「霊気紛争」のリリースノートが発表されています。

http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/aether-revolt-release-notes-2017-01-06

いつものように、ざっくり紹介。

以下はリリースノート全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docxでダウンロードできます。

既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。

参考にしたのは 2016/11/28 版です。文章は以後アップデートされる可能性があります。


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製品情報
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霊気紛争 公式発売日:2017年1月20日

プレリリース・イベント:2017年1月14日・15日
発売記念ウィークエンド:2017年1月20日~1月22日
ゲームデー:2017年2月11日・12日

セットレアリティー内訳:コモン70、アンコモン60、レア42、神話レア12の計184種。


2017年1月20日(金)より、構築戦で霊気紛争が使用可能です。
これにより、スタンダードで使用できるセットは以下のようになります。。

 戦乱のゼンディカー、ゲートウォッチの誓い
 イニストラードを覆う影、異界月
 カラデシュ、霊気紛争

また、スタンダードとモダン構築戦では、禁止カードが更新されています。詳しくは以下を参照。

http://mtg-jp.com/publicity/0018224/


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一般注釈
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** Masterpiece Series: Kaladesh Inventions **

以前の"Zendiker Expeditions" のように、過去に収録されていたカードから、アーティファクトがフィーチャーされ、特殊な金線細工の枠で収められている。

*「Kaladesh Inventions」セットには54枚のカードがある。このうち最初の30枚は『カラデシュ』ブースターパックに入っている。24枚は『霊気紛争』ブースターパックに封入されている。「Kaladesh Inventions」のカードには、それに固有のエキスパンション・シンボルが記されている。

*ブースターパックに入っている「Kaladesh Inventions」のカードは、そのブースターパックを用いるすべてのリミテッドのイベントで使用できる。シールドデッキのイベントでは、これらのカードはあなたのカードプールの一部である。ブースタードラフトのイベントでは、これらのカードはドラフトしてカードプールに加える必要がある。

*しかし構築フォーマットでは、「Kaladesh Inventions」のカードは、これらのカードがもともと使用可能でないかぎり使用できない。『カラデシュ』や『霊気紛争』のブースターパックに入っているからといって、それらのカードがスタンダードで使用できるようになるわけではない。

*どの言語版のブースターパックでも、「Kaladesh Inventions」のカードはプレミアム版の英語版カードである。

*「Kaladesh Inventions」のカードは極めてレアである。あなたが開けたパックに入っていたら、実に運がいい!

** 新キーワード:即席/Improvise **

702.125.即席

702.125a 即席は、即席を持つ呪文がスタック上にある間に作用する常在型能力である。「即席」は「この呪文の総コストに含まれる不特定マナ1点につき、あなたはそのマナを支払うのではなく、あなたがコントロールするアンタップ状態のアーティファクト1つをタップしてもよい。」を意味する。

702.125b 即席能力は追加コストや代替コストではなく、即席を持つ呪文の総コストが決定された後でのみ適用される。

702.125c 1つの呪文に複数の即席があっても意味はない。


#召集/Convoke とほぼ同様である。タップするのがアーティファクトがあるかクリーチャーであるかどうかの違いしか無い。総コストが決定された後で適用されるので、CR601.2hの時点で概ね適用される。召集の時にあった挙動とほぼ同じであるが、ラヴニカの頃とは書式が異なっているので、あの当時の議論はそのままでは役に立たない。

*即席は代替コストではないので、他の代替コストと組み合わせて使用することができる。

*即席で、呪文の総コストにある{W}、{U}、{B}、{R}、{G}、{C}のマナ・シンボルを支払うことはできない。

*クリーチャーがタップ状態になったとしても、そのクリーチャーにつけられている装備品はタップ状態にならない。逆にその装備品をタップしても、そのクリーチャーはタップ状態にならない。

#即席を用いて装備品をタップして支払うのはcoolだ。


** 新能力語:紛争/Revolt **

紛争はあなたがコントロールするパーマネントがこのターンに戦場を離れたかどうかを見る。能力語にはルール上の意味はない。

《結束への呼びかけ》
{3}{W}{W}
エンチャント
紛争 ― あなたの終了ステップの開始時に、このターンにあなたがコントロールするパーマネントが戦場を離れていた場合、結束への呼びかけの上に結束カウンターを1個置く。
あなたがコントロールするクリーチャーは、結束への呼びかけの上に置かれている結束カウンター1個につき+1/+1の修整を受ける。


#パーマネントが戦場から離れたかどうかを見る。どこに行ったのかは見ない。

*トークンが戦場を離れた場合にも紛争の能力の条件が満たされる。

*エネルギー・カウンターはパーマネントではない。{E}を支払っても紛争の能力の条件は満たされない。

*『霊気紛争』セットでは、紛争の誘発型能力を持つすべてのカードには「場合のルール」がある。これらの能力が誘発するのは、そのターンそれ以前にあなたがコントロールするパーマネントが戦場を離れていた場合のみである。そうでなければ誘発しない。つまり、そのターンにあなたがコントロールするパーマネントが戦場を離れていなかったなら、紛争の誘発型能力を誘発させるためにターン終了時にパーマネントを戦場から取り除くことはできない。

** サイクル:巧技/Expertise **

巧技サイクルは、このセットに含まれる伝説のクリーチャー・カードから名前を取ったソーサリー・呪文5つからなる。各呪文にはそれぞれの効果があり、その後あなたの手札からカードをマナ・コストを支払うことなく唱えることができる。

《カーリ・ゼヴの巧技》
{1}{R}{R}
ソーサリー
クリーチャー1体か機体1つを対象とする。ターン終了時まで、それのコントロールを得る。それをアンタップする。ターン終了時まで、それは速攻を得る。
あなたは、あなたの手札から点数で見たマナ・コストが2以下のカード1枚を、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。


#巧技呪文の解決中に、呪文を唱えることを許可する。従って、通常のタイミングは無視される。マナ・コストに上限があることから、続唱能力を思い出す方もいるかもしれないが、あれは続唱を持つ呪文とは別に扱われるべき誘発型能力である。

*あなたがマナ・コストを支払うことなく唱える呪文を唱えている間、巧技の呪文は依然としてスタック上にある。それがオーナーの墓地に置かれるのは、そのマナ・コストを支払うことなく唱える呪文を唱え終わった後である。マナ・コストを支払うことなく唱える呪文は、その巧技の呪文を、あなたの墓地にあるカードとして対象とすることはできない。マナ・コストを支払うことなく唱える呪文は、その巧技の呪文を、スタック上にある呪文として対象とすることができる。ただし、その巧技の呪文は、そのマナ・コストを支払うことなく唱える呪文の解決時までに不適正な対象になる。


** サイクル:器具/Implements **


《発火器具》
{1}
アーティファクト
{R}, 発火器具を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。発火器具はそのプレイヤーに1点のダメージを与える。
発火器具が戦場から墓地に置かれたとき、カードを1枚引く。


#能力を起動すると、まず誘発型能力によるドローを行ってから、起動型能力を処理することになる。《地平線の呪文爆弾》の時のようなややこしい事態になることは無い。が、順序は間違えないようにすべきだ。
#(ジャッジ向け)おそらくケーススタディ・チームがネタにするであろう事項なので出題しておく。
PPTQのシールド戦で、APが《発火器具》を起動し、NAPに1点のダメージを与え、互いにライフの値を更新した。その後、APはカードを引いた。NAPはジャッジを呼び、もう起動型能力の解決は終わっていたと主張した。APは何らかの違反を犯しているか? もしそうであれば、罰則は何で、措置はどうなるか?

*あなたが器具の1つ目の能力を起動したなら、その能力の解決より先に、あなたは2つ目の能力によりカードを1枚引くことになる。1つ目の能力に対象があれば、その能力を起動するためには適正な対象が必要である。あなたはその対象を、あなたが引くことになるカードを見る前に選ぶ。


** 『霊気紛争』の注目のストーリー・カード / Story Spotlight Cards **

『霊気紛争』を巡る物語には、多数の重要な瞬間がある。その中の特に重要な瞬間5つを「注目のストーリー」と呼び、カードに明記した。これらの出来事に関する詳細は、mtgstory.comにあるマジック:ザ・ギャザリング公式小説で読むことができる。

注目のストーリー1:《領事府の弾圧》
注目のストーリー2:《ピアの革命》
注目のストーリー3:《不許可》
注目のストーリー4:《橋上の戦い》
注目のストーリー5:《闇の暗示》

このセットでは、注目のストーリー・カードの文章欄にはプレインズウォーカー・シンボルのアイコンが描かれている。このアイコンはゲームに影響しない。実際のカードには、mtgstory.comのURLと、各カードの物語上の順番を示す番号も記載されている。


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カード別注釈
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《改革派の結集者》
{1}{G}{W}
クリーチャー ― 人間・戦士
3/2
紛争 ― 改革派の結集者が戦場に出たとき、このターンにあなたがコントロールするパーマネントが戦場を離れていた場合、あなたの墓地から点数で見たマナ・コストが2以下のパーマネント・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。


*あなたの墓地にある点数で見たマナ・コストが2以下のパーマネント・カードであればどれでも対象にできる。このターンに戦場から墓地に置かれたものに限らない。

《稼働停止》
{2}{W}
インスタント
アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
紛争 ― このターンにあなたがコントロールするパーマネントが戦場を離れていたなら、あなたは3点のライフを得る。


* 《稼働停止》によってあなたがコントロールするパーマネントを破壊したなら、それによりこれ自身の紛争の能力が有効になり、あなたは3点のライフを得ることになる。

《機械化製法》
{2}{U}{U}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(あなたがコントロールするアーティファクト)
あなたのアップキープの開始時に、エンチャントされているアーティファクトのコピーであるトークンを1つ生成する。その後、あなたが互いに同じ名前を持つアーティファクトを8つ以上コントロールしているなら、あなたはこのゲームに勝利する。


*同じ名前を持つアーティファクト8つというのは、エンチャントされているアーティファクトの名前と同じ名前である必要はない。たとえば、《機械化製法》の能力の解決時にあなたが飛行機械・アーティファクト・クリーチャー・トークンを8つコントロールしていれば、《機械化製法》が飛行機械につけられていなくても、あなたはゲームに勝利する。

*エンチャントされているアーティファクトが、この誘発型能力に対応して戦場を離れたが《機械化製法》は戦場を離れなかったなら、《機械化製法》はアーティファクトをエンチャントしていない状態になり、状況起因処理によってオーナーの墓地に置かれる。その場合の誘発型能力によってトークンが生成されることはないが、あなたが同じ名前のアーティファクトを十分な数コントロールしていれば、あなたは依然としてゲームに勝利できる。


《キランの真意号》
{2}
伝説のアーティファクト ― 機体
4/4
飛行、警戒
搭乗3(あなたがコントロールする望む数のクリーチャーを、パワーの合計が3以上になるように選んでタップする:ターン終了時まで、この機体はアーティファクト・クリーチャーになる。)
あなたはキランの真意号の搭乗コストを支払うのではなく、あなたがコントロールするプレインズウォーカー1体の上から忠誠カウンターを1個取り除いてもよい。


《キランの真意号》の代替搭乗コストの支払いは忠誠度能力ではない。このターン、あなたがすでにそのプレインズウォーカーの忠誠度能力を起動していたとしても、それを支払うことができる。また、《キランの真意号》の搭乗能力を起動できるときならいつでも、それを支払うことができる。

《金属ミミック》
{2}
アーティファクト・クリーチャー ― 多相の戦士
2/1
金属ミミックが戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプ1つを選ぶ。
金属ミミックは、他のタイプに加えてその選ばれたタイプでもある。
あなたがコントロールする選ばれたタイプを持つ他の各クリーチャーはそれぞれ、+1/+1カウンターが追加で1個置かれた状態で戦場に出る。


*戦場に出るクリーチャーが選ばれたタイプを持っておらず、他のカードの効果によって戦場に出た後でそのタイプを得るのであれば、それは+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出ない。それ自身の能力によって選ばれたタイプを持つクリーチャー、たとえば同じクリーチャー・タイプを選んだ2体目の《金属ミミック》は、+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。


《ギラプールの希望》
{1}
伝説のアーティファクト・クリーチャー ― 飛行機械
1/1
飛行
ギラプールの希望を生け贄に捧げる:このターンにギラプールの希望によって戦闘ダメージを与えられたプレイヤー1人を対象とする。あなたの次のターンまで、そのプレイヤーはクリーチャーでない呪文を唱えられない。


*あなたがターンを飛ばしたなら、影響を受けているプレイヤーは、あなたが実際にターンを始めるときまでクリーチャーでない呪文を唱えられない。

*多人数戦でプレイヤーがゲームから除外されたときには、そのプレイヤーの次のターンまで続く継続的効果は、そのターンが始まるはずだった時点まで続く。その種の効果は、ただちに消滅するわけでも永続するわけでもない。

《屑鉄さらい》
{3}
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
3/2
屑鉄さらいかあなたがコントロールする他のアーティファクトが1つ戦場から墓地に置かれるたび、あなたの墓地から点数で見たマナ・コストがそれより小さいアーティファクト・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。


*アーティファクトが、点数で見たマナ・コストがそれより大きい他のアーティファクトのコピーであった場合(たとえば《彫り込み鋼》が、点数で見たマナ・コストが4であるアーティファクトをコピーしていた場合)には、それがあなたの墓地に置かれたときに、そのアーティファクト・カードを《屑鉄さらい》の能力の対象にできる。

#つまり、戦場にあった時の状態を参照する。


《航空船の略取者》
{1}{U}
クリーチャー ― 人間・海賊
2/1
飛行
航空船の略取者がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、パーマネント1つかプレイヤー1人を対象とし、それが持つカウンター1種類につきそれぞれその種類のカウンターをもう1個、そのパーマネントの上に置くか、そのプレイヤーに与える。


*《航空船の略取者》の誘発型能力によって得られるカウンターは、カウンター1種類につき1個ずつである。各種類のカウンターの数を倍にするわけではない。たとえば、あるクリーチャーの上に+1/+1カウンターが2個と蓄積カウンターが1個置かれていたなら、それの上に+1/+1カウンターを1個と蓄積カウンターを1個置く。

《鼓舞する彫像》
{3}
アーティファクト
あなたが唱えるアーティファクトでない呪文は即席を持つ。(あなたのアーティファクトが、それらの呪文を唱える助けとなる。あなたはあなたのアーティファクトをタップして、1個あたり{1}の支払いに代えてもよい。)


*あなたは、追加コストとしてパーマネントを生け贄に捧げることが必要なアーティファクトでない呪文を唱えるなら、そのコストの支払いとしてパーマネントを生け贄に捧げる前に、(それがアーティファクトであれば)それをその呪文の即席能力のためにタップしてもよい。

《極上の大天使》
{5}{W}{W}
クリーチャー ― 天使
5/5
飛行
あなたがゲームに敗北するなら、代わりに、極上の大天使を追放し、あなたのライフ総量はあなたの初期ライフ総量と等しい値になる。


#→《死者の鏡/Lich’s Mirror》

*《極上の大天使》に致死ダメージが与えられるのと同時にあなたにもダメージが与えられてあなたのライフ総量が0以下になったなら、この効果が適用されて、あなたのライフ総量はあなたの初期ライフ総量と等しくなる。あなたは、《極上の大天使》が追放領域に移動するのか墓地に移動するのかを選ぶ。

*《極上の大天使》の効果は、あなたのライフ総量が0以下になって敗北するときのみではなく、あなたがゲームに敗北するときならいつでも適用される。あなたが空のライブラリーからカードを引こうとしたためにゲームに敗北するなら、あなたが再びカードを引こうとしたが依然としてそうできないということが起こるまでは、あなたが再度敗北することはない。

*あなたがゲームを投了するときには、《極上の大天使》の効果は何もしない。投了したプレイヤーはゲームから除外される。

*2人対戦か2チーム対戦のゲームで、対戦相手が「このゲームに勝利する」という効果が発生した場合には、《極上の大天使》の能力は適用されない。

*2チーム対戦ではない多人数戦のゲームでは、対戦相手が「このゲームに勝利する」という効果が発生した場合には、代わりにその対戦相手以外の各プレイヤーがゲームに敗北するので、《極上の大天使》の能力が適用される。

《僧帽地帯からの援軍》
{3}{G}{G}
エンチャント
紛争 ― あなたの終了ステップの開始時に、このターンにあなたがコントロールするパーマネントが戦場を離れていた場合、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。それがパーマネント・カードであるなら、あなたはそれを戦場に出してもよい。そうでないなら、あなたはそのカードをあなたのライブラリーの一番下に置いてもよい。


*公開したカードがパーマネント・カードでなかった場合や、あなたがそれを戦場に出さないことを選んだ場合は、あなたはそれをライブラリーの一番下に置いてもよい。どちらも行わなかったなら、それはあなたのライブラリーの一番上に残る。

《弾圧する構築物》
{4}
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
2/2
あなたがアーティファクトやクリーチャーのマナ能力でない能力を1つ起動するたび、ターン終了時まで、弾圧する構築物は+1/+1の修整を受ける。


*戦場にないアーティファクト・カードやクリーチャー・カードの能力を起動しても、《弾圧する構築物》の能力は誘発しない。

*コストが{0}のみである能力は、あなたが望むだけ何回でも起動できる。それを1回起動するたびに《弾圧する構築物》の能力が誘発する。

《致命的な一押し》
{B}
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それの点数で見たマナ・コストが2以下であるなら、それを破壊する。
紛争 ― このターンにあなたがコントロールするパーマネントが戦場を離れていたなら、代わりに、そのクリーチャーの点数で見たマナ・コストが4以下であるなら、それを破壊する。


*《致命的な一押し》は任意のクリーチャーを対象にできる。点数で見たマナ・コストが5以上のものでもよい。クリーチャーの点数で見たマナ・コストは、《致命的な一押し》の解決時にのみ見る。

《テゼレットの手法》
{1}{U}{B}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(アーティファクト)
エンチャントされているアーティファクトは、他のタイプに加えて基本のパワーとタフネスが5/5のクリーチャーである。
エンチャントされているアーティファクトが墓地に置かれたとき、そのカードをオーナーの手札に戻す


*《テゼレットの手法》によってエンチャントされている機体は、5/5のクリーチャーになる。それに搭乗しても、それのパワーやタフネスが変わることはない。

《ピアの革命》
{2}{R}
エンチャント
トークンでないアーティファクトが1つ戦場からあなたの墓地に置かれるたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーが「ピアの革命はそのプレイヤーに3点のダメージを与える」を選ばないかぎり、そのカードをあなたの手札に戻す。


*《ピアの革命》の能力の適正な対象が存在しない(たとえば、対戦相手全員が呪禁を持っていた)場合には、それは効果なしにスタックから取り除かれる。誰もダメージを与えられることを選ぶことはできず、あなたがアーティファクト・カードを手札に戻すこともない。

《歩行バリスタ》
{X}{X}
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
0/0
歩行バリスタは、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
{4}:歩行バリスタの上に+1/+1カウンターを1個置く。
歩行バリスタの上から+1/+1カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。歩行バリスタはそれに1点のダメージを与える。


*《歩行バリスタ》にダメージが与えられていたり、何らかの効果によってタフネスが減っていたりするなら、それにより1ターン中にそれの上から+1/+1カウンターを取り除くことができる回数が制限されることになる。たとえば、《歩行バリスタ》の上に+1/+1カウンターが3個置かれていて、それが1点のダメージを与えられていたなら、あなたがその能力を2回起動すると、その直後にそれは破壊されることになるので、その能力を3回起動することはできない。

《巻きつき蛇》
{B}{G}
クリーチャー ― 蛇
2/3
あなたがコントロールする、アーティファクトやクリーチャーの上にカウンターが1個以上置かれるなら、代わりにその数に1を足した数のその種類のカウンターをそのパーマネントの上に置く。
あなたがカウンターを1個以上得るなら、代わりにあなたはその数に1を足した数のその種類のカウンターを得る。


*《巻きつき蛇》の英語版カードは、その機能を明確にするために若干の変更を受けた。変更後の英文ルール・テキストはオラクルで確認できる。

  If one or more counters would be placed on an artifact or creature you control, that many plus one of each of those kinds of counters are placed on that permanent instead.
  If you would get one or more counters, you get that many plus one of each of those kinds of counters instead.

《ヤヘンニの巧技》
{2}{B}{B}
ソーサリー
ターン終了時まで、すべてのクリーチャーは-3/-3の修整を受ける。
あなたは、あなたの手札から点数で見たマナ・コストが3以下のカード1枚を、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。


*《ヤヘンニの巧技》によってクリーチャーのタフネスが0以下になったとしても、あなたがマナ・コストを支払うことなく呪文を唱える時点では、それは依然として戦場にある。そのクリーチャーをその呪文の対象とすることができるが、それはその呪文の解決より先に不適正な対象になる。そのクリーチャーに、呪文が唱えられるたびに誘発する能力があれば、その能力は誘発する。

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