Answer: Friday Magic Quiz. [07-25A]
2007年7月23日#週末は暑さと湿気でぐったりする天気の中、
#PTQバレンシア@名古屋のスタッフでした。
#当日に飛び入りで手伝ってくれたお二人に感謝します。
#正直、あんなに来るとは思いませんでした。orz
デッキは色々なものが見れて面白かったです。
延長に持ち込まれる試合が数多かったのも特徴ですかね。
それでは先週の回答ー。
×
おいらが「常に」という言葉を使う場合は、大抵は例外の事項がある場合だったりする。
この問題もその一つで、そもそもマナ能力の定義にこのようなテンプレートの記載は無い。
ところが大多数の起動型能力は上のテンプレートに沿っている。
ではここで以下のカードを見てみよう。
《倍化の立方体/Doubling Cube》
{3}, {Tap}: Double the amount of each type of mana in your mana pool.
この能力はマナ能力である。
が、問題文にあるテンプレートとは異なっている。
そういうわけで答えは×。
反例を出した答えも良いが、CRに記載が無いことを示した回答はなお良い。
4/4
《キマイラ杖/Chimeric Staff》の起動型能力による継続的効果も、
《突然の死/Sudden Death》による継続的効果も、同じ第6種に区別される。
また、この2つは
・特性定義能力ではない → 6a種ではない。
・カウンターの類ではない → 6c種ではない。
・修整を加える類の常在型能力によるものではない → 6d種ではない。
・パワー/タフネスを入れかえるものではない → 6e種ではない。
つまり、この2つの効果は共に6b種に分類され、それはタイムスタンプ順に適用される。
したがって、この《キマイラ杖/Chimeric Staff》は最終的に4/4になる。
6d種に関して間違った覚え方をしている人は意外に多い。
《聖なる力/Holy Strength》、《栄光の頌歌/Glorious Anthem》等は、
わかりやすい6d種の例だが、これを
「エンチャントからのパワー/タフネスの修正は6d種」
と覚えてしまうと、足元をすくわれることになる。
なぜか?
未来予知に収録されている、《流動石の抱擁/Flowstone Embrace》の効果を考えてみよう。
これはエンチャントであるが、これによる効果は第6b種か? それとも第6d種か?
答えはここでは示さないので、各自で考えること。
(おそらく普通は)6点。
《サマイトの癒し手/Samite Healer》の軽減効果、
《ラースの灼熱洞/Furnace of Rath》、《紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer’s Swath》の効果、
以上3つはすべて置換効果である。
複数の置換効果で適用をうけるときには、その影響を受けるオブジェクトをコントロール
しているプレイヤー、または影響を受けるプレイヤーがどれを適用するか決める。
(CR419.9a)
この場合、影響を受けるのは私自身なので、私が3つの置換効果を好きなように適用して
かまわない。一番ダメージが少なくなるのは、
・ダメージを1点軽減(《火葬》の3点→2点)
・ダメージを2倍(2点→4点)
・ダメージを+2(4点→6点)
と適用して、6点のダメージにする場合である。
もちろん、適用順を色々といじれば、もっとたくさんのダメージを食らう羽目になるが、
普通は自分に与えられるダメージは小さいほうが賢明なので、6点にするだろう。
--------------
そんなところで。
#PTQバレンシア@名古屋のスタッフでした。
#当日に飛び入りで手伝ってくれたお二人に感謝します。
#正直、あんなに来るとは思いませんでした。orz
デッキは色々なものが見れて面白かったです。
延長に持ち込まれる試合が数多かったのも特徴ですかね。
それでは先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「起動型のマナ能力は常に
『[コスト]:〜をマナ・プールに加える / add {hoge} to your mana pool』
という書式で表記される。」
○か×か?
×
おいらが「常に」という言葉を使う場合は、大抵は例外の事項がある場合だったりする。
この問題もその一つで、そもそもマナ能力の定義にこのようなテンプレートの記載は無い。
ところが大多数の起動型能力は上のテンプレートに沿っている。
ではここで以下のカードを見てみよう。
《倍化の立方体/Doubling Cube》
{3}, {Tap}: Double the amount of each type of mana in your mana pool.
この能力はマナ能力である。
が、問題文にあるテンプレートとは異なっている。
そういうわけで答えは×。
反例を出した答えも良いが、CRに記載が無いことを示した回答はなお良い。
問2
プレイヤーAは《キマイラ杖/Chimeric Staff》の能力を起動し、5/5のクリーチャーにした。
プレイヤーBは、それに《突然の死/Sudden Death》をプレイした。
あわれ1/1になってしまった《キマイラ杖/Chimeric Staff》だが、プレイヤーAは
さらに起動型能力をプレイし、コストとして{4}を支払った。
さて、この《キマイラ杖/Chimeric Staff》のパワー/タフネスはいくつになるか?
4/4
《キマイラ杖/Chimeric Staff》の起動型能力による継続的効果も、
《突然の死/Sudden Death》による継続的効果も、同じ第6種に区別される。
また、この2つは
・特性定義能力ではない → 6a種ではない。
・カウンターの類ではない → 6c種ではない。
・修整を加える類の常在型能力によるものではない → 6d種ではない。
・パワー/タフネスを入れかえるものではない → 6e種ではない。
つまり、この2つの効果は共に6b種に分類され、それはタイムスタンプ順に適用される。
したがって、この《キマイラ杖/Chimeric Staff》は最終的に4/4になる。
6d種に関して間違った覚え方をしている人は意外に多い。
《聖なる力/Holy Strength》、《栄光の頌歌/Glorious Anthem》等は、
わかりやすい6d種の例だが、これを
「エンチャントからのパワー/タフネスの修正は6d種」
と覚えてしまうと、足元をすくわれることになる。
なぜか?
未来予知に収録されている、《流動石の抱擁/Flowstone Embrace》の効果を考えてみよう。
これはエンチャントであるが、これによる効果は第6b種か? それとも第6d種か?
答えはここでは示さないので、各自で考えること。
問3
私は《サマイトの癒し手/Samite Healer》をコントロールしている。
対戦相手は《ラースの灼熱洞/Furnace of Rath》と、《紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer’s
Swath》
をコントロールしている。
この状態で、対戦相手は《火葬/Incinerate》を私を対象にプレイした。
これに対応して、私は《サマイトの癒し手/Samite Healer》の能力を私を対象に向けて
プレイした。
私は《火葬》で何点のダメージをくらうだろうか?
(おそらく普通は)6点。
《サマイトの癒し手/Samite Healer》の軽減効果、
《ラースの灼熱洞/Furnace of Rath》、《紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer’s Swath》の効果、
以上3つはすべて置換効果である。
複数の置換効果で適用をうけるときには、その影響を受けるオブジェクトをコントロール
しているプレイヤー、または影響を受けるプレイヤーがどれを適用するか決める。
(CR419.9a)
この場合、影響を受けるのは私自身なので、私が3つの置換効果を好きなように適用して
かまわない。一番ダメージが少なくなるのは、
・ダメージを1点軽減(《火葬》の3点→2点)
・ダメージを2倍(2点→4点)
・ダメージを+2(4点→6点)
と適用して、6点のダメージにする場合である。
もちろん、適用順を色々といじれば、もっとたくさんのダメージを食らう羽目になるが、
普通は自分に与えられるダメージは小さいほうが賢明なので、6点にするだろう。
--------------
そんなところで。