Battle for Zendikar Release Notes
2015年9月25日 Ruling コメント (2)
「戦乱のゼンディカー」のリリースノートが発表されています。
http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/battle-zendikar-release-notes-2015-09-23
いつものように、ざっくり紹介。
以下はリリースノート全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docxでダウンロードできます。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。
参考にしたのは 2015/08/25 版です。文章は以後アップデートされる可能性があります。
-------------------------------
製品情報
-------------------------------
戦乱のゼンディカー 公式発売日:2015年10月2日
戦乱のゼンディカー プレリリース・イベント:2015年9月26日・27日
戦乱のゼンディカー 発売記念ウィークエンド:2015年10月2日~4日
ゲームデー:2015年10月24日・25日
セットレアリティー内訳:コモン101、アンコモン80、レア53、神話レア15、基本土地25、計274種。
2015年10月2日(金)より、構築戦で戦乱のゼンディカーが使用可能になる。
これにより、スタンダードで使用できるセットは以下のようになる。
タルキール覇王譚、運命再編、タルキール龍紀伝、マジック・オリジン
戦乱のゼンディカー
** ゼンディカー探検 **
*『戦乱のゼンディカー』ブースターパックには、25種類の『ゼンディカー探検』カードが含まれる。残りの20種類のカードは『ゲートウォッチの誓い』ブースターパックで登場する。『ゼンディカー探検』のカードには、それに固有のエキスパンション・シンボルが記されている。
*『ゼンディカー探検』カードは非常にレアである。開封したブースターパックにこれらのカードが含まれる確率は、『戦乱のゼンディカー』のプレミアム版の神話レアカードよりわずかに高い程度である。
*『戦乱のゼンディカー』ブースターパックに登場する『ゼンディカー探検』のカードは、そのブースターパックを用いるすべてのリミテッドのイベントで使用できる。シールドデッキのイベントでは、これらのカードはあなたのカードプールの一部である。ブースタードラフトのイベントでは、これらのカードはドラフトしてカードプールに加える必要がある。
*ただし『ゼンディカー探検』カードは、これらのカードがもともと使用可能でなかった構築フォーマットでは使用できない。『戦乱のゼンディカー』ブースターパックに入っているからといって、それらのカードがスタンダードで使用できるようになるわけではないことに注意。
*どの言語版のブースターパックでも、『ゼンディカー探検』のカードはプレミアム版の英語版カードである。
#デッキリストを使用するリミテッドの場合、デッキリストにはゼンディカー探検を書く欄が存在する。その欄に出現したゼンディカー探検・カードを記すこと。
-------------------------------
一般注釈
-------------------------------
** ルール変更:マリガン **
『戦乱のゼンディカー』プレリリースから、マリガンのルールが変更される。参考に、従来のルールを以下に記す。
9月26日付けで発効する変更内容は、この既存のルールに以下を追加するものである。
*複数のプレイヤーがマリガンを行ったなら、開始プレイヤーが最初に自分のライブラリーの一番上のカードを見て、それを一番下に移動するかどうかを決定する。その後ターン順に、マリガンを行った各プレイヤーが同様のことを行う。
*あなたが行ったマリガンの回数に関係なく、あなたがゲーム開始時の手札を決定したあとでライブラリーの一番上のカードを見るのは1回のみである。これにより、あなたが複数のカードを見たり、複数のカードをあなたのライブラリーの一番下に移動したりすることはできない。
*一部の多人数戦フォーマットでは、最初のマリガンではゲーム開始時の手札の枚数が1枚減らない。2回目のマリガンを行わなければ、ライブラリーの一番上のカードを見ることも、それをライブラリーの一番下に移動することもできない。
*マリガンを行った各プレイヤーは、いずれかのプレイヤーが「力線」サイクルのようなカードの「ゲーム開始時の手札」の能力を使用する前に、自分のライブラリーの一番上のカードを一番下に移動するかどうかを決定する。
#マリガンに伴う、ゲーム開始のフローチャートは画像のとおりである。
** 新キーワード:欠色/Devoid **
*欠色は、戦場のみでなくすべての領域で作用する。
*カードが欠色能力を失っても、それは依然として無色である。それは、(欠色により生成される効果のような)オブジェクトの色を変える効果は、そのオブジェクトが欠色を失う前に考慮されるためである。
#これは特性定義能力であり、かつ、継続的効果第5種である。
** 新キーワード:嚥下/Ingest **
#与えたダメージ分ではない。嚥下能力1つにつき1枚のカードを追放する。
** エルドラージの新テーマ:昇華者/Processors **
このセットのカードの一部、特に新しいクリーチャー・タイプ「昇華者」を持つものは、追放領域にある対戦相手のカードを「栄養」として使い、さまざまな効果を生むことができる。
*(《先頭に立つもの、アナフェンザ》によって生成されるような)置換効果によって、カードがいずれかの領域から墓地に置かれる代わりに追放されるときにも、あなたは依然として追放されているカードを対戦相手の墓地に置くことができる。そのカードは新しいオブジェクトになり追放領域に残る。その状況であっても、追放されているカードを2枚以上墓地に置く必要があるなら、追放されているカード1枚を使ってそうすることはできない。ただし、2つの呪文や能力がそれぞれ、追放されているカードを1枚オーナーの墓地に置くように指示するなら、その状況では同じカード1枚を使ってそうすることができる。
#追放領域にあるカードを別の領域に動かすような指示がある。その行き先が、置換効果の結果として、やはり追放領域になる場合がある。その場合、領域は移動しないが、そのオブジェクトは新しく追放されたのと同じ、別の新しいオブジェクトになる。上の文章の理由はこれによる。
*追放領域にある裏向きのカードは、2つの基準に基づいて分けられている。何によって裏向きに追放されたかと、いつ裏向きに追放されたかである。あなたが追放領域にある裏向きのカードをオーナーの墓地に置くなら、それらの分けられている束の中の1つを選び、その後その選んだ束の中のカードを1枚無作為に選ぶ。たとえば、あるアーティファクトによって対戦相手がカード3枚の手札を裏向きに追放し、その後のターンに、そのアーティファクトによって対戦相手が別のカードを2枚裏向きに追放したとする。あなたが《不毛の地の絞殺者》を使って裏向きに追放されているカードを1枚そのプレイヤーの墓地に置くなら、あなたは1つ目の束か2つ目の束かいずれかを選び、その後その束から無作為に選んだカードを1枚墓地に置く。
#昇華者の能力を用いて墓地に置く場合、裏向きに追放されたカード群からは、無作為にしか選べない。(その表を見ることが基本的にできない)
しかし、「何によって追放されたカードか」を選択することはできる。
#例を出そう。対戦相手が裏向きに追放したカードが6枚ある。1枚は《風立ての高地/Windbrisk Heights》で秘匿されたカードであり、5枚は《マンガラの秘本/Mangara’s Tome》で追放されたカードである。あなたが昇華者で1枚のカードを墓地に置く場合、6枚全てから無作為に選ぶのではなく、
・《風立ての高地》によって追放された1枚
・《マンガラの秘本/Mangara’s Tome》によって追放された5枚
の、いずれかの群から1つを選び、そこから無作為に選ぶ。
(つまり、あなたは《風立ての高地》によって秘匿されたカードを狙って墓地に置ける。)
** 新キーワード:覚醒/Awaken **
*覚醒を持つ呪文に(あなたがコントロールする土地を含めて)複数の対象があり、呪文の解決時までにすべてではなく一部の対象が不適正な対象になっていたなら、その呪文は不適正な対象には一切影響しない。
*呪文の覚醒以外の部分に対象が必要なくて、あなたがその呪文を覚醒コストで唱え、対象としたあなたがコントロールする土地が(その唱えられた呪文に対応して破壊されたなどにより)その呪文の解決の前に不適正な対象になったなら、その呪文は打ち消される。
#覚醒コストは代替コストである。他の代替コスト(フラッシュバックなど)とは併用できない。
#覚醒コストで支払うと、その呪文は対象を必ず1つ以上持つ。
#覚醒によってクリーチャーになった土地は速攻をもつ。従って、このターンにプレイした土地であっても、攻撃することができる。(いわゆる《槌のコス》問題は存在しない。)
** 新能力語:結集/Rally **
結集は新しい能力語であり、再録クリーチャー・タイプの同盟者に関連する。結集は、同様の能力を持つクリーチャーや他の同盟者があなたのコントロール下で戦場に出るたびに誘発する能力を強調するために使われる。能力語は、英語版では斜体で書かれ、ルール上の意味はない。
** 新能力語:収斂/Converge **
エルドラージの脅威に立ち向かうため、ゼンディカーの住人は協力しなければならない。収斂は新しい能力語であり、唱えるために支払ったマナの色の数に何らかの形で依存するようなカードの効果を強調する。能力語は、英語版では斜体で書かれ、ルール上の意味はない。
*呪文を唱えるために支払うことができるマナの色の総数は最大5である。無色は色ではない。収斂を持つ呪文のコストによっては、支払うことができるマナの色の総数は5より少ないことがある。
*収斂能力を持つ呪文がコピーされるときには、そのコピーは唱えるためにマナが支払われていないため、その呪文を唱えるのに支払われたマナの色の総数は0である。元の呪文を唱えるために支払われた色の総数がコピーされるわけではない。
#反復などの「マナ・コストを支払わずに唱え」た場合でsも、実際に支払われたマナの色が無いので、やはり収斂による値は0になる。
-------------------------------
カード別注釈
-------------------------------
*その対戦相手がコントロールするクリーチャーが格闘で死亡せず、その後そのターンに他の理由で死亡するなら、あなたのクリーチャーがそれにダメージを与えたかどうかには関係なく、代わりにそれは追放される。
*あなたがコントロールするクリーチャーが(たとえば、他の呪文や能力によって破壊されたために)不適正な対象になったなら、《異常な攻撃性》は解決されるが、対象となった対戦相手がコントロールするクリーチャーはダメージを与えることも与えられることもない。そのクリーチャーがその後そのターンに他の理由で死亡するなら、代わりにそれは追放される。
#逆に、後者(つまり、対戦相手のクリーチャー)が不適正であるならば、あなたのクリーチャーがダージを与えることも与えられることもないが、「追放される」の部分も効果を発揮しない。なぜなら後者の対象は不適正だからである。
*Xが0なら、あなたは占術を行わない。あなたが占術を行うたびに誘発する能力は誘発しない。
#カード名でなくサブタイプで「平地」とテキストにあるので、《寺院の庭/Temple Garden》のような《平地/Plains》でなく、平地をサブタイプとして持つカードでも、後半の効果が適用される。
*《オンドゥの蜂起》は遅延誘発型能力を作成する。その能力は、このターンに攻撃した各クリーチャーによって誘発することになる。それには、チームメイトがコントロールするクリーチャーや、《オンドゥの蜂起》の解決の際にあなたがコントロールしていなかったクリーチャーや存在していなかったクリーチャーも含まれる。特に、《オンドゥの蜂起》をその覚醒コストで唱えることで生まれる土地・クリーチャーも含まれる。
#呪文の解決時に特性を変更する効果ではない。
*呪文を唱えるためのコストを増やしたり減らしたりする効果は、その呪文の点数で見たマナ・コストに影響しない。
*マナ・コストに{X}を含む呪文では、Xとして選んだ値を使用して呪文の点数で見たマナ・コストが偶数かどうかを決める。たとえば、対戦相手は(マナ・コストが{X}である)《果てしなきもの》を、Xを5として唱えることはできるが、Xを6として唱えることはできない。
*末裔・クリーチャーでないエルドラージ・クリーチャー(やエルドラージ・クリーチャーでない末裔・クリーチャー)は、《コーの懲罰者》をブロックできる。
#サブタイプが末裔かつエルドラージであるなら、それは《コーの懲罰者》をブロックできない。
#(多相? 知らない子ですね・・・)
*《下生えの勇者》に(たとえば、それが複数のクリーチャーにブロックされたために)複数の発生源から同時にダメージが与えられるなら、それの軽減効果はそれらのダメージすべてに対して1回適用される。あなたは+1/+1カウンターを1個のみ取り除く。
*《下生えの勇者》の上に+1/+1カウンターが置かれているときに軽減できないダメージが与えられたなら、あなたは依然としてそれの上から+1/+1カウンターを1個取り除く。
*《タイタンの存在》がスタックを離れるまで、その無色のクリーチャー・カードは公開されたままになる。
*あなたが公開した無色のクリーチャー・カードは、《タイタンの存在》の解決の際にあなたの手札にある必要はない。手札にないなら、最後に手札にあった時点のパワーを使用する。
#過去のウラモグと異なり、墓地に置かれてもライブラリーを切り直さない。
*追放されたカードを唱えるなら、それは《白日の下に》の解決の一部として唱える。そのターンの後の時点で唱えるために取っておくことはできない。カード・タイプに基づくタイミングの制限は無視するが、(「[このカード]は戦闘中にのみ唱えられる」のような)他の制限は無視しない。
*あなたがカードを「マナ・コストを支払うことなく」唱えるときには、覚醒コストのような代替コストを支払うことはできない。ただしキッカー・コストのような追加コストを支払うことはできる。そのカードに強制の追加コストがあるなら、カードを唱えるためにはそれを支払わなければならない。
*カードのマナ・コストに{X}が含まれるなら、その値として0を選ばなければならない。
*これによりインスタント・カードかソーサリー・カードを唱えたなら、それは通常通りあなたの墓地に置かれる。それは追放領域に戻るわけではない。
*カードを唱えなかったなら、それは追放されたままとなる。
#訂正# カードには「破滅を導くもの」と印刷されているが、これは誤りである。これのカード名は「破滅の伝導者」であるものとして扱う。
*あなたが2体以上の《破滅の伝導者》をコントロールしているなら、それらそれぞれの最後の能力は、各ターンにあなたが最初に唱えるクリーチャー・呪文1つにのみ適用され、別々の複数の呪文には適用されない。つまりあなたがちょうど2体の《破滅の伝導者》をコントロールしているなら、各ターンにあなたが最初に唱えるクリーチャー・呪文1つのコストが{4}少なくなる。
*《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》の最後の能力が生成する紋章は、対象とした対戦相手がオーナーであり、そのプレイヤーがコントロールする。多人数戦で、あなたがオーナーである《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》をあなたが使うことによって対戦相手が紋章を得たなら、あなたがゲームから除外されたとしても、その紋章は残る。
*この能力は、あなたが《面晶体の掘削者、ザダ》1体のみを対象として、他のオブジェクトやプレイヤーは対象とせずに、インスタント・呪文1つを唱えるかソーサリー・呪文1つを唱えるかするたびに誘発する。
*あなたが複数の対象群を持つインスタント・呪文かソーサリー・呪文を唱え、そのすべての対象群が《面晶体の掘削者、ザダ》1体のみを対象とするなら、《面晶体の掘削者、ザダ》の能力は誘発する。
*あなたがコントロールするクリーチャーのうち、(被覆能力、プロテクションの能力、対象の制限などにより)元の呪文の対象とできないものは、《面晶体の掘削者、ザダ》の能力では単に無視する。
*あなたはすべてのコピーをコントロールする。あなたは、それらのコピーがスタックに置かれる順番を選ぶ。元の呪文はスタック上でそれらのコピーの下に置かれていて、最後に解決されることになる。
*この能力が生成するコピーはスタック上に生成される。それらは唱えられたわけではない。(《面晶体の掘削者、ザダ》の能力自体のような)プレイヤーが呪文を唱えるときに誘発する能力は誘発しない。
*非常に稀な状況で、《連結面晶体構造》がパワーが5以上のクリーチャーとして戦場に出ることがある。これが起きたなら、《連結面晶体構造》は、他のパワーが5以上のクリーチャーとともにそれ自体によって追放される。それらのカードは即座に戦場に戻る。これにより《連結面晶体構造》が追放され戦場に戻ることを繰り返すループになるなら、いずれかのプレイヤーが何らかの方法でループを終わらせないかぎり、そのゲームは引き分けとなる。
*《湧き上がる瘴気》を覚醒コストで唱えたなら、クリーチャーが-2/-2の修整を受けるのは、対象とした土地がクリーチャーになる前である。《湧き上がる瘴気》の解決が始まる前の時点で土地・クリーチャーでないかぎり、-2/-2の修整を受けることはない。
----
http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/battle-zendikar-release-notes-2015-09-23
いつものように、ざっくり紹介。
以下はリリースノート全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docxでダウンロードできます。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。
参考にしたのは 2015/08/25 版です。文章は以後アップデートされる可能性があります。
-------------------------------
製品情報
-------------------------------
戦乱のゼンディカー 公式発売日:2015年10月2日
戦乱のゼンディカー プレリリース・イベント:2015年9月26日・27日
戦乱のゼンディカー 発売記念ウィークエンド:2015年10月2日~4日
ゲームデー:2015年10月24日・25日
セットレアリティー内訳:コモン101、アンコモン80、レア53、神話レア15、基本土地25、計274種。
2015年10月2日(金)より、構築戦で戦乱のゼンディカーが使用可能になる。
これにより、スタンダードで使用できるセットは以下のようになる。
タルキール覇王譚、運命再編、タルキール龍紀伝、マジック・オリジン
戦乱のゼンディカー
** ゼンディカー探検 **
*『戦乱のゼンディカー』ブースターパックには、25種類の『ゼンディカー探検』カードが含まれる。残りの20種類のカードは『ゲートウォッチの誓い』ブースターパックで登場する。『ゼンディカー探検』のカードには、それに固有のエキスパンション・シンボルが記されている。
*『ゼンディカー探検』カードは非常にレアである。開封したブースターパックにこれらのカードが含まれる確率は、『戦乱のゼンディカー』のプレミアム版の神話レアカードよりわずかに高い程度である。
*『戦乱のゼンディカー』ブースターパックに登場する『ゼンディカー探検』のカードは、そのブースターパックを用いるすべてのリミテッドのイベントで使用できる。シールドデッキのイベントでは、これらのカードはあなたのカードプールの一部である。ブースタードラフトのイベントでは、これらのカードはドラフトしてカードプールに加える必要がある。
*ただし『ゼンディカー探検』カードは、これらのカードがもともと使用可能でなかった構築フォーマットでは使用できない。『戦乱のゼンディカー』ブースターパックに入っているからといって、それらのカードがスタンダードで使用できるようになるわけではないことに注意。
*どの言語版のブースターパックでも、『ゼンディカー探検』のカードはプレミアム版の英語版カードである。
#デッキリストを使用するリミテッドの場合、デッキリストにはゼンディカー探検を書く欄が存在する。その欄に出現したゼンディカー探検・カードを記すこと。
-------------------------------
一般注釈
-------------------------------
** ルール変更:マリガン **
『戦乱のゼンディカー』プレリリースから、マリガンのルールが変更される。参考に、従来のルールを以下に記す。
ゲーム開始時に、各プレイヤーは初期手札枚数に等しい枚数(普通は7枚)のカードを引く。ターン順に各プレイヤーは、引いたカードをゲーム開始時の手札とするか、手札をライブラリーに加えて切り直した後1枚少ない枚数の新しい手札を引くというマリガンを行うか、いずれかを選択する。これにより引いた手札は、それをゲーム開始時の手札としても、さらにマリガンを行ってもよい。マリガンを行うたびにカードを引く枚数は1枚ずつ少なくなる。各プレイヤーのゲーム開始時の手札が決まるまでこれを行う。
9月26日付けで発効する変更内容は、この既存のルールに以下を追加するものである。
すべてのプレイヤーがゲーム開始時の手札を決定したあと、手札の枚数が初期手札枚数よりも少ない各プレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを見る。そのプレイヤーは、その後そのカードを自分のライブラリーの一番下に置いてもよい。(実質的にこれは「占術1」のキーワード処理である。)
*複数のプレイヤーがマリガンを行ったなら、開始プレイヤーが最初に自分のライブラリーの一番上のカードを見て、それを一番下に移動するかどうかを決定する。その後ターン順に、マリガンを行った各プレイヤーが同様のことを行う。
*あなたが行ったマリガンの回数に関係なく、あなたがゲーム開始時の手札を決定したあとでライブラリーの一番上のカードを見るのは1回のみである。これにより、あなたが複数のカードを見たり、複数のカードをあなたのライブラリーの一番下に移動したりすることはできない。
*一部の多人数戦フォーマットでは、最初のマリガンではゲーム開始時の手札の枚数が1枚減らない。2回目のマリガンを行わなければ、ライブラリーの一番上のカードを見ることも、それをライブラリーの一番下に移動することもできない。
*マリガンを行った各プレイヤーは、いずれかのプレイヤーが「力線」サイクルのようなカードの「ゲーム開始時の手札」の能力を使用する前に、自分のライブラリーの一番上のカードを一番下に移動するかどうかを決定する。
#マリガンに伴う、ゲーム開始のフローチャートは画像のとおりである。
** 新キーワード:欠色/Devoid **
702.113.欠色
702.113a 欠色は特性定義能力である。「欠色」は、「このオブジェクトは無色である。」を意味する。この能力は、ゲームの外部も含めすべての領域で作用する。rule 604.3参照。
*欠色は、戦場のみでなくすべての領域で作用する。
*カードが欠色能力を失っても、それは依然として無色である。それは、(欠色により生成される効果のような)オブジェクトの色を変える効果は、そのオブジェクトが欠色を失う前に考慮されるためである。
#これは特性定義能力であり、かつ、継続的効果第5種である。
** 新キーワード:嚥下/Ingest **
702.114.嚥下
702.114a 嚥下は誘発型能力である。「嚥下」は、「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを追放する。」を意味する。
702.114b 1体のクリーチャーが複数の嚥下を持つなら、それらはそれぞれ個別に誘発する。
#与えたダメージ分ではない。嚥下能力1つにつき1枚のカードを追放する。
** エルドラージの新テーマ:昇華者/Processors **
このセットのカードの一部、特に新しいクリーチャー・タイプ「昇華者」を持つものは、追放領域にある対戦相手のカードを「栄養」として使い、さまざまな効果を生むことができる。
*(《先頭に立つもの、アナフェンザ》によって生成されるような)置換効果によって、カードがいずれかの領域から墓地に置かれる代わりに追放されるときにも、あなたは依然として追放されているカードを対戦相手の墓地に置くことができる。そのカードは新しいオブジェクトになり追放領域に残る。その状況であっても、追放されているカードを2枚以上墓地に置く必要があるなら、追放されているカード1枚を使ってそうすることはできない。ただし、2つの呪文や能力がそれぞれ、追放されているカードを1枚オーナーの墓地に置くように指示するなら、その状況では同じカード1枚を使ってそうすることができる。
#追放領域にあるカードを別の領域に動かすような指示がある。その行き先が、置換効果の結果として、やはり追放領域になる場合がある。その場合、領域は移動しないが、そのオブジェクトは新しく追放されたのと同じ、別の新しいオブジェクトになる。上の文章の理由はこれによる。
*追放領域にある裏向きのカードは、2つの基準に基づいて分けられている。何によって裏向きに追放されたかと、いつ裏向きに追放されたかである。あなたが追放領域にある裏向きのカードをオーナーの墓地に置くなら、それらの分けられている束の中の1つを選び、その後その選んだ束の中のカードを1枚無作為に選ぶ。たとえば、あるアーティファクトによって対戦相手がカード3枚の手札を裏向きに追放し、その後のターンに、そのアーティファクトによって対戦相手が別のカードを2枚裏向きに追放したとする。あなたが《不毛の地の絞殺者》を使って裏向きに追放されているカードを1枚そのプレイヤーの墓地に置くなら、あなたは1つ目の束か2つ目の束かいずれかを選び、その後その束から無作為に選んだカードを1枚墓地に置く。
#昇華者の能力を用いて墓地に置く場合、裏向きに追放されたカード群からは、無作為にしか選べない。(その表を見ることが基本的にできない)
しかし、「何によって追放されたカードか」を選択することはできる。
#例を出そう。対戦相手が裏向きに追放したカードが6枚ある。1枚は《風立ての高地/Windbrisk Heights》で秘匿されたカードであり、5枚は《マンガラの秘本/Mangara’s Tome》で追放されたカードである。あなたが昇華者で1枚のカードを墓地に置く場合、6枚全てから無作為に選ぶのではなく、
・《風立ての高地》によって追放された1枚
・《マンガラの秘本/Mangara’s Tome》によって追放された5枚
の、いずれかの群から1つを選び、そこから無作為に選ぶ。
(つまり、あなたは《風立ての高地》によって秘匿されたカードを狙って墓地に置ける。)
** 新キーワード:覚醒/Awaken **
702.112.覚醒
702.112a 覚醒は、一部のインスタントとソーサリーが持つ。それは、2つの能力を表す。覚醒を持つ呪文がスタック上にある間に作用する常在型能力と呪文能力である。「覚醒N―[コスト]」は、「あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、[コスト]を支払ってもよい。」と「この呪文の覚醒コストが支払われていたなら、あなたがコントロールする土地1つを対象とする。それの上に+1/+1カウンターをN個置く。その土地は、速攻を持つ0/0のエレメンタル・クリーチャーになる。それは土地でもある。」を意味する。呪文の覚醒コストを支払うことは、rule 601.2bとrule 601.2f-hの代替コストの支払いのルールに従う。
702.112b 覚醒を持つ呪文のコントローラーは、そのプレイヤーが呪文の覚醒コストを支払うことを選択したときにのみ、覚醒の呪文能力の対象を選ぶ。そうでないときには、その呪文はその対象を取らないものとして唱えられる。
*覚醒を持つ呪文に(あなたがコントロールする土地を含めて)複数の対象があり、呪文の解決時までにすべてではなく一部の対象が不適正な対象になっていたなら、その呪文は不適正な対象には一切影響しない。
*呪文の覚醒以外の部分に対象が必要なくて、あなたがその呪文を覚醒コストで唱え、対象としたあなたがコントロールする土地が(その唱えられた呪文に対応して破壊されたなどにより)その呪文の解決の前に不適正な対象になったなら、その呪文は打ち消される。
#覚醒コストは代替コストである。他の代替コスト(フラッシュバックなど)とは併用できない。
#覚醒コストで支払うと、その呪文は対象を必ず1つ以上持つ。
#覚醒によってクリーチャーになった土地は速攻をもつ。従って、このターンにプレイした土地であっても、攻撃することができる。(いわゆる《槌のコス》問題は存在しない。)
** 新能力語:結集/Rally **
結集は新しい能力語であり、再録クリーチャー・タイプの同盟者に関連する。結集は、同様の能力を持つクリーチャーや他の同盟者があなたのコントロール下で戦場に出るたびに誘発する能力を強調するために使われる。能力語は、英語版では斜体で書かれ、ルール上の意味はない。
** 新能力語:収斂/Converge **
エルドラージの脅威に立ち向かうため、ゼンディカーの住人は協力しなければならない。収斂は新しい能力語であり、唱えるために支払ったマナの色の数に何らかの形で依存するようなカードの効果を強調する。能力語は、英語版では斜体で書かれ、ルール上の意味はない。
*呪文を唱えるために支払うことができるマナの色の総数は最大5である。無色は色ではない。収斂を持つ呪文のコストによっては、支払うことができるマナの色の総数は5より少ないことがある。
*収斂能力を持つ呪文がコピーされるときには、そのコピーは唱えるためにマナが支払われていないため、その呪文を唱えるのに支払われたマナの色の総数は0である。元の呪文を唱えるために支払われた色の総数がコピーされるわけではない。
#反復などの「マナ・コストを支払わずに唱え」た場合でsも、実際に支払われたマナの色が無いので、やはり収斂による値は0になる。
-------------------------------
カード別注釈
-------------------------------
《異常な攻撃性》
{2}{G}
インスタント
欠色(このカードは無色である。)
あなたがコントロールするクリーチャー1体と対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。その前者はその後者と格闘を行う。このターンにその後者が死亡するなら、代わりにそれを追放する。
*その対戦相手がコントロールするクリーチャーが格闘で死亡せず、その後そのターンに他の理由で死亡するなら、あなたのクリーチャーがそれにダメージを与えたかどうかには関係なく、代わりにそれは追放される。
*あなたがコントロールするクリーチャーが(たとえば、他の呪文や能力によって破壊されたために)不適正な対象になったなら、《異常な攻撃性》は解決されるが、対象となった対戦相手がコントロールするクリーチャーはダメージを与えることも与えられることもない。そのクリーチャーがその後そのターンに他の理由で死亡するなら、代わりにそれは追放される。
#逆に、後者(つまり、対戦相手のクリーチャー)が不適正であるならば、あなたのクリーチャーがダージを与えることも与えられることもないが、「追放される」の部分も効果を発揮しない。なぜなら後者の対象は不適正だからである。
《ウギンの洞察力》
{3}{U}{U}
ソーサリー
占術Xを行う。Xは、あなたがコントロールするパーマネントの点数で見たマナ・コストの中で最も大きいものに等しい。その後カードを3枚引く。
*Xが0なら、あなたは占術を行わない。あなたが占術を行うたびに誘発する能力は誘発しない。
《エメリアの番人》
{5}{W}{W}
クリーチャー ― 天使
4/4
飛行
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたの墓地から土地でないパーマネント・カード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。その土地が平地であるなら、あなたはその土地でないパーマネント・カードを代わりに戦場に戻してもよい。
#カード名でなくサブタイプで「平地」とテキストにあるので、《寺院の庭/Temple Garden》のような《平地/Plains》でなく、平地をサブタイプとして持つカードでも、後半の効果が適用される。
《オンドゥの蜂起》
{1}{W}
ソーサリー
このターン、クリーチャーが1体攻撃するたび、ターン終了時まで、それは絆魂を得る。
覚醒4―{4}{W}
*《オンドゥの蜂起》は遅延誘発型能力を作成する。その能力は、このターンに攻撃した各クリーチャーによって誘発することになる。それには、チームメイトがコントロールするクリーチャーや、《オンドゥの蜂起》の解決の際にあなたがコントロールしていなかったクリーチャーや存在していなかったクリーチャーも含まれる。特に、《オンドゥの蜂起》をその覚醒コストで唱えることで生まれる土地・クリーチャーも含まれる。
#呪文の解決時に特性を変更する効果ではない。
《虚空の選別者》
{9}
クリーチャー ― エルドラージ
11/9
あなたの対戦相手は点数で見たマナ・コストが偶数の呪文を唱えられない。(0は偶数である。)
あなたの対戦相手は点数で見たマナ・コストが偶数のクリーチャーではブロックできない。
*呪文を唱えるためのコストを増やしたり減らしたりする効果は、その呪文の点数で見たマナ・コストに影響しない。
*マナ・コストに{X}を含む呪文では、Xとして選んだ値を使用して呪文の点数で見たマナ・コストが偶数かどうかを決める。たとえば、対戦相手は(マナ・コストが{X}である)《果てしなきもの》を、Xを5として唱えることはできるが、Xを6として唱えることはできない。
《コーの懲罰者》
{1}{W}
クリーチャー ― コー・ウィザード・同盟者
3/1
コーの懲罰者はエルドラージ・末裔によってはブロックされない。
*末裔・クリーチャーでないエルドラージ・クリーチャー(やエルドラージ・クリーチャーでない末裔・クリーチャー)は、《コーの懲罰者》をブロックできる。
#サブタイプが末裔かつエルドラージであるなら、それは《コーの懲罰者》をブロックできない。
#(多相? 知らない子ですね・・・)
《下生えの勇者》
{1}{G}{G}
クリーチャー ― エレメンタル
2/2
+1/+1カウンターが置かれている下生えの勇者にダメージが与えられるなら、そのダメージを軽減し、下生えの勇者の上から+1/+1カウンターを1個取り除く。
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、下生えの勇者の上に+1/+1カウンターを1個置く。
*《下生えの勇者》に(たとえば、それが複数のクリーチャーにブロックされたために)複数の発生源から同時にダメージが与えられるなら、それの軽減効果はそれらのダメージすべてに対して1回適用される。あなたは+1/+1カウンターを1個のみ取り除く。
*《下生えの勇者》の上に+1/+1カウンターが置かれているときに軽減できないダメージが与えられたなら、あなたは依然としてそれの上から+1/+1カウンターを1個取り除く。
《タイタンの存在》
{3}
インスタント
タイタンの存在を唱えるための追加コストとして、あなたの手札から無色のクリーチャー・カードを1枚公開する。
クリーチャー1体を対象とする。それのパワーが公開したカードのパワー以下なら、それを追放する。
*《タイタンの存在》がスタックを離れるまで、その無色のクリーチャー・カードは公開されたままになる。
*あなたが公開した無色のクリーチャー・カードは、《タイタンの存在》の解決の際にあなたの手札にある必要はない。手札にないなら、最後に手札にあった時点のパワーを使用する。
《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
{10}
伝説のクリーチャー ― エルドラージ
10/10
あなたが絶え間ない飢餓、ウラモグを唱えたとき、パーマネント2つを対象とし、それらを追放する。
破壊不能
絶え間ない飢餓、ウラモグが攻撃するたび、防御プレイヤーは自分のライブラリーの一番上から20枚のカードを追放する。
#過去のウラモグと異なり、墓地に置かれてもライブラリーを切り直さない。
《白日の下に》
{3}{G}{U}
ソーサリー
収斂 ― あなたのライブラリーから、点数で見たマナ・コストが白日の下にを唱えるために支払われたマナの色の総数以下であるクリーチャー・カード1枚かインスタント・カード1枚かソーサリー・カードを1枚探し、そのカードを追放し、その後、あなたのライブラリーを切り直す。あなたはそのカードそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
*追放されたカードを唱えるなら、それは《白日の下に》の解決の一部として唱える。そのターンの後の時点で唱えるために取っておくことはできない。カード・タイプに基づくタイミングの制限は無視するが、(「[このカード]は戦闘中にのみ唱えられる」のような)他の制限は無視しない。
*あなたがカードを「マナ・コストを支払うことなく」唱えるときには、覚醒コストのような代替コストを支払うことはできない。ただしキッカー・コストのような追加コストを支払うことはできる。そのカードに強制の追加コストがあるなら、カードを唱えるためにはそれを支払わなければならない。
*カードのマナ・コストに{X}が含まれるなら、その値として0を選ばなければならない。
*これによりインスタント・カードかソーサリー・カードを唱えたなら、それは通常通りあなたの墓地に置かれる。それは追放領域に戻るわけではない。
*カードを唱えなかったなら、それは追放されたままとなる。
《破滅の伝導者》
{6}
クリーチャー ― エルドラージ
5/5
あなたが破滅の伝導者を唱えたとき、あなたはあなたのライブラリーから点数で見たマナ・コストが7以上の無色のクリーチャー・カードを1枚探してもよい。そうしたなら、それを公開し、その後あなたのライブラリーを切り直し、そのカードをライブラリーの一番上に置く。
各ターン、あなたが最初に唱えるクリーチャー・呪文を唱えるためのコストは{2}少なくなる。
#訂正# カードには「破滅を導くもの」と印刷されているが、これは誤りである。これのカード名は「破滅の伝導者」であるものとして扱う。
*あなたが2体以上の《破滅の伝導者》をコントロールしているなら、それらそれぞれの最後の能力は、各ターンにあなたが最初に唱えるクリーチャー・呪文1つにのみ適用され、別々の複数の呪文には適用されない。つまりあなたがちょうど2体の《破滅の伝導者》をコントロールしているなら、各ターンにあなたが最初に唱えるクリーチャー・呪文1つのコストが{4}少なくなる。
《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》
{3}{B}{B}
プレインズウォーカー ― ニクシリス
5
+1:あなたはカードを1枚引き、1点のライフを失う。
-3:クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
-8:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは「プレイヤー1人がカードを1枚引くたび、あなたは2点のライフを失う。」を持つ紋章を得る。
*《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》の最後の能力が生成する紋章は、対象とした対戦相手がオーナーであり、そのプレイヤーがコントロールする。多人数戦で、あなたがオーナーである《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》をあなたが使うことによって対戦相手が紋章を得たなら、あなたがゲームから除外されたとしても、その紋章は残る。
《面晶体の掘削者、ザダ》
{3}{R}
伝説のクリーチャー ― ゴブリン・同盟者
3/3
あなたが面晶体の掘削者、ザダのみを対象とするインスタント・呪文かソーサリー・呪文を1つ唱えるたび、その呪文が対象にできるあなたがコントロールする他のクリーチャー1体につき、その呪文を1回コピーする。各コピーは、それらのクリーチャーのうち別々のものを対象とする。
*この能力は、あなたが《面晶体の掘削者、ザダ》1体のみを対象として、他のオブジェクトやプレイヤーは対象とせずに、インスタント・呪文1つを唱えるかソーサリー・呪文1つを唱えるかするたびに誘発する。
*あなたが複数の対象群を持つインスタント・呪文かソーサリー・呪文を唱え、そのすべての対象群が《面晶体の掘削者、ザダ》1体のみを対象とするなら、《面晶体の掘削者、ザダ》の能力は誘発する。
*あなたがコントロールするクリーチャーのうち、(被覆能力、プロテクションの能力、対象の制限などにより)元の呪文の対象とできないものは、《面晶体の掘削者、ザダ》の能力では単に無視する。
*あなたはすべてのコピーをコントロールする。あなたは、それらのコピーがスタックに置かれる順番を選ぶ。元の呪文はスタック上でそれらのコピーの下に置かれていて、最後に解決されることになる。
*この能力が生成するコピーはスタック上に生成される。それらは唱えられたわけではない。(《面晶体の掘削者、ザダ》の能力自体のような)プレイヤーが呪文を唱えるときに誘発する能力は誘発しない。
《連結面晶体構造》
{4}
アーティファクト
連結面晶体構造が戦場に出たとき、パワーが5以上のすべてのクリーチャーを、連結面晶体構造が戦場を離れるまで追放する。(それらのクリーチャーはオーナーのコントロール下で戦場に戻る。)
*非常に稀な状況で、《連結面晶体構造》がパワーが5以上のクリーチャーとして戦場に出ることがある。これが起きたなら、《連結面晶体構造》は、他のパワーが5以上のクリーチャーとともにそれ自体によって追放される。それらのカードは即座に戦場に戻る。これにより《連結面晶体構造》が追放され戦場に戻ることを繰り返すループになるなら、いずれかのプレイヤーが何らかの方法でループを終わらせないかぎり、そのゲームは引き分けとなる。
《湧き上がる瘴気》
{3}{B}
ソーサリー
ターン終了時まで、すべてのクリーチャーは-2/-2の修整を受ける。
覚醒3―{5}{B}{B}(この呪文を{5}{B}{B}で唱えたなら、加えて、あなたがコントロールする土地1つを対象とする。それの上に+1/+1カウンターを3個置く。それは速攻を持つ0/0のエレメンタル・クリーチャーになる。それは土地でもある。)
*《湧き上がる瘴気》を覚醒コストで唱えたなら、クリーチャーが-2/-2の修整を受けるのは、対象とした土地がクリーチャーになる前である。《湧き上がる瘴気》の解決が始まる前の時点で土地・クリーチャーでないかぎり、-2/-2の修整を受けることはない。
----
コメント
> ・《風立ての高地》によって追放された1枚
>・《伏魔殿のピュクシス》によって追放された4枚
とありますが、《伏魔殿のピュクシス》の能力によって追放したのならば、「いつ裏向きに追放されたか」が異なるのではないでしょうか。
(もしそうであるなら、《無知の喜び》や《記憶の壺》あたりが適当かと思います。)