House Rule : Group Game Draft
2010年1月26日 Tips コメント (10)#ワールドウェイクのプレリリース大会もいよいよ今週末となりました。
#各地で行われますので、お近くの方は是非足を運び、新カードに触れて下さい。
#
#東海の地区プレリは東海wiki、ならびにnekoyan.netをご参照ください。
#
#東海wiki http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/
#nekoyan.net 上の東海地区プレリ告知記事
# 1月30日(土) http://nekoyan.net/2191
# 1月31日(日) http://nekoyan.net/2193
#
#ついでにおいら主催プレリ@ホビステ名古屋店 もよろしく。
# 1月31日(日) http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/101.html
今日はそんなプレリ会場という人の多いところでやるのが一番楽しそうなバリアント、
多人数用ドラフト戦 『Group Game Draft』 をご紹介します。
この記事の原文は以下になります。
ですが、筆者のほうで追記や改変をしているところもありますので、
実際にグループゲームドラフトを行う際には、各自で話し合って下さい。
原文)http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/sf/72
---------------------------------
グループゲームドラフトの特徴:
---------------------------------
グループゲームドラフト(以下、GGD)は、普段のドラフト戦のルールを踏襲した、
多人数戦のカジュアルなバリアントです。
特徴的な4つのルールを除き、通常のドラフト戦と変わりありません。……対戦相手は複数ですが。
・4パック使用
・4人から最大6人まで参加可能
・全員で1卓
・『無双』ルール(=Rumble rule)
それぞれを解説していきながら、GGDの流れを見ていきましょう。
---------------------------------
1) プレイヤーは4パックを使用する
---------------------------------
通常のドラフトでは3パックのブースターを使用しますが、
GGDでは代わりに4パックを使用します。
4パック目をドラフトする場合、2パック目と同じ反時計回り(右の人に渡す)となります。
通常の3パックよりも多くのカードが回されるので、コモンを固めて取ることも可能です。
ワールドウェイクが出たならば、ZEN-ZEN-WWK-WWK の順番でドラフトを回すと良いでしょう。
もちろん、他のブースターの組でも全くかまいません。
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2) 参加人数は4人~6人
---------------------------------
理論上は7人や8人でもできるのですが、まとめて1卓で試合をするため、
どうしても試合時間が長くなってしまいます。
原文では6人が限界、とありますが、筆者的には4人固定でやるべきだと思います。
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3) 参加した全員で多人数戦
---------------------------------
ドラフトを終え、個人でデッキを組むわけですが、ゲームは参加した全員での多人数戦となります。
多人数戦のバリアントとして「無差別戦」(CR805)がありますが、これにならいます。
主なルールとしては
・マリガンは1回目のみ7枚引き直せる。
・先手ドロー・ステップは飛ばされずに存在する。
・あなた以外は全て対戦相手である。
・どの対戦相手にも攻撃ができる。
・呪文影響範囲は無限。
・初期ライフ20点。
となります。
ゲームの終了については、
・誰かがカードにある勝利条件を満たして勝利する
又は
・1人を除き他全員が敗北する
という、「最後の一人」を決定する方法でいいです。
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4) 『無双』ルール (=Rumble rule)
---------------------------------
EDHにジェネラルというルールがあるように、GGDにも独特のルールがあります。
それが『無双』ルールです。 (*1)
ゲーム中に、「あなたがコントロールする発生源か、呪文や能力の効果によって、
対戦相手のライフを失わせた点数が通算20点を越える」ごとに、
「あなたのサイドボードにあるカードを1枚選んで、コマンド領域に置く。そのカードが
コマンド領域にある間、あなたはそのカードをマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
そのカードのマナ・コストに{X}が含まれる場合、あなたはその{X}の部分のコストを通常通りに支払ってもよい。」(*2)
というルールです。
対戦相手のライフを失わせた通算が20点を超えたかどうかの判定は、状況起因処理で行うべきであり、
このルールによってカードを選んでくる行動は「特別な処理」とするほうが良いでしょう。(*3)
これによってコマンド領域に置かれたカードは、そのカード・タイプ由来のタイミングであれば、
マナ・コストを支払うことなく唱える/プレイすることができます。
キッカーや追加のコストはその都度支払わなければなりません。
このルールにより、色が合ってなくて、普通のドラフトでは泣く泣く隣に流したり、
カットのために無駄と知りつつピックしてしまうカードが、あなたの強力な味方になってくれます。
緑赤だったはずのデッキから、なぜか黒い除去呪文が飛んできたり、
重すぎて通常ではプレイできない呪文が活躍する時が来るかもしれません。
全てはあなたが対戦相手を--誰でもいいから--合計20点以上のライフを削ることから始まります。
-------
皆さん、とりあえず、このルールで一度遊んでみませんか?
遊んでみたレポートや、上記文章への指摘、ご質問などは大歓迎です。
----
(注1:"Rumble" という語の意訳というより暴訳をしています。よりよい和訳を募集します。)
(注2:原文では単に選んできたカードをset aside するだけでしたが、コマンド領域に置いた
ほうがなにかと都合が良いので、このようにしました。)
(注3:こういうのを気にしている時点でカジュアルじゃないとふと思った。)
#各地で行われますので、お近くの方は是非足を運び、新カードに触れて下さい。
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#東海の地区プレリは東海wiki、ならびにnekoyan.netをご参照ください。
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#東海wiki http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/
#nekoyan.net 上の東海地区プレリ告知記事
# 1月30日(土) http://nekoyan.net/2191
# 1月31日(日) http://nekoyan.net/2193
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#ついでにおいら主催プレリ@ホビステ名古屋店 もよろしく。
# 1月31日(日) http://www19.atwiki.jp/toukaimtg/pages/101.html
今日はそんなプレリ会場という人の多いところでやるのが一番楽しそうなバリアント、
多人数用ドラフト戦 『Group Game Draft』 をご紹介します。
この記事の原文は以下になります。
ですが、筆者のほうで追記や改変をしているところもありますので、
実際にグループゲームドラフトを行う際には、各自で話し合って下さい。
原文)http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/sf/72
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グループゲームドラフトの特徴:
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グループゲームドラフト(以下、GGD)は、普段のドラフト戦のルールを踏襲した、
多人数戦のカジュアルなバリアントです。
特徴的な4つのルールを除き、通常のドラフト戦と変わりありません。……対戦相手は複数ですが。
・4パック使用
・4人から最大6人まで参加可能
・全員で1卓
・『無双』ルール(=Rumble rule)
それぞれを解説していきながら、GGDの流れを見ていきましょう。
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1) プレイヤーは4パックを使用する
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通常のドラフトでは3パックのブースターを使用しますが、
GGDでは代わりに4パックを使用します。
4パック目をドラフトする場合、2パック目と同じ反時計回り(右の人に渡す)となります。
通常の3パックよりも多くのカードが回されるので、コモンを固めて取ることも可能です。
ワールドウェイクが出たならば、ZEN-ZEN-WWK-WWK の順番でドラフトを回すと良いでしょう。
もちろん、他のブースターの組でも全くかまいません。
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2) 参加人数は4人~6人
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理論上は7人や8人でもできるのですが、まとめて1卓で試合をするため、
どうしても試合時間が長くなってしまいます。
原文では6人が限界、とありますが、筆者的には4人固定でやるべきだと思います。
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3) 参加した全員で多人数戦
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ドラフトを終え、個人でデッキを組むわけですが、ゲームは参加した全員での多人数戦となります。
多人数戦のバリアントとして「無差別戦」(CR805)がありますが、これにならいます。
主なルールとしては
・マリガンは1回目のみ7枚引き直せる。
・先手ドロー・ステップは飛ばされずに存在する。
・あなた以外は全て対戦相手である。
・どの対戦相手にも攻撃ができる。
・呪文影響範囲は無限。
・初期ライフ20点。
となります。
ゲームの終了については、
・誰かがカードにある勝利条件を満たして勝利する
又は
・1人を除き他全員が敗北する
という、「最後の一人」を決定する方法でいいです。
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4) 『無双』ルール (=Rumble rule)
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EDHにジェネラルというルールがあるように、GGDにも独特のルールがあります。
それが『無双』ルールです。 (*1)
ゲーム中に、「あなたがコントロールする発生源か、呪文や能力の効果によって、
対戦相手のライフを失わせた点数が通算20点を越える」ごとに、
「あなたのサイドボードにあるカードを1枚選んで、コマンド領域に置く。そのカードが
コマンド領域にある間、あなたはそのカードをマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
そのカードのマナ・コストに{X}が含まれる場合、あなたはその{X}の部分のコストを通常通りに支払ってもよい。」(*2)
というルールです。
対戦相手のライフを失わせた通算が20点を超えたかどうかの判定は、状況起因処理で行うべきであり、
このルールによってカードを選んでくる行動は「特別な処理」とするほうが良いでしょう。(*3)
これによってコマンド領域に置かれたカードは、そのカード・タイプ由来のタイミングであれば、
マナ・コストを支払うことなく唱える/プレイすることができます。
キッカーや追加のコストはその都度支払わなければなりません。
このルールにより、色が合ってなくて、普通のドラフトでは泣く泣く隣に流したり、
カットのために無駄と知りつつピックしてしまうカードが、あなたの強力な味方になってくれます。
緑赤だったはずのデッキから、なぜか黒い除去呪文が飛んできたり、
重すぎて通常ではプレイできない呪文が活躍する時が来るかもしれません。
全てはあなたが対戦相手を--誰でもいいから--合計20点以上のライフを削ることから始まります。
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皆さん、とりあえず、このルールで一度遊んでみませんか?
遊んでみたレポートや、上記文章への指摘、ご質問などは大歓迎です。
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(注1:"Rumble" という語の意訳というより暴訳をしています。よりよい和訳を募集します。)
(注2:原文では単に選んできたカードをset aside するだけでしたが、コマンド領域に置いた
ほうがなにかと都合が良いので、このようにしました。)
(注3:こういうのを気にしている時点でカジュアルじゃないとふと思った。)