「アモンケット」のリリースノートが発表されています。

http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/amonkhet-release-notes-2017-04-14

いつものように、ざっくり紹介。

以下はリリースノート全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docxでダウンロードできます。

既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。

参考にしたのは 2017/02/09 版です。文章は以後アップデートされる可能性があります。


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製品情報
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アモンケット 公式発売日:2017年4月28日

プレリリース・イベント:2017年4月22日・23日
発売記念ウィークエンド:2017年4月28日~4月30日
ゲームデー:2017年5月20日・21日

セットレアリティー内訳:コモン101、アンコモン80、レア53、神話レア15、基本土地20の計184種。
これとは別に、『アモンケット』プレインズウォーカーデッキおよび『アモンケット』デッキビルダーセットの一部としてのみ提供される18枚からなる。

2017年4月28日(金)より、構築戦で霊気紛争が使用可能です。
これにより、スタンダードで使用できるセットは以下のようになります。。

 戦乱のゼンディカー、ゲートウォッチの誓い
 イニストラードを覆う影、異界月
 カラデシュ、霊気紛争
 アモンケット

次回禁止改訂は4月24日(月)(現地時間)です。

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一般注釈
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** Masterpiece Series:Amonkhet Invocations **

以前の"Zendiker Expeditions" のように、過去に収録されていたカードからいくつかのカードがフィーチャーされ、特殊な枠で収められている。

*「Amonkhet Invocations」セットには54枚のカードがある。このうち最初の30枚は『アモンケット』ブースターパックに入っている。残りの24枚は『破滅の刻』ブースターパックに入る予定である。「Amonkhet Invocations」のカードには、それに固有のエキスパンション・シンボルが記されている。

*ブースターパックに入っている「Amonkhet Invocations」のカードは、そのブースターパックを用いるすべてのリミテッドのイベントで使用できる。シールドデッキのイベントでは、これらのカードはあなたのカードプールの一部である。ブースタードラフトのイベントでは、これらのカードはドラフトしてカードプールに加える必要がある。

*しかし構築フォーマットでは、「Amonkhet Invocations」のカードは、これらのカードがもともと使用可能でないかぎり使用できない。『アモンケット』や『破滅の刻』のブースターパックに入っているからといって、それらのカードがスタンダードで使用できるようになるわけではない。

*どの言語版のブースターパックでも、「Amonkhet Invocations」のカードはプレミアム版の英語版カードである。

*「Amonkhet Invocations」のカードは極めてレアである。あなたが開けたパックに入っていたら、実に運がいい!

** 新キーワード能力:不朽/Embalm **


702.127. 不朽/Embalm

702.127a 不朽は、不朽を持つカードが墓地にある間に作用する起動型能力である。「不朽[コスト]/Embalm [cost]」とは、「[コスト], このカードをあなたの墓地から追放する:白であり、マナ・コストを持たず、これの他のタイプに加えてゾンビであることを除き、このカードのコピーであるトークンを1体生成する。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できる。」を意味する。

702.127b トークンが「不朽を行われる/embalmed」とは、それが不朽能力の解決により生成されることである。


*不朽を持つ各カードには、それぞれそれに対応したゲーム用品のトークンがある。それは『アモンケット』ブースターパックに入っていることがある。これらのゲーム用品は、不朽を持つカードを使用する際に必要不可欠というわけではない。あなたは、不朽を行われたトークンを表すために他のトークンと同様のものを使用できる。

#混乱を避けるために、墓地のカードをそのまま不朽したトークンとして使うのは、カジュアルな場所でない限りは推奨しない。見分けがつくように、ブースターパックに封入されているチットを使用しても良い。指摘された際に、本来そのオブジェクトは何で、本来のカードは何処にあるかを明確にできているようにしておくこと。

*不朽を持つカードに対応したトークン・カードには不朽は書かれていないが、これは起動できる状況がありえないことを鑑み、混乱を避けるためである。同様に、注釈文には「不朽を持たない」と書かれているが、これはトークン・カードとの不整合を防ぐためである。

#実際のCRを読めばわかるが、出て来るトークンはいくつかの例外を除き、単なるコピーとして出る。コピー可能な特性に不朽能力も含まれているので、本来は出て来るトークンも不朽を持つ。

#ただ、トークンがもつこの不朽能力が問題視されることはほとんどなく、そのようなことを気にする場合(といってもなかなかないだろうが)は、ジャッジを呼ぶなどして対応をしてもらうほうがよい。


** 新キーワード処理:督励する/Exert **


701.37. 督励する/Exert

701.37a パーマネントを督励するとは、「それは、あなたの次のアンタップ・ステップにアンタップしない」を選ぶことである。

701.37b タップされていないパーマネントや、あるターンにすでに督励されているパーマネントでも督励できる。あなたが、あなたの次のアンタップ・ステップになる前にパーマネント1つを複数回督励したなら、それがアンタップしないという各効果はすべて同一のアンタップ・ステップ中に消滅する。

701.37c 戦場にないオブジェクトを督励することはできない。


#読みは「とくれい」。

*『アモンケット』セットに入っている、クリーチャーを督励するというカードはどれも、それを攻撃クリーチャーとして指定する際にそれを督励する。戦闘の後の段階で督励することはできない。攻撃している状態で戦場に出たクリーチャーを督励することもできない。攻撃クリーチャーを督励することで誘発する能力は、すべてブロック・クリーチャーが指定される前に解決する。

#言い換えると、督励するかどうかの選択自体に割り込むことはできない。一方、「督励したとき~」という誘発型能力に対しては、対応ができる。例えば、《栄光半ばの修練者》のように、督励を行ってP/Tが増えるようなクリーチャーは、「督励したとき~」という誘発型能力が解決されて始めてその修整を得る。督励した瞬間にそうなるのではない。

*何らかの効果によって許可されないかぎり、あなたはクリーチャーを督励できない。クリーチャーを「タップしてそのままにする」ような督励と類似の効果(たとえば《判断麻痺》の効果)は、そのクリーチャーを督励するわけではない。



** 新メカニズム:余波分割カード/Aftermath split-cards **

702.126. 余波/Aftermath

702.126a 余波はいくつかの分割カード(rule 708〔分割カード〕参照)に見られる能力である。これは3つの常在型能力を表す。「余波/Aftermath」は、「あなたはあなたの墓地からこの分割カードのこの半分を唱えてもよい。」と「墓地以外の領域からこの分割カードのこの半分を唱えることはできない。」と「この呪文が墓地から唱えられていたなら、それがスタックを離れるならいつでも、それを他の領域に置く代わりにそれを追放する。」を意味する。


#余波によるルールの追加以外は、これまでの分割カードと同じ挙動を示す。しかし、分割カードに関しては大きい機能変更が一つある。(後述)

*余波を持つ分割カードは新しい枠を持つ。あなたの手札から唱えることができる半分は、あなたの手札から唱える他のカードと同じ向き、あなたの墓地から唱える半分は、従来の分割カードと同じ向きになっている。この枠は利便性のためであり、ルール上の意味はない。

*分割カードはすべて、1枚のカードに2つのオモテがある。あなたは分割カードのあなたが唱える半分のみをスタックに置く。呪文がスタック上にある間は、カードのあなたが唱えなかった半分の特性は無視する。たとえば、何らかの効果によってあなたが緑の呪文を唱えられないとしても、あなたは《天導》を唱えることができる。

分割カードの特性は、それがスタックにない間は、それの半分2つの組み合わせである。たとえば《天導+先導》は、緑でも黒でもあるカードであり、インスタント・カードでありソーサリー・カードでもある。それの点数で見たマナ・コストは6である。つまり、あなたの手札から点数で見たマナ・コストが2であるカードを唱えられるという効果により、《天導》を唱えることはできない。これは分割カードに関する以前のルールからの変更点である。

#分割カード自体の機能変更がこれである。アモンケットの余波分割のみならず、これまでに収録された過去の分割カードも同様である。例えば、《唯々/諾々》は、スタックにない間、
  色: 白でも青でも緑でもある。
  マナ・コスト: {4}{W}{U}{U}{G} (CMC: 8)
となる。もう「2マナ以下の呪文を唱えても良い」という効果では唱えることはできない。

#インスタントでもソーサリーでもあるという同一のオブジェクトはおそらく初である。
#ただ、我々はすでにアーティファクト・クリーチャーというものをたくさん見ているはずなので、特に動揺はしない。

** 再録キーワード能力:サイクリング **

#特にサイクリング自体のルーリングが変更されたわけではない。

*サイクリングを持つカードの中には、あなたがそれをサイクリングしたときに誘発する能力を持つものがある。あなたがカードを1枚サイクリングするたびに誘発する能力を持つカードもある。これらの誘発型能力は、サイクリングの能力によりあなたがカードを引く前に解決される。


** 再録テーマ:-1/-1カウンター **

*パーマネント1つの上に+1/+1カウンター1個以上と-1/-1カウンター1個以上が置かれているなら、+1/+1カウンターと-1/-1カウンター1個ずつを組にして、それらの組をできるだけ多く取り除く。これは状況起因処理として行う。

*効果の中には、どのプレイヤーがオブジェクトの上にカウンターを置くのかを見るものがある。《媒介者の修練者》の能力のように、ほとんどの呪文や能力は、暗黙の「あなた」として、それのコントローラーがカウンターを置くように指示する。カウンターが置かれた状態で戦場に出るオブジェクトは、それのコントローラーがその上にカウンターを置く。

#以前は配置する/Placedという語が使用されていたが、現在は 置く/putという語が使用されている。カウンターを伴って戦場に出るオブジェクトにも、カウンターは置かれて/put いる。

** セットのテーマ:カードを捨てたときに誘発する能力 **


《ヘクマの歩哨》
{2}{U}
クリーチャー ― 人間・クレリック
2/3
あなたがカードを1枚サイクリングするか捨てるたび、ターン終了時まで、ヘクマの歩哨は+1/+1の修整を受ける。


*あなたがカードを1枚「サイクリングするか捨てる」たびに誘発する能力は、あなたがカードをサイクリングしたときに、1回のみ誘発する。「あなたがカードを1枚捨てるたび」という能力は、この能力と同一の機能である。サイクリングは明確化のために言及しているに過ぎない。

#サイクリングしたときにも誘発することを強調しているにすぎない。現状、挙動的には「カードを捨てるたび」と何も変わらない。

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カード別注釈
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《新たな視点》
{5}{U}
エンチャント
新たな視点が戦場に出たとき、カードを3枚引く。
あなたの手札に7枚以上のカードがあるかぎり、あなたはサイクリング・コストを支払うのではなく{0}を支払ってもよい。


*あなたが7枚以上のカードを手札に持っているかどうかを判定するときには、あなたがサイクリングしようとしているカードも数に入れる。

#つまり、手札がピッタリ7枚で、そのうち1枚をサイクリングしようとしても、コストは{0}になる。


《戦炎の投槍手》
{3}{R}
クリーチャー ― ミノタウルス・戦士
2/3
戦炎の投槍手が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。戦炎の投槍手はそれにX点のダメージを与える。Xはあなたの墓地にあるインスタントかソーサリーであるカードの総数に等しい。


*分割カードは、《戦炎の投槍手》の能力で1枚分として扱う。それがインスタントでありソーサリーであるとしても1枚である。

#「インスタントかソーサリーであるカードの総数」というテキストを持つ他のカードでも同様に機能する。


《栄光の神バントゥ》
{2}{B}
伝説のクリーチャー ― 神
4/6
威迫、破壊不能
このターンにクリーチャーがあなたのコントロール下で死亡していないかぎり、栄光の神バントゥでは攻撃したりブロックしたりできない。
{1}{B}, 他のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:占術1を行う。各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。


*死亡したクリーチャーすでにオーナーの墓地になくなっていても、《栄光の神バントゥ》の戦闘の制限の条件は満たされたままである。

#少し意味が取れないので改善版。
*クリーチャーが死亡したその後で、オーナーの墓地からなくなっていても、《栄光の神バントゥ》の戦闘の制限の条件は満たされたままである。


《栄光の幕切れ》
{2}{R}
インスタント
ターンを終了する。
次のあなたの終了ステップの開始時に、あなたはこのゲームに敗北する。


#「ターンを終了する」に関してはCR715を参照すること。

*これにより「ターンを終了する」と、以下のことがこの順に起きる。1)スタック上にある呪文や能力をすべて追放する。打ち消されない呪文や能力も追放する。2)攻撃クリーチャーやブロック・クリーチャーがあれば、それらを戦闘から取り除く。3)状況起因処理をチェックする。どのプレイヤーも優先権を得ることはなく、誘発型能力はスタックに置かない。4)現在のフェイズやステップが終了する。直接、クリンナップ・ステップまで飛ばす。5)クリンナップ・ステップをすべて処理する。

*この手順中に何らかの誘発型能力が誘発したなら、それはクリンナップ・ステップの間にスタックに置かれる。その場合には、プレイヤーは呪文を唱えたり能力を起動したりする機会があり、その後、ターンが終了する前にクリンナップ・ステップをもう1つ加える。

#《栄光の幕切れ》の解決中にターンを終了する処理が行われる。つまり、《栄光の幕切れ》自体はスタックから追放される。墓地に置かれはしない。

《活力の模範》
{1}{G}
クリーチャー ― 人間・戦士
4/4
活力の模範が戦場に出たとき、あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それの上に-1/-1カウンターを3個置く。
活力の模範が攻撃するたび、これの上から-1/-1カウンターを1個取り除く。そうしたなら、あなたは1点のライフを得る。


*《活力の模範》が、その2つ目の誘発型能力に対応して戦場を離れたなら、あなたはこれの上からカウンターを取り除くことはできず、あなたは1点のライフを得ない。

《ギデオンの介入》
{2}{W}{W}
エンチャント
ギデオンの介入が戦場に出るに際し、カード名1つを選ぶ。
対戦相手は選ばれた名前を持つ呪文を唱えられない。
選ばれた名前を持つ発生源からあなたとあなたがコントロールするパーマネントに与えられるダメージをすべて軽減する。


*あなたは土地・カードの名前を選んでもよい。(土地は唱えられるわけではないので、)その名前を持つカードがプレイできなくなることはないが、それがあなたとあなたのパーマネントに与えるダメージは軽減される。

*あなたが分割カードの名前を選ぶなら、あなたは名前1つを選ぶ。両方ではない。たとえば、あなたは「腹背」か「面従」という名前を選べるが、「腹背+面従」を選ぶことはできない。対戦相手はあなたが選ばなかった方の半分を唱えられる。

*あなたはカードの名前を選ばなくてはならない。トークンの名前ではない。たとえば、「ゾンビ」や「ラガバン」を選ぶことはできない。ただし、トークンがカードと同じ名前を持つ(たとえば、不朽によるクリーチャー・トークン)なら、あなたはそれを選べる。

《死者の番人》
{2}
アーティファクト・クリーチャー ― 猫
2/2
死者の番人を追放する:各対戦相手はそれぞれ自分の墓地にあるカード2枚を選び、残りを追放する。


*この能力の解決時に、現在のターンを進行しているプレイヤー(そのプレイヤーが対戦相手である場合)が自分の墓地にあるカード2枚を選び、続いてターン順に他の各対戦相手も同様に処理し、その後墓地にあるその他のカードをすべて同時に追放する。各プレイヤーは、自分よりも先に選んだプレイヤーが選んだカードを知ることになる。


《生類の侍臣》
{3}{G}
クリーチャー ― ナーガ・クレリック
3/4
あなたはあなたのライブラリーの一番上のカードを見てもよい。(これはいつでも行ってよい。)
あなたのライブラリーの一番上のカードがクリーチャー・カードであるなら、あなたはそれを唱えてもよい。
あなたは、クリーチャー・呪文を唱えるために、任意のマナを望むタイプのマナであるかのように支払ってもよい。


*《生類の侍臣》により、あなたはいつでも、あなたに優先権がなくても、あなたのライブラリーの一番上のカードを見ることができる(詳しくは後述するが、これには制限が1つある)。この処理はスタックを用いない。そのカードが何であるかを知ることは、あなたがあなたの手札にあるカードを見ることができるのと同様に、あなたが利用できる情報の一部となる。

*あなたのライブラリーの一番上のカードが、呪文を唱えたり能力を起動したりする間に変わるなら、あなたは、その呪文を唱えたり能力を起動したりする手順が終わるまで、新たな一番上のカードを見ることができない。つまり、あなたがあなたのライブラリーの一番上のカードを唱えるなら、その呪文のコストを支払い終えるまで、あなたは次のカードを見ることはできない。


《試練に臨むギデオン》
{1}{W}{W}
プレインズウォーカー ― ギデオン

+1:パーマネント1つを対象とする。あなたの次のターンまで、それが与えるダメージをすべて軽減する。
0:ターン終了時まで、試練に臨むギデオンは破壊不能を持つ4/4の人間・兵士・クリーチャーになる。これはプレインズウォーカーでもある。このターン、これに与えられるダメージをすべて軽減する。
0:あなたは「あなたがギデオン・プレインズウォーカーをコントロールしているかぎり、あなたはこのゲームに敗北できず、対戦相手はこのゲームに勝利できない。」を持つ紋章を得る。


*《試練に臨むギデオン》の紋章の効果が有効な間は、いかなるゲームの効果によっても、あなたはこのゲームに敗北せず、対戦相手はこのゲームに勝利しない。ライフが0点以下でも、ライブラリーが空である間にカードを引くことになっても、毒カウンターを10個以上持っていても、《栄光の幕切れ》を使っても、対戦相手が2つ目の《副陽の接近》を唱えても、他のどのような効果でも関係ない。あなたはプレイを続ける。

*あなたが、他の事情によりゲームに敗北することはある。あなたが投了したり、認定イベントでDCIの規定に違反し【ゲームの敗北】や【マッチの敗北】の懲罰を与えられたり、Magic Onlineであなたのgame clockが時間切れになったりしたなら、あなたはゲームに敗北することになる。

《心臓貫きのマンティコア》
{2}{R}{R}
クリーチャー ― マンティコア
4/3
心臓貫きのマンティコアが戦場に出たとき、あなたは他のクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたとき、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。心臓貫きのマンティコアはそれに、その生け贄に捧げたクリーチャーのパワーに等しい点数のダメージを与える。
不朽{5}{R}


#誘発型能力のなかに誘発型能力が内包されている。

*《心臓貫きのマンティコア》では新しい形の誘発型能力を採用している。これが戦場に出たとき、対象を取らない誘発型能力がスタックに置かれる。その能力の解決中に、あなたはクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、2つ目の能力が誘発し、あなたは、ダメージを与えるクリーチャーかプレイヤーを対象として選ぶ。これは、他の「そうしたなら」と書かれている能力とは異なる。つまり、クリーチャーを生け贄に捧げる前に、プレイヤーは呪文を唱えたり能力を起動したりできる。さらに、クリーチャーが生け贄に捧げられた後ダメージが与えられる前にも、プレイヤーは呪文を唱えたり能力を起動したりできる。


《葬送の影》
{1}{B}
インスタント
あなたの墓地にある、あなたがこのターンにサイクリングしたか捨てたカードをすべてあなたの手札に戻す。


*あなたがマッドネスを持つカードを捨てて、それを唱えなかったなら、《葬送の影》はそれをあなたの墓地に見つける。あなたがそのカードを唱えたなら、《葬送の影》はそれをあなたの墓地に見つけない。

#このマッドネスに関する領域移動に関しては、現行CRで説明がつかない。CR更新の際に触れられるそうなので、とりあえずはリリースノート通りに扱うことが望ましい。

《損魂魔道士》
{R}
クリーチャー ― 人間・ウィザード
1/2
果敢
あなたがコントロールする発生源が対戦相手がコントロールするクリーチャーに戦闘ダメージでないダメージを与えるなら、代わりにその点数に等しい数の-1/-1カウンターをそのクリーチャーの上に置く。


*軽減効果や置換効果が複数、同じダメージに適用されるなら、ダメージが与えられるクリーチャーのコントローラーが、それらの効果を適用する順番を選ぶ。たとえば、対戦相手は、《デジェルの決意》の効果を適用してダメージを軽減し、そのクリーチャーの上に-1/-1カウンターを置かないようにすることを選べる。対戦相手は、《嘲笑》によってダメージが2倍になる前にそのダメージを-1/-1カウンターに置換し、《嘲笑》の効果が適用されないようにすることも選べる。


《多面相の侍臣》
{2}{U}{U}
クリーチャー ― 多相の戦士・クレリック
0/0
多面相の侍臣が不朽を行われていたなら、あなたはそのトークンを、マナ・コストを持たず、白であり、それの他のタイプに加えてゾンビであることを除き、戦場にある他のクリーチャー1体のコピーとして戦場に出してもよい。そうでないなら、あなたはこれを戦場にある他のクリーチャー1体のコピーとして戦場に出しても良い。
不朽{3}{U}{U}


#リリースノートにかかれているカードテキストは、実際に印刷されているテキストと異なる。印刷されている方が正しい。

#不朽を持つ《クローン》と考えて良い。不朽能力によりトークンを出すなら、コピー可能な値とそれ以外の特性をチェックすること。

《超常的耐久力》
{B}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+2/+0の修整を受けるとともに「このクリーチャーが死亡したとき、これをオーナーのコントロール下でタップ状態で戦場に戻す。」を得る。


#修整と能力を得るのは共にこのターンのみである。能力をいつまでも得るわけではない。


《腹背》
{1}{U}
インスタント
呪文1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
//
《面従》
{W}
ソーサリー
余波(この呪文はあなたの墓地からのみ唱えられる。その後、これを追放する。)
カード名1つを選ぶ。あなたの次のターンまで、対戦相手は選ばれた名前を持つ呪文を唱えられない。


*あなたが分割カードの名前を選ぶなら、あなたは名前1つを選ぶ。両方ではない。たとえば、あなたは「腹背」か「面従」という名前を選べるが、「腹背+面従」を選ぶことはできない。対戦相手はあなたが選ばなかった方の半分を唱えられる。

《副陽の接近》
{6}{W}
ソーサリー
副陽の接近があなたの手札から唱えられ、かつ、あなたがこのゲームで「副陽の接近」という名前の他の呪文を唱えていたなら、あなたはこのゲームに勝利する。そうでないなら、副陽の接近をオーナーのライブラリーの一番上から7枚目に置き、あなたは7点のライフを得る。


*あなたが唱える2つ目の《副陽の接近》は、あなたの手札から唱える必要がある。1つ目はどこから唱えていてもよい。

#リリースノートのこの部分はわかりづらいので改善案。
*《副陽の接近》により勝利する目的で、あなたが2つ目の《副陽の接近》唱えるならば、あなたの手札から唱える必要がある。1つ目はどこから唱えていてもよい。

《黙考の時間》
{W}
インスタント
このターンにゾンビをブロックしたかゾンビにブロックされたクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。


*《黙考の時間》は、その時点でゾンビをブロックしているクリーチャーやゾンビにブロックされているクリーチャーも、このターン、それ以前にゾンビをブロックしたかゾンビにブロックされたものも、対象とすることができる。

*《黙考の時間》は、対象としたクリーチャーをブロックしたか対象としたクリーチャーにブロックされた状態になった瞬間に、その相手のクリーチャーがゾンビであったかどうかを見る。そのゾンビがゾンビでないクリーチャーになっていたり、戦場を離れていたりしても、《黙考の時間》はそのクリーチャーを対象とすることができる。

#過去の状態も見て、適正な対象であるかどうかを判断する。


《猶予の侍臣》
{2}{W}
クリーチャー ― 人間・クレリック
2/2
瞬速
猶予の侍臣が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。このターンにそれが攻撃していたかブロックしていたなら、あなたはそれを追放してもよい。次の終了ステップの開始時に、そのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。


#《黙考の時間》と異なり、これはどのクリーチャーでも対象に取れる。


《予言により》
{2}{U}
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、予言によりの上に時間カウンターを1個置く。
毎ターン1回、あなたは点数で見たマナ・コストがX以下の呪文を、それのマナ・コストではなく{0}を支払って唱えてもよい。Xは予言によりの上に置かれている時間カウンターの総数に等しい。


#代替コストを使用して唱えることができるようになる。本来のマナ・コストが支払えないものであっても、条件を満たせば代替コストで支払って唱えることができる。

*あなたがカードを{0}の代替コストで唱えるときには、現出コストのような他の代替コストを支払うことはできない。しかし、追加コストを支払うことはできる。そのカードに、《苦しめる声》にあるような唱えるために必要な追加コストがあるなら、そのカードを唱えるにはそれを支払わなければならない。

*分割カードを唱えるなら、あなたが唱える半分の点数で見たマナ・コストのみを、《予言により》の上に置かれた時間カウンターの総数と比較する。

*カードのマナ・コストにXが含まれるなら、Xを含まない他のコストでそれを唱えるときには、Xの値として0を選ばなければならない。たとえば、《予言により》の上に時間カウンターが5個置かれていて、あなたがその効果により《明日からの引き寄せ》を唱えることを選んだなら、Xの値は0である。Xが2だとすると、その呪文の点数で見たマナ・コストは4になるが、それでもそうすることはできない。

*あなたが《予言により》を複数コントロールしているなら、それら1つにつき呪文1つを、{0}を支払って唱えてもよい。

*同じ名前を持つカウンターはすべて、その名前を持つ他のカウンターと区別できない。『時のらせん』ブロックの時間カウンターに関係するカードは《予言により》にも関係する。

《来世への門》
{3}
アーティファクト
あなたがコントロールするトークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、あなたは1点のライフを得る。その後あなたはカードを1枚引いてもよい。そうしたなら、カード1枚を捨てる。
{2}, {T}, 来世への門を生け贄に捧げる:あなたの墓地やあなたの手札やあなたのライブラリーから「王神の贈り物」という名前のカード1枚を探し、それを戦場に出す。これによりあなたのライブラリーからカードを探したなら、あなたのライブラリーを切り直す。この能力は、あなたの墓地にクリーチャー・カードが6枚以上あるときにのみ起動できる。


*このセットには「王神の贈り物」という名前のカードは含まれない。今後発売される『破滅の刻』セットで、あなたがそれを受け取るにふさわしいと示すことになるかもしれない。


《療治の侍臣》
{1}{W}
クリーチャー ― 人間・クレリック
2/1
あなたがコントロールするクリーチャーの上に-1/-1カウンターが1個以上置かれるなら、代わりに、その数から1を引いた個数の-1/-1カウンターをそれの上に置く。


*「あなたがコントロールするクリーチャーの上に置かれる」は、-1/-1カウンターが置かれた状態でクリーチャーが戦場に出ることも含む。あなたが《療治の侍臣》をコントロールしている間に、-1/-1カウンターがいくつか置かれた状態でクリーチャーが戦場に出るなら、それはその数から1を引いた個数のカウンターが置かれた状態で戦場に出る。

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コメント

nophoto
とおりすがり
2017年4月21日20:20

そういえば葬送の影を見て思ったのですがそもそもCRには
「領域を移動したオブジェクトは、以前の状態の記憶を失い、
 以前の状態と関係のない新しいオブジェクトになる」
というルールがあったはずなのでマッドネス云々関係無く
墓地にあるカードが「そのターンに捨てられたかどうかという状態」は
記憶していないと思うのですが、これは私の理解が間違っていて
墓地にあるカードはそれがどのようにして墓地に行ったのか記憶しているし
プレイヤーは覚えておかないといけないということなのでしょうか?

いや、もし墓地のカードがどのようにして墓地に行ったか
記憶していなかいならばそもそもこのカードはそのターンに
どれだけカードを捨てた後に唱えても1枚も回収できないという
不思議なカードになってしまうので私のCRの解釈が間違っている
とは思うのですが

testing
2017年4月25日8:43

カード自体にそれが「捨てられた」かどうかの記憶はありませんが、ゲームはそれが捨てられたことを見ています。(もちろんプレイヤーも)
従ってあるオブジェクトがこのターン捨てられたかどうかは、そのオブジェクトが今は墓地にあってその直前は手札にあったことをゲームが参照できればよいのです。
マッドネスに関する手続きだけはリリースノートの内容をCRだけで説明はできません。ただ、これはルールマネージャーであるMattがツイッターでCRの変更があることを示唆しています。

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