Future Sight Rules Primer.

2007年4月17日
未来予知のルール入門が公式サイトで発表されました。

http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/expansion/futuresight

今回は日本語訳もあるので、さらりと読まれた方がよろしいかと。

一応いつものように端折って紹介します。

全体的なセット概要

・ルール入門では、全てのキーワード能力について扱わない。
・全カード種類は180種類(レア60,アンコモン60,コモン60)
・FAQは4/23発表。同時にオラクルも書き換わる。
・タイムシフトカードの枚数は様々。1パックに何枚あるかはわからない。

 
一般注釈・キーワード

・"壮大/Grandeur"

 *「壮大」は、ルール上の意味を持たない能力語である。
 *壮大能力は、場にあるときにのみプレイできる。

 
・"契約/Pact" サイクル

 *それぞれのマナ・コストは{0}で、いずれもあなたの次のアップキープの
  開始時にマナを支払わないかぎりゲームに敗北するという遅発誘発型能力を生み出す。
 *「契約」カードが打ち消された場合、それはなにも効果を発揮しない。
  もちろん、遅延誘発形能力も含まれる。
 *マナを支払うことは選択可能ではない。マナがマナ・プールにある場合は
  必ず支払わなくてはならない。
  (筆者注:「待機」の強制プレイと仕組みは同じ)

 
・"スペルシェイパー/Spellshaper" サイクル

 *これらのスペルシェイパーは、いずれも名前を持つトークンを生み出す。
  それは過去(もしくは未来)のカードと全く同一の名前であり、
  同一の能力を持つが、完全なコピーではない。なぜなら、マナ・コストがないからである。
 *同名のパーマネントを参照する効果は、これらのトークンと元になったカード
  とは同一に扱われる。(例:《残響する真実/Echoing Truth》)

 
・"待機/Suspend" の新たな展開

 *「待機状態である」ことの定義を見直すこと。
 *解決時に再び待機状態になるカードのサイクルがある。
 *カードをゲームから取り除いた上で、待機能力を与えるものがある。
  その場合、取り除かれたカードがすでに待機能力を持っている場合、
  追加の待機は得ない。その上にいくつの時間カウンターが乗せられるかは、
  効果がそれを指定する。
 *待機状態の土地というものが存在した場合、それは土地のプレイの原則にのっとる。
  (わからない場合はルール入門の該当する項目を見よ)

 
・エンチャントのタップ

 *何枚かのエンチャントは、タップすることをコストにした起動形能力が存在する。
  これらの能力は通常のクリーチャーや土地と同様に、アンタップ状態でしか
  起動することはできない。

・「占術/Scry」

 *これは「キーワード行動(keyword sction)」である。生け贄に捧げる、や再生する
  などといった行動と同じ形で扱われる。

 
・クリーチャーでない変異

 *未来予知のいくつかのカードには、変異能力を持ち、かつクリーチャーでないカードがある。
 * 裏向きのカードのプレイの変更の中で重要な点は、カードをプレイし始めよ
  うとする手札の時点で、あたかもそのカードがすでに裏向きであるかのように
  扱うことである。それは手札にある段階で名前や色や能力やマナ・コストや
  サブタイプを持たないクリーチャー・カードであるかの用に扱われ、あなたは
  そのクリーチャー呪文を、それのマナ・コストではなく{3}を支払うことで
  プレイできる。もちろん、通常のカードとして表向きにプレイすることも可能である。
 *上の項目により、《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
  が場にあるときに、変異を持つカードを裏向きにプレイする場合、それは
  瞬速をもつことがわかる。

 
・タイプ・サイクリング

 *スカージで登場した、「沼サイクリング」のように、特定のサブタイプをもつ
  カードを探してくる能力は、未来予知で拡張され、土地以外のサブタイプも
  当てはまるようになった。
 *例えば、「ゴブリンサイクリング」ならば、ライブラリーから、
  サブタイプ「ゴブリン」を持つカードを探してくることになる。

 
・"絆魂/Lifelink"

 *これはすでにある能力に与えられた新しい名前である。
  能力自体は《賛美されし天使/Exalted Angel》がもつものと同じである。

・"到達/Reach"

 *これ自体はすでにある能力を置き換える、新しい能力である。
  能力自体は《大蜘蛛/Giant Spider》がもつものと同じであるが、
  飛行に関するルールもそれに伴い変更される。
 *飛行を持つクリーチャーは、「飛行も到達も持たないクリーチャー」によってブロックされない。
 *到達を持つクリーチャーは、「飛行を持つクリーチャー」をブロックできる。
 *相互関係が変わるカードが存在する。
  《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker》のような、
  「飛行を持つクリーチャー以外にはブロックされない」といったクリーチャーは、
  到達を持つクリーチャーにはブロックされない。
  また、《塵の光冠/Dust Corona》などに見られる、
  「飛行を持つクリーチャーにはブロックされない」といったクリーチャーは、
  到達しか持たないクリーチャーにブロックされる。

 
・"被覆/Shroud"

 *これはすでにある能力に与えられた新しい名前である。
  内容は「このパーマネントやプレイヤーは、呪文や能力の対象にならない」である。

 
・新カードタイプ"部族/Tribal"

 *部族は新しいカードタイプである。
 *部族は必ず他のカードタイプを持つ。
 *部族とクリーチャーは同一のサブタイプ一覧を持つ。
  (インスタントとソーサリーがサブタイプを共有するのと同じ)
 *クリーチャー・タイプを参照する古いカードのいくつかは、それが望ましい動きに
  なるように訂正される。この訂正以降、能力がクリーチャー・タイプのみを
  参照する場合、それはクリーチャー・タイプをもつあらゆるパーマネントに
  適用できる。
  (例:"レベルを全て破壊する"という効果の場合、
   部族・エンチャント -- レベル・オーラ というパーマネントは破壊される。)

---------
そんなところで。

お気に入り日記の更新

お気に入り日記

登録したユーザー
102
登録されたユーザー
1010

最新のコメント

日記内を検索