が探すのはコントローラーの墓地・手札・ライブラリーである。
《墨深みの魔女/Inkfathom Witch》
{1}{U/B}
クリーチャー ― マーフォーク・ウィザード
1/1
畏怖
{2}{U}{B}:ブロックされていない各クリーチャーはターン終了時まで4/1になる。
*「ブロックされていないクリーチャー」とは、「攻撃クリーチャーであり、かつ、
ブロック・クリーチャーが1体も指定されていないクリーチャー」を指す。
《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon》
{G/W}{G/W}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(プレイヤー)
いずれかのカードがいずれかの領域からエンチャントされているプレイヤーの墓地に置かれる場合、代わりにそのカードを公開してそのプレイヤーのライブラリーの一番下に置く。
*カードのみがこの置換効果を受ける。トークンや呪文のコピーは通常通り墓地に置かれ、消滅する。
《谷刻み/Valleymaker》
{5}{R/G}
クリーチャー ― 巨人・シャーマン
5/5
{T}, 山を1つ生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。谷刻みはそれに3点のダメージを与える。
{T}, 森を1つ生け贄に捧げる:プレイヤーを1人選ぶ。 そのプレイヤーは自分のマナ・プールに{G}{G}{G}を加える。
*2番目の能力はマナ能力である。さらに、プレイヤーを選ぶので、マナが得られるのはあなただけとは限らない。
《殴りハエの蔓延/Blowfly Infestation》
{2}{B}
エンチャント
いずれかのクリーチャーが場からいずれかの墓地に置かれるたび、それの上に−1/−1カウンターが置かれていた場合、クリーチャー1体を対象とし、それの上に−1/−1カウンターを1個置く。
*墓地に置かれたクリーチャーの上に、-1/-1カウンターがいくつ置かれていても、
対象となったクリーチャーの上に置かれる-1/-1カウンターは1個のみである。
《反射池/Reflecting Pool》
土地
{T}:あなたのマナ・プールに、あなたがコントロールする土地が生み出すことのできるタイプのマナ1点を加える。
*「生み出すことのできる」マナの種類を考える場合、あらゆる置換効果を考慮にいれなくてはいけない。
以下にMTG-RULES-L のNetRep である、Gavin Duggan の言葉を用いて説明する。
・置換効果(《Reality Twist》)や自己置換効果(《涙の川/River of Tears》)は
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合に、考慮される。
・マナを生み出すのにコストが必要である状況(《水晶の採石場/Crystal Quarry》)は、
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合には、考慮されない。
・マナを生み出す能力をプレイするのに制限がある状況(《汚れた峰/Tainted Peak》)は、
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合には、考慮されない。
・未来に起こりうる状況(《月の大魔術師/Magus of the Moon》が出される、など)は、
「生み出すことのできるマナのタイプ」を考える場合には、考慮されない。
これらを考えれば、《反射池/Reflecting Pool》の挙動は全て説明がつく。
*5月2日以降のスタンダード構築では、《涙の川/River of Tears》と《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
のみが自己置換効果を持つ土地である。
《マナの反射/Mana Reflection》
{4}{G}{G}
エンチャント
あなたがマナを生み出す目的でパーマネントをタップする場合、代わりにそれはその2倍のマナを生み出す。
*《マナの反射》自身はマナを生み出さない。あくまでマナを生み出すパーマネントが
その2倍のマナを生み出す。
*そのパーマネントがマナを生み出すので、使用制限がある場合、それはそのまま制限される。
《魔法を回す者/Glamer Spinners》
{4}{W/U}
クリーチャー ― フェアリー・ウィザード
2/4
瞬速
飛行
魔法を回す者が場に出たとき、パーマネント1つを対象とする。それにつけられているすべてのオーラを、コントローラーが同じである他のパーマネントにつける。
* 能力が解決時に、オーラを受け取るパーマネントを選ぶ。 対象に取ったパーマネントは
選べず、対象となったパーマネントとコントローラーが同じでなければならず、対象となった
パーマネントのオーラをすべてエンチャントできるものでなければならない。
これらの条件をすべて満たすパーマネントが無い場合、オーラは動かない。
《魅了縛りのカカシ/Lurebound Scarecrow》
{3}
アーティファクト・クリーチャー ― カカシ
4/4
魅了縛りのカカシが場に出るに際し、色を1色選ぶ。
あなたが選ばれた色のパーマネントをコントロールしていないとき、魅了縛りのカカシを生け贄に捧げる。
*《魅了縛りのカカシ》をコントロールしているにも関らず色が選ばれていない場合
(《墓地のプーカ》が《魅了縛りのカカ》になる等)、「選ばれた色」は存在せず、
誘発型能力は永遠に誘発しない。したがって、生け贄に捧げられることも無い。
《破れ翼トビ/Tatterkite》
{3}
アーティファクト・クリーチャー ― カカシ
2/1
飛行
破れ翼トビの上にはカウンターを配置できない。
*《破れ翼トビ》の上にカウンターを置く呪文や能力は、単純に何もしない。
*《破れ翼トビ》の上にカウンターを置くことを含むコストは支払えない。
*《破れ翼トビ》がカウンターが置かれた状態で場に出る場合、それはそのカウンターが置かれずに場に出る。
《ルーンの光輪/Runed Halo》
{W}{W}
エンチャント
ルーンの光輪が場に出るに際し、カード名を1つ指定する。
あなたは選ばれたカード名に対するプロテクションを持つ。
*選ばれたカード名からのプロテクションを得るだけであって、選ばれた単語からの
プロテクションを得るわけではない。 例えば、選んだカード名が《森》である場合、
あなたは"森"という名前のあらゆるものに対してプロテクションを持つが、
プロテクション(森)を持つわけではない。 例)クリーチャー化した《樹液染みの森/
Sapseep Forest》は、サブタイプは森であるが、あなたにダメージを与える。
*トークンの名前はカード名ではない。
-----------------------
そんなところで。
#新しいエキスパンションが出るということは、ルールの改変期でもあります。
#なので記事を書く材料には事欠かないのですが、
#あんまりいっぺんに書こうと思っても、そうそうできるもんじゃありません。
#何事もほどほどが良いということですかね。
あ、金曜問題のネタはなぜかどこからか出てきます。クローゼットの中からとか。(?
それでは先週の回答ー。
×
「この呪文をプレイするに際し、あなたはあなたがコントロールするこの呪文と共通の色を
持つアンタップ状態のクリーチャー2体をタップしてもよい。」(CR502.78a)
とあるので、この追加コスト(=共謀コスト)は1回しか支払えない。
2−1)7点
2−2)7点
2−3)置かれない。
題意の通りに戦闘ダメージを割り振ると、以下のようになる。
・《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》に1点
・プレイヤーBに残りの7点
これにより、Bは7点のダメージを受ける。
また、《ヴェクの聖騎士》が受けるダメージは、プロテクションによって軽減されるので0点になる。
なので、実際に与えたダメージは7点なので、絆魂による回復は7点である。
《ヴェクの聖騎士》へのダメージは軽減されて0点になっているので、
萎縮による-1/-1カウンターは置かれない。
よってこの《ヴェクの聖騎士》は墓地に置かれない。
2−4−1)7点
2−4−2)7点
2−4−3)選択によっては墓地に置かれる。
上の状況と異なるのは、《ヴェクの聖騎士》に与えられる戦闘ダメージの扱いだけである。
・萎縮’の置換効果
・プロテクションの軽減効果
軽減も置換効果であるので、影響を受けるオブジェクトのコントローラー= B が、
どちらの置換効果を適用するかを決める。
プロテクションを先に適用すると、ダメージは0点になるので-1/-1カウンターは置かれない。
萎縮’を先に適用すると、-1/-1カウンターが1個置かれる。これはプロテクションでは防げないので
《ヴェクの聖騎士》は墓地に置かれる。
結果として、Bの選択によっては《ヴェクの聖騎士》を墓地におくことも可能である。
-1/-1カウンターが6個置かれた状態で場に出る。
頑強能力が誘発し、その解決時には「場に出る際〜(As CIP)」という置換効果が2つ働く。
・《Torch Walker》の「-1/-1 カウンターが5個置かれた状態で場に出る」
・頑強能力の「-1/-1 カウンターが1個置かれた状態で場に出る」
上はそのパーマネント自身に影響を及ぼすので先に適用される。
その後、下の置換効果が、場に出ることに影響を及ぼす置換効果のうちですでに適用したもの
を考慮したうえで適用されるので、結果として-1/-1カウンターは6個置かれた状態で場に出る。
似たような効果を持つ呪文にラヴニカの《死後剛直/Vigor Mortis》がある。
この呪文で《トリスケラバス/Triskelavus》を場に出すと、そこには+1/+1カウンターが
何個置かれているだろうか?
・・・上記と同じ考え方をすると、4個である。
しかし、CR上でちゃんとした挙動を示すけれども、すこしわかりにくい文章なので、
最近のオラクルでは「追加の+1/+1カウンターが〜」という文章に直された。
そんなシャドウムーアでのオラクル更新・CR更新点を載せたMaGoの記事の、翻訳に協力しました。
タカラトミーの以下の記事で読めますので、よろしければ見てやってください。
http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20080425/index.html
------------------------------
そんなところで。
#なので記事を書く材料には事欠かないのですが、
#あんまりいっぺんに書こうと思っても、そうそうできるもんじゃありません。
#何事もほどほどが良いということですかね。
あ、金曜問題のネタはなぜかどこからか出てきます。クローゼットの中からとか。(?
それでは先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「共謀をもつ呪文をプレイした場合、共謀コストは何回でも支払うことができる。」
○か×か?
×
「この呪文をプレイするに際し、あなたはあなたがコントロールするこの呪文と共通の色を
持つアンタップ状態のクリーチャー2体をタップしてもよい。」(CR502.78a)
とあるので、この追加コスト(=共謀コスト)は1回しか支払えない。
問2
プレイヤーAは、《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》がつけられた《真夜中のバンシー》を
コントロールしている。
プレイヤーBは、-1/-1カウンターが1個乗っている《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》をコントロールしている。
プレイヤーAはさきほどの《真夜中のバンシー》で攻撃し、
Bはそれを《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》でブロックした。
プレイヤーAは、戦闘ダメージを可能な限りプレイヤーBに割り振った。
両者とも他の呪文や能力をプレイすることは無かった。
さて、戦闘ダメージを解決すると・・・
2−1)プレイヤーBが受けるダメージは何点か?
2−2)プレイヤーAが得るライフは何点か?
2−3)《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》は墓地に置かれるか?
2−4)(難)
仮定の出題。
萎縮能力が以下のような注釈文であったとしよう。上記2−1)〜2−3)はどうなるか?
萎縮’(これがクリーチャーにダメージを与える場合、代わりに-1/-1カウンターをそのクリーチャーにダメージの点数と同じ数だけ乗せる。)
2−1)7点
2−2)7点
2−3)置かれない。
題意の通りに戦闘ダメージを割り振ると、以下のようになる。
・《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》に1点
・プレイヤーBに残りの7点
これにより、Bは7点のダメージを受ける。
また、《ヴェクの聖騎士》が受けるダメージは、プロテクションによって軽減されるので0点になる。
なので、実際に与えたダメージは7点なので、絆魂による回復は7点である。
《ヴェクの聖騎士》へのダメージは軽減されて0点になっているので、
萎縮による-1/-1カウンターは置かれない。
よってこの《ヴェクの聖騎士》は墓地に置かれない。
2−4−1)7点
2−4−2)7点
2−4−3)選択によっては墓地に置かれる。
上の状況と異なるのは、《ヴェクの聖騎士》に与えられる戦闘ダメージの扱いだけである。
・萎縮’の置換効果
・プロテクションの軽減効果
軽減も置換効果であるので、影響を受けるオブジェクトのコントローラー= B が、
どちらの置換効果を適用するかを決める。
プロテクションを先に適用すると、ダメージは0点になるので-1/-1カウンターは置かれない。
萎縮’を先に適用すると、-1/-1カウンターが1個置かれる。これはプロテクションでは防げないので
《ヴェクの聖騎士》は墓地に置かれる。
結果として、Bの選択によっては《ヴェクの聖騎士》を墓地におくことも可能である。
問3 (やや難)
シャドウムーアのメカニックを使用した問題。
仮定のカード・テキストを使用するので、現実のゲームでこのような状況があるかはわからない。
私のコントロールする《Torch Walker》というクリーチャーは、以下のようなテキストを持つ。
《Torch Walker》 {R}{R}
クリーチャー -- 人間・市民
Torch Walkerは -1/-1 カウンターが5個置かれた状態で場に出る。
7/7
現在、《Torch Walker》の上に-1/-1カウンターは置かれていない。
この状態で、《Torch Walker》が他の呪文により頑強能力を得て、その後に《恐怖/Terror》で破壊された。
さて、《Torch Walker》は頑強能力により場に戻ってくるが・・・
どのような状態で戻ってくるか? その理由も答えよ。
-1/-1カウンターが6個置かれた状態で場に出る。
頑強能力が誘発し、その解決時には「場に出る際〜(As CIP)」という置換効果が2つ働く。
・《Torch Walker》の「-1/-1 カウンターが5個置かれた状態で場に出る」
・頑強能力の「-1/-1 カウンターが1個置かれた状態で場に出る」
上はそのパーマネント自身に影響を及ぼすので先に適用される。
その後、下の置換効果が、場に出ることに影響を及ぼす置換効果のうちですでに適用したもの
を考慮したうえで適用されるので、結果として-1/-1カウンターは6個置かれた状態で場に出る。
似たような効果を持つ呪文にラヴニカの《死後剛直/Vigor Mortis》がある。
この呪文で《トリスケラバス/Triskelavus》を場に出すと、そこには+1/+1カウンターが
何個置かれているだろうか?
・・・上記と同じ考え方をすると、4個である。
しかし、CR上でちゃんとした挙動を示すけれども、すこしわかりにくい文章なので、
最近のオラクルでは「追加の+1/+1カウンターが〜」という文章に直された。
そんなシャドウムーアでのオラクル更新・CR更新点を載せたMaGoの記事の、翻訳に協力しました。
タカラトミーの以下の記事で読めますので、よろしければ見てやってください。
http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20080425/index.html
------------------------------
そんなところで。
Friday Magic Quiz. [08-15]
2008年4月25日#週末から大型連休に入る人も多いと思われます。
#でもとりあえずはシャドウムーアのプレリリース・パーティにて
#新カードで遊ぶのはいかがでしょうか。
#お近くの店舗まで足を運んでみてください。日程をミスらないでね。
そろそろ手持ちのFMQをまとめたくなってきました。
・・・本を作る? うーん。
ま、それはさておき、今週の問題ー。
問1
かたならし○×。
「『カード名を1つ指定する。』とある場合、現実に存在するカード名を宣言しなくては
いけないが、それはトークンカード(パックに入っているボーナスカード)でもよい。」
○か×か?
問2
新エキスパンションが出るたびに、トップレア談義に花を咲かせるプレイヤーAとB。
Aは「万人が見て強いカードがトップレアだ」といい、Bは「店の値段設定でなんとでもなるさ」
といい、二人の意見は平行線である。そんな二人がいつものゲームをしている。
Aは最初こそ《思考囲い/Thoughtseize》でBの《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
を手札から捨てさせるも、早々に土地が事故り、まったくマナが伸びない。
そのうえBに《涙の雨/Rain of Tears》と《なだれ乗り/Avalanche Riders》
でなけなしの土地を壊されていて、場にはコントロールしているパーマネントが何もない。
一方でBは、以下のようなパーマネントをコントロールし、墓地と手札は以下の状態である。
場:
3x《山/Mountain》
2x《沼/Swamp》
墓地:
《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
《火葬/Incinerate》
《涙の雨/Rain of Tears》
《なだれ乗り/Avalanche Riders》
手札:
《山/Mountain》
《山/Mountain》
《魂魄流/Torrent of Souls》
現在はBのターン、戦闘前メイン・フェイズである。
早めに決着をつけたいBは、このターンに、Aへできるだけダメージを与えようと考えた。
さて、何点のダメージを与えることができるだろうか?
(なお、かわいそうなAは呪文や能力を全く使用しないものとする)
問3
私がシャドウムーアを使用したシールド戦で遊んでいたときのことである。
私のターンの戦闘フェイズに、《スズメバチの槍兵/Wasp Lancer》で対戦相手に攻撃し、
戦闘後メイン・フェイスで《川の殺し屋、シグ/Sygg, River Cutthroat》を場に出した。
私はこう言った。
「このターンにあなたは3点のダメージを受けているから、エンド時にカードを引くよ。」
私はカードを引けるだろうか?
----------------------
いつものように、回答は週明けにでも。
#でもとりあえずはシャドウムーアのプレリリース・パーティにて
#新カードで遊ぶのはいかがでしょうか。
#お近くの店舗まで足を運んでみてください。日程をミスらないでね。
そろそろ手持ちのFMQをまとめたくなってきました。
・・・本を作る? うーん。
ま、それはさておき、今週の問題ー。
問1
かたならし○×。
「『カード名を1つ指定する。』とある場合、現実に存在するカード名を宣言しなくては
いけないが、それはトークンカード(パックに入っているボーナスカード)でもよい。」
○か×か?
問2
新エキスパンションが出るたびに、トップレア談義に花を咲かせるプレイヤーAとB。
Aは「万人が見て強いカードがトップレアだ」といい、Bは「店の値段設定でなんとでもなるさ」
といい、二人の意見は平行線である。そんな二人がいつものゲームをしている。
Aは最初こそ《思考囲い/Thoughtseize》でBの《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
を手札から捨てさせるも、早々に土地が事故り、まったくマナが伸びない。
そのうえBに《涙の雨/Rain of Tears》と《なだれ乗り/Avalanche Riders》
でなけなしの土地を壊されていて、場にはコントロールしているパーマネントが何もない。
一方でBは、以下のようなパーマネントをコントロールし、墓地と手札は以下の状態である。
場:
3x《山/Mountain》
2x《沼/Swamp》
墓地:
《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
《火葬/Incinerate》
《涙の雨/Rain of Tears》
《なだれ乗り/Avalanche Riders》
手札:
《山/Mountain》
《山/Mountain》
《魂魄流/Torrent of Souls》
現在はBのターン、戦闘前メイン・フェイズである。
早めに決着をつけたいBは、このターンに、Aへできるだけダメージを与えようと考えた。
さて、何点のダメージを与えることができるだろうか?
(なお、かわいそうなAは呪文や能力を全く使用しないものとする)
《魂魄流/Torrent of Souls》 {4}{B/R}
ソーサリー
魂魄流をプレイするために{B}が支払われている場合、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード
を最大1枚まで対象とし、それを場に戻す。魂魄流をプレイするために{R}が支払われている場合、
プレイヤー1人を対象とする。ターン終了時まで、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャ
ーは+2/+0の修整を受けるとともに速攻を持つ。({B}{R}が支払われている場合、両方を行う。)
問3
私がシャドウムーアを使用したシールド戦で遊んでいたときのことである。
私のターンの戦闘フェイズに、《スズメバチの槍兵/Wasp Lancer》で対戦相手に攻撃し、
戦闘後メイン・フェイスで《川の殺し屋、シグ/Sygg, River Cutthroat》を場に出した。
私はこう言った。
「このターンにあなたは3点のダメージを受けているから、エンド時にカードを引くよ。」
私はカードを引けるだろうか?
《スズメバチの槍兵/Wasp Lancer》 {U/B}{U/B}{U/B}
クリーチャー ─ フェアリー・兵士
3/2
飛行
《川の殺し屋、シグ/Sygg, River Cutthroat》 {U/B}{U/B}
伝説のクリーチャー ― マーフォーク・ならず者
1/3
ターン終了時に、いずれかの対戦相手がこのターンに3点以上のライフを失っている場合、
あなたはカードを1枚引いてもよい。 (ダメージによりライフは失われる。)
----------------------
いつものように、回答は週明けにでも。