もう明けましてだいぶ経つのですが、それでもめでたい事ですのでおめでとうございます。
今年もプレイヤーには厳しい記事ばかりになると思いますが、
アクセス数の推移を見るに、結構な数のリピーターがいることに驚きつつ、感謝いたします。
金曜問題は相変わらず続けていきますので、問2だけでもお楽しみ下さい。
そろそろ古いルールに沿った回答や過去問をまとめた訂正とか本とか出したいですね。
……時間が絶望的に足りませんが。
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というわけでイベント告知。
まずは今週末のおいら主催レガシー、C.B.L. 22thなのです。
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C.B.L. 22th
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フォーマット:レガシー(認定・K値16・REL『一般』)
形式:スイス式4 - 5回戦のみ。決勝シングルはありません。
日時:2009年 1月 11日(日曜日)
会場:Big Magic 名古屋矢場町店
受付時間: 14:00 - 14:30 受付終了しだい、開始します。
参加費:500円
実験的に30分受付時間を早くしてみました。
お店主催のスタンダードと被ってしまいますが、どれだけ運営できるか
一度試してみたいのでやってみます。
#今までの受付方法だと、確実に5回戦やれないことがわかったため。
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東海地区のプレイヤーの皆さんへ。
近日予定されているプレミア・イベントのお知らせです。
それぞれのイベントでの詳細は、また追って後日発表になります。
・コンフラックス・プレリリース
日時: 2月1日(日)
受付: 09:30~16:00
会場: ポートメッセ名古屋 会議ホール
フォーマット:
シールド戦(16/32人フライト式のみ)、双頭巨人戦シールド戦、ブースタードラフト
最新エキスパンション「コンフラックス」を用いたプレリリースです。
アラーラの断片の時と異なり、一括での巨大なトーナメントは開催しません。
シングルシールド戦は、フライト式のみの開催となります。
・GPT神戸@東海 + GPTシカゴ@東海
日時: 2月15日(日)
受付: 09:30~10:30(GPT神戸) / 13:00~13:30(GPTシカゴ)
会場: 名古屋港湾会館
フォーマット:
エクステンデッド(GPT神戸) レガシー(GPTシカゴ)
方式: スイス式予選ラウンド+決勝シングル3回戦
2つのグランプリ・トライアルが同日開催で行われます。
いずれの構築もスタンダードではないため、慣れていない人はデッキを多く見て
どのようなカードがあるのかを把握する必要があるでしょう。
エクステンデッドでは、2008年世界選手権と、1月17~18日開催のGPロサンジェルス(Extended)が
参考になると思われます。
なお、GP神戸本戦は4月18~19日(Extended)、GPシカゴ本戦は3月7~8日(Legacy)にて行われます。
・PTQホノルル@東海
日時: 3月 8日(日)
受付: 09:30~10:00
会場: 名古屋港湾会館
フォーマット: エクステンデッド
方式: スイス式予選ラウンド+決勝シングル3回戦
京都の次に行われるプロツアー、ホノルルの予選です。
受付時間が短くなっているので注意して下さい。
PTホノルル本戦は6月5~7日、フォーマットはブロック構築+ブースタードラフトで行われます。
皆様のお越しをお待ちしております。
また、上記以外にもGPT神戸#2、海外GPT(スタンダード)が予定されています。
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こっから先はちょっとしたこと。
タカラトミーのページがWofCと合併したので、プレミア・イベントはともかく
ショップ主催のイベントが探しづらく(探せなく?)なってしまいました。
どなたか、WofCのサイト内で「日本国内のイベントを検索する」方法をご存じでしょうか?
もしあるならばご教授ください。
また、プレイヤーの皆さんは、そのようなイベント情報をどこから得ていますか?
サークル主催のサイトでしょうか? それともお店に直接聞くのでしょうか?
そのような情報が統合されているところはタカラトミー以外にあったのでしょうか?
もしあれば教えて下さい。
#私個人でできることは、GPT/PTQの情報をWofCから拾ってきて、カレンダーにupすること
#くらいしかできませんが……なにぶん、総合的な情報があるほうが便利なので
#このようなわがままを書いてしまっています。
Friday Magic Quiz. [09-01]
2009年1月9日 FMQ#というわけで今年も出題はしていきます。
#FMQで全問正解をする必要はなく(無理)、むしろ問題を解く過程で
#CRやFAQといったルール的な文書に親しんでもらう事が
#一番重要なことだと考えております。
しかしどうみてもMVPは毎回奇妙なデッキを持ち寄るプレイヤーAとBだと思います。はい。
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週末イベント情報
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今週末(1月10日~12日)は、80を超える数のFuture Eventが予定されています。
https://webapp.wizards.com/tournaments.aspx?gamecode=0&eventcode=0&status=Future&startdate=2009,1,10&enddate=2009,1,12&countryid=108®ionid=&marketingareaid=&city=&postalcode=&distance=&action=search&brandid=1
(from DCI & RPGA Events)
#URIがすごく長くなっています。DNの仕様により切れた場合はテキストをくっつけて下さい。
#近日中に、AnotherSideの方に詳しい検索の仕方を書くつもりです。
#この場を借りて、良い情報をくださった「地方プレイヤー」さんに御礼申し上げます。
プレミア・イベント情報
1月10日(土)
PTQ京都@神奈川 川崎市教育文化会館
1月12日 (月・祝)
PTQ京都@東京 板橋グリーンホール
国内のPTQ京都は、直前予選を除きこれでお終いです。
以降のPTQはPTホノルルになります。フォーマットはエクステンデッドです。
C.B.L. 22th
再掲しますー。
フォーマット:レガシー(認定・K値16・REL『一般』)
形式:スイス式4 - 5回戦のみ。決勝シングルはありません。
日時:2009年 1月 11日(日曜日)
会場:Big Magic 名古屋矢場町店
受付時間: 14:00 - 14:30 受付終了しだい、開始します。
参加費:500円
よろしくお願いいたします。
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それでは、今週の問題。
問1
かたならし○×。
「呪文や能力によって対象にできるのは、オブジェクトとプレイヤーのみである。」
○か×か?
問2
新年の挨拶もそこそこにデッキを取り出してゲームを始めたプレイヤーAとB。
Bは《苦花/Bitterblossom》と3体の1/1フェアリー・ならず者・トークンをコントロールしている。
Aのターンのメイン・フェイズに、Aは《熟考漂い/Mulldrifter》をプレイした。
B「手札は何枚?」
A「2枚。」
B「《熟考漂い》は想起でのプレイ?」
A「いや、普通のプレイで。」
B「じゃあ、それに《霊魂放逐/Remove Soul》」
A「《謎めいた命令/Cryptic Command》で、モードは《霊魂放逐》の打ち消しと1ドロー。」
B「割り込んで《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》をプレイ。」
A「命令打ち消されたら困るんで、さらに割り込んで《ジャンドの魔除け/Jund Charm》。
モードは全クリーチャーに2ダメージね。」
B「むう。いい手札だな。」
これ以上の呪文や能力のやりとりはなく、スタック上のオブジェクトは適宜解決された。
Aの《熟考漂い》は場に出て、Aはこれによりカードを引いた。
A「マナは無くなったけど、まあいいや。ターンを返すよ。」
さて、この時点で、Aの手札は何枚か?
問3
とあるレガシーでの草試合のこと。
私は《死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord》をコントロールしている。
対戦相手は《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》をコントロールしている。
対戦相手のターンのメイン・フェイズに、相手は《災難の大神/Deus of Calamity》をプレイした。
私はそれに対応して、墓地にある《Force of Will》を対象に《死者の王、ドラルヌ》の能力を起動し、
《Force of Will》を墓地からプレイして、《災難の大神》を打ち消そうと考えた。
私の手札にはその時《火+氷/Fire+Ice》だけがあったのだが……
私が《Force of Will》をプレイするために必要なコストを答えよ。
注)「{W}{U}{B}{3}+クリーチャー1体+3ライフ」のように答えてください。
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いつものように、回答は週明けにでも。
#FMQで全問正解をする必要はなく(無理)、むしろ問題を解く過程で
#CRやFAQといったルール的な文書に親しんでもらう事が
#一番重要なことだと考えております。
しかしどうみてもMVPは毎回奇妙なデッキを持ち寄るプレイヤーAとBだと思います。はい。
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週末イベント情報
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今週末(1月10日~12日)は、80を超える数のFuture Eventが予定されています。
https://webapp.wizards.com/tournaments.aspx?gamecode=0&eventcode=0&status=Future&startdate=2009,1,10&enddate=2009,1,12&countryid=108®ionid=&marketingareaid=&city=&postalcode=&distance=&action=search&brandid=1
(from DCI & RPGA Events)
#URIがすごく長くなっています。DNの仕様により切れた場合はテキストをくっつけて下さい。
#近日中に、AnotherSideの方に詳しい検索の仕方を書くつもりです。
#この場を借りて、良い情報をくださった「地方プレイヤー」さんに御礼申し上げます。
プレミア・イベント情報
1月10日(土)
PTQ京都@神奈川 川崎市教育文化会館
1月12日 (月・祝)
PTQ京都@東京 板橋グリーンホール
国内のPTQ京都は、直前予選を除きこれでお終いです。
以降のPTQはPTホノルルになります。フォーマットはエクステンデッドです。
C.B.L. 22th
再掲しますー。
フォーマット:レガシー(認定・K値16・REL『一般』)
形式:スイス式4 - 5回戦のみ。決勝シングルはありません。
日時:2009年 1月 11日(日曜日)
会場:Big Magic 名古屋矢場町店
受付時間: 14:00 - 14:30 受付終了しだい、開始します。
参加費:500円
よろしくお願いいたします。
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それでは、今週の問題。
問1
かたならし○×。
「呪文や能力によって対象にできるのは、オブジェクトとプレイヤーのみである。」
○か×か?
問2
新年の挨拶もそこそこにデッキを取り出してゲームを始めたプレイヤーAとB。
Bは《苦花/Bitterblossom》と3体の1/1フェアリー・ならず者・トークンをコントロールしている。
Aのターンのメイン・フェイズに、Aは《熟考漂い/Mulldrifter》をプレイした。
B「手札は何枚?」
A「2枚。」
B「《熟考漂い》は想起でのプレイ?」
A「いや、普通のプレイで。」
B「じゃあ、それに《霊魂放逐/Remove Soul》」
A「《謎めいた命令/Cryptic Command》で、モードは《霊魂放逐》の打ち消しと1ドロー。」
B「割り込んで《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》をプレイ。」
A「命令打ち消されたら困るんで、さらに割り込んで《ジャンドの魔除け/Jund Charm》。
モードは全クリーチャーに2ダメージね。」
B「むう。いい手札だな。」
これ以上の呪文や能力のやりとりはなく、スタック上のオブジェクトは適宜解決された。
Aの《熟考漂い》は場に出て、Aはこれによりカードを引いた。
A「マナは無くなったけど、まあいいや。ターンを返すよ。」
さて、この時点で、Aの手札は何枚か?
問3
とあるレガシーでの草試合のこと。
私は《死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord》をコントロールしている。
対戦相手は《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》をコントロールしている。
対戦相手のターンのメイン・フェイズに、相手は《災難の大神/Deus of Calamity》をプレイした。
私はそれに対応して、墓地にある《Force of Will》を対象に《死者の王、ドラルヌ》の能力を起動し、
《Force of Will》を墓地からプレイして、《災難の大神》を打ち消そうと考えた。
私の手札にはその時《火+氷/Fire+Ice》だけがあったのだが……
私が《Force of Will》をプレイするために必要なコストを答えよ。
注)「{W}{U}{B}{3}+クリーチャー1体+3ライフ」のように答えてください。
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いつものように、回答は週明けにでも。
Answer: Friday Magic Quiz. [09-01A]
2009年1月14日 FMQ#WPNに定められた規定を満たしていないのに、主催者レベルがGatewayからCoreに上がりました。
#不思議に思っていると、認定ジャッジは全てCore以上になった、とのこと。
#つまり、ジャッジ=WPN主催者という図式ができあがったと言うことになります。
#お近くの店でFNMやプレリリースが開けないという所は、
#近くにいるジャッジに声をかけて見てはいかがでしょうか。
店舗側は大会進行やトラブルシュートを学ぶことができ、
プレイヤーは安心して店に足を運ぶことができ、
ジャッジは地域連携を強化できます。
一応WIN-WINの図式はできあがっているように見えますが、
おいらは見事に踊らされているんですかね。
---------------------
PT京都の一般参加イベント表が出ています。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/protour/kyoto09-public
言語を日本語にすれば、日本語での閲覧も可能です。
個人的にはレガシーのイベントが金曜日と日曜日、ヴィンテージのイベントが土曜日にあるので
エターナル好きなプレイヤーも是非会場へお越し下さい。
……おいらは出れないのでデッキを貸し出します。希望する人はご連絡を。
---------------------
それでは、先週の回答ー。
×
何かを対象にする場合、それはオブジェクト、プレイヤー、もしくは領域を示す表現でなくてはいけない。
(CR415.1)
つまり、問題文では領域が抜けている。したがって×。
2枚
Aが《ジャンドの魔除け/Jund Charm》をプレイした時点で、Aの手札は空である。
スタックに積まれているオブジェクトをそれぞれ解決していくと、
・《ジャンドの魔除け/Jund Charm》によってBのコントロールするトークンが無くなる。
↓
・《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》が場に出る。
誘発型能力が誘発するが、このときにBのコントロールするフェアリーの数は「2」
なので、対象に取れる呪文は《霊魂放逐/Remove Soul》しかない。
↓
・《呪文づまりのスプライト》の誘発型能力が解決され、《霊魂放逐》が打ち消される。
↓
・《謎めいた命令/Cryptic Command》の解決に入るが、対象に取っていた《霊魂放逐》は
すでに打ち消されてスタックに無いので、対象が全て不適正になっている。
つまり《謎めいた命令》はルールによって打ち消され、何も起きない。
↓
・《熟考漂い/Mulldrifter》が解決され、場に出る。場に出たことにより誘発型能力が誘発する。
↓
・《熟考漂い》の誘発型能力を解決する。Aはカードを2枚引く。
となり、Aの手札は2枚となる。
もしも、Aが《ジャンドの魔除け》を
「《呪文づまりのスプライト》が場に出、誘発型能力の対象を《謎めいた命令》に取った後」
でプレイしたのならば、Aの手札は3枚になる。
理由はここに書かないので、各自で考えてみてください。
{4}{U}{U}
墓地にある《Force of Will》は、《死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord》の能力により
フラッシュバックを持つ。
さて、フラッシュバック能力を用いて呪文をプレイすることは、代替コストし支払うことに関する
ルールに従わなくてはいけない。(CR502.22a) 単一の呪文に対して、複数の代替方法でプレイしたり、
あるいは複数の代替コストを支払ったりすることはできない(CR409.1b)ので、
墓地にある《Force of Will》をフラッシュバック能力を用いてプレイする場合、自身にある
"pay 1 life and remove a blue card in your hand from the game"という代替コストを払う選択はできない。
場には《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》があるので、コストは{1}多くなる。
従って、支払うべき総コストは {3}{U}{U} + {1} = {4}{U}{U} である。
--------------------------
そんなところで。
#不思議に思っていると、認定ジャッジは全てCore以上になった、とのこと。
#つまり、ジャッジ=WPN主催者という図式ができあがったと言うことになります。
#お近くの店でFNMやプレリリースが開けないという所は、
#近くにいるジャッジに声をかけて見てはいかがでしょうか。
店舗側は大会進行やトラブルシュートを学ぶことができ、
プレイヤーは安心して店に足を運ぶことができ、
ジャッジは地域連携を強化できます。
一応WIN-WINの図式はできあがっているように見えますが、
おいらは見事に踊らされているんですかね。
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PT京都の一般参加イベント表が出ています。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/protour/kyoto09-public
言語を日本語にすれば、日本語での閲覧も可能です。
個人的にはレガシーのイベントが金曜日と日曜日、ヴィンテージのイベントが土曜日にあるので
エターナル好きなプレイヤーも是非会場へお越し下さい。
……おいらは出れないのでデッキを貸し出します。希望する人はご連絡を。
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それでは、先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「呪文や能力によって対象にできるのは、オブジェクトとプレイヤーのみである。」
○か×か?
×
何かを対象にする場合、それはオブジェクト、プレイヤー、もしくは領域を示す表現でなくてはいけない。
(CR415.1)
つまり、問題文では領域が抜けている。したがって×。
問2
Bは《苦花/Bitterblossom》と3体の1/1フェアリー・ならず者・トークンをコントロールしている。
Aのターンのメイン・フェイズに、Aは《熟考漂い/Mulldrifter》をプレイした。
B「手札は何枚?」
A「2枚。」
B「《熟考漂い》は想起でのプレイ?」
A「いや、普通のプレイで。」
B「じゃあ、それに《霊魂放逐/Remove Soul》」
A「《謎めいた命令/Cryptic Command》で、モードは《霊魂放逐》の打ち消しと1ドロー。」
B「割り込んで《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》をプレイ。」
A「命令打ち消されたら困るんで、さらに割り込んで《ジャンドの魔除け/Jund Charm》。
モードは全クリーチャーに2ダメージね。」
B「むう。いい手札だな。」
これ以上の呪文や能力のやりとりはなく、スタック上のオブジェクトは適宜解決された。
Aの《熟考漂い》は場に出て、Aはこれによりカードを引いた。
A「マナは無くなったけど、まあいいや。ターンを返すよ。」
さて、この時点で、Aの手札は何枚か?
2枚
Aが《ジャンドの魔除け/Jund Charm》をプレイした時点で、Aの手札は空である。
スタックに積まれているオブジェクトをそれぞれ解決していくと、
・《ジャンドの魔除け/Jund Charm》によってBのコントロールするトークンが無くなる。
↓
・《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》が場に出る。
誘発型能力が誘発するが、このときにBのコントロールするフェアリーの数は「2」
なので、対象に取れる呪文は《霊魂放逐/Remove Soul》しかない。
↓
・《呪文づまりのスプライト》の誘発型能力が解決され、《霊魂放逐》が打ち消される。
↓
・《謎めいた命令/Cryptic Command》の解決に入るが、対象に取っていた《霊魂放逐》は
すでに打ち消されてスタックに無いので、対象が全て不適正になっている。
つまり《謎めいた命令》はルールによって打ち消され、何も起きない。
↓
・《熟考漂い/Mulldrifter》が解決され、場に出る。場に出たことにより誘発型能力が誘発する。
↓
・《熟考漂い》の誘発型能力を解決する。Aはカードを2枚引く。
となり、Aの手札は2枚となる。
もしも、Aが《ジャンドの魔除け》を
「《呪文づまりのスプライト》が場に出、誘発型能力の対象を《謎めいた命令》に取った後」
でプレイしたのならば、Aの手札は3枚になる。
理由はここに書かないので、各自で考えてみてください。
問3
とあるレガシーでの草試合のこと。
私は《死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord》をコントロールしている。
対戦相手は《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》をコントロールしている。
対戦相手のターンのメイン・フェイズに、相手は《災難の大神/Deus of Calamity》をプレイした。
私はそれに対応して、墓地にある《Force of Will》を対象に《死者の王、ドラルヌ》の能力を起動し、
《Force of Will》を墓地からプレイして、《災難の大神》を打ち消そうと考えた。
私の手札にはその時《火+氷/Fire+Ice》だけがあったのだが……
私が《Force of Will》をプレイするために必要なコストを答えよ。
{4}{U}{U}
墓地にある《Force of Will》は、《死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord》の能力により
フラッシュバックを持つ。
さて、フラッシュバック能力を用いて呪文をプレイすることは、代替コストし支払うことに関する
ルールに従わなくてはいけない。(CR502.22a) 単一の呪文に対して、複数の代替方法でプレイしたり、
あるいは複数の代替コストを支払ったりすることはできない(CR409.1b)ので、
墓地にある《Force of Will》をフラッシュバック能力を用いてプレイする場合、自身にある
"pay 1 life and remove a blue card in your hand from the game"という代替コストを払う選択はできない。
場には《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》があるので、コストは{1}多くなる。
従って、支払うべき総コストは {3}{U}{U} + {1} = {4}{U}{U} である。
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そんなところで。
1月11日に行われましたC.B.L. 22ndは、19名の参加をいただきました。
スイス4回戦の結果、Isoda Yusukeさんが全勝で優勝しております。
スケジュールの都合上、テーブルの余裕があまりありませんでしたが
しばらくは14:00受付、14:30開始のスケジュールで行こうと思います。
次回C.B.L. 23rdは 2月22日(日)に開催いたします。
BMにポスターも掲示しておきます。
新セットであるコンフラックスが使用可能になっておりますので、
《野生のナカティル/Wild Nacatl》のようなカードがあれば注意ですね。
また、2月15日(日)は、港湾会館にてGPTシカゴが行われます。
フォーマットはレガシーです。一般大会とは異なる緊張感でやりたい方、
もしくは本当にシカゴまで遠征(!!)する方におすすめです。
なお、2月15日の港湾会館では
・GPT神戸 (エクステンデッド)
・GPTシカゴ (レガシー)
・FinalsWPN予選1stシーズン (スタンダード)
と、構築三昧でお届けする予定です。詳しくはまた後日に宣伝告知しますね。
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*EDH交流戦(C.B.E.)
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エルダー・ドラゴン・ハイランダー(EDH)の交流戦を、CBL23rd終了後に行いたいと思います。
参加費無料。人数も適当。代理カード少量可。デッキの登録無し。当然非認定。
ジェネラルのかぶりも気にしない方向で。
諸注意のようなもの)
・時間が遅くなるので「帰りが遅くなってもおkな人」限定。
・1ポッドは3人、4人、5人のいずれかで行います。6人以上の場合は適当にポッドを分けます。
・CR600に規定される多人数戦ルールのうち、以下を使用します。
『無差別戦(free-for-all: CR605)』
『左翼への攻撃(attack left option)』
(『影響範囲制限(limited renge of influence)』は無限。)
・プレイヤーにとどめを刺した回数によって賞品とか?(未定)
・やんごとなき理由(BMの閉店等)で時既に時間切れの場合はカカッと1周して終了。
・ライフの管理にメモ帳とペンを使用するのは確定的に明らか。
・他の人にわからない代理カードとは感心しませんな。
悪い例)《ジャンド》とだけ書いてある《暴力的な根本原理/Violent Ultimatum》の代理カード。
・尖兵自重しろ。
・紳士的に殺し合いましょう。
・謙虚な主催者は《覇者シャルム/Sharuum the Hegemon》デッキを使用するので各人は
《無のロッド/Null Rod》とか《沈黙のオーラ/Aura of Silence》とか積むと
想像を絶する悲しみが主催者に襲ってくると思うが1枚なのでそれほどでもない。
参考リンク
・おいら過去記事(やや古いので禁止カードのリスト等が異なります)
http://74598.diarynote.jp/200803121309400000/
・Official Elder Dragon Highlander (EDH) Rules
http://csclub.uwaterloo.ca/~geduggan/EDH_rules.html
・上記ルールの日本語訳(進藤さんによる)
http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/edh.html
-----------------------------------
それでは、上位3名のデッキリストです。お楽しみください。
** WINNER **
Isoda Yusuke
Main
4《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4《稲妻/Lightning Bolt》
3《ヨツンの兵卒/Jotun Grunt》
4《部族の炎/Tribal Flames》
3《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》
4《密林の猿人/Kird Ape》
2《スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite》
3《名誉回復/Vindicate》
3《稲妻のらせん/Lightning Helix》
3《ガイアの力/Gaea’s Might》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
3《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
2《Taiga》
1《Bayou》
1《Tropical Island》
1《Savannah》
1《Badlands》
1《Scrubland》
1《Plateau》
1《Volcanic Island》
1《平地/Plains》
1《森/Forest》
Sideboard
3《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》
3《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》
3《破壊放題/Shattering Spree》
2《クローサの掌握/Krosan Grip》
4《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
-----------------------------------
* 2nd place *
Sakaguchi Naoki
Main
3《エーテリウムの達人/Master of Etherium》
1《回収するタイタン/Salvage Titan》
2《投げ飛ばし/Fling》
4《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
4《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
4《電結の働き手/Arcbound Worker》
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
3《頭蓋囲い/Cranial Plating》
4《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》
4《金属ガエル/Frogmite》
4《物読み/Thoughtcast》
2《マイアの処罰者/Myr Enforcer》
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
2《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
3《真鍮の都/City of Brass》
4《教議会の座席/Seat of the Synod》
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
4《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
Sideboard
3《クローサの掌握/Krosan Grip》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《真髄の針/Pithing Needle》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
4《燻し/Smother》
-----------------------------------
* 3rd place *
Fujisawa Toshikazu
Main
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《Chain Lightning》
4《密林の猿人/Kird Ape》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》
4《スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite》
4《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
4《怨恨/Rancor》
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》
4《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
3《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3《Taiga》
3《Plateau》
2《Savannah》
Sideboard
3《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
4《紅蓮破/Pyroblast》
3《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2《古えの遺恨/Ancient Grudge》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
スイス4回戦の結果、Isoda Yusukeさんが全勝で優勝しております。
スケジュールの都合上、テーブルの余裕があまりありませんでしたが
しばらくは14:00受付、14:30開始のスケジュールで行こうと思います。
次回C.B.L. 23rdは 2月22日(日)に開催いたします。
BMにポスターも掲示しておきます。
新セットであるコンフラックスが使用可能になっておりますので、
《野生のナカティル/Wild Nacatl》のようなカードがあれば注意ですね。
また、2月15日(日)は、港湾会館にてGPTシカゴが行われます。
フォーマットはレガシーです。一般大会とは異なる緊張感でやりたい方、
もしくは本当にシカゴまで遠征(!!)する方におすすめです。
なお、2月15日の港湾会館では
・GPT神戸 (エクステンデッド)
・GPTシカゴ (レガシー)
・FinalsWPN予選1stシーズン (スタンダード)
と、構築三昧でお届けする予定です。詳しくはまた後日に宣伝告知しますね。
-----------------------------------
*EDH交流戦(C.B.E.)
-----------------------------------
エルダー・ドラゴン・ハイランダー(EDH)の交流戦を、CBL23rd終了後に行いたいと思います。
参加費無料。人数も適当。代理カード少量可。デッキの登録無し。当然非認定。
ジェネラルのかぶりも気にしない方向で。
諸注意のようなもの)
・時間が遅くなるので「帰りが遅くなってもおkな人」限定。
・1ポッドは3人、4人、5人のいずれかで行います。6人以上の場合は適当にポッドを分けます。
・CR600に規定される多人数戦ルールのうち、以下を使用します。
『無差別戦(free-for-all: CR605)』
『左翼への攻撃(attack left option)』
(『影響範囲制限(limited renge of influence)』は無限。)
・プレイヤーにとどめを刺した回数によって賞品とか?(未定)
・やんごとなき理由(BMの閉店等)で時既に時間切れの場合はカカッと1周して終了。
・ライフの管理にメモ帳とペンを使用するのは確定的に明らか。
・他の人にわからない代理カードとは感心しませんな。
悪い例)《ジャンド》とだけ書いてある《暴力的な根本原理/Violent Ultimatum》の代理カード。
・尖兵自重しろ。
・紳士的に殺し合いましょう。
・謙虚な主催者は《覇者シャルム/Sharuum the Hegemon》デッキを使用するので各人は
《無のロッド/Null Rod》とか《沈黙のオーラ/Aura of Silence》とか積むと
想像を絶する悲しみが主催者に襲ってくると思うが1枚なのでそれほどでもない。
参考リンク
・おいら過去記事(やや古いので禁止カードのリスト等が異なります)
http://74598.diarynote.jp/200803121309400000/
・Official Elder Dragon Highlander (EDH) Rules
http://csclub.uwaterloo.ca/~geduggan/EDH_rules.html
・上記ルールの日本語訳(進藤さんによる)
http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/edh.html
-----------------------------------
それでは、上位3名のデッキリストです。お楽しみください。
** WINNER **
Isoda Yusuke
Main
4《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4《稲妻/Lightning Bolt》
3《ヨツンの兵卒/Jotun Grunt》
4《部族の炎/Tribal Flames》
3《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》
4《密林の猿人/Kird Ape》
2《スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite》
3《名誉回復/Vindicate》
3《稲妻のらせん/Lightning Helix》
3《ガイアの力/Gaea’s Might》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
3《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
2《Taiga》
1《Bayou》
1《Tropical Island》
1《Savannah》
1《Badlands》
1《Scrubland》
1《Plateau》
1《Volcanic Island》
1《平地/Plains》
1《森/Forest》
Sideboard
3《難問の鎮め屋/Vexing Shusher》
3《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer》
3《破壊放題/Shattering Spree》
2《クローサの掌握/Krosan Grip》
4《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
-----------------------------------
* 2nd place *
Sakaguchi Naoki
Main
3《エーテリウムの達人/Master of Etherium》
1《回収するタイタン/Salvage Titan》
2《投げ飛ばし/Fling》
4《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
4《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
4《電結の働き手/Arcbound Worker》
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
3《頭蓋囲い/Cranial Plating》
4《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》
4《金属ガエル/Frogmite》
4《物読み/Thoughtcast》
2《マイアの処罰者/Myr Enforcer》
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
2《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
3《真鍮の都/City of Brass》
4《教議会の座席/Seat of the Synod》
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
4《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
Sideboard
3《クローサの掌握/Krosan Grip》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《真髄の針/Pithing Needle》
2《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
4《燻し/Smother》
-----------------------------------
* 3rd place *
Fujisawa Toshikazu
Main
4《稲妻/Lightning Bolt》
4《Chain Lightning》
4《密林の猿人/Kird Ape》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《ブリキ通りの悪党/Tin Street Hooligan》
4《スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite》
4《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
4《怨恨/Rancor》
4《稲妻のらせん/Lightning Helix》
4《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
3《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3《Taiga》
3《Plateau》
2《Savannah》
Sideboard
3《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
4《紅蓮破/Pyroblast》
3《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2《古えの遺恨/Ancient Grudge》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
Friday Magic Quiz. [09-02]
2009年1月16日 FMQ#週末イベントの一覧を作成するのに、
#https://webapp.wizards.com/tournaments.aspx
#をぼちぼちと使用しています。
#しかし、大会名が見えないというのは少々さびしい気がします。
#GPTやPTQといった形式のソートで探すには使い勝手はよいものかと。
検索ヒント:
*Event Typeを指定するとプレミア・イベントを絞り込めます。
*Statusを [Future] にすると色々幸せになれます。
*CountryとRegionは、両方は入れられません。どちらか一方だけ受け付けてくれます。
------------------------------
*今週末のプレミア・イベント
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1月18日(日)
GPTシンガポール@大阪 淀川区民センター 詳細 http://nekoyan.net/info/index.htm
------------------------------
別な意味でプレミアなイベント
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1月18日(日)
*WaterForest Cup Vintage#10
waterforest氏主催のDCI公認ヴィンテージです。
・会場 名古屋港湾会館
・受付時間 午前9時半受付開始、10時受付終了
・参加費 1000円(17日午前0時までに予約をされた方は、参加費800円)
・定員 一応50名
・スイスラウンド3-6回戦
・賞品 ブースターパック、DCIフォイルなど
*アンシエントドラフト
アラビアンナイト、アンティキティ、レジェンド、リヴァイスドと云うMTG初期の
パックを使用したドラフトです。パックはすべて英語版。残り僅かな貴重なパックを
剥く楽しみと、それらを使用してゲームをすると云う二重の楽しみを、存分に堪能
してください。
・開始時間 WaterForest Cup Vintage#10 終了後
・参加費 33000円(当日集金)
・定員 先着8名
・スイスラウンド3回戦
・賞品 ブースターパック、DCIフォイル、その他
このほかにもスタンダードの大会が同会場で行われる予定です。
みなさまどうぞ足をお運び下さい。
----------------------------
それでは、今週の問題。
問1
かたならしというかnさんありがとう○×。
「『2人チーム戦のロチェスタードラフト』は認定大会として申請できない。」
○か×か?
問2
たまにはスタンダードを離れてエクステンデッドならぬ、「持ってるカードで遊ぶ」
ということをしているプレイヤーAとBがゲームをしている。
Aは《反射池/Reflecting Pool》と《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers》のみをコントロールしている。
B「その《反射池》って黒マナ出るの?」
A「出ると思うから《闇の腹心/Dark Confidant》をプレイ。」
Aのプレイはさておき、Aの《反射池》から黒マナは出せるだろうか?
問3
私は《境を歩む者/Edgewalker》をコントロールしている。
私の手札には《薬の走り手/Medicine Runner》があり、これをプレイしたい。
どのようなマナの組み合わせを支払えばよいか?
---------
いつものように、回答は週明けにでも。
Answer: Friday Magic Quiz. [09-02A]
2009年1月22日 FMQ#コンフラックスのプレビューが本家で始まっています。
#代表的なカードが出そろっているようですが、
#実はまだ今回の世界観をあんまり理解していません。
#ドラフトが5色傾向になる……くらいの認識です。
シールド戦は組みにくくなりそうですね。
というわけで遅くなりましたが、先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「『2人チーム戦のロチェスタードラフト』は認定大会として申請できない。」
○か×か?
○
リミテッド形式の一つ、ロチェスタードラフトでは、個人戦または3人チーム戦のみ
しか認定されない。(FR101)
認定される形式は構築、エターナル、リミテッドとあるが、
人数に制限があるのはブースタードラフトとロチェスタードラフトのみである。
問2
Aは《反射池/Reflecting Pool》と《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers》のみをコントロールしている。
B「その《反射池》って黒マナ出るの?」
A「出ると思うから《闇の腹心/Dark Confidant》をプレイ。」
Aのプレイはさておき、Aの《反射池》から黒マナは出せるだろうか?
出せない。
《反射池/Reflecting Pool》から黒マナが出せるかどうかは、《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers》が
黒マナを出せるかどうかを見なくてはいけない。
CR用語集「マナ」には、
パーマネントが「生み出すことができる」タイプのマナとは、その時点でそのパーマネント
の能力を解決したとして生み出すことのできるタイプのマナのことである。
とある。問題の状況では、Aは沼をコントロールしていないので、《陰謀団の貴重品室》は
黒マナを生み出すことが無い。つまり、《反射池》からも黒のマナは生み出せないことになる。
問3
私は《境を歩む者/Edgewalker》をコントロールしている。
私の手札には《薬の走り手/Medicine Runner》があり、これをプレイしたい。
どのようなマナの組み合わせを支払えばよいか?
{1} または {1}{G}
呪文や起動型能力のプレイに関する項目(CR409)のうち、混成マナのどちらで支払うかを
決定するか? は、CR409.1bに書かれている。
呪文のコストに混成マナ・シンボルが含まれる場合、そのプレイヤーは該当するコストを
支払うための混成でないマナを宣言する。
問題の状況で、私は《薬の走り手/Medicine Runner》を{1}{W}で支払うと宣言すれば
プレイ宣言の処理に従って、コストが{W}少なくなり、支払う総コストは{1}となる。
一方、{1}{G}で支払うと宣言すれば、プレイ宣言の処理に従って、コストは減少されずに
支払う総コストは{1}{G}となる。
---------------------
そんなところで。
Friday Magic Quiz. [09-03]
2009年1月23日 FMQ コメント (3)
#Diarynoteのアクセス解析機能がリニューアルされて、
#1日ごとのアクセス件数が表示されるようになりましたが、
#ここ(Closet Belief 2)のアクセス履歴は、やっぱり金曜日がダントツです。
#習慣づけられているのか、それとも金曜日が異常なのかはわかりませんが。
補足して下さるニュースサイトの方々に感謝。
------------------------
今週末のイベント一覧
------------------------
https://webapp.wizards.com/tournaments.aspx?gamecode=0&eventcode=0&status=Future&startdate=2009,1,24&enddate=2009,1,25&countryid=108®ionid=&marketingareaid=&city=&postalcode=&distance=&action=search&brandid=1&page=1
相変わらずリンクが長いですね。
今週はGPTやPTQといったプレミア・イベントはありませんが、
個人的には以下のイベントを応援します。
1/24(土)
南行徳市民センター エルダードラゴン・ハイランダートーナメント 12時開場 定員16名
参考→ http://d.hatena.ne.jp/cdc/?of=5
どんなカオスな場になるのやら(そっち?
------------------------
Finals Gateway予選 #1
------------------------
おいら主催でもGateway予選を行うことになりました。
CBLと同じようにBM矢場町店さんのスペースで行います。
日付:2月11日(祝)
場所:BM矢場町店
受付: 10:00~10:30
参加費: 500円
フォーマット: スタンダード構築戦(コンフラックスが使用可能になっています)
特記事項:
*当日は同店舗で他のイベントも重なっているため、
人数が多い場合はお断り頂くこともあります。
*上記理由により、ダブルエリミネーション制を採用します。
*予約などについては受け付けておりません。当日お店にお越し下さい。
*スイス4回戦終了時に全勝者が2名以上いた場合、
上位2~4名によるシングル決勝戦を行います。その上で優勝者を1名に決定いたします。
なお、BM矢場町店では、2月22日にも(別の主催者名義で)Finals Gateway予選が行われます。
こちらは上にあるような特記事項は一切無く、普通のスイス戦です。
両日とも、よろしくお願いいたします。
------------------------
それでは、今週の問題。
問1
かたならし○×。
「構築戦のグランプリにおいて、レーティングによるバイ(不戦勝)を考える場合、
その見るべきレーティングとは、構築戦レーティング(Constructed)のみである。」
○か×か?
問2
コンフラックスのプレビューにて、《大祖始/Progenitus》を見て
(→ http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/22 )
A「なんという《魔力を持つペンダント/Charmed Pendant》の餌。これで勝つる。」
B「なんてこった。5色全部の防御円/Circle of Protectionに引っかかってしまう。」
という、世間一般からはかなりずれた認識をしている二人が、いつものゲームをしている。
Aは《屍滑り/Necroskitter》と《恒久の拷問/Everlasting Torment》をコントロールしている。
Bは《狡知/Guile》をコントロールしている。
A「さすがに《狡知》はきっついので、《火葬/Incinerate》2枚で除去します。」
B「まあこっちの土地は全部寝てるから、特に何もしないよ。」
さて、《狡知》に合計6ダメージが与えられて破壊されることになったのだが……
A「《恒久の拷問》で-1/-1カウンターが乗って墓地に落ちるから、《屍滑り》でこっちにもらいます。」
B「いや、墓地に落ちたらライブラリーに戻るから、それは無理。」
AとB、どちらの言っていることが正しいか?
問3
とあるゲームにおいて。
対戦相手が《叫び大口/Shriekmaw》3体で私に攻撃してきた。
対戦相手も私も、戦闘ダメージがスタックに乗せられるまで、特に行動はしなかった。
3-1)
この時、私は『黒』を指定した《物語の円/Story Circle》をコントロールしていた。
全ての戦闘ダメージを軽減するには、何回《物語の円》を起動する必要があるか?
3-2)(3-1の状況とは別)
この時、私は《浄火の大天使/Empyrial Archangel》2体をコントロールしていた。
ブロックはできなったので、戦闘ダメージの解決時にこう言った。
私「2つの《叫び大口》からのダメージを、こっちの《浄火の大天使》(a)に、
残り1つの《叫び大口》からのダメージを、もう一方の《浄火の大天使》(b)に移し替えます。」
こうやって、《浄火の大天使》を2体とも生き残らせることが可能だろうか?
---------------------
いつものように、回答は来週にでも。
#1日ごとのアクセス件数が表示されるようになりましたが、
#ここ(Closet Belief 2)のアクセス履歴は、やっぱり金曜日がダントツです。
#習慣づけられているのか、それとも金曜日が異常なのかはわかりませんが。
補足して下さるニュースサイトの方々に感謝。
------------------------
今週末のイベント一覧
------------------------
https://webapp.wizards.com/tournaments.aspx?gamecode=0&eventcode=0&status=Future&startdate=2009,1,24&enddate=2009,1,25&countryid=108®ionid=&marketingareaid=&city=&postalcode=&distance=&action=search&brandid=1&page=1
相変わらずリンクが長いですね。
今週はGPTやPTQといったプレミア・イベントはありませんが、
個人的には以下のイベントを応援します。
1/24(土)
南行徳市民センター エルダードラゴン・ハイランダートーナメント 12時開場 定員16名
参考→ http://d.hatena.ne.jp/cdc/?of=5
どんなカオスな場になるのやら(そっち?
------------------------
Finals Gateway予選 #1
------------------------
おいら主催でもGateway予選を行うことになりました。
CBLと同じようにBM矢場町店さんのスペースで行います。
日付:2月11日(祝)
場所:BM矢場町店
受付: 10:00~10:30
参加費: 500円
フォーマット: スタンダード構築戦(コンフラックスが使用可能になっています)
特記事項:
*当日は同店舗で他のイベントも重なっているため、
人数が多い場合はお断り頂くこともあります。
*上記理由により、ダブルエリミネーション制を採用します。
*予約などについては受け付けておりません。当日お店にお越し下さい。
*スイス4回戦終了時に全勝者が2名以上いた場合、
上位2~4名によるシングル決勝戦を行います。その上で優勝者を1名に決定いたします。
なお、BM矢場町店では、2月22日にも(別の主催者名義で)Finals Gateway予選が行われます。
こちらは上にあるような特記事項は一切無く、普通のスイス戦です。
両日とも、よろしくお願いいたします。
------------------------
それでは、今週の問題。
問1
かたならし○×。
「構築戦のグランプリにおいて、レーティングによるバイ(不戦勝)を考える場合、
その見るべきレーティングとは、構築戦レーティング(Constructed)のみである。」
○か×か?
問2
コンフラックスのプレビューにて、《大祖始/Progenitus》を見て
(→ http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/22 )
A「なんという《魔力を持つペンダント/Charmed Pendant》の餌。これで勝つる。」
B「なんてこった。5色全部の防御円/Circle of Protectionに引っかかってしまう。」
という、世間一般からはかなりずれた認識をしている二人が、いつものゲームをしている。
Aは《屍滑り/Necroskitter》と《恒久の拷問/Everlasting Torment》をコントロールしている。
Bは《狡知/Guile》をコントロールしている。
A「さすがに《狡知》はきっついので、《火葬/Incinerate》2枚で除去します。」
B「まあこっちの土地は全部寝てるから、特に何もしないよ。」
さて、《狡知》に合計6ダメージが与えられて破壊されることになったのだが……
A「《恒久の拷問》で-1/-1カウンターが乗って墓地に落ちるから、《屍滑り》でこっちにもらいます。」
B「いや、墓地に落ちたらライブラリーに戻るから、それは無理。」
AとB、どちらの言っていることが正しいか?
問3
とあるゲームにおいて。
対戦相手が《叫び大口/Shriekmaw》3体で私に攻撃してきた。
対戦相手も私も、戦闘ダメージがスタックに乗せられるまで、特に行動はしなかった。
3-1)
この時、私は『黒』を指定した《物語の円/Story Circle》をコントロールしていた。
全ての戦闘ダメージを軽減するには、何回《物語の円》を起動する必要があるか?
3-2)(3-1の状況とは別)
この時、私は《浄火の大天使/Empyrial Archangel》2体をコントロールしていた。
ブロックはできなったので、戦闘ダメージの解決時にこう言った。
私「2つの《叫び大口》からのダメージを、こっちの《浄火の大天使》(a)に、
残り1つの《叫び大口》からのダメージを、もう一方の《浄火の大天使》(b)に移し替えます。」
こうやって、《浄火の大天使》を2体とも生き残らせることが可能だろうか?
---------------------
いつものように、回答は来週にでも。
Answer: Friday Magic Quiz. [09-03A]
2009年1月28日 FMQ#Extendedの記事を書こうとして、GPロサンゼルスの2日目カード枚数を調べていたら、
#《山/Mountain》の数よりも《誘惑蒔き/Sower of Temptation》の枚数が多く、
#それよりも《金属モックス/Chrome Mox》の数が多いんですね。
#環境にいかにフェアリーがいたか、がわかります。
1位? そりゃあんた、《島/Island》に決まっているじゃないですか。
Extendedのカードにまつわるルール的な記事は、コンフラックス・プレリリース後に公開します。
それでは、先週の回答ー。
問1
かたならし○×。
「構築戦のグランプリにおいて、レーティングによるバイ(不戦勝)を考える場合、
その見るべきレーティングとは、構築戦レーティング(Constructed)のみである。」
○か×か?
×
グランプリにおいて、レーティングによるバイを考える場合、構築戦レーティング、もしくは
リミテッド戦レーティングのうち、グランプリのフォーマットと同じレーティングを参照するが、
それと共に、2009年度からは通算(Total)も考慮されるようになった。
与えられるバイは以下の通りである。
通算(Total)
1850 → 1 bye
1950 → 2 bye
2050 → 3 bye
また、いくつかの方法によって複数のバイを得られる場合、最もバイの数が多いものが優先される。
たとえば、プロツアー・プレイヤーズクラブ・レベルが1で、
構築レーティングが1960、通算レーティングが2080のプレイヤーは、
構築戦のグランプリによって3バイを得ることになる。
問2
Aは《屍滑り/Necroskitter》と《恒久の拷問/Everlasting Torment》をコントロールしている。
Bは《狡知/Guile》をコントロールしている。
A「さすがに《狡知》はきっついので、《火葬/Incinerate》2枚で除去します。」
B「まあこっちの土地は全部寝てるから、特に何もしないよ。」
さて、《狡知》に合計6ダメージが与えられて破壊されることになったのだが……
A「《恒久の拷問》で-1/-1カウンターが乗って墓地に落ちるから、《屍滑り》でこっちにもらいます。
」
B「いや、墓地に落ちたらライブラリーに戻るから、それは無理。」
AとB、どちらの言っていることが正しいか?
現在のアクティブ・プレイヤーがどちらかによって変わる。
-1/-1カウンターの乗ったクリーチャーが、場から墓地に置かれたことにより、Aの《屍滑り》
の能力が誘発する。
その後、《狡知/Guile》が墓地に置かれたことにより、《狡知》の能力が誘発する。
これら2つは、プレイヤーが優先権を得る前に誘発する。複数の誘発型能力が誘発しているので、
プレイヤーは互いのコントロールする誘発型能力をAPNAP順でスタックに積むことになる。(CR410.3)
もし、今がAのターンならば、誘発型能力は
《屍滑り/Necroskitter》 → 《狡知/Guile》
の順番で積まれるので、Bの言うことが正しくなる。
逆に、今がBのターンならば、誘発型能力は
《狡知/Guile》 → 《屍滑り/Necroskitter》
の順番で積まれるので、Aの言うことが正しくなる。
問3
とあるゲームにおいて。
対戦相手が《叫び大口/Shriekmaw》3体で私に攻撃してきた。
対戦相手も私も、戦闘ダメージがスタックに乗せられるまで、特に行動はしなかった。
3-1)
この時、私は『黒』を指定した《物語の円/Story Circle》をコントロールしていた。
全ての戦闘ダメージを軽減するには、何回《物語の円》を起動する必要があるか?
3-2)(3-1の状況とは別)
この時、私は《浄火の大天使/Empyrial Archangel》2体をコントロールしていた。
ブロックはできなったので、戦闘ダメージの解決時にこう言った。
私「2つの《叫び大口》からのダメージを、こっちの《浄火の大天使》(a)に、
残り1つの《叫び大口》からのダメージを、もう一方の《浄火の大天使》(b)に移し替えます。」
こうやって、《浄火の大天使》を2体とも生き残らせることが可能だろうか?
3-1)3回
黒色である発生源が3つあるので、全ての戦闘ダメージを軽減するには、
それぞれに対して《物語の円/Story Circle》を起動しなくてはいけない。
従って3回。
3-2)不可能
3-1)と同じように考えると、発生源が3つあるので、
それぞれに対して《浄火の大天使》の置換効果を適用することで、
問題文の通りにできるように思えてしまう。
が、これは誤りである。
《物語の円》のテキストは以下の通り。
{W} : The next time a source of your choice of the chosen color would deal
damage to you this turn, prevent that damage.
この効果は特定の発生源から与えられるダメージを置換し軽減するものである。
一方、《浄火の大天使》はどうだろうか。
All damage that would be dealt to you is dealt to Empyrial Archangel instead.
発生源からあたえられるダメージではなく、置換するのは「あなたに与えられるダメージ」そのものである。
問題の状況を考えると、戦闘ダメージ(9点)が全て一度にあなたに与えられる(CR310.4)ので、
2体の《浄火の大天使》があっても、いずれか一方の置換効果しか選ぶことができない。
従って、置換効果を適用した方の《浄火の大天使》が代わりに9ダメージを受け、破壊されることになる。
#同じようなことは《最下層民/Pariah》でも起きる。
-----------------
そんなところで。
Conflux FAQ memo.
2009年1月29日 Ruling コメント (2)コンフラックスのFAQが出ています。
http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/rules/faqs
いつものように、ざらっと紹介。
解説が不要と思われるものは、ざっくり省いているので、FAQ全文も参照のこと。
------------------
セット全体の情報
------------------
・2009年2月6日 リリース。
・全145種類。(コモン60、アンコモン40、レア35、神話レア10)
・リリース日と同時に構築戦で使用可能になります。
#レアを4枚ずつそろえようと思ったら、
#期待値としては8ボックス強といったところでしょうか。
------------------
一般的な注釈
------------------
*** 能力語:版図/Domain ***
・版図/Domainは、能力語である。これ自体に意味はなく、その後に続く能力は
あなたのコントロールする基本土地の種類を数えるものになっている。
・基本土地の数ではなく、種類(平地、島、沼、山、森)を数える。
このため、数は0から5の間になる。
・インスタント、ソーサリー、起動型能力で版図が書かれている場合、
基本土地の種類を数えるのは、それらの解決時である。宣言時ではない。
たとえ、解決後にあなたのコントロールする基本土地の種類数が変わったとしても、
すでに解決されたインスタント、ソーサリー、起動型能力には影響を及ぼさない。
・常在型能力で版図が書かれている場合、それは常に基本土地の種類数をチェックし続ける。
*** 新キーワードバリアント:基本土地サイクリング/Basic Landcycling ***
・既にあるキーワード能力のサイクリングは、手札からこのカードを捨て、コストを支払うことに
よってカードを引くことになる。同様に、基本土地サイクリングはタイプ・サイクリングの
一つであり、カードを引くのではなく、ライブラリーから基本土地を探し、公開して手札に加える。
・CR502.18dも参照のこと。
・サイクリングは起動型能力である。基本土地サイクリングも同様である。
*** テーマ:色関連 ***
・コンフラックスには特定の色のパーマネントをコントロールしているかどうかを見る能力が
たくさんあり、それらは以下の3通りに分けられる。
・(1)『if節ルール』 6枚
・「~している場合/,if」という誘発型能力を持っているカードが6枚存在する。
これらは「if節のルール」に従い、誘発する時と、能力の解決時の両方で、
その色のパーマネントを持っているかどうかをチェックする。
・(2)『常在型能力』 3枚
・常在型能力で特定の色のパーマネントをコントロールしているかを見るカードが3枚存在する。
これらは常にその色のパーマネントを持っているかどうかをチェックしている。
・(3)『インスタント』 2枚
・インスタントで特定の色のパーマネントをコントロールしているかを見るカードが2枚存在する。
これらはその解決時にその色のパーマネントを持っているかどうかをチェックし、
持っていれば「代わりに/instead」と書かれた以降のイベントが起こる。これは自己置換効果である。
他にも、アラーラの断片ですでに登場したキーワード能力、能力語、テーマなどはコンフラックスにも
多数見られる。それらはアラーラの断片FAQを参照のこと。
------------------
カード別注釈
------------------
Ancient Ziggurat
Land
{T}: Add one mana of any color to your mana pool. Spend this mana only to play creature spells.
・この土地からでたマナは、クリーチャー呪文の総コストへの支払いに使用できる。
キッカーといった追加コストや、代理コストへの支払いにも使用できる。
・蘇生能力は起動型能力であり、呪文ではない。
従って、この土地から出たマナは、蘇生能力の起動コストの支払いにあてることはできない。
Aven Trailblazer
{2}{W}
Creature -- Bird Soldier
2/*
Flying
Domain -- Aven Trailblazer’s toughness is equal to the number of basic land types among lands you control.
・2番目の能力は特性定義能力である。よって、あらゆる領域で適用される。
Blood Tyrant
{4}{U}{B}{R}
Creature -- Vampire
5/5
Flying, trample
At the beginning of your upkeep, each player loses 1 life. Put a +1/+1 counter on Blood Tyrant for each 1 life lost this way.
Whenever a player loses the game, put five +1/+1 counters on Blood Tyrant.
・2番目の能力は、あなたも含め全てのプレイヤーが1ライフを失う。
そして、その失ったライフの合計と同じだけの+1/+1カウンターを得る。
例えば、4人でゲームを行っていた場合、カウンターは4個乗ることになる。
・3番目の能力は、どんな理由であれ「プレイヤーが敗北した」ら誘発する。
状況起因効果のチェックで敗北したり、呪文や能力によって敗北したり、投了したり、
ジャッジからゲームロスの裁定が下された場合でも、誘発する。
・多人数戦で「影響範囲制限」ルールを選択している場合において、
「あなたは勝利する」類の効果で勝利した場合、影響範囲にいる他全ての対戦相手は敗北する。
なので、それと同じ数だけ3番目の能力が誘発する。
Cylian Sunsinger
{1}{G}
Creature -- Elf Shaman
2/2
{R}{G}{W}: Cylian Sunsinger and each other creature with the same name as it get +3/+3 until end of turn.
・能力の解決時に、その発生源の名前と同じ名前をもつクリーチャーが+3/+3の修整を得る。
解決までに名前がCylian Sunsingerとは別になっていたとしても、その発生源の名前を使用する。
・《技を借りる者/Skill Borrower》や、《鏡編み/Mirrorweave》に注意。
Dark Temper
{2}{R}
Instant
Dark Temper deals 2 damage to target creature. If you control a black permanent, destroy the creature instead.
・解決時に黒のパーマネントをコントロールしていた場合、それはダメージを与える代わりに
対象のクリーチャーを破壊する。ダメージを与えることは無い。
Dragonsoul Knight
{2}{R}
Creature -- Human Knight
2/2
First strike
{W}{U}{B}{R}{G}: Until end of turn, Dragonsoul Knight becomes a Dragon, gets +5/+3, and gains flying and trample.
・能力を起動した場合、このクリーチャーはドラゴンになる。人間でも騎士でもない。
・この能力は1ターンに複数回起動できる。
・この能力は継続的効果 第4種+第5種+第6b種を併せ持つ。
Ember Weaver
{2}{G}
Creature -- Spider
2/3
Reach (This can block creatures with flying.)
As long as you control a red permanent, Ember Weaver gets +1/+0 and has first strike.
・戦闘ダメージ・ステップまでに、Ember Weaverを含めて、先制攻撃または二段攻撃を持つ
クリーチャーがいない場合、第2戦闘ダメージ・ステップは作成されないことに注意せよ。
・先制攻撃をもったクリーチャーが、すでに戦闘ダメージ・ステップでダメージを割り振った場合、
第2戦闘ダメージ・ステップまでに先制攻撃を失ったとしても、そのクリーチャーは
第2戦闘ダメージ・ステップでは戦闘ダメージを割り振ることが出来ない。(CR310.5)
Exotic Orchard
Land
{T}: Add to your mana pool one mana of any color that a land an opponent controls could produce.
・基本的な挙動は《反射池/Reflecting Pool》と同様である。
見るべきものが対戦相手のコントロールする土地になっただけである。
・生み出すことのできる色マナが無い場合、マナは生み出せない。
例)あなたがExotic Orchardをコントロールし、対戦相手がExotic Orchardと《反射池》
をコントロールしている場合、どの土地もマナを生み出すことは出来ない。
例2)あなたがExotic Orchardと《森/Forest》をコントロールし、
対戦相手がExotic Orchardと《反射池》をコントロールしている場合、
全ての土地は{G}を生み出すことができる。
Grixis Illusionist
{U}
Creature -- Human Wizard
1/1
{T}: Target land you control becomes the basic land type of your choice until end of turn.
・対象の土地は選ばれた1つの基本土地タイプを持つ土地になる。他の能力は失われる。
Gwafa Hazid, Profiteer
{1}{W}{U}
Legendary Creature -- Human Rogue
2/2
{W}{U}, {T}: Put a bribery counter on target creature you don’t control. Its controller draws a card.
Creatures with bribery counters on them can’t attack or block.
・Gwafa Hazid, Profiteerが場を離れても、briberyカウンターは取り除かれない。
しかし、そのカウンターを持つクリーチャーは攻撃や防御が可能である。
他のGwafa Hazid, Profiteerが場に出た場合、briberyカウンターを持つクリーチャーは
攻撃や防御が再び不可能になる。
Maelstrom Archangel
{W}{U}{B}{R}{G}
Creature -- Angel
5/5
Flying
Whenever Maelstrom Archangel deals combat damage to a player, you may play a nonland card from your hand without paying its mana cost.
・いつものように、この能力によってカードをプレイする場合、それは誘発型能力の解決中に
プレイされることになる。
Magister Sphinx
{4}{W}{U}{B}
Artifact Creature -- Sphinx
5/5
Flying
When Magister Sphinx comes into play, target player’s life total becomes 10.
・双頭巨人戦においては、個人のライフを10にすることに注意せよ。
例)共有ライフが27点のチームの一人に対し、ライフを10点にした場合、
個人が持つライフは14点とみなされるので、これが10点にされる。
従って、チームの共有ライフは 27-(14-10)=23点 となる。
Meglonoth
{3}{R}{G}{W}
Creature -- Beast
6/6
Vigilance, trample
Whenever Meglonoth blocks a creature, Meglonoth deals damage to that creature’s controller equal to Meglonoth’s power.
・Meglonothが2体以上のクリーチャーをブロックした場合、ブロックしたクリーチャーそれぞれに
対して、能力が誘発する。
Mirror-Sigil Sergeant
{5}{W}
Creature -- Rhino Soldier
4/4
Trample
At the beginning of your upkeep, if you control a blue permanent, you may put a token into play that’s a copy of Mirror-Sigil Sergeant.
・能力が誘発した後に、Mirror-Sigil Sergeant自体が場から離れたとしても、
それが最後に場にあった状態をコピーしたトークンが作成される。
・出てくるのはあくまで発生源のコピーである。能力の解決までにコピー可能な値が
変わった場合、その「変わったあとのコピー可能な値」をもつトークンが出てくる。
Nyxathid
{1}{B}{B}
Creature -- Elemental
7/7
As Nyxathid comes into play, choose an opponent.
Nyxathid gets -1/-1 for each card in the chosen player’s hand.
・多人数戦において、選んだ対戦相手がゲームから離れた場合、2番目の能力は特に何もしない。
・1番目と2番目の能力は「関連した能力/Linked Ability」である。
《鏡編み/Mirrorweave》などによって他のクリーチャーがNyxathidになった場合、
1番目の能力で選んだ対戦相手がいない場合は、2番目の能力は特に何もしない。
Paragon of the Amesha
{2}{W}
Creature -- Human Knight
2/2
First strike
{W}{U}{B}{R}{G}: Until end of turn, Paragon of the Amesha becomes an Angel, gets +3/+3, and gains flying and lifelink.
・前述のDragonsoul Knightと同様に、能力を起動した場合は天使になる。人間でも騎士でもない。
・能力は1ターンに複数回起動できる。絆魂能力を複数得ることに注意せよ。
Progenitus
{W}{W}{U}{U}{B}{B}{R}{R}{G}{G}
Legendary Creature -- Hydra Avatar
10/10
Protection from everything
If Progenitus would be put into a graveyard from anywhere, reveal Progenitus and shuffle it into its owner’s library instead.
・プロテクション(全て)を言い換えると、
*Progenitusはブロックされない
*Progenitusはエンチャントされず、装備品を装備できず、城塞で城塞化されない。
*Progenitusは呪文や能力の対象にできない。
*Progenitusに与えられる全てのダメージは軽減される。
Quenchable Fire
{3}{R}
Sorcery
Quenchable Fire deals 3 damage to target player. It deals an additional 3 damage to that player at the beginning of your next upkeep step unless he or she pays {U} before that step.
・Quenchable Fireが解決されると、対象になったプレイヤーは
「{U}を支払う」という特別な行動が行えるようになる。
これは特別な行動なので、優先権があるときに、スタックを用いずに解決することができる。
この特別な行動は1回のみ可能で、Quenchable Fireのコントローラーの次のアップキープ・ステップ
の前までに行うことができる。対象になったプレイヤーが「{U}を支払う」という特別な行動を
行った場合、Quenchable Fireの後半にある「3点を与える」誘発型能力は誘発しない。
行っていない場合、もちろん誘発する。
・「3点を与える」誘発型能力が誘発した後では、{U}を支払うという行動は行えない。
(つまり、{U}を支払ってダメージを回避することはできない)
Telemin Performance
{3}{U}{U}
Sorcery
Target opponent reveals cards from the top of his or her library until he or she reveals a creature card. That player puts all noncreature cards revealed this way into his or her graveyard, then you put the creature card into play under your control.
・対象のプレイヤーのライブラリーにクリーチャーカードが無い場合、ライブラリー全てを
墓地に置くことになる。
Worldheart Phoenix
{3}{R}
Creature -- Phoenix
2/2
Flying
You may play Worldheart Phoenix from your graveyard by paying {W}{U}{B}{R}{G} rather than paying its mana cost. If you do, it comes into play with two +1/+1 counters on it.
・墓地から自身の能力によってプレイする場合、通常のクリーチャー呪文のプレイと同様の制約を受ける。
それは通常の呪文と同じく、スタック領域に移動して解決を待つ。
Wretched Banquet
{B}
Sorcery
Destroy target creature if it has the least power or is tied for least power among creatures in play.
・どのクリーチャーでも対象に取ることができる。しかし、対象となったクリーチャーが破壊されるには、
Wretched Banquetの解決時に、対象となったクリーチャーが条件を満たしている必要がある。
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そんなところで。
世界中の大都市40ヶ所にて、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社直営で行われる
大型のプレリリーストーナメント、"Regional Prerelease" が名古屋でも開催されます。
なお、名古屋では2月1日(日)に行われるのでご注意下さい。
日時: 2月 1日(日)
場所: ポートメッセ名古屋 会議ホール
受付: 09:30 ~ 16:00
それぞれのフォーマットの人数が揃い次第、順次スタートする『フライト式』です。
会場参考URI ( http://www.u-net.city.nagoya.jp/pmn/ )
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フォーマットその1: シールド戦
人数:16もしくは32人単位
形式:スイス戦 4ラウンド(決勝シングル等は行いません)
コンフラックス・ブースターx3 + アラーラの断片・トーナメントパックx1 を用いたシールド戦です。
スイス戦4回戦を行います。
今回は前回(アラーラの断片)の時のような、1Boxシールドとカジュアルシールドの区別はつけません。
全て16人ないし32人単位のフライト制となります。
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フォーマットその2: 双頭巨人・シールド戦
人数: 不定(会場にて発表いたします)
形式:スイス戦 最大4ラウンド
コンフラックス・ブースターx5 + アラーラの断片・トーナメントパックx1 を用いたシールド戦です。
2人でチームを組んで戦う、双頭巨人戦となります。
ラウンドはスイス式でおこないます。
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フォーマットその3: ブースタードラフト戦
人数: 8人ごと
形式: シングルエリミネーション
アラーラの断片x1、コンフラックスx2 を用いたブースタードラフト戦です。
スイス式ではなく、シングルエリミネーションとなります。
また、ドラフトで取ったカードは取りきりです。(順位による再配布は行いません)
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なお、いずれのフォーマットにおいても、
上位もしくは規定以上の勝ち点を得たプレイヤーには賞品を差し上げます。
皆様のお越しをお待ちしております。
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コンフラックス・スーパープレリリース@名古屋 の情報は以下の記事を参照して下さい。
http://74598.diarynote.jp/200901301331163127/
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コンフラックスでのオラクル・CR更新点がWofC公式にあがっています。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/23c&page=1
コンフラックスのカードを含む、オラクル・データベースの更新は1月30日に行われます。
CRの最新版はもうすこし後になるようです。
今回はオラクルの機能的な変更点をざっくりと。
テンプレートの更新と、機能的でない更新は土曜日にでも。
CRについては、新CRがあがってから記事を書こうと思います。
#個人的には《技を借りる者》+《天望の騎士》問題の決着がついているのが良い感じです。>新CR
そして金曜問題はお休みです。また来週。
*以下長文につき注意。
------------------------------
オラクル:機能的な変更
------------------------------
*《天秤/Balance》
旧オラクルの文章では、規定された数になるまで土地を繰り返し生け贄にささげるような記述に
なっている。しかし、印刷されたテキストではそうなっていない。
時のらせんの《均衡の復元/Restore Balance》のテキストは、《天秤》の印刷されたテキスト
に近い形で処理を行い、かつ、生け贄に捧げられるのは同時であることが明確化されている。
このような理由から、《均衡の復元》のテンプレートに沿う形に変更された。
*《目には目を/Eye for an Eye》
古い時代でのこの呪文は、ダメージを喰らった後での報復という形でダメージを与えるものだった。
そして旧オラクルでは、ある一つの発生源からのダメージを合算して、それに等しいダメージを
与えるという、本来印刷された文章では無い挙動を示すようになった。
今回の新しいオラクルでは、カードのデザインを踏襲し、本来使われるようなタイミングで
ダメージをお互いに喰らい合うように変更された。
*《Freyalise’s Winds》
前回のオラクル更新時に、《時間のひずみ/Temporal Distortion》と同様に、
パーマネントの上に置かれたカウンターについて2つの能力を持たせてしまった。
それは印刷された文章とはかけ離れているので、本来印刷された文章に従う形に戻された。
*《金粉のドレイク/Gilded Drake》
このカードは、以下の例のような、色々とおかしい挙動を示す。
(1)《金粉のドレイク》が場に出て、能力が誘発する。対戦相手のクリーチャーを対象に
取らないといけないが、それができない場合、誘発型能力はスタックから単に取り除かれる。
しかしながら、あなたは《金粉のドレイク》を生け贄に捧げないといけない。
(2)誘発型能力の解決時に、対象が適正であるかどうかを見る。もし適正でない場合、
通常ならば、能力は打ち消されて何もしない。……しかしながら、
《金粉のドレイク》では、この能力は打ち消されないので、生け贄に捧げられる。
(3)対象が適正であれば、それと《金粉のドレイク》を交換する。もしくは、
《金粉のドレイク》を生け贄に捧げるほうを選んでも良い。
(1)と(3)の後半部分は、モードの選択によって起こることである。適正な対象が無い場合、
あなたは対象を取る方のモードを選べないので、強制的にもう一つのモードを取ることになる。
そこで、「最大一つまで」という制限を対象につけることで、文章を単純にした。
(2)は「この能力は打ち消されない」という恐ろしい一文があることに起因することである。
ゲームのルールによって打ち消されないという意味ではあるが、《もみ消し/Stifle》を始めとした
呪文や能力によっての打ち消しまでその範疇に入っていた。
新オラクルでは、《金粉のドレイク》の誘発型能力を《もみ消し/Stifle》することができる。
#おいら注)
# " This ability can’t be countered except by spells and abilities."
#という、またしても例外っぽい文章ができたことに乾杯。
*《Guardian Beast》
旧オラクルでは、既にエンチャントがついているアーティファクトがあった場合、
《Guardian Beast》を出すと、そのエンチャントが外れるような文章になっていた。
本来では「《Guardian Beast》を出した以降のエンチャントに関してはエンチャントされない」
という挙動が正しいので、《白の護法印/White Ward》のような文章が足された。
*《Pyramids》
印刷された文章では、土地が破壊されるのを防ぐ効果である。旧オラクルではこれを再生としている
が、これでは土地がタップされてしまうために、本来の挙動とは異なるようになっていた。
しかし、『破壊される場合に、代わりに何もしない』という文章だと、クリーチャー化した土地が
致死ダメージを受けて破壊される場合、《Pyramids》を使用してもダメージが取り除かれないので
結局状況起因効果で破壊されてしまう。新オラクルはこの点を改訂している。
また、印刷された文章では、《Pyramids》は1つの起動型能力のみを持っている。
しかし、旧オラクルでは2つの起動型能力に別れている。
新オラクルではこれらを1つに統合し、モードを取るように変更されている。
*《リバウンド/Rebound》、《銀のワイヴァーン/Silver Wyvern》
印刷された文章では、《力の種/Seeds of Strength》のような対象を複数取りうる呪文でも、
その対象が全て同一ならば、跳ね返すことができた。
しかし、旧オラクルでは「単一の対象をもつ呪文や能力」しか跳ね返せないので、
新オラクルは印刷された文章に沿うように変更された。
*《コーのシャーマン/Shaman en-Kor》
ダメージを軽減したり移し替えたりする場合、「あなたの選んだ発生源より~」という表現が使用される。
つまり、効果を適用しようとする際に、軽減するダメージの発生源を決定する。
しかし、《コーのシャーマン》の旧オラクルでは、単に「発生源」とだけ書かれているので、
これは現代風の文章に直された。
*《Sorrow’s Path》
《Sorrow’s Path》に印刷された文章は以下のような改行がなされている。
{T}: Exchange two of opponent’s
blocking creatures. This exchange
may not cause an illegal block.
Sorrow’s Path does 2 damage to
you and 2 damage to each creature
you control whenever it is tapped.
《Sorrow’s Path》には能力がいくつあるだろうか? 1つ? 2つ?
印刷されたカードを見た場合、上3行は起動型能力が書かれていて、下3行を誘発型能力とみなしても
おかしくはない。が、全体で一つの起動型能力ともとれる。それらを区別する術はない。
プレイヤーは《Sorrow’s Path》の能力を2つだと受け取り、このカードの使い勝手を少しでも
良くなるような解釈をした。(MaRoもその一人で、彼は《Sorrow’s Path》を相手に渡して、
それをタップさせまくってダメージを与えていたそうだ。)
さて、旧オラクルではこれらを1つの起動型能力としている。これは印刷された文章に従うものだが、
残念ながら2つではないという証拠にならない。《真鍮の都/City of Brass》も元々は1つの
起動型能力が印刷されてるが、それらは2つの能力に分割され、クロニクルの版になって
完全に改行されてしまった。
確たる証拠はないものの、《Sorrow’s Path》のオラクルは、プレイヤーがカードをどう使ってきた
かで、印刷された文章を判断すべきだと考えた。
#つまり、《Sorrow’s Path》の能力は2つになったということです。
#《Sorrow’s Path》+《寄付/Donate》+《氷の干渉器/Icy Manipulator》で殺りましょう。
*《烙印の死霊/Tainted Specter》
旧オラクルでは、「手札のカードを墓地に置く」という表現がある。
これは「捨てる」と同じ事なので、その表現をするほうが望ましい。
*《束の間の開口/Temporal Aperture》
能力の解決時に、ライブラリーをシャッフルして、一番上のカードを表にする。
それは即座に裏になり、そのカードが一番上にあるかぎり、プレイしても良い。
……裏向きになったままの状態から。
ライブラリーに関するルールが更新されたことで、これによって公開された一番上のカードは
公開されてプレイするようになった。
*《不定の多相の戦士/Unstable Shapeshifter》
旧オラクルでは《不定の多相の戦士》が場に出た場合も、自身の能力が誘発する。
その結果、"Whenever a creature comes into play, Unstable Shapeshifter becomes a
copy of that creature and gains this ability." という能力を2つ持つようになる。
この状態で他のクリーチャーが場に出ると、2つの能力が誘発し、2重にコピー効果が影響するようになる。
自分自身に対してこの能力が誘発する必要は全くない。
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そんなところで。
コンフラックス・スーパープレリリース@名古屋 の情報は以下の記事を参照して下さい。
http://74598.diarynote.jp/200901301331163127/
===============================================
コンフラックスでのオラクル・CR更新点がWofC公式にあがっています。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/23c&page=1
コンフラックスのカードを含む、オラクル・データベースの更新は1月30日に行われます。
CRの最新版はもうすこし後になるようです。
今回はオラクルの機能的な変更点をざっくりと。
テンプレートの更新と、機能的でない更新は土曜日にでも。
CRについては、新CRがあがってから記事を書こうと思います。
#個人的には《技を借りる者》+《天望の騎士》問題の決着がついているのが良い感じです。>新CR
そして金曜問題はお休みです。また来週。
*以下長文につき注意。
------------------------------
オラクル:機能的な変更
------------------------------
*《天秤/Balance》
旧オラクルの文章では、規定された数になるまで土地を繰り返し生け贄にささげるような記述に
なっている。しかし、印刷されたテキストではそうなっていない。
時のらせんの《均衡の復元/Restore Balance》のテキストは、《天秤》の印刷されたテキスト
に近い形で処理を行い、かつ、生け贄に捧げられるのは同時であることが明確化されている。
このような理由から、《均衡の復元》のテンプレートに沿う形に変更された。
旧)
Except the player who controls the fewest lands, each player sacrifices lands until all players control the same number of lands as the player who controls the fewest. Players discard cards the same way, then sacrifice creatures the same way.
新)
Each player chooses a number of lands he or she controls equal to the number of lands controlled by the player who controls the fewest, then sacrifices the rest. Players discard cards and sacrifice creatures the same way.
*《目には目を/Eye for an Eye》
古い時代でのこの呪文は、ダメージを喰らった後での報復という形でダメージを与えるものだった。
そして旧オラクルでは、ある一つの発生源からのダメージを合算して、それに等しいダメージを
与えるという、本来印刷された文章では無い挙動を示すようになった。
今回の新しいオラクルでは、カードのデザインを踏襲し、本来使われるようなタイミングで
ダメージをお互いに喰らい合うように変更された。
旧)
Eye for an Eye deals X damage to the controller of the source of your choice that dealt damage to you this turn, where X is the damage dealt to you by that source this turn
新)
The next time a source of your choice would deal damage to you this turn, instead that source deals that much damage to you and Eye for an Eye deals that much damage to that source’s controller.
*《Freyalise’s Winds》
前回のオラクル更新時に、《時間のひずみ/Temporal Distortion》と同様に、
パーマネントの上に置かれたカウンターについて2つの能力を持たせてしまった。
それは印刷された文章とはかけ離れているので、本来印刷された文章に従う形に戻された。
旧)
Whenever a permanent becomes tapped, put a wind counter on it.
Permanents with wind counters on them don’t untap during their controllers’ untap steps.
At the beginning of each player’s upkeep, remove all wind counters from permanents that player controls.
新)
Whenever a permanent becomes tapped, put a wind counter on it.
If a permanent with a wind counter on it would untap during its controller’s untap step, remove all wind counters from it instead.
*《金粉のドレイク/Gilded Drake》
このカードは、以下の例のような、色々とおかしい挙動を示す。
(1)《金粉のドレイク》が場に出て、能力が誘発する。対戦相手のクリーチャーを対象に
取らないといけないが、それができない場合、誘発型能力はスタックから単に取り除かれる。
しかしながら、あなたは《金粉のドレイク》を生け贄に捧げないといけない。
(2)誘発型能力の解決時に、対象が適正であるかどうかを見る。もし適正でない場合、
通常ならば、能力は打ち消されて何もしない。……しかしながら、
《金粉のドレイク》では、この能力は打ち消されないので、生け贄に捧げられる。
(3)対象が適正であれば、それと《金粉のドレイク》を交換する。もしくは、
《金粉のドレイク》を生け贄に捧げるほうを選んでも良い。
(1)と(3)の後半部分は、モードの選択によって起こることである。適正な対象が無い場合、
あなたは対象を取る方のモードを選べないので、強制的にもう一つのモードを取ることになる。
そこで、「最大一つまで」という制限を対象につけることで、文章を単純にした。
(2)は「この能力は打ち消されない」という恐ろしい一文があることに起因することである。
ゲームのルールによって打ち消されないという意味ではあるが、《もみ消し/Stifle》を始めとした
呪文や能力によっての打ち消しまでその範疇に入っていた。
新オラクルでは、《金粉のドレイク》の誘発型能力を《もみ消し/Stifle》することができる。
#おいら注)
# " This ability can’t be countered except by spells and abilities."
#という、またしても例外っぽい文章ができたことに乾杯。
旧)
When Gilded Drake comes into play, choose one - sacrifice Gilded Drake; or exchange control of Gilded Drake and target creature an opponent controls. If you can’t make the exchange, sacrifice Gilded Drake. This ability can’t be countered. (This effect doesn’t end at end of turn.)
新)
When Gilded Drake comes into play, exchange control of Gilded Drake and up to one target creature an opponent controls. If you don’t make an exchange, sacrifice Gilded Drake. This ability can’t be countered except by spells and abilities. (This effect doesn’t end at end of turn.)
*《Guardian Beast》
旧オラクルでは、既にエンチャントがついているアーティファクトがあった場合、
《Guardian Beast》を出すと、そのエンチャントが外れるような文章になっていた。
本来では「《Guardian Beast》を出した以降のエンチャントに関してはエンチャントされない」
という挙動が正しいので、《白の護法印/White Ward》のような文章が足された。
旧)
As long as Guardian Beast is untapped, noncreature artifacts you control can’t be enchanted, they’re indestructible, and other players can’t gain control of them.
新)
As long as Guardian Beast is untapped, noncreature artifacts you control can’t be enchanted, they’re indestructible, and other players can’t gain control of them. This effect doesn’t remove Auras already attached to those artifacts.
*《Pyramids》
印刷された文章では、土地が破壊されるのを防ぐ効果である。旧オラクルではこれを再生としている
が、これでは土地がタップされてしまうために、本来の挙動とは異なるようになっていた。
しかし、『破壊される場合に、代わりに何もしない』という文章だと、クリーチャー化した土地が
致死ダメージを受けて破壊される場合、《Pyramids》を使用してもダメージが取り除かれないので
結局状況起因効果で破壊されてしまう。新オラクルはこの点を改訂している。
また、印刷された文章では、《Pyramids》は1つの起動型能力のみを持っている。
しかし、旧オラクルでは2つの起動型能力に別れている。
新オラクルではこれらを1つに統合し、モードを取るように変更されている。
旧)
{2}: Destroy target Aura attached to a land.
{2}: Regenerate target land.
新)
{2}: Choose one - Destroy target Aura attached to a land; or the next time target land would be destroyed this turn, remove all damage from it instead.
*《リバウンド/Rebound》、《銀のワイヴァーン/Silver Wyvern》
印刷された文章では、《力の種/Seeds of Strength》のような対象を複数取りうる呪文でも、
その対象が全て同一ならば、跳ね返すことができた。
しかし、旧オラクルでは「単一の対象をもつ呪文や能力」しか跳ね返せないので、
新オラクルは印刷された文章に沿うように変更された。
(《リバウンド/Rebound》のみ)
旧)Change the target of target spell with a single target if that target is a player. The new target must be a player.
新)
Change the target of target spell that targets only a player. The new target must be a player.
*《コーのシャーマン/Shaman en-Kor》
ダメージを軽減したり移し替えたりする場合、「あなたの選んだ発生源より~」という表現が使用される。
つまり、効果を適用しようとする際に、軽減するダメージの発生源を決定する。
しかし、《コーのシャーマン》の旧オラクルでは、単に「発生源」とだけ書かれているので、
これは現代風の文章に直された。
旧)
{0}: The next 1 damage that would be dealt to Shaman en-Kor this turn is dealt to target creature you control instead.
{1}{W}: The next time a source would deal damage to target creature this turn, that damage is dealt to Shaman en-Kor instead.
新)
{0}: The next 1 damage that would be dealt to Shaman en-Kor this turn is dealt to target creature you control instead.
{1}{W}: The next time a source of your choice would deal damage to target creature this turn, that damage is dealt to Shaman en-Kor instead.
*《Sorrow’s Path》
《Sorrow’s Path》に印刷された文章は以下のような改行がなされている。
{T}: Exchange two of opponent’s
blocking creatures. This exchange
may not cause an illegal block.
Sorrow’s Path does 2 damage to
you and 2 damage to each creature
you control whenever it is tapped.
《Sorrow’s Path》には能力がいくつあるだろうか? 1つ? 2つ?
印刷されたカードを見た場合、上3行は起動型能力が書かれていて、下3行を誘発型能力とみなしても
おかしくはない。が、全体で一つの起動型能力ともとれる。それらを区別する術はない。
プレイヤーは《Sorrow’s Path》の能力を2つだと受け取り、このカードの使い勝手を少しでも
良くなるような解釈をした。(MaRoもその一人で、彼は《Sorrow’s Path》を相手に渡して、
それをタップさせまくってダメージを与えていたそうだ。)
さて、旧オラクルではこれらを1つの起動型能力としている。これは印刷された文章に従うものだが、
残念ながら2つではないという証拠にならない。《真鍮の都/City of Brass》も元々は1つの
起動型能力が印刷されてるが、それらは2つの能力に分割され、クロニクルの版になって
完全に改行されてしまった。
確たる証拠はないものの、《Sorrow’s Path》のオラクルは、プレイヤーがカードをどう使ってきた
かで、印刷された文章を判断すべきだと考えた。
#つまり、《Sorrow’s Path》の能力は2つになったということです。
#《Sorrow’s Path》+《寄付/Donate》+《氷の干渉器/Icy Manipulator》で殺りましょう。
旧)
{Tap}: Choose two target blocking creatures an opponent controls. If each of those creatures could block all creatures that the other is blocking, remove both of them from combat. Each one then blocks all creatures the other was blocking. Sorrow’s Path deals 2 damage to you and 2 damage to each creature you control.
新)
{T}: Choose two target blocking creatures an opponent controls. If each of those creatures could block all creatures that the other is blocking, remove both of them from combat. Each one then blocks all creatures the other was blocking.
Whenever Sorrow’s Path becomes tapped, it deals 2 damage to you and each creature you control.
*《烙印の死霊/Tainted Specter》
旧オラクルでは、「手札のカードを墓地に置く」という表現がある。
これは「捨てる」と同じ事なので、その表現をするほうが望ましい。
旧)
{1}{B}{B}, {Tap}: Target player puts a card from his or her hand into his or her graveyard or on top of his or her library. If the card is put into that player’s graveyard, Tainted Specter deals 1 damage to each creature and each player. Play this ability only any time you could play a sorcery.
新)
{1BB}, {T}: Target player discards a card unless he or she puts a card from his or her hand on top of his or her library. If that player discards a card this way, Tainted Specter deals 1 damage to each creature and each player. Play this ability only any time you could play a sorcery.
*《束の間の開口/Temporal Aperture》
能力の解決時に、ライブラリーをシャッフルして、一番上のカードを表にする。
それは即座に裏になり、そのカードが一番上にあるかぎり、プレイしても良い。
……裏向きになったままの状態から。
ライブラリーに関するルールが更新されたことで、これによって公開された一番上のカードは
公開されてプレイするようになった。
旧)
{5}, {Tap}: Shuffle your library and reveal the top card. Until end of turn, as long as that card remains on top of your library, you may play the card without paying its mana cost. (If it has X in its mana cost, X is 0.)
新)
{5}, {Tap}: Shuffle your library and reveal the top card. Until end of turn, as long as that card remains on top of your library, play with the top card of your library revealed and you may play that card without paying its mana cost. (If it has X in its mana cost, X is 0.)
*《不定の多相の戦士/Unstable Shapeshifter》
旧オラクルでは《不定の多相の戦士》が場に出た場合も、自身の能力が誘発する。
その結果、"Whenever a creature comes into play, Unstable Shapeshifter becomes a
copy of that creature and gains this ability." という能力を2つ持つようになる。
この状態で他のクリーチャーが場に出ると、2つの能力が誘発し、2重にコピー効果が影響するようになる。
自分自身に対してこの能力が誘発する必要は全くない。
旧)
Whenever a creature comes into play, Unstable Shapeshifter becomes a copy of that creature and gains this ability.
新)
Whenever another creature comes into play, Unstable Shapeshifter becomes a copy of that creature and gains this ability.
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そんなところで。
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コンフラックス・スーパープレリリース@名古屋 の情報は以下の記事を参照して下さい。
http://74598.diarynote.jp/200901301331163127/
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昨日の記事の続きです。
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オラクル:テンプレートの変更
------------------------------
*版図 / Domain
能力語は、それ自体は能力をもたないが、同様の機能を持つカードを一纏めに扱う。その内容は
カードによって異なるが、大まかな意味は括弧書きで内容が書かれている。
能力語としてまとめられた機能はいくつもある。が、それはあくまで単一のセットもしくはブロック
においての話であり、同じような機能を持つ他のセットのカードには能力語が書かれていない。
例えば、《狂気の瀬戸際/Brink of Madness》には暴勇と同じ意味合いのテキストがあるが、
能力語として『暴勇』は使われていない。同様に《うろ穴生まれのバーゲスト/Hollowborn Barghest》や
《怠惰な思考/Idle Thoughts》にも暴勇は使用されていない。
さて、版図はインベイジョンブロックに収録されている機能であり、カードごとに異なる動きをするが、
基本土地の種類を数えるところは共通している。まさに能力語として使用するにはうってつけである。
インベイジョンブロックの時では、能力語というものが無かったために、今まで能力語がつけられる
ことはなかった。
コンフラックスの登場で、基本土地の種類を数えるカードは、『版図』という能力語が使用される
ようになった。コンフラックスにはインベイジョンの再版である《俗世の相談/Worldly Counsel》
が収録されている。これによりオラクルでの文章にも版図が入ることになり、同じブロックにある
全ての同様の機能をもつカードに版図が加えられることになった。
これと同じく、時のらせんにある《版図の踏みつけ/Tromp the Domains》にも版図が加えられる。
時のらせんブロックでは、すでに能力語が使用されているのだ。→《ケルドの巨石/Keldon Megaliths》
*《肥沃な大地/Fertile Ground》など
《肥沃な大地》のテキストは "Whenever enchanted land is tapped for mana, its controller
adds one mana of any color to his or her mana pool." である。これは機能的に正しい。
しかし、多くのプレイヤーはこの文章を「土地をタップすると、本来のマナの代わりに
好きな色のマナ1つが出る」としばしば誤解していた。つまり、《肥沃な大地》によって出される
マナは、追加で出るのか、それとも本来のマナの代わりに出るのかがわかりにくくなっていた。
この解決のために、《肥沃な大地》によるマナは追加で加えられるという注釈文がついた。
Whenever enchanted land is tapped for mana, its controller adds one mana of any color
to his or her mana pool (in addition to the mana the land produces).
*《強要/Coercion》など
あなたの呪文や能力が、相手のカードをあなたが選んで捨てさせる場合、言葉の使い方に不一致があった。
《困窮/Distress》
Target player reveals his or her hand. You choose a nonland card from it. That player discards that card.
《強要/Coercion》
Target opponent reveals his or her hand. Choose a card from it. That player discards that card.
《強要》の2番目の文章の主語は「あなた」を暗に示している。
しかし、《困窮》のように明確にyouとは書かれていない。
これら2つの挙動はまったく同じなので、《困窮》のテンプレートに沿うように変わる。
《強要/Coercion》(新)
Target opponent reveals his or her hand. You choose a card from it. That player discards that card.
*《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》など
ある領域のカード全てを取り除く場合にも、言葉の不一致があった。
《朝明け/Morningtide》
Remove all cards in all graveyards from the game.
《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
{T}, Sacrifice Tormod’s Crypt: Remove target player’s graveyard from the game.
ご存じのように、《トーモッドの墓所》は墓地領域を吹っ飛ばすのでなく、《朝明け》と同じ挙動をとる。
しかし、このままでは墓地領域が取り除かれるような印象をあたえるため、
これらは《朝明け》の文章に沿う形になる。
《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》(新)
{T}, Sacrifice Tormod’s Crypt: Remove all cards in target player’s graveyard from the game.
*《剣歯ニショーバ/Sabertooth Nishoba》など
いくつかのカードは2種類のプロテクションをもつ。そのようなカードは《静月の騎兵/Stillmoon Cavalier》
のように、"protection from white and from black" といった形で一つにまとめられている。
しかし、《剣歯ニショーバ/Sabertooth Nishoba》のように、いくつかのカードは
2つ別々のプロテクション能力を持つような表記になっている。これらはより一般的な表現の方へ直される。
《剣歯ニショーバ/Sabertooth Nishoba》(新)
Trample, protection from blue and from red
#おいら追記:
#日本語の印刷表記では《静月の騎兵》もプロテクション(白)と、プロテクション(黒)という
#2つの能力をもっているような表記になっている。
#さて、《静月の騎兵》に《セファリッドの密告者/Cephalid Snitch》を使うとどうなるのだろうか?
#まあ普通にプロテクション(黒)を失って、プロテクション(白)が残るのでしょうけど。
#一見すると一文の一能力に見える。はてさて。
残りは単語順とキーワード能力の注釈文関係なので略。
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オラクル:機能的ではない変更
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*《中断/Abeyance》、《白兵戦/Hand to Hand》
プレイできないものを指すのに、単に"instant", "sorcery" と書かれていた。
正しくは"instant spell", "sorcery spell" である。
*《Adarkar Unicorn》、《Snowfall》
この2枚は生み出されるマナに同じ使用制限があるが、その表記が適切でなかった。
旧)"Spend this mana only for cumulative upkeep abilities."
新)"Spend this mana only to pay cumulative upkeep costs."
*《Apocalypse Chime》 コロンの誤記を訂正。
*《覚醒/Awakening》
印刷された表記では、誘発型能力によって全てのクリーチャーと土地がアンタップする。
しかし、旧オラクルでは、全てのプレイヤーが自分でアンタップするような表記になっている。
これは印刷された文章に変えられる。
旧)At the beginning of each upkeep, all players untap all creatures and lands they control.
新)At the beginning of each upkeep, untap all creatures and lands.
*《チャネル/Channel》 カンマが抜けていたのを訂正。
*《カリスマ/Charisma》 of が抜けていたのを訂正。
*《Dreams of the Dead》
"If the creature would leave play, remove it from the game instead." という表現では
イベントを置換するのには不適切である。似たような挙動を示すフラッシュバックや蘇生能力で
示されている"remove it from the game instead of putting it anywhere else." に直される。
*《Dystopia》、《腐れ/Putrefaction》、《恐怖の支配/Reign of Terror》、《Snow Hound》
2種類の色を示す言葉が並列で使用されている場合、カラーホイールの順番(W-U-B-R-G)で書かれる
ようになっている。しかし、これを杓子定規に適用するわけではない。昔に印刷されたカードを見ると、
"green" は、"white" や "blue" よりも前に書かれる傾向が高いので、上の4枚は印刷された通りの
文章に戻ることになった。
《腐れ/Putrefaction》
旧)Whenever a player plays a white spell or green spell, that player discards a card.
新)Whenever a player plays a green or white spell, that player discards a card.
*《精油スリヴァー/Essence Sliver》 注釈文のTypo。 gain -> gains
*《ハナの保護管理/Hanna’s Custody》 "All" を文章の始めに加えたほうが適切である。
*《ハートストーン/Heartstone》 文章をより簡素にした。
旧)Creatures’ activated abilities cost {1} less to play. If this would make an
ability cost 0 or less mana to play, it costs {1}, plus any nonmana costs.
新)Activated abilities of creatures cost {1} less to play. This effect can’t
reduce the amount of mana an ability costs to play to less than 1 mana.
*《外殻貫通/Hull Breach》
モードの選び方として"Choose one or both"を採用した。
旧)Choose one - Destroy target artifact; or destroy target enchantment;
or destroy target artifact and target enchantment.
新)Choose one or both ? Destroy target artifact; or destroy target enchantment.
*《侵略計画/Invasion Plans》 《手練れの戦術/Master Warcraft》の表現に沿う形になった。
*《Lost Order of Jarkeld》 《Jihad》や《Call to Arms》と同じ修正(明確化)を受けた。
*《磁力の網/Magnetic Web》 1番目の能力の "This turn" が削除された。
*《淡色のマイコダーム/Pallid Mycoderm》
最後の能力の文章が誤解を招きやすいので、《冷眼のロヴィサ/Lovisa Coldeyes》と同様の文章に直された。
旧)
Sacrifice a Saproling: Each Fungus creature and each Saproling creature you control
gets +1/+1 until end of turn.
新)
Sacrifice a Saproling: Fungus and/or Saproling creatures you control get +1/+1
until end of turn.
#おいら注)
#旧オラクルだと、相手のコントロールするFungusが+1/+1されるような錯覚をおこす。
*《パルンズの柱/Pillar of the Paruns》
この土地から出るマナ1つは、1つの多色呪文にしか使えないような錯覚を起こす。
同様の使用制限がある《原初の彼方/Primal Beyond》を始めとしたカードには、
このような制限がかかっていると思わせるような表現は使われていない。
《マナの反射/Mana Reflection》のようなカードが場にあった場合でも明確化されるように、修正された。
旧)
{Tap}: Add one mana of any color to your mana pool. Spend this mana only to play a multicolored spell.
新)
{Tap}: Add one mana of any color to your mana pool. Spend this mana only to play multicolored spells.
*《分霊の確約/Promise of Bunrei》
一度しか誘発する必要がないため、Whenever -> When になった。
*《魂の捕縛/Seize the Soul》 "nonwhite, nonblack" と、カンマが挿入された。
*《サラカスの詐欺師/Thalakos Deceiver》
《分霊の確約》と異なり、何回でも誘発する場合があるため、When -> Whenever になった。
*《ヴォルラスの研究室/Volrath’s Laboratory》 "a" が追加された。
*《ヴォルラスの多相の戦士/Volrath’s Shapeshifter》
ルールを変更するたびに、大抵のカードはそれに従うわけだが、1,2枚はそのルールから
外れてしまうものがある。《ヴォルラスの多相の戦士》も、そういう一枚である。
CR418.5に観られる継続的効果の相互作用("Layer System")がルールに組み込まれてから、
コピー効果(第1種)は、コントロール変更効果(第2種)よりも先に適用されるようになった。
……ただ一枚のカードは適用すると妙なことになった。
《ヴォルラスの多相の戦士》は、そのテキストの通り、墓地のカードの一番上の複製となる。
しかし、その「墓地の一番上」は、コントローラーによって変わる。相互作用を正しく適用すると、
コピー効果を適用してから、コントロール変更効果を適用しなくてはいけない。
例えば、プレイヤーAが《ヴォルラスの多相の戦士》をコントロールしていた場合に、
プレイヤーBが《押収/Confiscate》でそのコントロールを奪ったとする。
しかし、その《ヴォルラスの多相の戦士》は依然としてAの墓地の一番上を参照しているのだ。
コピー効果(Aの墓地の一番上)→コントロール変更(Bのコントロールになる)と適用されるからである。
かくして、Bのコントロール下にあるのに、Aの墓地の一番上を見ているという奇妙な状態になっていた。
そのような紆余曲折を経て、正常に相互作用を適用するために、《ヴォルラスの多相の戦士》の能力は、
文章変更効果(第3種)となった。(すでにもうそうなってる)
文章変更効果は、大抵は《幻覚/Mind Bend》のように、1単語を変更するものだが、
《ヴォルラスの多相の戦士》は、マナ・コストや色といった『文章』まで変えてしまう。
かなり奇妙で例外的ではあるが、相互作用の機能的には問題がない。
前置きが長くなったが、今回のオラクル変更は、不必要と思われる文章をとっぱらって短くし、
どのカードの文章を取ってくるかをカンマを入れることにより明確にし、注釈文をイタリック体にした。
旧)
As long as Volrath’s Shapeshifter is in play and the top card of your graveyard is a creature card, Volrath’s Shapeshifter has the full text of that card, and has the text "{2}: Discard a card." (Volrath’s Shapeshifter has that card’s name, mana cost, color, types, abilities, power and toughness.)
{2}: Discard a card.
新)
As long as the top card of your graveyard is a creature card, Volrath’s Shapeshifter has the full text of that card and has the text "{2}: Discard a card." (Volrath’s Shapeshifter has that card’s name, mana cost, color, types, abilities, power, and toughness.)
{2}: Discard a card.
*《ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth’s Agenda》
1番目の能力はより現代的な表現に変更された。(→《コルフェノールの計画/Colfenor’s Plans》)
旧)
Play no more than one spell each turn.
...
新)
You can’t play more than one spell each turn.
...
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そんなところで。
コンフラックス・スーパープレリリース@名古屋 の情報は以下の記事を参照して下さい。
http://74598.diarynote.jp/200901301331163127/
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昨日の記事の続きです。
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オラクル:テンプレートの変更
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*版図 / Domain
能力語は、それ自体は能力をもたないが、同様の機能を持つカードを一纏めに扱う。その内容は
カードによって異なるが、大まかな意味は括弧書きで内容が書かれている。
能力語としてまとめられた機能はいくつもある。が、それはあくまで単一のセットもしくはブロック
においての話であり、同じような機能を持つ他のセットのカードには能力語が書かれていない。
例えば、《狂気の瀬戸際/Brink of Madness》には暴勇と同じ意味合いのテキストがあるが、
能力語として『暴勇』は使われていない。同様に《うろ穴生まれのバーゲスト/Hollowborn Barghest》や
《怠惰な思考/Idle Thoughts》にも暴勇は使用されていない。
さて、版図はインベイジョンブロックに収録されている機能であり、カードごとに異なる動きをするが、
基本土地の種類を数えるところは共通している。まさに能力語として使用するにはうってつけである。
インベイジョンブロックの時では、能力語というものが無かったために、今まで能力語がつけられる
ことはなかった。
コンフラックスの登場で、基本土地の種類を数えるカードは、『版図』という能力語が使用される
ようになった。コンフラックスにはインベイジョンの再版である《俗世の相談/Worldly Counsel》
が収録されている。これによりオラクルでの文章にも版図が入ることになり、同じブロックにある
全ての同様の機能をもつカードに版図が加えられることになった。
これと同じく、時のらせんにある《版図の踏みつけ/Tromp the Domains》にも版図が加えられる。
時のらせんブロックでは、すでに能力語が使用されているのだ。→《ケルドの巨石/Keldon Megaliths》
版図 / Domain を能力語として得るカード:
《連合戦略/Allied Strategies》、《崩れる境界線/Collapsing Borders》、《集団監禁/Collective Restraint》
《ドラコ/Draco》、《回避行動/Evasive Action》、《風変わりな呪い/Exotic Curse》、
《風変わりな病/Exotic Disease》、《ガイアの力/Gaea’s Might》、《カヴーの斥候/Kavu Scout》、
《マグニゴス・ツリーフォーク/Magnigoth Treefolk》、《秩序ある渡り/Ordered Migration》、
《次元の絶望/Planar Despair》、《力の鎧/Power Armor》、《サマイトの巡礼者/Samite Pilgrim》、
《ストラタドン/Stratadon》、《団結の力/Strength of Unity》、《部族の炎/Tribal Flames》、
《版図の踏みつけ/Tromp the Domains》、《蛇行する川/Wandering Stream》、《旅する巨人/Wayfaring Giant》
*《肥沃な大地/Fertile Ground》など
《肥沃な大地》のテキストは "Whenever enchanted land is tapped for mana, its controller
adds one mana of any color to his or her mana pool." である。これは機能的に正しい。
しかし、多くのプレイヤーはこの文章を「土地をタップすると、本来のマナの代わりに
好きな色のマナ1つが出る」としばしば誤解していた。つまり、《肥沃な大地》によって出される
マナは、追加で出るのか、それとも本来のマナの代わりに出るのかがわかりにくくなっていた。
この解決のために、《肥沃な大地》によるマナは追加で加えられるという注釈文がついた。
Whenever enchanted land is tapped for mana, its controller adds one mana of any color
to his or her mana pool (in addition to the mana the land produces).
同様に注釈文がつけられるカード:
《沸き立つ汚泥/Bubbling Muck》、《Chaos Moon》、《夜明けの反射/Dawn’s Reflection》、
《エルフの案内/Elvish Guidance》、《Gauntlet of Might》、《魔力の篭手/Gauntlet of Power》
《High Tide》、《はびこり/Overgrowth》、《Snowfall》、《楽園の拡散/Utopia Sprawl》、
《花盛りの春/Vernal Bloom》、《繁茂/Wild Growth》
*《強要/Coercion》など
あなたの呪文や能力が、相手のカードをあなたが選んで捨てさせる場合、言葉の使い方に不一致があった。
《困窮/Distress》
Target player reveals his or her hand. You choose a nonland card from it. That player discards that card.
《強要/Coercion》
Target opponent reveals his or her hand. Choose a card from it. That player discards that card.
《強要》の2番目の文章の主語は「あなた」を暗に示している。
しかし、《困窮》のように明確にyouとは書かれていない。
これら2つの挙動はまったく同じなので、《困窮》のテンプレートに沿うように変わる。
《強要/Coercion》(新)
Target opponent reveals his or her hand. You choose a card from it. That player discards that card.
同様に、手札からカードを選ぶのが誰なのか明確化されるカード:
《酷評/Castigate》、《強迫/Duress》、《侵食/Encroach》、《遁走の恐君主/Ghastlord of Fugue》、
《飢えたるもの、卑堕硫/He Who Hungers》、《失われた時間/Lost Hours》、《精神創傷/Mind Slash》、
《悪夢の虚空/Nightmare Void》、《村八分/Ostracize》、《精神の槍/Psychic Spear》、
《心盗み/Psychic Theft》、《砕かれた夢/Shattered Dreams》、《シミアの死霊/Shimian Specter》
《タララの苦悩/Talara’s Bane》、《暴露/Unmask》、《ヴェナーリアの微光/Venarian Glimmer》
*《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》など
ある領域のカード全てを取り除く場合にも、言葉の不一致があった。
《朝明け/Morningtide》
Remove all cards in all graveyards from the game.
《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
{T}, Sacrifice Tormod’s Crypt: Remove target player’s graveyard from the game.
ご存じのように、《トーモッドの墓所》は墓地領域を吹っ飛ばすのでなく、《朝明け》と同じ挙動をとる。
しかし、このままでは墓地領域が取り除かれるような印象をあたえるため、
これらは《朝明け》の文章に沿う形になる。
《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》(新)
{T}, Sacrifice Tormod’s Crypt: Remove all cards in target player’s graveyard from the game.
同様に、"Remove all cards in graveyard"という文章になるカード:
《瓶詰めの回廊/Bottled Cloister》、《二枚舌/Duplicity》、《忘却の掌握/Grip of Amnesia》、
《ジャンドの魔除け/Jund Charm》、《地ならし屋/Leveler》、《壺の大魔術師/Magus of the Jar》、
《記憶の壺/Memory Jar》、《月輪の鏡/Moonring Mirror》、《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
《Thought Lash》
*《剣歯ニショーバ/Sabertooth Nishoba》など
いくつかのカードは2種類のプロテクションをもつ。そのようなカードは《静月の騎兵/Stillmoon Cavalier》
のように、"protection from white and from black" といった形で一つにまとめられている。
しかし、《剣歯ニショーバ/Sabertooth Nishoba》のように、いくつかのカードは
2つ別々のプロテクション能力を持つような表記になっている。これらはより一般的な表現の方へ直される。
《剣歯ニショーバ/Sabertooth Nishoba》(新)
Trample, protection from blue and from red
#おいら追記:
#日本語の印刷表記では《静月の騎兵》もプロテクション(白)と、プロテクション(黒)という
#2つの能力をもっているような表記になっている。
#さて、《静月の騎兵》に《セファリッドの密告者/Cephalid Snitch》を使うとどうなるのだろうか?
#まあ普通にプロテクション(黒)を失って、プロテクション(白)が残るのでしょうけど。
#一見すると一文の一能力に見える。はてさて。
複数のプロテクション能力がまとめられるカード:
《憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury》、《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》
《アクローマの記念碑/Akroma’s Memorial》、《法と優雅の仮面/Mask of Law and Grace》
《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》
残りは単語順とキーワード能力の注釈文関係なので略。
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オラクル:機能的ではない変更
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*《中断/Abeyance》、《白兵戦/Hand to Hand》
プレイできないものを指すのに、単に"instant", "sorcery" と書かれていた。
正しくは"instant spell", "sorcery spell" である。
*《Adarkar Unicorn》、《Snowfall》
この2枚は生み出されるマナに同じ使用制限があるが、その表記が適切でなかった。
旧)"Spend this mana only for cumulative upkeep abilities."
新)"Spend this mana only to pay cumulative upkeep costs."
*《Apocalypse Chime》 コロンの誤記を訂正。
*《覚醒/Awakening》
印刷された表記では、誘発型能力によって全てのクリーチャーと土地がアンタップする。
しかし、旧オラクルでは、全てのプレイヤーが自分でアンタップするような表記になっている。
これは印刷された文章に変えられる。
旧)At the beginning of each upkeep, all players untap all creatures and lands they control.
新)At the beginning of each upkeep, untap all creatures and lands.
*《チャネル/Channel》 カンマが抜けていたのを訂正。
*《カリスマ/Charisma》 of が抜けていたのを訂正。
*《Dreams of the Dead》
"If the creature would leave play, remove it from the game instead." という表現では
イベントを置換するのには不適切である。似たような挙動を示すフラッシュバックや蘇生能力で
示されている"remove it from the game instead of putting it anywhere else." に直される。
*《Dystopia》、《腐れ/Putrefaction》、《恐怖の支配/Reign of Terror》、《Snow Hound》
2種類の色を示す言葉が並列で使用されている場合、カラーホイールの順番(W-U-B-R-G)で書かれる
ようになっている。しかし、これを杓子定規に適用するわけではない。昔に印刷されたカードを見ると、
"green" は、"white" や "blue" よりも前に書かれる傾向が高いので、上の4枚は印刷された通りの
文章に戻ることになった。
《腐れ/Putrefaction》
旧)Whenever a player plays a white spell or green spell, that player discards a card.
新)Whenever a player plays a green or white spell, that player discards a card.
*《精油スリヴァー/Essence Sliver》 注釈文のTypo。 gain -> gains
*《ハナの保護管理/Hanna’s Custody》 "All" を文章の始めに加えたほうが適切である。
*《ハートストーン/Heartstone》 文章をより簡素にした。
旧)Creatures’ activated abilities cost {1} less to play. If this would make an
ability cost 0 or less mana to play, it costs {1}, plus any nonmana costs.
新)Activated abilities of creatures cost {1} less to play. This effect can’t
reduce the amount of mana an ability costs to play to less than 1 mana.
*《外殻貫通/Hull Breach》
モードの選び方として"Choose one or both"を採用した。
旧)Choose one - Destroy target artifact; or destroy target enchantment;
or destroy target artifact and target enchantment.
新)Choose one or both ? Destroy target artifact; or destroy target enchantment.
*《侵略計画/Invasion Plans》 《手練れの戦術/Master Warcraft》の表現に沿う形になった。
*《Lost Order of Jarkeld》 《Jihad》や《Call to Arms》と同じ修正(明確化)を受けた。
*《磁力の網/Magnetic Web》 1番目の能力の "This turn" が削除された。
*《淡色のマイコダーム/Pallid Mycoderm》
最後の能力の文章が誤解を招きやすいので、《冷眼のロヴィサ/Lovisa Coldeyes》と同様の文章に直された。
旧)
Sacrifice a Saproling: Each Fungus creature and each Saproling creature you control
gets +1/+1 until end of turn.
新)
Sacrifice a Saproling: Fungus and/or Saproling creatures you control get +1/+1
until end of turn.
#おいら注)
#旧オラクルだと、相手のコントロールするFungusが+1/+1されるような錯覚をおこす。
*《パルンズの柱/Pillar of the Paruns》
この土地から出るマナ1つは、1つの多色呪文にしか使えないような錯覚を起こす。
同様の使用制限がある《原初の彼方/Primal Beyond》を始めとしたカードには、
このような制限がかかっていると思わせるような表現は使われていない。
《マナの反射/Mana Reflection》のようなカードが場にあった場合でも明確化されるように、修正された。
旧)
{Tap}: Add one mana of any color to your mana pool. Spend this mana only to play a multicolored spell.
新)
{Tap}: Add one mana of any color to your mana pool. Spend this mana only to play multicolored spells.
*《分霊の確約/Promise of Bunrei》
一度しか誘発する必要がないため、Whenever -> When になった。
*《魂の捕縛/Seize the Soul》 "nonwhite, nonblack" と、カンマが挿入された。
*《サラカスの詐欺師/Thalakos Deceiver》
《分霊の確約》と異なり、何回でも誘発する場合があるため、When -> Whenever になった。
*《ヴォルラスの研究室/Volrath’s Laboratory》 "a" が追加された。
*《ヴォルラスの多相の戦士/Volrath’s Shapeshifter》
ルールを変更するたびに、大抵のカードはそれに従うわけだが、1,2枚はそのルールから
外れてしまうものがある。《ヴォルラスの多相の戦士》も、そういう一枚である。
CR418.5に観られる継続的効果の相互作用("Layer System")がルールに組み込まれてから、
コピー効果(第1種)は、コントロール変更効果(第2種)よりも先に適用されるようになった。
……ただ一枚のカードは適用すると妙なことになった。
《ヴォルラスの多相の戦士》は、そのテキストの通り、墓地のカードの一番上の複製となる。
しかし、その「墓地の一番上」は、コントローラーによって変わる。相互作用を正しく適用すると、
コピー効果を適用してから、コントロール変更効果を適用しなくてはいけない。
例えば、プレイヤーAが《ヴォルラスの多相の戦士》をコントロールしていた場合に、
プレイヤーBが《押収/Confiscate》でそのコントロールを奪ったとする。
しかし、その《ヴォルラスの多相の戦士》は依然としてAの墓地の一番上を参照しているのだ。
コピー効果(Aの墓地の一番上)→コントロール変更(Bのコントロールになる)と適用されるからである。
かくして、Bのコントロール下にあるのに、Aの墓地の一番上を見ているという奇妙な状態になっていた。
そのような紆余曲折を経て、正常に相互作用を適用するために、《ヴォルラスの多相の戦士》の能力は、
文章変更効果(第3種)となった。(すでにもうそうなってる)
文章変更効果は、大抵は《幻覚/Mind Bend》のように、1単語を変更するものだが、
《ヴォルラスの多相の戦士》は、マナ・コストや色といった『文章』まで変えてしまう。
かなり奇妙で例外的ではあるが、相互作用の機能的には問題がない。
前置きが長くなったが、今回のオラクル変更は、不必要と思われる文章をとっぱらって短くし、
どのカードの文章を取ってくるかをカンマを入れることにより明確にし、注釈文をイタリック体にした。
旧)
As long as Volrath’s Shapeshifter is in play and the top card of your graveyard is a creature card, Volrath’s Shapeshifter has the full text of that card, and has the text "{2}: Discard a card." (Volrath’s Shapeshifter has that card’s name, mana cost, color, types, abilities, power and toughness.)
{2}: Discard a card.
新)
As long as the top card of your graveyard is a creature card, Volrath’s Shapeshifter has the full text of that card and has the text "{2}: Discard a card." (Volrath’s Shapeshifter has that card’s name, mana cost, color, types, abilities, power, and toughness.)
{2}: Discard a card.
*《ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth’s Agenda》
1番目の能力はより現代的な表現に変更された。(→《コルフェノールの計画/Colfenor’s Plans》)
旧)
Play no more than one spell each turn.
...
新)
You can’t play more than one spell each turn.
...
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そんなところで。