#ナナドラのせいで更新時間が削れていきます。

忠誠カウンターのように時間を貯めることができないですかね。

それでは、先週の回答。


問1
かたならしいじわる○×。

「呪文や能力のプレイ時に、全てのプレイヤーが同時に選択を行う場合、それらはAPNAP順に決める。」

○か×か?


×

全てのプレイヤーが同時に選択を行う場合、それらはAPNAP順に決める(CR103.4)が、

実はこの問題文に書かれている場合はその例外である。
その呪文や能力がプレイされるときに全てのプレイヤーに同時に何らかの行動をさせる場合、
呪文(や能力)のコントローラーが先に行い、その後でそのプレイヤーの対戦相手が行なう。(CR409.2b)

#いじわるなのです。何事にも例外はあるということで。

 
問2
プレイヤーAの《ブリン・アーゴルの白鳥/Swans of Bryn Argoll》が、
Bの《誘惑蒔き/Sower of Temptation》によってコントロールを奪われている。

A「《プラズマの連鎖/Chain of Plasma》をプレイして、《誘惑蒔き》を焼きたいです。」
B「んー。とくに打ち消しもないし。手札捨てて、っと。」

そう言ってBは《島/Island》を捨て、

B「コピーして《ブリン・アーゴルの白鳥》に3点。」
A「ん? そうするとそのダメージを置換して引くのは僕?それともB?」

さて、カードを引くのはどちらだろうか。Aに代わって答えて欲しい。


B。

コピーされた《プラズマの連鎖/Chain of Plasma》のコントローラーは、
そのコピーをスタックに置いたプレイヤー(=B)であり、
そのオーナーはそれを生成させた呪文のコントローラー(=A)である。

つまり、《ブリン・アーゴルの白鳥》へダメージを与えることによって引くのは
コピー《プラズマの連鎖》のコントローラーである、Bである。

ちなみに、この問題の場合だと、《ブリン・アーゴルの白鳥》のコントローラーが
Aに戻ってきているので、コピーの効果でさらなるコピーを作成できるのはAである。


 
問3

レガシーでのこと。

あるプレイヤーPが、対戦相手Qを対象に《思考囲い/Thoughtseize》をプレイした。
Qはそれに対して《誤った指図/Misdirection》をプレイし、
《思考囲い》の対象をP自身に変更した。

これ以上の呪文や能力のやりとりはなかった。

さて、《思考囲い》の解決に移ったのだが……

3-1)
Pの手札をQに見せる必要はあるか?

3-2)
Pの手札に土地でないカードがある場合でも、
Pは「見つかりませんでした。捨てるカードはありません」と言うことができるか?


3-1)ある。

《思考囲い/Thoughtseize》のオラクルは以下の通り。

Target player reveals his or her hand. You choose a nonland card from it. That player
discards that card. You lose 2 life.

つまり手札は公開されるので、Pは手札をQに見せる必要がある。


3-2)できない。

探す/Search とは異なり、単に土地でないカードを選ぶとあるので、該当するカードがあるならば
それを選ばなくてはいけない。


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問3はPT京都のサイドイベントで、おいらが間違った裁定を出してしまったものです。
具体的には3-2)で、「見つけなくて良い。なぜなら手札は非公開領域だから、それから
条件があるカードを探す場合は、見つからなかったことにして良いから。」という勘違いを
していました。次からは気をつけます。プレッシャーに負けないように、スタッフ業を楽し
むことが一番大事なのだな、と思いました。

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そんなところで。


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