3ヶ月ごとに襲ってくる、禁止&制限カードリストの更新のお時間です。
ただ、最近は変更も無いので今回も無風だと思ってい・・・
------------------------------------
http://www.wizards.com/default.asp?x=dci/announce/dci20080602a
公示:2008年6月 1日
適用:2008年6月20日
Vintage:
《渦まく知識/Brainstorm》制限
《閃光/Flash》制限
《噴出/Gush》制限
《商人の巻物/Merchant Scroll》制限
《思案/Ponder》制限
他のフォーマットでの変更はありません。
------------------------------------
きましたよでかいのが。
《閃光/Flash》と《商人の巻物/Merchant Scroll》は良いとしても、
《渦まく知識/Brainstorm》や《思案/Ponder》まで。
《噴出/Gush》は短い命でありました。
今まで《渦まく知識/Brainstorm》の4枚積みが基本だっただけに、
この制限カード化は、新たなる流れになりそうです。
ということは次に来るムーブメントは《先触れ/Portent》ですね。(違
------------------------------------------------------------
今日のWofC更新は驚くニュースが多く、次の巨大セットであるShards of Alaraの
レアリティーについての記事もあります。
が、そっちはJFKの中の人のほうが上手い記事を書きそうなので丸投げします。
------------------------------------------------------------
で、これだけではなんなので、興味深いルールがらみのネタを一つ。
(元ネタはGPのblogより)
《クローン/Clone》で、既にクリーチャー化している《変わり谷/Mutavault》をコピーすると、
それは「クリーチャー化していない、土地である《変わり谷》」になる。
ご存知の通り、「クリーチャー化していること」が、コピー可能な値ではないからだ。
シャドウムーアのレアで《鏡編み/Mirrorweave》というものがあるが、これもコピーを作り出す
カードの一つである。今日はこの挙動に関するお話。
プレイヤーAとBがローウィン・シャドウムーア ブロック構築で対戦をしている。
場の状況は以下の通り。
===============================
プレイヤーA:
《変わり谷/Mutavault》
6《平地/Plains》
《キンズベイル国境警備隊/Kinsbaile Borderguard》(+1/+1 カウンターが2個)
----------------
プレイヤーB:
6《森/Forest》
《雲打ち/Cloudthresher》(タップ状態)
===============================
プレイヤーAは、自分のターンに《変わり谷》を起動し、クリーチャー化して
それと《キンズベイル国境警備隊》で攻撃した。
Bはどれもブロックしなかったので、Aは戦闘ダメージを割り振る前に、《鏡編み》を
Bの《雲打ち》を対象にプレイし、全てのクリーチャーが《雲打ち》のコピーとなった。
Bに与えられる戦闘ダメージは何点だろうか?
まずは自分で「何点か?」を考えてもらいたい。その後に以下の文章をどうぞ。
答えの前に、以下の問題を考えてみよう。
問:プレイヤーBが、10体の 1/1 エルフ・戦士・トークンで攻撃をした。
戦闘ダメージが割り振られる前に、プレイヤーAは《変わり谷》を起動し、
それを対象に《鏡編み》をプレイした。プレイヤーAがこの戦闘で受けるダメージは何点か?
答えは0点である。
前置きの通り、全てのクリーチャーは土地であってクリーチャーでない《変わり谷》になるので、
それらは戦闘から取り除かれる。(クリーチャーでないので)
攻撃クリーチャーがいなくなってしまうので、戦闘ダメージがAに割り振られることもない。
では先ほどの《雲打ち》に《鏡編み》をプレイした問題を考えよう。
コピーした値になるので、《変わり谷》のパワーは7、《キンズベイル国境警備隊》は
カウンターが乗っかっているので9。なので計16点・・・というのは間違いである。
《変わり谷》の能力は「ターン終了時まで、変わり谷はすべてのクリーチャー・タイプを持つ
2/2のクリーチャーになる。それは土地でもある。」である。
この効果は継続的効果・第4種(タイプ変更)+第6b種(P/T変更その他)である。
コピーによる継続的効果は第1種であるので、《変わり谷》は、
まず《雲打ち》のコピー可能な値を全て引き継ぐ(第1種)
↓
すべてのクリーチャー・タイプを持つクリーチャーになる。(第4種)
↓
2/2になる(第6b種)
という適用を受け、以下のような特性を持つ。
名前:《雲打ち/Cloudthresher》
マナ・コスト:{2}{G}{G}{G}{G}
タイプ:クリーチャー
サブタイプ:(クリーチャーのサブタイプ全部)
テキスト:(《雲打ち/Cloudthresher》と同じ)
P/T: 2/2
《キンズベイル国境警備隊》も同様に考えると、P/T は 9/9 になる。
つまり、Bが受けるダメージは11点である。
-------------------------------------------
コピー効果と継続的効果の適用順という、CRの中でもややこしい方のルールが
絡み合った問題である。いささか面食らう人も少なからずいるようなので、
《変わり谷/Mutavault》にはご用心!
そんなところで。
ただ、最近は変更も無いので今回も無風だと思ってい・・・
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http://www.wizards.com/default.asp?x=dci/announce/dci20080602a
公示:2008年6月 1日
適用:2008年6月20日
Vintage:
《渦まく知識/Brainstorm》制限
《閃光/Flash》制限
《噴出/Gush》制限
《商人の巻物/Merchant Scroll》制限
《思案/Ponder》制限
他のフォーマットでの変更はありません。
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きましたよでかいのが。
《閃光/Flash》と《商人の巻物/Merchant Scroll》は良いとしても、
《渦まく知識/Brainstorm》や《思案/Ponder》まで。
《噴出/Gush》は短い命でありました。
今まで《渦まく知識/Brainstorm》の4枚積みが基本だっただけに、
この制限カード化は、新たなる流れになりそうです。
ということは次に来るムーブメントは《先触れ/Portent》ですね。(違
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今日のWofC更新は驚くニュースが多く、次の巨大セットであるShards of Alaraの
レアリティーについての記事もあります。
が、そっちはJFKの中の人のほうが上手い記事を書きそうなので丸投げします。
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で、これだけではなんなので、興味深いルールがらみのネタを一つ。
(元ネタはGPのblogより)
《クローン/Clone》で、既にクリーチャー化している《変わり谷/Mutavault》をコピーすると、
それは「クリーチャー化していない、土地である《変わり谷》」になる。
ご存知の通り、「クリーチャー化していること」が、コピー可能な値ではないからだ。
シャドウムーアのレアで《鏡編み/Mirrorweave》というものがあるが、これもコピーを作り出す
カードの一つである。今日はこの挙動に関するお話。
プレイヤーAとBがローウィン・シャドウムーア ブロック構築で対戦をしている。
場の状況は以下の通り。
===============================
プレイヤーA:
《変わり谷/Mutavault》
6《平地/Plains》
《キンズベイル国境警備隊/Kinsbaile Borderguard》(+1/+1 カウンターが2個)
----------------
プレイヤーB:
6《森/Forest》
《雲打ち/Cloudthresher》(タップ状態)
===============================
プレイヤーAは、自分のターンに《変わり谷》を起動し、クリーチャー化して
それと《キンズベイル国境警備隊》で攻撃した。
Bはどれもブロックしなかったので、Aは戦闘ダメージを割り振る前に、《鏡編み》を
Bの《雲打ち》を対象にプレイし、全てのクリーチャーが《雲打ち》のコピーとなった。
Bに与えられる戦闘ダメージは何点だろうか?
まずは自分で「何点か?」を考えてもらいたい。その後に以下の文章をどうぞ。
答えの前に、以下の問題を考えてみよう。
問:プレイヤーBが、10体の 1/1 エルフ・戦士・トークンで攻撃をした。
戦闘ダメージが割り振られる前に、プレイヤーAは《変わり谷》を起動し、
それを対象に《鏡編み》をプレイした。プレイヤーAがこの戦闘で受けるダメージは何点か?
答えは0点である。
前置きの通り、全てのクリーチャーは土地であってクリーチャーでない《変わり谷》になるので、
それらは戦闘から取り除かれる。(クリーチャーでないので)
攻撃クリーチャーがいなくなってしまうので、戦闘ダメージがAに割り振られることもない。
では先ほどの《雲打ち》に《鏡編み》をプレイした問題を考えよう。
コピーした値になるので、《変わり谷》のパワーは7、《キンズベイル国境警備隊》は
カウンターが乗っかっているので9。なので計16点・・・というのは間違いである。
《変わり谷》の能力は「ターン終了時まで、変わり谷はすべてのクリーチャー・タイプを持つ
2/2のクリーチャーになる。それは土地でもある。」である。
この効果は継続的効果・第4種(タイプ変更)+第6b種(P/T変更その他)である。
コピーによる継続的効果は第1種であるので、《変わり谷》は、
まず《雲打ち》のコピー可能な値を全て引き継ぐ(第1種)
↓
すべてのクリーチャー・タイプを持つクリーチャーになる。(第4種)
↓
2/2になる(第6b種)
という適用を受け、以下のような特性を持つ。
名前:《雲打ち/Cloudthresher》
マナ・コスト:{2}{G}{G}{G}{G}
タイプ:クリーチャー
サブタイプ:(クリーチャーのサブタイプ全部)
テキスト:(《雲打ち/Cloudthresher》と同じ)
P/T: 2/2
《キンズベイル国境警備隊》も同様に考えると、P/T は 9/9 になる。
つまり、Bが受けるダメージは11点である。
-------------------------------------------
コピー効果と継続的効果の適用順という、CRの中でもややこしい方のルールが
絡み合った問題である。いささか面食らう人も少なからずいるようなので、
《変わり谷/Mutavault》にはご用心!
そんなところで。
#いろんな感想や見方がある、Shards of Alara のレアリティーですが、
#結局は売り出してみないとわからない、と愚考するおいらがいます。
#幻を見て先入観に凝り固まっている間は、議論になりません。
#パックに1枚入っている基本土地の扱いも同様です。
ほら、15番目にピックしたカードなんか入らないじゃないですか。
それでは、先週の回答ー。
○
回避能力とは、攻撃クリーチャーが持つ能力で、ブロックに制限を加えるものである。(CR500.3a)
というわけでそのまんまCRに書いている問題でした。
2−1)山になる。
《虹色の前兆/Prismatic Omen》も、《月の大魔術師/Magus of the Moon》も、
両方ともに継続的効果・第4種(タイプ変更)に属する効果である。
互いに効果は依存しないので、タイムスタンプ順に処理がされる。
つまり、《鮮烈な草地》は、《虹色の前兆》によって全ての基本土地タイプを得た後、
《月の大魔術師》によって山になる。
2−2)タップ状態で場に出、それは山である。
場に出る際の置換効果を受ける場合、他のパーマネントからの継続的効果は考慮しない。(CR419.6i)
つまり、《ギトゥの宿営地/Ghitu Encampment》は、山になってから場に出るのではなく、
「タップ状態で場に出る」置換効果を受けてから、場に出、山になる。
受ける。
《ルーンの光輪/Runed Halo》で宣言したカード名は《組立作業員/Assembly-Worker》であり、
《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》ではない。
《ミシュラの工廠》が自身の能力でクリーチャー化した場合、サブタイプはたしかに
"組立作業員(Assembly-Worker)" であるが、カード名は変化しない。
なので、プロテクションは機能せず、私はダメージを受ける。
--------------
そんなところで。
#結局は売り出してみないとわからない、と愚考するおいらがいます。
#幻を見て先入観に凝り固まっている間は、議論になりません。
#パックに1枚入っている基本土地の扱いも同様です。
ほら、15番目にピックしたカードなんか入らないじゃないですか。
それでは、先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「飛行や畏怖といった、ブロックするクリーチャーを制限する能力をまとめて『回避能力』という。」
○か×か?
○
回避能力とは、攻撃クリーチャーが持つ能力で、ブロックに制限を加えるものである。(CR500.3a)
というわけでそのまんまCRに書いている問題でした。
問2
プレイヤーAは《虹色の前兆/Prismatic Omen》をプレイした。
その後のターンで、プレイヤーBは《月の大魔術師/Magus of the Moon》をプレイした。
2−1)
今現在、プレイヤーAは《鮮烈な草地/Vivid Meadow》をコントロールしているが、
この《鮮烈な草地》の土地タイプはどうなっているか?
2−2)
この後、プレイヤーBは自分のターンのメインフェイズの間に、
《ギトゥの宿営地/Ghitu Encampment》をプレイしようとした。
この《ギトゥの宿営地》はどのような状態で場に出るか?
2−1)山になる。
《虹色の前兆/Prismatic Omen》も、《月の大魔術師/Magus of the Moon》も、
両方ともに継続的効果・第4種(タイプ変更)に属する効果である。
互いに効果は依存しないので、タイムスタンプ順に処理がされる。
つまり、《鮮烈な草地》は、《虹色の前兆》によって全ての基本土地タイプを得た後、
《月の大魔術師》によって山になる。
2−2)タップ状態で場に出、それは山である。
場に出る際の置換効果を受ける場合、他のパーマネントからの継続的効果は考慮しない。(CR419.6i)
つまり、《ギトゥの宿営地/Ghitu Encampment》は、山になってから場に出るのではなく、
「タップ状態で場に出る」置換効果を受けてから、場に出、山になる。
問3
私の手札には《ルーンの光輪/Runed Halo》がある。
対戦相手は《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》をコントロールしている。
私は《ルーンの光輪/Runed Halo》をプレイし、カード名として
私「《組立作業員/Assembly-Worker》」と宣言した。
次のターン、対戦相手は《ミシュラの工廠》を自身の能力を使ってクリーチャー化し、
私に攻撃してきた。
私はこのクリーチャーから戦闘ダメージを受けるだろうか?
受ける。
《ルーンの光輪/Runed Halo》で宣言したカード名は《組立作業員/Assembly-Worker》であり、
《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》ではない。
《ミシュラの工廠》が自身の能力でクリーチャー化した場合、サブタイプはたしかに
"組立作業員(Assembly-Worker)" であるが、カード名は変化しない。
なので、プロテクションは機能せず、私はダメージを受ける。
--------------
そんなところで。
Friday Magic Quiz. [08-20]
2008年6月6日#ルールを気にしない人はゲームが不完全になりがちで、
#ルールを気にしすぎる人はゲーム以外のことに目がいきがちです。
#ルールはあくまでゲームの進行を助けるもの、なんですけどねえ。
#Rule-Mongerであるおいらはその辺が上手くいきません。
適当に手を抜く、ということのなんという難しさよ。
まあそれはさておき。
今週末のプレミア・イベントのお知らせです。
============================================
6月 8日 (日)
・GPT神戸@愛媛 09:20 〜 09:50 松山市民会館
・GPT神戸@北海道 09:30 〜 10:00 東区民センター
・GPT神戸@福井 10:00 〜 11:00 福井市AOSSA
・PTQベルリン@愛知 09:30 〜 10:00 名古屋港湾会館
・PTQベルリン@長野 10:10 〜 10:30 もんぜんぷら座
・日本選手権予選@沖縄 09:50 〜 10:20 沖縄船員会館
============================================
お近くの皆さんは是非ご参加ください。
それでは今週の問題ー。
問1
かたならし○×。
「スタック領域にあるオブジェクトが無くなった場合、優先権は移動せず、
直ちに現在のフェイズ(またはステップ)が終了する。」
○か×か?
問2
#おさらい。
《苦花/Bitterblossom》対策のために入れた《薄れ馬/Wispmare》で、
自分の《忘却の輪/Oblivion Ring》を割ってばかりいるプレイヤーAと、
その《薄れ馬》が入っているせいで他のエンチャントが使えないとぼやくプレイヤーBが
いつものゲームをしている。
プレイヤーAは、
《皺だらけの主/Wizened Cenn》
《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
《バリラシュの旗騎士/Ballyrush Banneret》
クリーチャー化した《変わり谷/Mutavault》
で、プレイヤーBへ攻撃した。Bはこれに対し、《変わり谷》を対象に《鏡編み/Mirrorweave》
をプレイした。
Bの受ける戦闘ダメージは何点か?
問3
私は《曲がりくねりのロシーン/Rosheen Meanderer》をコントロールしている。
私のメイン・フェイズに、《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》をプレイしたところ、
対戦相手はそれに対して《砕けた野望/Broken Ambitions》をX=4でプレイした。
私は《大爆発の魔道士》が打ち消されるのは嫌なのだが・・・
私は《曲がりくねりのロシーン》のマナ能力を用いて出たマナを、《砕けた野望》への
効果に対して支払うことができるだろうか?
------------------
いつものように、回答は来週にでも。
#ルールを気にしすぎる人はゲーム以外のことに目がいきがちです。
#ルールはあくまでゲームの進行を助けるもの、なんですけどねえ。
#Rule-Mongerであるおいらはその辺が上手くいきません。
適当に手を抜く、ということのなんという難しさよ。
まあそれはさておき。
今週末のプレミア・イベントのお知らせです。
============================================
6月 8日 (日)
・GPT神戸@愛媛 09:20 〜 09:50 松山市民会館
・GPT神戸@北海道 09:30 〜 10:00 東区民センター
・GPT神戸@福井 10:00 〜 11:00 福井市AOSSA
・PTQベルリン@愛知 09:30 〜 10:00 名古屋港湾会館
・PTQベルリン@長野 10:10 〜 10:30 もんぜんぷら座
・日本選手権予選@沖縄 09:50 〜 10:20 沖縄船員会館
============================================
お近くの皆さんは是非ご参加ください。
それでは今週の問題ー。
問1
かたならし○×。
「スタック領域にあるオブジェクトが無くなった場合、優先権は移動せず、
直ちに現在のフェイズ(またはステップ)が終了する。」
○か×か?
問2
#おさらい。
《苦花/Bitterblossom》対策のために入れた《薄れ馬/Wispmare》で、
自分の《忘却の輪/Oblivion Ring》を割ってばかりいるプレイヤーAと、
その《薄れ馬》が入っているせいで他のエンチャントが使えないとぼやくプレイヤーBが
いつものゲームをしている。
プレイヤーAは、
《皺だらけの主/Wizened Cenn》
《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
《バリラシュの旗騎士/Ballyrush Banneret》
クリーチャー化した《変わり谷/Mutavault》
で、プレイヤーBへ攻撃した。Bはこれに対し、《変わり谷》を対象に《鏡編み/Mirrorweave》
をプレイした。
Bの受ける戦闘ダメージは何点か?
問3
私は《曲がりくねりのロシーン/Rosheen Meanderer》をコントロールしている。
私のメイン・フェイズに、《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》をプレイしたところ、
対戦相手はそれに対して《砕けた野望/Broken Ambitions》をX=4でプレイした。
私は《大爆発の魔道士》が打ち消されるのは嫌なのだが・・・
私は《曲がりくねりのロシーン》のマナ能力を用いて出たマナを、《砕けた野望》への
効果に対して支払うことができるだろうか?
------------------
いつものように、回答は来週にでも。
PTQ-Berlin Toukai Deck Breakdown
2008年6月8日PTQベルリン@東海は56人の参加がありました。
現在、スイスラウンドの最終6回戦が行われています。
速報っぽく、デッキタイプの内訳を紹介します。
--------------------------------
18 キスキン
11 フェアリー
9 エレメンタル
4 青系コントロール
4 赤緑マナブースト
3 多色コントロール(マネキン)
2 緑系ビートダウン
2 赤単バーン/ビートダウン
1 赤黒ビートダウン
1 エルフ
1 ツリーフォーク
-----------------
56 decks
さ、つづきつづきっと。
現在、スイスラウンドの最終6回戦が行われています。
速報っぽく、デッキタイプの内訳を紹介します。
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18 キスキン
11 フェアリー
9 エレメンタル
4 青系コントロール
4 赤緑マナブースト
3 多色コントロール(マネキン)
2 緑系ビートダウン
2 赤単バーン/ビートダウン
1 赤黒ビートダウン
1 エルフ
1 ツリーフォーク
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56 decks
さ、つづきつづきっと。
PTQ-Berlin Toukai results.
2008年6月8日PTQベルリン@東海は、56人の参加で、スイス6回戦+シングル3回戦にて行われました。
Akaike Yo さんがPTベルリンの権利を得ております。
なお、GPT神戸@東海のアナウンスがありました。
日時は 7月26日(土)、会場は名古屋港湾会館です。
PTQ@東海のデッキタイプ内訳を以下に。()内はベスト8に残った数です。
deck breakdown
-------------------------------
18 (4) キスキン
11 (2) フェアリー
9 エレメンタル
4 青系コントロール
4 赤緑マナブースト
3 (1) 多色コントロール(マネキン)
2 緑系ビートダウン
2 (1) 赤単ビートダウン(シャーマン)
1 赤黒ビートダウン
1 エルフ
1 ツリーフォーク
-------------------------------
決勝シングル
Akaike Yo(キスキン) 2 - 1 Nakamura Jun’ya(キスキン)
Gotou Yuusei(キスキン) 2 - 1 Shiozu Ryuma(赤単シャーマン)
Watanabe Kazuki(多色コントロール) 2 - 0 Hamada Akira(フェアリー)
Sakaguchi Naoki(フェアリー) 2 - 0 Niimi Kiyoaki(キスキン)
準決勝
Akaike Yo(キスキン)2 - 0 Gotou Yuusei(キスキン)
Watanabe Kazuki(多色コントロール) 2 - 0 Sakaguchi Naoki(フェアリー)
決勝
Akaike Yo(キスキン)0 - 0 Watanabe Kazuki(多色コントロール)
(Watanabe Kazuki さんのドロップによりAkaike Yoさんの勝利)
==============
デッキリストの公開差し止め依頼が来たために、公開を停止しました。
デッキリストに関する質問には一切お受けしません。
関係者の皆様には陳謝いたします。
==============
Akaike Yo さんがPTベルリンの権利を得ております。
なお、GPT神戸@東海のアナウンスがありました。
日時は 7月26日(土)、会場は名古屋港湾会館です。
PTQ@東海のデッキタイプ内訳を以下に。()内はベスト8に残った数です。
deck breakdown
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18 (4) キスキン
11 (2) フェアリー
9 エレメンタル
4 青系コントロール
4 赤緑マナブースト
3 (1) 多色コントロール(マネキン)
2 緑系ビートダウン
2 (1) 赤単ビートダウン(シャーマン)
1 赤黒ビートダウン
1 エルフ
1 ツリーフォーク
-------------------------------
決勝シングル
Akaike Yo(キスキン) 2 - 1 Nakamura Jun’ya(キスキン)
Gotou Yuusei(キスキン) 2 - 1 Shiozu Ryuma(赤単シャーマン)
Watanabe Kazuki(多色コントロール) 2 - 0 Hamada Akira(フェアリー)
Sakaguchi Naoki(フェアリー) 2 - 0 Niimi Kiyoaki(キスキン)
準決勝
Akaike Yo(キスキン)2 - 0 Gotou Yuusei(キスキン)
Watanabe Kazuki(多色コントロール) 2 - 0 Sakaguchi Naoki(フェアリー)
決勝
Akaike Yo(キスキン)0 - 0 Watanabe Kazuki(多色コントロール)
(Watanabe Kazuki さんのドロップによりAkaike Yoさんの勝利)
==============
デッキリストの公開差し止め依頼が来たために、公開を停止しました。
デッキリストに関する質問には一切お受けしません。
関係者の皆様には陳謝いたします。
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Answer: Friday Magic Quiz. [08-20A]
2008年6月11日#今からプレリリースの心配をしても詮無いことなのでしょうね。
#神戸は楽しみである反面、別の角度から見ると
#ブロック構築であり、かつ、新セット発売直後ということもあって
#参加人数は少なくなりそうだ、と見てます。
もちろん、この予想は大はずれであって欲しいですけどね。
それでは先週の回答ー。
×
全てのプレイヤーが続けてパスしたら、スタックの一番上のオブジェクトが解決し、
その後でアクティブ・プレイヤーが優先権を得る。(CR408.1c)
とあるので、スタック上のオブジェクトが解決されて無くなった場合、
アクティブ・プレイヤーが優先権を得る。
また、問題文の通りに解釈するならば、プレイヤーの誰も優先権を得ない。
(つまり、誰も行動できない)なので、問題文はどう見ても間違っている。
2点
Bの《鏡編み/Mirrorweave》を解決すると、以下のようになる。
《皺だらけの主》→土地である《変わり谷》
《ゴールドメドウの重鎮》→土地である《変わり谷》
《バリラシュの旗騎士》→土地である《変わり谷》
クリーチャー化した《変わり谷》→土地であり、かつクリーチャーでもある《変わり谷》
クリーチャーではなくなった上3枚は、戦闘から取り除かれる。
結果、Bはクリーチャーである《変わり谷》から2点のダメージを受ける。
なぜ《変わり谷》がこのような挙動を示すかは、過去記事を参照のこと。
支払うことができる。
コストとは、他の行動をするため、あるいは他の行動を妨げるために
必要な行動や支払いのことである。(CR424.1)
《砕けた野望》の効果によって求められているのは、{X}というマナの支払いであり、
これはコストである。コストに{X}が含まれているので、《曲がりくねりのロシーン》
の起動型能力によって生み出されたマナで支払うことができる。
---------------
そんなところで。
#神戸は楽しみである反面、別の角度から見ると
#ブロック構築であり、かつ、新セット発売直後ということもあって
#参加人数は少なくなりそうだ、と見てます。
もちろん、この予想は大はずれであって欲しいですけどね。
それでは先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「スタック領域にあるオブジェクトが無くなった場合、優先権は移動せず、
直ちに現在のフェイズ(またはステップ)が終了する。」
○か×か?
×
全てのプレイヤーが続けてパスしたら、スタックの一番上のオブジェクトが解決し、
その後でアクティブ・プレイヤーが優先権を得る。(CR408.1c)
とあるので、スタック上のオブジェクトが解決されて無くなった場合、
アクティブ・プレイヤーが優先権を得る。
また、問題文の通りに解釈するならば、プレイヤーの誰も優先権を得ない。
(つまり、誰も行動できない)なので、問題文はどう見ても間違っている。
問2
プレイヤーAは、
《皺だらけの主/Wizened Cenn》
《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart》
《バリラシュの旗騎士/Ballyrush Banneret》
クリーチャー化した《変わり谷/Mutavault》
で、プレイヤーBへ攻撃した。Bはこれに対し、《変わり谷》を対象に《鏡編み/Mirrorweave》
をプレイした。
Bの受ける戦闘ダメージは何点か?
2点
Bの《鏡編み/Mirrorweave》を解決すると、以下のようになる。
《皺だらけの主》→土地である《変わり谷》
《ゴールドメドウの重鎮》→土地である《変わり谷》
《バリラシュの旗騎士》→土地である《変わり谷》
クリーチャー化した《変わり谷》→土地であり、かつクリーチャーでもある《変わり谷》
クリーチャーではなくなった上3枚は、戦闘から取り除かれる。
結果、Bはクリーチャーである《変わり谷》から2点のダメージを受ける。
なぜ《変わり谷》がこのような挙動を示すかは、過去記事を参照のこと。
問3
私は《曲がりくねりのロシーン/Rosheen Meanderer》をコントロールしている。
私のメイン・フェイズに、《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》をプレイしたところ、
対戦相手はそれに対して《砕けた野望/Broken Ambitions》をX=4でプレイした。
私は《大爆発の魔道士》が打ち消されるのは嫌なのだが・・・
私は《曲がりくねりのロシーン》のマナ能力を用いて出たマナを、《砕けた野望》への
効果に対して支払うことができるだろうか?
支払うことができる。
コストとは、他の行動をするため、あるいは他の行動を妨げるために
必要な行動や支払いのことである。(CR424.1)
《砕けた野望》の効果によって求められているのは、{X}というマナの支払いであり、
これはコストである。コストに{X}が含まれているので、《曲がりくねりのロシーン》
の起動型能力によって生み出されたマナで支払うことができる。
---------------
そんなところで。
6月1日に行われましたC.B.L. 16thは、16名の参加をいただきました。
スイス4回戦の結果、Egawa Yusuke さんが見事全勝で優勝しております。
上位3位までのデッキリストを以下に紹介いたします。
次回C.B.L. 17thは 6月29日と会場では言っていましたが、
私自身の予定がつかなくなりましたので、7月末に延期いたします。
今のところは、7月21日(祝)か、7月27日(日)を予定しております。
#GP神戸のことを考えると、イーブンタイドが使用できる27日の方が面白いかもしれません。
#いずれにせよ、正式な告知はもう少し後になります。
それでは、上位3名のデッキリストです。お楽しみください。
-----------------------------------
* WINNER *
Egawa Yusuke
Main
4《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》
4《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
4《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》
2《ゴブリンの軍団兵/Goblin Legionnaire》
1《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
4《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
4《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》
2《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》
1《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
3《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》
1《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
4《Plateau》
4《山/Mountain》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4《不毛の大地/Wasteland》
2《リシャーダの港/Rishadan Port》
Sideboard
4《赤霊破/Red Elemental Blast》
3《解呪/Disenchant》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《無のロッド/Null Rod》
2《溶融/Meltdown》
-----------------------------------
* 2nd place *
Yamaguchi Takao
Main
2《シー・スプライト/Sea Sprite》
4《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》
3《粗石の魔道士/Trinket Mage》
4《海のドレイク/Sea Drake》
4《Serendib Efreet》
4《心霊破/Psionic Blast》
3《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
4《Force of Will》
1《真髄の針/Pithing Needle》
4《虚空の杯/Chalice of the Void》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
4《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
4《金属モックス/Chrome Mox》
4《裏切り者の都/City of Traitors》
4《古えの墳墓/Ancient Tomb》
2《フェアリーの集会場/Faerie Conclave》
2《教議会の座席/Seat of the Synod》
5《冠雪の島/Snow-Covered Island》
Sideboard
1《誤った指図/Misdirection》
2《真髄の針/Pithing Needle》
4《基本に帰れ/Back to Basics》
4《青霊破/Blue Elemental Blast》
2《計略縛り/Trickbind》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
-----------------------------------
* 3rd place *
Niimi Kiyoaki
Main
3《魔力の乱れ/Force Spike》
2《もみ消し/Stifle》
4《嘘か真か/Fact or Fiction》
4《Force of Will》
4《渦まく知識/Brainstorm》
1《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》
3《尖塔のゴーレム/Spire Golem》
4《火薬樽/Powder Keg》
2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
3《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》
4《対抗呪文/Counterspell》
2《残響する真実/Echoing Truth》
2《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
1《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》
2《不毛の大地/Wasteland》
13《冠雪の島/Snow-Covered Island》
Sideboard
2《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
3《海賊の魔除け/Piracy Charm》
4《水流破/Hydroblast》
-----------------------------------
スイス4回戦の結果、Egawa Yusuke さんが見事全勝で優勝しております。
上位3位までのデッキリストを以下に紹介いたします。
次回C.B.L. 17thは 6月29日と会場では言っていましたが、
私自身の予定がつかなくなりましたので、7月末に延期いたします。
今のところは、7月21日(祝)か、7月27日(日)を予定しております。
#GP神戸のことを考えると、イーブンタイドが使用できる27日の方が面白いかもしれません。
#いずれにせよ、正式な告知はもう少し後になります。
それでは、上位3名のデッキリストです。お楽しみください。
-----------------------------------
* WINNER *
Egawa Yusuke
Main
4《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》
4《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
4《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》
2《ゴブリンの軍団兵/Goblin Legionnaire》
1《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
4《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
4《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》
2《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》
1《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》
3《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》
1《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
4《Plateau》
4《山/Mountain》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4《不毛の大地/Wasteland》
2《リシャーダの港/Rishadan Port》
Sideboard
4《赤霊破/Red Elemental Blast》
3《解呪/Disenchant》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《無のロッド/Null Rod》
2《溶融/Meltdown》
-----------------------------------
* 2nd place *
Yamaguchi Takao
Main
2《シー・スプライト/Sea Sprite》
4《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》
3《粗石の魔道士/Trinket Mage》
4《海のドレイク/Sea Drake》
4《Serendib Efreet》
4《心霊破/Psionic Blast》
3《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
4《Force of Will》
1《真髄の針/Pithing Needle》
4《虚空の杯/Chalice of the Void》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
4《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
4《金属モックス/Chrome Mox》
4《裏切り者の都/City of Traitors》
4《古えの墳墓/Ancient Tomb》
2《フェアリーの集会場/Faerie Conclave》
2《教議会の座席/Seat of the Synod》
5《冠雪の島/Snow-Covered Island》
Sideboard
1《誤った指図/Misdirection》
2《真髄の針/Pithing Needle》
4《基本に帰れ/Back to Basics》
4《青霊破/Blue Elemental Blast》
2《計略縛り/Trickbind》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
-----------------------------------
* 3rd place *
Niimi Kiyoaki
Main
3《魔力の乱れ/Force Spike》
2《もみ消し/Stifle》
4《嘘か真か/Fact or Fiction》
4《Force of Will》
4《渦まく知識/Brainstorm》
1《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》
3《尖塔のゴーレム/Spire Golem》
4《火薬樽/Powder Keg》
2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
3《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》
4《対抗呪文/Counterspell》
2《残響する真実/Echoing Truth》
2《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
1《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》
2《不毛の大地/Wasteland》
13《冠雪の島/Snow-Covered Island》
Sideboard
2《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
3《海賊の魔除け/Piracy Charm》
4《水流破/Hydroblast》
-----------------------------------
Friday Magic Quiz. [08-21]
2008年6月13日#ブロック構築のキスキン・デッキの動きを見ていると、
#ありし頃の《要撃/Waylay》を思い出してしまいます。
#もっとも、《幽体の行列/Spectral Procession》とは
#比較になるのかわかりませんが。
こういう直線的なビートダウンはひさびさなんじゃないでしょうか。
そんなわけで、今週末のプレミア・イベントのお知らせです。
==========================
6月 14日(土)
・日本選手権予選@大阪 10:00 - 10:45 北区民センター
6月 15日(日)
・日本選手権予選@宮城 09:30 - 10:00 戦災復興記念館
・PTQベルリン@大阪 09:45 - 10:15 北区民センター
==========================
あと、東海地方の方向け。15日は知り合いのSamoaさん主催で大会が行われます。
==========================
MTGトーナメント S-Cup
日時:6月15日(日) 11:00〜11:30
場所: 名古屋市公会堂 第6集会室
フォーマット: DCI非認定スタンダード (レアは何枚でも代理OK)
参加費: 700円 (予約者は500円)
賞品: 参加者数×1Pack+α
詳細:http://samoamagic.blog91.fc2.com/
==========================
お近くの方は是非お立ち寄り下さい。
それでは、今週の問題ー。
問1
かたならし○×。
「全ての継続的効果は、適用順を考慮するため、第1種〜第6種に分類される。」
○か×か?
問2
《苦花/Bitterblossom》への対抗策としてプロテクション:黒のクリーチャーを
準備するプレイヤーAと、《ロノムの一角獣/Ronom Unicorn》というクリーチャーを
準備するプレイヤーBが、いつもの勝負をしている。
プレイヤーAは《クラガンウィックの死体焼却者/Cragganwick Cremator》をプレイし、
場に出た時の誘発型能力をスタックに乗せた。
A「対象はもちろんB本体で。」
B「了解。じゃ、カードを捨てなさいな。」
Aの捨てたカードは《タルモゴイフ/Tarmogoyf》だった。
このカードが捨てられる前に、双方の墓地にはカードが全く無かったとすると・・・
Bの受けるダメージは何点か?
問3
場には私のコントロールする、《絵描きの召使い/Painter’s Servant》(青を指定)がある。
対戦相手は《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon》をコントロールしており、
エンチャント先は対戦相手自身である。
私のターンのメインフェイズに、《丸砥石/Grindstone》をプレイし、場に出た後で
対戦相手を対象にして起動型能力をプレイした。
対戦相手のライブラリーは41枚であったとすると、
《丸砥石/Grindstone》の起動型能力を解決するとどうなるか?
ヒントじゃない:《ガイアの祝福/Gaea’s Blessing》といった特殊なカードは考えなくて良い。
-----------------
いつものように、回答は週明けにでも。
#ありし頃の《要撃/Waylay》を思い出してしまいます。
#もっとも、《幽体の行列/Spectral Procession》とは
#比較になるのかわかりませんが。
こういう直線的なビートダウンはひさびさなんじゃないでしょうか。
そんなわけで、今週末のプレミア・イベントのお知らせです。
==========================
6月 14日(土)
・日本選手権予選@大阪 10:00 - 10:45 北区民センター
6月 15日(日)
・日本選手権予選@宮城 09:30 - 10:00 戦災復興記念館
・PTQベルリン@大阪 09:45 - 10:15 北区民センター
==========================
あと、東海地方の方向け。15日は知り合いのSamoaさん主催で大会が行われます。
==========================
MTGトーナメント S-Cup
日時:6月15日(日) 11:00〜11:30
場所: 名古屋市公会堂 第6集会室
フォーマット: DCI非認定スタンダード (レアは何枚でも代理OK)
参加費: 700円 (予約者は500円)
賞品: 参加者数×1Pack+α
詳細:http://samoamagic.blog91.fc2.com/
==========================
お近くの方は是非お立ち寄り下さい。
それでは、今週の問題ー。
問1
かたならし○×。
「全ての継続的効果は、適用順を考慮するため、第1種〜第6種に分類される。」
○か×か?
問2
《苦花/Bitterblossom》への対抗策としてプロテクション:黒のクリーチャーを
準備するプレイヤーAと、《ロノムの一角獣/Ronom Unicorn》というクリーチャーを
準備するプレイヤーBが、いつもの勝負をしている。
プレイヤーAは《クラガンウィックの死体焼却者/Cragganwick Cremator》をプレイし、
場に出た時の誘発型能力をスタックに乗せた。
A「対象はもちろんB本体で。」
B「了解。じゃ、カードを捨てなさいな。」
Aの捨てたカードは《タルモゴイフ/Tarmogoyf》だった。
このカードが捨てられる前に、双方の墓地にはカードが全く無かったとすると・・・
Bの受けるダメージは何点か?
問3
場には私のコントロールする、《絵描きの召使い/Painter’s Servant》(青を指定)がある。
対戦相手は《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon》をコントロールしており、
エンチャント先は対戦相手自身である。
私のターンのメインフェイズに、《丸砥石/Grindstone》をプレイし、場に出た後で
対戦相手を対象にして起動型能力をプレイした。
対戦相手のライブラリーは41枚であったとすると、
《丸砥石/Grindstone》の起動型能力を解決するとどうなるか?
ヒントじゃない:《ガイアの祝福/Gaea’s Blessing》といった特殊なカードは考えなくて良い。
-----------------
いつものように、回答は週明けにでも。
#フロアルールの変更によって、リミテッド形式で、かつ、デッキリストを用いない場合は
#マッチとマッチの間に、デッキを元の状態に戻さなくてもかまわなくなりました。
#他の形式や、デッキリストを使用する場合は必ず元に戻さなくてはいけません。
#PG112も参照のこと。
次のC.B.L. は7月27日(日)に決定しました。イーヴンタイドが使用可能です。
詳細な告知は明日以降の更新で改めて行います。
それでは、先週の回答ー。
×
実は過去にも一回出した問題。
継続的効果の種類別については CR418.5 にその記述があるが、
これはオブジェクトの特性値を決定するために用いられるものである。
逆に言うと、オブジェクトの特性値を決定するものではない継続的効果は、
この種類別では分類されない。
#なんでもかんでも第hoge種〜と考えると落とし穴に落ちる。
例)《呪文書/Spellbook》
1点。
《クラガンウィックの死体焼却者/Cragganwick Cremator》の誘発型能力によって
ダメージが与えられるのは、「捨てられたカードがクリーチャー・カードであった」場合である。
つまり、このときに見るパワーは、そのクリーチャーカードが墓地にある状態を見ている。
問題の場合、墓地には《タルモゴイフ/Tarmogoyf》があるので、そのパワーは1。
ゲームが引き分けになる。
《丸砥石/Grindstone》の起動型能力によって、対戦相手のライブラリーの上から2枚が
墓地に置かれる。が、墓地に置かれることを《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon》が
置換するので、それらのカードは公開された後にライブラリーの一番下に置かれる。
ところで、対戦相手のライブラリーのカードは全て「青」という共通の色を持っているので、
《丸砥石》によって「上から2枚のカードを公開し、ライブラリーの下に置く」という
行動が延々と続くことになり、誰も止めることができない。
ループが選択できない行動のみからなるので、ゲームは引き分けとして終了する。(CR421.4)
----------------------------
そんなところで。
#マッチとマッチの間に、デッキを元の状態に戻さなくてもかまわなくなりました。
#他の形式や、デッキリストを使用する場合は必ず元に戻さなくてはいけません。
#PG112も参照のこと。
次のC.B.L. は7月27日(日)に決定しました。イーヴンタイドが使用可能です。
詳細な告知は明日以降の更新で改めて行います。
それでは、先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「全ての継続的効果は、適用順を考慮するため、第1種〜第6種に分類される。」
○か×か?
×
実は過去にも一回出した問題。
継続的効果の種類別については CR418.5 にその記述があるが、
これはオブジェクトの特性値を決定するために用いられるものである。
逆に言うと、オブジェクトの特性値を決定するものではない継続的効果は、
この種類別では分類されない。
#なんでもかんでも第hoge種〜と考えると落とし穴に落ちる。
例)《呪文書/Spellbook》
問2
プレイヤーAは《クラガンウィックの死体焼却者/Cragganwick Cremator》をプレイし、
場に出た時の誘発型能力をスタックに乗せた。
A「対象はもちろんB本体で。」
B「了解。じゃ、カードを捨てなさいな。」
Aの捨てたカードは《タルモゴイフ/Tarmogoyf》だった。
このカードが捨てられる前に、双方の墓地にはカードが全く無かったとすると・・・
Bの受けるダメージは何点か?
1点。
《クラガンウィックの死体焼却者/Cragganwick Cremator》の誘発型能力によって
ダメージが与えられるのは、「捨てられたカードがクリーチャー・カードであった」場合である。
つまり、このときに見るパワーは、そのクリーチャーカードが墓地にある状態を見ている。
問題の場合、墓地には《タルモゴイフ/Tarmogoyf》があるので、そのパワーは1。
問3
場には私のコントロールする、《絵描きの召使い/Painter’s Servant》(青を指定)がある。
対戦相手は《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon》をコントロールしており、
エンチャント先は対戦相手自身である。
私のターンのメインフェイズに、《丸砥石/Grindstone》をプレイし、場に出た後で
対戦相手を対象にして起動型能力をプレイした。
対戦相手のライブラリーは41枚であったとすると、
《丸砥石/Grindstone》の起動型能力を解決するとどうなるか?
ゲームが引き分けになる。
《丸砥石/Grindstone》の起動型能力によって、対戦相手のライブラリーの上から2枚が
墓地に置かれる。が、墓地に置かれることを《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon》が
置換するので、それらのカードは公開された後にライブラリーの一番下に置かれる。
ところで、対戦相手のライブラリーのカードは全て「青」という共通の色を持っているので、
《丸砥石》によって「上から2枚のカードを公開し、ライブラリーの下に置く」という
行動が延々と続くことになり、誰も止めることができない。
ループが選択できない行動のみからなるので、ゲームは引き分けとして終了する。(CR421.4)
----------------------------
そんなところで。
Penalty Guide 2008/06/01.
2008年6月19日大きいイベントも近くなってきましたので、更新されたPG(ペナルティ・ガイド)について
色々と書こうと思います。とりあえず毒消しを準備。
この記事は、私ことtestingがサイトやforumからの内容をまとめ、自分なりに解釈したものです。
実際のゲームにおいては、ヘッドジャッジまたは主催者の指示に従い、適切に大会を進行する
ようにお願いいたします。なお、本記事の内容は2008/06改訂のPGに従っており、これ以降の
更新によって、記事内に例示された内容でも解釈や罰則が変わる可能性があります。
-------------------------------
1)「REL:一般(Regular)」って?
トーナメントにおいて、ルールがどの程度厳密に適用されるかを表現する指標として
ルール適用度(Rule Enforcement Level = REL)というものが設けられている。
ルール適用度は「一般/Regular」「競技/Competitive」「プロ/Professional」に分けられる。
店舗での大会や、サークルの主催大会は大抵が「REL:一般」で行われる。
GPTやPTQ、日本選手権予選は「REL:競技」で行われる。
つまり、GPTやPTQでは普段の大会とは異なり、より深いルールへの厳密さ、
プレイの正確さ、といったものが求められる。
この記事では、より多くのプレイヤーが経験しうるであろう、
「REL:一般」と「REL:競技」の比較に重点を置いて書くことにする。
(以下、記事内では「REL:一般」を「一般」、「REL:競技」を「競技」と表記する。)
-------------------------------
2)デッキもしくはデッキリストによる誤り
デッキリストは、プレイヤーが思っている以上に懲罰が出るもの。
ほんの1枚の書き間違いによって、懲罰が与えられてしまうのは、あまりにも馬鹿馬鹿しい。
プレイヤーはデッキリストを提出する前に、何回でも見直しをするべきである。
PGでは、デッキもしくはデッキリストによる誤りとして、以下の4つに分類している。
PG111)デッキリストが間違っている。 → [ゲームの敗北]
PG112)デッキとデッキリストが一致していない。 → [警告]または[ゲームの敗北]
PG113)リミテッド形式でのカード登録ミス。 → [注意]または[警告]
PG114)サイドボードの紛失 → [注意]
つまり、デッキリストが間違っていた場合、どんなRELであっても[ゲームの敗北]をくらう。
繰り返すが、デッキリストの書き間違いはどんなことをしても避けるべきである。
デッキとデッキリストの内容が異なっていた場合でも、[警告]は免れない。
よくあるパターンとしては、試合中にデッキの枚数が60枚未満になっていた場合である。
(テーブルの下にカードを落とした、サイドボードが16枚になっていた、などによって)
自分のデッキの枚数は常に気をつけておく必要がある。
特に「競技」以上の場合は、枚数の不足は即[ゲームの敗北]に繋がるので注意すること。
また、リミテッド形式でデッキリストを使用しない場合、マッチとマッチの間で
デッキを元の状態に戻す必要はない。プレリリースやFNMでは、ほとんどデッキリストを
使用しないので、デッキをどのように組みなおしても良くなった。
#ただし、「競技」以上ではデッキチェックが行われるため、
#この組みなおしが認められるのは「一般」での大会のみである。
-------------------------------
3)ゲーム中のプレイに関する誤り
ほとんどのトラブルは、ゲーム中のプレイに関して起こる。
「土地をちゃんとタップ/アンタップしてください。」
「《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》が2枚場にありますね。」
「あ、《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》の時間カウンターを外すの忘れてた。」
普段の練習ならば、双方笑って済ませられるのだが、大会となるとそうはいかない。
PGでは、ゲームのプレイに関する誤りをしてしまった場合を、以下のように分けている。
PG121)表現上の誤り。(不正確な表現)
PG122)ゲームの状態が不正。(不正なゲームの状態)
PG123)誘発型能力の誘発を忘れた。(誘発忘れ)
PG124)情報の開示を忘れた。(公開忘れ)
PG125)上記以外の、ゲームのプレイに関する誤り。(その他一般)
PG126)これらの違反を見逃していた。(違反の見逃し)
懲罰は(公開忘れ)以外、全て「一般」→[注意]、「競技」→[警告]である。
(公開忘れ)は、呪文や能力の効果の処理が適正がどうかわからなくなり、
悪用の可能性が高いので、より重い懲罰が科せられるようになっている。
ゲームのプレイに関する誤りは、繰り返すと懲罰がどんどん重くなるので、
1回警告を取られたら、もう金輪際二度としない、ぐらいの気持ちでいるのが望ましい。
気を引き締めてゲームを続けるべきである。
(もちろん、一度も取られないのが一番良い)
「一般」の大会では、これらのほとんどは[注意]にとどまる。しかし、プレイヤーは
より上のRELでゲームを行うことを考えて、自分のした行動を省みることが大事である。
ジャッジはその手助けをしてくれるだろう。
-------------------------------
4)フロアルールに関する誤り
ゲームに関するトラブルではなく、大会進行に関するトラブルにも、懲罰が存在する。
PG131)ラウンド開始時までに席に着かなかった。(遅刻)
PG132)座る席を間違えた。(対戦相手間違い)
PG133)プレイが遅かった。(遅いプレイ)
PG134)シャッフルするべきところをシャッフルせずに続行した。(不十分な無作為化)
PG135)飲食禁止の張紙がある部屋で、食事をした。(案内の聞き落とし)
PG136)ドラフトで、カードを逆回しに渡してしまった。(ドラフト手順抵触行為)
PG137)現在のライフの点数を言い間違えた。(意思疎通規定抵触行為)
PG138)試合中のプレイヤーに、観客がプレイに関して口を挟んだ。(外部情報の参照)
これらは大会の円滑な運営を、プレイヤーが妨げているという意味で懲罰となっている。
「一般」では[注意]や[警告]止まりであるが、「競技」になると罰則が重くなるものもある。
特に、(外部情報の参照)は、「競技」では[マッチの敗北]となるので
気をつけなくてはいけない。
他の項目は、社会的常識の範囲内で行動すれば、未然に防げるものばかりである。
-------------------------------
5)非紳士的行為とイカサマ
PG140番台と、150番台は非紳士的行為とイカサマについて書かれている。
この項目に関する罰則は最大限に重く、RELによる区別は一切無い。
常識で紳士的である普通のプレイヤーならば、無縁の罰則であるので解説は省略する。
-------------------------------
6)ドロー関連の誤り
カードを過剰に見たり、引いてしまった場合はここにあたる。
PG211)対戦相手のデッキをシャッフル中に、誤って数枚見えてしまった。(過剰なカードを見た)
PG212)効果により2枚引く時に、誤って3枚引いてしまった。(過剰なカードを引いた)
PG213)最初の手札を8枚引いてしまった(ゲーム開始時の引き間違い)
PG214)ターン終了時に、8枚だったのにカードを捨て忘れた。(カードの捨て忘れ)
カードを操作しているときに手が滑って表が見えてしまうことはよくあることであり、
罰則も軽度なものに留まる。しかし、カードを誤って多く引いてしまうことは、
ゲームの公平性という観点からしてもやってはいけないことであり、より重い罰則になる。
プレイヤーはカードを扱う場合にはその表が見えないように注意すべきである。
シャッフルをする時には、しっかりとカードを持ってすることも必要だろう。
「競技」以上では過剰にカードを引くと、[ゲームの敗北]になる。より注意すべし。
-------------------------------
7)区別のつくカード
スリーブが傷ついているなどして、他のカードと区別がつくようになっていた場合である。
PG221)数枚のカード・スリーブのみに傷が付いていた。(パターンが無い)
PG222)全ての土地がフォイルで、かつ折れ曲がっていて他のカードと区別がついた。(パターン有り)
新品のカード・スリーブであっても、その製造工程には癖があったり、
製品ロットで多少の誤差があるので、使用する前にはスリーブ自体をシャッフルしてから
カードを入れていくのがよい。こうすることで、少なくとも初期傷からはランダム性ができ、
区別のつくカードという扱いをされにくくなる。
あくまでも「区別のつくカード」なので、「フォイルが入っている」という意味ではない。
フォイル・カードが入っているというだけでは上記の罰則には当たらない。
-------------------------------
8)[失格](DQ)
古いPGでは [受賞資格も失う失格] (DQP)というものが規定されていたが、これは [失格] に統一された。
内容は以前と変わらない。
-------------------------------
そんなところで。
PGのシリーズはあと2回予定しています。
次回はPG50(意思疎通規定)について。
シャッフルしつつお待ち下さい。
色々と書こうと思います。とりあえず毒消しを準備。
この記事は、私ことtestingがサイトやforumからの内容をまとめ、自分なりに解釈したものです。
実際のゲームにおいては、ヘッドジャッジまたは主催者の指示に従い、適切に大会を進行する
ようにお願いいたします。なお、本記事の内容は2008/06改訂のPGに従っており、これ以降の
更新によって、記事内に例示された内容でも解釈や罰則が変わる可能性があります。
-------------------------------
1)「REL:一般(Regular)」って?
トーナメントにおいて、ルールがどの程度厳密に適用されるかを表現する指標として
ルール適用度(Rule Enforcement Level = REL)というものが設けられている。
ルール適用度は「一般/Regular」「競技/Competitive」「プロ/Professional」に分けられる。
店舗での大会や、サークルの主催大会は大抵が「REL:一般」で行われる。
GPTやPTQ、日本選手権予選は「REL:競技」で行われる。
つまり、GPTやPTQでは普段の大会とは異なり、より深いルールへの厳密さ、
プレイの正確さ、といったものが求められる。
この記事では、より多くのプレイヤーが経験しうるであろう、
「REL:一般」と「REL:競技」の比較に重点を置いて書くことにする。
(以下、記事内では「REL:一般」を「一般」、「REL:競技」を「競技」と表記する。)
-------------------------------
2)デッキもしくはデッキリストによる誤り
デッキリストは、プレイヤーが思っている以上に懲罰が出るもの。
ほんの1枚の書き間違いによって、懲罰が与えられてしまうのは、あまりにも馬鹿馬鹿しい。
プレイヤーはデッキリストを提出する前に、何回でも見直しをするべきである。
PGでは、デッキもしくはデッキリストによる誤りとして、以下の4つに分類している。
PG111)デッキリストが間違っている。 → [ゲームの敗北]
PG112)デッキとデッキリストが一致していない。 → [警告]または[ゲームの敗北]
PG113)リミテッド形式でのカード登録ミス。 → [注意]または[警告]
PG114)サイドボードの紛失 → [注意]
つまり、デッキリストが間違っていた場合、どんなRELであっても[ゲームの敗北]をくらう。
繰り返すが、デッキリストの書き間違いはどんなことをしても避けるべきである。
デッキとデッキリストの内容が異なっていた場合でも、[警告]は免れない。
よくあるパターンとしては、試合中にデッキの枚数が60枚未満になっていた場合である。
(テーブルの下にカードを落とした、サイドボードが16枚になっていた、などによって)
自分のデッキの枚数は常に気をつけておく必要がある。
特に「競技」以上の場合は、枚数の不足は即[ゲームの敗北]に繋がるので注意すること。
また、リミテッド形式でデッキリストを使用しない場合、マッチとマッチの間で
デッキを元の状態に戻す必要はない。プレリリースやFNMでは、ほとんどデッキリストを
使用しないので、デッキをどのように組みなおしても良くなった。
#ただし、「競技」以上ではデッキチェックが行われるため、
#この組みなおしが認められるのは「一般」での大会のみである。
-------------------------------
3)ゲーム中のプレイに関する誤り
ほとんどのトラブルは、ゲーム中のプレイに関して起こる。
「土地をちゃんとタップ/アンタップしてください。」
「《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》が2枚場にありますね。」
「あ、《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》の時間カウンターを外すの忘れてた。」
普段の練習ならば、双方笑って済ませられるのだが、大会となるとそうはいかない。
PGでは、ゲームのプレイに関する誤りをしてしまった場合を、以下のように分けている。
PG121)表現上の誤り。(不正確な表現)
PG122)ゲームの状態が不正。(不正なゲームの状態)
PG123)誘発型能力の誘発を忘れた。(誘発忘れ)
PG124)情報の開示を忘れた。(公開忘れ)
PG125)上記以外の、ゲームのプレイに関する誤り。(その他一般)
PG126)これらの違反を見逃していた。(違反の見逃し)
懲罰は(公開忘れ)以外、全て「一般」→[注意]、「競技」→[警告]である。
(公開忘れ)は、呪文や能力の効果の処理が適正がどうかわからなくなり、
悪用の可能性が高いので、より重い懲罰が科せられるようになっている。
ゲームのプレイに関する誤りは、繰り返すと懲罰がどんどん重くなるので、
1回警告を取られたら、もう金輪際二度としない、ぐらいの気持ちでいるのが望ましい。
気を引き締めてゲームを続けるべきである。
(もちろん、一度も取られないのが一番良い)
「一般」の大会では、これらのほとんどは[注意]にとどまる。しかし、プレイヤーは
より上のRELでゲームを行うことを考えて、自分のした行動を省みることが大事である。
ジャッジはその手助けをしてくれるだろう。
-------------------------------
4)フロアルールに関する誤り
ゲームに関するトラブルではなく、大会進行に関するトラブルにも、懲罰が存在する。
PG131)ラウンド開始時までに席に着かなかった。(遅刻)
PG132)座る席を間違えた。(対戦相手間違い)
PG133)プレイが遅かった。(遅いプレイ)
PG134)シャッフルするべきところをシャッフルせずに続行した。(不十分な無作為化)
PG135)飲食禁止の張紙がある部屋で、食事をした。(案内の聞き落とし)
PG136)ドラフトで、カードを逆回しに渡してしまった。(ドラフト手順抵触行為)
PG137)現在のライフの点数を言い間違えた。(意思疎通規定抵触行為)
PG138)試合中のプレイヤーに、観客がプレイに関して口を挟んだ。(外部情報の参照)
これらは大会の円滑な運営を、プレイヤーが妨げているという意味で懲罰となっている。
「一般」では[注意]や[警告]止まりであるが、「競技」になると罰則が重くなるものもある。
特に、(外部情報の参照)は、「競技」では[マッチの敗北]となるので
気をつけなくてはいけない。
他の項目は、社会的常識の範囲内で行動すれば、未然に防げるものばかりである。
-------------------------------
5)非紳士的行為とイカサマ
PG140番台と、150番台は非紳士的行為とイカサマについて書かれている。
この項目に関する罰則は最大限に重く、RELによる区別は一切無い。
常識で紳士的である普通のプレイヤーならば、無縁の罰則であるので解説は省略する。
-------------------------------
6)ドロー関連の誤り
カードを過剰に見たり、引いてしまった場合はここにあたる。
PG211)対戦相手のデッキをシャッフル中に、誤って数枚見えてしまった。(過剰なカードを見た)
PG212)効果により2枚引く時に、誤って3枚引いてしまった。(過剰なカードを引いた)
PG213)最初の手札を8枚引いてしまった(ゲーム開始時の引き間違い)
PG214)ターン終了時に、8枚だったのにカードを捨て忘れた。(カードの捨て忘れ)
カードを操作しているときに手が滑って表が見えてしまうことはよくあることであり、
罰則も軽度なものに留まる。しかし、カードを誤って多く引いてしまうことは、
ゲームの公平性という観点からしてもやってはいけないことであり、より重い罰則になる。
プレイヤーはカードを扱う場合にはその表が見えないように注意すべきである。
シャッフルをする時には、しっかりとカードを持ってすることも必要だろう。
「競技」以上では過剰にカードを引くと、[ゲームの敗北]になる。より注意すべし。
-------------------------------
7)区別のつくカード
スリーブが傷ついているなどして、他のカードと区別がつくようになっていた場合である。
PG221)数枚のカード・スリーブのみに傷が付いていた。(パターンが無い)
PG222)全ての土地がフォイルで、かつ折れ曲がっていて他のカードと区別がついた。(パターン有り)
新品のカード・スリーブであっても、その製造工程には癖があったり、
製品ロットで多少の誤差があるので、使用する前にはスリーブ自体をシャッフルしてから
カードを入れていくのがよい。こうすることで、少なくとも初期傷からはランダム性ができ、
区別のつくカードという扱いをされにくくなる。
あくまでも「区別のつくカード」なので、「フォイルが入っている」という意味ではない。
フォイル・カードが入っているというだけでは上記の罰則には当たらない。
-------------------------------
8)[失格](DQ)
古いPGでは [受賞資格も失う失格] (DQP)というものが規定されていたが、これは [失格] に統一された。
内容は以前と変わらない。
-------------------------------
そんなところで。
PGのシリーズはあと2回予定しています。
次回はPG50(意思疎通規定)について。
シャッフルしつつお待ち下さい。
PG50: Player Communication
2008年6月25日コメント (3)PG話の第2回目。
今回のお題はPG50にある、「意思疎通規定/Player Communication」について。
なお、この項目は以前の記事 ( http://diarynote.jp/d/74598/20070913.html )
でも話題にしたが、現在のPGに従うと多少の違いはあるので注意されたし。
毒消しは以前と一緒。
この記事は、私ことtestingがサイトやforumからの内容をまとめ、自分なりに解釈したものです。
実際のゲームにおいては、ヘッドジャッジまたは主催者の指示に従い、適切に大会を進行する
ようにお願いいたします。なお、本記事の内容は2008/06改訂のPGに従っており、これ以降の
更新によって、記事内に例示された内容でも解釈や罰則が変わる可能性があります。
---------------------------------------
1)意志の疎通が必要です
M:TGは人と人との対戦ゲームである。そして、このゲームは現在の状態を正確に把握し
それから戦術を組み立てていくことが要求される。プレイヤーはその現在の状態を
知るために、頻繁に対戦相手と意志の疎通をしなくてはいけない。
例えば、AとBが対戦をしている時に、以下のような問いをAがBにしたとしよう。
A「(Bの)手札は何枚ですか?」
A「(今はBのターンで)このターンに土地を(Bが)プレイしましたっけ?」
A「その《変わり谷/Mutavault》はクリーチャーですか?」
A「あなたのコントロールしているキスキンは何体ですか?」
A「何枚《しもべ》入れてるんですか? 出すぎですよ。」
Bはこれらの問いに色々な答え方をすることができる。
が、Bの返答によっては、Aはゲームの状況の正確な把握ができない場合もある。
では、Bはどこまで答えることができて、どこまでは答えなくても良いのだろうか?
それを決定するのがPG50の記述である。
---------------------------------------
2)ゲーム内の情報は3種類に分けられる
PG50ではゲーム内の情報を『共有情報』、『類推情報』、『秘匿情報』の3種類に区分している。
2−1)『共有情報/Free Information』
・現在のゲームの行動や、現在のゲームの局面に影響を及ぼしている過去のゲームの行動
・公開領域にあるオブジェクトの名前
・オブジェクトがどのような位相であるか(タップ状態、反転状態)、どの領域にあるか
・プレイヤーのライフ総量や、現在のマッチのゲーム・ポイント
これらは、全てのプレイヤーが知る権利がある情報である。
共有情報に関して聞かれた場合、プレイヤーは完全にかつ誠実に答えなくてはいけない。
聞かれて答えない、もしくは答えられない場合はジャッジを呼ぶこと。
2−2)『類推情報/Derived Information』
・ある領域に存在するオブジェクトの数
・公開領域に存在するオブジェクトの特性の内、共有情報として指定されていないもの
・ゲーム・ルールやトーナメント・ポリシー、オラクルその他の現在のトーナメントに
適用される公式情報。カードはオラクルの文章が印刷されているものとして扱う。
これらは、全てのプレイヤーに与えられる情報ではあるが、対戦相手に助力を求めずとも
自分の技能や計算によって得ることができる情報である。
類推情報について聞かれた場合、プレイヤーは嘘をついたり間違った答えを言ってはならない。
が、全てを完璧に答える必要はない。
(なぜならば、それは質問者が自力で得ることができる情報だからだ)
オラクル文章やルールそのものに関しては、プレイヤーはジャッジに正確な文章の提示を
要求することができる。質問された側がそれに関して完璧に答える必要はないが、
類推情報は全てのプレイヤーに与えられる情報であるからだ。
ただし、ジャッジに聞いてもそれ以上は答えてくれない。ジャッジは、ゲームの局面に
関する類推情報を求めることに関しては一切協力をしない。
2−3)『秘匿情報/Private Information』
・共有情報でも類推情報でもない情報
共有情報でも類推情報でもない情報は、現在見ることのできるゲームの状態や、
過去のゲームの行動に関する記憶から求められることだけが許されている。
わかりやすい例としては、「数ターン前に効果で見た相手の手札の中身」がある。
秘匿情報に関しては、プレイヤーは真実を答える必要すらない。
ただし、プレイヤーは礼儀正しく敬意をもって対戦相手に接しないと、
非紳士的行為とみなされてしまう。些細なことで語気を荒げることが無い様に。
---------------------------------------
3)イイカゲンな問いではイイカゲンな答えしか得られない
質問をする場合には、まず自分の疑問点をはっきりさせないと、欲しい答えが返ってこない。
まあ、これは世間的な常識であるが、M:TGにおける意思疎通においても同じである。
先ほどの情報の分類で、プレイヤーは共有情報について完全に答える義務があり、
秘匿情報については全く(正確に)答える義務は無い。
では、類推情報についてはどうだろうか?
類推情報については「嘘をついたり間違った答えを言ってはいけない」だけであり、
正確かつ完璧に答える必要はないのだ。
従って、プレイヤーの質問の仕方が下手な場合、あやふやな答えが返ってくることもある。
A「(トークンを指差して)これなに?」
B「スピリットだよ。」
実際にAの指差したトークンは、《外身の交換/Crib Swap》により出てきた、
1/1の多相を持つ多相の戦士・トークンだった。
この場合、Aがどのような答えを期待して質問したかはわからないが、
少なくともBの答えは間違っていない(それはスピリットでもあるので)
意思疎通規定にも抵触していない適正なものである。
Aはこのように聞くべきだったのだ。
A’「このトークンはどのカードから出たものでしたっけ?」
B 「《外身の交換/Crib Swap》だよ。」(過去の行動なので、これは共有情報)
A’「ジャッジー。《外身の交換/Crib Swap》のオラクルを教えてください。」
これでAは指差したトークンについての情報・・・類推情報を全て手に入れることができた。
プレイヤーが類推情報について聞く場合、求めるのに何が不足しているのか、
どの部分がわからないのか、を理解している必要がある。
さもないと、テキトーな質問をしてしまい、返ってくる答えもテキトーなものになりかねない。
---------------------------------------
4)色々な答え方の例
始めのほうに書いた質問を例にとって、どのように答えることができるかを見てみよう。
ゲームの状況は、Bのターンのメイン・フェイズで、見えているカードは以下の通りである。
(Aのカードは省略する)
==========================================
Bの側にあるテーブル上のカード:
3x《平地/Plains》
1x《平地/Plains》(タップ状態)
1x《変わり谷/Mutavault》
1x《風立ての高地/Windbrisk Heights》
1枚の裏向きのカード
《皺だらけの主/Wizened Cenn》
《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege》
《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege》
テーブルの上にまとめられた、裏向けの2枚のカード
墓地:
《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege》、《外身の交換/Crib Swap》
==========================================
問4−1) A「(Bの)手札は何枚ですか?」
手札の枚数は「ある領域に存在するオブジェクトの数」なので、類推情報にあたる。
なので、Bは完全には答えなくてよい。
実はAは、裏向きになっている1枚が手札かどうかがわからなかった。
なので、質問をこう変えた。
A「(1枚だけ裏向きになっているカードを指差して)これはどの領域にありますか?」
これは共有情報なので、Bは完全にかつ誠実に答えないといけない。
B「ゲーム外領域だよ。」
Aはこの質問を繰り返して、ようやくBの手札は2枚とわかった。
#Bは最初から「手札は2枚だよ。」と答えてかまわない。それは間違っていないからだ。
#「手札は3枚だよ。」と答えると、それは間違っているので、意思疎通規定違反となる。
問4−2) A「このターンに土地を(Bが)プレイしましたっけ?」
これは過去のゲームの行動に関する情報であるので、共有情報である。
なのでBは完全かつ誠実に答えなくてはいけない。
B「いや、まだプレイしてない。」
問4−3) A「その《変わり谷/Mutavault》はクリーチャーですか?」
これはオブジェクトの特性を聞いているが、共有情報では規定されていないので、
類推情報である。従ってBは完全には答えなくてよい。
B「土地だよ。」
実際にはBはタップされていた《平地/Plains》からマナを出して、
《変わり谷/Mutavault》を起動していた。それでも、この《変わり谷》は
依然として土地でもあるので、Bは間違ったことを言っていない。適正な答えである。
Aはどう聞けばよいだろうか? 例えば、次のような質問をすればよい。
A「このターン、その《変わり谷/Mutavault》の起動型能力をプレイしましたか?」
これはゲームの過去の行動なので、Bは完全かつ誠実に答えなくてはいけない。
B「うん。このターンのメイン・フェイズに起動した。」
問4−4) A「あなたのコントロールしているキスキンは何体ですか?」
これは類推情報である。従ってBは完全には答えなくてよい。
B「キスキンと書かれているのは、3枚だな。」
前の問いによって、《変わり谷》は自身の能力によってクリーチャーになっている。
これは全てのクリーチャータイプを持つので、実際には4体のキスキンをコントロール
していることになるが、それでもBの答えは間違っていないので適正である。
問4−5) A「何枚《しもべ》入れてるんですか? 出すぎですよ。」
Bのデッキに何枚の《しもべ》が入っているかは、秘匿情報である。
Bはこの質問に対して何を言ってもかまわない。
B「わしの《しもべ》は108枚まであるぞ。」
どの情報が共有情報、類推情報、秘匿情報にあたるかがわからない場合、ジャッジを呼べばよい。
---------------------------------------
5)『REL:一般』 での情報の取り扱い
RELが一般の大会では、類推情報は共有情報として扱われる。
なので、見えているオブジェクトに関しての質問は、ほとんどの場合、
プレイヤーは完全かつ誠実に答えなくてはいけない。
普通の大会で、4)のような意図的に軸をずらした回答をするのは
無用な混乱の元となるので、極力避けるべきである。
お互いに協力して、ゲームの状態を正確に認識できるようにするのが望ましい。
RELが一般の場合、ジャッジは類推情報を正確にプレイヤーへ説明すべきである。
また、どのようにして類推情報を引き出すかを教育することも重要である。
---------------------------------------
そんなところで。
次回はPG51について。
今回のお題はPG50にある、「意思疎通規定/Player Communication」について。
なお、この項目は以前の記事 ( http://diarynote.jp/d/74598/20070913.html )
でも話題にしたが、現在のPGに従うと多少の違いはあるので注意されたし。
毒消しは以前と一緒。
この記事は、私ことtestingがサイトやforumからの内容をまとめ、自分なりに解釈したものです。
実際のゲームにおいては、ヘッドジャッジまたは主催者の指示に従い、適切に大会を進行する
ようにお願いいたします。なお、本記事の内容は2008/06改訂のPGに従っており、これ以降の
更新によって、記事内に例示された内容でも解釈や罰則が変わる可能性があります。
---------------------------------------
1)意志の疎通が必要です
M:TGは人と人との対戦ゲームである。そして、このゲームは現在の状態を正確に把握し
それから戦術を組み立てていくことが要求される。プレイヤーはその現在の状態を
知るために、頻繁に対戦相手と意志の疎通をしなくてはいけない。
例えば、AとBが対戦をしている時に、以下のような問いをAがBにしたとしよう。
A「(Bの)手札は何枚ですか?」
A「(今はBのターンで)このターンに土地を(Bが)プレイしましたっけ?」
A「その《変わり谷/Mutavault》はクリーチャーですか?」
A「あなたのコントロールしているキスキンは何体ですか?」
A「何枚《しもべ》入れてるんですか? 出すぎですよ。」
Bはこれらの問いに色々な答え方をすることができる。
が、Bの返答によっては、Aはゲームの状況の正確な把握ができない場合もある。
では、Bはどこまで答えることができて、どこまでは答えなくても良いのだろうか?
それを決定するのがPG50の記述である。
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2)ゲーム内の情報は3種類に分けられる
PG50ではゲーム内の情報を『共有情報』、『類推情報』、『秘匿情報』の3種類に区分している。
2−1)『共有情報/Free Information』
・現在のゲームの行動や、現在のゲームの局面に影響を及ぼしている過去のゲームの行動
・公開領域にあるオブジェクトの名前
・オブジェクトがどのような位相であるか(タップ状態、反転状態)、どの領域にあるか
・プレイヤーのライフ総量や、現在のマッチのゲーム・ポイント
これらは、全てのプレイヤーが知る権利がある情報である。
共有情報に関して聞かれた場合、プレイヤーは完全にかつ誠実に答えなくてはいけない。
聞かれて答えない、もしくは答えられない場合はジャッジを呼ぶこと。
2−2)『類推情報/Derived Information』
・ある領域に存在するオブジェクトの数
・公開領域に存在するオブジェクトの特性の内、共有情報として指定されていないもの
・ゲーム・ルールやトーナメント・ポリシー、オラクルその他の現在のトーナメントに
適用される公式情報。カードはオラクルの文章が印刷されているものとして扱う。
これらは、全てのプレイヤーに与えられる情報ではあるが、対戦相手に助力を求めずとも
自分の技能や計算によって得ることができる情報である。
類推情報について聞かれた場合、プレイヤーは嘘をついたり間違った答えを言ってはならない。
が、全てを完璧に答える必要はない。
(なぜならば、それは質問者が自力で得ることができる情報だからだ)
オラクル文章やルールそのものに関しては、プレイヤーはジャッジに正確な文章の提示を
要求することができる。質問された側がそれに関して完璧に答える必要はないが、
類推情報は全てのプレイヤーに与えられる情報であるからだ。
ただし、ジャッジに聞いてもそれ以上は答えてくれない。ジャッジは、ゲームの局面に
関する類推情報を求めることに関しては一切協力をしない。
2−3)『秘匿情報/Private Information』
・共有情報でも類推情報でもない情報
共有情報でも類推情報でもない情報は、現在見ることのできるゲームの状態や、
過去のゲームの行動に関する記憶から求められることだけが許されている。
わかりやすい例としては、「数ターン前に効果で見た相手の手札の中身」がある。
秘匿情報に関しては、プレイヤーは真実を答える必要すらない。
ただし、プレイヤーは礼儀正しく敬意をもって対戦相手に接しないと、
非紳士的行為とみなされてしまう。些細なことで語気を荒げることが無い様に。
---------------------------------------
3)イイカゲンな問いではイイカゲンな答えしか得られない
質問をする場合には、まず自分の疑問点をはっきりさせないと、欲しい答えが返ってこない。
まあ、これは世間的な常識であるが、M:TGにおける意思疎通においても同じである。
先ほどの情報の分類で、プレイヤーは共有情報について完全に答える義務があり、
秘匿情報については全く(正確に)答える義務は無い。
では、類推情報についてはどうだろうか?
類推情報については「嘘をついたり間違った答えを言ってはいけない」だけであり、
正確かつ完璧に答える必要はないのだ。
従って、プレイヤーの質問の仕方が下手な場合、あやふやな答えが返ってくることもある。
A「(トークンを指差して)これなに?」
B「スピリットだよ。」
実際にAの指差したトークンは、《外身の交換/Crib Swap》により出てきた、
1/1の多相を持つ多相の戦士・トークンだった。
この場合、Aがどのような答えを期待して質問したかはわからないが、
少なくともBの答えは間違っていない(それはスピリットでもあるので)
意思疎通規定にも抵触していない適正なものである。
Aはこのように聞くべきだったのだ。
A’「このトークンはどのカードから出たものでしたっけ?」
B 「《外身の交換/Crib Swap》だよ。」(過去の行動なので、これは共有情報)
A’「ジャッジー。《外身の交換/Crib Swap》のオラクルを教えてください。」
これでAは指差したトークンについての情報・・・類推情報を全て手に入れることができた。
プレイヤーが類推情報について聞く場合、求めるのに何が不足しているのか、
どの部分がわからないのか、を理解している必要がある。
さもないと、テキトーな質問をしてしまい、返ってくる答えもテキトーなものになりかねない。
---------------------------------------
4)色々な答え方の例
始めのほうに書いた質問を例にとって、どのように答えることができるかを見てみよう。
ゲームの状況は、Bのターンのメイン・フェイズで、見えているカードは以下の通りである。
(Aのカードは省略する)
==========================================
Bの側にあるテーブル上のカード:
3x《平地/Plains》
1x《平地/Plains》(タップ状態)
1x《変わり谷/Mutavault》
1x《風立ての高地/Windbrisk Heights》
1枚の裏向きのカード
《皺だらけの主/Wizened Cenn》
《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege》
《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege》
テーブルの上にまとめられた、裏向けの2枚のカード
墓地:
《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege》、《外身の交換/Crib Swap》
==========================================
問4−1) A「(Bの)手札は何枚ですか?」
手札の枚数は「ある領域に存在するオブジェクトの数」なので、類推情報にあたる。
なので、Bは完全には答えなくてよい。
実はAは、裏向きになっている1枚が手札かどうかがわからなかった。
なので、質問をこう変えた。
A「(1枚だけ裏向きになっているカードを指差して)これはどの領域にありますか?」
これは共有情報なので、Bは完全にかつ誠実に答えないといけない。
B「ゲーム外領域だよ。」
Aはこの質問を繰り返して、ようやくBの手札は2枚とわかった。
#Bは最初から「手札は2枚だよ。」と答えてかまわない。それは間違っていないからだ。
#「手札は3枚だよ。」と答えると、それは間違っているので、意思疎通規定違反となる。
問4−2) A「このターンに土地を(Bが)プレイしましたっけ?」
これは過去のゲームの行動に関する情報であるので、共有情報である。
なのでBは完全かつ誠実に答えなくてはいけない。
B「いや、まだプレイしてない。」
問4−3) A「その《変わり谷/Mutavault》はクリーチャーですか?」
これはオブジェクトの特性を聞いているが、共有情報では規定されていないので、
類推情報である。従ってBは完全には答えなくてよい。
B「土地だよ。」
実際にはBはタップされていた《平地/Plains》からマナを出して、
《変わり谷/Mutavault》を起動していた。それでも、この《変わり谷》は
依然として土地でもあるので、Bは間違ったことを言っていない。適正な答えである。
Aはどう聞けばよいだろうか? 例えば、次のような質問をすればよい。
A「このターン、その《変わり谷/Mutavault》の起動型能力をプレイしましたか?」
これはゲームの過去の行動なので、Bは完全かつ誠実に答えなくてはいけない。
B「うん。このターンのメイン・フェイズに起動した。」
問4−4) A「あなたのコントロールしているキスキンは何体ですか?」
これは類推情報である。従ってBは完全には答えなくてよい。
B「キスキンと書かれているのは、3枚だな。」
前の問いによって、《変わり谷》は自身の能力によってクリーチャーになっている。
これは全てのクリーチャータイプを持つので、実際には4体のキスキンをコントロール
していることになるが、それでもBの答えは間違っていないので適正である。
問4−5) A「何枚《しもべ》入れてるんですか? 出すぎですよ。」
Bのデッキに何枚の《しもべ》が入っているかは、秘匿情報である。
Bはこの質問に対して何を言ってもかまわない。
B「わしの《しもべ》は108枚まであるぞ。」
どの情報が共有情報、類推情報、秘匿情報にあたるかがわからない場合、ジャッジを呼べばよい。
---------------------------------------
5)『REL:一般』 での情報の取り扱い
RELが一般の大会では、類推情報は共有情報として扱われる。
なので、見えているオブジェクトに関しての質問は、ほとんどの場合、
プレイヤーは完全かつ誠実に答えなくてはいけない。
普通の大会で、4)のような意図的に軸をずらした回答をするのは
無用な混乱の元となるので、極力避けるべきである。
お互いに協力して、ゲームの状態を正確に認識できるようにするのが望ましい。
RELが一般の場合、ジャッジは類推情報を正確にプレイヤーへ説明すべきである。
また、どのようにして類推情報を引き出すかを教育することも重要である。
---------------------------------------
そんなところで。
次回はPG51について。
PG51: Shortcuts.
2008年6月26日コメント (2)PG話の第3回目。
今回のお題はPG51にある、「手順の省略/Shortcuts」について。
ひとまずPGに関する話はこれで一区切りとしますが、
何かリクエストがあれば、また書くかもしれません。神戸もあるしね。
毒消しは以前と一緒。
この記事は、私ことtestingがサイトやforumからの内容をまとめ、自分なりに解釈したものです。
実際のゲームにおいては、ヘッドジャッジまたは主催者の指示に従い、適切に大会を進行する
ようにお願いいたします。なお、本記事の内容は2008/06改訂のPGに従っており、これ以降の
更新によって、記事内に例示された内容でも解釈や罰則が変わる可能性があります。
---------------------------------------
1)手順の省略とはどのようなものか?
M:TGには優先権というものがある。この優先権がやり取りされることでゲームは進む。
優先権が無いと、プレイヤーは呪文や能力のプレイができない。
なので、自分に優先権があるかどうかを、常に把握しておかないといけない。
とはいえ、優先権のやり取りをいちいち全部確認していては、ゲームが進まない。
===============================================
A「カードをアンタップして、アップキープ・ステップに入ります。
何もせず優先権を放棄します。」
B「俺も何もしない。そのままパスする。」
A「じゃあ、ドローステップに入ります。まずカードを引きます。
そして、何もせず優先権を放棄します。」
B「俺も何もしない。そのままパスする。」
A「では、第1メイン・フェイズに・・・」
・
・
===============================================
こんなやり取りをしていたら、1ゲーム終わる前に日が暮れてしまうだろう。
大多数のプレイヤーは、上のやり取りを省略して、「アンタップ、アップキープ、ドロー」
といった意思表示を行う。これが手順の省略である。
手順の省略とは、ゲームを円滑に進めるために、プレイヤーの行動の一部を略することである。
大抵の場合、省略される行動は上記の例でもあるとおり、優先権の放棄(パス)である。
もちろん、優先権の放棄を含んだ、一連の行動をまとめて省略することも手順の省略にあたる。
(例:《目覚ましヒバリ/Reveillark》+《影武者/Body Double》を利用したループ)
が、このような場合はどこからどこまでを省略するのかを明確に示す必要があり、
プレイヤーは最終的なゲームの状態がどのようになるのかを明らかにしなくてはいけない。
---------------------------------------
2)省略された行動への介入と、巻き戻し
プレイヤーは、手順を省略された行動に対して、どこの手順においてどのように介入するかを
宣言し、省略を中断させることができる。
手順の省略によってトラブルが起こった場合、その省略された行動の一番最初まで巻き戻る。
これにより懲罰が与えられることはない。が、より注意してゲームを続ける必要がある。
宣言をしていない省略や、自分勝手に改変した省略を用いて、ゲームを曖昧にしてはいけない。
以下の例を見てみよう。
===============================================
A「《灰色熊/Grizzly Bears》と、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》で攻撃。」
B「・・・どうぞ。」
A「じゃ、ブロッカーは無しだね。《灰色熊》に《巨大化》で、計6点。」
B「いやちょっとまて。《ベナリアの騎士/Benalish Knight》を瞬速でプレイして
ブロックしたいんだが。」
A「え、でも『どうぞ』って言ったよね。」
B「それは攻撃クリーチャーの選択に関して言っただけで・・・」
A「ジャッジー!!」
===============================================
この場合、AとBの手順の省略にズレがある。
Aは「Bの『どうぞ』は、ブロッククリーチャー選択ステップにBが何もせず優先権を放棄した」
Bは「攻撃クリーチャー選択ステップに、何もせず優先権を放棄して次のステップに行こうとした」
上で書いたように、省略された一番最初の行動まで巻き戻るので、ジャッジは以下のようにする。
===============================================
J「では、省略された行動を巻き戻します。
今は攻撃クリーチャー選択ステップで、Aが攻撃クリーチャーを選択した後です。
優先権をAが持っている状態から始めてください。」
A(あいつ、《ベナリアの騎士》持ってるんだよなあ・・・)
B(あんの野郎、《巨大化》あるんだよなあ・・・)
===============================================
なお、これによりジャッジは双方に罰則を与えることはない。
言葉や伝え方が不十分で、今がどちらのどのフェイズ・ステップなのかが、わからなくなる
ことは頻繁にある。このような場合、省略された行動はすべて巻き戻る。
---------------------------------------
3)優先権の要求
プレイヤーは、省略された行動のうち、好きなところで介入を試みることができる。
が、優先権を要求した場合、そのまま何もせずに優先権をパスすることは認められない。
何もしない場合、優先権は要求されなかったものとして、直前に優先権を持っていたプレイヤーに戻される。
古典的な言葉のトリックだが、以下の例を見てみよう。
===============================================
A「戦闘終わって、第2メインフェイズへ移ります。」
B「ん、《時間の把握/Telling Time》撃ちたいんだけどいいか?」
A「? どうぞ。」
B「じゃ、俺に優先権が移ったよな。で、俺は何もしないよ。パスする。
これでお互いが連続してパスをしたから、第2メインフェイズは終了だ。」
A「ち ょ っ と ま て」
===============================================
現在、このような事はできなくなった。
Bは優先権を要求したのだから、何かしらの行動をしなくてはいけない。
何もせずパスをした場合、Aに優先権が戻る。(そして今は第2メインフェイズである)
---------------------------------------
4)伝統的な手順の省略
以下に示す手順の省略は、ゲーム内で頻繁に行われるものである。
これらに関しては「どのような手順を省略したか」が定義されている。
そのつもりで省略を行ったのではない場合、どのような省略を行いたいのかを
プレイヤーは明確に示さなくてはいけない。
#ここから先はPG51に示されている例の引用をしていくことになります。
「これ以上は私から何もしません。私のターンを終了したいです。」という意思表示である。
対戦相手は、望むならばどの時点で割り込んでもよい。
例えば、「ターン終了時に」誘発する能力を誘発させたいために、
第2メインフェイズに優先権がある状態で、呪文や能力をプレイすることができる。
上の場合、戦闘フェイズに入ってから優先権を放棄するまでの行動が省略されている。
重要なのは、「戦闘したいです」と言ったプレイヤーは、戦闘開始ステップまで進んでもよい、
と宣言しているとみなされることである。
以下の例を見てみよう。
===============================================
A「攻撃してもいいですか?」
B「えーと、じゃあ、《首吊り罠/Trip Noose》で、あなたの《アッシェンムーアの抉り出し
/Ashenmoor Gouger》をタップ。」
A「おーけー。じゃあ、まだ僕のメインフェイズだから、《復讐の亜神/Demigod of Revenge》
をプレイして、それで殴るよ。」
B「?!」
A「だって、メインフェイズの優先権を放棄しただけだよ。」
===============================================
Aは「攻撃してもいいですか?」という発言によって、省略を行っている。
これは言い換えると、「戦闘開始ステップに移って、優先権をBに渡すまでパスをします」
という意味になる。つまり上のような事はできない。
ルールを良く知っている人ほど、この項目については違和感を覚えるだろう。CRにはこうある。
呪文や能力をプレイしたり、あるいは特別な行動を取ったりした場合、
そのプレイヤーが再び優先権を得る。(CR418.1c)
ところが上の項目は、このCRの文章と矛盾しているように見える。
オブジェクトをスタックに積んだ場合、そのプレイヤーは優先権を再び得るはずなのに、
優先権の保持を宣言しないと、「優先権を放棄した」とみなされてしまうのだ。
これはなぜか?
以下の例を見てみよう。
===============================================
A「《灰色熊/Grizzly Bears》で攻撃。」
B「はいよ。ブロックはしない。」
A「《巨大化/Giant Growth》をプレイします。」
このとき、Aの手札には《岩石樹の祈り/Stonewood Invocation》があった。
Aがこれもプレイしようかしばらく迷い、Bの顔を見てからこう言った。
A「《岩石樹の祈り》を《灰色熊》にプレイ。」
B「ちょっとまった。優先権の保持を言って無いな。割り込ませてくれ。
《突然のショック/Sudden Shock》を《灰色熊》に。」
A「え?! でも優先権をパスした覚えは無いよ。」
B「普段は、スタックに1個呪文を置いたら、すぐ解決に行こうとするだろ。
でもしばらく迷ってた。自分でプレイする意志が無くて、相手の反応を待っている
ってことは、優先権なんか要らないんじゃないか?」
===============================================
このBのプレイは適正である。(!)
優先権が自動的に保持されるという省略を行ったとしよう。そうすると、
上の例のAのように、優先権のある側は相手の反応を見ることができてしまう。
Bの顔色や手の動き、マナを数える仕草などを、優先権のある側が観察を行えるようになる。
そしてその反応が優先権の保持/パスという選択に反映されることは許されない。
もはやそれは「行動の省略」にあたらない。
プレイヤーは現在の優先権がどちらにあるかをはっきりと提示する必要がある。
・・・特に、複数のオブジェクトをスタックに乗せる場面が考えられるときは。
攻撃クリーチャーがいない場合、ブロッククリーチャー選択ステップと、戦闘ダメージステップ
は飛ばされる。この省略に関して、相手は飛ばされたステップに何かをすることはできない。
以下の例を考えてみよう。
===============================================
B「土地を16個タップして、《猛火/Blaze》。これで勝ちだろ。」
A「じゃ、《ルーンのほつれ/Rune Snag》。2マナ払ってね。」
B「実はX=13なんだ。2マナ支払うよ。どっちにせよAのライフは10点だから、勝ちだろ。」
A「な 、 な ん だ っ て ー !」
===============================================
Bは《猛火/Blaze》のXの値を宣言していない(省略している)ので、
マナ・プールにあるマナは全て使っているとみなされる。
この場合はX=15にしたとなる。3行目のBの言い分は認められない。
以下の例を考えてみよう。
===============================================
A「《迫害/Persecute》をプレイして、色は青ね。」
B「色は解決時に選ぶものだろ。まあ、何もしないけど。」
A「そっか、じゃあ、Bは打ち消し呪文無いんだ。やっぱ青じゃなくて黒で。」
B「?!」
A「だって、解決時に色を選ぶんでしょ。」
===============================================
このようなAの選択はできない。Aは先に選択をしてしまい、Bはそれに対応しなかったので
Aは先に宣言した選択(=青)をしなくてはいけない。
もう一つ見てみよう。
===============================================
A「《迫害/Persecute》をプレイします。」
B「・・・色は?」
A「黒で。」
B「んじゃ《取り消し/Cancel》。」
===============================================
このようなBの行動は認められない。Bは選択を促しているので、
「優先権を放棄して、解決に入ってもよい」という省略を行っているとみなされる。
文字通りなので解説はしない。《厚皮のゴブリン/Thick-Skinned Goblin》の能力と
エコーの誘発忘れについての問題があるぐらいだろう。
例えば、クリーチャー化した《樹上の村/Treetop Village》を、《灰色熊/Grizzly Bears》
でブロックされて、戦闘ダメージを割り振る際に、特に何も言わなかった場合、
割り振りは《灰色熊》に2点、プレイヤーに1点、となる。
注意深くプレイしているならば、戦闘ダメージの割り振りには特に慎重になるだろうから、
あまり気にすることではないように感じる。
打ち消し呪文の打ち合いになった時によく出会うだろう。
途中で《差し戻し/Remand》や《誤った指図/Misdirection》がある場合は
きっちり対象を宣言する/してもらうほうが良い。
攻撃は普通はプレイヤーに対して行われるので、プレインズウォーカーに攻撃する場合は
きちんと宣言をしないといけない。省略した場合はプレイヤーへの攻撃とみなされる。
例えば、一方のチームメイトが《ダメージ反転/Reverse Damage》を持っていた場合は、
相手チームの戦闘ダメージがどっちの頭(=プレイヤー)に与えられるかを確認しないと
何点のダメージを軽減できるかわからない。
なお、上の場合は《ダメージ反転》を持っているプレイヤーのチームが、確認する必要がある。
---------------------------------------
5)省略するときは気をつけて
上に挙げられた例は多いが、これで全てというわけではない。
PGには一般的なものがあげられているというだけで、プレイヤーは行動を省略する場合に
注意して省略を行う必要がある。
最後に。トラブルが起こった場合はジャッジを呼ぶこと。
さあ、手を挙げて!
-------------------------------
そんなところで。
今回のお題はPG51にある、「手順の省略/Shortcuts」について。
ひとまずPGに関する話はこれで一区切りとしますが、
何かリクエストがあれば、また書くかもしれません。神戸もあるしね。
毒消しは以前と一緒。
この記事は、私ことtestingがサイトやforumからの内容をまとめ、自分なりに解釈したものです。
実際のゲームにおいては、ヘッドジャッジまたは主催者の指示に従い、適切に大会を進行する
ようにお願いいたします。なお、本記事の内容は2008/06改訂のPGに従っており、これ以降の
更新によって、記事内に例示された内容でも解釈や罰則が変わる可能性があります。
---------------------------------------
1)手順の省略とはどのようなものか?
M:TGには優先権というものがある。この優先権がやり取りされることでゲームは進む。
優先権が無いと、プレイヤーは呪文や能力のプレイができない。
なので、自分に優先権があるかどうかを、常に把握しておかないといけない。
とはいえ、優先権のやり取りをいちいち全部確認していては、ゲームが進まない。
===============================================
A「カードをアンタップして、アップキープ・ステップに入ります。
何もせず優先権を放棄します。」
B「俺も何もしない。そのままパスする。」
A「じゃあ、ドローステップに入ります。まずカードを引きます。
そして、何もせず優先権を放棄します。」
B「俺も何もしない。そのままパスする。」
A「では、第1メイン・フェイズに・・・」
・
・
===============================================
こんなやり取りをしていたら、1ゲーム終わる前に日が暮れてしまうだろう。
大多数のプレイヤーは、上のやり取りを省略して、「アンタップ、アップキープ、ドロー」
といった意思表示を行う。これが手順の省略である。
手順の省略とは、ゲームを円滑に進めるために、プレイヤーの行動の一部を略することである。
大抵の場合、省略される行動は上記の例でもあるとおり、優先権の放棄(パス)である。
もちろん、優先権の放棄を含んだ、一連の行動をまとめて省略することも手順の省略にあたる。
(例:《目覚ましヒバリ/Reveillark》+《影武者/Body Double》を利用したループ)
が、このような場合はどこからどこまでを省略するのかを明確に示す必要があり、
プレイヤーは最終的なゲームの状態がどのようになるのかを明らかにしなくてはいけない。
---------------------------------------
2)省略された行動への介入と、巻き戻し
プレイヤーは、手順を省略された行動に対して、どこの手順においてどのように介入するかを
宣言し、省略を中断させることができる。
手順の省略によってトラブルが起こった場合、その省略された行動の一番最初まで巻き戻る。
これにより懲罰が与えられることはない。が、より注意してゲームを続ける必要がある。
宣言をしていない省略や、自分勝手に改変した省略を用いて、ゲームを曖昧にしてはいけない。
以下の例を見てみよう。
===============================================
A「《灰色熊/Grizzly Bears》と、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》で攻撃。」
B「・・・どうぞ。」
A「じゃ、ブロッカーは無しだね。《灰色熊》に《巨大化》で、計6点。」
B「いやちょっとまて。《ベナリアの騎士/Benalish Knight》を瞬速でプレイして
ブロックしたいんだが。」
A「え、でも『どうぞ』って言ったよね。」
B「それは攻撃クリーチャーの選択に関して言っただけで・・・」
A「ジャッジー!!」
===============================================
この場合、AとBの手順の省略にズレがある。
Aは「Bの『どうぞ』は、ブロッククリーチャー選択ステップにBが何もせず優先権を放棄した」
Bは「攻撃クリーチャー選択ステップに、何もせず優先権を放棄して次のステップに行こうとした」
上で書いたように、省略された一番最初の行動まで巻き戻るので、ジャッジは以下のようにする。
===============================================
J「では、省略された行動を巻き戻します。
今は攻撃クリーチャー選択ステップで、Aが攻撃クリーチャーを選択した後です。
優先権をAが持っている状態から始めてください。」
A(あいつ、《ベナリアの騎士》持ってるんだよなあ・・・)
B(あんの野郎、《巨大化》あるんだよなあ・・・)
===============================================
なお、これによりジャッジは双方に罰則を与えることはない。
言葉や伝え方が不十分で、今がどちらのどのフェイズ・ステップなのかが、わからなくなる
ことは頻繁にある。このような場合、省略された行動はすべて巻き戻る。
---------------------------------------
3)優先権の要求
プレイヤーは、省略された行動のうち、好きなところで介入を試みることができる。
が、優先権を要求した場合、そのまま何もせずに優先権をパスすることは認められない。
何もしない場合、優先権は要求されなかったものとして、直前に優先権を持っていたプレイヤーに戻される。
古典的な言葉のトリックだが、以下の例を見てみよう。
===============================================
A「戦闘終わって、第2メインフェイズへ移ります。」
B「ん、《時間の把握/Telling Time》撃ちたいんだけどいいか?」
A「? どうぞ。」
B「じゃ、俺に優先権が移ったよな。で、俺は何もしないよ。パスする。
これでお互いが連続してパスをしたから、第2メインフェイズは終了だ。」
A「ち ょ っ と ま て」
===============================================
現在、このような事はできなくなった。
Bは優先権を要求したのだから、何かしらの行動をしなくてはいけない。
何もせずパスをした場合、Aに優先権が戻る。(そして今は第2メインフェイズである)
---------------------------------------
4)伝統的な手順の省略
以下に示す手順の省略は、ゲーム内で頻繁に行われるものである。
これらに関しては「どのような手順を省略したか」が定義されている。
そのつもりで省略を行ったのではない場合、どのような省略を行いたいのかを
プレイヤーは明確に示さなくてはいけない。
#ここから先はPG51に示されている例の引用をしていくことになります。
・自分のターンに行なう「ゴー」「エンド」「どうぞ」「ダン」などの宣言は、そのプレイヤー
のターン終了ステップに優先権を非アクティブ・プレイヤーに渡すまでパスし続ける、という
ことを意味する。対戦相手は望むならその時点で何か行動することができる。
「これ以上は私から何もしません。私のターンを終了したいです。」という意思表示である。
対戦相手は、望むならばどの時点で割り込んでもよい。
例えば、「ターン終了時に」誘発する能力を誘発させたいために、
第2メインフェイズに優先権がある状態で、呪文や能力をプレイすることができる。
・「戦闘入ります」「攻撃クリーチャー選んでいい?」などの宣言は、そのプレイヤーの
戦闘開始ステップに優先権を非アクティブ・プレイヤーに渡すまでパスし続ける、
ということを意味する。対戦相手は望むならその時点で何か行動することができる。
上の場合、戦闘フェイズに入ってから優先権を放棄するまでの行動が省略されている。
重要なのは、「戦闘したいです」と言ったプレイヤーは、戦闘開始ステップまで進んでもよい、
と宣言しているとみなされることである。
以下の例を見てみよう。
===============================================
A「攻撃してもいいですか?」
B「えーと、じゃあ、《首吊り罠/Trip Noose》で、あなたの《アッシェンムーアの抉り出し
/Ashenmoor Gouger》をタップ。」
A「おーけー。じゃあ、まだ僕のメインフェイズだから、《復讐の亜神/Demigod of Revenge》
をプレイして、それで殴るよ。」
B「?!」
A「だって、メインフェイズの優先権を放棄しただけだよ。」
===============================================
Aは「攻撃してもいいですか?」という発言によって、省略を行っている。
これは言い換えると、「戦闘開始ステップに移って、優先権をBに渡すまでパスをします」
という意味になる。つまり上のような事はできない。
・プレイヤーがオブジェクトをスタックに積んだ場合、特に優先権を保持すると宣言しない
限り、優先権を放棄すると仮定する。優先権を保持することを宣言せずに複数のオブジェクト
を続けてスタックに積んだ場合、プレイヤーがその途中で何か行動を取りたいと思った場合、
中断されるところまで巻き戻されるべきである。
ルールを良く知っている人ほど、この項目については違和感を覚えるだろう。CRにはこうある。
呪文や能力をプレイしたり、あるいは特別な行動を取ったりした場合、
そのプレイヤーが再び優先権を得る。(CR418.1c)
ところが上の項目は、このCRの文章と矛盾しているように見える。
オブジェクトをスタックに積んだ場合、そのプレイヤーは優先権を再び得るはずなのに、
優先権の保持を宣言しないと、「優先権を放棄した」とみなされてしまうのだ。
これはなぜか?
以下の例を見てみよう。
===============================================
A「《灰色熊/Grizzly Bears》で攻撃。」
B「はいよ。ブロックはしない。」
A「《巨大化/Giant Growth》をプレイします。」
このとき、Aの手札には《岩石樹の祈り/Stonewood Invocation》があった。
Aがこれもプレイしようかしばらく迷い、Bの顔を見てからこう言った。
A「《岩石樹の祈り》を《灰色熊》にプレイ。」
B「ちょっとまった。優先権の保持を言って無いな。割り込ませてくれ。
《突然のショック/Sudden Shock》を《灰色熊》に。」
A「え?! でも優先権をパスした覚えは無いよ。」
B「普段は、スタックに1個呪文を置いたら、すぐ解決に行こうとするだろ。
でもしばらく迷ってた。自分でプレイする意志が無くて、相手の反応を待っている
ってことは、優先権なんか要らないんじゃないか?」
===============================================
このBのプレイは適正である。(!)
優先権が自動的に保持されるという省略を行ったとしよう。そうすると、
上の例のAのように、優先権のある側は相手の反応を見ることができてしまう。
Bの顔色や手の動き、マナを数える仕草などを、優先権のある側が観察を行えるようになる。
そしてその反応が優先権の保持/パスという選択に反映されることは許されない。
もはやそれは「行動の省略」にあたらない。
プレイヤーは現在の優先権がどちらにあるかをはっきりと提示する必要がある。
・・・特に、複数のオブジェクトをスタックに乗せる場面が考えられるときは。
・戦闘中に行なう「攻撃ありません」「0体」などの宣言によって、アクティブ・プレイヤー
は戦闘終了ステップにおいて優先権をパスしたということを示す。
攻撃クリーチャーがいない場合、ブロッククリーチャー選択ステップと、戦闘ダメージステップ
は飛ばされる。この省略に関して、相手は飛ばされたステップに何かをすることはできない。
・Xの値を宣言せずにX呪文を宣言した場合、マナ・プールにあるマナをすべて使っている
ものと仮定する。
以下の例を考えてみよう。
===============================================
B「土地を16個タップして、《猛火/Blaze》。これで勝ちだろ。」
A「じゃ、《ルーンのほつれ/Rune Snag》。2マナ払ってね。」
B「実はX=13なんだ。2マナ支払うよ。どっちにせよAのライフは10点だから、勝ちだろ。」
A「な 、 な ん だ っ て ー !」
===============================================
Bは《猛火/Blaze》のXの値を宣言していない(省略している)ので、
マナ・プールにあるマナは全て使っているとみなされる。
この場合はX=15にしたとなる。3行目のBの言い分は認められない。
・プレイヤーが呪文や能力のプレイ時に、解決時に行なうべき選択を宣言した場合、
対戦相手が対応しなかったらその宣言通りの選択をしなければならない。対戦相手がその選択に
ついて尋ねた場合、それは優先権の放棄と見なし、その呪文の解決に入ることができる
以下の例を考えてみよう。
===============================================
A「《迫害/Persecute》をプレイして、色は青ね。」
B「色は解決時に選ぶものだろ。まあ、何もしないけど。」
A「そっか、じゃあ、Bは打ち消し呪文無いんだ。やっぱ青じゃなくて黒で。」
B「?!」
A「だって、解決時に色を選ぶんでしょ。」
===============================================
このようなAの選択はできない。Aは先に選択をしてしまい、Bはそれに対応しなかったので
Aは先に宣言した選択(=青)をしなくてはいけない。
もう一つ見てみよう。
===============================================
A「《迫害/Persecute》をプレイします。」
B「・・・色は?」
A「黒で。」
B「んじゃ《取り消し/Cancel》。」
===============================================
このようなBの行動は認められない。Bは選択を促しているので、
「優先権を放棄して、解決に入ってもよい」という省略を行っているとみなされる。
・コストが0の場合、特に宣言しない限りそのコストは支払われたものとする。
文字通りなので解説はしない。《厚皮のゴブリン/Thick-Skinned Goblin》の能力と
エコーの誘発忘れについての問題があるぐらいだろう。
・トランプルによるダメージは、特に宣言しない限り可能な最大値が防御側プレイヤーに
割り振られたものとする。
例えば、クリーチャー化した《樹上の村/Treetop Village》を、《灰色熊/Grizzly Bears》
でブロックされて、戦闘ダメージを割り振る際に、特に何も言わなかった場合、
割り振りは《灰色熊》に2点、プレイヤーに1点、となる。
注意深くプレイしているならば、戦闘ダメージの割り振りには特に慎重になるだろうから、
あまり気にすることではないように感じる。
・スタックにあるオブジェクトを対象とする呪文や能力は、特に宣言しない限り、
スタックの一番上にある適正な対象を対象としているものとする。
打ち消し呪文の打ち合いになった時によく出会うだろう。
途中で《差し戻し/Remand》や《誤った指図/Misdirection》がある場合は
きっちり対象を宣言する/してもらうほうが良い。
・攻撃時に特に宣言が無かった場合、そのプレイヤーがコントロールしていた場合にも、
プレインズウォーカーではなくプレイヤーに向かって攻撃しているものとする。
攻撃は普通はプレイヤーに対して行われるので、プレインズウォーカーに攻撃する場合は
きちんと宣言をしないといけない。省略した場合はプレイヤーへの攻撃とみなされる。
・双頭巨人戦でダメージがどちらの頭に割り振られているかは宣言しなければ決まらない。
必要がある場合、必要があるチームはそれを確認し、あるいは省略した場合の処理を提案すること。
例えば、一方のチームメイトが《ダメージ反転/Reverse Damage》を持っていた場合は、
相手チームの戦闘ダメージがどっちの頭(=プレイヤー)に与えられるかを確認しないと
何点のダメージを軽減できるかわからない。
なお、上の場合は《ダメージ反転》を持っているプレイヤーのチームが、確認する必要がある。
---------------------------------------
5)省略するときは気をつけて
上に挙げられた例は多いが、これで全てというわけではない。
PGには一般的なものがあげられているというだけで、プレイヤーは行動を省略する場合に
注意して省略を行う必要がある。
最後に。トラブルが起こった場合はジャッジを呼ぶこと。
さあ、手を挙げて!
-------------------------------
そんなところで。
Friday Magic Quiz. [08-22]
2008年6月27日#スタッフ側の視点に立つと、プレイヤー側の視点が曇りがちになります。
#おいらはやっぱりゲームを楽しみたい派なので、プレイヤー側の視点を
#いつまでも保っておきたいと思っています。
#そのせいで、文書の解釈にばかり逃げていると思われても仕方ないですけどね。
これが るーるもんがーの さが か・・・
日本選手権本戦のレーティング招待枠は確定しましたが、
地区予選は今週末がピークです。
====================================
6月 28日 (土)
・日本選手権予選@東京 09:40 〜 10:20 ハイライフ板橋
6月 29日 (日)
・GPT神戸@千葉 09:30 〜 10:20 千葉市民会館
・日本選手権予選@神奈川 09:30 〜 10:30 川崎市教育文化会館
・日本選手権予選@高知 09:30 〜 10:00 高知県文教会館
・日本選手権予選@福岡 09:50 〜 10:20 城南市民センター
・日本選手権予選@大阪 10:00 〜 10:45 福島区民センター
====================================
参加される方はがんばってください。
それでは、今週の問題ー。
問1
かたならし○×。
「第2メインフェイズ(戦闘後メインフェイズ)にも、『ブロックされていないクリーチャー』
は存在することができる。」
○か×か?
問2
トリプルハイブリッド(HHH)のカードを見るたびに、「2色推奨だな」というAと、
「単色しかできないじゃないか」というBが、いつものゲームをしている。
AとBは共に《マナの反射/Mana Reflection》をコントロールしている。(うんざり
2−1)
Aは《平地/Plains》をタップしてマナを出し、{W}を使用して《秘教の門/Mystic Gate》
のマナ能力を起動し、{W}{W}を出すことを選んだ。
Aのマナ・プールにある白マナはいくつか?
2−2)
Bは《肥沃な大地/Fertile Ground》がついた《森/Forest》をタップしてマナを出し、
《肥沃な大地/Fertile Ground》から出るマナの色を「青」と宣言した。
Bのマナ・プールにあるマナを、色も含めて答えよ。
問3
私は《変わり谷/Mutavault》と、《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》、
《他所のフラスコ/Elsewhere Flask》、それにいくつかの《平地/Plains》をコントロールしている。
私は《平地》からマナを出し、《変わり谷》の能力を起動してクリーチャーにした。
3−1)(復習)
私は《ゴールドメドウの侵略者》を対象に《鏡編み/Mirrorweave》をプレイした。
《変わり谷/Mutavault》はどうなるか?
名前、カードタイプ(サブタイプは不要)、(もしあるならば)パワー/タフネスの値を答えよ。
3−2)
3−1)の《鏡編み》をプレイする前に、《他所のフラスコ》の能力を起動して「島」と選択した。
私は《ゴールドメドウの侵略者》を対象に《鏡編み/Mirrorweave》をプレイした。
《変わり谷/Mutavault》はどうなるか?
名前、カードタイプ(サブタイプは不要)、(もしあるならば)パワー/タフネスの値を答えよ。
3−3)
3−2)において、《鏡編み》を(《ゴールドメドウの侵略者》ではなく、)《変わり谷》を対象に
プレイすることは可能だろうか?
もし可能ならば、《ゴールドメドウの侵略者》はどうなるか?
同様に(名前、カードタイプ、P/T)を答えよ。
----------------------
いつものように、回答は週明けにでも。
#おいらはやっぱりゲームを楽しみたい派なので、プレイヤー側の視点を
#いつまでも保っておきたいと思っています。
#そのせいで、文書の解釈にばかり逃げていると思われても仕方ないですけどね。
これが るーるもんがーの さが か・・・
日本選手権本戦のレーティング招待枠は確定しましたが、
地区予選は今週末がピークです。
====================================
6月 28日 (土)
・日本選手権予選@東京 09:40 〜 10:20 ハイライフ板橋
6月 29日 (日)
・GPT神戸@千葉 09:30 〜 10:20 千葉市民会館
・日本選手権予選@神奈川 09:30 〜 10:30 川崎市教育文化会館
・日本選手権予選@高知 09:30 〜 10:00 高知県文教会館
・日本選手権予選@福岡 09:50 〜 10:20 城南市民センター
・日本選手権予選@大阪 10:00 〜 10:45 福島区民センター
====================================
参加される方はがんばってください。
それでは、今週の問題ー。
問1
かたならし○×。
「第2メインフェイズ(戦闘後メインフェイズ)にも、『ブロックされていないクリーチャー』
は存在することができる。」
○か×か?
問2
トリプルハイブリッド(HHH)のカードを見るたびに、「2色推奨だな」というAと、
「単色しかできないじゃないか」というBが、いつものゲームをしている。
AとBは共に《マナの反射/Mana Reflection》をコントロールしている。(うんざり
2−1)
Aは《平地/Plains》をタップしてマナを出し、{W}を使用して《秘教の門/Mystic Gate》
のマナ能力を起動し、{W}{W}を出すことを選んだ。
Aのマナ・プールにある白マナはいくつか?
2−2)
Bは《肥沃な大地/Fertile Ground》がついた《森/Forest》をタップしてマナを出し、
《肥沃な大地/Fertile Ground》から出るマナの色を「青」と宣言した。
Bのマナ・プールにあるマナを、色も含めて答えよ。
問3
私は《変わり谷/Mutavault》と、《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier》、
《他所のフラスコ/Elsewhere Flask》、それにいくつかの《平地/Plains》をコントロールしている。
私は《平地》からマナを出し、《変わり谷》の能力を起動してクリーチャーにした。
3−1)(復習)
私は《ゴールドメドウの侵略者》を対象に《鏡編み/Mirrorweave》をプレイした。
《変わり谷/Mutavault》はどうなるか?
名前、カードタイプ(サブタイプは不要)、(もしあるならば)パワー/タフネスの値を答えよ。
3−2)
3−1)の《鏡編み》をプレイする前に、《他所のフラスコ》の能力を起動して「島」と選択した。
私は《ゴールドメドウの侵略者》を対象に《鏡編み/Mirrorweave》をプレイした。
《変わり谷/Mutavault》はどうなるか?
名前、カードタイプ(サブタイプは不要)、(もしあるならば)パワー/タフネスの値を答えよ。
3−3)
3−2)において、《鏡編み》を(《ゴールドメドウの侵略者》ではなく、)《変わり谷》を対象に
プレイすることは可能だろうか?
もし可能ならば、《ゴールドメドウの侵略者》はどうなるか?
同様に(名前、カードタイプ、P/T)を答えよ。
----------------------
いつものように、回答は週明けにでも。