#寒くなってきたのと、忙しさが増したことによって師走近しなことを実感するのであった。

それでは、前回の回答。

問1
かたならし◯×。

「プレイヤーもオブジェクトである。」

◯か×か?


×

オブジェクトとは、スタック上の能力、カード、カードのコピー、トークン、呪文、パーマネント、紋章のことである。(CR109.1)

この中にプレイヤーは含まれていない。よって×。

 
問2
Aは《龍流派の双子/Dragon-Style Twins》をコントロールしている。

Aはこれで攻撃し、Bはそれをブロックしなかった。

戦闘ダメージ・ステップに入るまえに、Bは《跳ね返す掌/Deflecting Palm》を唱えた。

B「発生源としては《龍流派の双子》を選んで、跳ね返す先はA本体ね。」

さて、Aは何点のダメージを食らうか?


3点

《跳ね返す掌》は、「次の」ダメージを軽減し、軽減した値と同じダメージを「《跳ね返す掌》」が与える。

したがって、二段攻撃を持つ《龍流派の双子》を発生源に選ぶと、第一戦闘ダメージ・ステップでのダメージは軽減されるが、その後軽減の「盾」はなくなり、第2戦闘ダメージ・ステップのダメージはもう軽減されない。

したがってAは3点のダメージを受ける。

 
問3

PとQが対戦している。

3-1)
Pは《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》を、
Qはそれをコピーした《クローン/Clone》をコントロールしている。

Pは《至高の評決/Supreme Verdict》を唱えて、全てのクリーチャーを破壊した。

Pのライブラリーは切り直されることになるが、Qはどうなるか?

3-2)
Pは《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》がつけられた《鮮明のレンズ》をコントロールしている。

Qは《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》をコントロールしている。

Pは《爆片破/Shrapnel Blast》を唱えて、《鮮明のレンズ》を生け贄に捧げた。

この《鮮明のレンズ》は、墓地に置かれるか? それとも追放されるか?


3-1)切り直されない

《引き裂かれし永劫、エムラクール》の誘発型能力は、「いずれかの領域から」墓地に置かれた時に誘発する。つまり、この能力はこのオブジェクトが墓地に置かれた後、つまり墓地領域から誘発する。

《クローン/Clone》を考えよう。墓地に置かれると、それは戦場にあったときとは異なり、新しいオブジェクトである。したがって、墓地にあるそのオブジェクトはただの《クローン》であり、《引き裂かれし永劫、エムラクール》由来の能力を何も持っていない。
したがって誘発せず、シャッフルもされない。

3-2)追放される

《先頭に立つもの、アナフェンザ》の能力は、領域を移動する際に機能する置換効果である。
なので、領域を移動するイベントが起こる際に、墓地に行くオブジェクトが領域を移動する前にクリーチャー・カードであるかどうかを見る。墓地に置かれた後のカード・タイプを見るわけではない。

この場合、墓地に移動する《鮮明のレンズ》はクリーチャーである。したがって、《先頭に立つもの、アナフェンザ》の置換効果により、その行き先は墓地でなく追放領域になる。

#2つとも、「いずれかの領域から」という表現が使われているが、挙動は微妙に異なる。

----
そんなところで。

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