#搭乗能力は概念としてこれまでになかった継続的効果をもたらします。
#4+7bではないのです。


それでは、前回の回答。

問1
かたならし◯×。

「あるクリーチャーでブロックを宣言した後、そのクリーチャーをコストに搭乗能力を使い、機体でさらに別のクリーチャーをブロックできる。」

◯か×か?


×

ブロック・クリーチャー選択ステップ中に、ブロック・クリーチャーを選択するのは、ターン起因処理の最中である。(CR509)
スタックを用いることもないし、プレイヤーは優先権をもたない。従って、搭乗能力を起動することもできない。

正確にはブロック・クリーチャー指定ステップに入る前に、ブロックさせたいクリーチャーを準備しなくていけない。最後の機会は攻撃クリーチャー選択ステップである。


問2
Aは《途方もない夢/Wildest Dreams》を唱え、対象を墓地にある《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》と《撃墜/Take Down》とした。
Bはそれに対応して、《よろめく帰還/Shamble Back》をAの墓地の《新緑の機械巨人》を対象に唱えた。

スタックを全て解決すると、《途方もない夢》の解決時に何が起こるか?


《撃墜》が手札に戻る。

呪文や能力が対象を持つ場合、解決時にその対象が「全て」不適正であれば、その呪文や能力はルールにより打ち消される。(CR608.2b)しかし、適正な対象が一部でもあるならば、その適正な対象において影響を及ぼす。

問題の場合、対象の1つ(=《撃墜》)はまだ適正なので、それのみに影響が及ぼされる。



問3
《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》に《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》がつけられている。

3-1)この《領事の旗艦、スカイソブリン》のP/Tはいくつか?
3-2)飛行などの他の能力を持っているか?


3-1)5/5
3-2)持っている。

機体にはP/Tが記載されているが、それがクリーチャーでないかぎり意味を持たない。それはつまり「オブジェクトそのものの値」(CR613.1)である。

問題のように、他の効果によってP/Tを定められる場合、通常通り第7種の継続的効果を適用したP/Tになる。

また、《アーティファクトの魂込め》には他の能力を失わせる効果はないので、能力などは残ったままになる。

なお、この状態の《領事の旗艦、スカイソブリン》の搭乗能力を起動することもできるが、P/Tは5/5のままである。前述の通り、「オブジェクトそのものの値」が《アーティファクトの魂込め》の第7b種によって上書きされるためだ。

----
そんなところで。



コメント

ラック(larryniven)。
2016年10月5日1:25

本文とは関係ないですが質問です。
《霊気池の驚異》を相手のターンに起動してソーサリーを唱えることは可能ですか?

testing
2016年10月6日23:46

はい。《霊気池の驚異》の能力の解決中にそれを唱えるので、通常のタイミングは無視されます。

ラック(larryniven)。
2016年10月7日12:03

ありがとうございます。

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