#先週末に行いましたC.B.L. 12thは、前日が雪だったのにもかかわらず
#16名の参加をいただきました。ありがとうございます。
#次回は3月20日(祝)です。1周年記念として色々やろっかな、とか。

定期的に遊びに来てくれるだけでもありがたいのですよー、と。

それでは先週の回答。

問1

かたならしじゃない○×。

「常在型能力によって呪文の色が変わった場合、それが場に出てパーマネントになっても、
 色は変化したままである。」

○か×か?


×

オブジェクトが領域を移動した場合、それは新しいオブジェクトとして扱われるが、
例外規定としてCR217.1cがある。ここには、以下のように書かれている。

  スタックに積まれているアーティファクト呪文、クリーチャー呪文、エンチャント呪文、
  プレインズウォーカー呪文の特性を変更する、呪文や起動型能力、誘発型能力による効果は、
  その呪文によって生成されるパーマネントにも適用され続ける。

したがって、常在型能力による特性の変化はこの例外にあたらない。
よって、場に出たら色は元に戻る。

#かといって「色は変わらない」という部分だけを誤解しないように・・・

 
問2

モーニングタイドをパックかシングルカードのどちらで買ったほうが得かを論議したあげく、
近所のおもちゃ屋を巡り、ヒバリの入っている構築済みデッキを安価で探すことが日課となっている
プレイヤーAとBがいつもの対戦をしている。

プレイヤーAは《縫合グール/Sutured Ghoul》を出し、墓地から《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
を4枚取り除いた。

プレイヤーBは自分のターンに、《朝明け/Morningtide》をプレイし、
全ての墓地にある全てのカードをゲームから取り除いた。

さて、《朝明け》解決後の《縫合グール》のP/Tはいくつか?


4/8

《縫合グール/Sutured Ghoul》は、1番目の能力によって取り除かれたカードによって、
自身の P/T の値が決定される。

問題の場合、《朝明け/Morningtide》の解決後には、双方の墓地には《朝明け》しかなく、
取り除かれた《タルモゴイフ/Tarmogoyf》の P/T は 1/2 である。

4体取り除かれているから、合計して 4/8 となる。

#「取り除いたときのP/Tの値で固定される」わけではない。
#(最後の情報? なにそれおいしいの?)

 
問3

ブースタードラフト戦(ローウィン、ローウィン、モーニングタイド)をしていたときのこと。

対戦相手のデッキはよく機能し、《秘密を溺れさせる者/Drowner of Secrets》と
大量のマーフォークによって、私のライブラリーは空になってしまった。
おまけにライフも《水流を読む者/Judge of Currents》によって100点を超えていた。

このままターンを私に返せば、対戦相手は勝利するはずなのだが、
対戦相手のターンのメインフェイズに、対戦相手がとある呪文をプレイした結果、
なんとそのメインフェイズ中に、私がこのゲームに勝利してしまった。

さて、対戦相手のプレイした呪文は何だろうか? 
そして、どうして私は勝利することができたのだろうか?


元記事のコメント欄にもある通り、この問題はぶっちゃけて言うと穴の多い「ザル」問題で、
いろんな答えが出てしまうものであった。原因は前提条件をすっきりさせようとしてしまったからだ。

用意していた想定解は以下の通り。

  対戦相手がプレイしたのは《貯め込み屋の欲/Hoarder’s Greed》であり、
  対戦相手のライブラリー枚数は不幸にも奇数であった。
  これにより、相手は激突に勝利し続けてしまい、ライブラリーが無くなるまで
  カードを引いてしまったのである。

ライブラリーが無い場合の激突を行うことについて。CR該当文章は以下の通り。

  その激突において他のどのカードよりも大きな点数で見たマナ・コストを持つカードを
  公開したプレイヤーは、その激突に勝ったことになる。(CR501.10c)

ということは、一方のプレイヤーのライブラリーが無く、公開できなかった場合は
「公開した」カードが無いので、何であろうと「公開した」プレイヤーが激突に勝利する。

問題の場合、私のライブラリーは空なので公開するカードは無い。
そして相手が常に「公開する」ので、相手は激突に勝利しつづける。
つまり、対戦相手は《貯め込み屋の欲》でカードを引ききってしまう。
#ライブラリーの枚数が不運にも奇数だと、ドローできなかったことにより敗北する。
#(ヒント)にあった隠してある条件、とはこのこと。

もっとも、コメントにあったように、対戦相手が自殺することが自明な呪文
(ライブラリー枚数を超えるドローを行う呪文。例:《思考の泉/Mind Spring》)

をプレイすれば、確かに題意を満たす。複雑に考えたのはおいらのほうだったのだ。 orz

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問題はできる限りシンプルに。
答もできる限りシンプルに。
しかし、そこにたどりつくプロセスは複雑に。

以上は私が問題を考えるときに重要視する点なのだが、なかなか上手くいかない。

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そんなところで。

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