Answer: Friday Magic Quiz.[07-27A]
2007年8月7日#エターナルのデッキをまわしていて思うのですが、
#個々のカードが凶悪というよりも、そのカードをどう使うかによって
#凶悪さというのは全然違うと思うのですよ。
#なので、リストだけの理解度ではどうにもならない部分はあるかと。
一見綺麗に仕上がったデッキでも、使いづらいというのは往々にしてあります。
それはその人なりのチューンを施しているからで、
その動き方までコピーをすることは難しいと思うのです。
いやべつにそれでどう? というわけではありませんが。
それでは先週の回答ー。
×
コイン投げは、CR511に書かれている通り、コイン投げをするというイベントを
発生させたオブジェクトによって、「勝ち・負け」もしくは「表・裏」を見る。
なので、必ずしも勝ったり負けたりするものではない。
10点
お気づきだろうか?
《ナカティルの戦群れ/Nacatl War-Pride》が攻撃することによって作成される
コピー・トークンには速攻がついていない。
なので、1回目の攻撃でトークンをいくら出そうが、《連続突撃/Relentless Assault》に
よって作成された2回目の戦闘フェイズには、どのトークンも攻撃に参加できない。
従って、先に《流動石の山崩れ/Flowstone Slide》をX=2でプレイし、
パワーが5になった《ナカティルの戦群れ/Nacatl War-Pride》で攻撃、
その後に《連続突撃/Relentless Assault》でもう一回、というのが最大。
結論から言うと、PG123.「誘発忘れ」に従って、《否定の契約/Pact of Negation》の
支払いを忘れたプレイヤーが敗北する。
罰則は互いのプレイヤーに与えられる。
《否定の契約/Pact of Negation》をプレイしたプレイヤーは、「警告」を、
その対戦相手は「違反の見逃し」として「警告」が与えられる。
これはRELによらない。
すこし前の記事にも少し書いたが、《否定の契約》等の「契約/Pact」シリーズは、
アップキープ時に支払いを忘れた場合の処理が明確なので、そこに異論を挟む余地は無い。
これを覆すことができるのは、その大会のHJのみである。
HJの裁定にはしたがわなくてはいけない。
また、このような議論は、ゲーム中でないときに進めておくものであり、
いざ現実にこのような事態になったときには、プレイヤーもジャッジも
お互いにそういう意識を持ち合うことが大切である。
そうでないとルール的なギャップが2つの立場の間で埋まることが無い。
それは無用のトラブルを引き起こしかねない。
ルールの理解とは、プレイングの習熟と、自己の防衛のためでもあるのだから。
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そんなところで。
#個々のカードが凶悪というよりも、そのカードをどう使うかによって
#凶悪さというのは全然違うと思うのですよ。
#なので、リストだけの理解度ではどうにもならない部分はあるかと。
一見綺麗に仕上がったデッキでも、使いづらいというのは往々にしてあります。
それはその人なりのチューンを施しているからで、
その動き方までコピーをすることは難しいと思うのです。
いやべつにそれでどう? というわけではありませんが。
それでは先週の回答ー。
問1
かたならし○×
「コイン投げを行った場合、必ず一方が勝ち、もう一方が負ける。」
○か×か?
×
コイン投げは、CR511に書かれている通り、コイン投げをするというイベントを
発生させたオブジェクトによって、「勝ち・負け」もしくは「表・裏」を見る。
なので、必ずしも勝ったり負けたりするものではない。
問2
10版の採録カードを見ていても結局コモンしかつかわなそうな印象をうけた
プレイヤーAとBがいつもの対戦をしている。
プレイヤーAは《ナカティルの戦群れ/Nacatl War-Pride》を、
プレイヤーBは1/1の苗木・トークンを10体、
いずれもこのターンの最初からコントロールしている。
プレイヤーAの手札は
《連続突撃/Relentless Assault》
《流動石の山崩れ/Flowstone Slide》
である。プレイヤーBの手札はない。
現在はプレイヤーAのターンの戦闘前メインフェイズである。
さて、プレイヤーAはこのターン、プレイヤーBに最大何点のダメージを与えることができるだろうか?
特に記載してない限り、パーマネントは全てアンタップ状態であり、
基本土地は十分にあって、マナは好きなだけ使用できるものとする。
10点
お気づきだろうか?
《ナカティルの戦群れ/Nacatl War-Pride》が攻撃することによって作成される
コピー・トークンには速攻がついていない。
なので、1回目の攻撃でトークンをいくら出そうが、《連続突撃/Relentless Assault》に
よって作成された2回目の戦闘フェイズには、どのトークンも攻撃に参加できない。
従って、先に《流動石の山崩れ/Flowstone Slide》をX=2でプレイし、
パワーが5になった《ナカティルの戦群れ/Nacatl War-Pride》で攻撃、
その後に《連続突撃/Relentless Assault》でもう一回、というのが最大。
問3
公認のスタンダードの大会で、私があるゲームを見ていた時のことである。
一方のプレイヤーが《否定の契約/Pact of Negation》をプレイし、
その次のターンのアップキープ・ステップに、マナを支払い忘れた。
ところがお互いに気づかずに、数ターンが経過した後で、
別の観客からアピールがあり、ジャッジが呼ばれた。
ゲームをしていたプレイヤー2人は、お互いに忘れていたことを認めた。
さて、どのような裁定が下ると考えられるだろうか?
RELは「一般」と「競技」の両方で考えて頂きたい。
結論から言うと、PG123.「誘発忘れ」に従って、《否定の契約/Pact of Negation》の
支払いを忘れたプレイヤーが敗北する。
罰則は互いのプレイヤーに与えられる。
《否定の契約/Pact of Negation》をプレイしたプレイヤーは、「警告」を、
その対戦相手は「違反の見逃し」として「警告」が与えられる。
これはRELによらない。
すこし前の記事にも少し書いたが、《否定の契約》等の「契約/Pact」シリーズは、
アップキープ時に支払いを忘れた場合の処理が明確なので、そこに異論を挟む余地は無い。
これを覆すことができるのは、その大会のHJのみである。
HJの裁定にはしたがわなくてはいけない。
また、このような議論は、ゲーム中でないときに進めておくものであり、
いざ現実にこのような事態になったときには、プレイヤーもジャッジも
お互いにそういう意識を持ち合うことが大切である。
そうでないとルール的なギャップが2つの立場の間で埋まることが無い。
それは無用のトラブルを引き起こしかねない。
ルールの理解とは、プレイングの習熟と、自己の防衛のためでもあるのだから。
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そんなところで。