「ゲートウォッチの誓い」のリリースノートが発表されています。
http://magic.wizards.com/articles/archive/feature/oath-gatewatch-release-notes-2016-01-13
いつものように、ざっくり紹介。
以下はリリースノート全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docxでダウンロードできます。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。
参考にしたのは 2015/11/06 版です。文章は以後アップデートされる可能性があります。
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製品情報
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ゲートウォッチの誓い 公式発売日:2016年1月22日
プレリリース・イベント:2016年1月16日・17日
発売記念ウィークエンド:2016年1月22日~24日
ゲームデー:2016年2月13日・14日
セットレアリティー内訳:コモン70、アンコモン60、レア42、神話レア12、計184種。
2016年1月22日(金)より、構築戦でゲートウォッチの誓いが使用可能になる。
これにより、スタンダードで使用できるセットは以下のようになる。
タルキール覇王譚、運命再編、タルキール龍紀伝、マジック・オリジン
戦乱のゼンディカー、ゲートウォッチの誓い
** Zendiker Expeditions **
*『ゲートウォッチの誓い』ブースターパックには、20種類の『Zendiker Expeditions』カードが含まれる。コレクター番号は26-45である。これより前の25種類のカードは『戦乱のゼンディカー』ブースターパックで登場している。『Zendiker Expeditions』のカードには、それに固有のエキスパンション・シンボルが記されている。
*『Zendiker Expeditions』カードは非常にレアである。開封したブースターパックにこれらのカードが含まれる確率は、『戦乱のゼンディカー』のプレミアム版の神話レアカードよりわずかに高い程度である。
*『ゲートウォッチの誓いー』ブースターパックに登場する『Zendiker Expeditions』のカードは、そのブースターパックを用いるすべてのリミテッドのイベントで使用できる。シールドデッキのイベントでは、これらのカードはあなたのカードプールの一部である。ブースタードラフトのイベントでは、これらのカードはドラフトしてカードプールに加える必要がある。
*ただし『Zendiker Expeditions』カードは、これらのカードがもともと使用可能でなかった構築フォーマットでは使用できない。『ゲートウォッチの誓い』ブースターパックに入っているからといって、それらのカードがスタンダードで使用できるようになるわけではないことに注意。
*どの言語版のブースターパックでも、『Zendiker Expeditions』のカードはプレミアム版の英語版カードである。
#デッキリストを使用するリミテッドの場合、デッキリストにはZendiker Expeditionsを書く欄が存在する。その欄に出現したZendiker Expeditionsカードを記すこと。
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一般注釈
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** 無色マナを示す新しいシンボル **
このセットから無色マナ・シンボルを導入することになった。これはルール文書では{C}として表記され、あなたのマナ・プールに加えることができる無色のマナ1点を表す。これはまた、無色のマナ1点によってのみ支払い可能なコストも表す。このシンボルは、灰色の丸の中に辺が曲がったひし形を描いたような図案である。
#英語圏では "diamond mana" という俗称もある。
*コストのうち{C}は、無色のマナでのみ支払うことができる。これを、たとえば緑のマナで支払うことはできない。コストに含まれる{1}が、白、青、黒、赤、緑、無色の、どのタイプのマナでも支払うことができることとは異なる。
*以前のカードに「あなたのマナ・プールに{1}を加える。」などと書かれていたものは、「あなたのマナ・プールに{C}を加える。」のように訂正される予定である。今後は、数字の入ったマナ・シンボルや変数のマナ・シンボル({1}、{2}、…のようなものや{X}など)は、コストを示すためにのみ使用される予定である。
*特に、『戦乱のゼンディカー』のカードのうち、エルドラージ・末裔・トークンを生み出すものには訂正が出され、それらのトークンは「このクリーチャーを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに{C}を加える。」という能力を持つようになる。
#{C}は無色マナ・シンボルである。マナプールに無色マナが加わる場合、これまでの数字付きマナ{1}などではなく、{C}が使用される。
例)《厳かなモノリス/Grim Monolith》
http://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=12626
#{1}などは不特定マナ・シンボルである。どんなタイプのマナでも支払うことのできるコストを示す。
#{1}や{X}などがマナ・プールに加えられる場合、無色マナが加えられる。(CR107.4c)
#(注意:CRが更新されていません)
#コストが減少する効果を適用する場合、その色のマナが含まれていなかったら、不特定マナから減る。(CR117.7a)従って、「コストが{1}減る」という効果で、{C}を減らすことはできない。なぜなら{C}は無色マナであり、不特定マナではないからである。例えば、{2}{C}{C} というマナが要求される呪文で、コストが{1}減る場合、{1}{C}{C}を支払う必要がある。{2}{C}ではない。{1BR}というマナでは唱えられない。(ただ、この文章は色に関して言及してあるので、なんらかの変更が加えられる可能性はある。)
** 新基本土地:《荒地》 **
*この《荒地》のマナ能力は実際のカード上には印刷されていないが、公式のオラクル・テキストには含まれている。印刷されたカードには、他の基本土地・カードと同じようなデザインで、大きな無色マナ・シンボルが示されている。
*《荒地》は基本土地なので、構築フォーマットのデッキには《荒地》を好きなだけたくさん入れることができる。
*リミテッドのイベント(これには、シールド戦とブースタードラフトが含まれる)では、《荒地》を自分のデッキに入れるためには、それが自分のカードプールに含まれていなければならない。他の基本土地を自由に追加できるのとは違い、《荒地》をカードプールに追加することはできない。
#リミテッドにおける冠雪基本土地の扱いと同じである。
*《荒地》は『ゲートウォッチの誓い』を含むフォーマットでのみ使用できる。特に、これが将来のセットに再録されないかぎり、《荒地》はローテーションによりこのセットの他のカードと同時にスタンダードで使用不可になる。
#構築戦における冠雪基本土地の扱いと同じである。
*荒地は土地タイプではない。なんらかの理由で土地タイプ名を指定するときに、「荒地」を選ぶことはできない。
** 新能力語:盟友/Cohort **
盟友は、一部の同盟者が持つ、その同盟者とあなたがコントロールするアンタップ状態の他の同盟者1体をタップすることが必要な起動型能力を強調する。能力語は、英語版では斜体で書かれ、ルール上の意味はない。
*盟友の能力を起動するには、その能力を持つ同盟者は、あなたの一番最近のターンの開始時から継続してあなたのコントロール下になければならない。俗に、それは「召喚酔い」中なので起動できないと言う。しかし、あなたがタップするもう一方の同盟者はあなたのコントロール下になったばかりでもよい。(2体目の(もう一方の)同盟者をタップするコストは{T}(タップ・シンボル)を使っていない点に注意。)
** 新キーワード:怒涛/Surge **
*カードによっては、怒濤は単に代替コストを指定するのみであり、このターンにあなたかチームメイトが他の呪文を唱えているとコストが少なくなる。《無謀な奇襲隊》のようなカードでは、怒濤コストで呪文を唱えると追加の能力や効果がある。
#怒涛は代替コストである。一つの呪文に対して複数の代替コストを適用することはできない。例えば、墓地の怒涛持ちカードに対してフラッシュバックを付けても、怒涛コストで支払って唱えることはできない。
** 新キーワード処理:支援/Support **
*1回の支援の処理によって1体の対象の上に+1/+1カウンターを2個以上置くことはできない。
*支援では、あなたがコントロールしていないクリーチャーを対象とすることができる。
*支援を持つ呪文にクリーチャーを対象とする他の能力がある場合は、同一のクリーチャーをその能力の対象と支援の能力の対象にすることができる。
「サイクル:プレインズウォーカーの誓い」、「欠色/Devoid」、「上陸/Landfall」については省略します。
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カード別注釈
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*該当するクリーチャー1体につき、受ける修整は+1/+1のみである。装備しているクリーチャーとそのクリーチャーが2つ以上の共通のクリーチャー・タイプを持っていたとしても、そうである。たとえば、装備しているクリーチャーが人間・シャーマンであり、あなたが人間・戦士1体とゴブリン・シャーマン1体と他の人間・シャーマン1体をコントロールしているなら、その装備しているクリーチャーは+3/+3の修整を受けることになる。
#単純に、「装備しているクリーチャー」とクリーチャー・タイプを共有する他のクリーチャーを数える。修整の最大値は高々あなたのコントロールしているクリーチャーから1を引いた数である。
*これらの能力の「あなたがコントロールする装備しているクリーチャー」とは、あなたがコントロールするクリーチャーのうち装備品がつけられているものすべてという意味である。非常にまれな状況で、《岩屋の装備役》が装備品になった場合であっても、この能力の意味は変わらない。これはあなたがコントロールする装備しているすべてのクリーチャーを参照し続ける。これらの修整や能力は、《岩屋の装備役》がつけられているクリーチャー1体のみに適用されるわけではない。
#非常にまれ、というか、上記のような状況を作るのは、かなり難しい。
#継続的効果第7b種である。
*《大いなる歪み、コジレック》の誘発型能力は、あなたがそれを唱えたときにあなたの手札にあるカードの枚数が7枚未満かどうかを見る。その時点では《大いなる歪み、コジレック》はスタック上にあり、あなたの手札にはない。あなたの手札の枚数が7枚未満ではなかったならば、この能力は誘発しない。この能力が誘発した場合は、その解決時にも再度同じことを確認する。その時点であなたの手札にカードが7枚以上あれば、この能力は何もしない。
#誘発条件が「if文のルール」に従う。
*最後の能力を起動するためには、適正な対象、つまりスタック上にある呪文1つが必要である。その対象によってXの値と、あなたが捨てるカードの点数で見たマナ・コストが決まる。あなたは、スタック上にある呪文の点数で見たマナ・コストとあなたの手札にあるカードの点数で見たマナ・コストが一致しないかぎり、この能力を起動することはできない。
#→《アジャニの群れ仲間/Ajani’s Pridemate》
*双頭巨人戦であなたのチームメイトがライフを得たときには、それによってあなたのチームのライフの総量が増加することになるが、この能力は誘発しない。
#継続的効果 第4種(象になる)+第5種(緑になる)+第6種(能力を失う)+第7b種(3/3になる)。
*対戦相手がコントロールするクリーチャー・トークンが死亡したなら、それは消滅する前に、通常通りそのプレイヤーの墓地に移動する。
*《ゲトの裏切り者、カリタス》が、対戦相手がコントロールするクリーチャーと同時に死亡しても、それらのクリーチャー・カードは追放され、あなたはそれと同数のゾンビを得ることになる。
*誘発型能力の中には、その解決の一部としてのコストを持つものがある。たとえば、《静寂を担うもの》の能力の一部には「あなたが静寂を担うものを唱えたとき、(中略)あなたは{1}{C}を支払ってもよい。」と書かれている。あなたは《耕作ドローン》が生み出したマナを、このコストの支払いの一部に使用してもよい。実際、《耕作ドローン》2体をタップすれば、このコストをすべて支払うことができる。
#日本語版リリースノートでは、上記の解説文の文頭が「起動型能力」となっていますが、原文だと"triggered ability" なので、この解説文は誘発型能力について述べています。内容に問題はありません。
*最後の能力に伴って《コジレックの帰還》を追放することは、それを呪文として唱えることとは異なる。「呪文1つを対象とし、それを打ち消す」と書かれたカードは使えない。
#最後の能力は単なる誘発型能力である。《コジレックの帰還》を追放するのは解決時なので、解決前に誘発元の《コジレックの帰還》を墓地から移動させてしまえば、ダメージは与えられない。
#クリーチャーになった後に得る起動型能力は、継続的効果 第7e種である。
*「打ち消されない」と「呪文や能力によっては打ち消されない」には機能的な違いはないが、対象を取る呪文に対しては後者を用いる。対象を取る呪文は、それが解決される前にすべての対象が不適正になった場合には、依然としてゲームのルールによって打ち消される。
*これによってカードが追放された後では、どのプレイヤーもそれらを見ることはできない。
*対戦相手が(たとえば、エルドラージ・昇華者の能力を起動するために)裏向きに追放されているカードのうちの1枚を墓地に置くときには、該当するカードの中の1枚を無作為に選ぶ。そのカードは、コストがすべて支払われた後にのみ公開される。すなわち、対戦相手は、選ばれたカードが何かを知った上でやり直す(呪文を唱えない、能力を起動しないなど)ことはできない。
*最後の能力は、能力の解決時にあなたがコントロールしている同盟者・クリーチャーのみを見る。Xの値は0~5である。無色は色ではない。
#例)《天使の隊長》(白赤)、《マラキールの解放者、ドラーナ》(黒)、《タズリ将軍》、《包囲サイ》をコントロールしている。《タズリ将軍》の能力を起動すると、《天使の隊長》、《マラキールの解放者、ドラーナ》、《タズリ将軍》はそれぞれ+3/+3の修整を受ける。《包囲サイ》は修整を受けない。
*何らかの理由によりそのカードを戦場に出さないなら、あなたはそのカードを手札に加える。
#条件「点数で見たマナ・コストが3以下のパーマネント・カード」
行動「そのカードを戦場に出してもよい。」
Otherwise「そのカードをあなたの手札に加える。」
なので、戦場に出さないならそのカードは手札に加えられる。
*《反射魔道士》の能力は(手札に戻したクリーチャーが土地でもあったとしても)プレイヤーが土地をプレイすることを妨げない。
*ときには、手札に戻されたクリーチャーの名前と、そのカードがオーナーの手札に戻った後のカードの名前が一致しないことがある。たとえば、そのカードが他のクリーチャーをコピーしていたのなら、それはオーナーの手札中では異なる名前を持つ。そのカードは、あなたの次のターンが来る前にも再び唱えることができる。第2面を表にしている両面カードが、これによりそのオーナーの手札に戻された場合も同様。
*手札に戻されたクリーチャーが戦場にある間に名前を持っていなかった場合(たとえば、それが裏向きのクリーチャーだった場合)には、それのオーナーは依然としてあなたの次のターンより前に、変異や大変異を持つクリーチャー・呪文を裏向きに唱えたり、同じカードを表向きに唱えたりできる。
#つまり、戦場にあった時の名前を参照する。手札に移動したそのカードを参照するのではない。
*各誘発型能力が誘発する時点で、条件が成立しているかどうかを見る。条件が成立していなければ、その能力は誘発しない。能力が誘発したなら、その能力が解決される時点でその条件が成立しているかどうかを再度見る。その時点で成立していなかったなら、その能力は何もしない。
*多人数戦のゲームでは、両方の時点で条件が成立していれば、2人の異なる対戦相手に関して成立しているのでも構わない。
*プレイヤーは、自分の手札にカードが2枚以上ないかぎり、カードを2枚捨てることを選べない。同様に、そのプレイヤーはクリーチャーやプレイヤーをコントロールしていないかぎり、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を生け贄に捧げることを選べない。つまり、対象とした対戦相手の手札にカードが2枚なく、クリーチャーもプレインズウォーカーもコントロールしていなかったなら、そのプレイヤーは5点のライフを失い、その後もう1回5点のライフを失うことになる。
*《鞭打つ触手》の解決時に戦場にあったクリーチャーのみが-2/-2の修整を受ける。しかし、そのターンに死亡するクリーチャーであれば、《鞭打つ触手》の解決時に戦場になかったものや、その時点ではクリーチャーでなかったものも追放される。
#前半は特性を変更する継続的効果。後半はゲームルールを変更する継続的効果。
http://magic.wizards.com/articles/archive/feature/oath-gatewatch-release-notes-2016-01-13
いつものように、ざっくり紹介。
以下はリリースノート全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docxでダウンロードできます。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。
参考にしたのは 2015/11/06 版です。文章は以後アップデートされる可能性があります。
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製品情報
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ゲートウォッチの誓い 公式発売日:2016年1月22日
プレリリース・イベント:2016年1月16日・17日
発売記念ウィークエンド:2016年1月22日~24日
ゲームデー:2016年2月13日・14日
セットレアリティー内訳:コモン70、アンコモン60、レア42、神話レア12、計184種。
2016年1月22日(金)より、構築戦でゲートウォッチの誓いが使用可能になる。
これにより、スタンダードで使用できるセットは以下のようになる。
タルキール覇王譚、運命再編、タルキール龍紀伝、マジック・オリジン
戦乱のゼンディカー、ゲートウォッチの誓い
** Zendiker Expeditions **
*『ゲートウォッチの誓い』ブースターパックには、20種類の『Zendiker Expeditions』カードが含まれる。コレクター番号は26-45である。これより前の25種類のカードは『戦乱のゼンディカー』ブースターパックで登場している。『Zendiker Expeditions』のカードには、それに固有のエキスパンション・シンボルが記されている。
*『Zendiker Expeditions』カードは非常にレアである。開封したブースターパックにこれらのカードが含まれる確率は、『戦乱のゼンディカー』のプレミアム版の神話レアカードよりわずかに高い程度である。
*『ゲートウォッチの誓いー』ブースターパックに登場する『Zendiker Expeditions』のカードは、そのブースターパックを用いるすべてのリミテッドのイベントで使用できる。シールドデッキのイベントでは、これらのカードはあなたのカードプールの一部である。ブースタードラフトのイベントでは、これらのカードはドラフトしてカードプールに加える必要がある。
*ただし『Zendiker Expeditions』カードは、これらのカードがもともと使用可能でなかった構築フォーマットでは使用できない。『ゲートウォッチの誓い』ブースターパックに入っているからといって、それらのカードがスタンダードで使用できるようになるわけではないことに注意。
*どの言語版のブースターパックでも、『Zendiker Expeditions』のカードはプレミアム版の英語版カードである。
#デッキリストを使用するリミテッドの場合、デッキリストにはZendiker Expeditionsを書く欄が存在する。その欄に出現したZendiker Expeditionsカードを記すこと。
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一般注釈
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** 無色マナを示す新しいシンボル **
このセットから無色マナ・シンボルを導入することになった。これはルール文書では{C}として表記され、あなたのマナ・プールに加えることができる無色のマナ1点を表す。これはまた、無色のマナ1点によってのみ支払い可能なコストも表す。このシンボルは、灰色の丸の中に辺が曲がったひし形を描いたような図案である。
#英語圏では "diamond mana" という俗称もある。
*コストのうち{C}は、無色のマナでのみ支払うことができる。これを、たとえば緑のマナで支払うことはできない。コストに含まれる{1}が、白、青、黒、赤、緑、無色の、どのタイプのマナでも支払うことができることとは異なる。
*以前のカードに「あなたのマナ・プールに{1}を加える。」などと書かれていたものは、「あなたのマナ・プールに{C}を加える。」のように訂正される予定である。今後は、数字の入ったマナ・シンボルや変数のマナ・シンボル({1}、{2}、…のようなものや{X}など)は、コストを示すためにのみ使用される予定である。
*特に、『戦乱のゼンディカー』のカードのうち、エルドラージ・末裔・トークンを生み出すものには訂正が出され、それらのトークンは「このクリーチャーを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに{C}を加える。」という能力を持つようになる。
#{C}は無色マナ・シンボルである。マナプールに無色マナが加わる場合、これまでの数字付きマナ{1}などではなく、{C}が使用される。
例)《厳かなモノリス/Grim Monolith》
http://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=12626
#{1}などは不特定マナ・シンボルである。どんなタイプのマナでも支払うことのできるコストを示す。
#{1}や{X}などがマナ・プールに加えられる場合、無色マナが加えられる。(CR107.4c)
#(注意:CRが更新されていません)
#コストが減少する効果を適用する場合、その色のマナが含まれていなかったら、不特定マナから減る。(CR117.7a)従って、「コストが{1}減る」という効果で、{C}を減らすことはできない。なぜなら{C}は無色マナであり、不特定マナではないからである。例えば、{2}{C}{C} というマナが要求される呪文で、コストが{1}減る場合、{1}{C}{C}を支払う必要がある。{2}{C}ではない。{1BR}というマナでは唱えられない。(ただ、この文章は色に関して言及してあるので、なんらかの変更が加えられる可能性はある。)
** 新基本土地:《荒地》 **
《荒地》
基本土地
{T}:あなたのマナ・プールに{C}を加える。
*この《荒地》のマナ能力は実際のカード上には印刷されていないが、公式のオラクル・テキストには含まれている。印刷されたカードには、他の基本土地・カードと同じようなデザインで、大きな無色マナ・シンボルが示されている。
*《荒地》は基本土地なので、構築フォーマットのデッキには《荒地》を好きなだけたくさん入れることができる。
*リミテッドのイベント(これには、シールド戦とブースタードラフトが含まれる)では、《荒地》を自分のデッキに入れるためには、それが自分のカードプールに含まれていなければならない。他の基本土地を自由に追加できるのとは違い、《荒地》をカードプールに追加することはできない。
#リミテッドにおける冠雪基本土地の扱いと同じである。
*《荒地》は『ゲートウォッチの誓い』を含むフォーマットでのみ使用できる。特に、これが将来のセットに再録されないかぎり、《荒地》はローテーションによりこのセットの他のカードと同時にスタンダードで使用不可になる。
#構築戦における冠雪基本土地の扱いと同じである。
*荒地は土地タイプではない。なんらかの理由で土地タイプ名を指定するときに、「荒地」を選ぶことはできない。
** 新能力語:盟友/Cohort **
盟友は、一部の同盟者が持つ、その同盟者とあなたがコントロールするアンタップ状態の他の同盟者1体をタップすることが必要な起動型能力を強調する。能力語は、英語版では斜体で書かれ、ルール上の意味はない。
《ムンダの先兵》
{4}{W}
クリーチャー ― コー・騎士・同盟者
3/3
盟友 ― {T}, あなたがコントロールするアンタップ状態の同盟者を1体タップする:あなたがコントロールする各クリーチャーの上にそれぞれ+1/+1カウンターを1個置く。
*盟友の能力を起動するには、その能力を持つ同盟者は、あなたの一番最近のターンの開始時から継続してあなたのコントロール下になければならない。俗に、それは「召喚酔い」中なので起動できないと言う。しかし、あなたがタップするもう一方の同盟者はあなたのコントロール下になったばかりでもよい。(2体目の(もう一方の)同盟者をタップするコストは{T}(タップ・シンボル)を使っていない点に注意。)
** 新キーワード:怒涛/Surge **
702.115.怒濤/Surge
702.115a 怒濤は、怒濤を持つ呪文がスタック上にある間に作用する常在型能力である。「怒濤[コスト]/Surge[cost]」は「あなたかあなたのチームメイトのうち1人がこのターンに他の呪文を1つ唱えていたなら、あなたはこの呪文を唱えるに際し、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく[コスト]を支払ってもよい。」を意味する。呪文の怒濤コストを支払うことは、rule 601.2bとrule 601.2f~rule 601.2hの代替コストの支払いのルールに従う。
*カードによっては、怒濤は単に代替コストを指定するのみであり、このターンにあなたかチームメイトが他の呪文を唱えているとコストが少なくなる。《無謀な奇襲隊》のようなカードでは、怒濤コストで呪文を唱えると追加の能力や効果がある。
#怒涛は代替コストである。一つの呪文に対して複数の代替コストを適用することはできない。例えば、墓地の怒涛持ちカードに対してフラッシュバックを付けても、怒涛コストで支払って唱えることはできない。
** 新キーワード処理:支援/Support **
701.32.支援/Support
701.32a パーマネントの「支援Nを行う/support N」は「他のクリーチャー最大N体を対象とし、それらの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。」を意味する。インスタント・呪文かソーサリー・呪文の「支援Nを行う/support N」は「クリーチャー最大N体を対象とし、それらの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。」を意味する。
*1回の支援の処理によって1体の対象の上に+1/+1カウンターを2個以上置くことはできない。
*支援では、あなたがコントロールしていないクリーチャーを対象とすることができる。
*支援を持つ呪文にクリーチャーを対象とする他の能力がある場合は、同一のクリーチャーをその能力の対象と支援の能力の対象にすることができる。
「サイクル:プレインズウォーカーの誓い」、「欠色/Devoid」、「上陸/Landfall」については省略します。
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カード別注釈
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《石鍛冶の傑作》
{1}
アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーは、あなたがコントロールする、それと共通のクリーチャー・タイプを持つ他のクリーチャー1体につき+1/+1の修整を受ける。
装備{2}
*該当するクリーチャー1体につき、受ける修整は+1/+1のみである。装備しているクリーチャーとそのクリーチャーが2つ以上の共通のクリーチャー・タイプを持っていたとしても、そうである。たとえば、装備しているクリーチャーが人間・シャーマンであり、あなたが人間・戦士1体とゴブリン・シャーマン1体と他の人間・シャーマン1体をコントロールしているなら、その装備しているクリーチャーは+3/+3の修整を受けることになる。
#単純に、「装備しているクリーチャー」とクリーチャー・タイプを共有する他のクリーチャーを数える。修整の最大値は高々あなたのコントロールしているクリーチャーから1を引いた数である。
《岩屋の装備役》
{1}{W}
クリーチャー ― コー・工匠・同盟者
2/2
あなたがコントロールする装備しているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
あなたがコントロールする装備しているクリーチャーが1体死亡するたび、カードを1枚引く。
*これらの能力の「あなたがコントロールする装備しているクリーチャー」とは、あなたがコントロールするクリーチャーのうち装備品がつけられているものすべてという意味である。非常にまれな状況で、《岩屋の装備役》が装備品になった場合であっても、この能力の意味は変わらない。これはあなたがコントロールする装備しているすべてのクリーチャーを参照し続ける。これらの修整や能力は、《岩屋の装備役》がつけられているクリーチャー1体のみに適用されるわけではない。
#非常にまれ、というか、上記のような状況を作るのは、かなり難しい。
《エルドラージのミミック》
{2}
クリーチャー ― エルドラージ
2/1
他の無色のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、ターン終了時まで、あなたはエルドラージのミミックの基本のパワーとタフネスをそのクリーチャーのパワーとタフネスに変更してもよい。
#継続的効果第7b種である。
《大いなる歪み、コジレック》
{8}{C}{C}
伝説のクリーチャー ― エルドラージ
12/12
あなたが大いなる歪み、コジレックを唱えたとき、あなたの手札にあるカードの枚数が7枚未満である場合、その差に等しい枚数のカードを引く。
威迫
点数で見たマナ・コストがXであるカードを1枚捨てる:点数で見たマナ・コストがXである呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
*《大いなる歪み、コジレック》の誘発型能力は、あなたがそれを唱えたときにあなたの手札にあるカードの枚数が7枚未満かどうかを見る。その時点では《大いなる歪み、コジレック》はスタック上にあり、あなたの手札にはない。あなたの手札の枚数が7枚未満ではなかったならば、この能力は誘発しない。この能力が誘発した場合は、その解決時にも再度同じことを確認する。その時点であなたの手札にカードが7枚以上あれば、この能力は何もしない。
#誘発条件が「if文のルール」に従う。
*最後の能力を起動するためには、適正な対象、つまりスタック上にある呪文1つが必要である。その対象によってXの値と、あなたが捨てるカードの点数で見たマナ・コストが決まる。あなたは、スタック上にある呪文の点数で見たマナ・コストとあなたの手札にあるカードの点数で見たマナ・コストが一致しないかぎり、この能力を起動することはできない。
《岸壁安息所の吸血鬼》
{2}{W}{B}
クリーチャー ― 吸血鬼・戦士・同盟者
2/4
飛行
あなたがライフを得るたび、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失う。
#→《アジャニの群れ仲間/Ajani’s Pridemate》
*双頭巨人戦であなたのチームメイトがライフを得たときには、それによってあなたのチームのライフの総量が増加することになるが、この能力は誘発しない。
《牙の贈り物》
{U}
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それはすべての能力を失うとともに基本のパワーとタフネスが3/3の緑の象になる。
#継続的効果 第4種(象になる)+第5種(緑になる)+第6種(能力を失う)+第7b種(3/3になる)。
《ゲトの裏切り者、カリタス》
{2}{B}{B}
伝説のクリーチャー ― 吸血鬼・戦士
3/4
絆魂
対戦相手がコントロールするトークンでないクリーチャーが死亡するなら、代わりにそのカードを追放し、黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
{2}{B}, 他の吸血鬼かゾンビを1体生け贄に捧げる:ゲトの裏切り者、カリタスの上に+1/+1カウンターを2個置く。
*対戦相手がコントロールするクリーチャー・トークンが死亡したなら、それは消滅する前に、通常通りそのプレイヤーの墓地に移動する。
*《ゲトの裏切り者、カリタス》が、対戦相手がコントロールするクリーチャーと同時に死亡しても、それらのクリーチャー・カードは追放され、あなたはそれと同数のゾンビを得ることになる。
《耕作ドローン》
{2}{U}
クリーチャー ― エルドラージ・ドローン
2/3
欠色(このカードは無色である。)
{T}:あなたのマナ・プールに{C}を加える。このマナは、無色の呪文を唱えるためか、無色のパーマネントの能力を起動するためか、{C}を含むコストを支払うためにのみ使用できる。({C}は無色マナを表す。)
*誘発型能力の中には、その解決の一部としてのコストを持つものがある。たとえば、《静寂を担うもの》の能力の一部には「あなたが静寂を担うものを唱えたとき、(中略)あなたは{1}{C}を支払ってもよい。」と書かれている。あなたは《耕作ドローン》が生み出したマナを、このコストの支払いの一部に使用してもよい。実際、《耕作ドローン》2体をタップすれば、このコストをすべて支払うことができる。
#日本語版リリースノートでは、上記の解説文の文頭が「起動型能力」となっていますが、原文だと"triggered ability" なので、この解説文は誘発型能力について述べています。内容に問題はありません。
《コジレックの帰還》
{2}{R}
インスタント
欠色(このカードは無色である。)
コジレックの帰還は各クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える。
あなたが点数で見たマナ・コストが7以上のエルドラージ・クリーチャー・呪文を1つ唱えるたび、あなたはあなたの墓地からコジレックの帰還を追放してもよい。そうしたなら、コジレックの帰還は各クリーチャーにそれぞれ5点のダメージを与える。
*最後の能力に伴って《コジレックの帰還》を追放することは、それを呪文として唱えることとは異なる。「呪文1つを対象とし、それを打ち消す」と書かれたカードは使えない。
#最後の能力は単なる誘発型能力である。《コジレックの帰還》を追放するのは解決時なので、解決前に誘発元の《コジレックの帰還》を墓地から移動させてしまえば、ダメージは与えられない。
《さまよう噴気孔》
土地
さまよう噴気孔はタップ状態で戦場に出る。
{T}:あなたのマナ・プールに{U}か{R}を加える。
{2}{U}{R}:ターン終了時まで、さまよう噴気孔は「{0}:ターン終了時まで、このクリーチャーのパワーとタフネスを入れ替える。」を持つ青であり赤である1/4のエレメンタル・クリーチャーになる。これは土地でもある。
#クリーチャーになった後に得る起動型能力は、継続的効果 第7e種である。
《終止符のスフィンクス》
{5}{U}{U}
クリーチャー ― スフィンクス
5/5
終止符のスフィンクスは打ち消されない。
飛行、呪禁
あなたがコントロールするインスタント・呪文とソーサリー・呪文は、呪文や能力によっては打ち消されない。
*「打ち消されない」と「呪文や能力によっては打ち消されない」には機能的な違いはないが、対象を取る呪文に対しては後者を用いる。対象を取る呪文は、それが解決される前にすべての対象が不適正になった場合には、依然としてゲームのルールによって打ち消される。
《真実を覆すもの》
{2}{B}{B}
クリーチャー ― エルドラージ
6/6
欠色(このカードは無色である。)
飛行
真実を覆すものが戦場に出たとき、あなたのライブラリーからすべてのカードを裏向きに追放し、その後あなたの墓地からすべてのカードをあなたのライブラリーに加えて切り直す。
*これによってカードが追放された後では、どのプレイヤーもそれらを見ることはできない。
*対戦相手が(たとえば、エルドラージ・昇華者の能力を起動するために)裏向きに追放されているカードのうちの1枚を墓地に置くときには、該当するカードの中の1枚を無作為に選ぶ。そのカードは、コストがすべて支払われた後にのみ公開される。すなわち、対戦相手は、選ばれたカードが何かを知った上でやり直す(呪文を唱えない、能力を起動しないなど)ことはできない。
《タズリ将軍》
{4}{W}
伝説のクリーチャー ― 人間・同盟者
3/4
タズリ将軍が戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーから同盟者・クリーチャー・カードを1枚探してもよい。そうしたなら、それを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。
{W}{U}{B}{R}{G}:ターン終了時まで、あなたがコントロールする同盟者・クリーチャーは+X/+Xの修整を受ける。Xはそれらのクリーチャーの中の色の数に等しい。
*最後の能力は、能力の解決時にあなたがコントロールしている同盟者・クリーチャーのみを見る。Xの値は0~5である。無色は色ではない。
#例)《天使の隊長》(白赤)、《マラキールの解放者、ドラーナ》(黒)、《タズリ将軍》、《包囲サイ》をコントロールしている。《タズリ将軍》の能力を起動すると、《天使の隊長》、《マラキールの解放者、ドラーナ》、《タズリ将軍》はそれぞれ+3/+3の修整を受ける。《包囲サイ》は修整を受けない。
《作り変えるもの》
{2}{C}
クリーチャー ― エルドラージ
3/2
({C}は無色マナを表す。)
作り変えるものが死亡したとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。それが、点数で見たマナ・コストが3以下のパーマネント・カードなら、あなたはそのカードを戦場に出してもよい。そうでないなら、そのカードをあなたの手札に加える。
*何らかの理由によりそのカードを戦場に出さないなら、あなたはそのカードを手札に加える。
#条件「点数で見たマナ・コストが3以下のパーマネント・カード」
行動「そのカードを戦場に出してもよい。」
Otherwise「そのカードをあなたの手札に加える。」
なので、戦場に出さないならそのカードは手札に加えられる。
《反射魔道士》
{1}{W}{U}
クリーチャー ― 人間・ウィザード
2/3
反射魔道士が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。あなたの次のターンまで、そのクリーチャーのオーナーはそれと同じ名前を持つ呪文を唱えられない。
*《反射魔道士》の能力は(手札に戻したクリーチャーが土地でもあったとしても)プレイヤーが土地をプレイすることを妨げない。
*ときには、手札に戻されたクリーチャーの名前と、そのカードがオーナーの手札に戻った後のカードの名前が一致しないことがある。たとえば、そのカードが他のクリーチャーをコピーしていたのなら、それはオーナーの手札中では異なる名前を持つ。そのカードは、あなたの次のターンが来る前にも再び唱えることができる。第2面を表にしている両面カードが、これによりそのオーナーの手札に戻された場合も同様。
*手札に戻されたクリーチャーが戦場にある間に名前を持っていなかった場合(たとえば、それが裏向きのクリーチャーだった場合)には、それのオーナーは依然としてあなたの次のターンより前に、変異や大変異を持つクリーチャー・呪文を裏向きに唱えたり、同じカードを表向きに唱えたりできる。
#つまり、戦場にあった時の名前を参照する。手札に移動したそのカードを参照するのではない。
《保護者、リンヴァーラ》
{4}{W}{W}
伝説のクリーチャー ― 天使
5/5
飛行
保護者、リンヴァーラが戦場に出たとき、対戦相手1人のライフがあなたより多い場合、あなたは5点のライフを得る。
保護者、リンヴァーラが戦場に出たとき、対戦相手1人があなたより多くのクリーチャーをコントロールしている場合、飛行を持つ白の3/3の天使・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
*各誘発型能力が誘発する時点で、条件が成立しているかどうかを見る。条件が成立していなければ、その能力は誘発しない。能力が誘発したなら、その能力が解決される時点でその条件が成立しているかどうかを再度見る。その時点で成立していなかったなら、その能力は何もしない。
*多人数戦のゲームでは、両方の時点で条件が成立していれば、2人の異なる対戦相手に関して成立しているのでも構わない。
《無情な処罰》
{3}{B}{B}
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、カードを2枚捨てるかクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を生け贄に捧げないかぎり、5点のライフを失う。この手順をもう1回繰り返す。
*プレイヤーは、自分の手札にカードが2枚以上ないかぎり、カードを2枚捨てることを選べない。同様に、そのプレイヤーはクリーチャーやプレイヤーをコントロールしていないかぎり、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を生け贄に捧げることを選べない。つまり、対象とした対戦相手の手札にカードが2枚なく、クリーチャーもプレインズウォーカーもコントロールしていなかったなら、そのプレイヤーは5点のライフを失い、その後もう1回5点のライフを失うことになる。
《鞭打つ触手》
{1}{B}{B}
ソーサリー
欠色(このカードは無色である。)
ターン終了時まで、すべてのクリーチャーは-2/-2の修整を受ける。このターンにクリーチャーが死亡するなら、代わりにそれを追放する。
*《鞭打つ触手》の解決時に戦場にあったクリーチャーのみが-2/-2の修整を受ける。しかし、そのターンに死亡するクリーチャーであれば、《鞭打つ触手》の解決時に戦場になかったものや、その時点ではクリーチャーでなかったものも追放される。
#前半は特性を変更する継続的効果。後半はゲームルールを変更する継続的効果。
コメント
公式に合わせて、直しておきます。