#今年のエイプリルフールは色んなTCGのルールで解釈したものをお届けしました。
#解説は特に書きませんが、コメントに書かれている通りでだいたいあってます。
#他のサイトも巡ってみましたが、毎年面白いことが行われていますねえ。
#アイレムと円谷プロはもうちょっと自重という言葉の意味を考えたほうが・・・
それでは、先週の回答ー。
×
複数の対象群がある場合、同一のオブジェクト、プレイヤー、あるいは領域を
それぞれ1回ずつ対象に取ることができる。(CR409.1c)
例えば、"Destroy target artifact and target land." という表記であれば、
土地・アーティファクトであるパーマネント1つのみを(それぞれの)対象にできる。
#実はこれ、良くない問題。英語オラクルで"target"というならば上記で問題ないのだが、
#『対象』という単語だけをみると日本語であり、それが2回使われている場合は
#上記に限った話ではない。英語の表現では上記のようにtargetが2つ使われていても、
#日本語では一つの『対象』という単語にまとめられているからだ。
#例:「アーティファクト1つと土地1つを対象とし、それらを破壊する」
#調べ切れなかったことを白状するが、
# 1)日本語で印刷されたカード文面。
# 2)『対象』という単語が2回以上現れる。
# 3)それらの『対象』は同じものであっても良い
#というカードは現実に存在するだろうか。識者の方からのコメントを頂けるとありがたいです。
2−1)不可能。
2−2)( 2−1)が不可能なので回答なし)
Bの《呪文づまりのスプライト》の解決が終了し、Aに優先権がわたるまでに起こることを
時系列順に書いてみよう。なお、すでに《呪文づまりのスプライト》は場に出ていて
能力は誘発しており、そのP/Tは0/0で、スタックには《思考囲い》のみがある。
i) Aが優先権を得る直前、全ての状況起因効果がチェックされる。
ii) 状況起因効果によって、タフネスが0である《呪文づまりのスプライト》は墓地に置かれる。
iii) 誘発した能力をスタックに乗せる。対象を選ばないといけないが、Bのコントロールする
フェアリーの数は0なので、「点数で見たマナ・コストが0以下」の呪文を対象に
しないといけない。当然そのような呪文は無いので、対象が適正に選べない。
なので、この能力はスタックから単に取り除かれる。
iv) 再び状況起因効果をチェックする。特に何も起こらない。
v) これ以上誘発した能力は無いので、Aが優先権を得て何かをすることができる。
CR410や、CR420.3も参照のこと。
正しくない。
インスタント、ソーサリーでないオブジェクトの能力は通常場にあるときのみ機能する。
ただし、これには例外が8つ存在する。(CR402.8)
a) 特性定義能力。
b) どの領域で機能するかが書かれている能力(例:《起源》)
c) それをプレイするためのコストを修整する能力(例:キッカー)
d) それをプレイするための制限や修整をもたらす能力(例:《ストロームガルドの災い魔、ハーコン》)
e) それが場に出る状況を変更する能力(例:《クローン/Clone》)
f) 場にある間に支払うことのできないコストを必要とする起動型能力(例:《起源》)
g) 場以外の領域にある間にのみ誘発しうる誘発条件を持つ誘発型能力(例:憑依)
h) 特定の領域から移動させることがコストや効果である能力(例:《ネクロサヴァント》)
《キスキンの大心臓》はこのどれにも該当せず、従って場にあるときにしか機能しない。
なので、先制攻撃は持たず、《石塚の放浪者》は先制攻撃を得ることはない。
--------------------
そんなところで。
明日はCBL14thとプレリ@東海の告知。
#解説は特に書きませんが、コメントに書かれている通りでだいたいあってます。
#他のサイトも巡ってみましたが、毎年面白いことが行われていますねえ。
#アイレムと円谷プロはもうちょっと自重という言葉の意味を考えたほうが・・・
それでは、先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「『対象』という単語が2つある呪文をプレイする場合、適正な対象は必ず2つ必要である。」
○か×か?
×
複数の対象群がある場合、同一のオブジェクト、プレイヤー、あるいは領域を
それぞれ1回ずつ対象に取ることができる。(CR409.1c)
例えば、"Destroy target artifact and target land." という表記であれば、
土地・アーティファクトであるパーマネント1つのみを(それぞれの)対象にできる。
#実はこれ、良くない問題。英語オラクルで"target"というならば上記で問題ないのだが、
#『対象』という単語だけをみると日本語であり、それが2回使われている場合は
#上記に限った話ではない。英語の表現では上記のようにtargetが2つ使われていても、
#日本語では一つの『対象』という単語にまとめられているからだ。
#例:「アーティファクト1つと土地1つを対象とし、それらを破壊する」
#調べ切れなかったことを白状するが、
# 1)日本語で印刷されたカード文面。
# 2)『対象』という単語が2回以上現れる。
# 3)それらの『対象』は同じものであっても良い
#というカードは現実に存在するだろうか。識者の方からのコメントを頂けるとありがたいです。
問2
プレイヤーAは《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero》をコントロールしている。
Aのターンのメインフェイズに、Aは《思考囲い/Thoughtseize》をBを対象にプレイした。
Bはそれに対応して、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》をプレイした。
さて、《呪文づまりのスプライト》は無事に解決されたのだが・・・
2−1)《呪文づまりのスプライト》の誘発型能力を、Aの《思考囲い》を対象に取ることは可能か?
2−2)上が可能な場合、《思考囲い》を打ち消すことは可能か?
2−1)不可能。
2−2)( 2−1)が不可能なので回答なし)
Bの《呪文づまりのスプライト》の解決が終了し、Aに優先権がわたるまでに起こることを
時系列順に書いてみよう。なお、すでに《呪文づまりのスプライト》は場に出ていて
能力は誘発しており、そのP/Tは0/0で、スタックには《思考囲い》のみがある。
i) Aが優先権を得る直前、全ての状況起因効果がチェックされる。
ii) 状況起因効果によって、タフネスが0である《呪文づまりのスプライト》は墓地に置かれる。
iii) 誘発した能力をスタックに乗せる。対象を選ばないといけないが、Bのコントロールする
フェアリーの数は0なので、「点数で見たマナ・コストが0以下」の呪文を対象に
しないといけない。当然そのような呪文は無いので、対象が適正に選べない。
なので、この能力はスタックから単に取り除かれる。
iv) 再び状況起因効果をチェックする。特に何も起こらない。
v) これ以上誘発した能力は無いので、Aが優先権を得て何かをすることができる。
CR410や、CR420.3も参照のこと。
問3
私がローウィン+モーニングタイドのシールド戦をしていたときのことである。
対戦相手の墓地には《キスキンの大心臓/Kithkin Greatheart》がある。
対戦相手が《石塚の放浪者/Cairn Wanderer》を場に出し、こう言った。
対戦相手「僕は巨人をコントロールしていますので、《キスキンの大心臓》は先制攻撃を持っています。
なので、この《石塚の放浪者》も先制攻撃をもちます。」
この主張は正しいか?
正しくない。
インスタント、ソーサリーでないオブジェクトの能力は通常場にあるときのみ機能する。
ただし、これには例外が8つ存在する。(CR402.8)
a) 特性定義能力。
b) どの領域で機能するかが書かれている能力(例:《起源》)
c) それをプレイするためのコストを修整する能力(例:キッカー)
d) それをプレイするための制限や修整をもたらす能力(例:《ストロームガルドの災い魔、ハーコン》)
e) それが場に出る状況を変更する能力(例:《クローン/Clone》)
f) 場にある間に支払うことのできないコストを必要とする起動型能力(例:《起源》)
g) 場以外の領域にある間にのみ誘発しうる誘発条件を持つ誘発型能力(例:憑依)
h) 特定の領域から移動させることがコストや効果である能力(例:《ネクロサヴァント》)
《キスキンの大心臓》はこのどれにも該当せず、従って場にあるときにしか機能しない。
なので、先制攻撃は持たず、《石塚の放浪者》は先制攻撃を得ることはない。
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そんなところで。
明日はCBL14thとプレリ@東海の告知。