#1週間ぶりのご無沙汰です。
#公私ともどもばたばたしている日々にも、一応の落ち着きが出てきました。
#そろそろM;tGをやりたい病にかかってきたので、
#誰かデッキのネタをください(ぇ
とりあえず。
3ヶ月に一回の希望と絶望が交錯する、禁止・制限カードの更新です。
http://www.wizards.com/default.asp?x=dci/announce/dci20070601a
ヴィンテージ:
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》 1枚制限
《通電式キー/Voltaic Key》 制限解除
《黒の万力/Black Vise》 制限解除
《精神錯乱/Mind Twist》 制限解除
《噴出/Gush》 制限解除
レガシー:
《閃光/Flash》 禁止
《精神力/Mind Over Matter》 禁止解除
《補充/Replenish》 禁止解除
Magic Online : Prismatic
《きらめく願い/Glittering Wish》、《召喚士の契約/Summoner’s Pact》、
《砕岩を食うもの/Detritivore》が禁止。
その他に変更はありません。
以上の更新は6月20日に有効になります。
色々とほのめかされて来ましたが、無事に《閃光/Flash》は禁止になりました。
帰ってきた《精神力/Mind Over Matter》や《補充/Replenish》が、
どのような影響を現在のレガシー環境に及ぼすか注目です。
なお、次回C.B.L. 4th は6月10日ですので、まだ禁止カードは更新されてません。
あしからず。
筆者的には、ヴィンテージで制限の解けた《噴出/Gush》が注目株。
良質のドロー呪文ですので、「カードが引ければ引けるほど強い」ヴィンテージでは
ドロー呪文の候補としてあげても良いと思います。
#個人的にはFish好きなので、歓迎しています。
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》?
任意に手札と墓地にカードを落とせる呪文が、弱いわけないじゃないですか。
---------------------------------------------------------
2つ目ー。
日本選手権の東海地区予選ですが、日程と場所が決定いたしました。
7月01日(日) 名古屋国際会議場
7月16日(祝) 岡崎市竜美丘会館
詳しくは本家のほうへ。
http://www.wizards.com/default.asp?x=events/regionals/japan,,ja
#22日と一旦は記事に書きましたが、あれは誤りです。申し訳ありませんでした。
---------------------------------------------------------
そんなわけで。今週の問題ー
問1
かたならし○×。
「モードを持つ誘発型能力が誘発したとき、選べるモードが1つしかない場合、
そのモードを強制的に選ばなくてはならない。」
○か×か?
問2
次のうち、《拒否/Nix》で打ち消すことのできる呪文はどれか。(複数回答可)
a)待機能力によってプレイされた《祖先の幻視/Ancestral Vision》
b)裏向きにプレイされた《意志を曲げる者/Willbender》
c)フラッシュバック・コストを支払ってプレイした《戦慄の復活/Dread Return》
d)《徴用/Commandeer》でコントロールを奪った《ブーメラン/Boomerang》
(本来のオーナーは、通常通り{U}{U}を支払ってプレイしている。)
e)場に《三なる宝球/Trinisphere》があるときに、{3}支払ってプレイされた《召喚士の契約/Summoner’s Pact》
問3
私の墓地には《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》がある。
3−1)
私が《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》をコントロールしているときに、
墓地にある《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》を、裏向きでプレイすることは可能か?
3−2)(上とはまた別の状況である)
私が《奸謀/Conspiracy》をコントロールしており、宣言は「騎士/Knight」である。
墓地には《ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourge》があるのだが、
墓地にある《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》を、裏向きでプレイすることは可能か?
----------------
いつものように、回答は週明けにでも。
追伸:
レイヤーの適用問題についての返信は、ちょっとまってください。
複雑には書けるのですが、簡便に書こうとすると難しいので。
#公私ともどもばたばたしている日々にも、一応の落ち着きが出てきました。
#そろそろM;tGをやりたい病にかかってきたので、
#誰かデッキのネタをください(ぇ
とりあえず。
3ヶ月に一回の希望と絶望が交錯する、禁止・制限カードの更新です。
http://www.wizards.com/default.asp?x=dci/announce/dci20070601a
ヴィンテージ:
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》 1枚制限
《通電式キー/Voltaic Key》 制限解除
《黒の万力/Black Vise》 制限解除
《精神錯乱/Mind Twist》 制限解除
《噴出/Gush》 制限解除
レガシー:
《閃光/Flash》 禁止
《精神力/Mind Over Matter》 禁止解除
《補充/Replenish》 禁止解除
Magic Online : Prismatic
《きらめく願い/Glittering Wish》、《召喚士の契約/Summoner’s Pact》、
《砕岩を食うもの/Detritivore》が禁止。
その他に変更はありません。
以上の更新は6月20日に有効になります。
色々とほのめかされて来ましたが、無事に《閃光/Flash》は禁止になりました。
帰ってきた《精神力/Mind Over Matter》や《補充/Replenish》が、
どのような影響を現在のレガシー環境に及ぼすか注目です。
なお、次回C.B.L. 4th は6月10日ですので、まだ禁止カードは更新されてません。
あしからず。
筆者的には、ヴィンテージで制限の解けた《噴出/Gush》が注目株。
良質のドロー呪文ですので、「カードが引ければ引けるほど強い」ヴィンテージでは
ドロー呪文の候補としてあげても良いと思います。
#個人的にはFish好きなので、歓迎しています。
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》?
任意に手札と墓地にカードを落とせる呪文が、弱いわけないじゃないですか。
---------------------------------------------------------
2つ目ー。
日本選手権の東海地区予選ですが、日程と場所が決定いたしました。
7月01日(日) 名古屋国際会議場
7月16日(祝) 岡崎市竜美丘会館
詳しくは本家のほうへ。
http://www.wizards.com/default.asp?x=events/regionals/japan,,ja
#22日と一旦は記事に書きましたが、あれは誤りです。申し訳ありませんでした。
---------------------------------------------------------
そんなわけで。今週の問題ー
問1
かたならし○×。
「モードを持つ誘発型能力が誘発したとき、選べるモードが1つしかない場合、
そのモードを強制的に選ばなくてはならない。」
○か×か?
問2
次のうち、《拒否/Nix》で打ち消すことのできる呪文はどれか。(複数回答可)
a)待機能力によってプレイされた《祖先の幻視/Ancestral Vision》
b)裏向きにプレイされた《意志を曲げる者/Willbender》
c)フラッシュバック・コストを支払ってプレイした《戦慄の復活/Dread Return》
d)《徴用/Commandeer》でコントロールを奪った《ブーメラン/Boomerang》
(本来のオーナーは、通常通り{U}{U}を支払ってプレイしている。)
e)場に《三なる宝球/Trinisphere》があるときに、{3}支払ってプレイされた《召喚士の契約/Summoner’s Pact》
問3
私の墓地には《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》がある。
3−1)
私が《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》をコントロールしているときに、
墓地にある《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》を、裏向きでプレイすることは可能か?
3−2)(上とはまた別の状況である)
私が《奸謀/Conspiracy》をコントロールしており、宣言は「騎士/Knight」である。
墓地には《ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourge》があるのだが、
墓地にある《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》を、裏向きでプレイすることは可能か?
----------------
いつものように、回答は週明けにでも。
追伸:
レイヤーの適用問題についての返信は、ちょっとまってください。
複雑には書けるのですが、簡便に書こうとすると難しいので。
#日本選手権予選のシーズンに入りました。
#巷にはスタンダードのレシピがあふれかえっております。
#なお、予選と本戦では使えるカードセットが違うというのも
#面白いことなんではないでしょうか。
告知ー。
次の日曜日(6/10)は、C.B.L. 4th です。
禁止カードはまだ更新されていない中での大会になります。
まだ《補充/Replenish》には早いですよ、と。
詳細はこちら→ http://www.remus.dti.ne.jp/~testing/mtg/eventindex.html
-----------------------------------------------------
その2。
日本選手権予選シーズンということで、流行をみるために、使用カード分布を
出してみることにしました。
手始めは6月2日に行われた、長野予選です。
デッキリストは Kung Fu Magic ( http://kungfumagic.com/ ) より。
なお、8名分(名前 U-Z)のリストがwebより参照できなかったので、
57名分の集計となります。
全分布はどっか別のページに掲載します。
2007 Japan National Championship Regional Qualifier
Nagano (2007/06/02)
65 Players, 8 Swiss Rounds.
TOP 10 Spells
75 差し戻し / Remand
48 闇の腹心 / Dark Confidant
47 強迫的な研究 / Compulsive Research
45 裂け目の稲妻 / Rift Bolt
44 稲妻のらせん / Lightning Helix
43 黒焦げ / Char
41 炎の印章 / Seal of Fire
41 巨大ヒヨケムシ / Giant Solifuge
39 根の壁 / Wall of Roots
36 極楽鳥 / Birds of Paradise
36 ラノワールのエルフ / Llanowar Elves
*コメントの指摘により、枚数を再集計しました。
-----------------------------------------------------
それでは先週の回答を。
○
CR410.4a を参照。
より正確には、プレイできないモードを選ぶことができない、ということである。
a, c
《拒否/Nix》は、スタック上の呪文ならばなんでも対象にできるが、
実際に打ち消せるかどうかは、その呪文が「マナを支払っているかどうか」による。
呪文は様々な要因で、本来のマナ・コストとは異なる支払いを要求される。
それは代替コストであったり、追加コストであったり、コストの軽減であったりする。
その中で、《拒否/Nix》は、対象となった呪文がどのようにしてプレイされたかを見、
そして「マナを支払っていない」のであれば、それを打ち消す。
上の5つのうち、a, cはマナを支払っていない。(コストは支払っている)
ので、《拒否/Nix》で打ち消すことができる。
他の3つは、プレイする際にマナを支払っているので、《拒否/Nix》では打ち消されない。
3−1)不可能
墓地にある《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》を変異能力を使用してプレイを
行おうとしても、それは裏向きにした時点で土地では無くなっている。
なので、《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》の恩恵は受けることができず、
したがってプレイすることはできない。
CR502.26b, CR409.1 も参照。
3−2)(このままでは)不可能
まず、《ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourge》が
問題の通りに墓地にあるならば、もともと墓地に騎士であるクリーチャー・カードが
あったとしても、それをプレイすることはできない。
墓地の騎士をプレイするためには、ハーコン自身が場にある必要があるのだ。
では、ハーコンが場にあった場合を考えてみよう。
この場合は、《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》を裏向きにプレイすることができる。
プレイの宣言の際に裏返すと、それはクリーチャーであり、《奸謀/Conspiracy》に
よって、それのサブタイプは騎士である。よって、プレイすることが可能である。
-------------
そんなところで。
#巷にはスタンダードのレシピがあふれかえっております。
#なお、予選と本戦では使えるカードセットが違うというのも
#面白いことなんではないでしょうか。
告知ー。
次の日曜日(6/10)は、C.B.L. 4th です。
禁止カードはまだ更新されていない中での大会になります。
まだ《補充/Replenish》には早いですよ、と。
詳細はこちら→ http://www.remus.dti.ne.jp/~testing/mtg/eventindex.html
-----------------------------------------------------
その2。
日本選手権予選シーズンということで、流行をみるために、使用カード分布を
出してみることにしました。
手始めは6月2日に行われた、長野予選です。
デッキリストは Kung Fu Magic ( http://kungfumagic.com/ ) より。
なお、8名分(名前 U-Z)のリストがwebより参照できなかったので、
57名分の集計となります。
全分布はどっか別のページに掲載します。
2007 Japan National Championship Regional Qualifier
Nagano (2007/06/02)
65 Players, 8 Swiss Rounds.
TOP 10 Spells
75 差し戻し / Remand
48 闇の腹心 / Dark Confidant
47 強迫的な研究 / Compulsive Research
45 裂け目の稲妻 / Rift Bolt
44 稲妻のらせん / Lightning Helix
43 黒焦げ / Char
41 炎の印章 / Seal of Fire
41 巨大ヒヨケムシ / Giant Solifuge
39 根の壁 / Wall of Roots
36 極楽鳥 / Birds of Paradise
36 ラノワールのエルフ / Llanowar Elves
*コメントの指摘により、枚数を再集計しました。
-----------------------------------------------------
それでは先週の回答を。
問1
「モードを持つ誘発型能力が誘発したとき、選べるモードが1つしかない場合、
そのモードを強制的に選ばなくてはならない。」
○か×か?
○
CR410.4a を参照。
より正確には、プレイできないモードを選ぶことができない、ということである。
問2
次のうち、《拒否/Nix》で打ち消すことのできる呪文はどれか。(複数回答可)
a)待機能力によってプレイされた《祖先の幻視/Ancestral Vision》
b)裏向きにプレイされた《意志を曲げる者/Willbender》
c)フラッシュバック・コストを支払ってプレイした《戦慄の復活/Dread Return》
d)《徴用/Commandeer》でコントロールを奪った《ブーメラン/Boomerang》
(本来のオーナーは、通常通り{U}{U}を支払ってプレイしている。)
e)場に《三なる宝球/Trinisphere》があるときに、{3}支払ってプレイされた《召喚士の契
約/Summoner’s Pact》
a, c
《拒否/Nix》は、スタック上の呪文ならばなんでも対象にできるが、
実際に打ち消せるかどうかは、その呪文が「マナを支払っているかどうか」による。
呪文は様々な要因で、本来のマナ・コストとは異なる支払いを要求される。
それは代替コストであったり、追加コストであったり、コストの軽減であったりする。
その中で、《拒否/Nix》は、対象となった呪文がどのようにしてプレイされたかを見、
そして「マナを支払っていない」のであれば、それを打ち消す。
上の5つのうち、a, cはマナを支払っていない。(コストは支払っている)
ので、《拒否/Nix》で打ち消すことができる。
他の3つは、プレイする際にマナを支払っているので、《拒否/Nix》では打ち消されない。
問3
私の墓地には《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》がある。
3−1)
私が《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》をコントロールしているときに、
墓地にある《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》を、裏向きでプレイすることは可能か?
3−2)(上とはまた別の状況である)
私が《奸謀/Conspiracy》をコントロールしており、宣言は「騎士/Knight」である。
墓地には《ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourge》があるの
だが、
墓地にある《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》を、裏向きでプレイすることは可能か?
3−1)不可能
墓地にある《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》を変異能力を使用してプレイを
行おうとしても、それは裏向きにした時点で土地では無くなっている。
なので、《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》の恩恵は受けることができず、
したがってプレイすることはできない。
CR502.26b, CR409.1 も参照。
3−2)(このままでは)不可能
まず、《ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourge》が
問題の通りに墓地にあるならば、もともと墓地に騎士であるクリーチャー・カードが
あったとしても、それをプレイすることはできない。
墓地の騎士をプレイするためには、ハーコン自身が場にある必要があるのだ。
では、ハーコンが場にあった場合を考えてみよう。
この場合は、《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》を裏向きにプレイすることができる。
プレイの宣言の際に裏返すと、それはクリーチャーであり、《奸謀/Conspiracy》に
よって、それのサブタイプは騎士である。よって、プレイすることが可能である。
-------------
そんなところで。
書くことが色々とたまって来たので、まとめて片付けちゃいます。
-----------------------------------------------------------
その1)契約不履行問題
《否定の契約/Pact of Negation》などの、契約/Pact サイクルと呼ばれる一連のカードは、
次のアップキープ・ステップに誘発する、遅延誘発型能力を持つ。
その誘発型能力を忘れてしまい、ドローステップのドローを行ったところで、
プレイヤーが気づいた場合、「支払わなかった」選択肢を選んだことになって、
そのプレイヤーは(契約の効果によって)ゲームに敗北する。
これがなぜ巻き戻って支払うことにならないのか? という疑問があるようだが、
すでにJNRのぱお氏から回答は出ているし、実際に巻き戻ることも無い。
契約/Pact サイクルに関しては、誘発を見逃してしまうと、効果によって敗北になる。
これはペナルティ・ガイドに沿った解釈であり、RELによる差異は無い。
これを防ぐために、未来予知のプレリリース前からフロアルールの改訂がアナウンス
されて、「ライブラリーの上にマーカーを置いても良い」となった。
(少なくともそういう意思があった、と筆者は思っている)
ライブラリーの上にマーカー云々の話は、以前にも書いたのでそちら参照。
http://diarynote.jp/d/74598/20070419.html
時に、プレリリースですら、この問題の状況では(効果によって)敗北になる。
もちろんジャッジはそれについて「マーカー乗せてもいいからちゃんと覚えようね」
ということをプレイヤーに教えることが望ましい。横浜ではどーだったのかなあ?
参考)未来予知ルール入門が出た時の、Scott Marshall のコメント
http://oracle.wizards.com/scripts/wa.exe?A2=ind0704c&;;;;L=mtgrules-l&D=1&F=&S=&P=525
-----------------------------------------------------------
その2)《ファーディヤーの予見者/Fa’adiyah Seer》と発掘能力
このところ、以下のような質問がよく来る。
問「《ファーディヤーの予見者/Fa’adiyah Seer》の能力を起動して、
解決時にドローを発掘能力で置換すると、どうなるの?」
回答「発掘を適用したカードを手札に入れて、後の能力は無視して下さい。」
(カードを捨てなくて良い)
《ファーディヤーの予見者/Fa’adiyah Seer》のテキスト文章は以下のとおり。
{Tap} : Draw a card and reveal it. If it isn’t a land card, discard it.
一番最初の「カードを引く」ことを発掘能力で置換した場合、
(引いたカードでは無くなっているので)カードは公開しない。
公開することが無いので、それが土地である云々以降の文章は意味が無くなり、無視される。
よく見るのは次のような回答だ。
「置換して手札に入れようとしたカードを公開して、それが土地で無いなら、捨てる。」
「置換して手札に入れた後で、『土地カードでは無い』ならば、手札から選んで捨てる。」
上記二つはいずれも間違っている。理由はもうわかるだろう。
以上のことは、同様に《シンドバッド/Sindbad》についても言える。
テキスト同じなので・・・
-----------------------------------------------------------
その3)継続的効果の適用方法(依存と独立)
先々週のFMQにあったような、複数の継続的効果がからみあう場合の、
より良い解釈方法を書いてみようと思う。
まず始めに、「依存する」について確認しておく。(CR418.5c )
Aという効果とBという効果が同じ種類別(レイヤー)にあり、
かつ、A,Bいずれも特性定義能力(CDA)ではないとする。
効果Bを先に適用した場合に、
・効果Aのテキストが変わる。
・効果Aが発生するかどうかが変わる。
・効果Aが何に適用するかが変わる。
・効果Aを適用するもののいずれかに、何をするかが変わる。
以上のうち一つでも当てはまった場合、「効果Aは効果Bに依存する」と言う。
例)効果A:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》 効果B:《血染めの月/Blood Moon》
《血染めの月/Blood Moon》の効果を先に適用すると、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
の能力は失われ、効果が発生しなくなる。つまり、発生するかどうかが変わるので、
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》は《血染めの月/Blood Moon》に依存する。
さて、本題。
以下のアルゴリズムは、Lee Sharpe によって書かれたものの私訳である。
それぞれのレイヤーについて、複数の効果がある場合、
1)特性定義能力(CDA)による(当該レイヤーにおける)効果を全て適用する。
2)効果と効果の組み合わせを考えて、以下のうちどれになるかを判断する。
a) それら2つは互いに依存していない。
b) A は B に依存する。
c) B は A に依存する。
d) それら2つは互いに依存する。
(*注意)判断するときには、前に適用した効果を考慮する。
3)ある効果が、他の効果のどれにも依存しない(=独立している)場合、
そのような効果の中で、もっともタイムスタンプ順に「早い」効果1つを適用する。
→2)へ戻る。
4)独立した効果が無い場合、(互いに)依存している効果の中で
もっともタイムスタンプ順に「早い」効果1つを適用する。
→2)へ戻る。
5)適用する効果が無くなった場合、次のレイヤーに移り、また1)から始める。
例を出そう。
以下のパーマネントが場にあるとする。上のものほどタイムスタンプ順が「早い」。
《寺院の庭/Temple Garden》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《血染めの月/Blood Moon》
《生命と枝/Life and Limb》
《奸謀/Conspiracy》(宣言は『苗木』)
《灰色熊/Grizzly Bears》
第4種において、
BM:《血染めの月/Blood Moon》
LaL:《生命と枝/Life and Limb》
Con:《奸謀/Conspiracy》
Urb:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》の4つの効果がある。
上のアルゴリズムを適用しつつ、パーマネントはどうなるか見ていこう。
・アルゴリズム1)
上記4つはいずれも特性定義能力ではない。
・アルゴリズム2)
BMとLaL: c)
LaLを先に適用しても、BMの効果には影響しない。が、BMを先に適用すると、LaLの効果が
《寺院の庭/Temple Garden》に適用されなくなるので、LaLはBMに依存する。
BMとCon: a)
これら2つの効果は互いに依存していない。
BMとUrg: c)
Urgを先に適用しても、BMの効果には影響しない。が、BMを先に適用すると、Urgの能力が
失われ、効果が発生しなくなるので、UrgはBMに依存する。
LaLとCon: d)
Conを先に適用すると、LaLの効果が《灰色熊/Grizzly Bears》にも適用されるように
なるので、LaLはConに依存する。LaLを先に適用すると、Conの効果が《寺院の庭/Temple Garden》
にも及ぶので、この2つは互いに依存している。
LaLとUrg: a)
これら2つの効果は互いに依存していない。
ConとUrg: a)
これら2つの効果は互いに依存していない。
・アルゴリズム3)
BMの効果のみが、他のどれとも依存していない。
(LaLはBMとConに依存している。ConはLaLに依存している。UrgはBMに依存している)
なので、BMの効果を適用する。
適用後、パーマネントは以下の状態になる。
《寺院の庭/Temple Garden》(→山になった)
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》(→山になった)
《血染めの月/Blood Moon》(×第4種適用済み)
《生命と枝/Life and Limb》
《奸謀/Conspiracy》(宣言は『苗木』)
《灰色熊/Grizzly Bears》
さて、アルゴリズム2)へ戻ろう。
・アルゴリズム2)
適用した効果を考慮すると、まだ存在する第4種の効果は、
Con:《奸謀/Conspiracy》
LaL:《生命と枝/Life and Limb》
のみである。
Conを先に適用することによって、LaLの効果が《灰色熊/Grizzly Bears》にも適用されるように
なるので、LaLはConに依存する。
LaLを先に適用しても、Conの効果が変化することが無いので、ConはLaLに依存しない。
(《寺院の庭/Temple Garden》はすでに森ではなく山なのだ!)
・アルゴリズム3)
残っている効果の中で、依存していないのはConだけである。なので、Conを適用する。
適用後、パーマネントは以下の状態になる。
《寺院の庭/Temple Garden》(→山になった)
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》(→山になった)
《血染めの月/Blood Moon》(×第4種適用済み)
《生命と枝/Life and Limb》
《奸謀/Conspiracy》(宣言は『苗木』)(×第4種適用済み)
《灰色熊/Grizzly Bears》(→「苗木」になった)
さて、アルゴリズム2)へ戻ろう。
・・・といっても、残っている効果は《生命と枝/Life and Limb》だけなので、
これを適用する。
《寺院の庭/Temple Garden》(→山になった)
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》(→山になった)
《血染めの月/Blood Moon》(×第4種適用済み)
《生命と枝/Life and Limb》(×第4種適用済み)
《奸謀/Conspiracy》(宣言は『苗木』)(×第4種適用済み)
《灰色熊/Grizzly Bears》(→苗木になった)(→土地・生物 -- 森・苗木になった)
これで第4種の適用が全て完了した。
-----------------------------------------------------------
なお、第6種の効果に関しては、効果と効果の組み合わせを考える必要は無い。
なぜなら、全て独立しているからである。
処理としては、タイムスタンプ順に並べて、上から適用していけば良い。
---------------
そんなところで。
-----------------------------------------------------------
その1)契約不履行問題
《否定の契約/Pact of Negation》などの、契約/Pact サイクルと呼ばれる一連のカードは、
次のアップキープ・ステップに誘発する、遅延誘発型能力を持つ。
その誘発型能力を忘れてしまい、ドローステップのドローを行ったところで、
プレイヤーが気づいた場合、「支払わなかった」選択肢を選んだことになって、
そのプレイヤーは(契約の効果によって)ゲームに敗北する。
これがなぜ巻き戻って支払うことにならないのか? という疑問があるようだが、
すでにJNRのぱお氏から回答は出ているし、実際に巻き戻ることも無い。
契約/Pact サイクルに関しては、誘発を見逃してしまうと、効果によって敗北になる。
これはペナルティ・ガイドに沿った解釈であり、RELによる差異は無い。
これを防ぐために、未来予知のプレリリース前からフロアルールの改訂がアナウンス
されて、「ライブラリーの上にマーカーを置いても良い」となった。
(少なくともそういう意思があった、と筆者は思っている)
ライブラリーの上にマーカー云々の話は、以前にも書いたのでそちら参照。
http://diarynote.jp/d/74598/20070419.html
時に、プレリリースですら、この問題の状況では(効果によって)敗北になる。
もちろんジャッジはそれについて「マーカー乗せてもいいからちゃんと覚えようね」
ということをプレイヤーに教えることが望ましい。横浜ではどーだったのかなあ?
参考)未来予知ルール入門が出た時の、Scott Marshall のコメント
http://oracle.wizards.com/scripts/wa.exe?A2=ind0704c&;;;;L=mtgrules-l&D=1&F=&S=&P=525
-----------------------------------------------------------
その2)《ファーディヤーの予見者/Fa’adiyah Seer》と発掘能力
このところ、以下のような質問がよく来る。
問「《ファーディヤーの予見者/Fa’adiyah Seer》の能力を起動して、
解決時にドローを発掘能力で置換すると、どうなるの?」
回答「発掘を適用したカードを手札に入れて、後の能力は無視して下さい。」
(カードを捨てなくて良い)
《ファーディヤーの予見者/Fa’adiyah Seer》のテキスト文章は以下のとおり。
{Tap} : Draw a card and reveal it. If it isn’t a land card, discard it.
一番最初の「カードを引く」ことを発掘能力で置換した場合、
(引いたカードでは無くなっているので)カードは公開しない。
公開することが無いので、それが土地である云々以降の文章は意味が無くなり、無視される。
よく見るのは次のような回答だ。
「置換して手札に入れようとしたカードを公開して、それが土地で無いなら、捨てる。」
「置換して手札に入れた後で、『土地カードでは無い』ならば、手札から選んで捨てる。」
上記二つはいずれも間違っている。理由はもうわかるだろう。
以上のことは、同様に《シンドバッド/Sindbad》についても言える。
テキスト同じなので・・・
-----------------------------------------------------------
その3)継続的効果の適用方法(依存と独立)
先々週のFMQにあったような、複数の継続的効果がからみあう場合の、
より良い解釈方法を書いてみようと思う。
まず始めに、「依存する」について確認しておく。(CR418.5c )
Aという効果とBという効果が同じ種類別(レイヤー)にあり、
かつ、A,Bいずれも特性定義能力(CDA)ではないとする。
効果Bを先に適用した場合に、
・効果Aのテキストが変わる。
・効果Aが発生するかどうかが変わる。
・効果Aが何に適用するかが変わる。
・効果Aを適用するもののいずれかに、何をするかが変わる。
以上のうち一つでも当てはまった場合、「効果Aは効果Bに依存する」と言う。
例)効果A:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》 効果B:《血染めの月/Blood Moon》
《血染めの月/Blood Moon》の効果を先に適用すると、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
の能力は失われ、効果が発生しなくなる。つまり、発生するかどうかが変わるので、
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》は《血染めの月/Blood Moon》に依存する。
さて、本題。
以下のアルゴリズムは、Lee Sharpe によって書かれたものの私訳である。
それぞれのレイヤーについて、複数の効果がある場合、
1)特性定義能力(CDA)による(当該レイヤーにおける)効果を全て適用する。
2)効果と効果の組み合わせを考えて、以下のうちどれになるかを判断する。
a) それら2つは互いに依存していない。
b) A は B に依存する。
c) B は A に依存する。
d) それら2つは互いに依存する。
(*注意)判断するときには、前に適用した効果を考慮する。
3)ある効果が、他の効果のどれにも依存しない(=独立している)場合、
そのような効果の中で、もっともタイムスタンプ順に「早い」効果1つを適用する。
→2)へ戻る。
4)独立した効果が無い場合、(互いに)依存している効果の中で
もっともタイムスタンプ順に「早い」効果1つを適用する。
→2)へ戻る。
5)適用する効果が無くなった場合、次のレイヤーに移り、また1)から始める。
例を出そう。
以下のパーマネントが場にあるとする。上のものほどタイムスタンプ順が「早い」。
《寺院の庭/Temple Garden》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《血染めの月/Blood Moon》
《生命と枝/Life and Limb》
《奸謀/Conspiracy》(宣言は『苗木』)
《灰色熊/Grizzly Bears》
第4種において、
BM:《血染めの月/Blood Moon》
LaL:《生命と枝/Life and Limb》
Con:《奸謀/Conspiracy》
Urb:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》の4つの効果がある。
上のアルゴリズムを適用しつつ、パーマネントはどうなるか見ていこう。
・アルゴリズム1)
上記4つはいずれも特性定義能力ではない。
・アルゴリズム2)
BMとLaL: c)
LaLを先に適用しても、BMの効果には影響しない。が、BMを先に適用すると、LaLの効果が
《寺院の庭/Temple Garden》に適用されなくなるので、LaLはBMに依存する。
BMとCon: a)
これら2つの効果は互いに依存していない。
BMとUrg: c)
Urgを先に適用しても、BMの効果には影響しない。が、BMを先に適用すると、Urgの能力が
失われ、効果が発生しなくなるので、UrgはBMに依存する。
LaLとCon: d)
Conを先に適用すると、LaLの効果が《灰色熊/Grizzly Bears》にも適用されるように
なるので、LaLはConに依存する。LaLを先に適用すると、Conの効果が《寺院の庭/Temple Garden》
にも及ぶので、この2つは互いに依存している。
LaLとUrg: a)
これら2つの効果は互いに依存していない。
ConとUrg: a)
これら2つの効果は互いに依存していない。
・アルゴリズム3)
BMの効果のみが、他のどれとも依存していない。
(LaLはBMとConに依存している。ConはLaLに依存している。UrgはBMに依存している)
なので、BMの効果を適用する。
適用後、パーマネントは以下の状態になる。
《寺院の庭/Temple Garden》(→山になった)
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》(→山になった)
《血染めの月/Blood Moon》(×第4種適用済み)
《生命と枝/Life and Limb》
《奸謀/Conspiracy》(宣言は『苗木』)
《灰色熊/Grizzly Bears》
さて、アルゴリズム2)へ戻ろう。
・アルゴリズム2)
適用した効果を考慮すると、まだ存在する第4種の効果は、
Con:《奸謀/Conspiracy》
LaL:《生命と枝/Life and Limb》
のみである。
Conを先に適用することによって、LaLの効果が《灰色熊/Grizzly Bears》にも適用されるように
なるので、LaLはConに依存する。
LaLを先に適用しても、Conの効果が変化することが無いので、ConはLaLに依存しない。
(《寺院の庭/Temple Garden》はすでに森ではなく山なのだ!)
・アルゴリズム3)
残っている効果の中で、依存していないのはConだけである。なので、Conを適用する。
適用後、パーマネントは以下の状態になる。
《寺院の庭/Temple Garden》(→山になった)
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》(→山になった)
《血染めの月/Blood Moon》(×第4種適用済み)
《生命と枝/Life and Limb》
《奸謀/Conspiracy》(宣言は『苗木』)(×第4種適用済み)
《灰色熊/Grizzly Bears》(→「苗木」になった)
さて、アルゴリズム2)へ戻ろう。
・・・といっても、残っている効果は《生命と枝/Life and Limb》だけなので、
これを適用する。
《寺院の庭/Temple Garden》(→山になった)
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》(→山になった)
《血染めの月/Blood Moon》(×第4種適用済み)
《生命と枝/Life and Limb》(×第4種適用済み)
《奸謀/Conspiracy》(宣言は『苗木』)(×第4種適用済み)
《灰色熊/Grizzly Bears》(→苗木になった)(→土地・生物 -- 森・苗木になった)
これで第4種の適用が全て完了した。
-----------------------------------------------------------
なお、第6種の効果に関しては、効果と効果の組み合わせを考える必要は無い。
なぜなら、全て独立しているからである。
処理としては、タイムスタンプ順に並べて、上から適用していけば良い。
---------------
そんなところで。
Friday Magic Quiz. [07-19]
2007年6月8日#今週末の日本選手権予選は、北陸(6/10)です。
#スタンダードが今が旬と言っても良いでしょう。
#カードとにらめっこをして居るのもよいですが、
#ある程度割り切った考えで望むのもまた一考です。
その割には6/10はおいら主催レガシーです。
告知文はこっちへ→ http://www.remus.dti.ne.jp/~testing/mtg/eventindex.html
それでは今週の問題ー。
問1
かたならし○×。
「カードを多く引くことは、もちろん罰則の対象となるが、
カードを引くことを忘れることは、罰則の対象とならない。」
○か×か?
問2
いつも通りに愉快な対戦をしているプレイヤーAとB。
プレイヤーAのアップキープ・ステップの開始時に、
プレイヤーAがコントロールしているパーマネントは、
《不毛の栄光/Barren Glory》2つのみで、かつ、プレイヤーAの手札は無かった。
プレイヤーAはこのターン、勝つことができただろうか?
問3
私は《動く死体/Animate Dead》をプレイした。
私の墓地にあるクリーチャー・カードは《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》
だけであり、対戦相手の墓地にクリーチャー・カードは無い。
さて、お互いにこれ以上何もしなかったとすると、
最終的にどうなるだろうか? 理由もつけて考えよ。
------------
そんなところで。
#スタンダードが今が旬と言っても良いでしょう。
#カードとにらめっこをして居るのもよいですが、
#ある程度割り切った考えで望むのもまた一考です。
その割には6/10はおいら主催レガシーです。
告知文はこっちへ→ http://www.remus.dti.ne.jp/~testing/mtg/eventindex.html
それでは今週の問題ー。
問1
かたならし○×。
「カードを多く引くことは、もちろん罰則の対象となるが、
カードを引くことを忘れることは、罰則の対象とならない。」
○か×か?
問2
いつも通りに愉快な対戦をしているプレイヤーAとB。
プレイヤーAのアップキープ・ステップの開始時に、
プレイヤーAがコントロールしているパーマネントは、
《不毛の栄光/Barren Glory》2つのみで、かつ、プレイヤーAの手札は無かった。
プレイヤーAはこのターン、勝つことができただろうか?
問3
私は《動く死体/Animate Dead》をプレイした。
私の墓地にあるクリーチャー・カードは《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》
だけであり、対戦相手の墓地にクリーチャー・カードは無い。
さて、お互いにこれ以上何もしなかったとすると、
最終的にどうなるだろうか? 理由もつけて考えよ。
------------
そんなところで。
JpReg counting cards.
2007年6月9日えーと。
長野の中のえらい人の方から、足りない分のU−Zのリストが出てきたので、
カード順位を更新します。
2007 Japan National Championship Regional Qualifier
Nagano (2007/06/02)
65 Players, 8 Swiss Rounds.
TOP 10 Spells
86: 差し戻し/Remand
55: 強迫的な研究/Compulsive Research
52: 闇の腹心/Dark Confidant
49: 裂け目の稲妻/Rift Bolt
48: 稲妻のらせん/Lightning Helix
47: 黒焦げ/Char
45: 炎の印章/Seal of Fire
42: 神の怒り/Wrath of God
41: 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
41: 根絶/Extirpate
全カード一覧はこっち。
http://www.remus.dti.ne.jp/~testing/mtg/jpreg2007/jpreg_nagano_allcardcomp.txt
#でも61人分しかないのはなぜでしょう。
#添削よろしく。>某所
長野の中のえらい人の方から、足りない分のU−Zのリストが出てきたので、
カード順位を更新します。
2007 Japan National Championship Regional Qualifier
Nagano (2007/06/02)
65 Players, 8 Swiss Rounds.
TOP 10 Spells
86: 差し戻し/Remand
55: 強迫的な研究/Compulsive Research
52: 闇の腹心/Dark Confidant
49: 裂け目の稲妻/Rift Bolt
48: 稲妻のらせん/Lightning Helix
47: 黒焦げ/Char
45: 炎の印章/Seal of Fire
42: 神の怒り/Wrath of God
41: 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
41: 根絶/Extirpate
全カード一覧はこっち。
http://www.remus.dti.ne.jp/~testing/mtg/jpreg2007/jpreg_nagano_allcardcomp.txt
#でも61人分しかないのはなぜでしょう。
#添削よろしく。>某所
C.B.L. 4th result and top3 decklists.
2007年6月11日6月10日(日)にC.B.L.4thを行いました。
16名の参加・スイス4回戦とちと寂しい感じになりました。
禁止カードなどの微妙な時期ではあるので、さもありなんと思います。
次回は7月8日(日)にC.B.L.5thを開催します。
今度は《補充/Replenish》使えますよ。
上位3人のデッキリストを公開します。
フルリストはまたいつものように後日にでも。
----------------------------
**WINNER**
Aoki Yasunori
Main
1《島/Island》
1《冠雪の島/Snow-Covered Island》
4《Volcanic Island》
4《Tropical Island》
3《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
4《熊人間/Werebear》
3《三角エイの捕食者/Trygon Predator》
4《稲妻/Lightning Bolt》
3《火+氷/Fire+Ice》
4《渦まく知識/Brainstorm》
2《対抗呪文/Counterspell》
2《留意/Mental Note》
4《血清の幻視/Serum Visions》
4《Force of Will》
3《目くらまし/Daze》
3《予報/Predict》
1《もみ消し/Stifle》
1《呪文嵌め/Spell Snare》
Sideboard
1《紅蓮地獄/Pyroclasm》
1《十二足獣/Dodecapod》
1《赤霊破/Red Elemental Blast》
2《紅蓮破/Pyroblast》
1《秘宝の突然変異/Artifact Mutation》
2《クローサの掌握/Krosan Grip》
1《もみ消し/Stifle》
3《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》
3《炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman》
----------------------------
-2nd place-
Ueda Katsuya
Main
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《Underground Sea》
2《Tropical Island》
1《Volcanic Island》
1《沼/Swamp》
1《島/Island》
4《閃光/Flash》
4《変幻の大男/Protean Hulk》
4《強迫/Duress》
4《神秘の教示者/Mystical Tutor》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《Lim-Dul’s Vault》
4《目くらまし/Daze》
4《否定の契約/Pact of Negation》
4《Force of Will》
1《召喚士の契約/Summoner’s Pact》
1《虐殺/Massacre》
1《残響する真実/Echoing Truth》
1《屍肉喰らい/Carrion Feeder》
1《霊体の先達/Karmic Guide》
1《ボディ・スナッチャー/Body Snatcher》
1《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》
Sideboard
4《クウィリーオンのドライアド/Quirion Dryad》
3《虐殺/Massacre》
3《ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negator》
1《赤霊破/Red Elemental Blast》
1《紅蓮破/Pyroblast》
2《虚空の力線/Leyline of the Void》
1《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
----------------------------
-3rd place-
Akaike You
Main
4《マナ結合/Manabond》
4《踏査/Exploration》
4《壌土からの生命/Life from the Loam》
2《根囲い/Mulch》
2《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》
1《Zuran Orb》
1《裂け岩の扉/Riftstone Portal》
1《Glacial Chasm》
2《ナントゥーコの僧院/Nantuko Monastery》
2《The Tabernacle at Pendrell Vale》
1《忘れられた洞窟/Forgotten Cave》
1《平穏な茂み/Tranquil Thicket》
1《隔離されたステップ/Secluded Steppe》
2《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1《黄塵地帯/Dust Bowl》
1《ケルドの巨石/Keldon Megaliths》
1《蛮族のリング/Barbarian Ring》
3《不毛の大地/Wasteland》
3《Savannah》
2《地平線の梢/Horizon Canopy》
4《Maze of Ith》
3《樹上の村/Treetop Village》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
4《Taiga》
4《リシャーダの港/Rishadan Port》
Sideboard
3《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk》
3《ハルマゲドン/Armageddon》
1《Glacial Chasm》
2《赤霊破/Red Elemental Blast》
1《Zuran Orb》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《ガイアの祝福/Gaea’s Blessing》
16名の参加・スイス4回戦とちと寂しい感じになりました。
禁止カードなどの微妙な時期ではあるので、さもありなんと思います。
次回は7月8日(日)にC.B.L.5thを開催します。
今度は《補充/Replenish》使えますよ。
上位3人のデッキリストを公開します。
フルリストはまたいつものように後日にでも。
----------------------------
**WINNER**
Aoki Yasunori
Main
1《島/Island》
1《冠雪の島/Snow-Covered Island》
4《Volcanic Island》
4《Tropical Island》
3《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
4《熊人間/Werebear》
3《三角エイの捕食者/Trygon Predator》
4《稲妻/Lightning Bolt》
3《火+氷/Fire+Ice》
4《渦まく知識/Brainstorm》
2《対抗呪文/Counterspell》
2《留意/Mental Note》
4《血清の幻視/Serum Visions》
4《Force of Will》
3《目くらまし/Daze》
3《予報/Predict》
1《もみ消し/Stifle》
1《呪文嵌め/Spell Snare》
Sideboard
1《紅蓮地獄/Pyroclasm》
1《十二足獣/Dodecapod》
1《赤霊破/Red Elemental Blast》
2《紅蓮破/Pyroblast》
1《秘宝の突然変異/Artifact Mutation》
2《クローサの掌握/Krosan Grip》
1《もみ消し/Stifle》
3《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》
3《炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shaman》
----------------------------
-2nd place-
Ueda Katsuya
Main
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《Underground Sea》
2《Tropical Island》
1《Volcanic Island》
1《沼/Swamp》
1《島/Island》
4《閃光/Flash》
4《変幻の大男/Protean Hulk》
4《強迫/Duress》
4《神秘の教示者/Mystical Tutor》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《Lim-Dul’s Vault》
4《目くらまし/Daze》
4《否定の契約/Pact of Negation》
4《Force of Will》
1《召喚士の契約/Summoner’s Pact》
1《虐殺/Massacre》
1《残響する真実/Echoing Truth》
1《屍肉喰らい/Carrion Feeder》
1《霊体の先達/Karmic Guide》
1《ボディ・スナッチャー/Body Snatcher》
1《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》
Sideboard
4《クウィリーオンのドライアド/Quirion Dryad》
3《虐殺/Massacre》
3《ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negator》
1《赤霊破/Red Elemental Blast》
1《紅蓮破/Pyroblast》
2《虚空の力線/Leyline of the Void》
1《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
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-3rd place-
Akaike You
Main
4《マナ結合/Manabond》
4《踏査/Exploration》
4《壌土からの生命/Life from the Loam》
2《根囲い/Mulch》
2《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》
1《Zuran Orb》
1《裂け岩の扉/Riftstone Portal》
1《Glacial Chasm》
2《ナントゥーコの僧院/Nantuko Monastery》
2《The Tabernacle at Pendrell Vale》
1《忘れられた洞窟/Forgotten Cave》
1《平穏な茂み/Tranquil Thicket》
1《隔離されたステップ/Secluded Steppe》
2《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1《黄塵地帯/Dust Bowl》
1《ケルドの巨石/Keldon Megaliths》
1《蛮族のリング/Barbarian Ring》
3《不毛の大地/Wasteland》
3《Savannah》
2《地平線の梢/Horizon Canopy》
4《Maze of Ith》
3《樹上の村/Treetop Village》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
4《Taiga》
4《リシャーダの港/Rishadan Port》
Sideboard
3《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk》
3《ハルマゲドン/Armageddon》
1《Glacial Chasm》
2《赤霊破/Red Elemental Blast》
1《Zuran Orb》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《ガイアの祝福/Gaea’s Blessing》
Answer: Friday Magic Quiz.[07-19A]
2007年6月12日#10版のプレビューが始まりました。
#個人的には未来予知よりもわくわく度が低いのに、
#基本セットというだけでトーナメントに影響する度合いが
#わりと大きいのが気にはなります。
あと、ポータル系の再販はうれしい限りなのです。
今回はさすがに箱で買ってみようかなあ。
それでは先週の回答ー。
×
ゲームルール違反−ゲームルールの違反一般 となる。(PG124.)
PG210.にあるようなドロー関連の誤りとはカテゴリーが異なっている。
残念ながらできない。
《不毛の栄光/Barren Glory》のテキストには、カード自身の名前が書かれているため、
他の《不毛の栄光/Barren Glory》があった場合、条件に合致しない。
したがって誘発することも無い。
《動く死体/Animate Dead》は、M;tGのカードの中でも
かなり多くのテキスト修正がなされていったカードである。
このカードの印刷面を見ただけでは正確な判断はできない。
(エターナルではよくあることである)
さて、なんらかの手段でオラクルを参照した結果、以下のテキストが得られた。
When Animate Dead comes into play, if it’s in play, it becomes an Aura with
enchant creature. Put target creature card from a graveyard into play under
your control and attach Animate Dead to it.
Enchanted creature gets -1/-0.
When Animate Dead leaves play, destroy enchanted creature. It can’t be regenerated.
さて、《動く死体/Animate Dead》を解決すると、エンチャントなので場に出る。
場に出た時〜の誘発型能力(1番目の能力)が誘発し、スタックに乗る。
このとき、対象を取っているので、対象をいずれかの墓地にあるクリーチャー・カード・・・
この場合は《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》を取る。
では誘発型能力を解決しよう。(if節があるが今回はなにも起きない)
《動く死体/Animate Dead》はオーラになり、それはエンチャント(クリーチャー)を持つ。
対象となったクリーチャー・カードを私のコントロールで場に出し、
それに《動く死体/Animate Dead》をつけ・・・
ちょっとまった。
場に出たクリーチャー・カードは《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》なので
これはプロテクション(黒)を持つ。なので、《動く死体》をつけることができない。
なので、このオーラ(=《動く死体》)はどこにもつけられておらず、
状況起因効果のチェック時に墓地に置かれる。
墓地に置かれたことによって、3番目の誘発型能力が誘発するが、
「エンチャントされたクリーチャー」は一瞬たりとも存在していないので、
これが解決されても《怒りの天使アクローマ》は破壊されない。
なので、結果としては
《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》は場に残り、
《動く死体/Animate Dead》は墓地に置かれる。
-----------------
そんなところで。
#個人的には未来予知よりもわくわく度が低いのに、
#基本セットというだけでトーナメントに影響する度合いが
#わりと大きいのが気にはなります。
あと、ポータル系の再販はうれしい限りなのです。
今回はさすがに箱で買ってみようかなあ。
それでは先週の回答ー。
問1
「カードを多く引くことは、もちろん罰則の対象となるが、
カードを引くことを忘れることは、罰則の対象とならない。」
○か×か?
×
ゲームルール違反−ゲームルールの違反一般 となる。(PG124.)
PG210.にあるようなドロー関連の誤りとはカテゴリーが異なっている。
問2
いつも通りに愉快な対戦をしているプレイヤーAとB。
プレイヤーAのアップキープ・ステップの開始時に、
プレイヤーAがコントロールしているパーマネントは、
《不毛の栄光/Barren Glory》2つのみで、かつ、プレイヤーAの手札は無かった。
プレイヤーAはこのターン、勝つことができただろうか?
残念ながらできない。
《不毛の栄光/Barren Glory》のテキストには、カード自身の名前が書かれているため、
他の《不毛の栄光/Barren Glory》があった場合、条件に合致しない。
したがって誘発することも無い。
問3
私は《動く死体/Animate Dead》をプレイした。
私の墓地にあるクリーチャー・カードは《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》
だけであり、対戦相手の墓地にクリーチャー・カードは無い。
さて、お互いにこれ以上何もしなかったとすると、
最終的にどうなるだろうか? 理由もつけて考えよ。
《動く死体/Animate Dead》は、M;tGのカードの中でも
かなり多くのテキスト修正がなされていったカードである。
このカードの印刷面を見ただけでは正確な判断はできない。
(エターナルではよくあることである)
さて、なんらかの手段でオラクルを参照した結果、以下のテキストが得られた。
When Animate Dead comes into play, if it’s in play, it becomes an Aura with
enchant creature. Put target creature card from a graveyard into play under
your control and attach Animate Dead to it.
Enchanted creature gets -1/-0.
When Animate Dead leaves play, destroy enchanted creature. It can’t be regenerated.
さて、《動く死体/Animate Dead》を解決すると、エンチャントなので場に出る。
場に出た時〜の誘発型能力(1番目の能力)が誘発し、スタックに乗る。
このとき、対象を取っているので、対象をいずれかの墓地にあるクリーチャー・カード・・・
この場合は《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》を取る。
では誘発型能力を解決しよう。(if節があるが今回はなにも起きない)
《動く死体/Animate Dead》はオーラになり、それはエンチャント(クリーチャー)を持つ。
対象となったクリーチャー・カードを私のコントロールで場に出し、
それに《動く死体/Animate Dead》をつけ・・・
ちょっとまった。
場に出たクリーチャー・カードは《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》なので
これはプロテクション(黒)を持つ。なので、《動く死体》をつけることができない。
なので、このオーラ(=《動く死体》)はどこにもつけられておらず、
状況起因効果のチェック時に墓地に置かれる。
墓地に置かれたことによって、3番目の誘発型能力が誘発するが、
「エンチャントされたクリーチャー」は一瞬たりとも存在していないので、
これが解決されても《怒りの天使アクローマ》は破壊されない。
なので、結果としては
《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》は場に残り、
《動く死体/Animate Dead》は墓地に置かれる。
-----------------
そんなところで。
Friday Magic Quiz.[07-20]
2007年6月15日#海外でもRegionalsは始まっていますが、
#同じスタンダードというカードプールなのに、
#ウルザ地形の少なさが日本とはまた異なっています。
#スタンダードの最先端を行く国はやはり違うと言うことでしょうか。
今週の日本選手権予選: 近畿(#1)
6/16(土)
10:00〜10:45受付
天王寺区民センター( http://www.city.osaka.jp/shimin/shisetu/01/tennoji.html )
間に合えば参加しようとは思います。
こちらも宣伝。
WaterForestCup Vintage #8
6/17(日)09:30〜10:30受付
名古屋市港湾会館( http://www.nagoyaaqua.jp/kaik/index.html )
レギュレーション:Vintage
詳しくはWaterForest氏のDN記事参照→ http://diarynote.jp/user/55169/
禁止カード改訂前となります。《けちな贈り物/Gifts Ungiven》を使いまくってください。
-----------------------------------------------------------------
それでは今週の問題。
問1
かたならし○×
「装備品をつけているクリーチャー自身を対象にして、その装備能力を起動した場合、
装備品は『新たにつけられた』状態となる。」
○か×か?
注)例をしめしておく。
《梅澤の十手》を装備している《灰色熊》がいたとして、
この《灰色熊》自身を対象として《梅澤の十手》の装備能力を起動した場合、
《梅澤の十手》は『新たにつけられた』状態になるだろうか? という問いである。
問2
あなたは《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》をコントロールしている。
2−1)
あなたの手札には、《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》がある。
これを裏向きでプレイできるのは、次のうちどれか。(複数回答可)
a)あなたのメイン・フェイズで、あなたに優先権があり、スタックが空のとき。
b)あなたのドロー・ステップで、あなたに優先権があり、スタックが空のとき。
c)対戦相手のメイン・フェイズで、あなたに優先権があり、スタックが空のとき。
d)対戦相手のターン終了ステップで、あなたの優先権があり、スタックが空のとき。
e)上記のいずれの場合でもプレイできない。
2−2)
あなたの手札には、《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》がある。
これをプレイできるのは、2−1)のa)〜e)のうちどれか。(複数回答可)
問3
とある認定イベントでのこと。
プレイヤーAとBがゲームをしている。
A「《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》をプレイします。」
B「それに《巻き直し/Rewind》をうちます。」
A「うーん。(すこし考えて) 何もしません。」
B「じゃ、《石灰の池/Calciform Pools》にカウンターを貯めます。」
A「はい。(と、《巨大ヒヨケムシ》を取り上げて、それを墓地に置く)」
B「じゃあこれとこれと・・・(4つを指差して)とを起こします。」
A「はい。何もしません。」
B「じゃあ起こしますね。まだ何かしますか?」
A「待ってください。考えますね。」
さて、これらのやりとりに問題はあるか?
あなたが観客としてこのゲームを(この場面だけ)見た場合、どうすべきだろうか?
--------------------------
いつものように、回答は週明けにでも。
#同じスタンダードというカードプールなのに、
#ウルザ地形の少なさが日本とはまた異なっています。
#スタンダードの最先端を行く国はやはり違うと言うことでしょうか。
今週の日本選手権予選: 近畿(#1)
6/16(土)
10:00〜10:45受付
天王寺区民センター( http://www.city.osaka.jp/shimin/shisetu/01/tennoji.html )
間に合えば参加しようとは思います。
こちらも宣伝。
WaterForestCup Vintage #8
6/17(日)09:30〜10:30受付
名古屋市港湾会館( http://www.nagoyaaqua.jp/kaik/index.html )
レギュレーション:Vintage
詳しくはWaterForest氏のDN記事参照→ http://diarynote.jp/user/55169/
禁止カード改訂前となります。《けちな贈り物/Gifts Ungiven》を使いまくってください。
-----------------------------------------------------------------
それでは今週の問題。
問1
かたならし○×
「装備品をつけているクリーチャー自身を対象にして、その装備能力を起動した場合、
装備品は『新たにつけられた』状態となる。」
○か×か?
注)例をしめしておく。
《梅澤の十手》を装備している《灰色熊》がいたとして、
この《灰色熊》自身を対象として《梅澤の十手》の装備能力を起動した場合、
《梅澤の十手》は『新たにつけられた』状態になるだろうか? という問いである。
問2
あなたは《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》をコントロールしている。
2−1)
あなたの手札には、《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》がある。
これを裏向きでプレイできるのは、次のうちどれか。(複数回答可)
a)あなたのメイン・フェイズで、あなたに優先権があり、スタックが空のとき。
b)あなたのドロー・ステップで、あなたに優先権があり、スタックが空のとき。
c)対戦相手のメイン・フェイズで、あなたに優先権があり、スタックが空のとき。
d)対戦相手のターン終了ステップで、あなたの優先権があり、スタックが空のとき。
e)上記のいずれの場合でもプレイできない。
2−2)
あなたの手札には、《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》がある。
これをプレイできるのは、2−1)のa)〜e)のうちどれか。(複数回答可)
問3
とある認定イベントでのこと。
プレイヤーAとBがゲームをしている。
A「《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》をプレイします。」
B「それに《巻き直し/Rewind》をうちます。」
A「うーん。(すこし考えて) 何もしません。」
B「じゃ、《石灰の池/Calciform Pools》にカウンターを貯めます。」
A「はい。(と、《巨大ヒヨケムシ》を取り上げて、それを墓地に置く)」
B「じゃあこれとこれと・・・(4つを指差して)とを起こします。」
A「はい。何もしません。」
B「じゃあ起こしますね。まだ何かしますか?」
A「待ってください。考えますね。」
さて、これらのやりとりに問題はあるか?
あなたが観客としてこのゲームを(この場面だけ)見た場合、どうすべきだろうか?
--------------------------
いつものように、回答は週明けにでも。
#週末はちょいと帰阪をしていました。
#土曜日の日本選手権予選には会場に少し顔を出したきりでしたが、
#外は猛暑であり、建物の中もうだるような温度になっていました。
#スタッフもプレイヤーのみなさんもお疲れ様でございます。
梅雨っぽくないなあ、と愚痴っていたら今日は土砂降り@地元 orz
涼しいから良いですが。
それでは先週の回答ー
×
すでにつけられている装備品を、装備能力を起動して同じクリーチャーに「つけ」ようと
しても、それは代わりになにもしない。(CR501.2b)
これは、その後のCR501.2cと合わせて考えると、タイムスタンプも新しくならない
ということがわかる。また、オーラや城砦についても同じことが言える。
2−1)a, b, c, d.
裏向きでプレイする際には、それはクリーチャーである。
したがって、《ザルファーの魔道士、テフェリー》によって瞬速を持ち、
あなたが優先権をもっているならばプレイが可能である。
2−2)a のみ。 aとb。(記事を訂正しました)
あなたの《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》は、《ザルファーの魔道士、テフェリー》に
より瞬速を持つ。が、これは土地としてプレイされるので、本来の土地のプレイに準ずる。
なので、相手のターンにはプレイできないし、(インスタントでプレイできたとしても)
あなたのメイン・フェイズでしかプレイすることはできない。
瞬速を持つことにより、通常のプレイに関する制約はなくなるが、
CR212.6bにあるとおり、他のプレイヤーのターンにはプレイすることができない。
つまり、問題のc、dは不可能であり、a、bはOKとなる。
未来予知FAQも参照。
まず、Bの行動に間違いがある。
Bが《巻き直し/Rewind》をプレイしてから、Aが「何もしません。」と言っているので、
お互いに優先権を放棄している状態になったといえる。
ということは、スタックの一番上(=《巻き直し/Rewind》)の解決に入らないと
いけないのに、Bはなぜかそれを無視して《石灰の池/Calciform Pools》にカウンターを
貯めている。そしてAはそのことに気づいていない。
観客としてこの場面を見た場合、あなたはジャッジを呼ぶべきである。
そして手短に状況を言い、ゲームを正常化してもらうことが望ましい。
一番やってはいけないことを書く。
それは、ゲームの最中にプレイヤーに話しかけてしまうことだ。
観客はいかなる状態であれ、ゲーム中のプレイヤーと意思の疎通をしてはならない。
(汎用ルール第14項)
試合中にもかかわらず、プレイ中の友人に対して雑談をする人を見かける。
草の根の大会だと、まあ笑って済ませることもできるのだが、
RELの高い試合では、それは最悪「外部情報の参照」と解釈される恐れもあるのだ。
そして罰則---DQPもありうる---を食らってはゲームを楽しむこともできない。
そんなことが無いように、RELが「一般」の大会でも、プレイヤー及び観客は
協力しあって、まだゲーム中なのに話しかけている人がいたら、やんわり注意すること。
もちろん、ジャッジはプレイヤーに対して教育をすることが望ましい。
やり方は人により千差万別だろうから、ここでは記述しない。
前から繰り返してますが、マジックはコミュニケーションゲームです。
こればっかしは紙の上のルールだけでは解決できないのだ。
---------------------------
そんなところで。
#土曜日の日本選手権予選には会場に少し顔を出したきりでしたが、
#外は猛暑であり、建物の中もうだるような温度になっていました。
#スタッフもプレイヤーのみなさんもお疲れ様でございます。
梅雨っぽくないなあ、と愚痴っていたら今日は土砂降り@地元 orz
涼しいから良いですが。
それでは先週の回答ー
問1
「装備品をつけているクリーチャー自身を対象にして、その装備能力を起動した場合、
装備品は『新たにつけられた』状態となる。」
○か×か?
×
すでにつけられている装備品を、装備能力を起動して同じクリーチャーに「つけ」ようと
しても、それは代わりになにもしない。(CR501.2b)
これは、その後のCR501.2cと合わせて考えると、タイムスタンプも新しくならない
ということがわかる。また、オーラや城砦についても同じことが言える。
問2
あなたは《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
をコントロールしている。
2−1)
あなたの手札には、《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》がある。
これを裏向きでプレイできるのは、次のうちどれか。(複数回答可)
a)あなたのメイン・フェイズで、あなたに優先権があり、スタックが空のとき。
b)あなたのドロー・ステップで、あなたに優先権があり、スタックが空のとき。
c)対戦相手のメイン・フェイズで、あなたに優先権があり、スタックが空のとき。
d)対戦相手のターン終了ステップで、あなたの優先権があり、スタックが空のとき。
e)上記のいずれの場合でもプレイできない。
2−2)
あなたの手札には、《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》がある。
これをプレイできるのは、2−1)のa)〜e)のうちどれか。(複数回答可)
2−1)a, b, c, d.
裏向きでプレイする際には、それはクリーチャーである。
したがって、《ザルファーの魔道士、テフェリー》によって瞬速を持ち、
あなたが優先権をもっているならばプレイが可能である。
2−2)
あなたの《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》は、《ザルファーの魔道士、テフェリー》に
より瞬速を持つ。
なので、相手のターンにはプレイできないし、(インスタントでプレイできたとしても)
あなたのメイン・フェイズでしかプレイすることはできない。
瞬速を持つことにより、通常のプレイに関する制約はなくなるが、
CR212.6bにあるとおり、他のプレイヤーのターンにはプレイすることができない。
つまり、問題のc、dは不可能であり、a、bはOKとなる。
未来予知FAQも参照。
問3
とある認定イベントでのこと。
プレイヤーAとBがゲームをしている。
A「《巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge》をプレイします。」
B「それに《巻き直し/Rewind》をうちます。」
A「うーん。(すこし考えて) 何もしません。」
B「じゃ、《石灰の池/Calciform Pools》にカウンターを貯めます。」
A「はい。(と、《巨大ヒヨケムシ》を取り上げて、それを墓地に置く)」
B「じゃあこれとこれと・・・(4つを指差して)とを起こします。」
A「はい。何もしません。」
B「じゃあ起こしますね。まだ何かしますか?」
A「待ってください。考えますね。」
さて、これらのやりとりに問題はあるか?
あなたが観客としてこのゲームを(この場面だけ)見た場合、どうすべきだろうか?
まず、Bの行動に間違いがある。
Bが《巻き直し/Rewind》をプレイしてから、Aが「何もしません。」と言っているので、
お互いに優先権を放棄している状態になったといえる。
ということは、スタックの一番上(=《巻き直し/Rewind》)の解決に入らないと
いけないのに、Bはなぜかそれを無視して《石灰の池/Calciform Pools》にカウンターを
貯めている。そしてAはそのことに気づいていない。
観客としてこの場面を見た場合、あなたはジャッジを呼ぶべきである。
そして手短に状況を言い、ゲームを正常化してもらうことが望ましい。
一番やってはいけないことを書く。
それは、ゲームの最中にプレイヤーに話しかけてしまうことだ。
観客はいかなる状態であれ、ゲーム中のプレイヤーと意思の疎通をしてはならない。
(汎用ルール第14項)
試合中にもかかわらず、プレイ中の友人に対して雑談をする人を見かける。
草の根の大会だと、まあ笑って済ませることもできるのだが、
RELの高い試合では、それは最悪「外部情報の参照」と解釈される恐れもあるのだ。
そして罰則---DQPもありうる---を食らってはゲームを楽しむこともできない。
そんなことが無いように、RELが「一般」の大会でも、プレイヤー及び観客は
協力しあって、まだゲーム中なのに話しかけている人がいたら、やんわり注意すること。
もちろん、ジャッジはプレイヤーに対して教育をすることが望ましい。
やり方は人により千差万別だろうから、ここでは記述しない。
前から繰り返してますが、マジックはコミュニケーションゲームです。
こればっかしは紙の上のルールだけでは解決できないのだ。
---------------------------
そんなところで。
Delayed spells.
2007年6月21日《遅延/Delay》を始め、未来予知には、本来待機を持たないカードを『待機状態』
にする呪文や能力がある。それらに関して色々と。
さて、『待機状態』のカードとはどのようなものだろうか?
CRを見てみよう。
例えば《遅延/Delay》は、対象となった呪文をゲーム外領域に置き、その上に時間カウンターを
3つおいた状態にして、(本来持っていなければ)待機を得させる。
こうしてめでたく待機状態になったカードは、時間カウンターが全て取り除かれた時に
また再度プレイされる。
では、次のケースを見てみよう。
例1)
プレイヤーAには、待機状態になっている《焦熱の結末/Fiery Conclusion》がある。
この上にある最後の一つの時間カウンターを取り除いた。
場には、プレイヤーAのコントロールする《灰色熊/Grizzly Bears》が1体ある。
他にクリーチャーがいないものとすると、プレイヤーAの選択肢はどうなるか?
プレイヤーAにとっては、《焦熱の結末》をプレイする必要が全く無い。
そこで、このような主張をした。
A「待機能力の解決時に、《焦熱の結末》をプレイするんですが、
わたしは追加コストを支払わないので、プレイは完了しません。
よってこれはゲーム外に取り残されたままです。」
この主張は合っているだろうか?
・・・プレイヤーAにとっては誠に残念だが、この主張は通らない。
待機能力をもう一度良く見てみよう。
待機能力の3番目の能力であるこの文章を見ると、
「可能ならそれをマナ・コストを支払わずにプレイする。」
とある。
つまり、そのカードをプレイするのに(マナ以外の)追加コストが要求されていて、
かつ、それが支払い可能であれば、支払ってプレイするしかないのだ。
例1)の場合だと、《焦熱の結末/Fiery Conclusion》は追加コストを支払い、
かつ適正にプレイできる状態(=対象がある)なので、
唯一のクリーチャーである《灰色熊/Grizzly Bears》をコストとして生贄に
ささげなくてはいけない。(これは強制である)
では次の例をみてみよう。
例2)
プレイヤーBには、待機状態になっている《稲妻の斧/Lightning Axe》がある。
この上にある最後の一つの時間カウンターを取り除いた。
場には《稲妻の斧/Lightning Axe》の対象となるクリーチャーがいくつもあるが、
プレイヤーBはどうしなくてはならないだろうか?
《稲妻の斧/Lightning Axe》の追加コストは、{5}または手札1枚を捨てることである。
待機能力の説明の通り、プレイしなくてはいけないので、追加コストを支払う必要がある。
もし、プレイヤーBが手札を1枚以上持っていて、かつ、{5}がどうしても準備できない場合、
プレイヤーBは、コストとして手札を1枚捨てなくてはいけない。
また、{5}が準備できる状態だったとしても、マナ能力をプレイすることを選ばずに
手札を捨てることを選ぶこともできる。
いずれにせよ、プレイヤーBは「{5}払う」「手札を1枚捨てる」ことのいずれかを行わなく
てはならない。
え? 土地はあるけど{5}は払いたくないし、手札も空だって?
それはさすがにプレイが完了しない=プレイできないので、《稲妻の斧/Lightning Axe》は
ゲーム外に留まったままになる。
---------------
そんなところで。
にする呪文や能力がある。それらに関して色々と。
さて、『待機状態』のカードとはどのようなものだろうか?
CRを見てみよう。
CR502.59b
あるカードは、それがゲーム外領域にあり、待機を持ち、
その上に時間カウンターが置かれている場合、「待機状態/suspended」である。
例えば《遅延/Delay》は、対象となった呪文をゲーム外領域に置き、その上に時間カウンターを
3つおいた状態にして、(本来持っていなければ)待機を得させる。
こうしてめでたく待機状態になったカードは、時間カウンターが全て取り除かれた時に
また再度プレイされる。
では、次のケースを見てみよう。
例1)
プレイヤーAには、待機状態になっている《焦熱の結末/Fiery Conclusion》がある。
この上にある最後の一つの時間カウンターを取り除いた。
場には、プレイヤーAのコントロールする《灰色熊/Grizzly Bears》が1体ある。
他にクリーチャーがいないものとすると、プレイヤーAの選択肢はどうなるか?
プレイヤーAにとっては、《焦熱の結末》をプレイする必要が全く無い。
そこで、このような主張をした。
A「待機能力の解決時に、《焦熱の結末》をプレイするんですが、
わたしは追加コストを支払わないので、プレイは完了しません。
よってこれはゲーム外に取り残されたままです。」
この主張は合っているだろうか?
・・・プレイヤーAにとっては誠に残念だが、この主張は通らない。
待機能力をもう一度良く見てみよう。
CR502.59a (一部抜粋)
「このカードから最後の時間カウンターが取り除かれたとき、それがゲーム外にある場合、
可能ならそれをマナ・コストを支払わずにプレイする。そうできない場合、それはゲーム外
に残る。これによりそれをプレイして、なおかつそれがクリーチャーである場合、
それはあなたがその呪文またはパーマネントのコントロールを失うまで速攻を持つ。」
待機能力の3番目の能力であるこの文章を見ると、
「可能ならそれをマナ・コストを支払わずにプレイする。」
とある。
つまり、そのカードをプレイするのに(マナ以外の)追加コストが要求されていて、
かつ、それが支払い可能であれば、支払ってプレイするしかないのだ。
例1)の場合だと、《焦熱の結末/Fiery Conclusion》は追加コストを支払い、
かつ適正にプレイできる状態(=対象がある)なので、
唯一のクリーチャーである《灰色熊/Grizzly Bears》をコストとして生贄に
ささげなくてはいけない。(これは強制である)
では次の例をみてみよう。
例2)
プレイヤーBには、待機状態になっている《稲妻の斧/Lightning Axe》がある。
この上にある最後の一つの時間カウンターを取り除いた。
場には《稲妻の斧/Lightning Axe》の対象となるクリーチャーがいくつもあるが、
プレイヤーBはどうしなくてはならないだろうか?
《稲妻の斧/Lightning Axe》の追加コストは、{5}または手札1枚を捨てることである。
待機能力の説明の通り、プレイしなくてはいけないので、追加コストを支払う必要がある。
もし、プレイヤーBが手札を1枚以上持っていて、かつ、{5}がどうしても準備できない場合、
プレイヤーBは、コストとして手札を1枚捨てなくてはいけない。
また、{5}が準備できる状態だったとしても、マナ能力をプレイすることを選ばずに
手札を捨てることを選ぶこともできる。
いずれにせよ、プレイヤーBは「{5}払う」「手札を1枚捨てる」ことのいずれかを行わなく
てはならない。
え? 土地はあるけど{5}は払いたくないし、手札も空だって?
それはさすがにプレイが完了しない=プレイできないので、《稲妻の斧/Lightning Axe》は
ゲーム外に留まったままになる。
---------------
そんなところで。
Friday Magic Quiz.[07-21]
2007年6月22日コメント (6)#今週は日本選手権予選はありません。
#本当のラッシュは7月1、2,3週目といったところでしょうか。
#10版のせいでメタゲームが動くかどうかはわかりませんが、
#パーツを失うデッキは機能しなくなることは間違いないでしょう。
とりあえず週末のAMCにはおじゃまします。
#参加できなかったら泣いて帰ります(ぇ
それでは今週の問題ー
問1
かたならし○×。
「マッチの始めのゲーム(第1ゲーム)において、
一方が先攻を希望し、もう一方が後攻を希望した場合、
ダイスロールやじゃんけん等をせずに、先攻・後攻を希望通り取ることができる。」
○か×か?
問2
最近は日本選手権予選へ向けてデッキを調整中にもかかわらず、
調整中についつい電波が入ってしまい、デッキがオモシロクなってしまう。
そんなプレイヤーAとBが対戦している。
プレイヤーAとBの墓地には、お互いに《黄泉からの橋/Bridge from Below》が1枚ある。
プレイヤーBは、自分のターンのメイン・フェイズに、《戦慄の復活/Dread Return》
をフラッシュバック・コストを支払ってプレイした。
対象は《バザールの大魔術師》で、生贄になったのは《ナルコメーバ/Narcomoeba》3体である。
さて、プレイヤーAの場には《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》がある。
プレイヤーAは《ボトルのノーム》をすぐにでも生贄にしたいのだが・・・
互いに最善を尽くした場合、それぞれの場にはゾンビ・トークンが何体出るだろうか?
問3
私の場には《ケンタウルスの前兆読み/Centaur Omenreader》が3体、アンタップ状態である。
私は《救済の天使/Angel of Salvation》をプレイしたいのだが、
実際に支払うマナをできる限り少なくしたい。
私は《救済の天使》をプレイするために、何マナ支払うことになるだろうか?
--------------------
いつものように、回答は週明けにでも。
#本当のラッシュは7月1、2,3週目といったところでしょうか。
#10版のせいでメタゲームが動くかどうかはわかりませんが、
#パーツを失うデッキは機能しなくなることは間違いないでしょう。
とりあえず週末のAMCにはおじゃまします。
#参加できなかったら泣いて帰ります(ぇ
それでは今週の問題ー
問1
かたならし○×。
「マッチの始めのゲーム(第1ゲーム)において、
一方が先攻を希望し、もう一方が後攻を希望した場合、
ダイスロールやじゃんけん等をせずに、先攻・後攻を希望通り取ることができる。」
○か×か?
問2
最近は日本選手権予選へ向けてデッキを調整中にもかかわらず、
調整中についつい電波が入ってしまい、デッキがオモシロクなってしまう。
そんなプレイヤーAとBが対戦している。
プレイヤーAとBの墓地には、お互いに《黄泉からの橋/Bridge from Below》が1枚ある。
プレイヤーBは、自分のターンのメイン・フェイズに、《戦慄の復活/Dread Return》
をフラッシュバック・コストを支払ってプレイした。
対象は《バザールの大魔術師》で、生贄になったのは《ナルコメーバ/Narcomoeba》3体である。
さて、プレイヤーAの場には《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》がある。
プレイヤーAは《ボトルのノーム》をすぐにでも生贄にしたいのだが・・・
互いに最善を尽くした場合、それぞれの場にはゾンビ・トークンが何体出るだろうか?
問3
私の場には《ケンタウルスの前兆読み/Centaur Omenreader》が3体、アンタップ状態である。
私は《救済の天使/Angel of Salvation》をプレイしたいのだが、
実際に支払うマナをできる限り少なくしたい。
私は《救済の天使》をプレイするために、何マナ支払うことになるだろうか?
--------------------
いつものように、回答は週明けにでも。
#先週末は東京に行って、AMCにおじゃましてきました。
#やっぱり東京は人口が多いなあ、と思うことしきり。
#店内にひしめくデッキを見ていると、フォーマットが何であろうと
#結局はプレイするプレイヤーの情熱がデッキを作るのだな、と感じました。
しかし秋葉原はそろそろ独立特区になったほうがいいのでわないか。
成績は土地単(45-Lands)で出て、1−3−2と散々でした。orz
気を取り直して、先週の回答を。
○
相互に納得できる方法であれば何でもよい。(CR101.2)
実は、ランダムな方法によって決めたとしても、全く同じことになる。
A:1体 B:0体
Bが《戦慄の復活/Dread Return》をプレイしたあとで、双方の《黄泉からの橋/Bridge from Below》
が誘発する。スタックに積まれる順序を見ると、AP-NAP順に積まれることに注意して、
5)Aの《黄泉からの橋/Bridge from Below》を取り除く(if節注意)
4)Bがゾンビトークンを得る(if節注意)
3)Bがゾンビトークンを得る(if節注意)
2)Bがゾンビトークンを得る(if節注意)
1)《戦慄の復活/Dread Return》:対象→《バザールの大魔術師》
となる。ここで5)を解決する前にAが《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》の能力を起動すると
Aは《黄泉からの橋/Bridge from Below》が取り除かれる前にゾンビ・トークンを得ることができる。
スタックを見てみよう。AがNAPであることに注意すると、
8)Aがゾンビ・トークンを得る(if節注意)
7)Bの《黄泉からの橋/Bridge from Below》を取り除く(if節注意)
6)Aが3ライフを得る(《ボトルのノーム》の能力)
5)Aの《黄泉からの橋/Bridge from Below》を取り除く(if節注意)
4)Bがゾンビ・トークンを得る(if節注意)
3)Bがゾンビ・トークンを得る(if節注意)
2)Bがゾンビ・トークンを得る(if節注意)
1)《戦慄の復活/Dread Return》:対象→《バザールの大魔術師》
となる。上から(8番から)解決していくと、
Aはゾンビ・トークンを1体得て、
Bの《黄泉からの橋》は墓地から取り除かれ、
Aが3ライフを得て、
Aの《黄泉からの橋》は墓地から取り除かれ、
Bの墓地に《黄泉からの橋》が無いので、能力は何もしない。
Bの墓地に《黄泉からの橋》が無いので、能力は何もしない。
Bの墓地に《黄泉からの橋》が無いので、能力は何もしない。
Bの《バザールの大魔術師》が場に出る。
結局、Aは1体のトークンを得るが、Bはトークンを得ない。
また、これが最善(=互いのプレイヤーが聡明であり、明確に勝ちに行っている)である。
{3}{W}{W}
召集能力により、《ケンタウルスの前兆読み/Centaur Omenreader》をタップしたとしても、
すでに総コストは決定しているので、コストが後を追って減ることはない。
したがって、どうがんばっても減るのは{3}分だけとなる。
------------------------
なお、斜め上の回答に関しては、面白いものを書いてくれる分には良いかと。
度が過ぎない程度に、ね。
そんなところで。
#やっぱり東京は人口が多いなあ、と思うことしきり。
#店内にひしめくデッキを見ていると、フォーマットが何であろうと
#結局はプレイするプレイヤーの情熱がデッキを作るのだな、と感じました。
しかし秋葉原はそろそろ独立特区になったほうがいいのでわないか。
成績は土地単(45-Lands)で出て、1−3−2と散々でした。orz
気を取り直して、先週の回答を。
問1
「マッチの始めのゲーム(第1ゲーム)において、
一方が先攻を希望し、もう一方が後攻を希望した場合、
ダイスロールやじゃんけん等をせずに、先攻・後攻を希望通り取ることができる。」
○か×か?
○
相互に納得できる方法であれば何でもよい。(CR101.2)
実は、ランダムな方法によって決めたとしても、全く同じことになる。
問2
最近は日本選手権予選へ向けてデッキを調整中にもかかわらず、
調整中についつい電波が入ってしまい、デッキがオモシロクなってしまう。
そんなプレイヤーAとBが対戦している。
プレイヤーAとBの墓地には、お互いに《黄泉からの橋/Bridge from Below》が1枚ある。
プレイヤーBは、自分のターンのメイン・フェイズに、《戦慄の復活/Dread Return》
をフラッシュバック・コストを支払ってプレイした。
対象は《バザールの大魔術師》で、生贄になったのは《ナルコメーバ/Narcomoeba》3体であ
る。
さて、プレイヤーAの場には《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》がある。
プレイヤーAは《ボトルのノーム》をすぐにでも生贄にしたいのだが・・・
互いに最善を尽くした場合、それぞれの場にはゾンビ・トークンが何体出るだろうか?
A:1体 B:0体
Bが《戦慄の復活/Dread Return》をプレイしたあとで、双方の《黄泉からの橋/Bridge from Below》
が誘発する。スタックに積まれる順序を見ると、AP-NAP順に積まれることに注意して、
5)Aの《黄泉からの橋/Bridge from Below》を取り除く(if節注意)
4)Bがゾンビトークンを得る(if節注意)
3)Bがゾンビトークンを得る(if節注意)
2)Bがゾンビトークンを得る(if節注意)
1)《戦慄の復活/Dread Return》:対象→《バザールの大魔術師》
となる。ここで5)を解決する前にAが《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》の能力を起動すると
Aは《黄泉からの橋/Bridge from Below》が取り除かれる前にゾンビ・トークンを得ることができる。
スタックを見てみよう。AがNAPであることに注意すると、
8)Aがゾンビ・トークンを得る(if節注意)
7)Bの《黄泉からの橋/Bridge from Below》を取り除く(if節注意)
6)Aが3ライフを得る(《ボトルのノーム》の能力)
5)Aの《黄泉からの橋/Bridge from Below》を取り除く(if節注意)
4)Bがゾンビ・トークンを得る(if節注意)
3)Bがゾンビ・トークンを得る(if節注意)
2)Bがゾンビ・トークンを得る(if節注意)
1)《戦慄の復活/Dread Return》:対象→《バザールの大魔術師》
となる。上から(8番から)解決していくと、
Aはゾンビ・トークンを1体得て、
Bの《黄泉からの橋》は墓地から取り除かれ、
Aが3ライフを得て、
Aの《黄泉からの橋》は墓地から取り除かれ、
Bの墓地に《黄泉からの橋》が無いので、能力は何もしない。
Bの墓地に《黄泉からの橋》が無いので、能力は何もしない。
Bの墓地に《黄泉からの橋》が無いので、能力は何もしない。
Bの《バザールの大魔術師》が場に出る。
結局、Aは1体のトークンを得るが、Bはトークンを得ない。
また、これが最善(=互いのプレイヤーが聡明であり、明確に勝ちに行っている)である。
問3
私の場には《ケンタウルスの前兆読み/Centaur Omenreader》が3体、アンタップ状態である。
私は《救済の天使/Angel of Salvation》をプレイしたいのだが、
実際に支払うマナをできる限り少なくしたい。
私は《救済の天使》をプレイするために、何マナ支払うことになるだろうか?
{3}{W}{W}
召集能力により、《ケンタウルスの前兆読み/Centaur Omenreader》をタップしたとしても、
すでに総コストは決定しているので、コストが後を追って減ることはない。
したがって、どうがんばっても減るのは{3}分だけとなる。
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なお、斜め上の回答に関しては、面白いものを書いてくれる分には良いかと。
度が過ぎない程度に、ね。
そんなところで。
認定大会におけるカードスリーブについて書いてみる。
事前に毒消しを。
この記事は、私ことtestingが公式サイトやforumからの
内容をまとめ、自分なりに解釈したものです。
実際のゲームにおいては、ヘッドジャッジもしくは主催者の指示に従い、
適切に大会を進行するようにお願いいたします。
なお、本記事は、無地でないスリーブの使用を推奨するものではありません。
それでは本題を。
1)スリーブの種類分け
カードスリーブは最近多くのものが店に並ぶようになり、色も質感も様々である。
中でも、柄つき(絵が描いてあるもの)は種類が多くあって、目を惹く。
・無地
なんの味も素っ気もない無地のスリーブ。裏からカードが若干透けて見える
ものもあるが、たいていの物は裏からでは全く見えない。
色はM;tGの5色を始め、様々な単色の色がある。
・柄つき(絵つき)
裏面に、ゲームのロゴもしくは一枚絵が書かれているスリーブ。
ロゴや絵の大きさは様々で、ワンポイントにしか使われていないものもあれば、
スリーブ1枚全部をキャンバスとした大きな絵のものもある。
・メタリック(鏡面)
裏面がきらきらと光る仕上げになっているスリーブ。
大抵は銀色だが、金色や他のメタリックカラーで仕上げているものもある。
・ホログラフ
お菓子のおまけシールによくあるような、小さな四角のホログラフが大量に
裏面にあしらわれているスリーブ。ぴかぴか光るので格好いいと思う人も。
大抵はこれらに分類されるだろう。
だが、実際にこれらのスリーブを公認大会で使用するとなると、ちょいと勝手が違う。
無地が一番良いのだ。
他のスリーブは、どこが駄目なのかを次の項で説明しよう。
2)良くないスリーブ
柄つきのスリーブが敬遠される理由として、
「裏から見分けがつく」つまり、「区別できるカード」として判断されがち、
というものがある。これは正しい。
だが、裏から見て区別ができるかそうでないかというのは、スリーブによるものではない。
試合を重ね、傷が細かくついた(=くたびれた)スリーブは、たとえ無地であっても
個々の傷が微妙に違っているので、厳密には区別がつく。
それでも通常ならばそれらの傷は他との区別ができたとしても、その表面がわからない
限り、それによって利益を得ることが難しいので、重大な問題にはならない。(PG221.)
大抵はスリーブの交換を指示されておしまいであろう。
では、柄つきのスリーブがなぜ駄目なのか?
ゲームを行っている場合、裏向きである大半カードはどこにあるだろうか?
・・・そう、ライブラリーである。そしてライブラリーのどこに特定のカードがあるか
わかるようであれば、それは立派に「区別できるカード」である。
ライブラリーのどこに入っているかを見分けるのには、カードの側面を見るのが一番
簡単である。柄つきのスリーブには側面まで絵が入っているものがある。
製造工程の違いで柄がずれているものもあれば、意図的な細工(!)をして
スリーブに印をつけ、側面からカードの識別をできるようにしてしまえばよい。
柄つきのスリーブでは傍目からだとそれとわからないように容易にできる。
これが柄つきのスリーブが「良くない」理由の一つである。
側面まで柄の入っていないスリーブは、この「良くない」部分を多少改良してはいる。
次はメタリックスリーブについて。
メタリックスリーブは表面が光っているが、これが鏡の役割をして、次のカードを
見ることができてしまうのだ。カードを少し浮かせてやると、カードの端が
少し見える。これだけでも十分情報は得られるので、不正に次のカードを
見ることが比較的容易にできる(という疑いがある)。
なので、これも「良くない」。
最後にホログラフスリーブについて。
ホログラフスリーブは、テーブルの向こう側から見ると、
カードの境目がわかりづらいという欠点がある。
悪いやつはいるもので、ライブラリーを一枚だけずらしてドローする代わりに、
2枚ずらしてドローしてもわかりにくいという性質がある。
意図的に対戦相手の視認性を妨害しているという点でも、
ホログラフスリーブは「良くない」。
3)ルール適用度(REL)による教育の指針
今まで良くない良くないと言ってきたが、それでは絶対使っては駄目なのだろうか。
大会にあまり参加しない人が、ふと店にあった柄つきのスリーブを購入し、
それで大会に出場するのはいけないことだろうか。
一般の大会(REL=一般)であるなら、そのような事態になった場合に、
プレイヤーに対する教育として、「このようなスリーブを使ってはいけないよ」
と諭し、簡単に理由も添えてあげるのが望ましい。
その大会内では、一時的にでもそのスリーブを使って良いように配慮すべきである。
#もちろん、主催者またはHJがそれに反対した場合はその意向に沿うべきである。
RELが競技レベルの大会ではどうだろうか。
デッキチェックが行われるので、区別のつきそうなスリーブがあれば、
それはデッキチェックの候補となるだろう。
が、それがあまりに多くのプレイヤーであったとすれば、それは問題である。
一般参加の人間も多いので、スリーブに関しての問題で重篤な罰則を与える
必要はないが、区別が容易につくスリーブを使用しているプレイヤーには、
スリーブの変更をしてもらうことが望ましい。
RELがプロレベルの場合は・・・このような「良くない」スリーブは
極力使うべきではない。使わないに越したことはないし、使うことによって
余計な誤解を招きかねない。
例外はUltraPro社の販売しているWofC公認スリーブ(黒地に黄色のMagicロゴ)
である。これは無地でないスリーブだが、プロツアーや世界選手権で使用が
認められている。視認性が良く、反射による写りこみも無く、端にロゴが届いて
いないので、横から区別がつくことも無い・・・からだそうな。
ただ、やはりWofC公認といえどこれは無地でない「柄つき」スリーブなので、
(特に国内のプレミア・イベントで)使用する際には、確認をしておくのが
望ましい。
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そんなところで。
事前に毒消しを。
この記事は、私ことtestingが公式サイトやforumからの
内容をまとめ、自分なりに解釈したものです。
実際のゲームにおいては、ヘッドジャッジもしくは主催者の指示に従い、
適切に大会を進行するようにお願いいたします。
なお、本記事は、無地でないスリーブの使用を推奨するものではありません。
それでは本題を。
1)スリーブの種類分け
カードスリーブは最近多くのものが店に並ぶようになり、色も質感も様々である。
中でも、柄つき(絵が描いてあるもの)は種類が多くあって、目を惹く。
・無地
なんの味も素っ気もない無地のスリーブ。裏からカードが若干透けて見える
ものもあるが、たいていの物は裏からでは全く見えない。
色はM;tGの5色を始め、様々な単色の色がある。
・柄つき(絵つき)
裏面に、ゲームのロゴもしくは一枚絵が書かれているスリーブ。
ロゴや絵の大きさは様々で、ワンポイントにしか使われていないものもあれば、
スリーブ1枚全部をキャンバスとした大きな絵のものもある。
・メタリック(鏡面)
裏面がきらきらと光る仕上げになっているスリーブ。
大抵は銀色だが、金色や他のメタリックカラーで仕上げているものもある。
・ホログラフ
お菓子のおまけシールによくあるような、小さな四角のホログラフが大量に
裏面にあしらわれているスリーブ。ぴかぴか光るので格好いいと思う人も。
大抵はこれらに分類されるだろう。
だが、実際にこれらのスリーブを公認大会で使用するとなると、ちょいと勝手が違う。
無地が一番良いのだ。
他のスリーブは、どこが駄目なのかを次の項で説明しよう。
2)良くないスリーブ
柄つきのスリーブが敬遠される理由として、
「裏から見分けがつく」つまり、「区別できるカード」として判断されがち、
というものがある。これは正しい。
だが、裏から見て区別ができるかそうでないかというのは、スリーブによるものではない。
試合を重ね、傷が細かくついた(=くたびれた)スリーブは、たとえ無地であっても
個々の傷が微妙に違っているので、厳密には区別がつく。
それでも通常ならばそれらの傷は他との区別ができたとしても、その表面がわからない
限り、それによって利益を得ることが難しいので、重大な問題にはならない。(PG221.)
大抵はスリーブの交換を指示されておしまいであろう。
では、柄つきのスリーブがなぜ駄目なのか?
ゲームを行っている場合、裏向きである大半カードはどこにあるだろうか?
・・・そう、ライブラリーである。そしてライブラリーのどこに特定のカードがあるか
わかるようであれば、それは立派に「区別できるカード」である。
ライブラリーのどこに入っているかを見分けるのには、カードの側面を見るのが一番
簡単である。柄つきのスリーブには側面まで絵が入っているものがある。
製造工程の違いで柄がずれているものもあれば、意図的な細工(!)をして
スリーブに印をつけ、側面からカードの識別をできるようにしてしまえばよい。
柄つきのスリーブでは傍目からだとそれとわからないように容易にできる。
これが柄つきのスリーブが「良くない」理由の一つである。
側面まで柄の入っていないスリーブは、この「良くない」部分を多少改良してはいる。
次はメタリックスリーブについて。
メタリックスリーブは表面が光っているが、これが鏡の役割をして、次のカードを
見ることができてしまうのだ。カードを少し浮かせてやると、カードの端が
少し見える。これだけでも十分情報は得られるので、不正に次のカードを
見ることが比較的容易にできる(という疑いがある)。
なので、これも「良くない」。
最後にホログラフスリーブについて。
ホログラフスリーブは、テーブルの向こう側から見ると、
カードの境目がわかりづらいという欠点がある。
悪いやつはいるもので、ライブラリーを一枚だけずらしてドローする代わりに、
2枚ずらしてドローしてもわかりにくいという性質がある。
意図的に対戦相手の視認性を妨害しているという点でも、
ホログラフスリーブは「良くない」。
3)ルール適用度(REL)による教育の指針
今まで良くない良くないと言ってきたが、それでは絶対使っては駄目なのだろうか。
大会にあまり参加しない人が、ふと店にあった柄つきのスリーブを購入し、
それで大会に出場するのはいけないことだろうか。
一般の大会(REL=一般)であるなら、そのような事態になった場合に、
プレイヤーに対する教育として、「このようなスリーブを使ってはいけないよ」
と諭し、簡単に理由も添えてあげるのが望ましい。
その大会内では、一時的にでもそのスリーブを使って良いように配慮すべきである。
#もちろん、主催者またはHJがそれに反対した場合はその意向に沿うべきである。
RELが競技レベルの大会ではどうだろうか。
デッキチェックが行われるので、区別のつきそうなスリーブがあれば、
それはデッキチェックの候補となるだろう。
が、それがあまりに多くのプレイヤーであったとすれば、それは問題である。
一般参加の人間も多いので、スリーブに関しての問題で重篤な罰則を与える
必要はないが、区別が容易につくスリーブを使用しているプレイヤーには、
スリーブの変更をしてもらうことが望ましい。
RELがプロレベルの場合は・・・このような「良くない」スリーブは
極力使うべきではない。使わないに越したことはないし、使うことによって
余計な誤解を招きかねない。
例外はUltraPro社の販売しているWofC公認スリーブ(黒地に黄色のMagicロゴ)
である。これは無地でないスリーブだが、プロツアーや世界選手権で使用が
認められている。視認性が良く、反射による写りこみも無く、端にロゴが届いて
いないので、横から区別がつくことも無い・・・からだそうな。
ただ、やはりWofC公認といえどこれは無地でない「柄つき」スリーブなので、
(特に国内のプレミア・イベントで)使用する際には、確認をしておくのが
望ましい。
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そんなところで。
Friday Magic Quiz. [07-22]
2007年6月29日コメント (5)#今週末は海外ではPTサンディエゴ(双頭巨人戦)、
#国内では日本選手権予選が各地で行われます。
#10版のカードに思いをはせつつも、9版環境の最後に
#大きな大会があるというのは、セット的には幸せなことなんでしょうね。
PTサンディエゴは知り合いがたくさん出ているので、健闘を祈ってます。
今週の日本選手権予選:
6月30日(土)
関東/東京1次 板橋区立ハイライフプラザ(東京都板橋区)
7月1日(日)
四国地区予選 高知文教会館(高知県高知市)
東北地区予選 戦災復興記念館(宮城県仙台市)
東海1次/名古屋 名古屋国際会議場(愛知県名古屋市)
会場案内、受付時間等はWofC公式サイトへ。
http://www.wizards.com/default.asp?x=events/regionals/japan,,ja
おいらは東海地区予選にスタッフとして行く予定です。
見かけても石を投げないでください。《従者/Squire》は受け取ります。
それでは、今週の問題ー
問1
かたならし○×。
「『{Tap} : プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのマナ・プールに{1}を加える。』
この文章で表される能力は、マナ能力である。」
○か×か?
問2
俺たちの日本選手権はこれからだ! と、デッキを一から組みなおす日々をすごす
プレイヤーAとBが、(エンターテイメント精神あふるる)試合をしている。
プレイヤーBは《大渦のジン/Maelstrom Djinn》(時間カウンター1個)を、
プレイヤーAは裏向きの《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》を
コントロールしている。
さて、プレイヤーAは《ヴェズーヴァの多相の戦士》を表向きにし、
《大渦のジン/Maelstrom Djinn》をコピーした。
A「じゃ、時間カウンター2個乗せるね。」
B「あと2ターンの命だな、そいつ。」
さて、次のAのターン、アップキープ・ステップに、Aはコピー《大渦のジン》を裏返した。
A「時間カウンターを1個とりのぞいて・・・と。じゃドローするね。」
B「どーぞ。」
さらに次のAのターン、アップキープ・ステップを迎えた。
A「ドロー・ステップまで行っていいかな?」
B「ちょっとまった。その裏向いている《ヴェズーヴァの多相の戦士》の、
時間カウンターを取り除いてくれよ。」
A「え? もうこいつは《大渦のジン》じゃないから、取り除く必要は無いよ。」
さて、取り除く必要はあるだろうか? ないだろうか?
どっちの結論になるにせよ、理由も含めて答えよ。
問3
とあるレガシー環境の野試合でのこと。
私は《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》をプレイした。
それは解決されて場に出、場にあるアーティファクト1つを壊した。
ところが、私が《ブリキ通りの悪党》をプレイするために支払ったマナは1つだけだった。
他にマナを増やす呪文や能力を使っていないとすると、
私はどんな状況で《ブリキ通りの悪党》をプレイしたのだろうか?
ヒント)あんまり複雑な状況を考えてもこんがらがるだけですよ。
----------------------
いつものように、回答は週明けにでも。
#国内では日本選手権予選が各地で行われます。
#10版のカードに思いをはせつつも、9版環境の最後に
#大きな大会があるというのは、セット的には幸せなことなんでしょうね。
PTサンディエゴは知り合いがたくさん出ているので、健闘を祈ってます。
今週の日本選手権予選:
6月30日(土)
関東/東京1次 板橋区立ハイライフプラザ(東京都板橋区)
7月1日(日)
四国地区予選 高知文教会館(高知県高知市)
東北地区予選 戦災復興記念館(宮城県仙台市)
東海1次/名古屋 名古屋国際会議場(愛知県名古屋市)
会場案内、受付時間等はWofC公式サイトへ。
http://www.wizards.com/default.asp?x=events/regionals/japan,,ja
おいらは東海地区予選にスタッフとして行く予定です。
見かけても石を投げないでください。《従者/Squire》は受け取ります。
それでは、今週の問題ー
問1
かたならし○×。
「『{Tap} : プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのマナ・プールに{1}を加える。』
この文章で表される能力は、マナ能力である。」
○か×か?
問2
俺たちの日本選手権はこれからだ! と、デッキを一から組みなおす日々をすごす
プレイヤーAとBが、(エンターテイメント精神あふるる)試合をしている。
プレイヤーBは《大渦のジン/Maelstrom Djinn》(時間カウンター1個)を、
プレイヤーAは裏向きの《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》を
コントロールしている。
さて、プレイヤーAは《ヴェズーヴァの多相の戦士》を表向きにし、
《大渦のジン/Maelstrom Djinn》をコピーした。
A「じゃ、時間カウンター2個乗せるね。」
B「あと2ターンの命だな、そいつ。」
さて、次のAのターン、アップキープ・ステップに、Aはコピー《大渦のジン》を裏返した。
A「時間カウンターを1個とりのぞいて・・・と。じゃドローするね。」
B「どーぞ。」
さらに次のAのターン、アップキープ・ステップを迎えた。
A「ドロー・ステップまで行っていいかな?」
B「ちょっとまった。その裏向いている《ヴェズーヴァの多相の戦士》の、
時間カウンターを取り除いてくれよ。」
A「え? もうこいつは《大渦のジン》じゃないから、取り除く必要は無いよ。」
さて、取り除く必要はあるだろうか? ないだろうか?
どっちの結論になるにせよ、理由も含めて答えよ。
問3
とあるレガシー環境の野試合でのこと。
私は《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》をプレイした。
それは解決されて場に出、場にあるアーティファクト1つを壊した。
ところが、私が《ブリキ通りの悪党》をプレイするために支払ったマナは1つだけだった。
他にマナを増やす呪文や能力を使っていないとすると、
私はどんな状況で《ブリキ通りの悪党》をプレイしたのだろうか?
ヒント)あんまり複雑な状況を考えてもこんがらがるだけですよ。
----------------------
いつものように、回答は週明けにでも。