Answer: Friday Magic Quiz. [09-07A]
2009年3月11日 FMQ#ナナドラのせいで更新時間が削れていきます。
忠誠カウンターのように時間を貯めることができないですかね。
それでは、先週の回答。
問1
かたならしいじわる○×。
「呪文や能力のプレイ時に、全てのプレイヤーが同時に選択を行う場合、それらはAPNAP順に決める。」
○か×か?
×
全てのプレイヤーが同時に選択を行う場合、それらはAPNAP順に決める(CR103.4)が、
実はこの問題文に書かれている場合はその例外である。
その呪文や能力がプレイされるときに全てのプレイヤーに同時に何らかの行動をさせる場合、
呪文(や能力)のコントローラーが先に行い、その後でそのプレイヤーの対戦相手が行なう。(CR409.2b)
#いじわるなのです。何事にも例外はあるということで。
問2
プレイヤーAの《ブリン・アーゴルの白鳥/Swans of Bryn Argoll》が、
Bの《誘惑蒔き/Sower of Temptation》によってコントロールを奪われている。
A「《プラズマの連鎖/Chain of Plasma》をプレイして、《誘惑蒔き》を焼きたいです。」
B「んー。とくに打ち消しもないし。手札捨てて、っと。」
そう言ってBは《島/Island》を捨て、
B「コピーして《ブリン・アーゴルの白鳥》に3点。」
A「ん? そうするとそのダメージを置換して引くのは僕?それともB?」
さて、カードを引くのはどちらだろうか。Aに代わって答えて欲しい。
B。
コピーされた《プラズマの連鎖/Chain of Plasma》のコントローラーは、
そのコピーをスタックに置いたプレイヤー(=B)であり、
そのオーナーはそれを生成させた呪文のコントローラー(=A)である。
つまり、《ブリン・アーゴルの白鳥》へダメージを与えることによって引くのは
コピー《プラズマの連鎖》のコントローラーである、Bである。
ちなみに、この問題の場合だと、《ブリン・アーゴルの白鳥》のコントローラーが
Aに戻ってきているので、コピーの効果でさらなるコピーを作成できるのはAである。
問3
レガシーでのこと。
あるプレイヤーPが、対戦相手Qを対象に《思考囲い/Thoughtseize》をプレイした。
Qはそれに対して《誤った指図/Misdirection》をプレイし、
《思考囲い》の対象をP自身に変更した。
これ以上の呪文や能力のやりとりはなかった。
さて、《思考囲い》の解決に移ったのだが……
3-1)
Pの手札をQに見せる必要はあるか?
3-2)
Pの手札に土地でないカードがある場合でも、
Pは「見つかりませんでした。捨てるカードはありません」と言うことができるか?
3-1)ある。
《思考囲い/Thoughtseize》のオラクルは以下の通り。
Target player reveals his or her hand. You choose a nonland card from it. That player
discards that card. You lose 2 life.
つまり手札は公開されるので、Pは手札をQに見せる必要がある。
3-2)できない。
探す/Search とは異なり、単に土地でないカードを選ぶとあるので、該当するカードがあるならば
それを選ばなくてはいけない。
----------------
問3はPT京都のサイドイベントで、おいらが間違った裁定を出してしまったものです。
具体的には3-2)で、「見つけなくて良い。なぜなら手札は非公開領域だから、それから
条件があるカードを探す場合は、見つからなかったことにして良いから。」という勘違いを
していました。次からは気をつけます。プレッシャーに負けないように、スタッフ業を楽し
むことが一番大事なのだな、と思いました。
----------------
そんなところで。