How many events ?
2009年9月2日 Ruling コメント (11)多忙にかまけてしまい、コメントに目を通すのを怠っていました。申し訳ありません。
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さて、前回のFMQの回答に対し、このようなコメントがありました。
出題者は『Pに2ダメージを与え、Qに3ダメージを与える。』を一つのイベントとして扱っているが、
特定のオブジェクトに与えられるダメージのみに働く置換効果からの観点では、
これは明らかに二つのべつのイベントであって、その解答のような結論にはならない。
(プレインズウォーカーに4点のダメージを与えられる)。
これを見て、なるほどと思いましたので、自分の考えをつらつらと書いてみます。
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1)おいらが書いた表現上のミス
最初に考えさせられたのは、コメント内でおいらの回答を引用した部分だった。
『Pに2ダメージを与え、Qに3ダメージを与える。』
確かにこの書き方では、ダメージを与えるイベントが2つあると判断してしまう。
この場合、コメントでの指摘は正しく、プレインズウォーカーに2点与えた後に
Qが《危害のあり方/Harm’s Way》で置換したダメージを、さらにプレインズウォーカーへ振り換える
ことが可能である。従って、プレインズウォーカーには計4点が与えられる。
……だが、ダメージを与えるイベントが2つである、という点がひっかかった。
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2)イベントは1つ? 2つ?
《ゴブリン弩弓隊/Goblin Artillery》のテキストは以下の通り。
{T}: Goblin Artillery deals 2 damage to target creature or player and 3 damage to you.
《ゴブリン弩弓隊》の起動型能力の効果によって与えられる2点と3点のダメージは、
同時に与えられるだろうか? それとも別々だろうか?
また、2点のダメージを与えるイベントと、3点のダメージを与えるイベントは別々なのだろうか?
これに対する答えを出す前に、結論づけられている事象から考えてみる。
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3) 《紅蓮地獄/Pyroclasm》と《危害のあり方/Harm’s Way》
プレイヤーAとBが対戦している。
プレイヤーAが《ルーン爪の熊/Runeclaw Bear》と《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》
をコントロールしている。
プレイヤーBは《大蜘蛛/Giant Spider》をコントロールしている。
プレイヤーBが《紅蓮地獄/Pyroclasm》を唱えた。
それに対応して、Aは《危害のあり方/Harm’s Way》を、《大蜘蛛》を対象に唱えた。
Aは《危害のあり方》の解決時に、ダメージの発生源としてスタック領域の《紅蓮地獄》を指定した。
さて、《紅蓮地獄》を解決する段になった場合に、Aは自分のコントロールするクリーチャー2体を
両方とも破壊されることが無いようにできるだろうか?
皆さんもご存じの通り、Aが《ルーン爪の熊》と《国境地帯のレインジャー》の両方を
生き残らせることは可能である。
この場合、《危害のあり方》による置換効果によって、《紅蓮地獄》から与えられる2点のダメージは、
代わりに対象となった《大蜘蛛》へ与えられる。
つまり、置換効果を適用した後、《紅蓮地獄》によって与えられるダメージは以下のようなイベントとなる。
『《ルーン爪の熊》、《国境地帯のレインジャー》、《大蜘蛛》はそれぞれ2点のダメージを受ける。』
↓
『《ルーン爪の熊》は1点、《国境地帯のレインジャー》は1点、《大蜘蛛》は4点のダメージを受ける。』
以下、ダメージは結果に変換され、ダメージのイベントが発生する。
ここで読み取ってもらいたいのは、元々何体のクリーチャーが戦場に存在していようとも、
《紅蓮地獄》によるダメージのイベントは1つ、ということである。
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4) 文章が指示するもの
もう一度、《ゴブリン弩弓隊》のテキストを見てみよう。《紅蓮地獄》も併記する。
{T}: Goblin Artillery deals 2 damage to target creature or player and 3 damage to you.
Pyroclasm deals 2 damage to each creature.
文章で示された指示は両者とも同じであり、これにより発生するイベントは1つである。
例え、実際にダメージを受けるオブジェクトがいくつあろうとも、これにより発生するイベントは
動詞 "deals" で示されたイベント1つのみである。
つまり、《ゴブリン弩弓隊》による2点と3点のダメージは同時に与えられ、かつ、
それらを別々のイベントとして捉えることはできない。
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5) 文章の順番
同じような状況だが、文章の書き方と順番が重要となる状況を記載しておく。
プレイヤーAは《吠えたけるバンシー/Howling Banshee》と《沼の悪霊/Bog Wraith》をコントロールしている。
プレイヤーBは《枝分かれの稲妻/Branching Bolt》を唱え、モードを『両方』と選択し、
飛行を持つクリーチャーの対象を《吠えたけるバンシー》、
飛行を持たないクリーチャーの対象を《沼の悪霊》にした。
それに対応し、プレイヤーAは《危害のあり方》を唱えた。対象はプレイヤーB本体である。
解決時に、Aはダメージの発生源を、スタック領域の《枝分かれの稲妻》に指定した。
さて、Aは2体のクリーチャーを両方とも生き残らせることができるだろうか?
……これは不可能である。
《枝分かれの稲妻》のテキストを見ると、
Choose one or both - Branching Bolt deals 3 damage to target creature with flying;
and/or Branching Bolt deals 3 damage to target creature without flying.
とある。文章を見ると、これによるダメージのイベントは2つであると読める。
順番通りに解決すると、まず
『《吠えたけるバンシー》は3点のダメージを受ける』
というイベントが最初の状態である。これに《危害のあり方》の置換効果が適用される。
『《吠えたけるバンシー》は1点、プレイヤーBは2点のダメージを受ける』
これが結果に変わる。
次に、『《沼の悪霊》は3点のダメージを受ける』というイベントが起こるが、
これに関して適用できる置換効果はもう無いので、そのまま結果に変わる。
最終的に、《吠えたけるバンシー》は生き残るが、《沼の悪霊》は致死ダメージを受けて破壊される。
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そんなところで。
Friday Magic Quiz. [09-25]
2009年9月5日 FMQ#前回の記事で取り上げたのですが、どこからどこまでが単一のイベント
#なのかということが一致していない(勿論私含む)と思います。
#幸いなことに、MaGoが少しは触れてくれているようなので、
#ゼンディカーのCR更新を待とうと思います。
#
#また、発端となったFMQには元ネタがあり、
#Wizards.Com Boards NetRepの回答も出ていることを付け加えておきます。
------------------------
東海イベント情報
------------------------
今週末の日曜日はGPT北九州です。
9月6日
・GPT北九州 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/37.html
・Limitsゲートウェイ#3 (GPTと同会場です)
http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/64.html
みなさまのご来場をお待ちしております。
-----
それでは、土曜日になってしまいましたが、今週の問題。
問1
かたならし?○×。
「"Tap or untap target permanent." という効果を実行する時点で、
対象となったパーマネントがタップ状態の場合、「タップしたまま」を選べる。」
○か×か?
問2
Planechaseで10枚のデッキを作成するよりも、40枚混ぜて一束にしたほうがカオスで
良いんじゃね? という考えのもとに、Planechaseを買おうとしているプレイヤーAとBが
いつものゲームをしている。
プレイヤーAのターンのメインフェイズに、Aが《時間のねじれ/Time Warp》を唱えた。
解決前にプレイヤーBが《双つ術/Twincast》を《時間のねじれ》を対象に唱えた。
スタックを全て解決後、AもBも互いに何もせずAのターンを終了すると、
次のターンはどちらのターンか? またそのさらに次のターンはどちらか?
問3
私は対戦相手を対象にして、《幽霊火/Ghostfire》を唱えた。
その解決前に、この《幽霊火》を対象に《Fork》を唱えた。
《Fork》によって作成されるコピー《幽霊火》の色は何色か?
----
いつものように、回答は来週にでも。
また、MaGoのオラクル更新記事はJFKさが訳してくれております。
http://34540.diarynote.jp/200909041234331438/
CRの更新点については、新CRが発表され次第、記事にしようと思っております。
そんなところで。
#なのかということが一致していない(勿論私含む)と思います。
#幸いなことに、MaGoが少しは触れてくれているようなので、
#ゼンディカーのCR更新を待とうと思います。
#
#また、発端となったFMQには元ネタがあり、
#Wizards.Com Boards NetRepの回答も出ていることを付け加えておきます。
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東海イベント情報
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今週末の日曜日はGPT北九州です。
9月6日
・GPT北九州 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/37.html
・Limitsゲートウェイ#3 (GPTと同会場です)
http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/64.html
みなさまのご来場をお待ちしております。
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それでは、土曜日になってしまいましたが、今週の問題。
問1
かたならし?○×。
「"Tap or untap target permanent." という効果を実行する時点で、
対象となったパーマネントがタップ状態の場合、「タップしたまま」を選べる。」
○か×か?
問2
Planechaseで10枚のデッキを作成するよりも、40枚混ぜて一束にしたほうがカオスで
良いんじゃね? という考えのもとに、Planechaseを買おうとしているプレイヤーAとBが
いつものゲームをしている。
プレイヤーAのターンのメインフェイズに、Aが《時間のねじれ/Time Warp》を唱えた。
解決前にプレイヤーBが《双つ術/Twincast》を《時間のねじれ》を対象に唱えた。
スタックを全て解決後、AもBも互いに何もせずAのターンを終了すると、
次のターンはどちらのターンか? またそのさらに次のターンはどちらか?
問3
私は対戦相手を対象にして、《幽霊火/Ghostfire》を唱えた。
その解決前に、この《幽霊火》を対象に《Fork》を唱えた。
《Fork》によって作成されるコピー《幽霊火》の色は何色か?
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いつものように、回答は来週にでも。
また、MaGoのオラクル更新記事はJFKさが訳してくれております。
http://34540.diarynote.jp/200909041234331438/
CRの更新点については、新CRが発表され次第、記事にしようと思っております。
そんなところで。
Answer: Friday Magic Quiz. [09-25A]
2009年9月10日 FMQ#Twitterを始めると、ふと思いついたことをささっと書けるのが面白くなり、
#ついついメモ代わりに使ってしまっています。
#「{X}はわかるけど{-X}というコストはどーなのよ?」 とか
#「《執拗なネズミ/Relentless Rats》はEDHで何枚でもデッキにいれてよいと
# RCの偉い人は考えている@EDHForum」とか、つぶやいてます。
とはいっても大半は個人的な毒にも薬にもならないつぶやきです。はい。
それでは先週の回答。
問1
かたならし?○×。
「"Tap or untap target permanent." という効果を実行する時点で、
対象となったパーマネントがタップ状態の場合、「タップしたまま」を選べる。」
○か×か?
×
効果を処理する際に、選択肢がある場合、不可能な選択肢を選ぶことはできない。(CR607.2d)
また、タップ状態のパーマネントのみがアンタップできる。(CR701.15)
問題の場合、タップ状態のパーマネントを「タップする」か「アンタップする」ことを
選択しなくてはいけないので、選べる選択肢は「アンタップする」である。
つまり、タップしたまま、という状態にはできない。
#《ぐるぐる/Twiddle》は過去にこのような問題があり、テキストに"may/してもよい"が挿入された。
問2
プレイヤーAのターンのメインフェイズに、Aが《時間のねじれ/Time Warp》を唱えた。
解決前にプレイヤーBが《双つ術/Twincast》を《時間のねじれ》を対象に唱えた。
スタックを全て解決後、AもBも互いに何もせずAのターンを終了すると、
次のターンはどちらのターンか? またそのさらに次のターンはどちらか?
次のターンはA。その次のターンはB。
スタックに積まれているオブジェクトを順次解決すると、
Bのコントロールする《時間のねじれ/Time Warp》(コピー)が先に解決され、
その後でAのコントロールする《時間のねじれ》が解決される。
複数のプレイヤーが追加のターンを得たりする場合、その追加ターンは1つずつ追加される。
そして、一番最後に作られたターンが最初に処理される。(CR500.7)
とあるので、最初に処理されるのはAの追加ターンである。
その後にBの追加ターンが処理され、その後は通常のBのターンが行われる。
問3
私は対戦相手を対象にして、《幽霊火/Ghostfire》を唱えた。
その解決前に、この《幽霊火》を対象に《Fork》を唱えた。
《Fork》によって作成されるコピー《幽霊火》の色は何色か?
無色
《Fork》のオラクルは以下の通り。
Copy target instant or sorcery spell, except that the copy is red. You may choose
new targets for the copy.
よって、作成されたコピーの色は赤色である。
しかし《幽霊火/Ghostfire》には
Ghostfire is colorless.
という文章が書かれている。これはオブジェクトの特性を変化させる継続的効果であり、
第5種に分類される。
上記《Fork》による効果は継続的効果の第1種(コピー)にあたるので、
赤色のコピーが作成されたあと、自分自身によって無色となる。
----
そんなところで。
Friday Magic Quiz. [09-26]
2009年9月11日 FMQ#EDHのルール改訂が行われています。
#http://forum.dragonhighlander.net/EDH_Forum/viewtopic.php?f=1&t=2768
#端折って書くと、
#1)ジェネラルはPlaneカードと同じく、Command領域に置かれるようになりました。
#2)追放領域とジェネラルが無関係になったので、《裂け目掃き/Riftsweeper》
# は禁止カードリストから外されました。
#3)ジェネラルにもレジェンド・ルールが適用されるようになりました。
#4)部分的パリ・マリガン(ブルターニュ・マリガン)が採用の運びとなりました。
#以上です。近日中に記事化します。
Command領域はゲーム内ですので、やっぱり《生ける願い/Living Wish》で
ジェネラルを引っぱってくることはできません。あしからず。
-------------------
東海イベント情報
-------------------
明日土曜日はSamoaさん主催のS-Cupです。
9月12日(土)
・S-Cup 9th http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/63.html
よろしくお願いいたします。
----
それでは今週の問題。
問1
かたならし○×。
「ある領域と、別のある領域を交換することが可能である。」
○か×か?
問2
M10を使用したリミテッドシーズンもそろそろ終わり。しかし、それでも二色土地が足りず、
近場のM10ドラフトにせっせと参加するプレイヤーAとBが、いつものゲームをしている。
プレイヤーAは《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》と
《気まぐれイフリート/Capricious Efreet》をコントロールしている。
もっとも、《ダークスティールの巨像》には、Bのコントロールする《平和な心/Pacifism》が
つけられている。
プレイヤーBは、前述の《平和な心》の他に、《ルーン爪の熊/Runeclaw Bear》と
《大蜘蛛/Giant Spider》をコントロールしている。
さて、現在はAのターンのアップキープ・ステップである。
2-1)
Aは《気まぐれイフリート》の能力の対象として、「自分のコントロールするパーマネント」で
《ダークスティールの巨像》を選ぶことは可能か?
2-2)
上記が可能である場合、解決時に無作為に選ばれたのが《ダークスティールの巨像》で
あった場合、どうなるか?
問3
私は願いカウンターが3つ乗っている《願いのジン/Djinn of Wishes》をコントロールしている。
3-1)
対戦相手のターンの終了ステップに、私は《願いのジン》の能力を起動した。
解決時に公開されたカードは《島/Island》であった。
私は《願いのジン》の効果によって、この《島/Island》を戦場に出せるだろうか?
3-2)
私のターンのアップキープ・ステップに、私は《願いのジン》の能力を起動した。
解決時に公開されたカードは《島/Island》であった。
私は《願いのジン》の効果によって、この《島/Island》を戦場に出せるだろうか?
----
いつものように、回答は来週にでも。
Answer: Friday Magic Quiz. [09-26A]
2009年9月17日 FMQ#書くべき記事を貯め込んでいたせいで、どの順番で記事をupしていくかを
#考えなければならない羽目に陥りました。
#夏休みの宿題から一歩も進歩していないことがわかりますね。
他にやるべき事があったんですよ。たぶん。ついったーとか。
それでは先週の回答ー。
○
呪文や能力の中には、2つの領域を丸ごと交換するよう指示するものもある。(CR708.1f)
この場合、片方の領域にカードが無くとも、互いの領域にあるカードは交換される。
例:《道徳の変遷/Morality Shift》
2-1)可能
2-2)単に破壊されないだけで終わる。
《気まぐれイフリート/Capricious Efreet》の誘発型能力は対象を取る。
その対象はコントローラーの違いはあれど、「パーマネント」である。
なので、パーマネントとしての《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》は適正な対象である。
また、解決時に無作為に選ばれたパーマネントは破壊されるが、《ダークスティールの巨像》は
破壊されない能力を持つので、「破壊される」ことになっても何も起きない。
3-1)不可能
3-2)可能
《願いのジン/Djinn of Wishes》の持つ起動型能力の効果によって公開されたカードをプレイする場合、
そのカードを本来プレイする(または唱える)ことができるタイミングとは異なる場合でも、
《願いのジン》効果によってプレイすることを許可されているため、CR609.2a-iに従って選択を行う。
しかし、土地カードをプレイする場合は勝手が異なり、効果がそれを許可していたとしても
自分のターン以外に土地をプレイすることはできない。(CR305.3)
従って、3-1)のように、対戦相手のターンであるならば、それは自分のターンではないので、
効果によってプレイを許可されたとしても、その指示は無視される。
また、3-2)は自分のターンであるので土地のプレイが可能である。
別の場面になるが、もし私がこのターンすでに土地のプレイを完了していて、
《願いのジン》を起動し、土地カードが公開された場合、それはプレイすることができない。
これも土地をプレイする(1ターンに1回しかできない)行動がもつ特殊な一面である。
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そんなところで。
#考えなければならない羽目に陥りました。
#夏休みの宿題から一歩も進歩していないことがわかりますね。
他にやるべき事があったんですよ。たぶん。ついったーとか。
それでは先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「ある領域と、別のある領域を交換することが可能である。」
○か×か?
○
呪文や能力の中には、2つの領域を丸ごと交換するよう指示するものもある。(CR708.1f)
この場合、片方の領域にカードが無くとも、互いの領域にあるカードは交換される。
例:《道徳の変遷/Morality Shift》
問2
プレイヤーAは《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》と
《気まぐれイフリート/Capricious Efreet》をコントロールしている。
もっとも、《ダークスティールの巨像》には、Bのコントロールする《平和な心/Pacifism》が
つけられている。
プレイヤーBは、前述の《平和な心》の他に、《ルーン爪の熊/Runeclaw Bear》と
《大蜘蛛/Giant Spider》をコントロールしている。
さて、現在はAのターンのアップキープ・ステップである。
2-1)
Aは《気まぐれイフリート》の能力の対象として、「自分のコントロールするパーマネント」で
《ダークスティールの巨像》を選ぶことは可能か?
2-2)
上記が可能である場合、解決時に無作為に選ばれたのが《ダークスティールの巨像》で
あった場合、どうなるか?
2-1)可能
2-2)単に破壊されないだけで終わる。
《気まぐれイフリート/Capricious Efreet》の誘発型能力は対象を取る。
その対象はコントローラーの違いはあれど、「パーマネント」である。
なので、パーマネントとしての《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》は適正な対象である。
また、解決時に無作為に選ばれたパーマネントは破壊されるが、《ダークスティールの巨像》は
破壊されない能力を持つので、「破壊される」ことになっても何も起きない。
問3
私は願いカウンターが3つ乗っている《願いのジン/Djinn of Wishes》をコントロールしている。
3-1)
対戦相手のターンの終了ステップに、私は《願いのジン》の能力を起動した。
解決時に公開されたカードは《島/Island》であった。
私は《願いのジン》の効果によって、この《島/Island》を戦場に出せるだろうか?
3-2)
私のターンのアップキープ・ステップに、私は《願いのジン》の能力を起動した。
解決時に公開されたカードは《島/Island》であった。
私は《願いのジン》の効果によって、この《島/Island》を戦場に出せるだろうか?
3-1)不可能
3-2)可能
《願いのジン/Djinn of Wishes》の持つ起動型能力の効果によって公開されたカードをプレイする場合、
そのカードを本来プレイする(または唱える)ことができるタイミングとは異なる場合でも、
《願いのジン》効果によってプレイすることを許可されているため、CR609.2a-iに従って選択を行う。
しかし、土地カードをプレイする場合は勝手が異なり、効果がそれを許可していたとしても
自分のターン以外に土地をプレイすることはできない。(CR305.3)
従って、3-1)のように、対戦相手のターンであるならば、それは自分のターンではないので、
効果によってプレイを許可されたとしても、その指示は無視される。
また、3-2)は自分のターンであるので土地のプレイが可能である。
別の場面になるが、もし私がこのターンすでに土地のプレイを完了していて、
《願いのジン》を起動し、土地カードが公開された場合、それはプレイすることができない。
これも土地をプレイする(1ターンに1回しかできない)行動がもつ特殊な一面である。
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そんなところで。
三ヶ月に一度の天啓、2009年9月の禁止制限カードリストの更新が発表されました。
2009年9月18日発表
・レガシー
《ドリーム・ホール/Dream Halls》禁止解除
《納墓/Entomb》禁止解除
《金属細工師/Metalworker》禁止解除
・スタンダード、エクステンデッド、ヴィンテージ
変更無し。
なお、この変更は2009年10月1日より適用されます。
《ドリーム・ホール/Dream Halls》については、ひさびさに4枚投入できる環境が提示された
ことになります。重いエンチャントに依存するデッキは、実用に耐えられないことが多いのですが、
多色のカードが増えている昨今のエキスパンションと組み合わせると面白いことができそうです。
《納墓/Entomb》については昔懐かしい一本釣りデッキが考えられますが、単純に発掘デッキに
つっこまれて、1ターン目から《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》を墓地に落としたり、
都合の良いときに《黄泉からの橋/Bridge from Below》を落としたりする戦法も面白そうです。
《金属細工師/Metalworker》については言うに及ばず。代表的な《威圧の杖/Staff of Domination》
とのコンボを始め、茶色要素の多いデッキが強化されることになります。
なんにせよ、10月からのレガシーは面白くなりそうです。
ゼンディカーのカードも環境に影響を及ぼしそうですし、これを機にレガシー環境に触れてみませんか?
EDH September 2009 update
2009年9月18日 EDH元記事:
http://forum.dragonhighlander.net/EDH_Forum/viewtopic.php?f=1&t=2768
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Elder Dragon Highlander のルール変更がアナウンスされています。
なお、このルールは2009年9月20日より施行されます。
1)禁止カードリスト変更
・《裂け目掃き/Riftsweeper》 禁止解除
後述するルール変更により、ジェネラルはコマンド領域に置かれるようになったため、
《裂け目掃き》がジェネラルに対する脅威ではなくなりました。
そのため、禁止カードから外されています。
2)ジェネラルは「コマンド領域」へ置かれる
新しいカードセットである Planechase の導入により、
次元カードその他が置かれる領域として『コマンド領域』が新たに作られました。
それに伴い、これまで追放領域に置かれていたジェネラルは、コマンド領域に置かれるようになりました。
具体的には今までとさほど変わりません。
ゲーム開始時にジェネラルを(追放領域でなく)コマンド領域に置きます。
そして、ジェネラルがコマンド領域にある限り、本来唱える事ができるできるタイミングで
唱えることができます。このルールを使用してジェネラルを唱える度、これまでにジェネラルを
唱えた回数1回につき{2}を追加で支払わなければいけません。
ジェネラルが墓地領域もしくは追放領域に置かれる場合、それを代わりにコマンド領域に置くことができます。
これは置換効果であり、選択することが可能です。代わりにコマンド領域に置くことを選んだ場合、
「墓地に置かれた時~」といった類の誘発型能力は誘発しません。
また、コマンド領域はゲーム内に規定されている領域にあたるため、
《生ける願い/Living Wish》などでコマンド領域にあるジェネラルを手札に加えることはできません。
3)ジェネラルはレジェンド・ルールの適用を受ける
ジェネラルは伝説のクリーチャーですが、他人のデッキに入っている同名の伝説のクリーチャーと
戦場で相対しても、「ジェネラルが優先的に戦場に残る」といったオプション・ルールを設けている
グループは珍しくありません。
しかし、今回のルール改正によって、ジェネラルであったとしてもレジェンド・ルールが適用される
ことになりました。
相手のジェネラルを《クローン/Clone》でコピーした場合、レジェンド・ルールにより
2枚とも墓地に置かれます。(大抵の場合、ジェネラルはコマンド領域にいくでしょう)
4)変形パリ・マリガン(="ブルターニュ・マリガン")の採用
EDHにおけるマリガンは、CR800.5に規定されている多人数戦用のマリガン方法を踏襲していました。
しかし、それでも序盤のマナ事故や、コンボデッキへの対抗策などを初期の手札で引かないといった
事がプレイヤーの楽しみを減らしていました。今回のルール改正により、できるだけゲームを
スムーズに動かせるような、良い初期手札を維持できるマリガン方法が採用されました。
・変形パリ・マリガンルール "Partial Paris Mulligan rule" (別名 "Brittany" mulligan)
1)ターン進行順に、手札から好きな枚数のカードを裏向きに追放します。
2)それぞれのプレイヤーは、追放したカード枚数より1枚少ないカードの枚数だけ、
ライブラリーからカードを引きます。
3)1~2)の手順を好きなだけ繰り返します。
繰り返すたびに、追放したカード枚数よりも1枚少ない枚数を引き直します。
4)全員これ以上カードを追放しないことを選択したら、追放されたカードを全てライブラリーに
入れ混ぜてシャッフルします。
これで全員の初期手札が、1度のシャッフルで決定します。
例)初期手札7枚がこのようなカードだった。
・3枚の《平地/Plains》
・《解呪/Disenchant》
・《砂の逆流/Reverse the Sands》
・《セラのアバター/Serra Avatar》
・《隔離するタイタン/Sundering Titan》
《解呪/Disenchant》は持っておきたいが、他の3枚の呪文が重すぎるので
これら3枚を裏向きに追放した。3枚追放したので、2枚引き直した。
・3枚の《平地/Plains》
・《解呪/Disenchant》
*《旅行者の凧/Journeyer’s Kite》
*《近づきがたい監視塔/Forbidding Watchtower》
《旅行者の凧》を引いたのでマナベースはばっちり、4マナ目はキープする必要はない。
こうなると《解呪》はイマイチだと感じたので、
《平地》と《解呪》を裏向きに追放した。2枚追放したので、1枚引き直した。
・2枚の《平地/Plains》
・《近づきがたい監視塔/Forbidding Watchtower》
・《旅行者の凧/Journeyer’s Kite》
*《神の怒り/Wrath of God》
申し分ない初手になったので、ここでカードを追放するのをやめた。
これまでに裏向きで追放した5枚をライブラリーに入れてシャッフルし、
ゲームを始める準備が整った。
----
これらのEDHのルールは、連休中の21日(月)に行う C.B.L. 30thの後で採用して
EDH交流会を行います。15時くらいからのんびりやりますので、参加したい方は
BIG MAGIC名古屋矢場町店までお越し下さい。
Planechaseも1セット(40枚)用意しております。希望する方は当日声をかけて下さい。
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そんなところで。
http://forum.dragonhighlander.net/EDH_Forum/viewtopic.php?f=1&t=2768
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Elder Dragon Highlander のルール変更がアナウンスされています。
なお、このルールは2009年9月20日より施行されます。
1)禁止カードリスト変更
・《裂け目掃き/Riftsweeper》 禁止解除
後述するルール変更により、ジェネラルはコマンド領域に置かれるようになったため、
《裂け目掃き》がジェネラルに対する脅威ではなくなりました。
そのため、禁止カードから外されています。
2)ジェネラルは「コマンド領域」へ置かれる
新しいカードセットである Planechase の導入により、
次元カードその他が置かれる領域として『コマンド領域』が新たに作られました。
それに伴い、これまで追放領域に置かれていたジェネラルは、コマンド領域に置かれるようになりました。
具体的には今までとさほど変わりません。
ゲーム開始時にジェネラルを(追放領域でなく)コマンド領域に置きます。
そして、ジェネラルがコマンド領域にある限り、本来唱える事ができるできるタイミングで
唱えることができます。このルールを使用してジェネラルを唱える度、これまでにジェネラルを
唱えた回数1回につき{2}を追加で支払わなければいけません。
ジェネラルが墓地領域もしくは追放領域に置かれる場合、それを代わりにコマンド領域に置くことができます。
これは置換効果であり、選択することが可能です。代わりにコマンド領域に置くことを選んだ場合、
「墓地に置かれた時~」といった類の誘発型能力は誘発しません。
また、コマンド領域はゲーム内に規定されている領域にあたるため、
《生ける願い/Living Wish》などでコマンド領域にあるジェネラルを手札に加えることはできません。
3)ジェネラルはレジェンド・ルールの適用を受ける
ジェネラルは伝説のクリーチャーですが、他人のデッキに入っている同名の伝説のクリーチャーと
戦場で相対しても、「ジェネラルが優先的に戦場に残る」といったオプション・ルールを設けている
グループは珍しくありません。
しかし、今回のルール改正によって、ジェネラルであったとしてもレジェンド・ルールが適用される
ことになりました。
相手のジェネラルを《クローン/Clone》でコピーした場合、レジェンド・ルールにより
2枚とも墓地に置かれます。(大抵の場合、ジェネラルはコマンド領域にいくでしょう)
4)変形パリ・マリガン(="ブルターニュ・マリガン")の採用
EDHにおけるマリガンは、CR800.5に規定されている多人数戦用のマリガン方法を踏襲していました。
しかし、それでも序盤のマナ事故や、コンボデッキへの対抗策などを初期の手札で引かないといった
事がプレイヤーの楽しみを減らしていました。今回のルール改正により、できるだけゲームを
スムーズに動かせるような、良い初期手札を維持できるマリガン方法が採用されました。
・変形パリ・マリガンルール "Partial Paris Mulligan rule" (別名 "Brittany" mulligan)
1)ターン進行順に、手札から好きな枚数のカードを裏向きに追放します。
2)それぞれのプレイヤーは、追放したカード枚数より1枚少ないカードの枚数だけ、
ライブラリーからカードを引きます。
3)1~2)の手順を好きなだけ繰り返します。
繰り返すたびに、追放したカード枚数よりも1枚少ない枚数を引き直します。
4)全員これ以上カードを追放しないことを選択したら、追放されたカードを全てライブラリーに
入れ混ぜてシャッフルします。
これで全員の初期手札が、1度のシャッフルで決定します。
例)初期手札7枚がこのようなカードだった。
・3枚の《平地/Plains》
・《解呪/Disenchant》
・《砂の逆流/Reverse the Sands》
・《セラのアバター/Serra Avatar》
・《隔離するタイタン/Sundering Titan》
《解呪/Disenchant》は持っておきたいが、他の3枚の呪文が重すぎるので
これら3枚を裏向きに追放した。3枚追放したので、2枚引き直した。
・3枚の《平地/Plains》
・《解呪/Disenchant》
*《旅行者の凧/Journeyer’s Kite》
*《近づきがたい監視塔/Forbidding Watchtower》
《旅行者の凧》を引いたのでマナベースはばっちり、4マナ目はキープする必要はない。
こうなると《解呪》はイマイチだと感じたので、
《平地》と《解呪》を裏向きに追放した。2枚追放したので、1枚引き直した。
・2枚の《平地/Plains》
・《近づきがたい監視塔/Forbidding Watchtower》
・《旅行者の凧/Journeyer’s Kite》
*《神の怒り/Wrath of God》
申し分ない初手になったので、ここでカードを追放するのをやめた。
これまでに裏向きで追放した5枚をライブラリーに入れてシャッフルし、
ゲームを始める準備が整った。
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これらのEDHのルールは、連休中の21日(月)に行う C.B.L. 30thの後で採用して
EDH交流会を行います。15時くらいからのんびりやりますので、参加したい方は
BIG MAGIC名古屋矢場町店までお越し下さい。
Planechaseも1セット(40枚)用意しております。希望する方は当日声をかけて下さい。
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そんなところで。
C.B.L. 30th announcement
2009年9月19日 Announcement#今週の金曜問題は連休前と言うことでお休みです。
#来週はゼンディカーのプレリリース週ですので、FAQからの出題を予定しています。
連休中に行われるC.B.L. 30thのお知らせです。
http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/67.html
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C.B.L. 30th
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日時:2009年 9月 21日(祝日・月曜日)
場所:BIGMAGIC 名古屋矢場町店
受付時間:10:30~11:00
参加費:1000円
注意:
今回は受付時間が午前中になっています。
また、実験的に参加費も変わっていますのでご注意下さい。
形式:レガシー
試合:スイス式4~5ラウンドのみ。
参加人数がお店のキャパシティを越えてしまう場合は、トコロテン方式を採用します。
特記事項:
* 当日はデッキリストを提出して頂きます。
* 事前に準備してきたデッキリストを退出して頂いてもかまいません。
デッキリストはA4の紙でお願いいたします。
* 予約等は受け付けておりません。直接お店にお越し下さい。
賞品: 30回記念ということでちょっと豪華に。
* 参加された方全員にWPNプロモカード
* 上位にDCIプロモカード、ブースターパック
* また、上位入賞者用に、Revisedのデュアルランドを数枚用意いたします。
前日の20日(日曜日)には、別会場でE.C.C. 3rd(非公認レガシー)も行われますので、
練習がてら参加してみるのもいかがでしょうか。
E.C.C. 3rd http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/74.html (東海wiki)
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終了後はEDHの交流会を行います。
EDHのルールが多少変更されたのと、Planechaseの導入がありましたので、
C.B.L.のサイドイベントで行うEDHのルールを多少改定します。
以下変更点。
・EDH交流戦の参加費は500円となります。(賞品のパック代が含まれます)
・Planechaseを用いた次元デッキを用いるか用いないかの選択ができます。
個人で持ち込む場合は、個人で持ち込んだプレイヤー同士でしかテーブルを組めません。
受付時に「次元デッキを持っている/いない」をお聞きいたします。
・「次元デッキはもっていないけれど、Planechaseを使用したい!」という方には
テーブル全員の同意をもって「シングル次元デッキ」のオプションを採用できます。(CR901.15)
この場合は、30枚(3人戦)または40枚(4人戦)の次元カードを貸し出します。
(セットには限りがあるのでご了承下さい)
賞品についての変更点:
・開始時に、テーブル一つにつき、WPNプロモカードをランダムに1枚供託します。
・供託されたパック叉はカードがあった場合、次にプレイヤー間でパックの移動があった場合、
パックをもらうプレイヤーはその時点で供託されていたパック叉はカードを全て得ます。
・「民主的勝利」オプションを採用します。
制限時間内にゲームが終了したら、プレイヤーに対して投票を行います。
1)自分以外のプレイヤーに投票する。
2)投票は「いかにゲームを盛り上げたか」「全体のバランスを考えたか」「メイン盾来た!」
「痛みに耐えてよく頑張った!感動した!」等、いかにゲームの楽しさに貢献したかによって
投票を行います。
3)最後まで生き残っていたプレイヤーは2票分のボーナスを得ます。
・得票数の一番多いプレイヤーにブースターパックを追加で1つ差し上げます。
票数が同じ場合は決選投票(民主的選択)か、じゃんけんやコイン投げと言ったランダム要素を
もって選択を神に問うことができます。
・制限時間内に終了しなかった場合、「民主的勝利」による追加の賞品パックはありません。
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それではよろしくお願いいたします。
Zendiker FAQ
2009年9月24日 RulingゼンディカーのFAQが発表されています。
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs
いつものように、ざっくり紹介。
以下はFAQ全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合もあります。
ゼンディカーの公式発売日:2009年10月2日
セットレアリティー内訳:コモン101、アンコモン60、レア53、神話レア15、基本土地20 の計249種。
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一般注釈
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** 拡張イラスト基本土地 / Full-Art Basic Lands **
ゼンディカーには、テキストボックスの無い基本土地が存在する。
これらはブースターパック又はファットパックに封入されている。
拡張イラスト基本土地は、他の基本土地と機能的には何も変わりがない。
ゼンディカーのエントリーセットの基本土地は通常の枠である。
これらのカードのコレクター番号にはaの文字が入っている。
** 再録キーワード能力:キッカー / Kicker **
インベイジョンで始めて登場した能力「キッカー」が、ゼンディカーで採用されている。
* これまでキッカーを持っていた古いカードは、「あなたがキッカー・コストを支払った場合には」
や「キッカー・コストが支払われていた場合」というテキストを持つ。このようなテキストを持つ
カードは、Oracleで「それがキッカーされている場合」になるよう訂正される。
ただし、カードの機能は変わらない。
* 呪文をキッカーするのはそれを唱える際である。あなたは呪文のモードを選ぶのと同じ時点で
キッカー・コストを支払うかどうかを決め、呪文のマナ・コストを支払うのと同じ時点でその
コストを支払う。呪文をキッカーするのは任意である。
* 呪文がキッカーされた場合に何が起こるかは、そのカードのテキストを良く読むこと。
「代わりに/instead」 が使用されていれば、その前の部分が後の部分に置き換わる。
その呪文が解決時にパーマネントになるのであれば、戦場に出る際のイベントを変化させる
置換効果であるか、もしくは戦場に出た時に誘発する誘発型能力である。
いずれの場合でも、唱えられた呪文がキッカーされているかを見ることに注意せよ。
* あるパーマネントの、それがキッカーされている場合に誘発する能力が対象を取る場合、
その対象は(パーマネントが唱えられたときではなく)そのパーマネントが戦場に出て能力が
誘発するまで選ばれない。
** キーワード能力:威嚇 / Intimidate **
威嚇能力は、攻撃クリーチャーがブロックされにくくなる能力である。
*威嚇能力が意味を持つのは、ブロック・クリーチャーを宣言するときのみである。
これは他の回避能力(飛行やシャドー等)と変わらない。
*アーティファクト・クリーチャーは、色を持っていたとしても、威嚇を持つクリーチャーを
ブロックできる。
*多色のクリーチャーが威嚇を持っていた場合、それと共通の色を一色でも持っているクリーチャーは、
それをブロックできる。
例)白青で威嚇能力を持つクリーチャーをブロックする場合、白か青の色を持つクリーチャーか、
アーティファクト・クリーチャー(色は問わない)であればブロックできる。
*無色のクリーチャーが威嚇を持っていた場合、アーティファクト・クリーチャーのみがそれをブロックできる。
「共通の色」が存在しないことに注意せよ。
** 能力語:上陸 / Landfall **
上陸は能力語である。(能力語自体にはルール上の意味は無い。)
それは土地があなたのコントロール下で戦場に出るたびに誘発する能力の前に書かれている。
*上陸能力は、土地が一つあなたのコントロール下で戦場に出るたびに誘発する。
土地のプレイや、呪文や能力によって土地が戦場に出た場合でも誘発する。
*《歪んだ世界/Warp World》などにより、上陸能力を持つパーマネントと土地が同時に戦場に出た場合、
それぞれの上陸能力は、それぞれの土地に対し誘発する。
スタックの積み方に注意せよ。
** テーマ:同盟者 / Allies **
同盟者は新しいクリーチャー・タイプである。ほぼすべての同盟者が、自身か他の同盟者があなたの
コントロール下で戦場に出たときに誘発する能力を持っている。
*同盟者の持つ能力が誘発する条件は「自身か他の同盟者があなたのコントロール下で戦場に出たとき」
であるが、その効果は様々である。カードの文章を良く読むこと。
*同時に複数の同盟者が出た場合、それらの持つ誘発型能力は、条件に合った回数分誘発する。
** テーマ:罠 / Trap **
罠はインスタントが持つ新たなサブタイプである。罠のサブタイプ自体にルール上の意味はない。
罠のサブタイプを持つカードは、は特定の条件を満たしたときに本来よりも軽く支払うことが
できる代替コストを持っている。
* ほとんどの罠の代替コスト条件は、過去において発生している行動をチェックする。
それらの行動は同時に行われる必要はなく、別々に起こっていてもよい。
あるオブジェクトが領域を移動した等、イベントの数を数える場合、それらのオブジェクトが
ルール的に同一であるかどうかを見て回数を数えること。
* 罠の代替コスト条件を考える場合、その条件が単一のプレイヤーに対して数える場合もあるが、
「攻撃クリーチャーの数」のように、プレイヤーを特定していない場合もある。
条件に合致したかどうかはテキストを見て判断すること。
** テーマ:探索 / Quests **
探索は、ゼンディカーに収録されている一連のエンチャントのニックネームである。
* 探索はあくまでニックネームである。エンチャントのサブタイプ名ではない。
また、カード名に「探索/Quest」とついていないカードも存在する。
* 各"探索"には、それぞれ能力が2つある。1つ目の能力は特定の条件が発生するたびに誘発し、
その結果としてそのエンチャントに探索カウンターが1個置かれる。2つ目の能力は、
そのエンチャントの上に特定の個数の探索カウンターが置かれている場合にのみ機能する。
* コモンとアンコモンの探索カードの2つ目の能力は、コストとしてその上から特定個数の探索
カウンターを取り除いてそれを生け贄に捧げる必要がある。この能力は、その上に指定された
個数の探索カウンターがおかれている場合にのみ起動できる。そうでなければ、その上から
指定個数のカウンターを取り除けないからである。さらに、この能力は1回しか起動できない。
エンチャントを生け贄に捧げることは1回しかできないからである。
* レアの探索は、それの上からカウンターを取り除いたり、それを生け贄に捧げたりしなくてよい。
エンチャントの上のカウンターはそのまま残る。
** テーマ:血に飢えた吸血鬼 / Bloodthirsty Vampire **
ゼンディカーには、いずれかの対戦相手のライフが10点以下の場合に強くなる吸血鬼達が存在する。
* 双頭巨人戦においては、これは対戦相手のチームの1人の割り当てライフをチェックする。
すなわち、これらの吸血鬼は対戦相手のチームのライフの総量が20点以下で強くなる。
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カード別注釈
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*双頭巨人戦の場合、それのコントローラーの割り当てライフに等しい数の蓄積カウンターが乗った
状態で戦場に出る。
例)あるチームの共有ライフが27だった場合、チームの一方のプレイヤーが《永遠の器》を出すと、
それには14個の蓄積カウンターが乗った状態で戦場に出る。
*双頭巨人戦の場合、上陸能力を解決すると、そのプレイヤーの割り当てライフにのみ増減がかかる。
例)あるチームの共有ライフは7である。そのチームの一方のプレイヤーは、
14個の蓄積カウンターが乗った《永遠の器》をコントロールしている。
そのプレイヤーが土地をプレイし、上陸能力を解決すると、そのプレイヤーの割り当てライフは
4→14 となるので、チームは10点のライフを得て、共有ライフは17となる。
*「呪文を唱えられない」であり、土地のプレイや起動型能力の起動は可能である。
*あなたのアップキープにクリーチャーが1体でもいる場合、それを生け贄にささげなくてはいけない。
これ自体を生け贄にささげる場合は、クリーチャーを1体もコントロールしていない必要がある。
*土地があるならば可能な限り戻さなくてはいけない。
#《海のドレイク/Sea Drake》とは挙動が異なる点に注意。
*このエンチャントの上に探索カウンターが置かれていない時に、あなたのクリーチャーが対戦相手の
クリーチャーへ戦闘ダメージを与え、同時に致死ダメージをうけてあなたのクリーチャーが破壊
される場合、1つ目の能力は誘発するが、2つ目の能力を起動して破壊されるクリーチャーを
助けることはできない。
#先制攻撃持ちと併用すると……
*プレインズウォーカーの上にある忠誠カウンターが全て取り除かれると、それは状況起因処理により
墓地に置かれる。
*3番目の能力でカウンターが置かれる条件は
・このターンに戦場に出た
・(能力の解決時に)緑である
・(能力の解決時に)クリーチャーである
を満たしていればよい。(コントローラーを問わないことに注意せよ)
*この継続的効果は 第6種(能力追加)+第7b種 である。
*誘発型能力によってライブラリーから直接戦場に出される《巨身化》は、対象をとっていない。
被覆を持つクリーチャーにもつけることができる。誘発時に、つける先を宣言する必要はない。
*1つ目の能力が誘発したら、その後に墓地の同名カードが取り除かれても、カウンターは置かれる。
*フラッシュバックや回顧能力などにより墓地から唱えた場合は、それ自体が墓地からスタック領域
に移動しているので、1つ目の能力を誘発させるにはもう一枚墓地に同名のカードが必要である。
*1番目の能力は「if節のルール」に従う。誘発時と解決時の両方でチェックを行う。
*1番目の能力はこのターンにライフを得たかどうかは関係が無い。失っていれば誘発しない。
*双頭巨人戦において、《光輝王の昇天》の1つ目の能力は、対戦相手のチームの終了ステップ
においてあなたがこのターンにライフを失っていない場合、2回誘発する。両方が解決された場合、
それは探索カウンターが2個置かれる。(チームメイトがライフを失っているかどうかは問わない。)
*この能力は、いずれかの対戦相手が、「切り直す/Shuffle」とテキストに書かれている呪文や
能力や(キーワード能力である場合)ルールにより指示されて自分のライブラリーを切り直した
場合に誘発する。
*続唱能力では誘発しない。(Shuffleという表現を使用していないため)
*注釈文に書かれている通り、対象となった土地が《黒曜石の火心》による誘発型能力を持つか
どうかは、その上に猛火カウンターが置かれているかどうかだけに依存する。
《黒曜石の火心》が戦場に残っているかどうかは関係がない。
*ある土地のすべての猛火カウンターが別な土地に移動しても、誘発型能力は移動しない。
元の土地は、猛火カウンターを失ったことで能力を持たない。
移動先の土地は、《黒曜石の火心》が対象にしていないので能力を持たない。
#直感的にわかりにくく、Rule-Mongerにわかりやすい挙動。
*条件を満たすのは「破壊する/Destroy」場合である。追放や生け贄、ルールによって墓地に置かれる
場合は条件を満たさない。
*あなたのライブラリーの一番上のカードを知ることは、あなたの手札にあるカードと同様、
あなたが知りえる情報の一部となる。あなたのライブラリーの一番上のカードは、望むなら
いつでも見ることができる。優先権が無くてもかまわない。この行動はスタックを使わない
*ライブラリーの一番上のカードが、呪文を唱えたり能力を起動したりする手順中に変わる場合、
新たな一番上のカードは、呪文を唱えたり能力を起動したりする手順が終わるまで見ることができない。
*条件を満たすのはライブラリーから「探す/Search」場合である。そのカードを見つけたかどうかは問わない。
*対象とする対戦相手は、ライブラリーからカードを探した対戦相手と同一でなくてもよい。
*「探しても良い/ may search 」とある場合、探さないことを選べる点に注意せよ。
探すことを選ばなかった場合、《書庫の罠》の条件は満たされない。
*どのカードタイプを選んでもよい。インスタントヤソーサリーでもよい。ただし、インスタント
やソーサリーを選んだ場合、何も生け贄に捧げられない。パーマネントはこれらのカードタイプを
持たないからである。
*FAQには長々と説明文があるが、大半は3番目の能力「ターンをコントロールする」部分である。
CR的にはCR710を参照のこと。
*2番目の能力はライフの総量を変更させる。双頭巨人戦ではある一人の割り当てライフを変化させる。
*1番目の能力は「if節のルール」に従う。
*ライフを2点以上失ったかどうか、が誘発条件になる。ライフがターン開始時の値よりも
結果として多くなっていても、「2点以上のライフを失っていた」のならば誘発する。
*《血の長の昇天》の2つ目の能力は、戦場を離れたときのようの誘発型能力のような動きをする
わけではない。対戦相手の墓地に置かれたカードは、あらゆる領域から来る可能性があるからである。
例えば、探索カウンターが3個以上置かれている《血の長の昇天》と、対戦相手がオーナーである
パーマネントが同時に墓地に置かれた場合、ゲームはゲームの状況を"遡って見る"ことはせず、
探索カウンターが3個以上置かれていの2つ目の能力は誘発しない。
#→see CR603.6c の後半部
*能力の誘発は、《天界のマントル》がどのクリーチャーにエンチャントされているのかによって決定する。
能力の解決に際しては、そのクリーチャーを誰が現在コントロールしているかを決定する。
それにより決定されたプレイヤーが、ライフの総量が2倍になるプレイヤーである。
*ライフの総量を2倍にする、とは、単に算術的な計算をするだけである。
ライフが負の値であればその値を2倍する。
*双頭巨人戦では、あるプレイヤーへの割り当てライフが2倍になる。
*双頭巨人戦において、この能力を誘発させるには、チームの共用ライフが79点以上必要である。
*3つめの能力の解決時に、戦場から離れる等で永劫カウンターが置かれなかったとしても、
次のターンは飛ばされる。
#《Time Vault》の昔の挙動をリスペクトしているような。
*土地をプレイする際に、それがあなたのターンの通常の土地のプレイであるか、
《ムル・ダヤの巫女》の1つ目の能力(あるいは同様の他の能力)によるものであるかを宣言すること。
*あなたのライブラリーの一番上から土地をプレイする場合でも、《ムル・ダヤの巫女》により
そのタイミングが変更されることは無い。あくまで土地はあなたのメインフェイズで、
優先権を持っていてスタックが空のときのみプレイできる。
*《ムル・ダヤの巫女》は、あなたのライブラリーの一番上のカードが土地であっても、
その起動型能力(サイクリング等)を起動することを認めない。
*1つ目の能力の起動時にはカードを捨てない。解決時に手札を捨てる。
解決の際に、手札が空であった場合は何も起こらない。しかし、手札にカードがある場合は、
そのうち1枚は捨てなければいけない。
*《燃え立つチャンドラ》の3つ目の能力の解決の一部として、あなたの墓地にある赤のインスタント
カードや赤のソーサリー・カードを唱える。どれを唱えるかは、能力の解決時に実際にそれを行う
まで選択しない。あなたは望むものだけを唱えることができ、順番も自由に選べる。
カードタイプによるタイミング制限(ソーサリーであること)は無視される。それ以外の制限(「[カード名]は戦闘中にのみ唱えられる。」等)はそのままである。
これにより唱える各カードはスタックに置かれ、そこで解決を待つ。
* すでに自分のコントロール下にあるクリーチャーを《乱動の精霊》の能力の対象にできる。
通常は目に見える効果を発生しないが、それは以前に存在していたコントロール変更効果を上書きする。
----
そんなところで。
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs
いつものように、ざっくり紹介。
以下はFAQ全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合もあります。
ゼンディカーの公式発売日:2009年10月2日
セットレアリティー内訳:コモン101、アンコモン60、レア53、神話レア15、基本土地20 の計249種。
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一般注釈
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** 拡張イラスト基本土地 / Full-Art Basic Lands **
ゼンディカーには、テキストボックスの無い基本土地が存在する。
これらはブースターパック又はファットパックに封入されている。
拡張イラスト基本土地は、他の基本土地と機能的には何も変わりがない。
ゼンディカーのエントリーセットの基本土地は通常の枠である。
これらのカードのコレクター番号にはaの文字が入っている。
** 再録キーワード能力:キッカー / Kicker **
インベイジョンで始めて登場した能力「キッカー」が、ゼンディカーで採用されている。
* これまでキッカーを持っていた古いカードは、「あなたがキッカー・コストを支払った場合には」
や「キッカー・コストが支払われていた場合」というテキストを持つ。このようなテキストを持つ
カードは、Oracleで「それがキッカーされている場合」になるよう訂正される。
ただし、カードの機能は変わらない。
* 呪文をキッカーするのはそれを唱える際である。あなたは呪文のモードを選ぶのと同じ時点で
キッカー・コストを支払うかどうかを決め、呪文のマナ・コストを支払うのと同じ時点でその
コストを支払う。呪文をキッカーするのは任意である。
* 呪文がキッカーされた場合に何が起こるかは、そのカードのテキストを良く読むこと。
「代わりに/instead」 が使用されていれば、その前の部分が後の部分に置き換わる。
その呪文が解決時にパーマネントになるのであれば、戦場に出る際のイベントを変化させる
置換効果であるか、もしくは戦場に出た時に誘発する誘発型能力である。
いずれの場合でも、唱えられた呪文がキッカーされているかを見ることに注意せよ。
* あるパーマネントの、それがキッカーされている場合に誘発する能力が対象を取る場合、
その対象は(パーマネントが唱えられたときではなく)そのパーマネントが戦場に出て能力が
誘発するまで選ばれない。
** キーワード能力:威嚇 / Intimidate **
威嚇能力は、攻撃クリーチャーがブロックされにくくなる能力である。
702.11.威嚇
702.11a 「威嚇/Intimidate」は回避能力である。
702.11b 威嚇を持つクリーチャーは、アーティファクト・クリーチャーかそれと共通の色を持つクリーチャー以外にはブロックされない。(509「ブロック・クリーチャー指定ステップ」参照)。
702.11c 1体のクリーチャーに複数の威嚇能力があっても意味はない。
*威嚇能力が意味を持つのは、ブロック・クリーチャーを宣言するときのみである。
これは他の回避能力(飛行やシャドー等)と変わらない。
*アーティファクト・クリーチャーは、色を持っていたとしても、威嚇を持つクリーチャーを
ブロックできる。
*多色のクリーチャーが威嚇を持っていた場合、それと共通の色を一色でも持っているクリーチャーは、
それをブロックできる。
例)白青で威嚇能力を持つクリーチャーをブロックする場合、白か青の色を持つクリーチャーか、
アーティファクト・クリーチャー(色は問わない)であればブロックできる。
*無色のクリーチャーが威嚇を持っていた場合、アーティファクト・クリーチャーのみがそれをブロックできる。
「共通の色」が存在しないことに注意せよ。
** 能力語:上陸 / Landfall **
上陸は能力語である。(能力語自体にはルール上の意味は無い。)
それは土地があなたのコントロール下で戦場に出るたびに誘発する能力の前に書かれている。
*上陸能力は、土地が一つあなたのコントロール下で戦場に出るたびに誘発する。
土地のプレイや、呪文や能力によって土地が戦場に出た場合でも誘発する。
*《歪んだ世界/Warp World》などにより、上陸能力を持つパーマネントと土地が同時に戦場に出た場合、
それぞれの上陸能力は、それぞれの土地に対し誘発する。
スタックの積み方に注意せよ。
** テーマ:同盟者 / Allies **
同盟者は新しいクリーチャー・タイプである。ほぼすべての同盟者が、自身か他の同盟者があなたの
コントロール下で戦場に出たときに誘発する能力を持っている。
*同盟者の持つ能力が誘発する条件は「自身か他の同盟者があなたのコントロール下で戦場に出たとき」
であるが、その効果は様々である。カードの文章を良く読むこと。
*同時に複数の同盟者が出た場合、それらの持つ誘発型能力は、条件に合った回数分誘発する。
** テーマ:罠 / Trap **
罠はインスタントが持つ新たなサブタイプである。罠のサブタイプ自体にルール上の意味はない。
罠のサブタイプを持つカードは、は特定の条件を満たしたときに本来よりも軽く支払うことが
できる代替コストを持っている。
* ほとんどの罠の代替コスト条件は、過去において発生している行動をチェックする。
それらの行動は同時に行われる必要はなく、別々に起こっていてもよい。
あるオブジェクトが領域を移動した等、イベントの数を数える場合、それらのオブジェクトが
ルール的に同一であるかどうかを見て回数を数えること。
* 罠の代替コスト条件を考える場合、その条件が単一のプレイヤーに対して数える場合もあるが、
「攻撃クリーチャーの数」のように、プレイヤーを特定していない場合もある。
条件に合致したかどうかはテキストを見て判断すること。
** テーマ:探索 / Quests **
探索は、ゼンディカーに収録されている一連のエンチャントのニックネームである。
* 探索はあくまでニックネームである。エンチャントのサブタイプ名ではない。
また、カード名に「探索/Quest」とついていないカードも存在する。
* 各"探索"には、それぞれ能力が2つある。1つ目の能力は特定の条件が発生するたびに誘発し、
その結果としてそのエンチャントに探索カウンターが1個置かれる。2つ目の能力は、
そのエンチャントの上に特定の個数の探索カウンターが置かれている場合にのみ機能する。
* コモンとアンコモンの探索カードの2つ目の能力は、コストとしてその上から特定個数の探索
カウンターを取り除いてそれを生け贄に捧げる必要がある。この能力は、その上に指定された
個数の探索カウンターがおかれている場合にのみ起動できる。そうでなければ、その上から
指定個数のカウンターを取り除けないからである。さらに、この能力は1回しか起動できない。
エンチャントを生け贄に捧げることは1回しかできないからである。
* レアの探索は、それの上からカウンターを取り除いたり、それを生け贄に捧げたりしなくてよい。
エンチャントの上のカウンターはそのまま残る。
** テーマ:血に飢えた吸血鬼 / Bloodthirsty Vampire **
ゼンディカーには、いずれかの対戦相手のライフが10点以下の場合に強くなる吸血鬼達が存在する。
* 双頭巨人戦においては、これは対戦相手のチームの1人の割り当てライフをチェックする。
すなわち、これらの吸血鬼は対戦相手のチームのライフの総量が20点以下で強くなる。
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カード別注釈
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《永遠の器》
{6}
アーティファクト
永遠の器は蓄積カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。Xはあなたのライフの総量に等しい。
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは「あなたのライフの総量は、永遠の器の上に置かれている蓄積カウンターの数になる。」を選んでもよい。
*双頭巨人戦の場合、それのコントローラーの割り当てライフに等しい数の蓄積カウンターが乗った
状態で戦場に出る。
例)あるチームの共有ライフが27だった場合、チームの一方のプレイヤーが《永遠の器》を出すと、
それには14個の蓄積カウンターが乗った状態で戦場に出る。
*双頭巨人戦の場合、上陸能力を解決すると、そのプレイヤーの割り当てライフにのみ増減がかかる。
例)あるチームの共有ライフは7である。そのチームの一方のプレイヤーは、
14個の蓄積カウンターが乗った《永遠の器》をコントロールしている。
そのプレイヤーが土地をプレイし、上陸能力を解決すると、そのプレイヤーの割り当てライフは
4→14 となるので、チームは10点のライフを得て、共有ライフは17となる。
《エメリアの盾、イオナ》
{6}{W}{W}{W}
伝説のクリーチャー ― 天使
7/7
飛行
エメリアの盾、イオナが戦場に出るに際し、色を1色選ぶ。
あなたの対戦相手は選ばれた色の呪文を唱えられない。
*「呪文を唱えられない」であり、土地のプレイや起動型能力の起動は可能である。
《エルドラージの碑》
{5}
アーティファクト
あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに飛行を持ち、破壊されない。
あなたのアップキープの開始時に、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。それができない場合、エルドラージの碑を生け贄に捧げる。
*あなたのアップキープにクリーチャーが1体でもいる場合、それを生け贄にささげなくてはいけない。
これ自体を生け贄にささげる場合は、クリーチャーを1体もコントロールしていない必要がある。
《カルニの宝石》
{4}
アーティファクト
カルニの宝石が戦場に出たとき、あなたがコントロールする土地を2つオーナーの手札に戻す。
{T}:あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナ2点を加える。
*土地があるならば可能な限り戻さなくてはいけない。
#《海のドレイク/Sea Drake》とは挙動が異なる点に注意。
《輝刃の探索》
{1}{G}
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーが1体、いずれかのクリーチャーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたは輝刃の探索の上に探索カウンターを1個置いてもよい。
輝刃の探索を、その上から探索カウンターを1個取り除いて生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを4個置く。
*このエンチャントの上に探索カウンターが置かれていない時に、あなたのクリーチャーが対戦相手の
クリーチャーへ戦闘ダメージを与え、同時に致死ダメージをうけてあなたのクリーチャーが破壊
される場合、1つ目の能力は誘発するが、2つ目の能力を起動して破壊されるクリーチャーを
助けることはできない。
#先制攻撃持ちと併用すると……
《吸血鬼の呪詛術士》
{B}{B}
クリーチャー ― 吸血鬼・シャーマン
2/1
先制攻撃
吸血鬼の呪詛術士を生け贄に捧げる:パーマネント1つを対象とし、それの上に置かれているカウンターをすべて取り除く。
*プレインズウォーカーの上にある忠誠カウンターが全て取り除かれると、それは状況起因処理により
墓地に置かれる。
《巨森、オラン=リーフ》
土地
巨森、オラン=リーフはタップ状態で戦場に出る。
{T}:あなたのマナ・プールに{G}を加える。
{T}:このターンに戦場に出た緑の各クリーチャーの上に、それぞれ+1/+1カウンターを1個置く。
*3番目の能力でカウンターが置かれる条件は
・このターンに戦場に出た
・(能力の解決時に)緑である
・(能力の解決時に)クリーチャーである
を満たしていればよい。(コントローラーを問わないことに注意せよ)
《巨身化》
{3}{G}{G}
エンチャント ― オーラ
キッカー {4}
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは8/8になるとともにトランプルを持つ。
巨身化が戦場に出たとき、それがキッカーされている場合、あなたはあなたのライブラリーから
「巨身化」という名前のカードを1枚探してもよい。そうしたなら、それを戦場に出し、その後
あなたのライブラリーを切り直す。
*この継続的効果は 第6種(能力追加)+第7b種 である。
*誘発型能力によってライブラリーから直接戦場に出される《巨身化》は、対象をとっていない。
被覆を持つクリーチャーにもつけることができる。誘発時に、つける先を宣言する必要はない。
《紅蓮術士の昇天》
{1}{R}
エンチャント
あなたがあなたの墓地にあるいずれかのカードと同じ名前を持つインスタント呪文かソーサリー呪文
を1つ唱えるたび、あなたは紅蓮術士の昇天の上に探索カウンターを1個置いてもよい。
紅蓮術士の昇天の上に探索カウンターが2個以上置かれている状態であなたがインスタント呪文か
ソーサリー呪文を1つ唱えるたび、あなたはその呪文をコピーしてもよい。あなたはそのコピー
の新しい対象を選んでもよい。
*1つ目の能力が誘発したら、その後に墓地の同名カードが取り除かれても、カウンターは置かれる。
*フラッシュバックや回顧能力などにより墓地から唱えた場合は、それ自体が墓地からスタック領域
に移動しているので、1つ目の能力を誘発させるにはもう一枚墓地に同名のカードが必要である。
《光輝王の昇天》
{1}{W}
エンチャント
各対戦相手の終了ステップの開始時に、このターンあなたがライフを失っていない場合、あなたは
光輝王の昇天の上に探索カウンターを1個置いてもよい。(ダメージによりライフは失われる。)
{1}{W}:飛行を持つ白の4/4の天使・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。この能力は、
光輝王の昇天の上に4個以上の探索カウンターが置かれている場合にのみ起動できる。
*1番目の能力は「if節のルール」に従う。誘発時と解決時の両方でチェックを行う。
*1番目の能力はこのターンにライフを得たかどうかは関係が無い。失っていれば誘発しない。
*双頭巨人戦において、《光輝王の昇天》の1つ目の能力は、対戦相手のチームの終了ステップ
においてあなたがこのターンにライフを失っていない場合、2回誘発する。両方が解決された場合、
それは探索カウンターが2個置かれる。(チームメイトがライフを失っているかどうかは問わない。)
《コーシのペテン師》
{U}
クリーチャー ― マーフォーク・ウィザード
1/1
いずれかの対戦相手が自分のライブラリーを切り直すたび、あなたはコーシのペテン師の上に+1/+1カウンターを1個置いてもよい。
*この能力は、いずれかの対戦相手が、「切り直す/Shuffle」とテキストに書かれている呪文や
能力や(キーワード能力である場合)ルールにより指示されて自分のライブラリーを切り直した
場合に誘発する。
*続唱能力では誘発しない。(Shuffleという表現を使用していないため)
《黒曜石の火心》
{1}{R}{R}{R}
クリーチャー ― エレメンタル
4/4
{1}{R}{R}:猛火カウンターが置かれていない土地1つを対象とし、それの上に猛火カウンターを
1個置く。その土地の上に猛火カウンターが置かれているかぎり、それは「あなたのアップキープ
の開始時に、この土地はあなたに1点のダメージを与える。」を持つ。
(この土地は、黒曜石の火心が戦場を離れた後も燃え続ける。)
*注釈文に書かれている通り、対象となった土地が《黒曜石の火心》による誘発型能力を持つか
どうかは、その上に猛火カウンターが置かれているかどうかだけに依存する。
《黒曜石の火心》が戦場に残っているかどうかは関係がない。
*ある土地のすべての猛火カウンターが別な土地に移動しても、誘発型能力は移動しない。
元の土地は、猛火カウンターを失ったことで能力を持たない。
移動先の土地は、《黒曜石の火心》が対象にしていないので能力を持たない。
#直感的にわかりにくく、Rule-Mongerにわかりやすい挙動。
《コブラの罠》
{4}{G}{G}
インスタント ― 罠
このターン、あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーでないパーマネントが、いずれかの対戦相手がコントロールする呪文や能力によって破壊されていた場合、あなたはコブラの罠のマナ・コストを支払うのではなく、{G}を支払ってもよい。
緑の1/1の蛇・クリーチャー・トークンを4体戦場に出す。
*条件を満たすのは「破壊する/Destroy」場合である。追放や生け贄、ルールによって墓地に置かれる
場合は条件を満たさない。
《ジュワー島のスフィンクス》
{4}{U}{U}
クリーチャー ― スフィンクス
5/5
飛行、被覆
あなたはあなたのライブラリーの一番上のカードを見てもよい。(これはいつでも行ってよい。)
*あなたのライブラリーの一番上のカードを知ることは、あなたの手札にあるカードと同様、
あなたが知りえる情報の一部となる。あなたのライブラリーの一番上のカードは、望むなら
いつでも見ることができる。優先権が無くてもかまわない。この行動はスタックを使わない
*ライブラリーの一番上のカードが、呪文を唱えたり能力を起動したりする手順中に変わる場合、
新たな一番上のカードは、呪文を唱えたり能力を起動したりする手順が終わるまで見ることができない。
《書庫の罠》
{3}{U}{U}
インスタント ― 罠
このターン、いずれかの対戦相手が自分のライブラリーからカードを探していた場合、あなたは
書庫の罠のマナ・コストを支払うのではなく、{0}を支払ってもよい。
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から13枚のカードを
自分の墓地に置く。
*条件を満たすのはライブラリーから「探す/Search」場合である。そのカードを見つけたかどうかは問わない。
*対象とする対戦相手は、ライブラリーからカードを探した対戦相手と同一でなくてもよい。
*「探しても良い/ may search 」とある場合、探さないことを選べる点に注意せよ。
探すことを選ばなかった場合、《書庫の罠》の条件は満たされない。
《世界を鎮める者》
{3}{W}{W}
クリーチャー ― アバター
4/4
あなたのアップキープの開始時に、あなたはカード・タイプを1つ選んでもよい。そうした場合、各プレイヤーはそれぞれそのタイプのパーマネントを1つ生け贄に捧げる。
*どのカードタイプを選んでもよい。インスタントヤソーサリーでもよい。ただし、インスタント
やソーサリーを選んだ場合、何も生け贄に捧げられない。パーマネントはこれらのカードタイプを
持たないからである。
《ソリン・マルコフ》
{3}{B}{B}{B}
プレインズウォーカー ― ソリン
4
+2:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ソリン・マルコフはそれに2点のダメージを与え、あなたは2点のライフを得る。
-3:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライフの総量は10.点になる。
-7:プレイヤー1人を対象とする。あなたはそのプレイヤーの次のターンをコントロールする。
*FAQには長々と説明文があるが、大半は3番目の能力「ターンをコントロールする」部分である。
CR的にはCR710を参照のこと。
*2番目の能力はライフの総量を変更させる。双頭巨人戦ではある一人の割り当てライフを変化させる。
《血の長の昇天》
{B}
エンチャント
各終了ステップの開始時に、このターンいずれかの対戦相手が2点以上のライフを失っている場合、
あなたは血の長の昇天の上に探索カウンターを1個置いてもよい。(ダメージによりライフは失われる。)
カードが1枚いずれかの領域からいずれかの対戦相手の墓地に置かれるたび、血の長の昇天の上に
探索カウンターが3個以上置かれている場合、あなたは「そのプレイヤーは2点のライフを失う。」
を選んでもよい。そうした場合、あなたは2点のライフを得る。
*1番目の能力は「if節のルール」に従う。
*ライフを2点以上失ったかどうか、が誘発条件になる。ライフがターン開始時の値よりも
結果として多くなっていても、「2点以上のライフを失っていた」のならば誘発する。
*《血の長の昇天》の2つ目の能力は、戦場を離れたときのようの誘発型能力のような動きをする
わけではない。対戦相手の墓地に置かれたカードは、あらゆる領域から来る可能性があるからである。
例えば、探索カウンターが3個以上置かれている《血の長の昇天》と、対戦相手がオーナーである
パーマネントが同時に墓地に置かれた場合、ゲームはゲームの状況を"遡って見る"ことはせず、
探索カウンターが3個以上置かれていの2つ目の能力は誘発しない。
#→see CR603.6c の後半部
《天界のマントル》
{3}{W}{W}{W}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+3/+3の修整を受ける。
エンチャントされているクリーチャーがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、それのコントローラーのライフの総量を2倍にする。
*能力の誘発は、《天界のマントル》がどのクリーチャーにエンチャントされているのかによって決定する。
能力の解決に際しては、そのクリーチャーを誰が現在コントロールしているかを決定する。
それにより決定されたプレイヤーが、ライフの総量が2倍になるプレイヤーである。
*ライフの総量を2倍にする、とは、単に算術的な計算をするだけである。
ライフが負の値であればその値を2倍する。
*双頭巨人戦では、あるプレイヤーへの割り当てライフが2倍になる。
《フェリダーの君主》
{4}{W}{W}
クリーチャー ― 猫・ビースト
4/6
警戒、絆魂
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライフが40点以上である場合、あなたはこのゲームに勝利する。
*双頭巨人戦において、この能力を誘発させるには、チームの共用ライフが79点以上必要である。
《水の帳、マゴーシ》
土地
水の帳、マゴーシはタップ状態で戦場に出る。
{T}:あなたのマナ・プールに{U}を加える。
{U}, {T}:水の帳、マゴーシの上に永劫カウンターを1個置く。あなたの次のターンをとばす。
{T}, 水の帳、マゴーシを、その上の永劫カウンターを1個取り除いてオーナーの手札に戻す:このターンに続いて追加の1ターンを行う。
*3つめの能力の解決時に、戦場から離れる等で永劫カウンターが置かれなかったとしても、
次のターンは飛ばされる。
#《Time Vault》の昔の挙動をリスペクトしているような。
《ムル・ダヤの巫女》
{3}{G}
クリーチャー ― エルフ・シャーマン
2/2
あなたは自分の各ターンに、追加の土地を1つプレイしてもよい。
あなたのライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイする。
あなたのライブラリーの一番上のカードが土地カードである場合、あなたはそれをプレイしてもよい。
*土地をプレイする際に、それがあなたのターンの通常の土地のプレイであるか、
《ムル・ダヤの巫女》の1つ目の能力(あるいは同様の他の能力)によるものであるかを宣言すること。
*あなたのライブラリーの一番上から土地をプレイする場合でも、《ムル・ダヤの巫女》により
そのタイミングが変更されることは無い。あくまで土地はあなたのメインフェイズで、
優先権を持っていてスタックが空のときのみプレイできる。
*《ムル・ダヤの巫女》は、あなたのライブラリーの一番上のカードが土地であっても、
その起動型能力(サイクリング等)を起動することを認めない。
《燃え立つチャンドラ》
{4}{R}{R}
プレインズウォーカー ― チャンドラ
5
+1:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。カードを1枚捨てる。これにより赤のカード
が捨てられた場合、燃え立つチャンドラはそのクリーチャーかプレイヤーに4点のダメージを与える。
-2:各プレイヤーは自分の手札を捨て、その後カードを3枚引く。
-7:あなたの墓地にある望む枚数の赤のインスタント・カードかソーサリー・カード(またはその
組み合わせ)を、それらのマナ・コストを支払うことなく唱える。
*1つ目の能力の起動時にはカードを捨てない。解決時に手札を捨てる。
解決の際に、手札が空であった場合は何も起こらない。しかし、手札にカードがある場合は、
そのうち1枚は捨てなければいけない。
*《燃え立つチャンドラ》の3つ目の能力の解決の一部として、あなたの墓地にある赤のインスタント
カードや赤のソーサリー・カードを唱える。どれを唱えるかは、能力の解決時に実際にそれを行う
まで選択しない。あなたは望むものだけを唱えることができ、順番も自由に選べる。
カードタイプによるタイミング制限(ソーサリーであること)は無視される。それ以外の制限(「[カード名]は戦闘中にのみ唱えられる。」等)はそのままである。
これにより唱える各カードはスタックに置かれ、そこで解決を待つ。
《乱動の精霊》
{3}{U}{U}{U}
クリーチャー ― エレメンタル
3/2
飛行
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、クリーチャー1体を対象とする。
あなたは「あなたが乱動の精霊をコントロールしているかぎり、それのコントロールを得る。」を選んでもよい。
* すでに自分のコントロール下にあるクリーチャーを《乱動の精霊》の能力の対象にできる。
通常は目に見える効果を発生しないが、それは以前に存在していたコントロール変更効果を上書きする。
----
そんなところで。
ゼンディカーのFAQに関しては前の記事に書いています。一読しておくと良いことあるかも。
http://74598.diarynote.jp/200909251309449152/
-----------------------
新エキスパンション『ゼンディカー』大型プレリリース 東海地区大会 の概要です。
日時:2009年 9月26日(土曜日)
場所:東別院会館
なお、会場となる東別院会館の駐車場は使用できません。
ご来場の際は、別の駐車場をお使いになるか、公共交通機関をご利用下さい。
受付時間:~10:00 / ~12:00 / ~14:00 / ~16:00 (暫定)
*受付時間は暫定です。参加人数の集まり具合により前後いたします。あらかじめご了承下さい。
参加費:3000円
形式:シールド
*ゼンディカーのブースターパック、6パックを使用するシールド戦です。
*デッキリストへの登録は行いません。マッチ毎のメインとサイドボードの組み替えを認めます。
試合:スイス式 4 ラウンド (固定)
*それぞれの受付時刻まで参加者を募集し、適当な人数にトーナメントを割ります。
1トーナメントごとの参加人数は16人ほどを予定しています。
例)参加者が43人なら、15、14、14人の3つのトーナメントを走らせます。
賞品:
*全参加者に《猛り狂うベイロス》の箔押しプロモ・カードが与えられます。
(数の都合により、日本語版ではなく英語版が配布される場合があります)
*マッチに勝利するごとにブースターパック1つが与えられます。
*各大会の上位者には別に賞品が与えられます。
サイドイベント:
双頭巨人戦(シールド:スイス3回戦)とブースタードラフトを予定しております。
--------
皆様のご来場をお待ちしております。
http://74598.diarynote.jp/200909251309449152/
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新エキスパンション『ゼンディカー』大型プレリリース 東海地区大会 の概要です。
日時:2009年 9月26日(土曜日)
場所:東別院会館
なお、会場となる東別院会館の駐車場は使用できません。
ご来場の際は、別の駐車場をお使いになるか、公共交通機関をご利用下さい。
受付時間:~10:00 / ~12:00 / ~14:00 / ~16:00 (暫定)
*受付時間は暫定です。参加人数の集まり具合により前後いたします。あらかじめご了承下さい。
参加費:3000円
形式:シールド
*ゼンディカーのブースターパック、6パックを使用するシールド戦です。
*デッキリストへの登録は行いません。マッチ毎のメインとサイドボードの組み替えを認めます。
試合:スイス式 4 ラウンド (固定)
*それぞれの受付時刻まで参加者を募集し、適当な人数にトーナメントを割ります。
1トーナメントごとの参加人数は16人ほどを予定しています。
例)参加者が43人なら、15、14、14人の3つのトーナメントを走らせます。
賞品:
*全参加者に《猛り狂うベイロス》の箔押しプロモ・カードが与えられます。
(数の都合により、日本語版ではなく英語版が配布される場合があります)
*マッチに勝利するごとにブースターパック1つが与えられます。
*各大会の上位者には別に賞品が与えられます。
サイドイベント:
双頭巨人戦(シールド:スイス3回戦)とブースタードラフトを予定しております。
--------
皆様のご来場をお待ちしております。
いくつかの情報元から報告がありますが、
今回のゼンディカーのブースターパックからは、基本土地スロットのカードが
昔に印刷された絶版カードにすり替わったパックがあるという話です。
現に、土曜0時40分現在、国内のプレリリース大会において、
シールド戦に使用されたゼンディカーのパックから、《Sinkhole》(β版)が
出てきたという報告があります。
そこで、土曜に行われる東海地区のプレリリースでは、
これらの"Treasure card"について、以下の規定を定めます。
(これらの規定は後日変更されることがあります。ご了承下さい。
また、会場ではこれらのカードの取り扱いについてアナウンスをいたします。)
・"Treasure card" は基本土地カードと同じ扱いとする。
ブースターに封入されている基本土地、ルール紹介カード、トークンと同じく
パックを剥いた当人に所有権がある。
・"Treasure card"がゼンディカーに収録されていないカードである場合、
そのカードはそのリミテッドの大会において使用することはできない。
例)上記の報告のように、《Sinkhole》が出たとしても、大会に使用するデッキに
《Sinkhole》を使用することはできない。
・土曜のプレリリースでは、デッキスワップを行う大会フォーマットは無い。
が、もしもデッキスワップを行う場合、「パックを剥いた当人」=「デッキ登録者」
に"Treasure card"の所有権があるものとする。
上の規定は更新されたMTR7.3ならびにMTR7.5に沿ったものです。
MTR自体は10月1日をもって施行されますが、MTR7.3と7.5においては即日有効
……この変更がJUDGE-MLに流された日付は『2009年9月23日』……です。
このような発表が当日の未明になったことをお詫び申し上げます。
会場ではアナウンスを行いますので、ご来場の方々はパックから宝物が出てくるように
祈っておいてください。
07:26追記)
JCからの公式見解でました。
http://mjmj.info/data/docs/JohnCarter20090926.txt
----
そんなところで。
今回のゼンディカーのブースターパックからは、基本土地スロットのカードが
昔に印刷された絶版カードにすり替わったパックがあるという話です。
現に、土曜0時40分現在、国内のプレリリース大会において、
シールド戦に使用されたゼンディカーのパックから、《Sinkhole》(β版)が
出てきたという報告があります。
そこで、土曜に行われる東海地区のプレリリースでは、
これらの"Treasure card"について、以下の規定を定めます。
(これらの規定は後日変更されることがあります。ご了承下さい。
また、会場ではこれらのカードの取り扱いについてアナウンスをいたします。)
・"Treasure card" は基本土地カードと同じ扱いとする。
ブースターに封入されている基本土地、ルール紹介カード、トークンと同じく
パックを剥いた当人に所有権がある。
・"Treasure card"がゼンディカーに収録されていないカードである場合、
そのカードはそのリミテッドの大会において使用することはできない。
例)上記の報告のように、《Sinkhole》が出たとしても、大会に使用するデッキに
《Sinkhole》を使用することはできない。
・土曜のプレリリースでは、デッキスワップを行う大会フォーマットは無い。
が、もしもデッキスワップを行う場合、「パックを剥いた当人」=「デッキ登録者」
に"Treasure card"の所有権があるものとする。
上の規定は更新されたMTR7.3ならびにMTR7.5に沿ったものです。
MTR自体は10月1日をもって施行されますが、MTR7.3と7.5においては即日有効
……この変更がJUDGE-MLに流された日付は『2009年9月23日』……です。
このような発表が当日の未明になったことをお詫び申し上げます。
会場ではアナウンスを行いますので、ご来場の方々はパックから宝物が出てくるように
祈っておいてください。
07:26追記)
JCからの公式見解でました。
http://mjmj.info/data/docs/JohnCarter20090926.txt
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そんなところで。
9月21日に行いましたC.B.L. 30thは、30名の参加をいただきました。
またしても店内キャパぎりぎり、となりました。
参加費を1000円に増やして賞品をその分豪華にしましたが、
気軽に参加してもらいたいという思いは強いので、
次回31thから参加費はまた元の500円に戻します。
次のキリがよい数字になったら、また考えます。
され、C.B.L. 30thは、スイス5回戦の結果、Kondou Keiichi さんが全勝で優勝しております。
デッキのバラエティーに富んだものが多く、集団意識/Hive Mind》から各種契約を
ぶっぱするというデッキが3-2-0していたのが印象に残りました。
次回C.B.L. 31thは 10月25日(日)を予定しています。
翌週のGP北九州では、レガシーのPEもあるので、練習にいかがでしょうか。
もちろん、ゼンディカーも使用可能ですよ。
それでは、上位6名(4-1-0以上)のデッキリストです。
お楽しみ下さい。
----
*** WINNER ***
Kondou Keiichi
Main
4《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
4《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4《密林の猿人/Kird Ape》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
2《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
3《長毛のソクター/Woolly Thoctar》
2《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》
4《怨恨/Rancor》
2《忘却の輪/Oblivion Ring》
2《土地譲渡/Land Grant》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1《Savannah》
2《Plateau》
4《Taiga》
1《森/Forest》
1《山/Mountain》
1《平地/Plains》
Sideboard
3《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《流刑への道/Path to Exile》
1《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
1《長毛のソクター/Woolly Thoctar》
3《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1《クローサの掌握/Krosan Grip》
1《原基の印章/Seal of Primordium》
1《発展の代価/Price of Progress》
----
** 2nd place **
Nose Koji
Main
4《呪い捕らえ/Cursecatcher》
4《銀エラの達人/Silvergill Adept》
4《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
4《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》
2《波止場の用心棒/Waterfront Bouncer》
1《マーフォークの君主/Merfolk Sovereign》
4《Force of Will》
4《行き詰まり/Standstill》
3《目くらまし/Daze》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
3《もみ消し/Stifle》
1《否認/Negate》
12《島/Island》
4《不毛の大地/Wasteland》
4《変わり谷/Mutavault》
Sideboard
2《真髄の針/Pithing Needle》
2《水流破/Hydroblast》
2《青霊破/Blue Elemental Blast》
2《残響する真実/Echoing Truth》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《水没/Submerge》
2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
----
** 3rd place **
Itou Shougo
Main
2《拷問台/The Rack》
3《苦花/Bitterblossom》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
4《Sinkhole》
4《強迫/Duress》
3《無垢の血/Innocent Blood》
2《冥界のスピリット/Nether Spirit》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
2《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
4《小悪疫/Smallpox》
4《Hymn to Tourach》
4《悪疫/Pox》
4《金属モックス/Chrome Mox》
13《沼/Swamp》
1《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
3《不毛の大地/Wasteland》
2《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
Sideboard
3《真髄の針/Pithing Needle》
1《拷問台/The Rack》
1《無垢の血/Innocent Blood》
2《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
1《根絶/Extirpate》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4《思考囲い/Thoughtseize》
----
** 4th place **
Takei Masaya
Main
4《永遠の証人/Eternal Witness》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《Force of Will》
4《自然の秩序/Natural Order》
2《もみ消し/Stifle》
3《実物提示教育/Show and Tell》
3《神秘の教示者/Mystical Tutor》
3《とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2《大祖始/Progenitus》
3《花の壁/Wall of Blossoms》
4《森/Forest》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4《Tropical Island》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《島/Island》
Sideboard
2《もみ消し/Stifle》
2《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
3《目くらまし/Daze》
3《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
----
** 5th place **
Nuruki Hiroaki
Main
3《幕屋の大魔術師/Magus of the Tabernacle》
3《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
1《真髄の針/Pithing Needle》
4《亡霊の牢獄/Ghostly Prison》
1《血染めの月/Blood Moon》
3《三なる宝球/Trinisphere》
4《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
3《ハルマゲドン/Armageddon》
1《戦の惨害/Ravages of War》
1《Moat》
3《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》
1《煙突/Smokestack》
1《虚空の杯/Chalice of the Void》
4《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
5《平地/Plains》
1《古えの居住地/Ancient Den》
4《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
2《Plateau》
2《地平線の梢/Horizon Canopy》
4《裏切り者の都/City of Traitors》
4《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4《不毛の大地/Wasteland》
1《The Tabernacle at Pendrell Vale》
Sideboard
4《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《忘却の輪/Oblivion Ring》
1《法の定め/Rule of Law》
1《沈黙のオーラ/Aura of Silence》
1《三なる宝球/Trinisphere》
3《虚空の杯/Chalice of the Void》
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** 6th place **
Okazawa Naoto
Main
4《渦まく知識/Brainstorm》
3《対抗呪文/Counterspell》
4《Force of Will》
3《行き詰まり/Standstill》
2《誤った指図/Misdirection》
4《火+氷/Fire+Ice》
3《狡猾な願い/Cunning Wish》
2《正義の命令/Decree of Justice》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2《謙虚/Humility》
1《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
3《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
1《島/Island》
1《平地/Plains》
1《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》
1《トレイリア西部/Tolaria West》
1《蛮族のリング/Barbarian Ring》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4《Tundra》
2《Plateau》
2《Volcanic Island》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
Sideboard
3《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
1《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
1《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
1《嘘か真か/Fact or Fiction》
1《原野の脈動/Pulse of the Fields》
1《紅蓮破/Pyroblast》
1《水流破/Hydroblast》
1《火山の流弾/Volcanic Fallout》
1《青霊破/Blue Elemental Blast》
1《解体の一撃/Dismantling Blow》
1《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
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そんなところで。