#10版のプレビューが始まりました。
#個人的には未来予知よりもわくわく度が低いのに、
#基本セットというだけでトーナメントに影響する度合いが
#わりと大きいのが気にはなります。

あと、ポータル系の再販はうれしい限りなのです。
今回はさすがに箱で買ってみようかなあ。

それでは先週の回答ー。

問1
「カードを多く引くことは、もちろん罰則の対象となるが、
 カードを引くことを忘れることは、罰則の対象とならない。」
○か×か?


×

ゲームルール違反−ゲームルールの違反一般 となる。(PG124.)
PG210.にあるようなドロー関連の誤りとはカテゴリーが異なっている。

問2
いつも通りに愉快な対戦をしているプレイヤーAとB。

プレイヤーAのアップキープ・ステップの開始時に、
プレイヤーAがコントロールしているパーマネントは、
《不毛の栄光/Barren Glory》2つのみで、かつ、プレイヤーAの手札は無かった。

プレイヤーAはこのターン、勝つことができただろうか?


残念ながらできない。

《不毛の栄光/Barren Glory》のテキストには、カード自身の名前が書かれているため、
他の《不毛の栄光/Barren Glory》があった場合、条件に合致しない。

したがって誘発することも無い。

問3
私は《動く死体/Animate Dead》をプレイした。
私の墓地にあるクリーチャー・カードは《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》
だけであり、対戦相手の墓地にクリーチャー・カードは無い。

さて、お互いにこれ以上何もしなかったとすると、
最終的にどうなるだろうか? 理由もつけて考えよ。


《動く死体/Animate Dead》は、M;tGのカードの中でも
かなり多くのテキスト修正がなされていったカードである。
このカードの印刷面を見ただけでは正確な判断はできない。
(エターナルではよくあることである)

さて、なんらかの手段でオラクルを参照した結果、以下のテキストが得られた。

  When Animate Dead comes into play, if it’s in play, it becomes an Aura with
  enchant creature. Put target creature card from a graveyard into play under
  your control and attach Animate Dead to it.
  Enchanted creature gets -1/-0.
  When Animate Dead leaves play, destroy enchanted creature. It can’t be regenerated.

さて、《動く死体/Animate Dead》を解決すると、エンチャントなので場に出る。
場に出た時〜の誘発型能力(1番目の能力)が誘発し、スタックに乗る。
このとき、対象を取っているので、対象をいずれかの墓地にあるクリーチャー・カード・・・
この場合は《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》を取る。

では誘発型能力を解決しよう。(if節があるが今回はなにも起きない)
《動く死体/Animate Dead》はオーラになり、それはエンチャント(クリーチャー)を持つ。
対象となったクリーチャー・カードを私のコントロールで場に出し、
それに《動く死体/Animate Dead》をつけ・・・

  ちょっとまった。

場に出たクリーチャー・カードは《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》なので
これはプロテクション(黒)を持つ。なので、《動く死体》をつけることができない。
なので、このオーラ(=《動く死体》)はどこにもつけられておらず、
状況起因効果のチェック時に墓地に置かれる。

墓地に置かれたことによって、3番目の誘発型能力が誘発するが、
「エンチャントされたクリーチャー」は一瞬たりとも存在していないので、
これが解決されても《怒りの天使アクローマ》は破壊されない。

なので、結果としては
《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》は場に残り、
《動く死体/Animate Dead》は墓地に置かれる。

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そんなところで。

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