#Gamedayの競技レベルうんぬん~は、上の方で決着がついているようです。
#主催者に対してどうアナウンスされるのかが興味あるところです。
#おいら的には、みなさんが楽しめるような環境になれば良いな、という
#一般論を出す程度にとどめます。
つまり消極的敗北者思想ですね。ちょっとナギッの練習をしてきます。
それでは先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「墓地にあるカードを、『ダメージの発生源』として選ぶことができる。」
○か×か?
○
ダメージの発生源を選ぶ場合に選択できるのは
1)パーマネント、
2)(パーマネント呪文を含む)スタック上の呪文
3)スタック上のオブジェクトか誘発待ちの遅延誘発型能力によって参照されるオブジェクト
(元々あった領域から離れているものも含む)
である。3)の場合に、参照されるオブジェクトが墓地にあれば、それを選ぶことができる。
したがって問題の答えは○。
一例としては、《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》が挙げられる。
問2
プレイヤーAは、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》と
《幻影の召使い/Illusionary Servant》をコントロールしている。
プレイヤーBは土地が事故気味で、あまり伸びていない。
そんなBのターン、Bは《火の玉/Fireball》を引いた。
B「土地は《山/Mountain》入れて3枚しかないけど、まあいいか。」
A「?」
B「《火の玉/Fireball》をX=1でプレイ。対象はそっちのクリーチャー2体で。」
A「ええと、対象は2つだから、0.5点、つまり実質0点ダメージの火の玉かい?」
B「そうなるかな? 俺は違うと思うのだが。」
AもBもこれ以上何もしなかった場合、Aのクリーチャー2体はどうなるか?
2体とも墓地に置かれる。
《幻影の召使い/Illusionary Servant》は、《火の玉/Fireball》の対象になっているので、
自身の能力によって生け贄に捧げられ、墓地に置かれる。
これは《火の玉/Fireball》がまだスタックにある状態で起こる。
さて、《火の玉/Fireball》の解決時に対象を再度チェックするが、適正な対象は
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》しかない。
《火の玉/Fireball》のテキストは以下のようになっている。
Fireball deals X damage divided evenly, rounded down, among any number of
target creatures and/or players.
なので、X=1が、一つの対象に均等に割られて与えられるので、
《ラノワールのエルフ》は1点のダメージを受け、状況起因処理で破壊される。
結局、2体のクリーチャーは墓地に置かれる。
問3
EDHでのこと。
対戦相手はスリヴァーデッキで、
《悪性スリヴァー/Virulent Sliver》(有毒1を得る)
《筋肉スリヴァー/Muscle Sliver》
《有角スリヴァー/Horned Sliver》
と、1/1の無色のスリヴァー・トークンを5体コントロールしている。
対戦相手のターン、1/1のスリヴァー・トークン (実際は2/2、トランプル、有毒1)5体で
私に攻撃をしてきた。
私のコントロールしているクリーチャーは《宮殿の護衛/Palace Guard》しかなかったが、
できるだけ毒カウンターはもらいたくない。
さて、私がもらう毒カウンターを最も少なくするようにするには、
どういうブロックを宣言すればよいだろうか?
5体のうち2体を《宮殿の護衛/Palace Guard》でブロックする。
《宮殿の護衛/Palace Guard》によって0~5体のブロックが可能である。
自明でつまらない『ブロックしない場合』は考えないとして、ブロックした場合を考えてみよう。
対戦相手は、できるかぎり多くの毒カウンターを私に与えるよう、最善を尽くすものとする。
1)1体を《宮殿の護衛》でブロックした場合
戦闘ダメージの割り振りの際に、対戦相手は
《宮殿の護衛》へ2点、私へ2+2+2+2点のダメージを割り振る。
結果、私は4つの毒カウンターをもらうことになる。
2)2体を《宮殿の護衛》でブロックした場合
戦闘ダメージの割り振りの際に、対戦相手は
《宮殿の護衛》へ2+2点、私へ2+2+2点のダメージを割り振る。
結果、《宮殿の護衛》は破壊され、私は3つの毒カウンターをもらうことになる。
3)3体を《宮殿の護衛》でブロックした場合
戦闘ダメージの割り振りの際に、対戦相手は
《宮殿の護衛》へ2+1+1点、
私へ1点(トランプルによる)+1点(トランプルによる)+2点+2点のダメージを割り振る。
トランプルを持つクリーチャーが、プレイヤーへダメージを割り振る場合には、
それをブロックしているクリーチャーに致死ダメージ以上のダメージが割り振られている必要がある。
が、これは他のクリーチャーが同じ戦闘ダメージ・ステップに割り振っているダメージを計算に入れる
ことが可能なので、このように (2+1+1)と割り振って、残りをプレイヤーに割り振ることができる。
結果、《宮殿の護衛》は破壊され、私は4つの毒カウンターをもらうことになる。
4)4体を《宮殿の護衛》でブロックした場合
戦闘ダメージの割り振りの際に、対戦相手は
《宮殿の護衛》へ1+1+1+1点、
私へ1+1+1+1+2点のダメージを割り振る。
理由は上の3)と同様である。
結果、《宮殿の護衛》は破壊され、私は5つの毒カウンターをもらうことになる。
5)5体を《宮殿の護衛》でブロックした場合
戦闘ダメージの割り振りの際に、対戦相手は
《宮殿の護衛》へ1+1+1+1+0点、
私へ1+1+1+1+2点のダメージを割り振る。
理由は上の3)と同様である。
結果、《宮殿の護衛》は破壊され、私は5つの毒カウンターをもらうことになる。
従って、毒カウンターをもらう数が一番少なくなるのは、2)の場合だとわかる。
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そんなところで。
Friday Magic Quiz. [09-23]
2009年8月7日 FMQ コメント (2)#某レガシー座談会の動画を観て、
#「ああ、おいらも参加したいなー」という気持ちと、
#「参加したらしたで何か言われるんだろうなー」というガクブル病が出てきて
#複雑な気持ちになりました。動画自体は面白かったです。
FINALSみたく、年末か秋の連休あわせで、レガシー全国統一戦とかできたらいいなあ。
まあ開催地をどこにするか、とか色々な問題はあるのですが。
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東海イベント情報
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今週末は、東海道Vintage@名古屋と、おいら主催C.B.L.のエターナル2本立てなのですよー。
8月8日(土)
・東海道ヴィンテージ@名古屋 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/41.html
8月9日(日)
・C.B.L. 29th http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/51.html
よろしくお願いいたします。
C.B.L.は次回で30回目なので、連休あたりに設定して少し豪華にやりたいところ。
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それでは、今週の問題。
問1
かたならし○×。
「『あなたがいずれかの発生源からダメージを受けるたび、{1}をあなたのマナ・プールに加える。』
この誘発型能力は、スタックに積まれない。」
○か×か?
問2
大会に使えるかどうかを気にして、キャラスリーブを購入することを逡巡するプレイヤーAと、
どうせ消耗品なんだから楽しく使いたおそう、と言って好きなスリーブを購入するプレイヤーBが
いつものゲームをしている。
プレイヤーBの唱えた《歪んだ世界/Warp World》の解決時に、
Bは以下のカードを戦場に出すことになった。
・4枚の《森/Forest》
・《根縛りの岩山/Rootbound Crag》
・《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
・《カルデラの乱暴者/Caldera Hellion》
2-1)
Bは《根縛りの岩山/Rootbound Crag》をアンタップ状態で戦場に出したい。これは可能か?
2-2)
Bは《カルデラの乱暴者/Caldera Hellion》の貪食能力を使用して、出来るだけP/Tを大きくしたい。
いくつまで大きくすることが可能か?
問3
私は《ムルタニの存在/Multani’s Presence》をコントロールしている。
私のターンのメインフェイズに、9回呪文を唱えた後、
対戦相手を対象に、《苦悶の触手/Tendrils of Agony》を唱えた。
私「ストームの誘発を解決して良いですか?」
相手「はい。」
私「じゃ、コピーの対象も全てあなた(=対戦相手)で。」
相手「では、それらの解決前に、《金粉の光/Gilded Light》を唱えます。」
私「何もしません。解決しましょうか。」
さて、対象が不適正となったことにより、私は《ムルタニの存在》でカードを引くことができるが、
何枚のカードを引けるか?
----
いつものように、回答は来週にでも。
8月9日に行いましたC.B.L. 29thは、31名の参加をいただきました。
BYEを駆使しても店内キャパぎりぎり、となりました。
スイス5回戦の結果、Shinoduka Ken’ichi さんが全勝で優勝しております。
現行スタンダードそのままのデッキを持ち込んだ方もいまして、
それでも勝ったマッチがあるということに驚きを感じます。
次回C.B.L. 30thは 9月21日(月・祝)を予定しています。
30回目ときりが良いので、
・受付開始は午前中から(10:30~11:00受付、11:00開始)
・参加費1000円にして賞品をアップグレード
といった少しの変更を考えています。
決定次第、また告知致しますので、よろしくお願いします。
それでは、上位5名(4-1-0以上)のデッキリストです。
お楽しみ下さい。
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*** WINNER ***
Shinoduka Ken’ichi
Main
4《墓忍び/Tombstalker》
4《アッシェンムーアの抉り出し/Ashenmoor Gouger》
4《粗石の魔道士/Trinket Mage》
4《Hymn to Tourach》
2《強迫/Duress》
4《思考囲い/Thoughtseize》
4《終止/Terminate》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《渦まく知識/Brainstorm》
2《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
4《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
6《沼/Swamp》
1《山/Mountain》
1《島/Island》
2《Volcanic Island》
2《Underground Sea》
2《Badlands》
Sideboard
4《根絶/Extirpate》
4《紅蓮地獄/Pyroclasm》
4《非業の死/Perish》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1《真髄の針/Pithing Needle》
1《Zuran Orb》
----
** 2nd place **
Tsuboyama Syuta
Main
4《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》
4《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
4《イチョリッド/Ichorid》
4《ナルコメーバ/Narcomoeba》
3《朽ちゆくインプ/Putrid Imp》
2《ゴルガリの凶漢/Golgari Thug》
1《灰燼のグール/Ashen Ghoul》
1《セファリッドの賢者/Cephalid Sage》
1《炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot》
4《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
4《黄泉からの橋/Bridge from Below》
4《打開/Breakthrough》
4《入念な研究/Careful Study》
3《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
3《戦慄の復活/Dread Return》
2《綿密な分析/Deep Analysis》
4《Underground Sea》
4《湿った墓/Watery Grave》
4《セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum》
Sideboard
4《真髄の針/Pithing Needle》
4《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
3《目くらまし/Daze》
1《灰燼のグール/Ashen Ghoul》
1《白金の天使/Platinum Angel》
1《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1《不可思議/Wonder》
----
** 3rd place **
Fujiwara Masanori
Main
2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
1《正義の命令/Decree of Justice》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2《流刑への道/Path to Exile》
3《オアリムの詠唱/Orim’s Chant》
4《Force of Will》
4《対抗呪文/Counterspell》
4《行き詰まり/Standstill》
2《狡猾な願い/Cunning Wish》
3《もみ消し/Stifle》
4《渦まく知識/Brainstorm》
1《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
2《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
2《謙虚/Humility》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《Tundra》
1《Underground Sea》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
2《不毛の大地/Wasteland》
1《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》
4《島/Island》
3《平地/Plains》
Sideboard
2《賛美されし天使/Exalted Angel》
1《第二の日の出/Second Sunrise》
1《解体の一撃/Dismantling Blow》
2《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
1《流刑への道/Path to Exile》
1《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
1《誤った指図/Misdirection》
1《嘘か真か/Fact or Fiction》
1《根絶/Extirpate》
1《原野の脈動/Pulse of the Fields》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk》
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** 4th place **
Nose Kouji
Main
4《呪い捕らえ/Cursecatcher》
4《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
4《銀エラの達人/Silvergill Adept》
4《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》
2《波止場の用心棒/Waterfront Bouncer》
2《目くらまし/Daze》
2《否認/Negate》
4《Force of Will》
3《もみ消し/Stifle》
1《残響する真実/Echoing Truth》
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
4《行き詰まり/Standstill》
4《不毛の大地/Wasteland》
4《変わり谷/Mutavault》
12《島/Island》
Sideboard
2《シー・スプライト/Sea Sprite》
2《水流破/Hydroblast》
2《青霊破/Blue Elemental Blast》
1《基本に帰れ/Back to Basics》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《残響する真実/Echoing Truth》
3《水没/Submerge》
----
** 5th place **
Kondou Keiichi
Main
4《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
4《密林の猿人/Kird Ape》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
3《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
1《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
3《長毛のソクター/Woolly Thoctar》
2《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》
4《怨恨/Rancor》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》
2《忘却の輪/Oblivion Ring》
2《土地譲渡/Land Grant》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4《Taiga》
2《Plateau》
1《Savannah》
1《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1《山/Mountain》
1《森/Forest》
1《平地/Plains》
Sideboard
2《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
2《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
1《クローサの掌握/Krosan Grip》
1《原基の印章/Seal of Primordium》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
2《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
2《流刑への道/Path to Exile》
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Answer: Friday Magic Quiz. [09-23A]
2009年8月13日 FMQ#USB充電器(リチウム電池搭載AC給電つき)を購入しました。
#結構良い電池の持ち具合でよろしいです。
#これで某所の戦場も安心(?
予告です。
今週の金曜問題はお休みいたします。
今週末は各地でMagic Game Dayのイベントが行われるので、
お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
開催地情報はこちらから。
http://mtg-jp.com/publicity/000908/
それでは、先週の回答。
問1
かたならし○×。
「『あなたがいずれかの発生源からダメージを受けるたび、{1}をあなたのマナ・プールに加える。』
この誘発型能力は、スタックに積まれない。」
○か×か?
×
この誘発型能力は、結果としてマナをマナ・プールに加えることになるが、
誘発条件が起動型マナ能力によるものではないため、マナ能力ではない。(CR605)
つまり、この誘発型能力は通常の誘発型能力と同様に処理されるので、
スタックに積まれる。従って×。
問2
大会に使えるかどうかを気にして、キャラスリーブを購入することを逡巡するプレイヤーAと、
どうせ消耗品なんだから楽しく使いたおそう、と言って好きなスリーブを購入するプレイヤーBが
いつものゲームをしている。
プレイヤーBの唱えた《歪んだ世界/Warp World》の解決時に、
Bは以下のカードを戦場に出すことになった。
・4枚の《森/Forest》
・《根縛りの岩山/Rootbound Crag》
・《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
・《カルデラの乱暴者/Caldera Hellion》
2-1)
Bは《根縛りの岩山/Rootbound Crag》をアンタップ状態で戦場に出したい。これは可能か?
2-2)
Bは《カルデラの乱暴者/Caldera Hellion》の貪食能力を使用して、出来るだけP/Tを大きくしたい。
いくつまで大きくすることが可能か?
2-1)不可能
問題の状況で《根縛りの岩山/Rootbound Crag》が戦場に出る際、
Bは森も山もコントロールしていない。つまりこれはタップ状態で戦場に出る。
(他の《森/Forest》は《根縛りの岩山/Rootbound Crag》と同時に戦場に出るが、
出る前にイベントは置換されてしまう。)
2-2)3/3
上と同様に、貪食能力を使用する際には、Bはクリーチャーをコントロールしていない。
従って、生け贄に捧げられるクリーチャーがいないので、《カルデラの乱暴者/Caldera Hellion》
の上にカウンターを載せることはできない。
#戦場にでたことによる誘発型能力はまた別である。
#Bはどのように誘発型能力を積むのが得策だろうか? 各自で考えてみて欲しい。
問3
私は《ムルタニの存在/Multani’s Presence》をコントロールしている。
私のターンのメインフェイズに、9回呪文を唱えた後、
対戦相手を対象に、《苦悶の触手/Tendrils of Agony》を唱えた。
私「ストームの誘発を解決して良いですか?」
相手「はい。」
私「じゃ、コピーの対象も全てあなた(=対戦相手)で。」
相手「では、それらの解決前に、《金粉の光/Gilded Light》を唱えます。」
私「何もしません。解決しましょうか。」
さて、対象が不適正となったことにより、私は《ムルタニの存在》でカードを引くことができるが、
何枚のカードを引けるか?
1枚
《ムルタニの存在/Multani’s Presence》のオラクルは以下の通り。
Whenever a spell you’ve cast is countered, draw a card.
つまり、カードを引くためには、私が唱えた呪文が打ち消されなくてはならない。
《苦悶の触手/Tendrils of Agony》のストーム能力によって9個のコピーが作成されるが、
それらは「唱えた/cast」したわけではない。従って、10個のオブジェクト全ては
対象不適正によって(ルールで)打ち消されるが、《ムルタニの存在》は1回のみ誘発する。
つまり引けるのは1枚だけである。
----
そんなところで。
急に猛暑になりましたが、体調管理は大切に。
Friday Magic Quiz. [09-24]
2009年8月21日 FMQ#M10のカードで問題を作ろうとすると、どうしても《危害のあり方/Harm’s Way》が
#真っ先に思いついてしまいます。罪作りなカードですね。
#しかも使われることが多いカードなだけに、なんともしがたいです。
まずカードの文章を読む。それが一番大事です。
--------------------------------
東海イベント情報
--------------------------------
東海wiki( http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/ )も併せてご覧下さい。
8月22日(土)
・ねこ愛でEDH交流会
フォーマット:EDH(Elder Dragon Highlander)交流戦
午前の部 10:30開始
午後の部 14:00開始
夕方の部 17:00開始
会場:愛知県刈谷市富士松市民センター
詳細:http://73475.diarynote.jp/200908172132106377/
・Practice新潟
フォーマット:ブースタードラフト3回戦×2+TOP8によるドラフト
場所:大曽根三丁目13-17 オゾンアベニュー会館(やぶやの2階)
JR中央線から徒歩約5分(美嶋屋すぐ近く!)
受付時間:9:30?10:30
詳細:http://39658.diarynote.jp/200908202141532077/
8月23日(日)
・PTQオースティン http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/35.html
・GPTプラハ http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/39.html
なお、PTQオースティンでは、記入済みのデッキリストと交換で受付をいたしますので、
時間に余裕をもって会場にお来し下さい。
みなさまのお越しをお待ちしております。
---------------------------------------------
それでは今週の問題。
問1
かたならし○×。
「攻撃クリーチャーを指定することは、ターン起因処理である。」
○か×か?
問2
スタンダードのデッキにやや飽きが来てしまったプレイヤーAとBが、
あまり使われないようなカードを入れていつものゲームをしている。
プレイヤーAは《大渦のきずな/Maelstrom Nexus》をコントロールしている。
プレイヤーBは、《幽体の行列/Spectral Procession》によって作成された
1/1のスピリット・トークンを3つコントロールしている。
プレイヤーAのターンのメインフェイズにAは《火の玉/Fireball》を唱えた。
A「全部そのトークン焼きたいから、1ダメージずつ割り振るようにして……ええと。」
B「結局何マナ?」
A「赤マナ含めて6マナで唱えます。
で、《大渦のきずな》があるから、これは続唱をもつけど、続唱を解決して良い?」
B「どーぞ。」
そしてAが1枚目のカードをめくると、《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》だった。
さて、Aはこの《包囲攻撃の司令官》を唱えることができるだろうか?
問3
PとQがM10シールド戦でゲームをしている。
Pのターンのメインフェイズに《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》を唱え、
それが戦場に出た後、自身の1番目の能力を起動して、忠誠カウンターの数を4個にした。
Pがターンを返そうとすると、Qは《ゴブリン弩弓隊/Goblin Artillery》の能力を
P本体を対象にして起動し、解決前にさらに《危害のあり方/Harm’s Way》を唱えた。
Q「ダメージをふり直す対象は『P本人』で。」
P「はい。特に何もしません。発生源を選んでもいいですよ。」
Q「じゃあ、ダメージの発生源は《ゴブリン弩弓隊》で。」
P「はい。」
Q「《ゴブリン弩弓隊》の能力を解決しますね。
あなた(=P)には、《ゴブリン弩弓隊》で対象にとった分の2点と、
私(=Q)へ与えられる3点のダメージから、《危害のあり方》でふり直した2点が入るので、
それを全て《野生語りのガラク》に割り振ることを選びます。
計4点なので、忠誠カウンターは全部無くなりますね。」
Qの主張は正しいか?
----
いつものように、回答は来週にでも。
#真っ先に思いついてしまいます。罪作りなカードですね。
#しかも使われることが多いカードなだけに、なんともしがたいです。
まずカードの文章を読む。それが一番大事です。
--------------------------------
東海イベント情報
--------------------------------
東海wiki( http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/ )も併せてご覧下さい。
8月22日(土)
・ねこ愛でEDH交流会
フォーマット:EDH(Elder Dragon Highlander)交流戦
午前の部 10:30開始
午後の部 14:00開始
夕方の部 17:00開始
会場:愛知県刈谷市富士松市民センター
詳細:http://73475.diarynote.jp/200908172132106377/
・Practice新潟
フォーマット:ブースタードラフト3回戦×2+TOP8によるドラフト
場所:大曽根三丁目13-17 オゾンアベニュー会館(やぶやの2階)
JR中央線から徒歩約5分(美嶋屋すぐ近く!)
受付時間:9:30?10:30
詳細:http://39658.diarynote.jp/200908202141532077/
8月23日(日)
・PTQオースティン http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/35.html
・GPTプラハ http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/39.html
なお、PTQオースティンでは、記入済みのデッキリストと交換で受付をいたしますので、
時間に余裕をもって会場にお来し下さい。
みなさまのお越しをお待ちしております。
---------------------------------------------
それでは今週の問題。
問1
かたならし○×。
「攻撃クリーチャーを指定することは、ターン起因処理である。」
○か×か?
問2
スタンダードのデッキにやや飽きが来てしまったプレイヤーAとBが、
あまり使われないようなカードを入れていつものゲームをしている。
プレイヤーAは《大渦のきずな/Maelstrom Nexus》をコントロールしている。
プレイヤーBは、《幽体の行列/Spectral Procession》によって作成された
1/1のスピリット・トークンを3つコントロールしている。
プレイヤーAのターンのメインフェイズにAは《火の玉/Fireball》を唱えた。
A「全部そのトークン焼きたいから、1ダメージずつ割り振るようにして……ええと。」
B「結局何マナ?」
A「赤マナ含めて6マナで唱えます。
で、《大渦のきずな》があるから、これは続唱をもつけど、続唱を解決して良い?」
B「どーぞ。」
そしてAが1枚目のカードをめくると、《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》だった。
さて、Aはこの《包囲攻撃の司令官》を唱えることができるだろうか?
問3
PとQがM10シールド戦でゲームをしている。
Pのターンのメインフェイズに《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》を唱え、
それが戦場に出た後、自身の1番目の能力を起動して、忠誠カウンターの数を4個にした。
Pがターンを返そうとすると、Qは《ゴブリン弩弓隊/Goblin Artillery》の能力を
P本体を対象にして起動し、解決前にさらに《危害のあり方/Harm’s Way》を唱えた。
Q「ダメージをふり直す対象は『P本人』で。」
P「はい。特に何もしません。発生源を選んでもいいですよ。」
Q「じゃあ、ダメージの発生源は《ゴブリン弩弓隊》で。」
P「はい。」
Q「《ゴブリン弩弓隊》の能力を解決しますね。
あなた(=P)には、《ゴブリン弩弓隊》で対象にとった分の2点と、
私(=Q)へ与えられる3点のダメージから、《危害のあり方》でふり直した2点が入るので、
それを全て《野生語りのガラク》に割り振ることを選びます。
計4点なので、忠誠カウンターは全部無くなりますね。」
Qの主張は正しいか?
----
いつものように、回答は来週にでも。
Answer: Friday Magic Quiz. [09-24A]
2009年8月27日 FMQ コメント (4)#東海wiki (http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/)を更新しました。
#GPT北九州の日時が変更になっておりますので、参加する皆様はご注意ください。
Planechaseが気になるところ。EDHに組み込むのが一番ベターかつカオス?
それでは先週の回答。
問1
かたならし○×。
「攻撃クリーチャーを指定することは、ターン起因処理である。」
○か×か?
○
ターン起因処理についてはCR703を参照。その中で
攻撃クリーチャー指定ステップが開始した直後に、アクティブ・プレイヤーは攻撃クリーチャーを指定する。(CR703.4e)
とある。つまりこれはターン起因処理である。
問2
プレイヤーAは《大渦のきずな/Maelstrom Nexus》をコントロールしている。
プレイヤーBは、《幽体の行列/Spectral Procession》によって作成された
1/1のスピリット・トークンを3つコントロールしている。
プレイヤーAのターンのメインフェイズにAは《火の玉/Fireball》を唱えた。
A「全部そのトークン焼きたいから、1ダメージずつ割り振るようにして……ええと。」
B「結局何マナ?」
A「赤マナ含めて6マナで唱えます。
で、《大渦のきずな》があるから、これは続唱をもつけど、続唱を解決して良い?」
B「どーぞ。」
そしてAが1枚目のカードをめくると、《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》だった。
さて、Aはこの《包囲攻撃の司令官》を唱えることができるだろうか?
できない。
Aが唱えた《火の玉/Fireball》は、3つのトークンを対象とし、全てに1点ずつ与えられるのを
期待しているので、Xの値は3であり、追加で{2}を支払っている。
つまり、スタックにある《火の玉/Fireball》の点数で見たマナ・コストは「4」である。
従って、点数で見たマナ・コストが5である《包囲攻撃の司令官》は
続唱をもつ呪文のマナ・コストよりも大きいので、唱えることはできない。
問3
PとQがM10シールド戦でゲームをしている。
Pのターンのメインフェイズに《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》を唱え、
それが戦場に出た後、自身の1番目の能力を起動して、忠誠カウンターの数を4個にした。
Pがターンを返そうとすると、Qは《ゴブリン弩弓隊/Goblin Artillery》の能力を
P本体を対象にして起動し、解決前にさらに《危害のあり方/Harm’s Way》を唱えた。
Q「ダメージをふり直す対象は『P本人』で。」
P「はい。特に何もしません。発生源を選んでもいいですよ。」
Q「じゃあ、ダメージの発生源は《ゴブリン弩弓隊》で。」
P「はい。」
Q「《ゴブリン弩弓隊》の能力を解決しますね。
あなた(=P)には、《ゴブリン弩弓隊》で対象にとった分の2点と、
私(=Q)へ与えられる3点のダメージから、《危害のあり方》でふり直した2点が入るので、
それを全て《野生語りのガラク》に割り振ることを選びます。
計4点なので、忠誠カウンターは全部無くなりますね。」
Qの主張は正しいか?
正しくない。
CR118.4にあるとおり、ダメージは
1)置換効果や軽減効果によって修正されてから与えられる。
2)与えられたダメージが結果に変換される。結果はCR118.3に書かれている通り。
その結果に対して置換効果が影響し、結果が修整される。
3)最後にダメージのイベントが発生する。
といった手順を踏む。
また、同時に置換効果が及ぼされる場合、影響を受けるオブジェクトをコントロールしている
プレイヤー(またはオーナー)、または影響を受けるプレイヤーがどれを適用するかを決める。
複数のプレイヤーが同時に選択を行なう場合、選択はAPNAP順で行なう。(CR615.1)
これらを踏まえて、問題文の状況を見てみよう。
ダメージを与えるイベントは《ゴブリン弩弓隊/Goblin Artillery》の効果である。
『Pに2ダメージを与え、Qに3ダメージを与える。』
これに2つの置換効果が働く。
1)Qの唱えた《危害のあり方/Harm’s Way》の置換効果
2)Pに与えられたダメージをPのコントロールする《野生語りのガラク》に移し替えるかどうかの
選択をQにさせるという置換効果。(CR306.8)
置換効果の適用は同時なので、選択はAPNAP順に行われる。
まずAP……つまりPが関連する置換効果である、2)が最初に適用される。
Qは《野生語りのガラク》に移し替えることを選択する。
『《野生語りのガラク》に2ダメージを与え、Qに3ダメージを与える。』
まだ置換効果1)は適用可能なので、これを適用する。
『《野生語りのガラク》に2ダメージを与え、Pに2ダメージを与え、Qに1ダメージを与える。』
適用すべき置換効果はもうない。Pはダメージを与えられているが、
置換効果の結果に、その同一の置換効果が再び適用されることはない。(CR613.5)
ダメージが結果に変換され、以下のようになる。
『《野生語りのガラク》から2個の忠誠カウンターを取り除く。Pは2ライフを失う。Qは1ライフを失う。』
これに関して適用すべき置換効果はないので、このままの形でイベントが発生する。
従って、Qの主張は間違いであり、4個の忠誠カウンター全てを《野生語りのガラク》から
取り除くことはできない。
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この問題はAPNAP順が関わっている。
もしも、問題文の状況で、アクティブ・プレイヤーがPではなくQだった場合はどうなるだろうか?
各自で考えてもらいたい。
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そんなところで。