#いつも当blogを読んで下さっている皆様へ情報提供のお願いです。
#WPNコンフラックス・ゲートウェイキット同梱のプロモーションカード
#《流刑への道/Path to Exile》もしくは《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》を
#国内店舗イベントもしくは、国内個人主催イベントで配布してもらった/配布したことがある、
#というプレイヤー/イベント主催者の方は、おられますでしょうか?
#もしおられましたら、コメント欄かtesting_dag(at)mail.goo.ne.jp までご連絡下さい。

いやまあ、杞憂とか気のせいであればよいのですが。被害受けるのは自分一人だし。

というわけで先週の回答ー。



問1
かたならし○×。

「"All Goblin spells are colorless" という効果の下では、
 手札にある《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》も無色である。」

○か×か?


×

呪文や能力が「呪文/spell」という単語とともにタイプや特殊タイプ、サブタイプを用いて
オブジェクトを表現している場合、スタックにあるそのタイプの呪文のことを意味する。
(CR200.9b)

なので、問題文の効果の場合には、手札領域にあるゴブリン・カードまで無色にはならない。


 
問2
Aは忠誠カウンターが1個乗っている《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》をコントロールしている。
Bは1/1の苗木トークンを5個コントロールしている。

Bのターン、Bが戦闘を宣言し、攻撃クリーチャー指定ステップに入る前に
Aが《手練れの戦術/Master Warcraft》をプレイした。

A「解決して良い?」
B「いいよ。」
A「じゃあ、その苗木・トークンを全部、僕の《ジェイス・ベレレン》に攻撃させます。」

さて、Aの指定の仕方は正しいか?


正しくない。

《手練れの戦術/Master Warcraft》のテキストは以下の通り。

You choose which creatures attack this turn. You choose how each creature blocks this turn.

なので、「どのクリーチャーが攻撃に参加するか」は、《手練れの戦術》をプレイした
プレイヤーが決定できるが、「クリーチャーがどのプレイヤー/プレインズウォーカーへ攻撃するか」
を決定できるのは、そのクリーチャーのコントローラーである。

EDHで使用する場合は特に注意すること。


 
問3

レガシーの大会において、プレイヤーPとQが対戦している。

Pは《絵描きの召使い/Painter’s Servant》(宣言は『白』)と、《丸砥石/Grindstone》
をコントロールしており、Qを対象に《丸砥石》を起動した。
PもQもそれ以上は何も対応をせず、《丸砥石》能力の解決に入った。

通常ならば、Qのライブラリーのカードは《丸砥石》の能力によって、全て墓地に置かれる。

だが、Qのライブラリーに入っているカードによっては、無限ループを引き起こして
ゲームが引き分けに終わってしまうことがある。

では、以下に挙げる状況のうち、《丸砥石》能力の解決を解決すると、
ゲームが無限ループに陥って『引き分け』になるのはどれか。(複数回答可)

a) Qのライブラリーに《ガイアの祝福/Gaea’s Blessing》が1枚入っている場合。
b) Qのライブラリーに《大祖始/Progenitus》が1枚入っている場合。
c) Qのライブラリーに《ガイアの祝福》が2枚入っている場合。
d) Qのライブラリーに《大祖始》が2枚入っている場合。
e) a)と同じ状態で、かつ、Pが《虚空の力線/Leyline of the Void》をコントロールしている場合。
f) b)と同じ状態で、かつ、Pが《虚空の力線》をコントロールしている場合。
g) c)と同じ状態で、かつ、Pが《虚空の力線》をコントロールしている場合。
h) d)と同じ状態で、かつ、Pが《虚空の力線》をコントロールしている場合。


d)のみ。

繰り返される一群の行為が強制的な行動のみからなる場合、ゲームは引き分けになる。(CR421.4)
俗に言う「無限ループによる引き分け」とは、このことを指す。

つまり、問題文にあるa)-h) のなかで、強制的な行動の繰り返しになり、プレイヤーが
それを止めることができなくなるものを挙げればよい。

では順番に見てみよう。

・a)
《丸砥石》の能力を解決すると、ライブラリーのカードが全て(もしくは1枚を残して)
墓地に置かれる。《ガイアの祝福》がこれによってライブラリーから墓地に置かれたのならば、
《丸砥石》の能力が解決し終わった後に、《ガイアの祝福》の誘発型能力がスタックに積まれる。

残りライブラリー枚数が奇数だった場合、不幸にも残り1枚が《ガイアの祝福》である場合が
考えられるが、その場合は《ガイアの祝福》の誘発型能力が誘発しないだけである。


どちらにせよ、a)の場合ではライブラリーが残り0枚(又は1枚)になって、《丸砥石》の能力が
解決し終わるので「無限ループによる引き分け」にはならない。

・b)
《丸砥石》の能力を解決している間に《大祖始》が公開された場合、それは墓地に置かれる
代わりにライブラリーに戻る。これを繰り返すと、最後に1枚の《大祖始》がライブラリーに
残った状態になって《丸砥石》の能力が解決し終わる。
従って、「無限ループによる引き分け」にはならない。

・c)
ほぼ a)の場合と同様である。
ライブラリーが残り0枚(又は1枚)になって、《丸砥石》の能力が解決し、その後に
《ガイアの祝福》の誘発型能力がスタックに積まれる。

ライブラリー残枚数が奇数だった場合、《ガイアの祝福》の誘発する回数が減る場合があるが
どちらにせよ《丸砥石》の能力が解決し終わるので「無限ループによる引き分け」にはならない。

・d)
b)の場合とほぼ同様であるが、究極的にはライブラリーに残った2枚の《大祖始》が
《丸砥石》によって公開され、それらがライブラリーにまた戻ることを延々と繰り返す。

この一連の行動は、プレイヤーによって止めることができないので、
「無限ループによる引き分け」となる。

・e)
《虚空の力線》により、《丸砥石》の能力の解決中には、カードは墓地ではなくゲーム外領域に
移動する。この場合、《ガイアの祝福》は誘発しない。

結果、ライブラリーが残り0枚(又は1枚)になって、《丸砥石》の能力が解決し終わるので
「無限ループによる引き分け」にはならない。

・f)
《丸砥石》の能力を解決している間に《大祖始》が公開され墓地に置かれる場合に、

 i) それは墓地に置かれる代わりにライブラリーに戻る。
 ii) それは墓地に置かれる代わりにゲームから取り除かれる。

という2つの置換効果を受ける。どちらの置換効果を適用するかは、影響を受けるQが決める。
《大祖始》が公開されるたびに、Qが置換効果i) を選び続けた場合は b)と同じようになり
最後に1枚の《大祖始》がライブラリーに残った状態になって《丸砥石》の能力が解決し終わる。

Qが一度でも置換効果ii) を選んだ場合、《大祖始》はゲーム外領域に移動する。
その後、ライブラリーが残り0枚(又は1枚)になって、《丸砥石》の能力が解決し終わる。

いずれの場合にせよ、「無限ループによる引き分け」にはならない。

・g)
e) と同様である。
《ガイアの祝福》は誘発しない。

結果、ライブラリーが残り0枚(又は1枚)になって、《丸砥石》の能力が解決し終わるので
「無限ループによる引き分け」にはならない。

・h)
f)と同様に、《大祖始》が公開され墓地に置かれる場合に、i) ii)で挙げた2つの置換効果を受ける。

Qはi)を選び続ける限り、2枚の《大祖始》をライブラリーに戻し続ける事ができる。
が、究極的にはd) と同様に、2枚の《大祖始》のみがライブラリーに残り、かつ、
《丸砥石》の能力は解決中である。

こうなると、d) と同様なループに陥ることになるが、
これは「Qがii)を選ぶことによって繰り返しを終わらせることができる」ループである。

選択肢はQのみにあり、Qは好きな回数(有限数)だけi)を選んで、2枚の《大祖始》を延々と
回せるが、選んだ回数以上になった時点でii)を選びループを抜けなくてはいけない。

つまり、最終的にQのライブラリーは『《大祖始》1枚のみ』 又は 『0枚』 という
状態になって、《丸砥石》の能力が解決し終わる。
したがって、「無限ループによる引き分け」にはならない。

記事を訂正しました。コメント欄にある通りです。
a, c, e, の各状況において、ライブラリーが奇数であるか偶数であるかは関係ありません。


--------------------------
そんなところで。




#更新が遅れてもうしわけありません。
#前回の回答編は一つ前の記事になります。

4月1日のDraft Viewer があまりにひどすぎる。(褒め言葉


--------------------------------
今週のプレミア・イベント
--------------------------------


4月4日(土)

・GPT神戸@神奈川 横浜西公会堂

・GPTシアトル@千葉 千葉市民会館


4月5日(日)

・PTQホノルル@石川 金沢歌劇座
・PTQホノルル@神奈川 神奈川公会堂
・PTQホノルル@香川 丸亀市民会館

・GPT神戸@愛知 名古屋港湾会館
・GPT神戸@香川 丸亀市民会館

香川は同会場で開始時間をずらしての併催になります。

近くの方は是非足をお運び下さい。

GPT予定:http://tinyurl.com/gptjapan
PTQ予定:http://tinyurl.com/ptqjapan


------------------------------
それでは今週の問題。

問1
かたならし○×。

「ある赤いクリーチャー呪文が、スタックにある間に効果によって青になった場合、
 そのクリーチャー呪文が解決され場に出た後の色も青のままである。」

○か×か?

 
問2
紙とペンでライフを記録するときに、右側に自分のライフを記録するプレイヤーAと、
左側に自分のライフを記録するプレイヤーBが、いつもの勝負をしている。

Aのターンのメインフェイズに、AはBのコントロールする《屑肉の地のゾンビ/Dregscape Zombie》
を対象に、《マグマのしぶき/Magma Spray》をプレイした。

B「《妨げる光/Hindering Light》をその《マグマのしぶき》にプレイ。」
A「じゃ、もう一枚の《マグマのしぶき》を、同じ《屑肉の地のゾンビ》を対象にプレイ。」
B「そこまでやるかい。」
A「それ嫌いなんだよ。」
B「まあ、《妨げる光》で引けるからいいか。」
A「そうかな?」

さて、Bは《妨げる光》でカードを引けるだろうか?

 
問3

とある大会で、《閃光/Flash》について雑談をしていたときのこと。

「《閃光》使って出てくるクリーチャーで面白そうなやつっているかな?」
「《変幻の大男/Protean Hulk》を筆頭として、色々いるだろうけど。」
「ただ単に弱いクリーチャー出しても面白くなさそう。」

1)「《閃光》から《クローン/Clone》出して、{1}{U}だけ払って、相手のクリーチャーをコピーするとか。」

「コスト的にはあんまり変わってないね。良いかも。」

2)「相手の《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》を、《閃光》で出てきた
 《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》でブロック、は、かっこいいかも。」


「なんで《ドライアドの東屋》なんだか。がっかりだな。」

3)「がっかりといえば、《閃光》で《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》を出すと、
 普通はその《ブリキ通りの悪党》でアーティファクトを割ることができないねえ。」


「そんな役立たずを瞬速で出す必要がないなー。」

  『第4回戦のペアリングが発表されました。テーブル番号を確かめて着席……』

「やっとか。行かないと。」
「だな。ところで、さっき言った例でひっかかるものがあるんだが。」

さて、1)~3)の中で、ルール的に間違っているものがあるか?
ある場合は理由をつけてそれぞれ答えよ。



---------------
いつものように、回答は来週にでも。




#現実のスタックは優先権を放棄しても解決されません。

-----------------------------------------
GPT-kobe in Aichi #2 results.

4月5日(日)に名古屋港湾会館で行われましたGPT神戸@愛知は、
41名の参加をいただきました。
スイス6回戦+シングル3回戦の結果、Shiozu Ryouma さんが優勝しております。

以下にデッキタイプの総括を。
()内はベスト8に残ったデッキ数です。

デッキタイプはdeckcheck.netに準じています。

------------------
9(2) Naya Aggro
8(1) The Rock (with B/G Loam)
5(2) Burn
3(1) TEPS
3(1) Astral Slide
2(1) The Tezzerator

2 Demigod Stompy
2 Elves!
1 Zoo
1 Bant Aggro
1 TermoFolk
1 U/B Tron
1 Kiki-Jiki combo
1 Mono Blue Control
1 Ninja
------------------
41 decks



-------------------------


それでは先週の回答。

問1
かたならし○×。

「ある赤いクリーチャー呪文が、スタックにある間に効果によって青になった場合、
 そのクリーチャー呪文が解決され場に出た後の色も青のままである。」

○か×か?


○とも×とも言えない(CR的には)

ある領域から他の領域に移動したオブジェクトは、新しいものとして扱われ、
以前に行われた変更を『忘れる』というのが原則である。(CR217.1c)

ただし、これには例外がいくつかあり、この問題もそのうちの一つ。
スタックに積まれている、これから場のパーマネントとなる呪文に関して変更が加えられた場合、
その変更は スタック→場 といった領域の変更が行われてもその変更は忘れずに『覚えて』いる。
(CR217.1cの例外(1))

なのでこの問題の想定解は「○」なのだが、良く読んでみると

  1)スタックに積まれているアーティファクト 呪文、クリーチャー 呪文、エンチャント 呪文、
  プレインズウォーカー 呪文の特性を変更する、呪文や起動型能力、誘発型能力による効果は、
  その呪文によって生成されるパーマネントにも適用され続ける。

つまり、常在型能力による効果について言及されていないのだ。
問題文には単に「効果」としか書いていないので、この問題文は○とも×とも言えなくなっている。

#「全ての呪文は青である。」というエンチャントを考えるとよい。
#手札にある赤いクリーチャーカードは、スタック領域では青になり、
#場領域に出てパーマネントになると、それは本来の赤に戻る。


残念ながら良い問題ではありません。申し訳ありませんでした。

 
問2
Aのターンのメインフェイズに、AはBのコントロールする《屑肉の地のゾンビ/Dregscape Zombie》
を対象に、《マグマのしぶき/Magma Spray》をプレイした。

B「《妨げる光/Hindering Light》をその《マグマのしぶき》にプレイ。」
A「じゃ、もう一枚の《マグマのしぶき》を、同じ《屑肉の地のゾンビ》を対象にプレイ。」
B「そこまでやるかい。」
A「それ嫌いなんだよ。」
B「まあ、《妨げる光》で引けるからいいか。」
A「そうかな?」

さて、Bは《妨げる光》でカードを引けるだろうか?


引けない。

スタックを順番に見ていくと、《妨げる光》の解決時には、対象となっている《マグマのしぶき》
は、どのパーマネントも対象に取っていない。

つまり、《マグマのしぶき》は、
「あなたがコントロールするいずれかのパーマネントを対象とする呪文」では無いので、
《妨げる光》は全ての対象が不適正となり、打ち消される。

打ち消されてしまうので、《妨げる光》によってカードを引くことはできない。


 
問3


1)「《閃光》から《クローン/Clone》出して、{1}{U}だけ払って、相手のクリーチャーをコピーするとか。」

2)「相手の《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》を、《閃光》で出てきた
 《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》でブロック、は、かっこいいかも。」

3)「がっかりといえば、《閃光》で《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》を出すと、
 普通はその《ブリキ通りの悪党》でアーティファクトを割ることができないねえ。」


さて、1)~3)の中で、ルール的に間違っているものがあるか?
ある場合は理由をつけてそれぞれ答えよ。


2)のみ間違い。

《閃光/Flash》のオラクル・テキストは以下の通り。


You may put a creature card from your hand into play. If you do, sacrifice it unless
you pay its mana cost reduced by up to {2}.


2)の場合、《閃光》の解決時に《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》を場に出し、
そのマナ・コストを支払うことになる。

が、《ドライアドの東屋》はマナ・コストを持たない。

マナ・コストを持たない呪文のマナ・コストに基づくコストを持つ能力のコストは
支払うことができない。(CR203.1b)ので、《ドライアドの東屋》を《閃光》で出しても、
その解決中に必ず生け贄に捧げることになる。

つまり、2)で言うようなブロック・クリーチャーに指定することもできない。


1)、3)については文中の通りである。

-----------
そんなところで。

Friday Magic Quiz. [09-11]
#すでにいくつかの所で報告がなされていますが、
#コンフラックス・ゲートウェイキットが届きました。(写真)
#実際にはこれに加えて、新規DCIカードやポスター、
#大会主催者への手引き等が入っています。
#今週末のC.B.L.ではこれらのカードを賞品に出しますので、お楽しみに。

なお、写真は正方形にトリミングしたために縦長です。(びょーん)

--------------------------------
今週のプレミア・イベント
--------------------------------


4月11日(土)

・GPT神戸@福岡 福岡市立早良市民センター
・GPT神戸@千葉 千葉市民会館

4月12日(日)

・PTQホノルル@北海道 ちえりあ

・GPT神戸@広島 福山市民参画センター
・GPT神戸@東京 板橋区立グリーンホール
・GPT神戸@北海道 中島会館
・GPT神戸@大阪 北区民センター

・GPTシアトル@大阪 北区民センター

直前を除けば最後のGPT神戸となります。
BYEを狙うのはもちろんのこと、神戸への練習にいかがでしょうか。

--------------------------------
今週の草の根(東海)
--------------------------------


練習といえば、よーくんの主催するGPT神戸への練習大会が開かれます。

 http://magicplayersnetwork.blog73.fc2.com/

 Practice 神戸

 日時:4月12日

 場所:港生涯学習センター(名古屋市港区築地口駅から徒歩約10分)
 受付時間: 9:00 - 10:00
 フォーマット:エクステンデッド
 トーナメント方式:スイスドロー3~5回戦 DCI非認定
 参加費:1000円
 定員:30名
 賞品:優勝者に最大15000円分のGP神戸への交通費補助。
 その他2~4位までパックを分配。(参加人数によって変動します)

 [Practice]の名が示すようにGP神戸への「練習」を主目的とした大会です。
 レーティング等を気にせずに本気の場で自分のデッキを調整することができます。

--------------------
そしてサモアさんの主催するS-Cupが土曜日に。

 「S-CUP」

 日時:4月11日(土)

 ・スタンダード受付:9:45~10:30
 ・エクステンデット受付:15:00~16:00
 ・参加費:700円 (スタンとエクテンの両方に参加の方は割引アリ)
 ・場所:港生涯学習センター
    地下鉄「築地口」下車一番出口より北東へ徒歩10分
    駐車場32台(1日300円)

上2つのイベントは、土日ともに同じ会場で行われます。
Extendedをやりたいって方は是非どうぞ。


--------------------------------
C.B.L. 25th
--------------------------------


最後はおいら主催のレガシー大会、C.B.L.なのですよー。

残念ながらGP神戸のパブリックイベントにレガシーはありませんが、
せっかくコンフラックス・ゲートウェイキットが来たので、
今回のC.B.L.に賞品として出そうと思います。分け方は当日会場にて。


 C.B.L. 25th

 4月12日(日)
 フォーマット:レガシー(認定・K値16・REL『一般』)
 形式:スイス式4 - 5回戦のみ。決勝シングルはありません。

 受付時間: 14:00 - 14:30  受付終了しだい、開始します。
 参加費:500円


 当日はデッキリストを使用します。
 事前にデッキリストを準備してくることを推奨いたします。
 (義務ではありませんのでお気軽に。手間が省ける、というだけです)


また、C.B.L.終了後、EDH交流会を行います。

 参加費:未開封現行スタンダードでのブースターパック1つ
 人数:1テーブルあたり3人または4人。5人のテーブルは極力作りません。
 制限時間:90分切れ

 試合方式:

  *任意の一人に攻撃
  *呪文レンジなし(無限)
  *レジェンドルールによるジェネラルの対消滅はおきない。
   (ジェネラルは一方的に場に残り続けます)

 試験的な攻撃方式を導入します。
 CR605にある「無差別戦」のバリアントとなります。
 攻撃ルールに「左側攻撃」「右側攻撃」「複数への攻撃」のいずれも用いません。
 各戦闘フェイズごとに対戦相手一人を指定し、それに対して攻撃を行います。
 2人以上同時に攻撃することはありません。


 ぼっこにされたらごめんなさい。


--------------------------------
それでは、今週の問題。

問1
かたならし○×。

「多人数戦において、既にゲームに敗北しているプレイヤーのコントロールする
 遅延誘発型能力がスタックに置かれる場合、通常の誘発型能力と同様に処理される。」

○か×か?

 
問2
GP神戸直前というわけで、いまさらながらExtendedのデッキを組んで練習を続ける
プレイヤーAとBがいつものゲームをしている。

Aは《三なる宝球/Trinisphere》をコントロールしている。

Bのターンのメインフェイズに、Bは《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をプレイした。

B「追加で1マナ追加で支払うよ。なにかする?」
A「じゃ、《呪文嵌め/Spell Snare》。追加で2マナ払うよ。」
B「おいおい。この《タルモゴイフ》は3マナだろ。打ち消せないよ。」

Bの主張は正しいか?

 
問3

某所でちらっと話題になったので。神戸前におさらい。

プレイヤーPとQが対戦している。
PはQを対象に《精神隷属器/Mindslaver》を起動して次のQのターンのコントロールを得た。

さて、Qのターンに、Pが適正に行うことができる(又は、Pに選択権がある)のはどれか?
(複数回答可)

1)Qの手札を見る。
2)Qの《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》を起動して、ライブラリーの中身を見る。
3)Qの《燃え立つ願い/Burning Wish》をプレイし、サイドボードの中身を見る。
4)QのクリーチャーをPの《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》に攻撃させる。
5)Qに投了をさせる。
6)Qに「結果記入用紙に2-0と結果を書いてサインもしろ。」と指示を出す。

-------------
いつものように、回答は来週にでも。

4月12日に行われましたC.B.L. 25thは、16名の参加をいただきました。
スイス4回戦の結果、Fujisawa Toshikazuさんが全勝で優勝しております。

別会場でExtendedの練習会が開かれていることもあり、
人数が2分された格好になりましたが、それなりに人が来てくれました。
感謝いたします。

次回C.B.L. 26thは まだ日程が決まっておりません。
今のところはゴールデンウィークを避けて、5月17日(日)くらいを予定しています。


終了後のEDH交流会は12名(4人x3卓)と盛況でした。ありがとうございます。

なお、今後のEDH交流会では、ポイント制を実施します。
参加で+1p、プレイヤーを倒すと一人あたり+1pのポイントを加算します。
貯まったポイントと引き替えに、Gateway Kitsで送られてきたプロモカードをお渡しいたします。
次回以降の交流会もお楽しみ下さい。
空席と時間の許す限り、C.B.L.途中または終了以降に始めたいと思います。

なお、ポイントは私ことtestingのほうで管理します。
そのうちにEDH交流会のルール・方式をまとめて文書化しておきます。

------------------------------
それでは、25thの上位3名のデッキレシピです。お楽しみ下さい。

** WINNER **

Fujisawa Toshikazu

Main
4《筋肉スリヴァー/Muscle Sliver》
4《筋力スリヴァー/Sinew Sliver》
4《水晶スリヴァー/Crystalline Sliver》
3《有翼スリヴァー/Winged Sliver》
3《冬眠スリヴァー/Hibernation Sliver》
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《目くらまし/Daze》
3《Force of Will》
3《もみ消し/Stifle》
2《思案/Ponder》

4《変わり谷/Mutavault》
2《Tropical Island》
2《Tundra》
2《Underground Sea》
1《Scrubland》
1《Bayou》
3《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》

Sideboard
4《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4《調和スリヴァー/Harmonic Sliver》
3《暗心スリヴァー/Darkheart Sliver》
2《水流破/Hydroblast》
2《青霊破/Blue Elemental Blast》

------------------------------

* 2nd place *

Egawa Yuusuke

Main
4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
3《誘惑蒔き/Sower of Temptation》
1《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《Force of Will》
3《もみ消し/Stifle》
4《苦花/Bitterblossom》
3《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
3《目くらまし/Daze》
2《対抗呪文/Counterspell》
1《水晶の破片/Crystal Shard》
2《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》

4《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《島/Island》
2《Underground Sea》
1《Tundra》
1《Tropical Island》
3《激浪の研究室/Riptide Laboratory》
3《変わり谷/Mutavault》
1《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》
2《涙の川/River of Tears》

Sideboard
3《真髄の針/Pithing Needle》
4《水流破/Hydroblast》
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
3《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
1《鏡編み/Mirrorweave》

------------------------------

* 3rd place *

Gotou Yuusei

Main
4《踏査/Exploration》
4《マナ結合/Manabond》
4《燃え立つ願い/Burning Wish》
4《ギャンブル/Gamble》
3《壌土からの生命/Life from the Loam》
1《カラスの罪/Raven’s Crime》

3《不毛の大地/Wasteland》
2《The Tabernacle at Pendrell Vale》
2《幽霊街/Ghost Quarter》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4《樹上の村/Treetop Village》
2《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
4《Maze of Ith》
4《Taiga》
2《Savannah》
4《リシャーダの港/Rishadan Port》
2《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
2《平穏な茂み/Tranquil Thicket》
1《裂け岩の扉/Riftstone Portal》
1《Glacial Chasm》
1《地平線の梢/Horizon Canopy》
1《蛮族のリング/Barbarian Ring》
1《森/Forest》

Sideboard
4《クローサの掌握/Krosan Grip》
2《Zuran Orb》
2《減衰のマトリックス/Damping Matrix》
1《壌土からの生命/Life from the Loam》
1《ハルマゲドン/Armageddon》
1《炎の稲妻/Firebolt》
1《壊滅的な夢/Devastating Dreams》
1《恭しき沈黙/Reverent Silence》
1《粗野な覚醒/Rude Awakening》
1《消えないこだま/Haunting Echoes》


#今週末はいよいよGP神戸です。
#国内GPで始めと言うこともあり、何人ほどの参加があるか楽しみなところです。

明日のFMQは、筆者がGP神戸参加するためにお休みです。
会場で黒シャツ着ているおいらを見かけても石を投げないで下さい。

それでは先週の回答ー

問1
かたならし○×。

「多人数戦において、既にゲームに敗北しているプレイヤーのコントロールする
 遅延誘発型能力がスタックに置かれる場合、通常の誘発型能力と同様に処理される。」

○か×か?


×

通常の2人戦と多人数戦には大きな違いがいくつかあるが、その中でもわかりにくいのは
ゲーム途中で敗北し除外されたプレイヤーの扱いである。

基本的には以下のように理解しておくと良い。

・除外されたプレイヤーがオーナーであるオブジェクトは全てゲームから取り除かれる。
・除外されたプレイヤーがコントロールするスタック上の呪文や能力は消滅する。
・除外されたプレイヤーにコントロールを与えているコントロール変更効果は失われる。
・それでも、そのプレイヤーがコントロールしているオブジェクトがあれば、それはゲームから取り除かれる。

さて、問題の答えに移ろう。CR600.4c には以下のようにある。

  ゲームから除外されたプレイヤーがコントロールする誘発型能力がスタックに置かれる場合、
  それはスタックに置かれない。

つまり、その遅延誘発型能力はスタックに置かれず、何もしない。従って×。


 
問2
Aは《三なる宝球/Trinisphere》をコントロールしている。

Bのターンのメインフェイズに、Bは《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をプレイした。

B「追加で1マナ追加で支払うよ。なにかする?」
A「じゃ、《呪文嵌め/Spell Snare》。追加で2マナ払うよ。」
B「おいおい。この《タルモゴイフ》は3マナだろ。打ち消せないよ。」

Bの主張は正しいか?


正しくない。

《三なる宝球/Trinisphere》はプレイを完了させるために支払うべきコストを変更する。
これは、《呪文嵌め/Spell Snare》等で参照される「点数で見たマナ・コスト」には
なんの変更ももたらさない。

従って、上記の状況では、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》の点数で見たマナ・コストは
「2」であり、《呪文嵌め/Spell Snare》の適正な対象である。


#点数で見たマナ・コストと、実際に支払うマナコストは明確に異なる。
#下手なたとえではあるが、定価と値引き(値上げ)の関係に少し似ている。
#例えば、120円のジュースを100円ショップで買っても、
#支払うのは120円ではなく105円であるが、
#あなたは「120円の物を買った」ことに変わりはない。

 
問3

某所でちらっと話題になったので。神戸前におさらい。

プレイヤーPとQが対戦している。
PはQを対象に《精神隷属器/Mindslaver》を起動して次のQのターンのコントロールを得た。

さて、Qのターンに、Pが適正に行うことができる(又は、Pに選択権がある)のはどれか?
(複数回答可)

1)Qの手札を見る。
2)Qの《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》を起動して、ライブラリーの中身を見る。
3)Qの《燃え立つ願い/Burning Wish》をプレイし、サイドボードの中身を見る。
4)QのクリーチャーをPの《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》に攻撃させる。
5)Qに投了をさせる。
6)Qに「結果記入用紙に2-0と結果を書いてサインもしろ。」と指示を出す。


1), 2), 4)

《精神隷属器/Mindslaver》によってターンのコントロールを得た場合の処理は、
CR507に一項目まるまる説明されている。

ある程度の要点を言うと、《精神隷属器》によってターンを得たPが選択できるQの行動とは、
「ゲームルール上の行動」であり、「トーナメント上での行動」ではない。

この場合の「ゲームルール上の行動」とは、CRに記述してある「カードを引く」や、
「起動型能力をプレイする」等が該当する。
他方、「トーナメント上の行動」とは、MFRやUTRに記述してある「ゲーム・マッチの投了」や、
「ジャッジを呼ぶ」「トーナメントから棄権(ドロップ)する」等が該当する。

以上を踏まえた上で1)~6)を見ていこう。

1)
ターンがコントロールされているプレイヤーが、何らかのオブジェクトの情報を見ることができる
場合、それはそのプレイヤーとターンのコントローラーの両方が見ることができる。(CR507.2)

と、そのままCRに載っているので、PはQの手札を見れる。

2)
上と同様に、《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》の解決中にQはライブラリーの中を見れる。
ということはCR507.2により、Pもその中身を見ることができる。

3)
1)や2)と同様に扱うことはできない。
確かに、ゲーム中にQは自分のサイドボードの中身を見ることはできるが、それが規定されている
のはMFR112である。つまり、「サイドボードの中身を見る」という行動は、トーナメント上の行動
にあたり、ゲームルール上の行動にはあたらない。

よって、PはQのトーナメント上の行動を制御することはできないので、
PはQのサイドボードの中身を見ることはできない。

PはQの《燃え立つ願い/Burning Wish》をプレイさせることはできるが、サイドボードから
カードを引っぱることはできず、ゲーム外領域にあるソーサリーカードを手札に入れることができる。
また、「何も持ってこない」選択肢が常にあることに注意すること。

#Rule-Mongerの方はお気づきのように、《死せる願い/Death Wish》や《Ring of Ma’ruf》の場合は
#やや特殊な動きをする。この場合は「引っぱってはこれるが、中身を見ることができないカード」
#という扱いを考えれば良い。
#上記の2文が何のことを言っているかわからない? なら、あなたは幸せ。


4)
どこに攻撃を行うかは「ゲームルール上の行動」である。なので、PはQに問題文のような指定ができる。

5)
PはQに投了をさせることはできない。CR507.3bにもそう書かれている。

6)
これは「ゲームルール上の行動」にあたらない。

#これ以上の解説は不要であると思いたい。


----------------
そんなところで。


新セット、アラーラの再誕のプレリと発売はもうすぐです。

そしてこの時期といえば、オラクルとCRの更新です。

http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/35b&page=2

毎回のように機能的な変更があるオラクルですが、
今回は《熱狂のイフリート/Frenetic Efreet》にパワーレベル・エラッタがかかったようです。

それではいつも通りざっくり訳でご紹介。

詳しい訳はJFKさんの所を参考にして下さい。
(→http://34540.diarynote.jp/

なお、オラクル・データベースの更新は4月24日に行われます。

------------------------------
オラクル:機能的な変更
------------------------------


《バルデュヴィアの大将軍/Balduvian Warlord》、《False Orders》

《瞬間群葉/Flash Foliage》や、《霊気の原形質/AEtherplasm》といった
ブロックした状態で場に出てくるクリーチャーに対応するため、この2枚の文章は変更された。

筆者注)
#どこにその必要性があるのか、実はさっぱりわかりません。
#Rule-Monger諸氏の助力を願います。


旧){Tap} : Remove target blocking creature from combat. Creatures it blocked that no other creature blocked this combat become unblocked, then it blocks an attacking creature of your choice. Play this ability only during the declare blockers step.

新){Tap} : Remove target blocking creature from combat. Creatures it was blocking that hadn’t become blocked by another creature this combat become unblocked, then it blocks an attacking creature of your choice. Play this ability only during the declare blockers step.

-----
旧)
Play False Orders only during the declare blockers step.
Remove target creature defending player controls from combat. Creatures it blocked that no other creature blocked this combat become unblocked. You may have it block an attacking creature of your choice.

新)
Play False Orders only during the declare blockers step.
Remove target creature defending player controls from combat. Creatures it was blocking that hadn’t become blocked by another creature this combat become unblocked. You may have it block an attacking creature of your choice.


《混沌界/Chaosphere》、《密集した梢/Dense Canopy》
通常のゲームでは、飛行を持つクリーチャーは飛行を持つクリーチャーも、持たないクリーチャーも
ブロックすることができる。飛行を持たない地上のクリーチャーは、地上同士しかブロックできない。

しかし《混沌界/Chaosphere》が場にあると、これが天地逆転する。地上のクリーチャーは
空中のクリーチャーをブロックできるようになるし、空中のクリーチャーは地上のクリーチャー
をブロックできなくなる。飛行を持つ、持たないの関係が単純に逆になるのだ。

過去、《大蜘蛛/Giant Spider》のような、飛行を持たないクリーチャーが飛行をブロックできる
という能力が書き換わった時に、《混沌界/Chaosphere》の能力もまた書き換わったが、依然として
2つの常在型能力を持っていた。その少し後で、このままでは機能しないことがわかったので、
これらの常在型能力は、クリーチャーが能力を得るような形に書き換わった。

時は過ぎ、到達能力が登場すると、2番目の能力はシンプルな文章になった。
が、1番目の能力文は変わることなく残り続けた。そこで、1番目の文章を再びゲームルールを
変更する類の常在型能力にもどすことによってシンプルになった。

《混沌界/Chaosphere》の2つの文章は対になっているが、この変更によって性質は対のもの
ではなくなった。が、より直感的にわかるテキストになった。

《密集した梢/Dense Canopy》は《混沌界/Chaosphere》の上半分を見習って変更された。


旧)
Creatures with flying have "This creature can’t block creatures without flying."
Creatures without flying have reach. (They can block creatures with flying.)

新)
Creatures with flying can block only creatures with flying.
Creatures without flying have reach. (They can block creatures with flying.)
----
旧)
Creatures with flying have "This creature can’t block creatures without flying."
新)
Creatures with flying can block only creatures with flying.


《Fastbond》
このカードは《栄華の儀式》や《迷える探求者、梓》と同様の能力を持つので
テンプレートしては "You may play [number] additional lands on each of your turns."
を使用するほうが望ましい。まあ、これは機能的な変更ではない。

機能的な変更は2番目の能力だ。
元の文章では "first land of the turn," となっている。このtheが問題である。
例えば双頭巨人戦の場合、チームメイトが土地をこのターンにプレイしていたとすると……おや?



旧)
You may play as many lands as you choose on your turn.
Whenever you play a land other than the first land of the turn, Fastbond deals 1 damage to you.

新)
You may play any number of additional lands on each of your turns.
Whenever you play a land, if it wasn’t the first land you played this turn, Fastbond deals 1 damage to you.



《Flooded Woodlands》、《Reclamation》
印刷された文章はゲームルールを変更していた。これは変更されて、クリーチャーに対して
能力を付与するようになっている。これでは《謙虚/Humility》等で相互作用が起きてしまうので、
印刷されたものに従い、ゲームルールを変更する文章に戻された。



旧)Green creatures have "This creature can’t attack unless you sacrifice a land."

新)Green creatures can’t attack unless their controller sacrifices a land for each green creature he or she controls that’s attacking.

----

旧)Black creatures have "This creature can’t attack unless you sacrifice a land."

新)Black creatures can’t attack unless their controller sacrifices a land for each black creature he or she controls that’s attacking.



《Fork》
元々、《Fork》はそれ自体が他の呪文の複製になっていた。そして色だけは赤いままだった。

現在は《Fork》は他のコピーを作成する呪文であり、《Fork》自体が変わるわけではない。
そして、印刷文にあった "Fork remains red." という文節は、長い間無視されていた。

現在、呪文がコピーされる場合、そのコピー可能な値を全て取ってコピーされる。
現在のオラクルでは、「Forkの色を除いた~」という表現になっているが、
コピー可能な値は、色を変化させる効果を考慮しないので、ややこしくなっている。
例を挙げると、《Fork》が《純粋の色/Purelace》によって白になった場合、
作成されるコピーは《Fork》の元の色、つまり赤になる。白ではない。

印刷された文章ではそれは赤になると明記してある。
今回のオラクルではそれに沿う形で修整された。
《臨機応変/Sleight of Mind》で、作成されるコピーの色を変えることもできる。


旧)
Copy target instant or sorcery spell, except that it copies Fork’s color. You may choose new targets for the copy.

新)
Copy target instant or sorcery spell, except that the copy is red. You may choose new targets for the copy.



《熱狂のイフリート/Frenetic Efreet》
オデッセイで《偶然の出合い/Chance Encounter》というカードが出現した後、
このカードはパワーレベル・エラッタがかけられた。

《熱狂のイフリート》の起動コストは{0}なので、望むなら何回でも起動することができる。
1回目の解決時に、《熱狂のイフリート》は場からいなくなる。そして2回目以降が解決される。
印刷された文章によると、これ以降に解決された能力でも、コインを投げることができる。
コイン投げに勝とうが負けようが、これ自身は場にいないので何も起きない。
しかし、《偶然の出合い》があれば、コインを投げることを望むだけ繰り返せるので、
あっというまにゲームに勝利するだけのカウンターを積むことができるのだ。
このような背景があったので、《熱狂のイフリート》にはエラッタがかけられて、
これ自身が場にいる場合にしかコイン投げができなくなった。

我々のポリシーに乗っ取り、パワーレベル・エラッタを解除し、印刷された状態に
《熱狂のイフリート》を戻すことにした。この変更が(《閃光/Flash》と同様に)ぶっ壊れている
と判断した場合、我々はこのカードを制限/禁止カードに載せることだろう。

#筆者注)
#コイン投げ野郎には朗報です。CBLやAMCとかで勇者求む。


旧)
{0} : If Frenetic Efreet is in play, flip a coin. If you win the flip, Frenetic Efreet phases out. If you lose the flip, sacrifice Frenetic Efreet.

新)
{0} : Flip a coin. If you win the flip, Frenetic Efreet phases out. If you lose the flip, sacrifice Frenetic Efreet.


《外殻貫通/Hull Breach》
前回のオラクル更新時に、《枝分かれの稲妻/Branching Bolt》と同様に "Choose one or both"
という形式に従った更新を行ったとして、機能的でない変更の項目にこのカードを入れていた。

しかし、それは間違っていた。

印刷されている文章そのままに《外殻貫通/Hull Breach》をプレイし、アーティファクトと
エンチャントを破壊しようとした場合、それらは同時に壊れる。が、"Choose one or both"
というテンプレートにすると、壊れる順番ができてしまい、同時に壊れるのではなくなってしまう。
この違いは意図していないものなので、文章を元の印刷されたものに戻した。


旧)Choose one or both - Destroy target artifact; or destroy target enchantment.

新)Choose one ? Destroy target artifact; or destroy target enchantment; or destroy target artifact and target enchantment.



《液状の火/Liquid Fire》
《液状の火/Liquid Fire》は問題児だ。
このカードの意図するところは、クリーチャーとそのコントローラーに 0点/5点、1点/4点、
2点/3点、・・・ 5点/0点 というように、0~5点の自由な振り分け方ができる火力、
という位置づけのはずだった。

ややこしいことに、このカードは唯一、対象を取ったもの(=クリーチャー)と、
対象を取ってないもの(=そのコントローラー)に対してダメージを振り分けるように
指定されている。そしてCR409.1eにあるように、呪文のプレイ時には、何点を振り分けるのかを
宣言しないといけないので、対象をとってないほうも宣言しなくてはいけない。
が、対象をとってない効果によって振り分けを行う場合は、それは呪文や能力の解決中に
割り振るのが一般的である。よって、《液状の火/Liquid Fire》がダメージを振り分けるのは
いつになるのかが明確になっていない。

また、振り分ける場合には最低1は振り分けないといけないので、0点/5点 や、5点/0点
といった振り分け方は不可能になってしまっている。

《液状の火/Liquid Fire》を以下のように直すことにした。

 1)0点/5点、5点/0点 といった振り分け方を可能にする。
 2)プレイ時に何点を振り分けるかを指定するようにする。
 3)他の"distribute" 的な効果とはっきり区別が付くようにする。
  (例:《忘れられた古霊/Forgotten Ancient》はdistribute-likeな効果だが、
     distributeという単語を使用していない。)

こうして、新しいオラクル文章ができあがった。

#筆者注)
#追加コストとしてナンバーを選ぶってのは斬新?



旧)
Liquid Fire deals 5 damage divided as you choose between target creature and that creature’s controller.

新)
As an additional cost to play Liquid Fire, choose a number between 0 and 5.
Liquid Fire deals X damage to target creature and 5 minus X damage to that creature’s controller, where X is the chosen number.


《オーガの処罰者/Ogre Enforcer》
現在のオラクル文章では、印刷された文章からかけ離れたものになっている。

絆魂つきの1/1を《オーガの処罰者》でブロックした場合、1ライフは得れるだろうし、
接死つきの1/1を《オーガの処罰者》でブロックした場合、接死能力により破壊されるだろうし、
萎縮つきの1/1を《オーガの処罰者》でブロックした場合、-1/-1カウンターが乗るだろう。

思うに、過去のオラクル変更で"can’t be destroyed" という文を意図的に避けたからでは
なかろうか。しかし、今や我々は "can’t be destroyed" という能力は普通に意識できる
(indestructible)ので、これを印刷された文章に戻すことにした。

また、現在のオラクルでは、《シヴのヘルカイト/Shivan Hellkite》が《オーガの処罰者》に
1点与え、そして1点、1点、1点と与えても破壊されない。(軽減しちゃうから)
しかし、印刷された文章から考えると、これは同一発生源から致死ダメージをくらっているので、
破壊されるべきである。この点からも現在のオラクルは変であると言わざるを得ない。


旧)
If Ogre Enforcer would be dealt nonlethal damage by a single source, prevent that damage.

新)
Ogre Enforcer can’t be destroyed by lethal damage unless it’s been dealt lethal damage by a single source.



《Spoils of Evil》

印刷されている文章では、対戦相手を対象にとっている。
が、現在のオラクルはそうなっていない。これは対象を取るように修整される。



旧)
For each artifact or creature card in an opponent’s graveyard, add {1} to your mana pool and you gain 1 life.

新)
For each artifact or creature card in target opponent’s graveyard, add {1} to your mana pool and you gain 1 life.





---------------
明日はその他のオラクル変更。

CRの変更点は、CRの更新を待ってから記事にします。
『アラーラ再誕』プレリリース@名古屋 のお知らせです。

今回は東別院会館にて、25日(土)、26日(日)の両日にわたって開催されます。

--------------------------------------
アラーラ再誕(ARB) プレリリース@名古屋
--------------------------------------


日時:4月25日、26日

会場:東別院会館
 (http://www.ohigashi.net/hall/kaikan_kinko.html
 ・会場に駐車場はありますが、台数に限りがあります。ご注意下さい。

全般:
  *2日間共に同会場で行います。
  *全てのイベントでARBのブースターパックを使用します。
  *8人イベント以外のイベントに参加した方には、プロモカードを差し上げます。
  *賞品は、各イベントの参加人数により上下します。
  *参加賞のプロモカードには限りがあります。ご了承ください。
  *全てのイベント内容・受付時刻は予告無く変更となる場合があります。


---------------------------
4月25日(土) 大会詳細
---------------------------


シールド戦

 受付: 09:30~15:00 (フライト式)

 形式:ALAx3、ARBx3を使用したシールド戦

  *16~32人参加次第、開催されるフライト式です。
  *それぞれのトーナメントは、スイス式4回戦固定で行います。


双頭巨人シールド戦

 受付: 13:00~14:00

 形式:ALA、CON、ARBの計8パックを使用した双頭巨人・シールド戦

  *2人が1チームとなって戦う双頭巨人戦のシールド戦です。
  *配布されたパックで2人分のデッキを作成して戦います。
  *スイス式で行います。ラウンド数は参加チーム数で上下します。

・その他、サイドイベントを予定しております。


---------------------------
4月26日(日) 大会詳細
---------------------------


シールド戦

 受付: 09:30~15:00 (フライト式)

 形式:ALAx3、ARBx3を使用したシールド戦

  *16~32人参加次第、開催されるフライト式です。
  *それぞれのトーナメントは、スイス式4回戦固定で行います。


双頭巨人シールド戦

 受付: 13:00~14:00

 形式:ALA、CON、ARBの計8パックを使用した双頭巨人・シールド戦

  *2人が1チームとなって戦う双頭巨人戦のシールド戦です。
  *配布されたパックで2人分のデッキを作成して戦います。
  *スイス式で行います。ラウンド数は参加チーム数で上下します。

・その他、ドラフト等のサイドイベントを予定しております。


-------------------
東海地区の皆様、よろしくお願いいたします。

#Wizards公式ではポートメッセとなっている様子ですが、
#情報が古い(コンフラックスの時の)ものです。
#会場を間違えないように、お近くのプレイヤーに声をかけて頂くよう、お願いします。

------------------------------------------------
『アラーラ再誕』プレリリース@名古屋の情報は以下のURLへ。
会場と日付に注意してください。

http://74598.diarynote.jp/200904222247112576/
------------------------------------------------


昨日に続き、オラクルのテンプレート変更と、機能的でない変更をお届けします。

原文:
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/35b&page=1

おいらのより訳らしい訳:(JFK氏のとこ)
http://34540.diarynote.jp/200904230842269719/


個人的には《Transmute Artifact》のオラクル変更が地味に嬉しいです。


------------------------------
オラクル:テンプレートの変更
------------------------------



烈日/Sunburst

烈日能力を持つカードの注釈文には、烈日と同じ文章が書かれている。

しかし、文章の中にある"used" という表現が問題で、このままでは呪文のプレイ
に支払ったマナを数えるのか、コストの為に支払ったマナを数えるのか不明瞭である。
例えば、《太陽の拳/Fist of Suns》の代替コストでコストを払った場合には、
それらを二重に数えてしまうことになりかねない。

この問題を避けるため、注釈文自体を《横揺れの増長/Rolling Spoil》のような
"強化呪文/Enhanced spell" のテンプレートに沿うように変更した。


烈日/Sunburst の新しい注釈文:
(This comes into play with a +1/+1 counter on it for each color of mana spent to play it.)


サボタージュ生物とその仲間

  CR310.2e クリーチャーが通常とは違う方法で戦闘ダメージを与える効果は、戦闘ダメージの
  割り振りに影響する。

過去、「割り振る/assign」という表現はカードテキストとして使用を控えられていた。
戦闘ダメージの割り振りに関する効果は大きく2つあり、一つは《ロウクス/Rhox》に代表される
Supertrumpler である。もう一つはブロックされなかった場合に割り振りを変更することが
できる、《知恵の蛇/Ophidian》、《溶岩獣/Laccolith》シリーズなどである。
(これらは過去、サボタージュ生物と呼ばれていた)

さて現在。《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》の登場によって、カードテキストに
「割り振る/assign」という表現が解禁され、Supertrumplerもテンプレートが変更された。
そう、上記で言う2番目に属するグループの文章が変更される時が来たのだ。

"deals no damage" という表現は単にダメージをassignしないようになる。
その他の同じような能力を持つサボタージュ生物も、同じように変更される。

なお、これらの変更は、オデッセイより最近のエキスパンションに収録されているカードには
影響がない。


《知恵の蛇/Ophidian》
Whenever Ophidian attacks and isn’t blocked, you may draw a card. If you do, Ophidian assigns no combat damage this turn.

《溶岩獣の兵卒/Laccolith Grunt》
Whenever Laccolith Grunt becomes blocked, you may have it deal damage equal to its power to target creature. If you do, Laccolith Grunt assigns no combat damage this turn.

《屍肉ワーム/Carrion Wurm》
Whenever Carrion Wurm attacks or blocks, any player may remove three cards in his or her graveyard from the game. If a player does, Carrion Wurm assigns no combat damage this turn.

他にも多数。


《防御体制/Defensive Maneuvers》とその仲間

文章に "the type" とあるが、それだけではクリーチャータイプなのか、
特殊タイプなのか、土地タイプなのかが不明瞭である。

文脈からクリーチャータイプであることは明らかなので、それらはクリーチャータイプを
示すように修整される。


《防御体制/Defensive Maneuvers》
Creatures of the creature type of your choice get +0/+4 until end of turn.


《希望の化身/Avatar of Hope》とその仲間
《希望の化身/Avatar of Hope》の文章には"If you have 3 life or less ...."とある。
この1枚だけではないが、表現がやや古い。
《名誉の御身/Divinity of Pride》のように、"25 or more life."と表記すべきである。


《希望の化身/Avatar of Hope》
If you have 3 or less life, Avatar of Hope costs {o6} less to play.
Flying
Avatar of Hope can block any number of creatures.


《あまたの舞い/Dance of Many》とその仲間

"Put a token into play as a copy" という表現は、《下僕の反射鏡/Minion Reflector》や
《熱の陽炎/Heat Shimmer》と同様に、 "put a token into play that’s a copy,"
となるべきである。


《あまたの舞い/Dance of Many》
When Dance of Many comes into play, put a token into play that’s a copy of target nontoken creature.
(以下略)


《激情の共感者/Fierce Empath》とその仲間
《激情の共感者/Fierce Empath》に代表されるカードは、「ライブラリーから特定のカードを
探しだす」所までで文がとぎれ、その後に「ライブラリーをシャッフルする。」という
一文がくっついている。つまり、探そうが探すまいが、どちらにせよライブラリーを
シャッフルすることになるのだ。これは馬鹿げたことであり、探さなかった場合は
ライブラリーをシャッフルする必要が全くない。
これらは一文になるように修整され、"you may" という表現になるか、
もしくは探した場合にのみシャッフルするように "If you do, shuffle your library."
という文章に変わる。



《激情の共感者/Fierce Empath》
When Fierce Empath comes into play, you may search your library for a creature card with converted mana cost 6 or more, reveal it, put it into your hand, then shuffle your library.

他には、
 《クローサの大牙獣/Krosan Tusker》
 《狩りをする豹/Hunting Cheetah》
 《自然との一体化/One with Nature》
 《天空の鷹/Welkin Hawk》
 《ワイアウッドの伝令/Wirewood Herald》
 《ヤヴィマヤの農夫/Yavimaya Granger》
がこの修整を受けています。



------------------------------
オラクル:機能的でない変更
------------------------------


《頭の混乱/Addle》
手札を公開する文と、カードを選ぶ文がとぎれているが、別にとぎれさせる必要が無いので
一文に納めるように変更された。


Choose a color. Target player reveals his or her hand and you choose a card of that color from it. That player discards that card.


《疾風のマングース/Blurred Mongoose》
オラクルにある2文の上下が逆。

《混沌のグー/Chaotic Goo》
"add a +1/+1 counter to Chaotic Goo" という表現は使われないので、
"put a +1/+1 counter on Chaotic Goo." という今風の表現に直された。

《Darkpact》
"Top of your library" という表現は
"top card of your library." であるべき。

《滅殺の命令/Decree of Annihilation》
前回のオラクル変更の際に、[領域]を取り除くという表現は、[領域]にあるカードを
全て取り除く、というように改められた。

《滅殺の命令/Decree of Annihilation》はこの修整が見落とされていたのである。


Remove all artifacts, creatures, lands, cards in graveyards, and cards in hands from the game.
Cycling {o5oRoR}
When you cycle Decree of Annihilation, destroy all lands.


《死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord》、《埋め合わせ/Recoup》

《埋め合わせ/Recoup》の印刷された文章を素直に解釈すると、ある問題に直面する。
《埋め合わせ/Recoup》の対象になったカードは、墓地にある間は《埋め合わせ》によって
フラッシュバックを持つ。が、いざそれをプレイしようとして、スタック領域に移動すると、
それはもう《埋め合わせ》の効果を受けてないので、フラッシュバックを持っていないのだ!
さらに、フラッシュバックを持っていないので、フラッシュバック・コストも参照できない。
このような事がないように、《埋め合わせ》と《死者の王、ドラルヌ》には修整が為された。

事はこれだけにはとどまらない。CR217.1cには、領域間を移動したオブジェクトが
記憶を覚えている場合の例外が5つ示されているが、《埋め合わせ/Recoup》のような事例も
例外として加えられるようになった。そのため、文章は印刷されたものに近くなった。


《死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord》
If damage would be dealt to Dralnu, sacrifice that many permanents instead.
{oT}: Target instant or sorcery card in your graveyard gains flashback until end of turn. The flashback cost is equal to its mana cost. (You may play that card from your graveyard for its flashback cost. Then remove it from the game.)

《埋め合わせ/Recoup》
Target sorcery card in your graveyard gains flashback until end of turn. The flashback cost is equal to its mana cost. (Mana cost includes color.)
Flashback {o3oR} (You may play this card from your graveyard for its flashback cost. Then remove it from the game.)


《無数のゴキブリ/Endless Cockroaches》
余計な "to" があったので削除。

《踏査/Exploration》
現代的に "on" を付け加えた。

《波動機/Fluctuator》
より現代的な表現に。


Cycling costs you pay cost up to {o2} less.


《ハートストーン/Heartstone》、《Power Artifact》
アラビア数字である箇所を、英単語に修整。

《不滅のオーラ/Indestructible Aura》
より明確な表現に。


Prevent all damage that would be dealt to target creature this turn.


《Infernal Denizen》
誘発型能力の中に継続的効果が含まれているが、継続的効果の文がとぎれているため、
2つの能力であると読めてしまう。
これらは1文に直されるべきである。


《Infernal Denizen》
At the beginning of your upkeep, sacrifice two Swamps. If you can’t, tap Infernal Denizen, and an opponent may gain control of a creature you control of his or her choice as long as Infernal Denizen remains in play.
{oT}: Gain control of target creature as long as Infernal Denizen remains in play.


《西涼の戦士 馬超/Ma Chao, Western Warrior》
"It is" を "It’s" へ。

《マナの網/Mana Web》

"can produce" を、CRで用いられる表現の "could produce" へ。

《研究+開発/Research+Development》

《開発/Development》の "lets" を "has" に。

《Scarwood Bandits》

"Is in play" は "remains in play" であるべき。

《魂の捕縛/Seize the Soul》

以前のオラクル更新で、1番目の文章にはカンマ "," を使用したのに、それ以後に現れる
同じ文章には使用しなかった。適宜カンマ "," を使用する。

《Sen Triplets》 (ARB)

"you can play," ではなく、"you may play," が正しい。


At the beginning of your upkeep, choose target opponent. This turn, that player can’t play spells or activated abilities and plays with his or her hand revealed. You may play cards from that player’s hand this turn.


《シロッコ/Sirocco》

表現を今風に。


Target player reveals his or her hand. For each blue instant card revealed this way, that player discards that card unless he or she pays 4 life.


《サルタリーのゲリラ/Soltari Guerrillas》
オラクルでは防御プレイヤーを参照しているので、戦闘中にしか起動できないように見える。
が、印刷されている文章では、単に対戦相手を参照しているので、これに沿う形で修整される。


Shadow (This creature can block or be blocked by only creatures with shadow.)
{o0}: The next time Soltari Guerrillas would deal combat damage to an opponent this turn, it deals that damage to target creature instead.


《Transmute Artifact》

色つきアーティファクトの出現によって、《Transmute Artifact》に印刷されている
"cost difference" をどう採って良いか不明瞭になっていた。
《Transmute Artifact》が印刷された時代では、アーティファクトは全て無色であり、
コストが何を指すのかあやふやであった。

結論として、我々は点数で見たマナ・コストを採ることにした。

《Transmute Artifact》で{2}のマナ・コストを持つアーティファクトを生け贄にささげ、
{3}{W}{U}{B} というコストを持つアーティファクトを探す場合、差分は {4} である。


As an additional cost to play Transmute Artifact, sacrifice an artifact.
Search your library for an artifact card. If that card’s converted mana cost is less than or equal to the sacrificed artifact’s converted mana cost, put it into play. If it’s greater, you may pay {oX}, where X is the difference. If you do, put it into play. If you don’t, put it into its owner’s graveyard. Then shuffle your library.


《双頭のドラゴン/Two-Headed Dragon》

"may block" ではなく、"can block" であるべき。

《新緑の魔力/Verdant Force》

"under your control" という文は不要である。
(誘発型能力のコントローラーで説明がつくため)


At the beginning of each upkeep, put a 1/1 green Saproling creature token into play.


------
そんなところで。



------------------------------------------------
『アラーラ再誕』プレリリース@名古屋の情報は以下のURLへ。
会場と日付に注意してください。

http://74598.diarynote.jp/200904222247112576/
------------------------------------------------


 
『アラーラ再誕』のFAQが出ています。

 http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs

いつものように、ざらっと紹介。
解説が不要と思われる箇所は、ざっくり省いているので、FAQ全文も参照のこと。
(個人的に追記した部分もあります)

FAQの訳者に感謝を。


------------------
セット全体の情報
------------------


・2009年4月30日 リリース。
・全145種類。(コモン60、アンコモン40、レア35、神話レア10)
・リリース日と同時に構築戦で使用可能になります。


------------------
一般的な注釈
------------------


***テーマ:全カード多色***

アラーラ再誕のカードはすべてが多色カードである。
それにあわせて、このセットには"多色"や"単色"であることを参照するカードが何枚かある。

* 呪文やパーマネントやカードは、それが2つ以上の色を持つときに多色である。

* 呪文やパーマネントやカードは、それがちょうど1つの色を持つときに単色である。

* 無色の呪文やパーマネントやカードは、多色でも単色でもない。土地カードは無色である。


***キーワード能力:続唱/Cascade ***

あなたが続唱を持つ呪文をプレイするたび、それはあなたのデッキから追加の呪文を持ってくる。

 
続唱/Cascade のCRは以下の通り。

502.85a 続唱は、続唱を持つカードがスタック上にある間にのみ機能する誘発型能力である。
「続唱/Cascade」とは「あなたがこの呪文をプレイしたとき、あなたのライブラリーの一番上の
カードを、点数で見たマナ・コストがその呪文より低い土地でないカードが取り除かれるまで
ゲームから取り除く。あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
その後、これによりゲームから取り除かれ、プレイされていない全てのカードを、あなたの
ライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。」を意味する。

502.85b 呪文に複数の続唱がある場合、それぞれは個別に誘発する。

#筆者注)日本語版FAQに、少し手を加えています。

* 続唱はその呪文のプレイ時に誘発する。解決時ではない。
 従って、続唱持ちの呪文が解決するよりも早く、続唱の誘発型能力が解決することになる。

* 続唱がどのように解決されるかは、以下を参照。

  1) 続唱を持つ呪文をプレイする。
  2) 続唱能力が誘発し、スタック上で元の呪文の上に置かれる。
  3) 続唱能力が解決される。適切なカードが見つかって、それをプレイしたい場合、
    それを実行する。
  4) 続唱能力の結果としてプレイされた呪文を解決する。
  5) 元の呪文を解決する。

* 続唱は効果のほとんどが強制的に行われる。あなたは、自分のライブラリーのカードを一番上
 から、その中にプレイしたいカードが無いのがわかっていたとしても、ゲームから取り除く
 ことになる。最後に取り除いたカードをプレイするか否かだけが、唯一の選択可能な部分である。

* 続唱を持つ呪文のコピーを(《裂き割る詠唱/Cloven Casting》や《双つ術/Twincast》等で)
  スタックに置いた場合、続唱は誘発しない。そのコピーをプレイしたわけではないからである。

* 元の呪文を打ち消しても、続唱能力は打ち消されない。

* 続唱能力の解決によりゲームから取り除かれたカードは、表向きで取り除かれる。
 (従って、すべてのプレイヤーが見ることができる)

* これにより分割カードが取り除かれた場合、その分割カードのいずれか半分の点数で見た
 マナ・コストが、続唱を持つ呪文の点数で見たマナ・コストよりも低いかをチェックする。
 そうである場合、あなたは分割カードのどちらの半分でもプレイできる。

* これによりカードをプレイする場合、それは続唱能力の解決の一部としてプレイされる。
 カードタイプによるタイミング制限(クリーチャーやソーサリー等)は無視される。
 それ以外のプレイ制限(「[カード名]は攻撃クリーチャーが宣言される前にのみプレイ
 できる。」等)はそのままである。

* 続唱の解決の一部としてプレイされた呪文は、ライブラリーからではなく、
  ゲーム外領域からプレイされる。

* 続唱能力の解決によってカードをプレイする場合、それを呪文としてプレイする。
 これにより新たに続唱を持つ呪文をプレイした場合、新たな呪文の続唱が誘発し、
 新たな呪文に対してこの手順を繰り返す。

* 条件に合致するカードをプレイした後、あなたはこれによりゲームから取り除かれた
  他のカードを無作為に並べなおし、それらをあなたのライブラリーの一番下に置く。
  あなたの他のプレイヤーも、それらのカードの順番を見ることはできない。

* 続唱能力によりゲームから取り除かれた条件に合致するカードをプレイしたくない場合、
 しなくてもよい。それをゲームから取り除かれた他のカードに加えてを無作為に並べなおし、
 それらをあなたのライブラリーの一番下に置く。
 条件に合致するカードが(適正な対象が無い等で)プレイできない場合もそうなる。

* 続唱を持つ呪文をプレイし、あなたのライブラリーに点数で見たマナ・コストがその呪文の
 点数で見たマナ・コストよりも低い土地でないカードが無かった場合、あなたはライブラリー
 全体をゲームから取り除く。その後、それらのカードを無作為に並べなおし、それをあなた
 のライブラリーとして戻す。実質的にはこれらのカードを切り直しただけだが、
 実際にはそうではない。あなたのライブラリーを切り直すたびに誘発する能力は誘発しない。
 (→《心因検査器/Psychogenic Probe》)


***再録キーワード能力:サイクリング/Cycling ***
***再録キーワード能力:土地サイクリング/Landcycling ***

アラーラ再誕の5枚のカードは、それぞれ2つの土地サイクリング能力を持っている。
これらのカードのいずれかをサイクリングする場合、あなたはどちらの土地サイクリング能力を
使うかを選ぶ。両方は使えない。

* 土地サイクリングは、サイクリングの一種である。カードがサイクリングされたことで
  誘発する能力は、カードが土地サイクリングされたことでも誘発する。

* サイクリング(および、それに伴い、土地サイクリング)は起動型能力である。
  起動型能力に作用する効果(《もみ消し/Stifle》や《ブライトハースの指輪/Rings of
  Brighthearth》等)はサイクリングにも作用する。

* 土地サイクリング能力は、あなたのライブラリーにある指定されたタイプのあらゆるカードを
  探すことができる。基本土地である必要はない。


*** サイクル:滞留者/Sojourners ***

このセットにあるカードのサイクル("滞留者")は、それぞれサイクリングと、
それをサイクリングされるか場から墓地に置かれたときに誘発する能力を持っている。

* "滞留者"の誘発型能力は、サイクリング誘発能力、あるいは場を離れたときの能力として
  機能する。その誘発型能力のコントローラーは、"滞留者"をサイクリングしたプレイヤー、
  あるいは場の"滞留者"を最後にコントロールしていたプレイヤーである。

* 誘発能力のための対象が無くても、"滞留者"カードをサイクリングすることはできる。
  サイクリング能力自体は対象を取らないからである。


*** 復活メカニズム:混成/Hybrid ***

混成マナ・シンボルは、そのコストを2色のどちらででも支払えることを意味する。
例えば、{W/B}は{W}でも{B}でも支払うことができる。

* 混成呪文や混成コストを持つ起動型能力をプレイする際に、モードやマナ・コストのXの値を
 選ぶのと同じ時点で、各混成マナ・シンボルに対しどの色のマナを支払うのかを選ぶ。
 
* アラーラ再誕の各混成カードは、混成マナ・シンボル1つとそれと異なる色のマナ・シンボルの
  マナ・コストを持つ。それらのカードはそれぞれ3色カードであり、通常の多色カードで
  用いられる標準の金枠になっている。


*** サイクル:境界石/Borderposts ***

このセットには、代替コストと2色のマナを生み出す能力を持つ色つきアーティファクトのサイクルがある。


* 境界石を代替コストでプレイする場合でも、それをプレイできるタイミングは変わらない。
  それはあなたがアーティファクト呪文をプレイできる時のみプレイできる。

* "境界石"をプレイするコストを増減する効果は、どちらのコストを支払うことにしても適用される。

* 代替コストを満たすために、あなたは自分がコントロールするどの基本土地をオーナーの手札
  に戻してもよい。その土地の基本タイプや、それがタップ状態か否かは問わない。

* 呪文をプレイする際に、その呪文のマナ・コストを支払う前にマナ能力をプレイする機会がある。
  したがって、あなたは基本土地をタップしてマナを出し、その後そのマナを支払ってその土地を
  手札に戻すことで、"境界石"の代替コストを満たすことができる。
  (もちろん、代わりに他の基本土地を戻すこともできる。)


------------------
カード別注釈
------------------



《悪魔骨の鞭/Demonspine Whip》
{B}{R}
アーティファクト ― 装備品
{X}:装備しているクリーチャーはターン終了時まで+X/+0の修整を受ける。
装備 {1}


* 1つの目の能力が解決されたとき、その+X/+0のボーナスは、その時点で《悪魔骨の鞭》を
  装備しているクリーチャーに与えられる。能力のプレイ時に、どのクリーチャーにつけられて
  いたかは関係が無い。《悪魔骨の鞭》が場にあるが、その時点でクリーチャーにつけられて
  いない場合、どのクリーチャーもボーナスを得ない。

* 1つ目の能力の解決時に《悪魔骨の鞭》が場に無かった場合、ゲームはそれが場を離れたときに
  クリーチャーにつけられていたかをチェックする。つけられていた場合、そのクリーチャーは
  +X/+0の修整を受ける。つけられていなかった場合、どのクリーチャーもボーナスを得ない。

* この能力は装備品が持つの動型能力である。
  装備した生物に起動型能力が付与されるわけではない。


《印章の隊長/Sigil Captain》
{1}{G}{W}{W}
クリーチャー ― サイ・兵士
3/3
クリーチャーが1体あなたのコントロール下で場に出るたび、そのクリーチャーが1/1である場合、それの上に+1/+1カウンターを2個置く。


* 《印章の隊長》の誘発型能力は「~時に、~場合、~。/At the ~, if ~, ~.」という表記で
 書かれている。これは、この能力は、場に出たあなたのクリーチャーが1/1である場合にのみ
 誘発することと、この能力の解決時に、そのクリーチャーが1/1でない場合には、この能力は
 何もしないことを意味する。

* この理由により、《印章の隊長》は2体いても両方は機能しない。1/1のクリーチャーがあなた
  のコントロール下で場に出た場合、両方の《印章の隊長》の能力が誘発する。
  1つ目が解決されたとき、その1/1クリーチャーに+1/+1カウンターが2個置かれる。
  2つ目が解決されたとき、その場に出たクリーチャーはすでに3/3であるため、何も行われない。

* 《印章の隊長》の誘発型能力は、そのクリーチャーが場に出る段階での初期パワーとタフネスを
  チェックする。したがって、そのクリーチャーが場に出る際に置かれるカウンターや、
  場のクリーチャーを継続して強化する常在型能力(《栄光の頌歌/Glorious Anthem》など)等
  を計算に入れる。クリーチャーが場に出てしまったら、それのパワーとタフネスを起動型能力
  や誘発型能力で1/1にしたとしても、その段階では遅すぎる。

* 何らかの理由で、《印章の隊長》が1/1クリーチャーとして場に出た場合
 (《仕組まれた疫病/Engineered Plague》等)、その能力は自身に誘発する。

*《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》が頑強能力によって墓地から場に戻ってきた場合、
  それは1/1であるので、誘発条件を満たす。解決時まで場にいたならば、その上にカウンターが乗る。
  (さあ回してみよう)

《失われたアラーラの君主/Sovereigns of Lost Alara》
{4}{W}{U}
クリーチャー ― スピリット
4/5
賛美 (あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。)
あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、あなたはあなたのライブラリーからそのクリーチャーにエンチャントすることのできるオーラ・カードを1枚探してもよい。そうしたなら、それをそのクリーチャーにつけられた状態で場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。


* 《失われたアラーラの君主》の2つ目の能力で見つけたオーラ・カードは、攻撃クリーチャーが
  まだ存在しているかぎり、それにエンチャントできなければいけない。そのオーラの
  エンチャント能力と同様に、プロテクション等の、そのオーラを攻撃クリーチャーにつける
  ことを不適正にする効果をチェックすること。

* あなたのライブラリーに適切なオーラが残っていない場合(あるいは見つけないことを
  選んだ場合)、何も場には出ず、単にライブラリーを切り直す。

* 攻撃クリーチャーは能力によってもオーラによっても対象になっていないので、
  被覆を持つクリーチャーをこれによりエンチャントできる。

《エイヴンの擬態術士/Aven Mimeomancer》
{1}{W}{U}
クリーチャー ― 鳥・ウィザード
3/1
飛行
あなたのアップキープの開始時に、クリーチャー1体を対象とする。あなたはそれの上に羽根カウンターを1個置いてもよい。そうした場合、それの上に羽根カウンターが置かれているかぎり、そのクリーチャーは3/1で飛行を持つ。


* これにより対象のクリーチャーに与えられる継続的効果は、「第5種+第6b種」である。
  そして期限は「それの上に羽根カウンターが置かれているかぎり」である。
 (FAQにある文章は全てこれで説明できる)

* 影響を受けているクリーチャーは、それの上に羽根カウンターが置かれているかぎり、
  3/1で飛行を持つ。この効果は、《エイヴンの擬態術士》が場を離れても続く。

* 羽カウンターがあることと、3/1で飛行を持つことには、直接の関係がない。


《エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage》
{1}{W}{U}
アーティファクト・クリーチャー ― ヴィダルケン・ウィザード
2/2
瞬速
エーテル宣誓会の盾魔道士が場に出たとき、このターン、アーティファクト・クリーチャーに与えられるすべてのダメージを軽減する。


* この誘発型能力による効果は、パーマネントの特性を変化させない。
  従って、この能力の解決時以降に出るパーマネントも、この効果を受ける。


《大渦のきずな/Maelstrom Nexus》
{W}{U}{B}{R}{G}
エンチャント
各ターン、あなたが最初にプレイする呪文は続唱を持つ。(あなたの最初の呪文をプレイしたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが取り除かれるまでゲームから取り除く。 あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。その取り除いたカードを、無作為の順番で一番下に置く。)


* 《大渦のきずな》は、各ターンにあなたが最初にプレイした呪文に適用される。あなたのターンに限られない。

* 最初にプレイした呪文がすでに続唱を持っている場合、両方の続唱が個別に誘発する。

* この効果は、《大渦のきずな》が場に出たターン、場に出る前にプレイされた呪文も、
  スタック上にあるものも含めて考慮に入れる。そのターンに、あなたがすでに
  (《大渦のきずな》自身も含め)呪文をプレイしている場合、このターンは他の呪文に続唱を与えない。

《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
{1}{B}{G}
ソーサリー
土地でないパーマネント1つを対象とし、それと、そのパーマネントと同じ名前を持つ他のすべてのパーマネントを破壊する。


→《残響する真実/Echoing Truth》なども参照すること。挙動は同じである。

《虚無跡のガルガンチュアン/Nulltread Gargantuan》
{1}{G}{U}
クリーチャー ― ビースト
5/6
虚無跡のガルガンチュアンが場に出たとき、あなたがコントロールするクリーチャーを1体、オーナーのライブラリーの一番上に置く。


* この誘発型能力は対象を取っていない。ライブラリーの上に戻す選択は解決時に行う。


《結晶化/Crystallization》
{G/U}{W}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、攻撃やブロックに参加できない。
エンチャントされているクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、そのクリーチャーをゲームから取り除く。


* エンチャントされているクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、
  《結晶化》の後の能力が誘発する。能力の解決時、その時点で《結晶化》が場を離れていたり
  他のクリーチャーにエンチャントされていたとしても、元のクリーチャーはゲームから取り除かれる。

《最高の時/Finest Hour》
{2}{G}{W}{U}
エンチャント
賛美 (あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。)
あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、それがこのターンの最初の戦闘フェイズである場合、そのクリーチャーをアンタップする。このフェイズの後に、追加の戦闘フェイズを加える。


* 他の同様のカードと異なり、《最高の時》は2つの戦闘フェイズの間にメイン・フェイズ
 を作成しない。2つ目の戦闘フェイズは、現在のものが終わると直ちに始まる。

《思考の大出血/Thought Hemorrhage》
{2}{B}{R}
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。土地でないカード名を1つ指定する。プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開する。思考の大出血はそのプレイヤーに、これにより公開されたその名前を持つカード1枚につき3点のダメージを与える。そのプレイヤーの墓地と手札とライブラリーから、その名前を持つカードをすべて探し、それらをゲームから取り除く。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。


* 対象となったプレイヤーが選ばれたカード名のカードを複数枚手札に持つ場合、
  《思考の大出血》のダメージは一度に与えられる。

* 探しているカードが墓地にあった場合、それは見つける義務がある。
  一方、手札やライブラリーからそのカードを見つけることは任意である。


《正義の盾/Shield of the Righteous》
{W}{U}
アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーは+0/+2の修整を受けるとともに警戒を持つ。
装備しているクリーチャーがクリーチャーを1体ブロックするたび、そのブロックされた
クリーチャーはそれのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
装備 {2}


* 《正義の盾》の2つ目の能力はそのブロックされたクリーチャーをタップしない。
  それは、そのクリーチャーを、コントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップさせないだけである。

* ブロックされたクリーチャーが、コントローラーの次のアンタップ・ステップの開始時に
  すでにアンタップ状態だった場合、この能力は効果が無い。そのクリーチャーがタップ
  された後のターンに適用されることはない。

* 《正義の盾》の2つ目の能力は、ブロックされたクリーチャーのコントローラーを追わない。
  そのクリーチャーのコントローラーの次のアンタップ・ステップが来る前に、
  コントローラーが変わった場合、この効果は新しいコントローラーの次のアンタップ・ステップ
  でのアンタップを防ぐ。

《センの三つ子/Sen Triplets》
{2}{W}{U}{B}
伝説のアーティファクト・クリーチャー ― 人間・ウィザード
3/3
あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人を対象とする。このターン、そのプレイヤーは呪文や起動型能力をプレイできず、自分の手札を公開したままプレイする。このターン、あなたはそのプレイヤーの手札のカードをプレイできる。


* この能力は1つの誘発型能力である。

* あなたは自分の手札からではなく、相手の手札からカードをプレイする。

* あなたは対象となったプレイヤーの手札の呪文をプレイできるが、能力はプレイできない。
  (例:サイクリング能力のプレイはできない)

* この能力の解決後も、対象となったプレイヤーは適切な時点で優先権を得るし、特別な行動
 (裏向きのクリーチャーを表向きにする等)は実行できる。しかし、そのプレイヤーは呪文や
  起動型能力を(マナ能力も含め)プレイできない。

《ドラゴンの大母/Dragon Broodmother》
{2}{R}{R}{R}{G}
クリーチャー ― ドラゴン
4/4
飛行
各アップキープの開始時に、飛行と「貪食 2」を持つ赤であり緑である1/1のドラゴン・クリーチャー・トークンを1体場に出す。(そのトークンが場に出るに際し、あなたは望む数のクリーチャーを生け贄に捧げてもよい。それはその数の2倍に等しい+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出る。)


* 双頭巨人戦において、《ドラゴンの大母》は各チームのアップキープにつき1回しか誘発しない。
  各プレイヤーにつき1回ではない。

《謎のスフィンクス/Enigma Sphinx》
{4}{W}{U}{B}
アーティファクト・クリーチャー ― スフィンクス
5/4
飛行
謎のスフィンクスが場からあなたの墓地に置かれたとき、それをあなたのライブラリーの一番上から3枚目に置く。
続唱 (あなたがこの呪文をプレイしたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが取り除かれるまでゲームから取り除く。 あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。その取り除いたカードを、無作為の順番で一番下に置く。)


* 《謎のスフィンクス》の2つ目の能力の解決時に、あなたのライブラリーのカードが0枚か1枚
  である場合、《謎のスフィンクス》をライブラリーの一番下に置く。

* 他のプレイヤーがオーナーである《謎のスフィンクス》をあなたがコントロールしている場合、
  それは場からそのプレイヤーの墓地に置かれるため、《謎のスフィンクス》の2番目の能力は誘発しない。

《復讐に燃えた再誕/Vengeful Rebirth》
{4}{R}{G}
ソーサリー
あなたの墓地にあるカード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。これにより土地でないカードをあなたの手札に戻した場合、復讐に燃えた再誕はその後者に、そのカードの点数で見たマナ・コストに等しい点数のダメージを与える。
復讐に燃えた再誕をゲームから取り除く。

Sorcery
Return target card from your graveyard to your hand. If you return a nonland card to your hand this way, Vengeful Rebirth deals damage equal to that card’s converted mana cost to target creature or player.
Remove Vengeful Rebirth from the game.


筆者注)日本語FAQには2つめの対象をとる部分の言葉が抜け落ちています。
    参考まで英語版の文章も併記しておきます。会場ではカードの文章にお気をつけ下さい。

* この呪文の対象は2つである。

* 両方の対象が不適正になったら、《復讐に燃えた再誕》は打ち消される。それは墓地に置かれる。


《不屈の随員/Dauntless Escort》
{1}{G}{W}
クリーチャー ― サイ・兵士
3/3
不屈の随員を生け贄に捧げる:このターン、あなたがコントロールするクリーチャーは破壊されない。


* この能力はパーマネントの特性を変化させず、ゲーム・ルールを変更する。
 従って、この能力の解決後に出たクリーチャーも効果を受ける。


《ボーラスの奴隷/Slave of Bolas》
{3}{U/R}{B}
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とし、それのコントロールを得る。そのクリーチャーをアンタップする。それはターン終了時まで速攻を得る。ターン終了時にそれを生け贄に捧げる。


* 「ターン終了時に」の能力の解決時に、あなたが対象となったクリーチャーをコントロール
  していない場合、そのクリーチャーは生け贄に捧げられない。

《捕食者の優位/Predatory Advantage》
{3}{R}{G}
エンチャント
各対戦相手のターン終了時に、そのプレイヤーがこのターンにクリーチャー呪文をプレイしていなかった場合、緑の2/2のトカゲ・クリーチャー・トークンを1体場に出す。


* 誘発条件に ", if" があることに注意すること。

* 《捕食者の優位》は、プレイヤーがクリーチャー呪文をプレイしていたかどうかをチェックする。
  そのプレイヤーのコントロール下でクリーチャーが場に出たかどうかではない。

* 双頭巨人戦では、《捕食者の優位》の能力は、対戦相手のチームのターンに、
 各プレイヤーに対して別個に誘発する。
 どちらのプレイヤーもクリーチャー呪文をプレイしていなかった場合、あなたはトカゲを2体得る。
 どちらがクリーチャー呪文をプレイしていたがもう一方がプレイしていなかった場合、
 あなたはトカゲを1体得る。

《結び蔦の聖騎士/Knotvine Paladin》
{G}{W}
クリーチャー ― 人間・騎士
2/2
結び蔦の聖騎士が攻撃するたび、それはターン終了時まで、あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャー1体につき+1/+1の修整を受ける。


*あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャーの数は、能力の解決時に数える。
 このボーナスはその時点で固定される。
 その時点で、他の攻撃クリーチャーは(警戒を持っていないかぎり)すでにタップされている。


《メイエルのアリア/Mayael’s Aria》
{R}{G}{W}
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、あなたがパワーが5以上のクリーチャーをコントロールしているなら、あなたがコントロールする各クリーチャーにそれぞれ+1/+1カウンターを1個置く。その後、あなたがパワーが10以上のクリーチャーをコントロールしているなら、あなたは10点のライフを得る。その後、あなたがパワーが20以上のクリーチャーをコントロールしているなら、あなたはこのゲームに勝利する。


* この能力は、あなたのアップキープの開始時に誘発する。", if" 節ではないことに注意せよ。
  あなたが該当するクリーチャーをコントロールしているかどうかは、能力の解決時にのみチェックする。

* 能力の3つのパートは順番に実行する。
  例えば、この能力の解決を始める段階で、あなたがパワーが9のクリーチャーをコントロール
  している場合、あなたはあなたがコントロールする各クリーチャーに+1/+1カウンター
  を1個ずつ置く ― その後、あなたはパワーが10のクリーチャーをコントロールしているので、
  あなたは10点のライフを得る。


---------------
そんなところで。

あ、今週の金曜問題もありません。FAQを良く読んでおくと良いかもです。


お気に入り日記の更新

お気に入り日記

登録したユーザー
102
登録されたユーザー
1010

最新のコメント

日記内を検索