改変時期は記事にするネタがたくさんあって喜ばしい限りです。orz

とりあえずは先週の回答ー。

問1
かたならし○×。
「コストとして自分のライフを支払う場合、残りがぴったり0になるように
 支払うことができる。」
○か×か?




コストを完全に支払うためのリソースを持っていなかったり、元々支払えないコストは
支払うことができない。(CR424.2, CR424.3)

だが、この場合はリソースを持っているので、ぴったり0になるまで支払うことができる。
・・・もっとも、払い終わった後の状況起因効果で大抵は負けになりますが。

 
問2
いつものデッキで遊んでいるかとおもいきや、借り物のデッキでレガシーを楽しんでいる
プレイヤーAとBがゲームをしている。

プレイヤーAは場に《永劫の中軸/Eon Hub》を出している。
プレイヤーBは手札に《Reset》がある。

B「お互い、アップキープって今無いんだよな。」
A「《永劫の中軸/Eon Hub》あるからねえ。」
B「(《Reset》を見せて)じゃあ、これっていつ使うんだ?」

さて、いつ使えるのだろうか?


対戦相手のターンのドローステップからターンが終わるまで。

フェイズやステップが飛ばされたとしても、それは代わりに何もしないだけである。(CR419.6e)
なので「アップキープ以降」という制限は、アップキープが飛ばされたとしても、
通常と同じように処理される。

 
問3

私は《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》と《山/Mountain》を
コントロールしている。
対戦相手が、私の《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》に《海の要求/Sea’s Claim》を
エンチャントした。

これで私の《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》は《島/Island》になるが、

さて、私の《山/Mountain》のサブタイプはどうなるか?


「山」のみ。

《血染めの月/Blood Moon》と《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》の相互作用と全く同じ。
解説は以前の記事を参照。

では、同じ状況で、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》をクリーチャー化し、
その後で《羊術/Ovinize》をプレイすると、横にある《山/Mountain》はどうなるだろうか?

この場合は《山/Mountain》は、「山」と「沼」のサブタイプを併せ持つ。

なぜなら、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》の効果は第4種であり、《羊術/Ovinize》の
効果は第5種+第6b種だからである。
従って、全ての土地は沼でもあり、その後に《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》は能力を失って0/1になる。

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2つ目ー。

プレイヤー諸氏にはあんまり深く考えなくても良い文書、
ペナルティ・ガイドが更新されました。

2007年09月20日より発効されます。

ジャッジ諸氏は原文を読んだり、地蔵様に祈りをささげる(=ナモナモする)として、
プレイヤーへの影響が大きいと思われるところだけを引っこ抜いて紹介します。

「プレイヤー間の意思疎通(仮訳)/Player communication」

 PG50.が新規に作成され、プレイヤー間で情報をやりとりする際に、どこまでを正確に話し、
 どこまでを話さなくてもよいかの指針がしめされました。詳細はルール本文を。
 ここではプレイヤーに対しての啓蒙として一部抜粋することにとどめます。

 ・非公開情報について正確なことを言う必要はありません。
 ・ゲームの未来の状態やこれから先に行う行動について、正確な事を言う必要はありません。
 ・プレイヤーはゲーム中の物理的な状態について、常に明確にするという責任があります。
  タップしている/いない、反転している/いない、どの領域に存在するか、ということは
  常に明確にしなくてはいけません。

 この他にもいくつか項目がありますが、またの機会に。

 
「みなし行動(仮訳)/Shortcuts」

 PG51.が新規に作成され、特に明確な意思表示がなくても、それをしたとみなされる行動
 の指針がしめされました。ゲーム中の優先権の細かいやり取りの省略や、
 「戦闘に入ります」といってクリーチャーをいきなりタップする、といった行動は
 ゲームの高速化のためによくあることです。

 例を1つ挙げましょう。「エンドします。」やそれに類する言葉を言った場合、
 それは「現在のターンのエンド・ステップに進み、優先権をパスします。」といった行動
 だとみなされます。他のプレイヤーはすでにこのターンのエンド・ステップに移ったもの
 として行動をすることができます。(他の特別な行動が無い限り)
 

「公開忘れ(仮訳)/Failure to Reveal」

 PG124.が新規に挿入され、公開するべきカードを公開し忘れた場合の罰則がまとまりました。
 具体的な例として挙げられているのは

  ・《神秘の教示者/Mystical Tutor》などの特定のカードタイプをひっぱってくる効果で
   ひっぱってきたカードの表を公開せずにライブラリーや手札に置いた。
  ・《闇の腹心/Dark Confidant》でカードを公開し忘れた。
  ・変異等によって裏向きのカードを、ゲーム終了時や、公開するべきときに公開しなかった。

 これによって与えられる懲罰は以下の通りです。

  一般 -- 警告(Warning)
  競技 -- ゲームの敗北(Game Loss)
  プロ -- ゲームの敗北(Game Loss)

 つまり、GPTやPTQなどでこれらの行為をやってしまうと一発でゲームが負けになります。
 幸いにも(?)9月20日以降にプレミア・イベントで《闇の腹心/Dark Confidant》が
 使用できる機会はあまりなさそうなので、「またボブ(*1)でやっちまったよー」という台詞は
 少なくなるとは思います。Lorwinでどうなるかはわかりませんが。

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(*1)ボブ
《闇の腹心/Dark Confidant》のこと。
インビテーショナル優勝者にしてカードをデザインした本人、Bob Maherから。

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そんなところで。

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