Dominaria Release Notes
2018年4月19日 Ruling「ドミナリア」のリリースノートが発表されています。
とある事件によってプレビュー記事よりも早く公開されていましたが、
最新版はWPNのページにあります。
https://wpn.wizards.com/ja/resources/rules-documents
いつものように、ざっくり紹介。
以下はリリースノート全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docxでダウンロードできます。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。
参考にしたのは 2018/01/31 版(日本語更新版 2018/04/04)です。文章は以後アップデートされる可能性があります。
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製品情報
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ドミナリア 公式発売日 2018年4月27日(金)
マジック初心者体験会:2018年4月14日~15日
プレリリース・ウィークエンド:2018年4月21日~22日
ドラフト・ウィークエンド:2018年4月28日~29日
マジック・リーグ:2018年4月30日開始
スタンダード・ショーダウン:2018年5月6日開始
ストアチャンピオンシップ:2018年6月30日~7月1日
セットレアリティー内訳:コモン101、アンコモン80、レア53、神話レア15、基本土地20の計269種。
これとは別に、『ドミナリア』プレインズウォーカーデッキの一部としてのみ提供される10枚および、キャンペーン限定カード1枚(『ドミナリア』ボックス購入キャンペーンによってのみ入手可能)からなる。
2018年4月27日(金)より、構築戦でドミナリアが使用可能です。
これにより、スタンダードで使用できるセットは以下のようになります。。
カラデシュ、霊気紛争
アモンケット、破滅の刻
イクサラン、イクサランの相克
ドミナリア
「W17」という識別コードがついたカード
最も最近の禁止改定は2018年4月16日に行われました。(変更なし)
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/april-16-2018-banned-and-restricted-announcement-2018-04-16
次回禁止改訂は7月2日(月)(現地時間)です。
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一般注釈
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*** 英雄譚・カード / Saga ***
《ベナリア史》
{1}{W}{W}
エンチャント ― 英雄譚
(この英雄譚が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンターを1個加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I, II ― 警戒を持つ白の2/2の騎士・クリーチャー・トークンを1体生成する。
III ― ターン終了時まで、あなたがコントロールしている騎士は+2/+1の修整を受ける。
#伝承カウンターは以下のいずれかの方法で置かれる。
#1)戦場に出る際に置かれる。
#2)戦闘前・メインフェイズのターン起因処理として置かれる。
#いずれもスタックを使用しない。
*英雄譚の文章欄の左側に書かれている各シンボルは章能力/Chapter Abilityを表している。章能力は誘発型能力であり、英雄譚の上に伝承カウンターが置かれて英雄譚の上に置かれている伝承カウンターの個数がこの能力の章番号の数以上になったときに誘発する。章能力はスタックに置かれるので、対応することができる。
#従って、章能力は通常、以下のいずれで誘発する。
#1)英雄譚が戦場に出た後
#2)あなたの戦闘前・メインフェイズに入った後(ソーサリーを唱えられないことに注意)
*すでに伝承カウンターが章番号の数以上置かれている英雄譚の上に伝承カウンターが置かれても、その章能力は誘発しない。たとえば、英雄譚の上に3個目の伝承カウンターが置かれると、IIIの章能力が誘発するが、IとIIが再び誘発することはない。
*英雄譚の上に置かれた伝承カウンターの数が、その英雄譚の最大の章番号の数(『ドミナリア』セットでは常に3)以上になって、その章能力がスタックを離れた(たとえば、それが解決されたり打ち消されたりした)なら、その英雄譚のコントローラーはその英雄譚を生け贄に捧げる。これは状況起因処理であり、スタックを使わない。
#→計略(CR312.6)を参照。
###(以下、推測)
#新規CR文章を読まないことにはなんともいえないが、一旦伝承カウンターが3個以上になってIII能力が誘発した後に、その英雄譚から伝承カウンターが取り除かれて2個以下になった場合でも、III能力がスタックから離れたのであれば、その後の状況起因処理で英雄譚は生け贄に捧げられるように読める。端的に言うと、III能力を使い回すことはおそらくできない。
*** 中心となるテーマ:伝説のパーマネント ***
#『ドミナリア』には、1パックに少なくとも1枚の伝説のクリーチャーが入っている。
#レジェンド・ルールに変更はない。
#プレインズウォーカーは全て伝説のパーマネントである。(これは少し前に行われた変更である)
*『ドミナリア』セットから、プレインズウォーカー以外の伝説のカードは装飾のあるカード枠を用い、カード名の欄にも特別な飾りがついている。この変更は表面的なものでルール上の意味はないが、ゲーム中に一目で伝説のカードを区別する役に立つだろう。
*** 新メカニズム:伝説のソーサリー/Legendary Sorcery ***
《ウルザの殲滅破》
{4}{W}
伝説のソーサリー
(伝説のソーサリーは、あなたが伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーをコントロールしているときにのみ唱えられる。)
伝説でなく土地でもないパーマネントをすべて追放する。
*あなたが伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーをコントロールしていないかぎり、あなたは伝説のソーサリーを唱えることはできない。あなたが伝説のソーサリーを唱え始めた後は、伝説のクリーチャーや伝説のプレインズウォーカーのコントロールを失ったとしてもその呪文には影響がない。
*唱える上での制限以外には、ソーサリーが持つ「伝説の」の特殊タイプには特別なルールはない。1ターン中に伝説のソーサリーをいくつ唱えてもよい。また、デッキに伝説のカードが何枚入っていても構わない(ただし、同じ名前を持つカードは4枚以内である)。
#ソーサリーはパーマネントにはならないので、それが伝説性を持つことでレジェンド・ルールが適用されることはほぼない。無垢なフロアジャッジを試さないこと。
*** 新ルール用語:歴史的 / Histroic ***
#歴史的/Historic は、ゲーム上の用語である。
# ・「伝説の」の特殊タイプ
# ・「アーティファクト」のカード・タイプ
# ・「英雄譚」のエンチャント・タイプ
#のいずれかを持つカードを意味する。
#これが直感的でないのは、タイプ行全て(特殊タイプ、カードタイプ、サブタイプ)を見渡すからである。
*カードか呪文かパーマネントが歴史的であるとは、それが「伝説の」の特殊タイプか「アーティファクト」のカード・タイプか「英雄譚」のサブタイプを持っていることである。これらの特性を2つ以上持っていたとしても、そのオブジェクトが他の歴史的オブジェクトよりも歴史的であったり、追加の恩恵をもたらしたりすることはない。オブジェクトは歴史的であるかないか、どちらかである。
#忘れがちであるが、「伝説のソーサリー」は歴史的である。
*** ルール変更:ダメージをプレインズウォーカーに移し替えることはできない ***
以前は、戦闘ダメージでないダメージの移し替えが可能だった。これは、あなたがコントロールしている発生源が戦闘ダメージでないダメージを対戦相手に与えるなら、あなたは、代わりにその発生源がそのダメージをその対戦相手がコントロールしているプレインズウォーカー1体に与えることを選べるというものであった。『ドミナリア』セットの発売にあたり、このルールを削除する。
今まで「プレイヤー1人を対象」として一定のダメージを与えることになっていた多数のカードが、以下のような変更を受ける。
・「クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象」とすると書かれていた能力は「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象」とするように変更された。
・「プレイヤー1人を対象」とすると書かれていた能力は「プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象」とするように変更された。ただし、ダメージの量が、そのプレイヤーやプレイヤーがコントロールしているオブジェクトの情報を用いて計算される場合には、その能力は変更されず、新しいルールではダメージを与えられるのはプレイヤーのみになった。
・「対戦相手1人を対象」とすると書かれていた能力は「対戦相手1人かプレインズウォーカー1体を対象」とするように変更された。ただし、やはり上記と同様の例外がある。これらの呪文や能力では、あなたがコントロールしているプレインズウォーカーも対象にできる。
・対象とせずにダメージを与える能力は変更されていない。ただし、例外が1つある(《激情の薬瓶砕き》)。
これらの変更に加えて、他にも、ダメージを変更するような少数のカードも影響を受ける。特に、何かを対象として、それに与えられるダメージを軽減するような効果が、上記の方針の下で変更を受けた。
#説明スライドを作成しました。
https://docs.google.com/presentation/d/12yShpHhELmDNSamvOcms-7qNacvBCDcSpRfm047FsRg/edit?usp=sharing
#オラクルの変更は法則があるものの、かなりややこしく理解するには困難なので、オラクルを参照したほうが確実です。少なくとも、自分のデッキのカードは、何を対象にできるのかは把握しておいたほうがよいでしょう。
*呪文や能力で、対象にできるものの記載が省略されることがある。その場合に対象にできるのは、クリーチャーかプレインズウォーカーかプレイヤーである。(なお、日本語版では、対象にできるものに関する省略はしていない。)たとえば、英語版では、「any target」(日本語版では「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」)、「another target」(日本語版では「他のクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」)、「up to three targets」(日本語版では「クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤー合わせて最大3つを対象とする」)のような記載になる。カードや、クリーチャーでもプレインズウォーカーでもないパーマネントは、対象にできるものの記載が省略されている呪文や能力の対象にできない。
*このルール変更に関連して、700枚以上のカードが変更を受けた。すべての変更を含む、カードの現在のルール・テキストはhttp://Gatherer.Wizards.comで確認できる。
#「キッカー」、「マナ・プールの記載の削除」、「三人称単数theyの使用」、「『この呪文』という表現の使用」、「チェックランド」に関しては省略します。
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カード別注釈
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《悪意の騎士》
{1}{B}
クリーチャー ― 人間・騎士
2/2
先制攻撃
白からの呪禁(このクリーチャーは、対戦相手がコントロールしている白の呪文や能力の対象にならない。)
いずれかのプレイヤーが白のパーマネントをコントロールしているかぎり、悪意の騎士は+1/+0の修整を受ける。
*「[特性]からの呪禁」は、呪禁能力の変種である。「白からの呪禁」は、「このパーマネントは、対戦相手がコントロールしている白の呪文や対戦相手がコントロールしている白の発生源の能力の対象にならない。」を意味する。
#発生源を見ることに注意。
《悪魔王ベルゼンロック》
{4}{B}{B}
伝説のクリーチャー ― エルダー・デーモン
6/6
飛行、トランプル
悪魔王ベルゼンロックが戦場に出たとき、土地でないカードが追放されるまで、あなたのライブラリーの一番上からカードを1枚ずつ追放する。その後、そのカードをあなたの手札に加える。そのカードの点数で見たマナ・コストが4以上なら、この手順を繰り返す。悪魔王ベルゼンロックはあなたに、これによりあなたの手札に加えられたカード1枚につき1点のダメージを与える。
*この誘発型能力が解決された後は、あなたが点数で見たマナ・コストが3以下で土地でないカードを追放するか、この手順の実行中にカードをそれ以上追放できなくなるまでは、この能力の処理が続く。《悪魔王ベルゼンロック》の恩寵の受け取りを、勝手に中断することは許されない。
《アルガイヴ国家執事、ベイルド》
{2}{W}{W}
伝説のクリーチャー ― 人間・兵士
2/4
警戒
あなたやあなたがコントロールしているプレインズウォーカーを攻撃するクリーチャー1体につきそのコントローラーが{1}を支払わないかぎり、その攻撃はできない。
*双頭巨人戦では、クリーチャーがあなたのチームメイトやあなたのチームメイトがコントロールしているプレインズウォーカーを攻撃するためにマナを支払う必要はない。これは以前のルールからの変更点である。
#2HGではルールの変更があり、攻撃時にどちらのプレイヤーを攻撃するかを宣言するようになりました。詳しくは更新されたCRを参照してください。
《陰謀団の聖騎士》
{3}{B}
クリーチャー ― 人間・騎士
4/2
あなたが歴史的な呪文を唱えるたび、陰謀団の聖騎士は各対戦相手にそれぞれ12点のダメージを与える。(歴史的とは、アーティファクトと伝説と英雄譚のことである。)
#訂正# 「それぞれ1点のダメージを与える。」となっているが、これは誤りである。正しくは「それぞれ2点のダメージを与える。」である。
《艦の整備士、ティアナ》
{3}{R}{W}
伝説のクリーチャー ― 天使・工匠
3/3
飛行、先制攻撃
あなたがコントロールしているオーラか装備品が1つ戦場から墓地に置かれるたび、次の終了ステップの開始時に、あなたはそのカードをオーナーの手札に戻してもよい。
* 《艦の整備士、ティアナ》の最後の能力が誘発すると、遅延誘発型能力が生成される。それによってあなたは次の終了ステップにオーラか装備品を戻すことができる。遅延誘発型能力は、《艦の整備士、ティアナ》が次の終了ステップの前に戦場を離れたとしても誘発する。
#黒服の方々へ:これの誘発忘れの処理を考えよ。
《ケルドの戦呼び》
{1}{R}
クリーチャー ― 人間・戦士
2/2
ケルドの戦呼びが攻撃するたび、あなたがコントロールしている英雄譚1つを対象とし、それの上に伝承カウンターを1個置く。
*ブロック・クリーチャーが指定される前に、対象とした英雄譚の該当する章能力が誘発して解決される。
《減衰球》
{2}
アーティファクト
2点以上のマナを引き出す目的で土地が1つタップされるなら、それは他のタイプや点数の代わりに{C}を生み出す。
プレイヤーが各呪文を唱えるためのコストはそれぞれ、そのプレイヤーがこのターンに唱えた他の呪文1つにつき{1}多くなる。
*複数の置換効果が、あなたがコントロールしている能力が生み出すマナに影響を及ぼす場合、適用する効果を1つ選ぶ。その後で、他の効果が適用可能であるかどうかを決定する。1つの置換効果を、これにより同じイベントに2回以上適用することはできない。
#→《汚染/Contamination》など。
*《減衰球》の2つ目の能力は、そのターンに唱えられた呪文の数を数える。その呪文が唱えられた時点では《減衰球》が戦場に出ていなかったとしても数に入れる。たとえば、《減衰球》自身が、あなたがそのターンに唱えた3番目の呪文であったなら、あなたが次に唱える呪文のコストは{3}多くなる。
《孤独な王、グラン》
{4}{G}{G}
伝説のクリーチャー ― 類人猿・戦士
5/5
キッカー{3}(あなたはこの呪文を唱えるに際し、追加で{3}を支払ってもよい。)
孤独な王、グランがキッカーされていたなら、これは+1/+1カウンターが5個置かれた状態で戦場に出る。
孤独な王、グランが単独で攻撃するたび、ターン終了時まで、これのパワーとタフネスを2倍にする。
*何らかの効果にクリーチャーのパワーを「2倍にする」よう指示があるなら、それは「そのクリーチャーは+X/+0の修整を受ける。Xはそれのパワーに等しい。」を意味する。タフネスについても同様である。
#第7c種。
《最初の噴火》
{2}{R}
エンチャント ― 英雄譚
(この英雄譚が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンターを1個加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― 最初の噴火は、飛行を持たない各クリーチャーにそれぞれ1点のダメージを与える。
II ― {R}{R}を加える。
III ― 山1つを生け贄に捧げる。そうしたなら、最初の噴火は各クリーチャーにそれぞれ3点のダメージを与える。
*《最初の噴火》の最後の章能力の解決中、あなたは可能なら山1つを生け贄に捧げなければならない。複数の山を生け贄に捧げて与えるダメージを増やすようなことはできない。
《史学者の護法印》
{2}{U}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(パーマネント)
エンチャントされているパーマネントは呪禁を持つ。
エンチャントされているパーマネントが戦場を離れたとき、それが歴史的であった場合、カードを2枚引く。(歴史的とは、アーティファクトと伝説と英雄譚のことである。)
*あなたが《史学者の護法印》で対戦相手のパーマネントをエンチャントして、その対戦相手のパーマネントが呪禁を得たなら、そのプレイヤーは依然としてそのパーマネントを対象にできるが、あなたはそれを対象にできない。
《ジェラードの勝利》
{1}{W}
エンチャント ― 英雄譚
(この英雄譚が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンターを1個加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I, II ― あなたがコントロールしていて最大のパワーを持つクリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
III ― あなたがコントロールしていて最大のパワーを持つクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは飛行と先制攻撃と絆魂を得る。
*《ジェラードの勝利》の各章能力はそれぞれ、あなたがコントロールしているクリーチャーの中で最大のパワーを持つクリーチャーのうち1体を対象とする。その能力の解決前にあなたがコントロールしている他のクリーチャーのパワーが対象としたクリーチャーのパワーより大きくなったなら、その対象は不適正である。
《叙爵》
{2}{W}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受けるとともに先制攻撃を持ち、それの他のタイプに加えて騎士でもある。
*《叙爵》はすでに騎士であるクリーチャーもエンチャントできる。それは+2/+2の修整を受けるとともに先制攻撃を持つようになるが、騎士になることによる恩恵は受けない。
#「騎士・騎士」とはならない。
《セラからの翼》
{3}{W}
伝説のエンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは伝説であり、+1/+1の修整を受けるとともに飛行と警戒と絆魂を持つ。
*あなたが《セラからの翼》を2つコントロールしていて、それらがあなたがコントロールしていて同じ名前を持つ2体のクリーチャーにつけられている場合、「レジェンド・ルール」はエンチャントされているクリーチャーと《セラからの翼》に同時に適用される。あなたは、残す方のクリーチャーをエンチャントしている《セラからの翼》を残すことを選択できる。
#端的にいうと、《セラからの翼》がついたクリーチャーを1体残すことができる。
*あなたが同じ名前を持つパーマネントを2つコントロールしていて、そのうち一方のみが伝説であるなら、「レジェンド・ルール」は適用されない。
《多勢の兜》
{4}
伝説のアーティファクト ― 装備品
あなたのターンの戦闘の開始時に、装備しているクリーチャーが伝説であってもそのトークンは伝説ではないことを除き、装備しているクリーチャーのコピーであるトークンを1体生成する。そのトークンは速攻を得る。
装備{5}
#特定の特性をコピーしない効果。(CR706.9d)
*このトークンは伝説ではない。またこの例外規定はコピー可能である。後になって他の何かがこのトークンをコピーするなら、そのコピーも伝説ではない。あなたが同じ名前を持つパーマネントを2つ以上コントロールしていて、そのうち1つのみが伝説であるなら、「レジェンド・ルール」は適用されない。
*このトークンは永続的に速攻を得るが、この効果はコピー可能ではない。後になって他の何かがこのトークンをコピーするなら、そのコピーは速攻を持たない。
*《多勢の兜》の誘発型能力の解決前に装備しているクリーチャーが戦場を離れた場合や、装備しているクリーチャーが存在しない場合は、トークンは生成されない。しかし、《多勢の兜》が、それの誘発型能力がスタック上にある間に戦場を離れたなら、最後のときにそれを装備していたクリーチャーのトークンが生成される。そのクリーチャーも戦場を離れていたなら、それの最後の情報を用いて、生成するトークンの特性を決定する。
#誘発型能力の解決前に、
#「《多勢の兜》が戦場にあってあって装備しているクリーチャーがいない場合」=トークンは出ない。
#「《多勢の兜》が戦場を離れ、最後の状態はクリーチャーに装備されていた場合」=LKIで出る。
《チェイナーの苦悩》
{3}{B}
エンチャント ― 英雄譚
(この英雄譚が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンターを1個加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I, II ― チェイナーの苦悩は各対戦相手にそれぞれ2点のダメージを与え、あなたは2点のライフを得る。
III ― 黒のX/Xのナイトメア・ホラー・クリーチャー・トークンを1体生成する。Xはあなたのライフ総量の端数を切り上げた半分に等しい。それはあなたにX点のダメージを与える。
*《選定された行進》のような効果によって《チェイナーの苦悩》の最後の章能力でナイトメア・ホラー・トークンが2体生成される場合は、それぞれがあなたにX点のダメージを与える。
《転生するデアリガズ》
{4}{B}{R}{G}
伝説のクリーチャー ― ドラゴン
7/7
飛行、トランプル、速攻
転生するデアリガズが死亡するなら、代わりに、これを卵カウンターを3個置いた状態で追放する。
あなたのアップキープの開始時に、転生するデアリガズが卵カウンターが置かれた状態で追放されている場合、これの上から卵カウンターを1個取り除く。その後、転生するデアリガズの上に卵カウンターが置かれていないなら、これを戦場に戻す。
*他にも《転生するデアリガズ》が死亡するなら追放するという効果があるなら、あなたは《転生するデアリガズ》自身の効果を先に適用して、卵カウンターを3個置くことができる。
#→《マグマのしぶき/Magma Spray》など。
《でたらめな砲撃》
{5}{R}
エンチャント
でたらめな砲撃が戦場に出たとき、あなたがコントロールしておらずエンチャントでもないパーマネント4つを選び、それらの上に照準カウンターをそれぞれ1個置く。
あなたの終了ステップの開始時に、あなたがコントロールしていないパーマネント2つ以上の上に照準カウンターが置かれていた場合、それらのパーマネントのうち1つを無作為に選び、それを破壊する。
*照準カウンターは互いに区別しない。《でたらめな砲撃》は、照準カウンターが上に置かれていてあなたがコントロールしていないパーマネントであればどれでも破壊する可能性がある。そのカウンターがどのようにしてそこに置かれたのかは関係ない。たとえば、あなたや他の対戦相手が唱えた別の《でたらめな砲撃》によって置いた照準カウンターであっても関係ない。
*破壊不能を持ったパーマネントの上に照準カウンターが置かれている場合は、照準カウンターが置かれている他のパーマネントの中から、無作為に選んで破壊するパーマネントを選ばれなければならない。
《墓場波、ムルドローサ》
{3}{B}{G}{U}
伝説のクリーチャー ― エレメンタル・アバター
6/6
あなたの各ターンの間、あなたはあなたの墓地から各パーマネント・タイプのパーマネント・カードをそれぞれ最大1枚プレイしてもよい。(カード1枚が複数のパーマネント・タイプを持っているなら、それをプレイするに際し、1つを選ぶ。)
*たとえば、アーティファクト・クリーチャー・カード1枚をアーティファクト・カードとして唱え、別のアーティファクト・クリーチャー・カードをクリーチャー・カードとして唱えることができる。
*カードを墓地からプレイできるという効果が複数ある場合(たとえば、《ギサとゲラルフ》と《幽霊の酋長、カラドール》がある場合)は、それによりカードをプレイし始める際に、どの効果の許諾によりプレイするのかを宣言しなければならない。
《ハルシオンの目撃者、エヴラ》
{4}{W}{W}
伝説のクリーチャー ― アバター
4/4
絆魂
{4}:あなたのライフ総量とハルシオンの目撃者、エヴラのパワーを交換する。
*《ハルシオンの目撃者、エヴラ》が、その起動型能力の解決時に戦場になかったなら、交換は起こらず、この能力は何もしない。しかし、《ハルシオンの目撃者、エヴラ》が戦場にありパワーが0以下であった場合は、交換が起きてあなたはゲームに敗北する。
《ファイアソングとサンスピーカー》(ボックス購入特典キャンペーン限定プロモカード)
{4}{R}{W}
伝説のクリーチャー ― ミノタウルス・クレリック
4/6
あなたがコントロールしていて赤でありインスタントかソーサリーである呪文は絆魂を持つ。
白でありインスタントかソーサリーである呪文によりあなたがライフを得るたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ファイアソングとサンスピーカーはそれに3点のダメージを与える。
*呪文によりあなたがライフを得るとは、その呪文のコストや効果によってあなたがライフを得ることを指示されるか、呪文のコストや効果が置換効果によって変更されて変更後のイベントがあなたがライフを得ることを含んでいたことである。呪文のコストや効果によって、あなたがコントロールしていて絆魂を持つ発生源にダメージを与えるように指示があった場合も、その呪文によりライフを得ることになる。
*白でありインスタントかソーサリーである呪文であれば、あなたがコントロールしていないものによってあなたがライフを得た場合も、《ファイアソングとサンスピーカー》の最後の能力は誘発する。
*あなたがコントロールしていて赤であり白である呪文がダメージを与え、それと別にあなたがライフを得るという指示もある場合には、《ファイアソングとサンスピーカー》の最後の能力は2回誘発する。
《マーフォークのペテン師》
{U}{U}
クリーチャー ― マーフォーク・ウィザード
2/2
瞬速
マーフォークのペテン師が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。ターン終了時まで、それは能力をすべて失う。
#0/0で能力により修整を得ているクリーチャーは、これによって能力を失うと0/0になって墓地に置かれる。
*対象としたクリーチャーのパワーとタフネスが「*/*」という形で書かれていて、それがパワーとタフネスを決める能力を持っている場合には、それがすべての能力を失うと0/0になる。それのパワーとタフネスが「*/*+1」という形で書かれていれば0/1になる。以下同様。
《モックス・アンバー》
{0}
伝説のアーティファクト
{T}:あなたがコントロールしている伝説のクリーチャーとプレインズウォーカーの中の好きな色1色のマナ1点を加える。
あなたがコントロールしている伝説のクリーチャーやプレインズウォーカーがすべて無色であるなら、《モックス・アンバー》の能力を起動することはできるが、それによりあなたがマナを加えることはない。無色は色ではない。
《刃の翼ヴェリックス》
{2}{R}{R}
伝説のクリーチャー ― ドラゴン
4/4
キッカー{3}(あなたはこの呪文を唱えるに際し、追加で{3}を支払ってもよい。)
飛行
刃の翼ヴェリックスが戦場に出たとき、これがキッカーされていた場合、「刃の翼カロックス」という名前で飛行を持つ赤の4/4の伝説のドラゴン・クリーチャー・トークンを1体生成する。
*《刃の翼ヴェリックス》の英語版では、伝説のトークンを生成する新しいテンプレートが使用されており、「create Karox Bladewing, a legendary 4/4 red Dragon creature token with flying」と記載されている。これは「create a legendary 4/4 red Dragon creature token with flying named Karox Bladewing」という文章と機能的に同一である。
《リッチの熟達》
{3}{B}{B}{B}
伝説のエンチャント
呪禁
あなたはこのゲームに敗北できない。
あなたがライフを得るたび、その点数に等しい枚数のカードを引く。
あなたがライフを失うたび、あなたが失ったライフ1点につき、あなたがコントロールしているパーマネント1つか、あなたの手札か墓地からカード1枚を、追放する。
リッチの熟達が戦場を離れたとき、あなたはこのゲームに敗北する。
*あなたがゲームに敗北できない間も、効果にそう記されているなら、対戦相手は依然としてゲームに勝利できる。
#→《副陽の接近/Approach of the Second Sun》
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