#更新が滞って申し訳ありません。
#書くことが貯まってきたので、ゆるりと更新頻度を高めていこうと思います。
#よしなに。

それでは今週の問題。

問1
かたならし○×。

「自分が主催する普通の大会に、自分自身がプレイヤーとして出場することができる。」

○か×か?

 
問2

ゼンディカーのパックが品薄なので、ひさびさに「トレーディング」に精を出す
プレイヤーAとBがいつものゲームをしている。

プレイヤーAは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を唱えた。
続唱能力が誘発し、Bは何もせずにAにライブラリーをめくるよう促した。

2-1)
めくれたのは《噴出の稲妻/Burst Lightning》だった。
Aはこれを唱えることに決めたが、キッカー・コストを支払うことはできるだろうか?

2-2)
めくれたのは《ドワーフの爆風掘り/Dwarven Blastminer》だった。
Aはこれを唱えることに決めたが、裏向きにして唱えることはできるだろうか?
また、その時に支払うマナはいくつだろうか?


2-3)
めくれたのは《爆裂+破綻/Boom+Bust》だった。
Aはこれを唱えることはできるだろうか?
また、唱えることができるのならば、それはどちら側だろうか?


 
問3

ゼンディカーには、条件を満たすと唱えるのに支払うマナが軽くなる「罠/Trap」呪文が存在する。

では、以下の場合において、罠呪文を唱える側のプレイヤー(P)の支払うマナが軽くなるケースは
どれだろうか? (複数回答可)

なお、Q、RはそれぞれPの対戦相手である。

3-1)
Qのターン、Qは《乾燥台地/Arid Mesa》をプレイし、さらに自身の能力を起動して
《平地/Plains》を置いた。その後、Qは戦闘に入りたかったので、優先権をPに渡した。
そして、Pは《溶岩の玉の罠/Lavaball Trap》を唱えた。

3-2)
Pは忠誠カウンターが4個乗っている《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》をコントロールしている。
Qは自分のターンに《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》を唱えて戦場に出して、自身の能力を
起動し、《野生語りのガラク》のカウンターを全て取り除いて《野生語りのガラク》を墓地に置いた。
その後Qは戦闘に入りたかったので、優先権をPに渡した。
そして、Pは《コブラの罠/Cobra Trap》を唱えた。

3-3)
PはQを対象に《思考の大出血/Thought Hemorrhage》を唱え、解決時にQの手札、墓地、ライブラリー
から《歪んだ世界/Warp World》を全て追放した。Qのライブラリーが無作為化されたあと、
Pは《書庫の罠/Archive Trap》を唱えた。

3-4)
PはQの《エメリアの天使/Emeria Angel》を対象に《流刑への道/Path to Exile》を唱えた。
これが解決され、《エメリアの天使》は追放された。Qは自分のライブラリーを見て、
しばらく考えた後に、「いや、土地は出さないでおくよ。」と言って、ライブラリーを無作為化した。
そして、Pは《書庫の罠/Archive Trap》を唱えた。

3-5)(*注意:3人戦です)
Qのターン、Qは《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》でRを攻撃した。
Rはこれをブロックせず、2点のダメージを受け、Qは絆魂能力でライフを2点得た。
Qの戦闘終了ステップに、PはRを対象に《噛み針の罠/Needlebite Trap》を唱えた。


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いつものように、回答は来週にでも。


9月26日のゼンディカープレリリース@東別院会館に参加された方へお知らせです。

先日は、ゼンディカープレリリースへご参加頂きありがとうございました。
諸般の事情でご用意できませんでした「次元カード」ですが、年内に東海地区で行われる
プレミア・イベントのトーナメント会場にてお渡しいたします。

お配りするカードは 「42. Celestine Reef」になります。
枚数に限りがあるため、ご本人様にのみ1枚限りとさせて頂きます。ご了承下さい。

なお、東海wikiにはこのカードをお配りするイベント情報と、カード画像を載せておきましたので、
あわせてご参照下さい。近くに東別院のプレリに行った人がいたら、声をかけて下さいね。

東海wiki: http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/


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それでは、先週の回答。

問1
かたならし○×。

「自分が主催する普通の大会に、自分自身がプレイヤーとして出場することができる。」

○か×か?




9月更新のMTRから、大会スタッフ(主催者、ジャッジ、スコアキーパー)でも、
以下の大会区分であればプレイヤーとして参加できるようになった。

 ・FNM(フライデー・ナイト・マジック)
 ・プレリリース
 ・発売記念パーティ
 ・マジックゲームデイ
 ・その他、非プレミア大会

普通の主催者が主催する大会は「その他、非プレミア大会」に属するので、問題の答えは○である。

9月更新では、大会スタッフがプレイヤーとして参加する大会では、K値が8になると書かれていたが、
10月更新でこの項目が撤廃された。K値は開催された大会に応じた値になる。

また、大会スタッフがプレイヤーとして参加する場合、ルール適用度(REL)は一般になる。
言うまでもないが、大会スタッフは大会を公正に運営しなければならない。

例えば、C.B.L.は私が主催するK値16、REL一般のレガシー構築戦大会であるが、
これは「その他、非プレミア大会」なので、私自身も参加できる。K値、RELは元のままである。

 
・大会スタッフ側への注意点。
大会スタッフがプレイヤーとして参加する可能性がある大会を運営する場合、旧来のDCIrでは、
コーディネーターやジャッジに名前があるとプレイヤーとしてはレジストできないので、
Wizards Event Reporter を使用しなくてはいけない。DCIの個人情報ページより入手可能である。

#WERには既知のバグがいくつか存在する。回避方法としては、[Tab]キーを駆使する、
#あきらめて英語版を再インストールする、などが挙げられる。バグに関しては個人的に聞かれても
#たいした解決にならないので、バグ情報を公式へフィードバックしてあげて下さい。

 
問2
プレイヤーAは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を唱えた。
続唱能力が誘発し、Bは何もせずにAにライブラリーをめくるよう促した。

2-1)
めくれたのは《噴出の稲妻/Burst Lightning》だった。
Aはこれを唱えることに決めたが、キッカー・コストを支払うことはできるだろうか?

2-2)
めくれたのは《ドワーフの爆風掘り/Dwarven Blastminer》だった。
Aはこれを唱えることに決めたが、裏向きにして唱えることはできるだろうか?
また、その時に支払うマナはいくつだろうか?

2-3)
めくれたのは《爆裂+破綻/Boom+Bust》だった。
Aはこれを唱えることはできるだろうか?
また、唱えることができるのならば、それはどちら側だろうか?


2-1)できる。

続唱能力にある「マナ・コストを支払うことなく唱えてもよい」とは、代替コストを使用して
呪文を唱えることができる効果である。呪文を唱えるにはCR601.2にある段階を順に踏まえるが、
この効果が適用されるのはCR601.2bである。

キッカー・コストは追加コストであり、それを支払うかどうかは同じCR601.2bで決定するので、
代替コストを支払うことと、追加コストを支払うことを決定すればよい。

問題の場合、《噴出の稲妻/Burst Lightning》をキッカー・コストを支払って唱える場合、
合計{4}を支払わなくてはいけない。


2-2)できない。

変異能力によって裏向きにプレイする場合は、「本来のマナ・コストではなく{3}を支払うことで~」
とある。つまりこれは代替コストである。

しかし、単一の呪文を唱えるに際しては、代替コストは1つしか適用できない(CR116.9a)ので、
問題の場合、裏向きでプレイすることは選べない。

想起についても同じ事が言える。

2-3)《爆裂/Boom》と《破綻/Bust》、いずれかを唱えることができる。

スタック以外にある分割カードが、特性とある値を比較してどうか問われる場合は、
分割カードのいずれかの側で「はい」という答えが得られるならば、全体の答えも「はい」になる。
(CR708.6a)

問題の場合、《爆裂+破綻/Boom+Bust》の点数で見たマナ・コストが、
《血編み髪のエルフ》の点数で見たマナ・コスト(=4)と比較されているので、

 ・《爆裂/Boom》=2 < 4
 ・《破綻/Bust》=6 > 4

となり、「《血編み髪のエルフ》よりも小さいか?」 という問いには 「はい」 という答えが返る。

条件に合致する《爆裂+破綻/Boom+Bust》がめくられたので、続唱能力でこれ以上ライブラリーは
めくられなくなる。

また、この呪文を唱える場合は、どちら側でも唱えることが可能である。


 
問3

ゼンディカーには、条件を満たすと唱えるのに支払うマナが軽くなる「罠/Trap」呪文が存在する。

では、以下の場合において、罠呪文を唱える側のプレイヤー(P)の支払うマナが軽くなるケースは
どれだろうか? (複数回答可)

なお、Q、RはそれぞれPの対戦相手である。

3-1)
Qのターン、Qは《乾燥台地/Arid Mesa》をプレイし、さらに自身の能力を起動して
《平地/Plains》を置いた。その後、Qは戦闘に入りたかったので、優先権をPに渡した。
そして、Pは《溶岩の玉の罠/Lavaball Trap》を唱えた。

3-2)
Pは忠誠カウンターが4個乗っている《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》をコントロールしている。
Qは自分のターンに《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》を唱えて戦場に出して、自身の能力を
起動し、《野生語りのガラク》のカウンターを全て取り除いて《野生語りのガラク》を墓地に置いた。
その後Qは戦闘に入りたかったので、優先権をPに渡した。
そして、Pは《コブラの罠/Cobra Trap》を唱えた。

3-3)
PはQを対象に《思考の大出血/Thought Hemorrhage》を唱え、解決時にQの手札、墓地、ライブラリー
から《歪んだ世界/Warp World》を全て追放した。Qのライブラリーが無作為化されたあと、
Pは《書庫の罠/Archive Trap》を唱えた。

3-4)
PはQの《エメリアの天使/Emeria Angel》を対象に《流刑への道/Path to Exile》を唱えた。
これが解決され、《エメリアの天使》は追放された。Qは自分のライブラリーを見て、
しばらく考えた後に、「いや、土地は出さないでおくよ。」と言って、ライブラリーを無作為化した。
そして、Pは《書庫の罠/Archive Trap》を唱えた。

3-5)(*注意:3人戦です)
Qのターン、Qは《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》でRを攻撃した。
Rはこれをブロックせず、2点のダメージを受け、Qは絆魂能力でライフを2点得た。
Qの戦闘終了ステップに、PはRを対象に《噛み針の罠/Needlebite Trap》を唱えた。



3-1)軽くなる。

Qはこのターン、2枚の土地を戦場に出しているので、条件を満たす。

3-2)軽くならない。

《野生語りのガラク》は、ルールにより墓地に置かれている。対戦相手のコントロールする
呪文や能力による破壊ではない。

3-3)軽くならない。

条件は「対戦相手が自分のライブラリーからカードを探す」である。
QはQ自身のライブラリーからカードを探していないので、条件を満たしていない。
探したのはPである。

3-4)軽くなる。

QはQ自身のライブラリーを見ているので、「探したけど見つからなかった」としている。
これは《書庫の罠/Archive Trap》の条件を満たす。

3-5)軽くなる。

罠カードは、誰を対象として唱えてもよい。条件を満たせば軽く唱えられるだけである。
この場合、Qがライフを得たので、軽くなる条件を満たしている。


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そんなところで。


Planechase に収録されている次元カードの紹介です。

次元カードは普通のMTGのカードの2枚分の大きさがあり、
Planechaseの各構築済みデッキに10枚ずつ入っています。計40種類です。
また、これまでにプロモカードとして、41番と42番の次元カードが印刷されています。
各次元カードはGatherer database にも収録されていて、絵柄を見ることができます。

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この記事について
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各次元カードの和訳を引用し、各次元の背景解説とPlanechase FAQ の要点を追加しています。
FAQ原文を全て訳しているわけではありません。また、別に注釈を加えたものもあります。

各次元カードの背景解説は私訳です。
一部のカードについては、JFKさんの訳を参考にしています。

次元カードを使用したゲームのやりかたや、次元カードに関する一般的な注釈は
後の記事で補完します。CR900番台にも次元カードに関する事柄が書かれています。

参考:
次元マジック・ルール和訳
http://www.wizards.com/mtg/images/tcg/products/planechase/pcRules_JP.pdf

次元カードリスト(言語を日本語に設定すると、日本語でテキストが読めます)
http://www.wizards.com/magic/tcg/productarticle.aspx?x=mtg/tcg/planechase/languages

各次元の紹介
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/stf/54

Planechase FAQ
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs


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カード別注釈
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#1
トレイリア西部のアカデミー/Academy at Tolaria West
次元 -- ドミナリア

あなたの終了ステップの開始時に、あなたの手札にカードが無い場合、カードを7枚引く。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたの手札を捨てる。


トレイリア西部のアカデミー(ドミナリア)

#ジャムーラ大陸のはるか西にある絶海の孤島、トレイリアにある学院。
#バリンにより《抹消/Obliterate》された学院とは異なり、新しく造られた方。

*この誘発型能力は"if節のルール"に従う。

#2
霊気筒/The Ather Flues
次元 -- イクァターナ

あなたが霊気筒へプレインズウォークしたときかあなたのアップキープの開始時に、あなたはクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。そうした場合、あなたのライブラリーの一番上のカードを、クリーチャー・カードが公開されるまで公開し続け、そのカードを戦場に出し、その後これにより公開された他のすべてのカードをあなたのライブラリーに加えて切り直す。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたはあなたの手札にあるクリーチャー・カードを1枚戦場に出してもよい。


霊気筒(イクァターナ)

#空気が純粋な霊気でできている世界、イクァターナ。その霊気は生態系に影響を与え、
#生物は容易に変容するようになった。霊気筒の上に浮かぶのは《ナルコメーバ/Narcomoeba》。

*1番目の能力は対象をとっていない。生け贄に捧げるのは解決時である。

#3
アギレム/Agyrem
次元 -- ラヴニカ

白のクリーチャーが1体戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、次の終了ステップの開始時に、それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
白でないクリーチャーが1体戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、次の終了ステップの開始時に、それをオーナーの手札に戻す。
あなたが[chaos]を出すたび、いずれかのプレイヤーがプレインズウォークするまで、クリーチャーはあなたを攻撃できない。


アギレム(ラブニカ)

#ラヴニカのどのギルドにも属さない孤立した地域。別名《幽霊街/Ghost Quarter》。
#彼の地より遊離した魂が行き着く場所。

*1番目と2番目の能力は、それぞれ遅延誘発型能力を作成する。次の終了ステップの開始時に
 アギレムが表向けになっていなかったとしても、それは誘発する。

*クリーチャーの色は、直前に戦場にあった色を参照する。(最後の情報)

#4
バント/Bant
次元 -- アラーラ

すべてのクリーチャーは賛美を持つ。
あなたが[chaos]を出すたび、緑か白か青のクリーチャー1体を対象とし、それの上に神性カウンターを1個置く。 そのクリーチャーは、神性カウンターが置かれているかぎり破壊されない。


バント(アラーラ)

#アラーラの5つに分かたれた次元のひとつ、白と緑と青のマナだけがある世界。
#厳しい階級制度によって縛られており、人々はより高い身分を目指そうと日々努力している。

*{C}の能力によってカウンターが置かれたクリーチャーは、バントが表向きの次元カードで
 なくなったとしても、「破壊されない」効果は続く。

*{C}の能力によって置かれたカウンターが別のクリーチャーに移動した場合、
 元のクリーチャーも、カウンターが移動したクリーチャーも、「破壊されない」効果を持たない。
 元のクリーチャーはカウンターが乗っていないので条件を満たさないし、
 カウンターが移動したクリーチャーは、{C}の能力の対象になっていないからである。

#5
絶壁の市場/Cliffside Market
次元 -- メルカディア

あなたが絶壁の市場にプレインズウォークしたときかあなたのアップキープの開始時に、プレイヤー1人を対象とする。あなたはそのプレイヤーとライフの総量を交換してもよい。
あなたが[chaos]を出すたび、共通のカードタイプを持つパーマネント2つを対象とし、それらのコントロールを交換する。


絶壁の市場(メルカディア)

#山脈の上にそびえ立つ、メルカディア市にある市場の一つ。
#このような《高級市場/High Market》では、朝も夜も休まずに商いが続けられている。

*ライフを交換する場合、その点数に応じてライフを得たり失ったりすることになる。
 ライフの増減による誘発型能力に注意。

*{C}の能力によって対象を選ぶ場合、2つとも同じコントローラーのパーマネントを選んで良い。
 その場合、解決時には何もおきない。

#6
暗き男爵領/The Dark Barony
次元 -- ウルグローサ

黒でないカードが1枚いずれかの領域からいずれかのプレイヤーの墓地に置かれるたび、そのプレイヤーは1点のライフを失う。
あなたが[chaos]を出すたび、各対戦相手はそれぞれカードを1枚捨てる。


暗き男爵領(ウルグローサ)

#吸血鬼であるセンギア男爵が治める常闇の村。中央にはその象徴である《Castle Sengir》がある。
#次元カードの絵はその城のバルコニーからの眺め。

*1番目の誘発型能力は、通常の「戦場を離れた時~」という類の誘発型能力と異なり、
 いずれかの領域から墓地に置かれた時に誘発するので、墓地での色を参照する。
 直前の領域での最後の情報(LKI)を参照することはない。

#7
エローレン荒原/Eloren Wilds
次元 -- シャンダラー

いずれかのプレイヤーがマナを引き出す目的でパーマネントを1つタップするたび、そのプレイヤーは自分のマナ・プールに、そのパーマネントが生み出したいずれかのタイプのマナ1点を加える。
あなたが[chaos]を出すたび、プレイヤー1人を対象とする。いずれかのプレイヤーがプレインズウォークするまで、そのプレイヤーは呪文を唱えられない。


エローレン荒原(シャンダラー)

#あてもなく久遠の闇をさまよう次元、シャンダラー。この次元はマナに満ちあふれており、
#プレインズウォーカー達は、エローレン荒原のように植物が異常に成長している土地を望んでいる。

*パーマネントであることに注意。土地からに限られない。

*追加のマナはこのEloren Wildsから供給される。

*{C}の能力はプレイヤーに呪文を唱えることを禁止させる。
 土地のプレイや起動型能力の起動は禁止されない。

#8
永劫の霧/The Eon Fog
次元 -- エクィロー

プレイヤーはアンタップ・ステップを飛ばす。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたがコントロールするすべてのパーマネントをアンタップする。


永劫の霧(エクィロー)

#エクィローはおよそ考えうるよりも古い次元である。
#エクィローは凍り付いても、死に絶えてもいない。ただ、完了しているのである。


#9
餌場/Feeding Grounds
次元 -- ムラガンダ

赤の呪文は、それを唱えるためのコストが{1}少なくなる。
緑の呪文は、それを唱えるためのコストが{1}少なくなる。
あなたが[chaos]を出すたび、クリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターをX個置く。Xはそのクリーチャーの点数で見たマナ・コストに等しい。


餌場(ムラガンダ)

#《ムラガンダの印刻》から知ることができる、赤と緑の魔法が使いやすい大自然の次元。
#ムラガンダの湿気の多いジャングルには、《放漫トカゲ》を始めとした大型は虫類が生息する。

*赤かつ緑である呪文はコストが{2}少なくなる。
 (→《アウグスティン四世大判事/Grand Arbiter Augustin IV》も参照)

#10
夏の平原/Fields of Summer
次元 -- モアグ

いずれかのプレイヤーが呪文を1つ唱えるたび、そのプレイヤーは2点のライフを得てもよい。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたは10点のライフを得てもよい。


夏の平原(モアグ)

#モアグは快適な世界であり、豊饒な大地、温和な気候の広々とした刈草地、豊富で力強い文化が
#宿る。ウルザとその旅の仲間、ザンチャが数十年を平和に暮らした世界でもある。

#11
第四球層/The Fourth Sphere
次元 -- ファイレクシア

あなたのアップキープの開始時に、黒でないクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
あなたが[chaos]を出すたび、黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。


第四球層(ファイレクシア)

#荒廃の王ヨーグモスが支配する暗黒次元、ファイレクシア。その第四球層は溶鉱炉と戦士の訓練場
#である。かつてウルザはこの球層まで進んだが、ファイレクシア人の反撃にあって遁走した。


#12
空僻の盆地/Glimmervoid Basin
次元 -- ミラディン

いずれかのプレイヤーが、単一の対象を持つインスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、そのプレイヤーは、呪文やパーマネントや戦場に無いカードやプレイヤーのうち、他に対象にとれるもの1つにつき1つその呪文をコピーする。それぞれのコピーは、それらのうち別々のものを対象とする。
あなたが[chaos]を出すたび、クリーチャー1体を対象とする。そのクリーチャーのコントローラー以外の各プレイヤーは、そのクリーチャーのコピーであるトークンを1体戦場に出す。


空僻の盆地(ミラディン)

#金属世界であるミラディンで、《空僻地》の一画に、六角形の鏡面体で埋め尽くされている所がある。
#そこでの呪文は容易に二重、三重と増幅され、あたかも《放射/Radiate》されたようになるという。

*呪文が複数個の対象を持つ場合、1番目の能力は誘発しない。

*1つの呪文が複数の「対象」という語を持ち、その対象としているパーマネントやプレイヤーが
 同一であったとしても、それは複数個の対象を持つ呪文なので、1番目の能力は誘発しない。

*モードや追加コストにによる呪文の性質を考えない場合、コピーは可能な限り作成される。

例)アーティファクトを対象に《帰化/Naturalize》を唱えた場合、1番目の能力が誘発し、
 結果として全てのアーティファクトとエンチャントそれぞれを対象とした《帰化》のコピーが
 作成される。アーティファクトのみではない。

*1番目の能力によって作成されたコピーのコントローラーは、それを誘発させた呪文の
 コントローラーと同一である。全てのコピーは同時に作成され、それらを好きな順番で
 スタックに置くことができる。

#13
ゴールドメドウ/Goldmeadow
次元 -- ローウィン

土地が1つ戦場に出るたび、その土地のコントローラーは、白の0/1のヤギ・クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。
あなたが[chaos]を出すたび、白の0/1のヤギ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。


ゴールドメドウ(ローウィン)

#ローウィンの小村であるゴールドメドウとその周辺の平原は、金の太陽と緑の草原という
#完璧な調和を成している。そして、そこはスプリングジャックの天国でもある。


#14
偉大なる森/The Great Forest
次元 -- ローウィン

各クリーチャーは、パワーではなくタフネスに等しい点数の戦闘ダメージを割り振る。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたがコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+0/+2の修整を受けるとともにトランプルを得る。


偉大なる森(ローウィン)

#ローウィンにある大森林で、ツリーフォークが生まれる地。
#ここの生まれで、最も有名な戦士かつシャーマンとして《包囲の搭、ドラン》があげられる。

*単にパワーではなくタフネスの数字を見るだけである。
 例えば2/3のクリーチャーであれば、3点のダメージを与える。


#15
グリクシス/Grixis
次元 -- アラーラ

あなたの墓地にある青か黒か赤のクリーチャー・カードは蘇生を持つ。 その蘇生コストは、そのカード自身のマナ・コストに等しい。
あなたが[chaos]を出すたび、いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。


グリクシス(アラーラ)

#アラーラの5つに分かたれた次元のひとつ、青と黒と赤のマナだけがある世界。
#退廃と狂気が覆う死の世界。アンデッドや悪魔、ホラーといった住民が大半を占める。

*墓地にあり、該当する色のクリーチャー・カードは蘇生能力を持つ。
 蘇生能力は起動型能力であることに注意すること。CRの蘇生項目も参照。

#16
ヒッポドローム/The Hippodrome
次元 -- セゴビア

すべてのクリーチャーは-5/-0の修整を受ける。
あなたが[chaos]を出すたび、クリーチャー1体を対象とする。それのパワーが0以下である場合、あなたはそれを破壊してもよい。


ヒッポドローム(セゴビア)

#セゴビアはミニチュアの次元であり、そこではあらゆるものが小さくなる。
#ヒッポドロームはセゴビアで二輪戦車のレースが行われる闘技場の名前。

*この継続的効果は第7c種である。
 タイムスタンプはこの次元カードが表向きになった時点であることに留意すること。


#17
イマースターム/Immersturm
次元 -- ヴァラ

クリーチャーが1体戦場に出るたび、そのクリーチャーのコントローラーが選んだクリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。その戦場に出たクリーチャーのコントローラーは「このクリーチャーは、それに自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。」を選んでもよい。
あなたが[chaos]を出すたび、クリーチャー1体を対象とする。それを追放し、その後それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。


イマースターム(ヴァラ)

#ヴァラという次元にある、混沌と稲妻が猛威を振るい、戦乱が絶えない地、イマースターム。
#雷雲に沿ってうねる征服者の剣戟の響きと戦闘者の断末魔が、永遠に続く世界である。

*1番目の誘発型能力のコントローラーは、クリーチャーを戦場に出したプレイヤーではなく、
 この次元カードのコントローラーである。これが影響するのは、同時に複数のクリーチャーが
 戦場に出た場合、それらによって誘発した誘発型能力を載せる順番を決めるのは、
 この次元カードのコントローラーである。誰がクリーチャーをコントロールしているかは問わない。

*{C}の能力によってトークン・クリーチャーが追放された場合、それは戦場に戻らない。
 状況起因処理によってそのトークンは消滅する。

#18
ヴェズーヴァ島/Isle of Vesuva
次元 -- ドミナリア

トークンでないクリーチャーが1体戦場に出るたび、それのコントローラーはそのクリーチャーのコピーであるトークンを1体戦場に出す。
あなたが [chaos]を出すたび、クリーチャー1体を対象とし、それと、そのクリーチャーと同じ名前を持つ他のすべてのクリーチャーを破壊する。


ヴェズーヴァ島(ドミナリア)

#ドッペルゲンガーと多相の戦士が住まうことで有名なドミナリアの島。位相の魔法によって
#来訪者の複製が造られ、それらは「オリジナル」を激しく妬むということもよく知られている。

*コピー・トークンが作成される前に、誘発元のクリーチャーが戦場から離れたとしても、
 コピーは作成される。(最後の情報を使う)

*{C}の能力は対象を取っている。解決前に対象となったクリーチャーが対象不適正になった場合、
 この能力自体が打ち消され、何もおきない。


#19
イゼットの蒸気迷路/Izzet Steam Maze
次元 -- ラヴニカ

いずれかのプレイヤーがインスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、そのプレイヤーはそれをコピーする。そのプレイヤーはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
あなたが[chaos]を出すたび、このターンあなたが唱えるインスタント呪文やソーサリー呪文は、唱えるためのコストが{3}少なくなる。


イゼットの蒸気迷路(ラヴニカ)

#イゼット団が、都市機能の維持に必要な物資やエネルギーを供給するためにラヴニカの地下に
#張り巡らした蒸気トンネル群。エネルギーの豊富な地下では、路上よりも魔力が上昇する。

*1番目の能力は強制である。望む望まざるにかかわらず、コピーは作成される。

*1番目の能力を解決する前に、誘発元の呪文が打ち消される等によってスタックから
 取り除かれていたとしても、コピーは作成される。


#20
クローサ/Krosa
次元 -- ドミナリア

すべてのクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたはあなたのマナ・プールに{WUBRG}を加えてもよい。


クローサ(ドミナリア)

#ドミナリアの大侵攻後のオタリア大陸にある森林地帯。クローサの森は陰謀団の狩場でもある。
#蛮族からドルイドとなったカマールはクローサの森にミラーリを安置し、この森に住むようになる。



#21
忘却湖/Lethe Lake
次元 -- アーコス

あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上から10枚のカードをあなたの墓地に置く。
あなたが[chaos]を出すたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から10枚のカードを自分の墓地に置く。


忘却湖(アーコス)

#アーコスは、その奇妙な論理により昼と夜が混ざり合う次元。《涙の川》に描かれている。
#忘却湖の近くでは記憶が消えていくため、たいていの魔導士は精神破壊を恐れて湖には近寄らない。

*ライブラリーが10枚未満の場合、ライブラリーの残り全てのカードを墓地に置く。

#22
ラノワール/Llanowar
次元 -- ドミナリア

すべてのクリーチャーは「{oT}:あなたのマナ・プールに{GG}を加える。」を持つ。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたがコントロールするすべてのクリーチャーをアンタップする。


ラノワール(ドミナリア)

#ドミナリア世界の大陸にある広大な森林地帯。排他的で荒々しいエルフたちの住居であり、
#自らの神秘主義と保守的な社会を守るために侵入者を撃退し続けて来た。


#23
大渦/The Maelstrom
次元 -- アラーラ

あなたが大渦へプレインズウォークしたときかあなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたのライブラリーの一番上のカードを公開してもよい。それがパーマネント・カードである場合、あなたはそれを戦場に出してもよい。そうでない場合、そのカードをあなたのライブラリーの一番下に置く。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたの墓地にあるパーマネント・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。


大渦(アラーラ)

#大渦は次元ではなく、アラーラの5つに分かたれた断片世界からのマナが幾重にも集積した場所。
#それらのマナがもたらすエネルギーは、大渦の中で融合し新たな怪物を生み出す。

*1番目の能力の解決時に、あなたはライブラリーの一番上を公開しても、しなくても良い。

*公開したカードがパーマネント・カードであった場合、選択肢は2つある。
  1)それを戦場に出す。
  2)それをライブラリーの一番底に置く。

*つけられないオーラ等、それを戦場に出せない場合、強制的にそれはライブラリーの底に置かれる。

*公開したカードがインスタントかソーサリーだった場合、それはライブラリーの一番上にそのまま
 置かれる。

#24
水面院/Minamo
次元 -- 神河

いずれかのプレイヤーが呪文を1つ唱えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚引いてもよい。
あなたが[chaos]を出すたび、各プレイヤーは自分の墓地にある青のカードを1枚、自分の手札に戻してもよい。


水面院(神河)

#神滝湖と神滝の周辺に浮く魔術師たちの学院。上空には空民の首都オオタワラ(朧)がある。
#魔術の他に、弓術も修める。学院長は《水面院の師範、密》、代行は《巻物の君、あざみ》である。

*{C}の能力は対象をとっていない。誰がどのカードを手札に入れるかは、解決時に選択する。


#25
ムラーサ/Murasa
次元 -- ゼンディカー

トークンでないクリーチャーが1体戦場に出るたび、それのコントローラーは自分のライブラリーから基本土地カードを1枚探してもよい。そうしたなら、そのプレイヤーはそのカードをタップ状態で戦場に出し、その後自分のライブラリーを切り直す。
あなたが[chaos]を出すたび、土地1つを対象とする。それは4/4のクリーチャーになる。それは土地でもある。


ムラーサ(ゼンディカー)

#探検する活気に満ちた次元、ゼンディカーの一大陸。そびえ立つ崖に囲まれ、森、谷、急な峰から
#なる。カズールの暴君は道を支配し、ムラーサに入ろうとする全ての探検家から貢ぎ物を要求する。

*{C}の能力は、この次元カードが表向きでなくなっても効果を維持し続ける。

#26
ナー島/Naar Isle
次元 -- ワイルドファイア

あなたのアップキープの開始時に、ナー島の上に火炎カウンターを1個置く。その後ナー島はあなたに、自身の上に置かれている火炎カウンターの数に等しい点数のダメージを与える。
あなたが[chaos]を出すたび、プレイヤー1人を対象とする。ナー島はそのプレイヤーに3点のダメージを与える。


#炎の海そのものであるワイルドファイアに浮かぶ真鍮の都市。《ナー島の領主》の元、
#イフリートとジンの教団であるエンバーワイルドが活動している。


#27
ナヤ/Naya
次元 -- アラーラ

あなたの各ターンに、あなたは追加の土地を望む枚数プレイしてもよい。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたがコントロールする赤か緑か白のクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで、あなたがコントロールする土地1つにつき+1/+1の修整を受ける。


ナヤ(アラーラ)

#アラーラの5つに分かたれた次元のひとつ、緑と赤と白のマナだけがある世界。一面のジャングル
#に覆われ、猫戦士(ナカティル)、巨獣を神と崇めるシーリア・エルフ、そして人間の蛮族が住む。

*土地をプレイする際には、どの能力によってプレイしたかを宣言すること。
 (特別な行動なのか、この次元カードによるものか、それとも他の効果によるものか)


#28
オタリア/Otaria
次元 -- ドミナリア

墓地にあるインスタント・カードとソーサリー・カードはフラッシュバックを持つ。 そのフラッシュバック・コストは、そのカード自身のマナ・コストに等しい。
あなたが[chaos]を出すたび、このターンに続いて追加の1ターンを行う。


オタリア(ドミナリア)

#ドミナリア南半球にある大陸。ファイレクシア軍大侵攻の後、比較的早い時期で復興し始めたが、
#陰謀団による闘技場競技や、セファリッドの謀略が渦巻く中、ミラーリを巡る争いが勃発する。

*フラッシュバックについてはCRの該当項目を参照のこと。

*{C}の能力によって同ターンに複数のターンを得た場合、さらに追加のターンが作成される。

#29
パノプティコン/Panopticon
次元 -- ミラディン

あなたがパノプティコンにプレインズウォークしたとき、カードを1枚引く。
あなたのドロー・ステップの開始時に、あなたはカードを追加で1枚引く。
あなたが[chaos]を出すたび、カードを1枚引く。


パノプティコン(ミラディン)

#ミラディン世界の中心、洞の奥深くにそびえ立つ魔術師の塔。
#《メムナーク》はこの塔からミラディンのありとあらゆる場所を監視している。


#30
生達の池/Pools of Becoming
次元 -- ボーラスの瞑想領土

あなたの終了ステップの開始時に、あなたの手札にあるカードをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置き、その枚数に等しい枚数のカードを引く。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたの次元デッキの一番上から3枚のカードを公開する。 公開した各カードの[chaos]能力が誘発する。その後、これにより公開されたすべてのカードを、あなたの次元デッキの一番下に望む順番で置く。


生達の池(ボーラスの瞑想領土)

#そこに居る者の思考や能力を反映して常に地理が変化する、超現実的な次元。マダラの皇帝と
#名乗るドラゴンが謁見を行う場所。生達の池を御する力を持つ者は、他の次元の効果までも引き出せる。

*表向きになっている次元カードは、そのオーナーの次元デッキには無い。
 よって、{C}の能力によりこの次元カードのオーナーが、次元デッキの上から3枚のカードを
 公開する場合、この次元カードは数に含めない。

*{C}の能力によって公開した次元カードから誘発した能力は、好きな順番で積むことができる。

#31
レイヴンの地/Raven’s Run
次元 -- シャドウムーア

すべてのクリーチャーは萎縮を持つ。
あなたが[chaos]を出すたび、クリーチャー1体と、他のクリーチャー1体と、他のクリーチャー1体を対象とする。その1体目の上に-1/-1カウンターを1個置き、その2体目の上に-1/-1カウンターを2個置き、その3体目の上に-1/-1カウンターを3個置く。


レイヴンの地(シャドウムーア)

#昼が失われたローウィン世界であるシャドウムーア。レイヴンの地はかつてはレンの地と呼ばれた
#肥沃な森であった。彼の地の青ざめた月に照らされたあなたのしもべは、悪意に満ちる。

*萎縮能力については、CRの該当項目を参照のこと。

*{C}の能力をスタックに乗せる際に、適正な対象が3つ選べない場合、この能力はスタックから
 取り除かれ、何もしない。

#32
セラの聖所/Sanctum of Serra
次元 -- セラの世界

あなたがセラの聖所からプレインズウォークしたとき、すべての土地でないパーマネントを破壊する。あなたが[chaos]を出すたび、あなたはあなたのライフの総量を20点にしてもよい。


セラの聖所(セラの世界)

#プレインズウォーカー、セラによって造られた、白のマナを基礎基調とした世界。
#この世界は、肉体的、精神的苦痛からの究極的な避難所である。

*この次元のオーナーであるプレイヤーがゲームから脱落した場合、
 (次元が移動するので)一番目の能力が誘発する。

#33
砂の海/Sea of Sands
次元 -- ラバイア

プレイヤーは自分が引いた各カードを公開する。
いずれかのプレイヤーが土地カードを1枚引くたび、そのプレイヤーはライフを3点得る。
いずれかのプレイヤーが土地でないカードを1枚引くたび、そのプレイヤーはライフを3点失う。
あなたが[chaos]を出すたび、パーマネント1つを対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上に置く。


砂の海(ラバイア)

#ラバイアのどこかにある、太陽の照りつける果て無き砂漠。青々と豊かなオアシスにたどり着くか、
#ゆらゆらと揺れる蜃気楼を見ながらとぼとぼ歩き続けることになるかは神のみぞ知る。


#34
シヴ/Shiv
次元 -- ドミナリア

すべてのクリーチャーは「{R}:このクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける」を持つ。
あなたが[chaos]を出すたび、飛行を持つ赤の5/5のドラゴン・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。


シヴ(ドミナリア)

#火山が揺らぎ、空気は灰にまみれたガスで満たされ、ドラゴンが闊歩する、ドミナリアで
#最も赤のマナが強い地域。ヴィーアシーノやゴブリンが過去のスラン帝国の遺産を狙っている。


#35
スカイブリーン/Skybreen
次元 -- カルドハイム

プレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイする。
いずれかのライブラリーの一番上のカードと共通のカード・タイプを持つ呪文は唱えられない。
あなたが[chaos]を出すたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札にあるカードの枚数に等しい点数のライフを失う。


スカイブリーン(カルドハイム)

#スカイブリーンは、カルドハイムの次元の吹雪に閉ざされた山々。吹き荒れる風は肌を切り裂き、
#極限の寒さは血も凍り、魔法すら抑制する。絶え間ない吹雪により断崖すら見えなくなっている。

*呪文を唱えたり、能力を起動したりしている最中に、ライブラリーの一番上のカードが
 移動する場合、呪文を唱えることや、能力の起動が完了しない限り、次のカードは公開されない。


#36
霜剣山/Sokenzan
次元 -- 神河

すべてのクリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに速攻を持つ。
あなたが[chaos]を出すたび、このターン攻撃したすべてのクリーチャーをアンタップする。 このメイン・フェイズの後に、追加の戦闘フェイズとその後の追加のメイン・フェイズを加える。


霜剣山(神河)

#霜剣山は神河でもっとも広大な山脈地帯。悪鬼、山伏、山賊、浪人が棲み、《山賊の頭、伍堂》が
#それらを治めている。中央には《氷の橋、天戸》があり、雪女たちが集まっている。

*{C}の能力を同ターンに2回解決した場合、戦闘フェイズは2つ追加される。
 が、クリーチャーがアンタップするのは能力を解決した時だけである。
 (戦闘フェイズに入ったらアンタップするのではないことに注意)

#37
要塞の灼熱洞/Stronghold Furnace
次元 -- ラース

いずれかの発生源がクリーチャーかプレイヤーにダメージを与える場合、代わりにそれはそのクリーチャーかプレイヤーにその点数の2倍のダメージを与える。
あなたが[chaos]を出すたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。要塞の灼熱洞はそれに1点のダメージを与える。


要塞の灼熱洞(ラース)

#ラースにある《ヴォルラスの要塞》を動かしている、マグマの力で満たされた灼熱洞。
#立ち入った者は、マグマに触れずとも肌が融けて身体を焼かれ、時に飛来する岩によって傷を負う。

*1番目の能力はあらゆるダメージに作用する。戦闘ダメージだけとは限らない。
 もちろん、自身の{C}の能力によるダメージも含む。

*プレインズウォーカーに与えられる戦闘ダメージは、倍にならないことに注意。
 それは、ダメージを与えられたのが、クリーチャーでもプレイヤーでもないからである。

#38
ターリ島/Turri Island
次元 -- アー

クリーチャー呪文は、それを唱えるためのコストが{2}少なくなる。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを公開する。 これにより公開されたクリーチャー・カードをすべてあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。


ターリ島(アー)

#見晴らしの利かない次元、アーにある謎の島。《フォモーリの遊牧の民》で知られるフォモーリ達
#の故郷。この島は巨人や雲に届くような巨大な獣を容易く召喚することができると言われている。

*コストが{0}未満になることはない。

#39
地下都市の辺境/Undercity Reaches
次元 -- ラヴニカ

いずれかのクリーチャーがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、それのコントローラーはカードを1枚引いてもよい。
あなたが[chaos]を出すたび、残りのゲームの間、あなたの手札の上限はなくなる。


地下都市の辺境(ラヴニカ)

#陽の差し込まぬ地下深く、存在を知るのは他のギルドのみ。影たるものの手によって、路上では
#既に忘れられている秘密がここにある。この建築物を訪れた者は、既にしてそれの一員なのだ。

*複数体のクリーチャーが戦闘ダメージを与えた場合、1番目の能力は複数回誘発する。

*{C}の能力と、他の手札上限枚数に影響のある効果が重なった場合、タイムスタンプ順を考慮する。

#40

ヴェリズ・ヴェル/Velis Vel
次元 -- ローウィン

各クリーチャーは、戦場に出ているそれと共通のクリーチャー・タイプを少なくとも1つ持つ他のクリーチャー1体につき+1/+1の修整を受ける。
あなたが[chaos]を出すたび、クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まですべてのクリーチャー・タイプを得る。


ヴェリズ・ヴェル(ローウィン)

#ローウィンの変わり身たちが集まる洞窟。洞窟内は奇妙な光線にあふれている。
#年に一度、変わり身達はこの洞窟で身体を光線に晒し、他の生物からの力を得る。

*数えるのはクリーチャー・タイプの数ではなく、クリーチャーの数である。

*{C}の能力は、生物に多相能力を与えるわけではない。


#41
タジーム/Tazeem
次元 -- ゼンディカー

クリーチャーはブロックできない。
あなたが[chaos]を出すたび、あなたはあなたのコントロールしている土地と同じ数のカードを引く。


タジーム(ゼンディカー)

#広大な森オラン=リーフ、内海ハリマー、大河ウマーラがある地域。タジームの上空には巨大な
#面晶体が漂い、直射日光と雨を妨げている。探検者はタジームの地下に隠された廃墟を追い求める。

#42
天頂の珊瑚礁/Celestine Reef
次元 -- ルビオン(?)

飛行か島渡りを持たないクリーチャーは、攻撃できない。。
あなたが[chaos]を出すたび、いずれかのプレイヤーがプレインズウォークするまで、あなたはこのゲームに敗北することができず、あなたの対戦相手はこのゲームに勝利することができない。


(情報を探しきれませんでした)

*{C}の能力は《白金の天使》と同様である。

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そんなところで。
#次元マジックは、構築済みの次元デッキを各人が持ち寄ることになっているのですが、
#選択ルールとして「全員が1つの共有する次元デッキを使う」という方法もあります。
#ここで一つ考えたのですが、「次元デッキを用意していなかったプレイヤー」のみが、
#共有する次元デッキを使う、というのはどうでしょうか?

#主にEDHでの話になりますが、次元デッキを用意しているプレイヤーA,Bと
#用意していないプレイヤーC,Dとの4人で試合をする場合、CとDは供与された
#共有次元デッキ(中身はランダムで30枚以上)を使用する、といった具合で。

#次元デッキという構築に手間をかけた分だけ、ゲームでの優位性が上がりますが、
#持たざる者によって異次元へ引き込まれていったり、持たざる者同士が連携して
#持ちたる者を倒しにかかる、といった日本人好みの筋書きが期待できるかもです。


カジュアルなバリアントを考えるのは楽しいものです。

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東海イベント情報
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今週末はGPT北九州です。

ゼンディカープレリリース@東別院会館で配布できなかった、
「次元カード」の配布も行います。
ただし、ご本人様にのみ1枚限りとさせて頂きます。ご了承下さい。


 10月18日(日)

 ・GPT北九州 名古屋港湾会館 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/61.html
 ・GPTパリ  (同日同会場) http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/65.html


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それでは、今週の問題。

問1
かたならし○×。

「絆魂能力を2つ持つクリーチャーが、1ダメージを他のプレイヤーに与えた場合、
 そのクリーチャーのコントローラーが得るライフは2点である。」

○か×か?

 
問2
デッキを組むときには、お互いにカードの貸し借りをするプレイヤーAとB。
しかし二人合わせてもカードが足りないこともしばしば。そんな2人がゲームをしている。

Aが唱えた《歪んだ世界/Warp World》によって、Aは以下のパーマネントを出すことになった。

 6枚の《山/Mountain》
 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》
 《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
 2枚の《堕ちたる者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, the Fallen》
 《放牧の林鹿/Grazing Gladehart》
 《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》

Bが出すことになったカードは、基本土地のみだった。

互いに誘発型能力を解決し終わるまで、何もしなかったのだが……

2-1)(復習)
Aは《竜髑髏の山頂》をアンタップ状態で戦場に出せるか?

2-2)
Aは《放牧の林鹿》によって何点のライフを得るか?

2-3)
Aの《カルニの心臓の探検》には探索カウンターがいくつ乗るか?

2-4)
Aは《堕ちたる者、オブ・ニクシリス》と《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の誘発型能力の
対象として、全てB本体を宣言した。Bは合計何点のライフを失うか?

追記) 2-4)について、Bの残りライフは十分多く、誘発した能力を全て解決し終えるまでは
    ゲームが終わることがないものとする。
 
問3 (難)

戦場に《機械の行進/March of the Machines》がある。

私は《五元のプリズム/Pentad Prism》を、{W}{U}というマナを支払って唱えた。
この《五元のプリズム》が戦場に出る際に、上に乗るカウンターは何か?

(ヒントじゃない自戒)
#答えは二択。しかしそこに至るまでの道のりが難しい。
#今までのルールを知っていればいるほど、難しい。自説を信じるというのもまた、難しい。


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いつものように、回答は来週にでも。


#オラクル・データベースが更新されていました。
#まだ検索できないカードがちらほらありますが、
#とりあえずiPod用にデータを変換して引けるようにしました。
#GP北九州のレガシーでも活躍してくれそうです。

それでは、先週の回答。


問1
かたならし○×。

「絆魂能力を2つ持つクリーチャーが、1ダメージを他のプレイヤーに与えた場合、
 そのクリーチャーのコントローラーが得るライフは2点である。」

○か×か?


×

1つのオブジェクトが絆魂能力を複数もっていても、効果は変わらない。(CR702.13b)
とあるとおり、問題の状況で得られるライフは1点である。

《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》のような、絆魂と似た能力であるが
ダメージを与えた際に同じ点数だけのライフを得る誘発型能力は、
絆魂とは違い、重複する。挙動の違いに注意すること。

#旧テンプレート "Whenever enchanted creature deals damage, you gain that much life."
#が印刷されており、かつ、現在のオラクルで絆魂に書き換えられているのは
#《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》だけだと記憶している。
#他にこのような表記がされているカードをご存じの方はご一報を。


 
問2
Aが唱えた《歪んだ世界/Warp World》によって、Aは以下のパーマネントを出すことになった。

 6枚の《山/Mountain》
 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》
 《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
 2枚の《堕ちたる者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, the Fallen》
 《放牧の林鹿/Grazing Gladehart》
 《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》

Bが出すことになったカードは、基本土地のみだった。

互いに誘発型能力を解決し終わるまで、何もしなかったのだが……

2-1)(復習)
Aは《竜髑髏の山頂》をアンタップ状態で戦場に出せるか?

2-2)
Aは《放牧の林鹿》によって何点のライフを得るか?

2-3)
Aの《カルニの心臓の探検》には探索カウンターがいくつ乗るか?

2-4)
Aは《堕ちたる者、オブ・ニクシリス》と《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の誘発型能力の
対象として、全てB本体を宣言した。Bは合計何点のライフを失うか?


オブジェクトが戦場に出た時に誘発する能力を考える場合、複数のパーマネントが同時に戦場に
出されたとしても、今しがた出たものを含め、戦場に出た全てのパーマネントに対して、
戦場に出た時の誘発条件がチェックされる。(CR603.6a)

《歪んだ世界/Warp World》によって、複数のパーマネントが戦場に出されたとしても、
それぞれのパーマネントに対し、「戦場に出た時~」の誘発条件に合うかどうかがチェックされる。

ただし、《歪んだ世界/Warp World》の場合、エンチャントだけは出てくる順番が違うので
注意しなくてはいけない。

それらを踏まえて。

2-1)出せない。(タップ状態で戦場に出る)

以前に出した問題と同じである。《竜髑髏の山頂》がどの状態で戦場に出るかは置換効果であり、
それが戦場に出るより前に《山/Mountain》か《沼/Swamp》をコントロールしていないといけない。
この場合はどちらもコントロールしていないので、タップ状態で出る。

2-2)16点

8枚の土地が場に出て、それぞれの土地について《放牧の林鹿》の能力が誘発する。
従って、「2点のライフを得る」ということが8回行われ、計16点のライフを得る。

2-3)乗らない。

《歪んだ世界》によって、公開されたアーティファクト、土地、クリーチャーが同時に戦場に出て、
そのあとにエンチャントが戦場に出る。つまり、《カルニの心臓の探検》が戦場に出た時には、
土地を含む他のカードは戦場に出てしまった後なので、《カルニの心臓の探検》の能力は誘発しない。

2-4)66点

《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》が持つ能力によって、それぞれの《山/Mountain》に対し、
他の山が5つあるので、能力は誘発する。
よって、6枚の《山/Mountain》それぞれで3点を与えることができる。

《堕ちたる者、オブ・ニクシリス》2枚が戦場に出た後、レジェンド・ルールが適用されて
墓地に置かれるが、これは状況起因処理であり、《歪んだ世界》の解決後、プレイヤーが
優先権を得る場合にチェックされる。が、すでにこのときには「戦場に出た時~」の
誘発型能力は誘発しており、状況起因処理を行った後でスタックに積まれる。(CR115.5等)

1体の《堕ちたる者、オブ・ニクシリス》につき、それぞれの土地が出たことによって
能力は8回誘発するので、それぞれの能力について3点のライフを失わせることができる。

よって、3x6+2x(3x8)=66 点のライフを失わせることができる。


問3 (難)

戦場に《機械の行進/March of the Machines》がある。

私は《五元のプリズム/Pentad Prism》を、{W}{U}というマナを支払って唱えた。
この《五元のプリズム》が戦場に出る際に、上に乗るカウンターは何か?


蓄積カウンター

烈日は、パーマネントが戦場に出る際に影響を及ぼす置換効果である。
このような置換効果の適用を考える場合、そのパーマネントが戦場に出た時点で
取るであろう特性を見る。(CR614.12)

ただし、ここで考慮するのは、

 ・戦場に出ることに影響を及ぼす置換効果のうちですでに適用したもの
 ・呪文や能力の解決によって生成された継続的効果のうちで、
  スタック上にある時点でそのパーマネントの特性を変更したもの(CR400.7)
 ・そのパーマネントの常在型能力からの継続的効果

のみである。
戦場にある《機械の行進/March of the Machines》が及ぼす継続的効果は、
上記3つのどれにも当てはまらないので、《五元のプリズム》が戦場に出る際には、考慮されない。

よって、置換効果を考えると、《五元のプリズム》はクリーチャーでないので、
戦場に出る際に乗るのは蓄積カウンターである。


#この問題はミラディンがスタンダード現役のころからあり、
#その時のおいらの回答は「蓄積カウンターである」でした。
#ところが、ある筋から「この場合に乗るのは+1/+1カウンターである」と言われ、
#「烈日能力はスタックから戦場に出た自身を未来視できる、そーゆー能力なんだ」
#と、長い間自分自身に言い聞かせていました。
#ネチケットに反していることを白状しますが、これと同様の問題をWofC公式掲示板に
#投げたことがあります。回答は、その当時から一貫して「蓄積カウンターである」でした。

#単純な論理でこれが示せたので、雲間から一筋の光を見つけたような気分です。

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そんなところで。


Friday Magic Quiz. [09-29]

2009年10月23日 FMQ

#MTRにドラフトのピック時間が示されているのはご承知のとおりでしょうが、
#あのピック時間を想定した草の根ドラフトってのは行われているんでしょうか?
#個人的にはあの時間でちょうど良いとは思うのですが、草の根のドラフトは
#すこしピックにかかる時間が長めのように感じます。

たぶん気のせい。

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東海イベント情報
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今週末は土曜日にGPT北九州、日曜はおいら主催レガシー、C.B.L.なのですよー。

・10月24日(土)

 ・GPT北九州 名古屋港湾会館 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/62.html
 ・Limits Gateway予選 名古屋港湾会館 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/66.html

・10月25日(日)

 ・C.B.L. 31th BIG MAGIC 矢場町店 http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/78.html

 *C.B.L.の開始時間は14:30ですが、お店の状況によって多少遅れるかもしれません。
  それでも受付は14:30に締め切ります。

よろしくお願いいたします。

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それでは、今週の問題。


問1
かたならし○×。

「青色のアーティファクト・クリーチャーは、威嚇を持つ青色のクリーチャーをブロックできる。」

○か×か?

 
問2
ゼンディカーの品薄状態も一段落し、安心してパックを剥いてシールド戦を楽しんでいる
プレイヤーAとBが、以下のような状況になっている。

ゼンディカーのシールド戦で、戦場にあるパーマネントの状態は

Aが《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》と
《山/Mountain》6枚をコントロールしていて、
Bは《山/Mountain》3枚と《森/Forest》2枚をコントロールしている。

残りライフはAが18点、Bが3点である。

Aのターン、《山/Mountain》をプレイすれば勝ちなので、土地を引くことを願ったが、
引いたのは《沸騰する小湖/Scalding Tarn》だった。

A「ま、《山/Mountain》を引っぱってこれるからいいか。」

と言って、Aは《沸騰する小湖》を戦場に出し、すぐに起動して
ライブラリーから《山/Mountain》を探して戦場に出した。

A「本体に3点。これで勝ちだね。」
B「……いや、まだ手はあるんだな。少なくとも、このターンでは負けない。」

さて、Bの手札は1枚しか無かったが、Bはそのカードを使って、このターンでの敗北を免れた。

さて、Bの持っていたカードは何か? そしてその手順は?

なお、Aの手札、互いの墓地、ライブラリーは考慮しなくて良い。

 
問3

対戦相手が《グール・ドラズの死霊/Guul Draz Specter》をコントロールしている。

私の手札は《復仇/Reprisal》のみだった。

さて、私は《復仇》を唱えて《グール・ドラズの死霊》を破壊することができるだろうか?

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いつものように、回答は来週にでも。





10月25日に行いましたC.B.L.31stは33名の参加がありました。

席数が足りずにトコロテン方式を採用しました。
プレイヤーの方にはご不便をおかけして申し訳ありません。

スイス5回戦の結果、4-0-1 で Ueda Katsuya さんが優勝しました。
4勝以上(12点以上)のデッキリストは記事後半でお届けします。

 
次回C.B.L. 32nd は 11月29日(日)に行います。
そして、32nd は以下のイベントのBYEを得ることができるトライアル大会となります。

 
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BIG MAGIC presents エターナルパーティ2009
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参照URL http://bigmagic.web.fc2.com/eternalparty.html

12月19日(土)、大阪産業創造館で行われる大型レガシー・ヴィンテージイベントです。

レガシーの優勝賞品はデュアルランド40枚、
ヴィンテージの優勝賞品はUnlimitedに収録されているいずれかのMox(種類は未定)
となっております。

詳しくは上記のURL先を参照して下さい。
随時更新されるそうですので、こまめにチェックすることを推奨いたします。

このイベントには不戦勝を得ることができるトライアル大会が予定されており、
ねこやんどっとねっとの以下のページから参照することができます。

エターナルパーティトライアル http://nekoyan.net/1585

 
また、BIGMAGICさんの店舗で開催しているレガシーのイベントというご縁で、
当C.B.L. においても、トライアルをさせて頂くことになりました。
エターナルというフォーマットを応援している身としては、嬉しい限りです。

 
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C.B.L. 32nd -エターナルパーティ2009トライアル-
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日付:11月29日(日)
会場:BIG MAGIC 矢場町店

受付:(未定:時間調整中です)
参加費:(未定:他のトライアルと同様になりますが調整中です)

人数:30人程度
   (事前受付は行いません。人数超過の場合はトコロテン方式を採用します)

レギュレーション:レガシー構築戦 / スイスラウンド5~6回戦
   (決勝シングルエリミネーションを行うかは未定です)

トライアル:
本大会は、12月19日に行われる「BIG MAGIC presents エターナルパーティ2009」のトライアル
を兼ねています。C.B.L. 32nd 優勝者には、上記大会の1BYEと大阪までの交通費補助が与えられます。

詳細が決まり次第、東海イベントWikiや、このBlogで告知をいたします。
皆様、よろしくお願いいたします。


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それでは、C.B.L. 31stの上位6位まで(5戦中4勝以上)のデッキリストです。
お楽しみ下さい。


*** WINNER ***

Ueda Katsuya

Main
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk》
2《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
1《三角エイの捕食者/Trygon Predator》

4《渦まく知識/Brainstorm》
3《思案/Ponder》
4《目くらまし/Daze》
4《Force of Will》
4《相殺/Counterbalance》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2《炎渦竜巻/Firespout》
4《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》

4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3《汚染された三角州/Polluted Delta》
3《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2《島/Island》
2《Volcanic Island》
3《Tundra》
3《Tropical Island》

Sideboard
3《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
3《水流破/Hydroblast》
3《クローサの掌握/Krosan Grip》
2《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
1《炎渦竜巻/Firespout》

---------------------------
* 2nd place *

Oonishi Tatsuya

Main
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《神秘の教示者/Mystical Tutor》
4《強迫/Duress》
4《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
1《不正利得/Ill-Gotten Gains》
1《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
3《オアリムの詠唱/Orim’s Chant》
1《むかつき/Ad Nauseam》
2《金属モックス/Chrome Mox》
2《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
2《思案/Ponder》
4《冥府の教示者/Infernal Tutor》
1《拭い捨て/Wipe Away》

4《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2《Underground Sea》
1《Tundra》
1《Scrubland》
2《島/Island》
1《沼/Swamp》

Sideboard
4《闇の腹心/Dark Confidant》
3《静寂/Serenity》
2《否定の契約/Pact of Negation》
2《殺戮の契約/Slaughter Pact》
1《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
1《残響する真実/Echoing Truth》
1《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》
1《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》

---------------------------
* 3rd place *

Egawa Yusuke

Main
4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
3《誘惑蒔き/Sower of Temptation》

4《渦まく知識/Brainstorm》
3《呪文嵌め/Spell Snare》
3《目くらまし/Daze》
3《苦花/Bitterblossom》
3《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
4《Force of Will》
1《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
3《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》

4《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《Tropical Island》
3《Underground Sea》
2《激浪の研究室/Riptide Laboratory》
3《変わり谷/Mutavault》
1《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》
3《島/Island》

Sideboard
3《水流破/Hydroblast》
3《もみ消し/Stifle》
2《真髄の針/Pithing Needle》
2《非業の死/Perish》
2《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》

---------------------------
* 4th place *

Kasuga Nobuhiro

Main
3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
3《尖塔のゴーレム/Spire Golem》
1《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》

3《魔力の乱れ/Force Spike》
4《対抗呪文/Counterspell》
4《Force of Will》
2《呪文嵌め/Spell Snare》
4《渦まく知識/Brainstorm》
2《嘘か真か/Fact or Fiction》
2《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
1《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
4《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
2《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》

11《島/Island》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
3《不毛の大地/Wasteland》
1《Volcanic Island》
1《Tundra》

Sideboard
3《海賊の魔除け/Piracy Charm》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
3《水流破/Hydroblast》
2《火薬樽/Powder Keg》
2《水没/Submerge》
1《威圧/Dominate》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》

---------------------------
* 5th place *

Katou Takanori

Main
1《フェリダーの君主/Felidar Sovereign》
4《ダールの降霊者/Daru Spiritualist》
4《特別工作班/Task Force》
2《果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero》
2《レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant》
2《荒廃語り/Blightspeaker》
4《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant》
4《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》
1《コーのシャーマン/Shaman en-Kor》
2《コーの先導/Outrider en-Kor》
4《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》

3《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《強迫/Duress》
1《価値ある理由/Worthy Cause》

4《Diamond Valley》
1《嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well》
1《沼/Swamp》
10《平地/Plains》
3《Scrubland》
2《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
1《湿地の干潟/Marsh Flats》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》

Sideboard
4《虚空の杯/Chalice of the Void》
4《解呪/Disenchant》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2《神の怒り/Wrath of God》
2《真髄の針/Pithing Needle》
1《夜風の滑空者/Nightwind Glider》

---------------------------
* 6th place *

Hoshino Shin’ya

Main
4《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
3《密林の猿人/Kird Ape》
3《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
3《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》
3《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》

4《稲妻/Lightning Bolt》
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》
3《忘却の輪/Oblivion Ring》
1《流刑への道/Path to Exile》
3《怨恨/Rancor》

4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1《Savannah》
2《Plateau》
2《Taiga》
2《平地/Plains》
1《山/Mountain》
1《森/Forest》
4《不毛の大地/Wasteland》

Sideboard
4《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《紅蓮破/Pyroblast》
2《赤霊破/Red Elemental Blast》
2《流刑への道/Path to Exile》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》

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#ゼンディカーのゲームデイで配布される次元カード43番が欲しいです。
#参加すればいい? いやその日は北九州の会場にいますので無理なんです。
#これで3連続ゲームデイには不参加。どーしたものやら。


それでは、先週の回答。


問1
かたならし○×。

「青色のアーティファクト・クリーチャーは、威嚇を持つ青色のクリーチャーをブロックできる。」

○か×か?




威嚇能力は、「アーティファクト・クリーチャーと、そのクリーチャーと色を共有するクリーチャー
にしかブロックされない。」(CR702.11b) である。

この場合、アーティファクト・クリーチャーであるのでブロックできる。
(色を共有している、という理由からでもブロックできる)

 
問2
ゼンディカーのシールド戦で、戦場にあるパーマネントの状態は

Aが《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》と
《山/Mountain》6枚をコントロールしていて、
Bは《山/Mountain》3枚と《森/Forest》2枚をコントロールしている。

残りライフはAが18点、Bが3点である。

Aのターン、《山/Mountain》をプレイすれば勝ちなので、土地を引くことを願ったが、
引いたのは《沸騰する小湖/Scalding Tarn》だった。

A「ま、《山/Mountain》を引っぱってこれるからいいか。」

と言って、Aは《沸騰する小湖》を戦場に出し、すぐに起動して
ライブラリーから《山/Mountain》を探して戦場に出した。

A「本体に3点。これで勝ちだね。」
B「……いや、まだ手はあるんだな。少なくとも、このターンでは負けない。」

さて、Bの手札は1枚しか無かったが、Bはそのカードを使って、このターンでの敗北を免れた。

さて、Bの持っていたカードは何か? そしてその手順は?


《溶岩の玉の罠/Lavaball Trap》

手順としては、《溶岩の玉の罠》を代替コストで唱えて、Aが今しがた出した《山/Mountain》以外の
山2つを対象とする。

こうすると、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の誘発型能力の解決時には、
「あなたが他に少なくとも5つ以上の山をコントロールしている」という条件を満たさなくなるので、
この能力は何もしない。従ってBはダメージを受けることもなく、生き残る。

 
問3

対戦相手が《グール・ドラズの死霊/Guul Draz Specter》をコントロールしている。

私の手札は《復仇/Reprisal》のみだった。

さて、私は《復仇》を唱えて《グール・ドラズの死霊》を破壊することができるだろうか?


できる。

CR601.2a~CR601.2gまでが「呪文を唱える」という動作である。

問題の場合を例にとって考えてみると、

CR601.2a: 《復仇/Reprisal》を唱えることを宣言する。《復仇》は手札からスタック領域へ移る。
CR601.2b: (モードは無い。代替コストや追加コストの選択肢も無い)
CR601.2c: 対象を選ぶ。私の手札は空なので、《グール・ドラズの死霊/Guul Draz Specter》は
    パワーが4以上のクリーチャーである。《復仇》の対象を《グール・ドラズの死霊》にする。

(以下略)

となるので、《グール・ドラズの死霊》を対象に《復仇》を唱えて、破壊することができる。

----
そんなところで。



#GP北九州対策としての自習用メモ。

10月9日付けで改訂されたMTR、IPGの更新メモです。
細かい表現変更や文法上の訂正は含まれていません。

個人的な注釈を付け加えた箇所がありますので、原文を参照することをおすすめします。

原文は以下より。

DCI Document Center http://www.wizards.com/default.asp?x=dci/doccenter/home

日本語訳はMJMJ.infoよりたどれます。感謝を忘れずに。

MJMJ.info「ルールの閲覧」 http://mjmj.info/data/

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MTR Updates
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1.4 (参加資格)

大会スタッフがFNMやプレリリースなど、規定された非プレミア大会において、
自身がスタッフを務める大会に参加することができるようになりました。

大会スタッフが自身の務める大会に参加する場合、RELは必ず一般となります。


2.3 (ゲーム開始前の手順)

ゲーム開始前の手順は以下の通り。

 1. (マッチの第2ゲーム以降では)プレイヤーはデッキの中のカードをサイドボードのカードと
   置き換えてよい。その枚数を宣言する必要はない。
 2. プレイヤーは自分のデッキをシャッフルする。第1ステップと第2ステップを何度か繰り返してもよい。
 3. プレイヤーはデッキを対戦相手に提示し、シャッフルを求める。

 4. 各プレイヤーは7枚カードを引く。これらのカードは裏向きにテーブルに並べてもよい。
 5. 各プレイヤーは、ターン順にマリガンを行なうかどうかを決定する。

この1~3までを3分間の間に行う、ということが明確化されました。
それより長い時間をかけた場合は「遅い」と判断されます。


3.2 (形式とレーティング区分)

「2人チーム戦」全てと、「3人チーム戦」の「エターナル(ヴィンテージ)構築」項目が無くなりました。

多人数戦のレーティングは以下の形式が管理されます。

 ・3人チーム戦 (リミテッド/構築)
 ・双頭巨人戦 (リミテッド/構築)


3.6 (新製品の扱い)

記述されているセット名を更新しました。


3.14 (サイドボード)(項目移動)

MTR6.2 から以下の文章が移動しました。
「ゲームの開始前に、【ゲームの敗北】の懲罰によってマッチの第1ゲームが終わった場合、
どちらのプレイヤーもそのマッチの第2ゲームにおいてサイドボードを使うことはできない。」


4.2 (大会での手順省略)

以下の例が追加されました。

「ダメージ呪文や能力でプレインズウォーカーを対象にすることを宣言した場合、
そのプレインズウォーカーのコントローラーを対象としてダメージを解決時に移し変えることを
宣言したものとして扱い、対戦相手が対応しなかったらその宣言通りの選択をしなければならない。」

 発言例)
 A「そっちの《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》に《稲妻/Lightning Bolt》で3点。」

#《稲妻》は本来、《ジェイス・ベレレン》を対象に取ることはできませんが、
#この場合は「《ジェイス・ベレレン》のコントローラーを対象にして、
#解決されたら《ジェイス・ベレレン》へダメージを移し替える」 という手順を省略した
#ものとみなされます。

6.3~6.7 (構築戦フォーマット)

記述されている内容に、新セットを追加しました。


7.3 (リミテッド形式大会でのカードの使用)

捺印されているブースターが使われる場合があることが明記されました。
使用できるカードは、開かれたブースターのエキスパンションに含まれるカードのみと明記されました。
#何のことをいっているのやらワカリマセンネー


7.5 (シールドデッキの交換)

ブースターから出てきたカードで、そのエキスパンションからのカードでないカードは、
カードを登録したプレイヤーの物になる、という事が明記されました。
例えばトークン・カードは、開封した「デッキ登録者」のものです。


7.7 (ブースタードラフト)

パックを開封後、トークンカードが入っていた場合、それを取り除いてからピックをすることが
明記されました。

8.3 (チーム・レーティング)

チーム構築戦に関して、どのような構築形式であったとしても、結果は全て構築チーム・レーティング
として組み込まれるようになりました。


8.5 (共同デッキ構築規定)

チーム戦構築形式においては、(基本土地やルールで規定されているカードを除き)
チームの全プレイヤーのデッキとサイドボードを合わせて、英語版のカード名に直して
同名のカードは4枚までしか入れることができません。これを共同デッキ構築規定と言います。

この共同デッキ構築規定は、「チームの全プレイヤーが同一の形式で構築したデッキを使う」場合に
のみ適用されることになりました。


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IPG Updates
---------------------------------------


1.1 (ルール適用度)

RELごとの差が理念上のものとなるように、文章が削除されました。

例えば、RELが競技であった場合、以前のバージョンでは
「この種のイベントには認定ジャッジが必要」うんぬん
という記述がありましたが、それらは削除されています。


3.3 (ゲーム上の誤り - 誘発忘れ)

誘発の指示が選択的であるがとうかは、能力に「してもよい(may)」が含まれているかどうか
でしたが、新たに「~まで("up to X" かつ、X=0という選択が可能)」な場合でも、
誘発の指示が選択的である、とみなされるようになりました。


3.7 (ゲーム上の誤り - ゲーム開始時の引き間違い)

状況を正すために、手札から(過剰なカード枚数+1)枚を無作為に選んでライブラリーに混ぜて
切り直していましたが、RELによって処理が異なるようになりました。

 一般REL・・・手札から(過剰なカード枚数)を無作為に選ぶ
 競技・プロREL・・・手札から(過剰なカード枚数+1)枚を無作為に選ぶ

#例えば、開始時に8枚引いてしまった場合、一般RELでは1枚を無作為に選んでライブラリーへ
#混ぜ入れますが、競技やプロRELだと、2枚を無作為に選んで混ぜ入れることになります。


3.9 (ゲーム上の誤り - その他一般)

状況を巻き戻す場合に、不正に手札に入ったカードは、元あった領域に戻されるようになった。
また、巻き戻さない場合に、「手札を戻す云々~」という記述が削除された。

#誤りがあった場合は、以下の2通りの方法で状況を正すことになります。

#1)誤りの直前の時点まで巻き戻す
#2)巻き戻さない

#このうち、1)を選んだ場合、手札に入るはずのなかったカードは、元合った領域に戻ります。
#2)の場合は、ゲームの状況はそのままです。
#部分的に巻き戻すことはありません。


4.2 (大会上の誤り - 外部情報の参照)

外部情報とは、ゲーム関連の戦略的助言であると明確化されました。

また、カードの芸術的修整や、簡単な文字列で戦略的な情報をもたらさないものは
メモとして扱わないことも明記されました。どのあたりに線引きがあるかは、ヘッドジャッジの判断です。

それとは別に、いくつかの情報はMTRに従って参照することができるようになりました。

#例えば、事前に準備したメモは、そのマッチの開始時に本人が所有していた場合に限り、
#ゲームとゲームの間にのみ見てもかまいません。
#しかし、ゲーム中には「事前に準備したメモ」を見ることはできません。


付録C (プレミア・プログラムのREL)

いくつかの項目が整備されています。REL別にまとめると以下のようになります。

*一般

 ・FNM
 ・GameDay
 ・発売記念パーティ
 ・プレリリース
 ・Limits/Finals 店舗予選

*競技

 ・GP(1日目)
 ・GPT
 ・(特定形式の)選手権
 ・国別選手権
 ・国別選手権予選
 ・PTQ
 ・地区選手権(Regionals)
 ・Limits/Finals 地区予選
 ・Limits/Finals 本戦

*プロ

 ・GP(2日目)
 ・PT
 ・世界選手権(Worlds)


------------
そんなところで。


Friday Magic Quiz. [09-30]

2009年10月30日 FMQ
#明日はGP北九州です。フォーマットはゼンディカーを用いたリミテッド形式です。
#環境的に「早い」と言われているこのフォーマットですが、はてさて。
#会場ではおいらもスタッフとしておりますので、見かけても石を投げないで下さい。
#時間があったらTwitterでつぶやきたいと思います。

そういや、こないだのGPT@東海では、《Bazaar of Baghdad》が出たとか。

------------------------------
それでは、今週の問題。

問1
かたならしっぽい○×。

「ゼンディカーのシールド戦で、供給された基本土地カードが普通の絵柄だったので、
 自分のファイルから拡張イラスト基本土地と勝手に入れ替えてゲームに望んだ。」

この行動は適正ではない。○か×か?

 
問2
ゼンディカーのフェッチランドの相場が落ち着いてきたので、
トレード用の単位「フェッチ」を決めようと思い立ったAが、Bに相談すると、

「そんなほとんどのカードが1フェッチ未満になるような高い単位なんてありえん。」
と一蹴された。そんな二人がゲームをしている。

Aは《乱動の精霊/Roil Elemental》をコントロールしている。

Bのターン、Bは《反逆の印/Mark of Mutiny》を《乱動の精霊》に
対して唱え、コントロールを奪ったあとに、《山/Mountain》をプレイした。

B「《乱動の精霊》の能力の対象は、これ自身で。」
A「特になにもしません。」

さて、Bのターン終了後に、《乱動の精霊》のコントロールはAとBのどちらにあるか?

 
問3

私は《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》をコントロールしており、
それには《猛火の松明/Blazing Torch》がついている。

さて、対戦相手は《真心の光を放つ者/Devout Lightcaster》をコントロールしているのだが、

私は《真心の光を放つ者》を破壊できるだろうか?

なお、挙げられたカード以外のことは考えなくて良く、全てのカードは
このターンより以前のターンからコントロールしているものとする。


----
そんなところで。



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