#黄金週間中ということで、わりと仕事がある日は忙しいです。
#幸い暦通りには休めるので、3日や4日には
#帝都周辺の大会に出没したいですね。

そんときは旅人モードなので、デッキないけど。orz

それでは前回の回答ー。

問1
かたならし○×。

「共通するサブタイプを持つのは、部族とクリーチャーだけである。」
○か×か?


×

インスタントとソーサリーも共通するサブタイプを持つ。
現在では「秘儀/Arcane」のみ。

問2

プレイヤーA1, A2と、プレイヤーB1, B2が双頭巨人戦のゲームをしている。

プレイヤーA1は、《ナカティルの戦群れ/Nacatl War-Pride》をコントロールしている。

2−1)
チームA1,A2は、このクリーチャーを攻撃クリーチャーとして選んだ。
プレイヤーB1は苗木トークンを2体、B2は3体コントロールしている。

さて、《ナカティルの戦群れ》のコピートークンはいくつ出るか?

2−2)
上の攻撃を行う前に、プレイヤーA2が《巨大化/Giant Growth》を
《ナカティルの戦群れ/Nacatl War-Pride》にプレイしていたとすると、

出てくるトークンの特性はどのようなものか?


2−1)2個または3個。

防御プレイヤーを参照する単発的効果なので、どちらか一人を参照する。(CR606.7a.)
両方を合わせた数でないことに注意。

2−2)印刷されたオリジナルの《ナカティルの戦群れ/Nacatl War-Pride》。

あくまでコピーのトークンを出すだけなのだから、そのコピー可能な値は、
オリジナルと同じになる。

《細胞形成/Cytoshape》を使うと面白いかもしれない。
(まてそれはモミールの罠だ)

問3

私は手札にある《墓忍び/Tombstalker》をプレイしようとしている。

しかし、私の土地やアーティファクトは全てタップ状態で、
マナを引き出せるのは4体の《基底スリヴァー/Basal Sliver》しかいない。

さらに悪いことに、墓地にはカードがない。

私が《墓忍び/Tombstalker》をプレイするには、何体の《基底スリヴァー/Basal Sliver》
を必要とするだろうか?


3体もしくは4体。

8マナ要るのだから、4体を生け贄に捧げれば確実にプレイできる。

また、3体を生け贄に捧げてあらかじめマナを出しておき、
墓地に置かれた2枚を探査能力によってコストを減らすのに充てれば、無事にプレイできる。

3体を使用する場合、《墓忍び/Tombstalker》のプレイ宣言中に上記と同じことを
やっても良い。(コストの支払い順を考えれば……)

------------
そんなところで。
それでは良い休日を!
筆者が旅行先からですので簡単に。

CRの未来予知対応版更新が来ました。
5日は各所でPTQサンディエゴが行われ、
フォーマットは双頭巨人戦のシールド戦です。

が、5/1付けのこの更新によって、以前と変更になった点があります。

以前は先手側のチームは、最初のターンにドローステップがあり、
左側(第2プレイヤー)のプレイヤーのみ、ドローできました。

しかし、今回の改正によって、

先手チームの第1ターンのドローステップはありません。
最初のターンは、2人ともカードを引くことはありません。


なお、スタートが30ライフなのは以前と同じです。

それでは良いPTQを。
5月1日付けで、総合ルール(CR)が更新されています。

更新箇所が多いので、詳細は日本語訳がでるまでなもなもして待ちましょう。

いつものようにざらっと紹介してみます。

注)更新箇所の種類

(新規):完全に新規の項目番号です。かつて無くなっていたものも含みます。

(変更):旧ver.から内容が変わった項目です。リバーサルもここに含まれます。

(修整):旧ver.から文章や単語が変更された項目です。内容は微妙に変わっているかも。

(追記):旧ver.に文章が追加された項目です。内容は変わりません。

注2)ここに書いてあるのが更新の全てではありません。
   筆者が内容的に自明と思ったものや、微妙な言い回しの変更などは
   ここには書いていません。判断は常に最新版のCR本体を参照してください。

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101.3a. (新規)
双頭巨人戦の初期ライフは30になりました。

101.5b.(変更)
双頭巨人戦の先手チームの第一ターンは、ドローステップが飛ばされるようになりました。
以前は第2プレイヤーのみが引けましたが、古いルールに戻ったことになります。

104.1a.(新規)
分数の形で示される数を選んだりや、ダメージを受けたり、ライフを得たりすることは
できません。これは旧104.1.の項目に書いてあったことの捕捉文です。

104.1b.(新規)
マジックでは正の数を用います。負の数を選んだり、負の点数のダメージを与えたり、
負の点数のライフを得ることはありません。しかし、負の値を取ることができる
ものは、その値を採用します。(クリーチャーのパワーや、プレイヤーのライフ)
効果が負の値のものを計算したり、比較したりする場合は、その負の値をそのまま
数値的に用います。計算結果として負の値を得た場合は、(負の値を取れるもの以外は)
その値として0を代わりに採用します。
これは、旧104.2.に書いてあったことの改稿です。

104.3f.(追記)
混成マナ・シンボルはそれぞれの色の組み合わせて構成されていることが追記されました。

 
200.9.(修整)
呪文や能力が、あるオブジェクトの種類として、「カード」「呪文」「発生源」という
単語が入ることなく、タイプやサブタイプを使用している場合、それはそのタイプ
またはサブタイプを持つ場のパーマネントを指すようになりました。
"description of an object"という表現が使用されています。

200.9c.(修整)
呪文や能力が、発生源という単語と共にオブジェクトの種類を指している場合、
それに合致する発生源は、任意の領域にあるダメージの発生源も指すようになりました。

203.1.(修整)
カードのマナ・コストは、カードの上方にあるマナ・シンボルで示されます。
未来予知のカードの一部は、マナ・シンボルが右上に無いことから来た修整です。

203.1b.(新規)
いくつかのカードにはマナ・コストが本来ある箇所にマナ・シンボルが描かれていない。
これは、このカードのコストが支払えないことを意味している。
という一章が追加されました。
《命運の輪/Wheel of Fate》を初めとした呪文や、土地カードを指しています。
追加のコストを支払うような効果があったとしても、コストが無く支払えない場合は
やはりコストが支払えない(のでプレイできない)ことも明確化されました。

203.3b.(新規)
マナ・コストに{X}が含まれている場合に、どう計算されるかが新規項目として
書かれました。ルールは今までと変わりません。

205.2a(追記)
カードタイプ「部族」が追記されました。

205.3d(追記)
それぞれ固有のサブタイプを持つのは、土地、アーティファクト、エンチャントの3つ
になりました。クリーチャーと部族、ソーサリーとインスタントは共通のサブタイプを
持ちます。

205.3e(修整)
カードが複数のタイプとサブタイプを併せ持つ場合、それぞれのサブタイプは、
それらと相関性があるタイプのサブタイプである、とされました。

208.2.(変更)
クリーチャーカードのパワー/タフネスに、*が書かれている場合、
そのオブジェクトの特性定義能力(characteristic-defining ability)に
よって、*の値は決定されます。この能力は全ての領域で作用します。
この能力によって*の値が決定しない場合、*は0として扱います。

 例をあげましょう。《ルアゴイフ/Lhurgoyf》は、今までですと
 ライブラリーの中にある場合は、*/*+1の*の値が機能しないので
 パワー/タフネスの値は『0/1』と見なされましたが、
 現在のルールでは、墓地にあるクリーチャーカードの数が常に
 数えられます。つまり、プレイヤー達の墓地に5枚のクリーチャーカードがあるとき、
 ライブラリーの中の《ルアゴイフ/Lhurgoyf》は『5/6』です。

212.1b.(変更)
オブジェクトのタイプが失われた場合、そのサブタイプがまだ残っているタイプと
関連性がある場合、そのサブタイプは失われません。そうでない場合は
そのタイプにともなうサブタイプは失われます。

 例を出しましょう。
 部族・土地・クリーチャー -- 森・ドライアド というパーマネントがあったとして
 このパーマネントがクリーチャーで無くなったとします。
 そうなると、前のルールでは「ドライアド」というサブタイプは失われていましたが、
 今のルールでは部族というタイプが「ドライアド」というサブタイプと関連性を
 持つので、「ドライアド」というサブタイプは失われません。

212.2d.(修整)
アーティファクトでも有色マナ・シンボルが使用されることが明記されました。
その場合は無色ではありません。
また、これまで通り、無色であることとアーティファクトであることは
同値ではありません。

212.2m.(新規)
Foortification/城砦 が、アーティファクトのサブタイプに追加されました。

212.3d.-3f.(新規)
クリーチャーの性質について文章が新規に書かれました。
既存の知識が明文化されただけです。

212.4d.-4k.(修整)
オーラはオブジェクトもしくはプレイヤーにつくことが明確になりました。

212.6b.(追記)
他のプレイヤーのターンに、効果によって土地をプレイできるようになった
としても、土地をプレイすることはできない、という一文が追加されました。

212.8.-8b.(新規)
部族/Tribal についての項目が新規に追加されました。

214.1a.(新規)
「パーマネント・カード」について新規に追加されました。

214.1b.(新規)
パーマネントが全てのタイプを失ったとしても、それはパーマネントで有り続ける
ことが明確化されました。

215.(新規)
Life/ライフ についての項目が新規に増えました。

216.1.(修整)
トークンはクリーチャーとは限らなくなり、効果によってトークンが
定義されたテキストを持つようになりました。
また、旧216.1.の後半部分が216.1a.となって別項目になりました。

217.1c.(修整)
旧217.8c.に書かれていたphasingの例外項目が、217.1c.に合流しました。

 
402.8a.(変更)
特性定義能力(characteristic-defining abilities)は全ての領域で機能します。
旧ルールでは(characteristic-setting ability)でした。

405.2.(変更)
オブジェクトに色、サブタイプ、パワー/タフネスを決定する常在型能力が
印刷されて存在する場合、それらは特性定義能力(characteristic-defining abilities)
であり、全ての領域で機能します。

406.1.(修整)
対象を持つ起動型能力または誘発型能力は、(マナを加えるとしても)マナ能力ではありません。

409.4a.(新規)
プレイすることが禁止されているカードを、裏向きにプレイすることが可能で、
かつ、裏向きの呪文のプレイが禁止されていない場合、そのカードは裏向きにして
プレイすることが可能である。

410.2a.(新規)
誘発型能力が誘発イベントと合致し、そのオブジェクトが全てのプレイヤーに対し
不可視だった場合、その能力は誘発しない。

  例)《Yixlid Jailer》下の 《Golgari Brownscale》。

410.4a.(新規)
誘発型能力がmodalだった場合、そのコントローラーはどのモードでスタックに
乗せるかを選ぶ。あるモードがプレイするのに不適正な場合、そのモードとして
選ぶことはできない。全てのモードでプレイするのに不適正な場合、
誘発型能力はスタックから取り除かれる。

418.5k.(新規)
オブジェクトではなく、ゲームのルールに影響を及ぼす継続的効果も、
タイムスタンプや依存性のルールに従って処理されることが明確化されました。

  例)手札の上限枚数(《呪文書/Spellbook》と《有り余る無/Null Profusion》)

419.6i.(新規)
場に出る際に〜という置換効果の処理が明確化されました。
例文をみればすぐ理解できると思います。

424.(新規)
コスト/Costs という項目が新規に追加されました。

 
501.(新規)
キーワード行動/Keyword Actions という項目が新規に追加されました。
内容は以下の通りです。

 501.2. つける/Attach
 501.3. 打ち消す/Counter
 501.4. 破壊する/Destroy
 501.5. 再生(する)/Regenerate
 501.6. 生け贄に捧げる/Sacrifice
 501.7. タップ(する)/Tap
 501.8. 占術(を行う)/Scry
 501.9. 消術(を行う)/Fateseal

502.XX (いろいろ)
キーワード能力部分は変更がたくさんありますが、大抵は細かい変更です。
未来予知で新しくキーワード化されたもの(被覆/Shroud、到達/Reachなど)
が追加されています。

 
606.6b.(変更)
先行チームの第1ターンは、ドローステップがありません。

 
あとは用語集の変更がたくさんありますが、それについては書ききれないので省略します。

-------------
そんなところで。

Friday Magic Quiz. [07-16]

2007年5月12日
#レガシーのフォーマットで行われるGPコロンバスですが、
#開催日が19日なので、未来予知のセットは使用不可能です。
#俗にhulk-flashと呼ばれるデッキの、0ターンキル確率は約3%。
#未来予知が入ると12%前後になります。
#この値をどう見るかは、プレイヤーの皆さんに任せましょう。

肝心なのは、禁止カードのリストに過度な期待をしてはいけない、ということです。

-----------------------------
と、いうわけで宣伝。

そんなGPコロンバスと奇しくも全く同じカードセットで行う、
C.B.L. 3rd は今週日曜日(5/13)です。
皆様ふるってご参加ください。

詳細はこちら→ http://www.remus.dti.ne.jp/~testing/mtg/eventindex.html

 
 
それでは今週の問題ー。

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問1
かたならし○×。

「キーワード行動/Keyword Action は、特別な行動である。」
○か×か?

 
問2
私は《縫合グール/Sutured Ghoul》をプレイし、無事に解決を迎えた。
場に出す際に、墓地にあった《ルアゴイフ/Lhurgoyf》を4枚取り除いた。

他のプレイヤーの墓地には、クリーチャー・カードが無く、
私の墓地にも、この4枚の《ルアゴイフ/Lhurgoyf》しか無かったとすると、
この《縫合グール/Sutured Ghoul》のP/Tはいくつになるだろうか?

 
問3

以下は全てプレイヤーAとB、2人の対戦とする。
なお、3−1)〜3−3)までは、CRを一切見ないで答えて欲しい。

3−1)
プレイヤーAは《虚空の力線/Leyline of the Void》を出している。
プレイヤーAが《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》で攻撃し、プレイヤーBに戦闘ダメージを与えた。
プレイヤーBはこれによって《ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics》を捨てた。

《ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics》の誘発型能力は誘発するか?

3−2)
プレイヤーAは《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》をコントロールしている。
プレイヤーAが《正義の命令/Decree of Justice》をサイクリングした。

《正義の命令/Decree of Justice》の誘発型能力は誘発するか?

3−3)
プレイヤーAは《虚空の力線/Leyline of the Void》を出している。
プレイヤーBが《正義の命令/Decree of Justice》をサイクリングした。

《正義の命令/Decree of Justice》の誘発型能力は誘発するか?

3−4)
CR502.18c を見て思うところを述べよ。

------------
最後のはもはや問題でもありませんが。
いつものように、回答は週明けにでも。

・・・金曜日に更新できなかったことを最後にお詫びいたします。
C.B.L. 3rdは24人のご参加をいただきました。

会場の片隅でPCの動かせる場所を確保していただいたり、
日程の都合がつかない方が事前に声をかけてくれたりと、
色々ありがたいことだと思います。
みなさんの協力で大会はなりたっています。感謝感謝。

そんなレガシーのトップ3のデッキリスト。
残念ながら内2つはほぼ同じですが、近日中に全リストはupします。

次回 C.B.L. 4th は6/10(日)。
受付時間を変更することを考えています。30分ほど早めるかも。

そうそう、話題のHulk Flashですが、1人いました。(そんだけ

それではお楽しみください。

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** WINNER **
Kurashima Kazuki

main
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《神秘の教示者/Mystical Tutor》
3《直観/Intuition》
1《残響する真実/Echoing Truth》
4《虚空の力線/Leyline of the Void》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《不正利得/Ill-Gotten Gains》
4《冥府の教示者/Infernal Tutor》
2《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
4《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
2《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》

2《汚染された三角州/Polluted Delta》
1《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
2《陰謀団のピット/Cabal Pit》
4《Underground Sea》
2《Tropical Island》
1《Bayou》
1《Volcanic Island》
1《沼/Swamp》
1《島/Island》

sideboard
4《闇の腹心/Dark Confidant》
3《虐殺/Massacre》
3《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》
3《防御の光網/Defense Grid》
1《暗黒の深部/Dark Depths》
1《巣穴からの総出/Empty the Warrens》

------------------------
- 2nd place -
Mizuno Akimitsu

main
4《対抗呪文/Counterspell》
3《うつろう爆発/Erratic Explosion》
4《火+氷/Fire+Ice》
1《ウルザの激怒/Urza’s Rage》
4《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》
3《ドラコ/Draco》
4《Force of Will》
2《魔力の乱れ/Force Spike》
2《地震/Earthquake》
4《直観/Intuition》
2《巻物棚/Scroll Rack》
4《渦まく知識/Brainstorm》

13《島/Island》
6《山/Mountain》
4《Volcanic Island》

sideboard
3《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
4《虚空の杯/Chalice of the Void》
2《誤った指図/Misdirection》
3《基本に帰れ/Back to Basics》
3《赤霊破/Red Elemental Blast》

------------------------
- 3rd place -
Nose Kouji

main
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
4《神秘の教示者/Mystical Tutor》
4《不正利得/Ill-Gotten Gains》
4《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
3《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
1《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
4《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》
4《冥府の教示者/Infernal Tutor》
3《直観/Intuition》
1《残響する真実/Echoing Truth》

2《Underground Sea》
1《Tropical Island》
1《Badlands》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2《沼/Swamp》
2《陰謀団のピット/Cabal Pit》
2《島/Island》

sideboard
4《虚空の力線/Leyline of the Void》
3《防御の光網/Defense Grid》
3《虐殺/Massacre》
3《真髄の針/Pithing Needle》
1《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
1《拭い捨て/Wipe Away》
#今週末はレガシーのフォーマットで、GPコロンバスです。
#日本ではPTQサンディエゴが各地で行われます。
#一味違ったフォーマットを簡単に行えるのが
#M;tGの面白いところだと個人的には思います。

次のAMCには行きたいけど、どうしようかねえ。

閑話休題。
先週の回答ー。

問1
「キーワード行動/Keyword Action は、特別な行動である。」
○か×か?


×

キーワード行動とは、「つける/Attach」や、「打ち消す/Counter」
といった、ルール的に意味を持つ動詞で示される行動である。

特別な行動とは全くの別物。

問2
私は《縫合グール/Sutured Ghoul》をプレイし、無事に解決を迎えた。
場に出す際に、墓地にあった《ルアゴイフ/Lhurgoyf》を4枚取り除いた。

他のプレイヤーの墓地には、クリーチャー・カードが無く、
私の墓地にも、この4枚の《ルアゴイフ/Lhurgoyf》しか無かったとすると、
この《縫合グール/Sutured Ghoul》のP/Tはいくつになるだろうか?


16/20

墓地にある《ルアゴイフ/Lhurgoyf》のP/Tは、それぞれ4/5である。
これは、《ルアゴイフ/Lhurgoyf》にある”*”の値が、
特性定義能力によってあらゆる領域で機能しているからである。

4枚取り除いたので、《縫合グール/Sutured Ghoul》のP/Tは、16/20 となる。

問3
以下は全てプレイヤーAとB、2人の対戦とする。
なお、3−1)〜3−3)までは、CRを一切見ないで答えて欲しい。

3−1)
プレイヤーAは《虚空の力線/Leyline of the Void》を出している。
プレイヤーAが《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》で攻撃し、プレイヤーBに戦闘ダメージを与えた。
プレイヤーBはこれによって《ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics》を捨てた。

《ゲリラ戦術/Guerrilla Tactics》の誘発型能力は誘発するか?

3−2)
プレイヤーAは《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》をコントロールしている。
プレイヤーAが《正義の命令/Decree of Justice》をサイクリングした。

《正義の命令/Decree of Justice》の誘発型能力は誘発するか?

3−3)
プレイヤーAは《虚空の力線/Leyline of the Void》を出している。
プレイヤーBが《正義の命令/Decree of Justice》をサイクリングした。

《正義の命令/Decree of Justice》の誘発型能力は誘発するか?

3−4)
CR502.18c を見て思うところを述べよ。


3−1)誘発する。
捨てる/Discard とは、プレイヤーが、手札からカードを墓地に置くことを指すが、
墓地に置かれることが、力線により置換されたとしても、「捨てた」ことになる。

よって、誘発条件を満たしているので問題なく誘発する。

 
3−2)誘発しない。
サイクリングしたとき〜、に誘発する効果を持つカードは、
そのカードがサイクリングを完了した後でしか誘発しない。

なので、そのサイクリングされたカードが墓地にあり、
かつ、それが《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》によって能力を失っていた場合、
誘発型能力を失っているので、誘発することは無い。

未来予知FAQも参照。

 
3−3)誘発する。
この場合、「サイクリングをした」という行動の一部が置換され、
カードが墓地に置かれることが置き換わっているが、
それでも「サイクリングをした」ということには変わりが無い。

よって、誘発条件を満たしているので問題なく誘発する。

3−4)
CR502.18c には以下のようにある。

  502.18c サイクリングを持つカードの中には、サイクリングしたときに誘発する
  能力を持つものがある。「あなたが[このカード]をサイクリングしたとき、
  /When you cycle [このカード]」とは、「あなたが[このカード]をサイクリング
  ・コストを支払うために捨てたとき、」を意味する。この種の能力は墓地から
  誘発する。


最終文だけを読んでしまうと、3−2)は簡単に理解できるが、
3−3)は誘発しないように読めてしまう。
なぜなら、サイクリングしたカード自体は、墓地ではなくゲーム外領域にあるからだ。

ということは、誘発しないのだろうか?

答えは「否」だ。
やはり3−3)の場合は誘発する。(理由は上と同じ)

では、どうしてこの項にはこのような文章があるのだろうか?
それは、CRは通常に起こることに関しての一般的な記述しか書いていないからである。
CRは部分部分を読むだけでは、簡単に誤解をしてしまう箇所がいくつもある。
CRはあくまで全体を包括して読まないといけない、と私は思っている。

かつて《一瞬の瞬き/Momentary Blink》で、トークンが消える・消えないの
論争があったとき、一番の誤解の元は、CRのトークンの項目に書かれてあった
なにげない一文であった。

曰く、「場以外のトークンは消滅する。」

その後の混乱は既知なので省略する。

では、今回のこの項目の文章はどう解釈すればいいのだろうか?
以下のように脳内で読み替えてみることを、私は推奨する。

  ・・・この種の能力は(一般的には)墓地から誘発する。

------------
そんなところで。

Friday Magic Quiz. [07-17]

2007年5月18日
#明日土曜日はPTQサンディエゴ@名古屋 です。
#おいらもスタッフとして参加してますので、
#会場であっても石を投げないでください。

業務連絡ー。
C.B.L. 3rd のデッキリストは、まだ打ち込み終わっていません。orz
楽しみにしている人には誠に申し訳なく。
この週末には時間を取って作業したいところ。

あと、一日に2回歯医者に行くのは人間の所行ではございませぬ。

閑話休題。
それでは今週の問題ー。

問1
かたならし抽象的○×。

「あるクリーチャーに関し、その攻撃制限と、その攻撃強制が、全く相反していた場合、
 このクリーチャーは攻撃クリーチャーとして指定できない。」

○か×か?

 
問2

未来予知のパックのがっかりさにもめげない、プレイヤーAとBが対戦している。

プレイヤーAが《獣群の呼び声/Call of the Herd》を墓地より
フラッシュバック・コストを支払ってプレイした。

プレイヤーBはこれを対象にして、《遅延/Delay》をプレイした。

《遅延/Delay》が解決されたあと、
この《獣群の呼び声/Call of the Herd》はどうなるだろうか?


 
問3

CDAやレイヤーの問題は定期的に出さないと意味がない。
では、未来予知も出たことだし、ちょいと以下の問いを考えてもらおう。

場には、私のコントロールする以下のパーマネントがある。

 《生命と枝/Life and Limb》
 《奸謀/Conspiracy》(『苗木』と宣言している)
 《月の大魔術師/Magus of the Moon》
 《寺院の庭/Temple Garden》

3−1)
この状態での、《月の大魔術師/Magus of the Moon》の特性は何か?
以下の空欄『 』を埋めよ。

名前:《月の大魔術師/Magus of the Moon》
マナ・コスト:{2}{R}
カードタイプ:『  』
サブタイプ:『  』
テキスト:『  』
(あれば)パワー/タフネス:『  』

3−2)
さらに私は《灰色熊/Grizzly Bears》を場に出した。
この《灰色熊/Grizzly Bears》の特性はどうなるか?
以下の空欄『 』を埋めよ。

名前:《灰色熊/Grizzly Bears》
マナ・コスト:{1}{G}
カードタイプ:『  』
サブタイプ:『  』
テキスト:『  』
(あれば)パワー/タフネス:『  』

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いつものように、回答は週明けにでも。
色々と私事が重なり、更新が遅くなりまして申し訳ありません。
週明けどころか、今週はもうすぐ終わる寸前まで来てしまいました。

お詫びといっては何ですが、告知とか色々と盛りだくさんで行きたいと思います。

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その1:日本選手権予選・東海地区日程

未定になっていた、東海地区予選の日程が決定いたしました。

 7月 1日(日)
 7月22日(日)

の2回行われます。
会場はいずれも名古屋で、詳細は追って告知いたします。
そのうち、本家(WofC)でも告知されると思います。

7月22日のほうは、9版が落ち、10版が入った大会になります。
より練りこんだデッキが役に立つのは、どちらなんでしょうね。


22日は予選期間をすぎているというご指摘がありました。
確認をした後に記事を直したいと思います。
一番確実なのは公式サイトの予定表をみてもらうことです。


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その2: C.B.L. -4th-

おいら主催大会であるC.B.L. の次回の日程が確定しました。

 6月10日(日) 14:30〜15:00 (受付)

で開催いたします。場所はいつもと変わらず。
詳細のポスターは作成中です。

6月1日付の禁止・制限カードの変更は、6月20日以降に適用されるので、
この日の大会は今の禁止・制限カードのリストに従うことになります。

そう、あのデッキを使ってもかまいませんよ。
個人的には・・・今の時点ではどうともいえませんが・・・
一月ぐらいは大暴れしてもらってもかまわないと思っているんですよ。ええ。

もちろん、あんなデッキを使わないという男気あふれたプレイヤーも大歓迎。
むしろ、そっちの方面に賞品を多く出そうかな、という考えもあります。

#こんなこと考えているから、ポスターの作成に手間取っているんだよな orz

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その3: アンティーク・ドラフト

良き酒飲みであり友人であるところのWaterForestさんも、ちらっと書いていますが、
「参加費:3万円」のドラフトを開催したいと思っております。

パックの内訳は以下のとおり。

 ・Arabian Nights
 ・Antiquities
 ・Legends
 ・The Dark

形式:8人ドラフト(通常)

賞品も場所も開催時期も決まっておりませんが、「ぜひやってみたい!」という強者は
testing_dag{あっとまーく}mail.goo.ne.jp までご連絡を。
{}の中は適宜入れ替えてください。

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それでは先週の回答ー。

問1

「あるクリーチャーに関し、その攻撃制限と、その攻撃強制が、全く相反していた場合、
 このクリーチャーは攻撃クリーチャーとして指定できない。」
○か×か?




問題文を言い換えると、「あるクリーチャーが、何らかの効果によって、
攻撃できない状態であり、かつ、攻撃をしなくてはいけない状態になっている場合、
このクリーチャーは攻撃クリーチャーとして指定できるか?」 となる。

この場合は攻撃クリーチャーとして指定することはできない。
(攻撃制限が優先される)

攻撃制限(ブロック制限)と攻撃強制(ブロック強制)に関しては、CR500.を参考。

問2
プレイヤーAが《獣群の呼び声/Call of the Herd》を墓地より
フラッシュバック・コストを支払ってプレイした。

プレイヤーBはこれを対象にして、《遅延/Delay》をプレイした。

《遅延/Delay》が解決されたあと、
この《獣群の呼び声/Call of the Herd》はどうなるだろうか?


ゲームから時間カウンターが3個乗った状態で取り除かれ、それは待機を得る。

行われることは《遅延/Delay》に書いてあることそのまま。

フラッシュバック・コストを支払ってプレイした呪文は、スタックから「他の領域」
に行く代わりに、取り除かれる。つまり、この場合はゲームから取り除かれるので
置換されることはない。

また、この時間カウンターの乗った《獣群の呼び声/Call of the Herd》が
待機能力によってプレイした場合、それはもはや新しいオブジェクトなので、
解決時には墓地に置かれることになる。
(フラッシュバック・コストを支払ったという記憶はもはや残っていない)

問3
場には、私のコントロールする以下のパーマネントがある。

 《生命と枝/Life and Limb》
 《奸謀/Conspiracy》(『苗木』と宣言している)
 《月の大魔術師/Magus of the Moon》
 《寺院の庭/Temple Garden》

3−1)
この状態での、《月の大魔術師/Magus of the Moon》の特性は何か?

3−2)
さらに私は《灰色熊/Grizzly Bears》を場に出した。
この《灰色熊/Grizzly Bears》の特性はどうなるか?


3−1)
意地悪な出題者の意図がわかっただろうか?
この問題はパーマネントのタイムスタンプを記していないのだ。
それでも答えられるだろうか? では続きを。

さて、このように継続的効果が複数ある場合は、以下のように考える。

0)あるパーマネントに関して考えることを基本にする。
1)すべての継続的効果を書き出し、レイヤーごとに並べる。
2)同じレイヤーで複数の効果がある場合、ある効果(A)が、
 a)他の全ての効果とは独立である。
 b)効果(A)は、他の効果(B)に依存している。
 c)他の効果(B)は、効果(A)に依存している。
 d) 効果(A)は、他の効果(B)と相互に依存している。
という分類に分ける。

3)独立している効果を全て適用する。
4)依存している効果を後回しにし、その依存先の効果を適用する。
5)互いに依存している効果を、タイムスタンプ順に処理する。

さて、問題の状況で、各カードの継続的効果を書き出してみよう。

 4種 :《生命と枝/Life and Limb》:「全ての森、苗木は・・・」
 6b種:《生命と枝/Life and Limb》:「1/1である」
 4種 :《奸謀/Conspiracy》:「クリーチャーは・・・苗木である」
 4種 :《月の大魔術師/Magus of the Moon》:「基本でない土地は山である」

さて、《月の大魔術師/Magus of the Moon》に注目してみよう。
4種の3つの効果を考えると、

 《奸謀/Conspiracy》の効果で、このパーマネントのサブタイプは苗木になる。
→《生命と枝》の効果で、これは 土地・クリーチャー -- 森・苗木になる。
→《月の大魔術師》の効果で、これは 土地・クリーチャー -- 山・苗木になる。
 そして、能力を全て失い、「{Tap} : Add {R} to your mana pool.」を得る。

この流れは、3枚のカードのタイムスタンプとは無関係に決定される。

というわけで、《月の大魔術師/Magus of the Moon》は以下のようになる。

  名前: 《月の大魔術師/Magus of the Moon》
  マナ・コスト: {2}{R}
  色: 緑(間違えないように)
  タイプ: 土地・クリーチャー -- 山・苗木
  テキスト: {Tap} : Add {R} to your mana pool.
  P/T: 1/1

3−2)

上の例でわかるとおり、すでに《月の大魔術師/Magus of the Moon》は能力を失っている。
なので、《奸謀/Conspiracy》と《生命と枝/Life and Limb》だけを考えれば良い。

  名前: 《灰色熊/Grizzly Bears》
  マナ・コスト: {1}{G}
  色: 緑
  タイプ: 土地・クリーチャー -- 森・苗木
  テキスト: {Tap} : Add {G} to your mana pool.
  P/T: 1/1

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そんなところで。

rest.

2007年5月27日
今週のFMQはお休みです。
・・・ちょっとばたばたしていますので。

来週は記事も書いていこうとおもってますので、
よろしくお願いします。(謝

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