Answer: Friday Magic Quiz. [14-13A]
2014年10月23日 FMQ コメント (1)#てすちーぼっくすに良い問題がくると、嬉しくなってしまう。
それでは、先週の回答。
問1
かたならし◯×。
「クリーチャーAが与える戦闘ダメージがダメージの結果として
全て-1/-1カウンターに置き換わる場合、
『Aが戦闘ダメージを与えたとき~』という誘発型能力は誘発しない。」
◯か×か?
×
戦闘ダメージの結果としてカウンターが置かれるので、戦闘ダメージ自体は与えている。ただ、結果がことなるだけである。
例えば、感染持ちのクリーチャーが《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》を装備して攻撃し、クリーチャーにブロックされた場合、そのクリーチャーに結果として-1/-1カウンターが乗せられるが、《梅澤の十手》は誘発する。
問2
MagicOnlineでカードの挙動のバグを見つけると、すぐORCに通報するプレイヤーAと、まず自分の知識を疑ってかかるプレイヤーBとが、いつもの勝負をしている。
Aは《荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave》をコントロールしている。
Bは《小走り破滅エンジン/Scuttling Doom Engine》をコントロールしている。
Aのターン、Aは《荒ぶる波濤、キオーラ》の1番目の能力を、Bの《小走り破滅エンジン》を対象に起動した。
次のBのターンに、Bは《爆片破/Shrapnel Blast》を唱えて、《小走り破滅エンジン》を生け贄に捧げた。
B「対象は、《爆片破》も《小走り破滅エンジン》どっちもA本体で。」
解決すると、Aは何点のダメージを受けるか?
5点。
《小走り破滅エンジン》の誘発型能力によるダメージの発生源は、やはり戦場にあった《小走り破滅エンジン》である。従って、これによるダメージは全て軽減される。
一方、《爆片破》のダメージの発生源は《爆片破》であり、生け贄に捧げた《小走り破滅エンジン》ではない。これによるダメージはそのまま適用される。
問3
PとQが対戦している。
現在はPのターンである。
Pは5/5のウーズ・トークンで攻撃した。
Qはこれをブロックせず、戦闘ダメージ・ステップに入る前に、《跳ね返す掌/Deflecting Palm》を唱えて解決し、ダメージの発生源としてウーズ・トークンを選んだ。
3-1)
Pは《双子神の指図/Dictate of the Twin Gods》をコントロールしている。
Pは何点のダメージを受けるか?
3-2)
Qは《双子神の指図/Dictate of the Twin Gods》をコントロールしている。
Pは何点のダメージを受けるか?
3-1、3-2と問題を分けたが、本質的には同じである。置換・軽減効果が複数適用される場合、影響を受ける側がその適用順番を選ぶ。
また、《跳ね返す掌》は、軽減効果とそれによって軽減した場合に《跳ね返す掌》がダメージを与える効果も持つ。
Pのトークンによる戦闘ダメージ(5点)に影響がある置換効果は以下のとおりである。
・《双子神の指図》
・《跳ね返す掌》の軽減効果
パターンA)Qが《跳ね返す掌》から適用した場合。
Qに与えるダメージは軽減される。ダメージが0になったので、《双子神の指図》はなにもしない。
新しく「《跳ね返す掌》はPに5点のダメージを与える」というイベントが行われ、これに対し《双子神の指図》を適用できるので、結局Pは10点のダメージを受ける。
パターンB)Qが《双子神の指図》から適用した場合。
Qに与えるダメージは倍になり、「トークンは10点のダメージをQに与える」となる。これに対し《跳ね返す掌》が適用できるので、Qに与えるダメージは軽減される。
新しく「《跳ね返す掌》はPに10点のダメージを与える」というイベントが行われ、これに対し《双子神の指図》を適用できるので、結局Pは20点のダメージを受ける。
いずれにせよ、Qがどの順番で適用するかによってPが受けるダメージは変わる。
(大抵の場合は、相手に与えるダメージが大きい方を選ぶでしょう)
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そんなところで。
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