Shadows over Innistrad Release Notes
2016年3月31日 Ruling「イニストラードを覆う影」のリリースノートが発表されています。
http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/shadows-over-innistrad-release-notes-2016-03-30
いつものように、ざっくり紹介。
以下はリリースノート全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docxでダウンロードできます。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。
参考にしたのは 2016/02/12 版です。文章は以後アップデートされる可能性があります。
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製品情報
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イニストラードを覆う影 公式発売日:2016年4月8日
プレリリース・イベント:2016年4月2日・3日
発売記念ウィークエンド:2016年4月8日~10日
ゲームデー:2016年4月30日・5月1日
セットレアリティー内訳:コモン105、アンコモン100、レア59、神話レア18、基本土地15の計297種。
2016年4月8日(金)より、構築戦でイニストラードを覆う影が使用可能になる。
これにより、スタンダードで使用できるセットは以下のようになる。
タルキール龍紀伝、マジック・オリジン
戦乱のゼンディカー、ゲートウォッチの誓い
イニストラードを覆う影
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一般注釈
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** 再録メカニズム:両面カード / Double-Faced-Cards **
両面カードは『イニストラード』ブロックで初めて登場し、『イニストラードを覆う影』に採録されます。一般的なカードの表面とマジックのカードの裏面の代わりに、両面カードでは両側が表面である。その各面を「第1面」「第2面」と呼びます。(かつては『昼』『夜』でしたが、今はそうではありません)
両面カードに関するルールはほとんど変わっていませんが、細部に若干の更新があります。次の項目参照。
** ルール変更:両面カード **
両面カードに影響する新規のルールが3つあります
*たとえば、《爪の群れの咆哮者》は《薄暮見の徴募兵》の第2面であり、《薄暮見の徴募兵》のマナ・コストは{1}{G}である。《爪の群れの咆哮者》の点数で見たマナ・コストは2である。
*《爪の群れの咆哮者》のコピーであるクリーチャーの点数で見たマナ・コストは0である。ただし、《薄暮見の徴募兵》のコピーであるクリーチャーのマナ・コストは{1}{G}であり、それの点数で見たマナ・コストは2である。
#あくまで点数で見たマナ・コストの計算にのみ使うことに注意すること。第2面にマナ・コスト自体は無い。例えば、あなたが《爪の群れの咆哮者》をコントロールしていても、緑の信心は0である。
#典型的な例としては《ヴリンの神童、ジェイス》のコピーである。《クローン》で《ヴリンの神童、ジェイス》をコピーし、その能力を起動した際に墓地が5枚以上あったなら、それは追放され、変身させた状態で戦場に戻ろうとするが、《クローン》は両面でないカードなので、それは追放領域にとどまる。つまり戦場に戻らない。(以前のルールでは戦場に戻っていました)
*たとえば、あなたが《神出鬼没な拷問者》(これは、「{1}, カード1枚を捨てる:神出鬼没な拷問者を変身させる。」という能力を持つクリーチャーである。)の能力を4回互いに対応して起動したなら、《神出鬼没な拷問者》は最初に解決される能力によって変身し、他の3つのこの能力は何もしない。
#同様に、《大天使アヴァシン》と3体の兵士・トークンがあったとして、それらの兵士・トークンが3体同時に死亡した場合、《大天使アヴァシン》の能力は3回誘発するが、変身するのは(遅延誘発型能力が)最初に解決される1回のみである。
** ゲーム用品:チェックリスト・カード **
チェックリスト・カードは、両面カードが非公開領域にあるときやその正体を隠すとき(たとえば裏向きに追放されて追放領域にあるとき)に、両面カードの代わりに使われる。チェックリスト・カードは使用してもしなくてもよい。しかしイベントでは、両面カードを使うプレイヤーはチェックリスト・カードか不透明スリーブ(またはその両方)を使用する必要がある。
*『イニストラードを覆う影』の両面カード用には、2種類のチェックリスト・カードが存在する。コモンとアンコモンのカード用に1種、レアと神話レアのカード用に1種である。プレイに使用する両面カードに適したチェックリスト・カードが必要になる。
*チェックリスト・カードで両面カードを示すときには、それが示す実際の両面カードを持っていなければならない。その両面カードはデッキおよびサイドボードの他のカードとは別に置いておくべきである。
#チェックリスト・カードを使用する場合、デッキの全ての両面カードがチェックリスト・カードである必要がある。4枚の《ヴリンの神童、ジェイス》のチェックリスト・カードと、1枚の《異端の癒し手、リリアナ》の本物の両面カードを使用することはできない。チェックリストカードは「全てチェックリスト・カードにする」または「全く使用しない」のいずれかである。
** 再録テーマ:狼男・両面カード **
*これらの能力は、これらの能力を持つ狼男が直前のターンの一部または全部の間戦場になかったとしても、直前のターン全体を見る。
** 新キーワード能力:潜伏 / Skulk **
*クリーチャーのパワーが0以下であるなら、その実際の値(これは負の値になり得る)を用いて、ブロックできるのかできないのかを決定する。潜伏を持ちパワーが0以下であるクリーチャーはめったにブロックされないが、それが戦闘ダメージを与えることはなく、戦闘ダメージが与えられるたびに誘発する誘発型能力を誘発させることもない。
** 再録キーワード能力:マッドネス / Madness **
#以前のマッドネスのルールとは若干の変更がある。すぐ後ろの項目を参照。
*呪文や能力の解決中にマッドネスを持つカードを捨てたのなら、それは即座に追放領域に移動する。そして、その呪文や能力の解決を続けるが、その時点ではそのカードはあなたの墓地にない。その呪文や能力が完全に解決され終わった後で、マッドネスの誘発型能力がスタックに置かれる。
** ルール変更:マッドネス **
以前マッドネスが登場した『時のらせん』ブロックの時点では、あなたはマッドネスを持つカードを普通に墓地に捨てることを選べた。今回、マッドネスを持つカードは追放領域に捨てなければならないことになった。その後、マッドネスの誘発型能力の解決時にあなたがそれを唱えなかったなら、それはあなたの墓地に置かれる。あなたが行う選択は、マッドネスの誘発型能力の解決時に、それを唱えるかどうかを選ぶことのみである。
* あなたが、『マジック・オリジン』セットの《ヴリンの神童、ジェイス》の能力の解決中にマッドネスを持つカードを捨てたなら、その能力の条件が満たされるためには、あらかじめあなたの墓地にカードが5枚以上ある必要がある。その条件を満たそうとして、マッドネスを持つカードを直接墓地に捨てることはできない。
#マッドネスを持つカードを捨てても、追放領域に置かれる。直接は墓地にいかない。その点にだけ注意すればよい。
** 新能力語:昂揚 / Delirium **
#→《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
*カードの枚数ではなく、カード・タイプの種類数を数える。たとえば、《枝細工の魔女》(アーティファクト・クリーチャー)と《目録》(インスタント)と《司祭の祈り》(ソーサリー)で昂揚が有効になる。
*両面カードは、戦場にない間は第1面の特性のみを考慮するので、第2面のタイプは昂揚により考慮されない。
*ほとんどの昂揚の誘発型能力は「場合のルール」に従う。これらの能力が誘発するためには、あなたの墓地にあるカードにカード・タイプが合計4種類以上含まれる必要がある。そうでなければ、それらの能力が誘発することはない。この誘発型能力に対応して種類数を増やそうと思っても、十分な数のカード・タイプがないかぎり、それらの能力は誘発しない。この誘発型能力の解決時に、カード・タイプの種類数が再度チェックされる。何らかの理由でそれが必要数を下回っていたなら、この能力は何もしない。あなたの墓地にあるカードに含まれるカード・タイプが変わっていても、カード・タイプの種類数が同じ(か増えた)なら、昂揚の誘発型能力は依然として解決される。
*稀に、トークンや呪文のコピーがあなたの墓地に存在し、オブジェクトの昂揚能力があなたの墓地にあるカードに含まれるカード・タイプの種類数を数える時点では、まだそのトークンや呪文のコピーが消滅していないという状況があり得る。しかし、トークンや呪文のコピーは(カードのコピーではあるかもしれないが)カードではないので、それらのタイプは考慮されない。
** 新キーワード処理:調査を行う / Investigate **
*このトークンの名前は「手掛かり」であり、アーティファクト・タイプ「手掛かり」を持つ。「手掛かり」はクリーチャー・タイプではない。
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カード別注釈
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*《悪意の調合》のコストは望む順に支払うことができる。しかし、あなたがこの能力を起動すると決めて、あなたのライブラリーの一番上のカードを見た後では、あなたはその考えを変えることができない。
#よくありがちな能力と異なり、この能力は解決時に対象のカードを「唱えること」だけを許可する。タイミングは無視できるが、コストは通常通り支払う。代替コストは適用できる。
#さらにありがちな能力と異なり、この方法で唱えた呪文は、解決された後は通常通り墓地に置かれる。追放されることはない。
*対象としたカードを唱えるかどうかは、この能力の解決時にあなたが選ぶ。あなたはその呪文を後になって唱えることはできないし、あなたの意思に反してあなたがそれを唱えなければならないような状況を対戦相手が作り出すこともできない。
*あなたは《アヴァシンの裁き》を唱える一部としてダメージの分割方法を宣言する。選ばれた各対象にはそれぞれ少なくとも1点のダメージが与えられなければならない。
*《アーリン・コード》の2つ目の能力を起動してそれを変身させた後、そのターン中に《月の抱擁、アーリン》の忠誠度能力を起動することはできない。(逆向きの変身でも同様。)
*この紋章は、記載の起動型能力をあなたのクリーチャーに付与する。与えるダメージの点数は、この起動型能力の解決時のクリーチャーのパワーを用いて決定する。その時点でクリーチャーが戦場にないなら、それが戦場にあった最後のときのパワーを用いる。これは、両方のクリーチャーが戦場にあるときのみダメージが与えられるという、「格闘を行う」のキーワード処理とは異なる。
*クリーチャーとクリーチャーでないパーマネントが同じ名前を持つことがあり得る。たとえば同じ土地が戦場に2つあって、そのうち一方が土地・クリーチャーになった場合などが該当する。対象と同じ名前を持っていても、《石の宣告》によって追放されるのはクリーチャーのみである。
*あなたが《ヴィルディン群れの頭目》を3体コントロールしているときに狼男1体があなたのコントロール下で戦場に出たなら、あなたはそれを変身させて、もう1度変身させて、さらにもう1度変身させることができる。これはrule 701.25eが定める状況と似ているが、そのクリーチャーを変身させる能力が、そのクリーチャー自身が持つ能力ではないのでそのルールは適用されない。詳細については「一般注釈」の章の「ルール変更:両面カード」の項を参照。
#追放したままで戻ってこないことに注意。
*《救出の天使》が同時に複数のクリーチャーやプレイヤーやプレインズウォーカーにダメージを与えた(たとえば、それがタフネスの小さなクリーチャー2体によってブロックされたために)なら、それの最後の能力は1回のみ誘発する。
*2枚以上の土地・カードが同時にあなたの墓地に置かれたなら、《蟻走感》の最後の能力が誘発するのは1回のみである。
*2枚以上の土地・カードが同時にあなたの墓地に置かれたとしても、《ギトラグの怪物》の最後の能力が誘発するのは1回のみである。
*《氷の中の存在》の上から他の方法で氷カウンターをすべて取り除いても、それは変身しない。あなたはインスタント・呪文かソーサリー・呪文を唱えて、その最後の能力を誘発させる必要がある。
→《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》
*《侵襲手術》の昂揚の能力はそのソーサリー・呪文を打ち消した後で条件を見る。その呪文があなたの墓地に置かれるなら、それも数に入れる。
*《親切な余所者》の誘発型能力を2回起動しても、それが《悪魔憑きの魔女》に変身した後で、再度変身して《親切な余所者》に戻ることはない。
#モードを持つ。
*双頭巨人戦では、13点のライフを持つ各チームがそれぞれゲームに敗北し、その後各チームの各プレイヤーがそれぞれ1点のライフを得るか失い、その結果各チームのライフの総量は2点増えるか2点減るかする。
*対戦相手のターンでは、あなたがコントロールする誘発型能力は、それと同時に誘発した対戦相手がコントロールするパーマネントの誘発型よりも先に解決される。つまり、対戦相手のアップキープに、あなたとそのプレイヤーの両方が《精神病棟の訪問者》をそれぞれ1体ずつコントロールしていて、そのプレイヤーの手札にカードがないなら、あなたは常に、その対戦相手の手札にカードがあるようになるよりも先に、カードを1枚引く。
#この誘発型能力は「if節」のルールに従う。誘発する時点で手札が無ければいけないし、解決時に条件を満たさなくなっていた場合、解決時にはなにもしない。
*カード1枚を捨てたなら、そのクリーチャーが速攻を得るのはターン終了時までだが、+1/+1カウンターとサブタイプ「吸血鬼」は永続する。
#束に分けるのはあなた、どちらを手札にするかを決めるのは相手である。X=0で唱えると、片方の束は0枚になる。相手は多分そちらの束を「手札に加える」ように選び、選ばれなかった束を墓地に置くことになる。
#《ハンウィアーの民兵隊長》の誘発型能力は「if節」のルールに従う。誘発する時点でクリーチャーが4体いなければいけないし、解決時に条件を満たさなくなっていた場合、解決時にはなにもしない。
#戻るのは「次の終了ステップの開始時」である。あとで誘発することを忘れないこと。
*マッドネス能力によって唱えたカードは、追放領域から唱えたのであって、あなたの墓地から唱えたのではない。
*1つ目の能力が解決する前に《瓶詰め脳》が戦場を離れたなら、あなたが唱えてもよい呪文の決定には、これが戦場を離れた時点でこれの上に置かれていたカウンターの総数を用いる。《瓶詰め脳》の上に新しいカウンターを置くことができないので、その数は変わらない。
#カウンターの置かれていない《瓶詰め脳》で上の注釈のようなことを行うと、点数で見たマナ・コストが0のインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を唱えることができる。
*《ファルケンラスの過食者》の能力によってマッドネスを得た吸血鬼・カードのマッドネスの誘発型能力が解決される前に《ファルケンラスの過食者》が戦場を離れたなら、その吸血鬼・カードはもはやマッドネスを持っていないが、あなたは依然としてそのマッドネスの誘発型能力によりその吸血鬼・カードを適切なコストで唱えることができる。
*すでにマッドネス能力を持つ吸血鬼・クリーチャー・カードを捨てるなら、あなたはどちらのマッドネス能力によってそれを追放するのかを選ぶ。あなたは、それが通常持っている方か、《ファルケンラスの過食者》によって得た方か、どちらを選んでもよい。
#逆に言うと、いずれか一方しか選べない。置換効果を伴うことに注意すること。
*発生源1つが、複数の、あなたやあなたがコントロールするパーマネントに同時にダメージを与えたなら、《炎刃の天使》の最後の能力はその数と同じ回数誘発する。たとえば、トランプルを持つクリーチャー1体が、あなたがコントロールするブロック・クリーチャー1体とあなたにダメージを与えたなら、《炎刃の天使》の能力は2回誘発する。
*最後の能力は選択可能である点に注意。たとえば、2人のプレイヤーがそれぞれ《炎刃の天使》を1体ずつコントロールしていて、一方のコントロールする発生源が他方のプレイヤーかそのプレイヤーがコントロールするパーマネント1つにダメージを与えたとする。それにより誘発する誘発型能力により、後者のプレイヤーは前者のプレイヤーにダメージを与えることを選べるが、そうすると前者のプレイヤーの《炎刃の天使》の能力が誘発する。その能力により、前者のプレイヤーは後者のプレイヤーにダメージを与えることを選べる。この繰り返しになる。この循環は、ゲームが終了するか、いずれかのプレイヤーがこの能力を利用するのを止めて消耗戦を中止するまで続く。
*選ばれたクリーチャーのマナ・コストに{X}が含まれていたなら、そのXは0とする。《もう一人の自分》の最後の能力に含まれるXの値は、《もう一人の自分》を唱える間に選んだXの値である。
*Xは0でもよい。《もう一人の自分》は、それの上に追加の+1/+1カウンターが置かれている状態で戦場に出るのではなく、単に選ばれたクリーチャーのコピーになる。
*《忘れられていた家宝》が変身したとき、それはそれがつけられていたクリーチャーにつけられたままになる。装備しているクリーチャーがクリーチャーでないパーマネントに変身したなら、《忘れられていた家宝》ははずれてから《灰口の刃》に変身する。
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http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/shadows-over-innistrad-release-notes-2016-03-30
いつものように、ざっくり紹介。
以下はリリースノート全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docxでダウンロードできます。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。
参考にしたのは 2016/02/12 版です。文章は以後アップデートされる可能性があります。
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製品情報
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イニストラードを覆う影 公式発売日:2016年4月8日
プレリリース・イベント:2016年4月2日・3日
発売記念ウィークエンド:2016年4月8日~10日
ゲームデー:2016年4月30日・5月1日
セットレアリティー内訳:コモン105、アンコモン100、レア59、神話レア18、基本土地15の計297種。
2016年4月8日(金)より、構築戦でイニストラードを覆う影が使用可能になる。
これにより、スタンダードで使用できるセットは以下のようになる。
タルキール龍紀伝、マジック・オリジン
戦乱のゼンディカー、ゲートウォッチの誓い
イニストラードを覆う影
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一般注釈
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** 再録メカニズム:両面カード / Double-Faced-Cards **
両面カードは『イニストラード』ブロックで初めて登場し、『イニストラードを覆う影』に採録されます。一般的なカードの表面とマジックのカードの裏面の代わりに、両面カードでは両側が表面である。その各面を「第1面」「第2面」と呼びます。(かつては『昼』『夜』でしたが、今はそうではありません)
両面カードに関するルールはほとんど変わっていませんが、細部に若干の更新があります。次の項目参照。
** ルール変更:両面カード **
両面カードに影響する新規のルールが3つあります
202.3b 両面パーマネントの第2面の点数で見たマナ・コストは、第2面がそれの第1面のマナ・コストを持つかのように計算する。これは以前のルールからの変更点である。あるパーマネントが両面カードの第2面をコピーしているなら(そのコピーを表しているカード自体が両面カードであったとしても)、そのパーマネントの点数で見たマナ・コストは0である。
*たとえば、《爪の群れの咆哮者》は《薄暮見の徴募兵》の第2面であり、《薄暮見の徴募兵》のマナ・コストは{1}{G}である。《爪の群れの咆哮者》の点数で見たマナ・コストは2である。
*《爪の群れの咆哮者》のコピーであるクリーチャーの点数で見たマナ・コストは0である。ただし、《薄暮見の徴募兵》のコピーであるクリーチャーのマナ・コストは{1}{G}であり、それの点数で見たマナ・コストは2である。
#あくまで点数で見たマナ・コストの計算にのみ使うことに注意すること。第2面にマナ・コスト自体は無い。例えば、あなたが《爪の群れの咆哮者》をコントロールしていても、緑の信心は0である。
711.7a プレイヤーが、両面でないカードを変身させた状態で戦場に出すように指示されたなら、そのカードは現在ある領域にとどまる。これは以前のルールからの変更点である。
#典型的な例としては《ヴリンの神童、ジェイス》のコピーである。《クローン》で《ヴリンの神童、ジェイス》をコピーし、その能力を起動した際に墓地が5枚以上あったなら、それは追放され、変身させた状態で戦場に戻ろうとするが、《クローン》は両面でないカードなので、それは追放領域にとどまる。つまり戦場に戻らない。(以前のルールでは戦場に戻っていました)
701.25e パーマネントの起動型能力がそのパーマネントを変身させようとしたなら、そのパーマネントは、その能力がスタックに置かれた以降に変身していなかったときのみ変身する。パーマネントの遅延誘発型能力でない誘発型能力も同じである。パーマネントの遅延誘発型能力がそのパーマネントを変身させようとしたなら、そのパーマネントは、その遅延誘発型能力が生成された以降に変身していなかったときのみ変身する。
*たとえば、あなたが《神出鬼没な拷問者》(これは、「{1}, カード1枚を捨てる:神出鬼没な拷問者を変身させる。」という能力を持つクリーチャーである。)の能力を4回互いに対応して起動したなら、《神出鬼没な拷問者》は最初に解決される能力によって変身し、他の3つのこの能力は何もしない。
#同様に、《大天使アヴァシン》と3体の兵士・トークンがあったとして、それらの兵士・トークンが3体同時に死亡した場合、《大天使アヴァシン》の能力は3回誘発するが、変身するのは(遅延誘発型能力が)最初に解決される1回のみである。
** ゲーム用品:チェックリスト・カード **
チェックリスト・カードは、両面カードが非公開領域にあるときやその正体を隠すとき(たとえば裏向きに追放されて追放領域にあるとき)に、両面カードの代わりに使われる。チェックリスト・カードは使用してもしなくてもよい。しかしイベントでは、両面カードを使うプレイヤーはチェックリスト・カードか不透明スリーブ(またはその両方)を使用する必要がある。
*『イニストラードを覆う影』の両面カード用には、2種類のチェックリスト・カードが存在する。コモンとアンコモンのカード用に1種、レアと神話レアのカード用に1種である。プレイに使用する両面カードに適したチェックリスト・カードが必要になる。
*チェックリスト・カードで両面カードを示すときには、それが示す実際の両面カードを持っていなければならない。その両面カードはデッキおよびサイドボードの他のカードとは別に置いておくべきである。
#チェックリスト・カードを使用する場合、デッキの全ての両面カードがチェックリスト・カードである必要がある。4枚の《ヴリンの神童、ジェイス》のチェックリスト・カードと、1枚の《異端の癒し手、リリアナ》の本物の両面カードを使用することはできない。チェックリストカードは「全てチェックリスト・カードにする」または「全く使用しない」のいずれかである。
** 再録テーマ:狼男・両面カード **
《内陸の木こり》
{1}{G}
クリーチャー ― 人間・狼男
2/1
各アップキープの開始時に、直前のターンに呪文が唱えられていなかった場合、内陸の木こりを変身させる。
/////
《森林を切り裂くもの》
*緑*
クリーチャー ― 狼男
4/2
トランプル
各アップキープの開始時に、直前のターンにプレイヤー1人が2つ以上の呪文を唱えていた場合、森林を切り裂くものを変身させる。
*これらの能力は、これらの能力を持つ狼男が直前のターンの一部または全部の間戦場になかったとしても、直前のターン全体を見る。
** 新キーワード能力:潜伏 / Skulk **
702.117.潜伏/Skulk
702.117a 潜伏は回避能力である。
702.117b 潜伏を持つクリーチャーは、それより大きなパワーを持つクリーチャーによってはブロックされない。(rule 509〔ブロック・クリーチャー指定ステップ〕参照。)
702.117c 1体のクリーチャーに複数の潜伏があっても意味はない。
*クリーチャーのパワーが0以下であるなら、その実際の値(これは負の値になり得る)を用いて、ブロックできるのかできないのかを決定する。潜伏を持ちパワーが0以下であるクリーチャーはめったにブロックされないが、それが戦闘ダメージを与えることはなく、戦闘ダメージが与えられるたびに誘発する誘発型能力を誘発させることもない。
** 再録キーワード能力:マッドネス / Madness **
702.34.マッドネス/Madness
702.34a マッドネスは二つの能力からなるキーワードである。一つは、カードが手札にあるときに影響を与える常在型能力、もう一つは、一番目の能力が適用されたときに機能する誘発型能力である。「マッドネス[コスト]/Madness [cost]」は、「プレイヤーがこのカードを捨てるなら、このカードは捨てられるが、このカードを墓地に置く代わりに追放する」と「このカードがこの方法で追放されたとき、オーナーは、マナ・コストではなく[コスト]を支払うことでこのカードを唱えてもよい。そうしないなら、そのプレイヤーはこのカードを自分の墓地に置く」の二つの意味を持つ。
702.34b マッドネス能力で呪文を唱える場合は、rule 601.2bおよびrule 601.2f-hの代替コストのルールに従う。
#以前のマッドネスのルールとは若干の変更がある。すぐ後ろの項目を参照。
*呪文や能力の解決中にマッドネスを持つカードを捨てたのなら、それは即座に追放領域に移動する。そして、その呪文や能力の解決を続けるが、その時点ではそのカードはあなたの墓地にない。その呪文や能力が完全に解決され終わった後で、マッドネスの誘発型能力がスタックに置かれる。
** ルール変更:マッドネス **
以前マッドネスが登場した『時のらせん』ブロックの時点では、あなたはマッドネスを持つカードを普通に墓地に捨てることを選べた。今回、マッドネスを持つカードは追放領域に捨てなければならないことになった。その後、マッドネスの誘発型能力の解決時にあなたがそれを唱えなかったなら、それはあなたの墓地に置かれる。あなたが行う選択は、マッドネスの誘発型能力の解決時に、それを唱えるかどうかを選ぶことのみである。
* あなたが、『マジック・オリジン』セットの《ヴリンの神童、ジェイス》の能力の解決中にマッドネスを持つカードを捨てたなら、その能力の条件が満たされるためには、あらかじめあなたの墓地にカードが5枚以上ある必要がある。その条件を満たそうとして、マッドネスを持つカードを直接墓地に捨てることはできない。
#マッドネスを持つカードを捨てても、追放領域に置かれる。直接は墓地にいかない。その点にだけ注意すればよい。
** 新能力語:昂揚 / Delirium **
《偏執的な教区刃》
{2}{W}
クリーチャー ― 人間・兵士
3/2
昂揚 ― あなたの墓地にあるカードにカード・タイプが合計4種類以上含まれるかぎり、偏執的な教区刃は+1/+0の修整を受けるとともに先制攻撃を持つ。
#→《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
*カードの枚数ではなく、カード・タイプの種類数を数える。たとえば、《枝細工の魔女》(アーティファクト・クリーチャー)と《目録》(インスタント)と《司祭の祈り》(ソーサリー)で昂揚が有効になる。
*両面カードは、戦場にない間は第1面の特性のみを考慮するので、第2面のタイプは昂揚により考慮されない。
*ほとんどの昂揚の誘発型能力は「場合のルール」に従う。これらの能力が誘発するためには、あなたの墓地にあるカードにカード・タイプが合計4種類以上含まれる必要がある。そうでなければ、それらの能力が誘発することはない。この誘発型能力に対応して種類数を増やそうと思っても、十分な数のカード・タイプがないかぎり、それらの能力は誘発しない。この誘発型能力の解決時に、カード・タイプの種類数が再度チェックされる。何らかの理由でそれが必要数を下回っていたなら、この能力は何もしない。あなたの墓地にあるカードに含まれるカード・タイプが変わっていても、カード・タイプの種類数が同じ(か増えた)なら、昂揚の誘発型能力は依然として解決される。
*稀に、トークンや呪文のコピーがあなたの墓地に存在し、オブジェクトの昂揚能力があなたの墓地にあるカードに含まれるカード・タイプの種類数を数える時点では、まだそのトークンや呪文のコピーが消滅していないという状況があり得る。しかし、トークンや呪文のコピーは(カードのコピーではあるかもしれないが)カードではないので、それらのタイプは考慮されない。
** 新キーワード処理:調査を行う / Investigate **
701.33.調査を行う/Investigate
701.33a 「調査を行う/Investigate」とは、「『{2}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:カードを1枚引く。』を持つ無色の手掛かり・アーティファクト・トークンを1つ戦場に出す。」を意味する。
*このトークンの名前は「手掛かり」であり、アーティファクト・タイプ「手掛かり」を持つ。「手掛かり」はクリーチャー・タイプではない。
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カード別注釈
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《悪意の調合》
{B}
エンチャント
{B}, ライフを1点支払う, あなたのライブラリーの一番上のカードをあなたの墓地に置く, カード1枚を捨てる, 悪意の調合を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
*《悪意の調合》のコストは望む順に支払うことができる。しかし、あなたがこの能力を起動すると決めて、あなたのライブラリーの一番上のカードを見た後では、あなたはその考えを変えることができない。
《嵐の活用》
{2}{R}
エンチャント
あなたがあなたの手札からインスタント・呪文1つかソーサリー・呪文1つを唱えるたび、あなたの墓地からその呪文と同じ名前を持つカード1枚を対象とする。あなたはそれを唱えてもよい。(そのコストは支払う必要がある。)
#よくありがちな能力と異なり、この能力は解決時に対象のカードを「唱えること」だけを許可する。タイミングは無視できるが、コストは通常通り支払う。代替コストは適用できる。
#さらにありがちな能力と異なり、この方法で唱えた呪文は、解決された後は通常通り墓地に置かれる。追放されることはない。
*対象としたカードを唱えるかどうかは、この能力の解決時にあなたが選ぶ。あなたはその呪文を後になって唱えることはできないし、あなたの意思に反してあなたがそれを唱えなければならないような状況を対戦相手が作り出すこともできない。
《アヴァシンの裁き》
{1}{R}
ソーサリー
マッドネス{X}{R}(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)
望む数のクリーチャーやプレイヤーを対象とする。アヴァシンの裁きはそれらに2点のダメージをあなたの望むように分割して与える。アヴァシンの裁きのマッドネス・コストが支払われていたなら、代わりに、アヴァシンの裁きはそれらにX点のダメージをあなたの望むように分割して与える。
*あなたは《アヴァシンの裁き》を唱える一部としてダメージの分割方法を宣言する。選ばれた各対象にはそれぞれ少なくとも1点のダメージが与えられなければならない。
《アーリン・コード》
{2}{R}{G}
プレインズウォーカー ― アーリン
3
+1:クリーチャー最大1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+2/+2の修整を受けるとともに警戒と速攻を得る。
0:緑の2/2の狼・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。アーリン・コードを変身させる。
/////
《月の抱擁、アーリン》
*赤*、*緑*
プレインズウォーカー ― アーリン
+1:ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともにトランプルを得る。
-1:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。月の抱擁、アーリンはそれに3点のダメージを与える。月の抱擁、アーリンを変身させる。
-6:あなたは「あなたがコントロールするクリーチャーは、速攻と『{T}:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このクリーチャーはそれに自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。』を持つ。」を持つ紋章を得る。
*《アーリン・コード》の2つ目の能力を起動してそれを変身させた後、そのターン中に《月の抱擁、アーリン》の忠誠度能力を起動することはできない。(逆向きの変身でも同様。)
*この紋章は、記載の起動型能力をあなたのクリーチャーに付与する。与えるダメージの点数は、この起動型能力の解決時のクリーチャーのパワーを用いて決定する。その時点でクリーチャーが戦場にないなら、それが戦場にあった最後のときのパワーを用いる。これは、両方のクリーチャーが戦場にあるときのみダメージが与えられるという、「格闘を行う」のキーワード処理とは異なる。
《石の宣告》
{1}{W}
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。それと、それのコントローラーがコントロールするそれと同じ名前を持つ他のクリーチャーをすべて追放する。そのプレイヤーは、これにより追放されたトークンでないクリーチャー1体につき1回調査を行う。
*クリーチャーとクリーチャーでないパーマネントが同じ名前を持つことがあり得る。たとえば同じ土地が戦場に2つあって、そのうち一方が土地・クリーチャーになった場合などが該当する。対象と同じ名前を持っていても、《石の宣告》によって追放されるのはクリーチャーのみである。
《ガイアー岬の山賊》
{2}{R}
クリーチャー ― 人間・ならず者・狼男
3/2
速攻
各アップキープの開始時に、直前のターンに呪文が唱えられていなかった場合、ガイアー岬の山賊を変身させる。
/////
《ヴィルディン群れの頭目》
*赤*
クリーチャー ― 狼男
4/3
狼男が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはそれを変身させてもよい。
各アップキープの開始時に、直前のターンにプレイヤー1人が2つ以上の呪文を唱えていた場合、ヴィルディン群れの頭目を変身させる。
*あなたが《ヴィルディン群れの頭目》を3体コントロールしているときに狼男1体があなたのコントロール下で戦場に出たなら、あなたはそれを変身させて、もう1度変身させて、さらにもう1度変身させることができる。これはrule 701.25eが定める状況と似ているが、そのクリーチャーを変身させる能力が、そのクリーチャー自身が持つ能力ではないのでそのルールは適用されない。詳細については「一般注釈」の章の「ルール変更:両面カード」の項を参照。
《救出の天使》
{6}{W}{W}
クリーチャー ― 天使
6/6
飛行
昂揚 ― 救出の天使がダメージを与えるたび、あなたの墓地にあるカードにカード・タイプが合計4種類以上含まれる場合、対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。
#追放したままで戻ってこないことに注意。
*《救出の天使》が同時に複数のクリーチャーやプレイヤーやプレインズウォーカーにダメージを与えた(たとえば、それがタフネスの小さなクリーチャー2体によってブロックされたために)なら、それの最後の能力は1回のみ誘発する。
《蟻走感》
{2}{G}
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、あなたは「あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードをあなたの墓地に置く。」ことを選んでもよい。
各ターンに最初に1枚以上の土地・カードがいずれかの領域からあなたの墓地に置かれるたび、緑の1/1の昆虫・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
*2枚以上の土地・カードが同時にあなたの墓地に置かれたなら、《蟻走感》の最後の能力が誘発するのは1回のみである。
《ギトラグの怪物》
{3}{B}{G}
伝説のクリーチャー ― カエル・ホラー
6/6
接死
あなたのアップキープの開始時に、あなたが土地1つを生け贄に捧げないかぎり、ギトラグの怪物を生け贄に捧げる。
あなたの各ターンに、あなたは追加の土地を1つプレイしてもよい。
1枚以上の土地・カードがいずれかの領域からあなたの墓地に置かれるたび、カードを1枚引く。
*2枚以上の土地・カードが同時にあなたの墓地に置かれたとしても、《ギトラグの怪物》の最後の能力が誘発するのは1回のみである。
《氷の中の存在》
{1}{U}
クリーチャー ― ホラー
0/4
防衛
氷の中の存在は氷カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。
あなたがインスタント・呪文かソーサリー・呪文を1つ唱えるたび、氷の中の存在の上から氷カウンターを1個取り除く。その後、氷の中の存在の上に氷カウンターがないなら、これを変身させる。
/////
《目覚めた恐怖》
*青*
クリーチャー ― クラーケン・ホラー
7/8
このクリーチャーが目覚めた恐怖に変身したとき、ホラーでないクリーチャーをすべてオーナーの手札に戻す。
*《氷の中の存在》の上から他の方法で氷カウンターをすべて取り除いても、それは変身しない。あなたはインスタント・呪文かソーサリー・呪文を唱えて、その最後の能力を誘発させる必要がある。
→《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》
《侵襲手術》
{U}
インスタント
ソーサリー・呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
昂揚 ― あなたの墓地にあるカードにカード・タイプが合計4種類以上含まれるなら、その呪文のコントローラーの墓地と手札とライブラリーからその呪文と同じ名前を持つカードを望む枚数探し、それらのカードを追放する。その後そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
*《侵襲手術》の昂揚の能力はそのソーサリー・呪文を打ち消した後で条件を見る。その呪文があなたの墓地に置かれるなら、それも数に入れる。
《親切な余所者》
{2}{B}
クリーチャー ― 人間
2/3
昂揚 ― {2}{B}:親切な余所者を変身させる。この能力は、あなたの墓地にあるカードにカード・タイプが合計4種類以上含まれるときにのみ起動できる。
/////
《悪魔憑きの魔女》
*黒*
クリーチャー ― 人間・シャーマン
4/3
このクリーチャーが悪魔憑きの魔女に変身したとき、クリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを破壊してもよい。
*《親切な余所者》の誘発型能力を2回起動しても、それが《悪魔憑きの魔女》に変身した後で、再度変身して《親切な余所者》に戻ることはない。
《十三恐怖症》
{3}{B}
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、1つを選ぶ。
? ちょうど13点のライフを持つ各プレイヤーはそれぞれゲームに敗北する。その後各プレイヤーはそれぞれ1点のライフを得る。
? ちょうど13点のライフを持つ各プレイヤーはそれぞれゲームに敗北する。その後各プレイヤーはそれぞれ1点のライフを失う。
#モードを持つ。
*双頭巨人戦では、13点のライフを持つ各チームがそれぞれゲームに敗北し、その後各チームの各プレイヤーがそれぞれ1点のライフを得るか失い、その結果各チームのライフの総量は2点増えるか2点減るかする。
《精神病棟の訪問者》
{1}{B}
クリーチャー ― 吸血鬼・ウィザード
3/1
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーの手札にカードがない場合、あなたはカードを1枚引き、1点のライフを失う。
マッドネス{1}{B}(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでそれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)
*対戦相手のターンでは、あなたがコントロールする誘発型能力は、それと同時に誘発した対戦相手がコントロールするパーマネントの誘発型よりも先に解決される。つまり、対戦相手のアップキープに、あなたとそのプレイヤーの両方が《精神病棟の訪問者》をそれぞれ1体ずつコントロールしていて、そのプレイヤーの手札にカードがないなら、あなたは常に、その対戦相手の手札にカードがあるようになるよりも先に、カードを1枚引く。
#この誘発型能力は「if節」のルールに従う。誘発する時点で手札が無ければいけないし、解決時に条件を満たさなくなっていた場合、解決時にはなにもしない。
《戦争に向かう者、オリヴィア》
{1}{B}{R}
伝説のクリーチャー ― 吸血鬼・騎士
3/3
飛行
他のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはカード1枚を捨ててもよい。そうしたなら、そのクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。ターン終了時まで、それは速攻を得る。それは他のタイプに加えて吸血鬼になる。
*カード1枚を捨てたなら、そのクリーチャーが速攻を得るのはターン終了時までだが、+1/+1カウンターとサブタイプ「吸血鬼」は永続する。
《溺墓での天啓》
{X}{U}
インスタント
あなたのライブラリーの一番上からXに1を足した枚数のカードを公開し、それらを2つの束に分ける。対戦相手1人は、そのうちの束1つを選ぶ。選ばれた束をあなたの手札に加え、もう一方をあなたの墓地に置く。
#束に分けるのはあなた、どちらを手札にするかを決めるのは相手である。X=0で唱えると、片方の束は0枚になる。相手は多分そちらの束を「手札に加える」ように選び、選ばれなかった束を墓地に置くことになる。
《ハンウィアーの民兵隊長》
{1}{W}
クリーチャー ― 人間・兵士
2/2
あなたのアップキープの開始時に、あなたがクリーチャーを4体以上コントロールしている場合、ハンウィアーの民兵隊長を変身させる。
/////
《ウェストヴェイル教団の指導者》
*白*
クリーチャー ― 人間・クレリック
*/*
ウェストヴェイル教団の指導者のパワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールするクリーチャーの総数に等しい。
あなたの終了ステップの開始時に、白であり黒である1/1の人間・クレリック・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
#《ハンウィアーの民兵隊長》の誘発型能力は「if節」のルールに従う。誘発する時点でクリーチャーが4体いなければいけないし、解決時に条件を満たさなくなっていた場合、解決時にはなにもしない。
《秘蔵の縫合体》
{1}{U}{B}
クリーチャー ― ゾンビ
3/3
クリーチャーが1体戦場に出るたび、それがあなたの墓地から戦場に出たかあなたがそれをあなたの墓地から唱えていた場合、次の終了ステップの開始時に、あなたの墓地から秘蔵の縫合体をタップ状態で戦場に戻す。
#戻るのは「次の終了ステップの開始時」である。あとで誘発することを忘れないこと。
*マッドネス能力によって唱えたカードは、追放領域から唱えたのであって、あなたの墓地から唱えたのではない。
《瓶詰め脳》
{2}
アーティファクト
{1}, {T}:瓶詰め脳の上に蓄積カウンターを1個置く。その後あなたは、点数で見たマナ・コストが瓶詰め脳の上に置かれている蓄積カウンターの総数に等しいインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を、あなたの手札からそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
{3}, {T}, 瓶詰め脳の上から蓄積カウンターをX個取り除く:占術Xを行う。
*1つ目の能力が解決する前に《瓶詰め脳》が戦場を離れたなら、あなたが唱えてもよい呪文の決定には、これが戦場を離れた時点でこれの上に置かれていたカウンターの総数を用いる。《瓶詰め脳》の上に新しいカウンターを置くことができないので、その数は変わらない。
#カウンターの置かれていない《瓶詰め脳》で上の注釈のようなことを行うと、点数で見たマナ・コストが0のインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を唱えることができる。
《ファルケンラスの過食者》
{R}
クリーチャー ― 吸血鬼・狂戦士
2/1
戦場にない、あなたがオーナーである各吸血鬼・クリーチャー・カードはマッドネスを持つ。そのマッドネス・コストはそれのマナ・コストに等しい。(あなたがそのカードを捨てるなら、それを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでそれを唱えるか、それをあなたの墓地に置く。)
*《ファルケンラスの過食者》の能力によってマッドネスを得た吸血鬼・カードのマッドネスの誘発型能力が解決される前に《ファルケンラスの過食者》が戦場を離れたなら、その吸血鬼・カードはもはやマッドネスを持っていないが、あなたは依然としてそのマッドネスの誘発型能力によりその吸血鬼・カードを適切なコストで唱えることができる。
*すでにマッドネス能力を持つ吸血鬼・クリーチャー・カードを捨てるなら、あなたはどちらのマッドネス能力によってそれを追放するのかを選ぶ。あなたは、それが通常持っている方か、《ファルケンラスの過食者》によって得た方か、どちらを選んでもよい。
#逆に言うと、いずれか一方しか選べない。置換効果を伴うことに注意すること。
《炎刃の天使》
{4}{R}{R}
クリーチャー ― 天使
4/4
飛行
対戦相手がコントロールする発生源1つがあなたかあなたがコントロールするパーマネント1つにダメージを与えるたび、あなたは「炎刃の天使はその発生源のコントローラーに1点のダメージを与える。」を選んでもよい。
*発生源1つが、複数の、あなたやあなたがコントロールするパーマネントに同時にダメージを与えたなら、《炎刃の天使》の最後の能力はその数と同じ回数誘発する。たとえば、トランプルを持つクリーチャー1体が、あなたがコントロールするブロック・クリーチャー1体とあなたにダメージを与えたなら、《炎刃の天使》の能力は2回誘発する。
*最後の能力は選択可能である点に注意。たとえば、2人のプレイヤーがそれぞれ《炎刃の天使》を1体ずつコントロールしていて、一方のコントロールする発生源が他方のプレイヤーかそのプレイヤーがコントロールするパーマネント1つにダメージを与えたとする。それにより誘発する誘発型能力により、後者のプレイヤーは前者のプレイヤーにダメージを与えることを選べるが、そうすると前者のプレイヤーの《炎刃の天使》の能力が誘発する。その能力により、前者のプレイヤーは後者のプレイヤーにダメージを与えることを選べる。この繰り返しになる。この循環は、ゲームが終了するか、いずれかのプレイヤーがこの能力を利用するのを止めて消耗戦を中止するまで続く。
《もう一人の自分》
{X}{2}{G}{U}
クリーチャー ― 多相の戦士
0/0
もう一人の自分は打ち消されない。
あなたはもう一人の自分を、追加の+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出ることを除いて、戦場に出ているクリーチャー1体のコピーとして戦場に出してもよい。
*選ばれたクリーチャーのマナ・コストに{X}が含まれていたなら、そのXは0とする。《もう一人の自分》の最後の能力に含まれるXの値は、《もう一人の自分》を唱える間に選んだXの値である。
*Xは0でもよい。《もう一人の自分》は、それの上に追加の+1/+1カウンターが置かれている状態で戦場に出るのではなく、単に選ばれたクリーチャーのコピーになる。
《忘れられていた家宝》
{1}
アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
装備しているクリーチャーが変身したとき、忘れられていた家宝を変身させる。
装備{1}
/////
《灰口の刃》
アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーは+3/+3の修整を受けるとともに先制攻撃を持つ。
装備{3}
*《忘れられていた家宝》が変身したとき、それはそれがつけられていたクリーチャーにつけられたままになる。装備しているクリーチャーがクリーチャーでないパーマネントに変身したなら、《忘れられていた家宝》ははずれてから《灰口の刃》に変身する。
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