#PTベルリンはエルフ祭りとなり、ベスト4の時点で4人が4人ともエルフという
#余り例を見ない事態となりました。
#これを受けて影響があると思われるのは、来月の世界選手権。
#エクステンデッドがまたもやエルフ祭りとなるのか、注目しましょう。

しかし、最大の敵は12月1日に待ち受けているのであった。
……なーんてね。


そんなわけで、先週の回答ー。

問1
かたならし○×。

「サイドボードを使用する場合は、ゲームの開始前に、対戦相手へサイドボードを
使用することを明示しなくてはいけない。」

○か×か?


×

そんなことはどこにも書いていない。

が、対戦相手から要求があった場合には、自分のサイドボード取り出し、
裏向きのままでカードの枚数を数えることを許可しなければならない。(FR122.)

ゲーム開始前に、自分からサイドボードを取り出して相手に確認してもらって
いる光景をしばしば見るが、そのような義務はプレイヤーにはない。
上にもあるとおり、要求されたときだけで十分なのである。

#「その方が丁寧だから」という意見もあるが、ではリミテッド形式のときにも
#わざわざサイドボードを相手に提示するのだろうか? 素朴な疑問ではある。

コメント欄のご指摘の通り、サイドボードはゲーム開始時に裏向きで提示することが書かれてあります。
回答のネタがずれていた(枚数を数えなくてもよい=提示しなくてよい、と考えていた
ので、問題として成り立っていませんでした。
ご指摘に感謝するとともに、混乱を招いてしまったことをお詫び申し上げます。


 
問2
プレイヤーAとBは同じチームであり、
プレイヤーAは《冷静な天使/Stoic Angel》をコントロールしている。

さて、プレイヤーAとBのチームのターンのアンタップ・ステップの際に
こんなやりとりがあった。

A「僕もBも1体ずつアンタップできるね。」
B「いや、チームで1体だろ。どれをアンタップするか相談しようぜ。」

さて、正しくはどうか?


Aの意見が正しい。

《冷静な天使/Stoic Angel》には

プレイヤーは自分のアンタップ・ステップに、クリーチャーを1体しかアンタップできない。」

とあるため、その通りに従う。特に難しく考える必要はない。



問3

私は《技を借りる者/Skill Borrower》をコントロールしている。
公開されたライブラリーの一番上は、《呪師の弟子/Jushi Apprentice》 であった。

現在の状況では、私は《技を借りる者》が以下の能力を持つので、
この起動型能力を起動することができる。

「{2}{U},{Tap}:カードを1枚引く。あなたの手札にカードが9枚以上ある場合、
 呪師の弟子を反転する。」

さて……

3-1)
私は《技を借りる者》が以下の能力を持っているとして、この能力を起動できるだろうか?

「{3}{U}{U},{Tap}:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードをX枚引く。
 Xはあなたの手札のカードの枚数に等しい。」


3-2) 

「{2}{U},{Tap}:カードを1枚引く。あなたの手札にカードが9枚以上ある場合、
 呪師の弟子を反転する。」

私がこの能力を起動して解決し、カードを引いた時点で私の手札は9枚になった。

カードを引いたことによって、ライブラリーの一番上は
《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber》に変わった。

さて、最終的に《技を借りる者》の持つ能力はどのようになるだろうか?全て挙げよ。


3-1)持っていない(ので起動できない)

《技を借りる者/Skill Borrower》のテキストは以下の通り。

「あなたのライブラリーの一番上のカードを公開した状態でプレイする。」
「あなたのライブラリーの一番上のカードがアーティファクト・カードかクリーチャー
 ・カードである限り、技を借りる者はそのカードのすべての起動型能力を持つ」

さて、ここで問題となるのはライブラリーの一番上で公開されている
《呪師の弟子/Jushi Apprentice》のもつ起動型能力は何か?である。

反転カードのルールとして、反転カードの下半分は、それが場に出ていて
かつそのパーマネントが反転している場合にのみ使用される。(CR508.1b)

なので、ライブラリーの一番上にある《呪師の弟子/Jushi Apprentice》は、
反転後の《暴く者、智也/Tomoya the Revealer》側の能力を持っていない。
つまり、《技を借りる者/Skill Borrower》もこの能力を持たない。


3-2)
「あなたのライブラリーの一番上のカードを公開した状態でプレイする。」
「あなたのライブラリーの一番上のカードがアーティファクト・カードかクリーチャー
 ・カードである限り、技を借りる者はそのカードのすべての起動型能力を持つ」
「{1}{B}:対戦相手の墓地にあるカード1枚を対象とし、それをゲームから取り除く。
 その墓地にカードが1枚もない場合、鼠の墓荒らしを反転する。」



3-1)と同様に、ライブラリーの一番上にある《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber》
が持つ起動型能力は、反転前の能力のみである。

能力の起動によって手札が9枚になり、《技を借りる者/Skill Borrower》は反転するが、
反転後の特性を持っていないので特に何も起きない。

つまり、《技を借りる者》の本来の能力に、《鼠の墓荒らし》の能力が合わさった状態になる。

なお、この《技を借りる者/Skill Borrower》がさらに反転することになっても、
位相は「反転後」のままである。反転前の状態に戻ることはない。(CR508.4)


--------------
そんなところで。


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