#てすちーぼっくすに良い問題がくると、嬉しくなってしまう。

それでは、先週の回答。

問1
かたならし◯×。

「クリーチャーAが与える戦闘ダメージがダメージの結果として
 全て-1/-1カウンターに置き換わる場合、
『Aが戦闘ダメージを与えたとき~』という誘発型能力は誘発しない。」

◯か×か?


×

戦闘ダメージの結果としてカウンターが置かれるので、戦闘ダメージ自体は与えている。ただ、結果がことなるだけである。

例えば、感染持ちのクリーチャーが《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》を装備して攻撃し、クリーチャーにブロックされた場合、そのクリーチャーに結果として-1/-1カウンターが乗せられるが、《梅澤の十手》は誘発する。

 
問2
MagicOnlineでカードの挙動のバグを見つけると、すぐORCに通報するプレイヤーAと、まず自分の知識を疑ってかかるプレイヤーBとが、いつもの勝負をしている。

Aは《荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave》をコントロールしている。
Bは《小走り破滅エンジン/Scuttling Doom Engine》をコントロールしている。

Aのターン、Aは《荒ぶる波濤、キオーラ》の1番目の能力を、Bの《小走り破滅エンジン》を対象に起動した。

次のBのターンに、Bは《爆片破/Shrapnel Blast》を唱えて、《小走り破滅エンジン》を生け贄に捧げた。

B「対象は、《爆片破》も《小走り破滅エンジン》どっちもA本体で。」

解決すると、Aは何点のダメージを受けるか?


5点。

《小走り破滅エンジン》の誘発型能力によるダメージの発生源は、やはり戦場にあった《小走り破滅エンジン》である。従って、これによるダメージは全て軽減される。

一方、《爆片破》のダメージの発生源は《爆片破》であり、生け贄に捧げた《小走り破滅エンジン》ではない。これによるダメージはそのまま適用される。


 
問3

PとQが対戦している。

現在はPのターンである。
Pは5/5のウーズ・トークンで攻撃した。

Qはこれをブロックせず、戦闘ダメージ・ステップに入る前に、《跳ね返す掌/Deflecting Palm》を唱えて解決し、ダメージの発生源としてウーズ・トークンを選んだ。

3-1)
Pは《双子神の指図/Dictate of the Twin Gods》をコントロールしている。
Pは何点のダメージを受けるか?

3-2)
Qは《双子神の指図/Dictate of the Twin Gods》をコントロールしている。
Pは何点のダメージを受けるか?


3-1、3-2と問題を分けたが、本質的には同じである。置換・軽減効果が複数適用される場合、影響を受ける側がその適用順番を選ぶ。

また、《跳ね返す掌》は、軽減効果とそれによって軽減した場合に《跳ね返す掌》がダメージを与える効果も持つ。

Pのトークンによる戦闘ダメージ(5点)に影響がある置換効果は以下のとおりである。

・《双子神の指図》
・《跳ね返す掌》の軽減効果

パターンA)Qが《跳ね返す掌》から適用した場合。

Qに与えるダメージは軽減される。ダメージが0になったので、《双子神の指図》はなにもしない。
新しく「《跳ね返す掌》はPに5点のダメージを与える」というイベントが行われ、これに対し《双子神の指図》を適用できるので、結局Pは10点のダメージを受ける。

パターンB)Qが《双子神の指図》から適用した場合。

Qに与えるダメージは倍になり、「トークンは10点のダメージをQに与える」となる。これに対し《跳ね返す掌》が適用できるので、Qに与えるダメージは軽減される。
新しく「《跳ね返す掌》はPに10点のダメージを与える」というイベントが行われ、これに対し《双子神の指図》を適用できるので、結局Pは20点のダメージを受ける。

いずれにせよ、Qがどの順番で適用するかによってPが受けるダメージは変わる。
(大抵の場合は、相手に与えるダメージが大きい方を選ぶでしょう)

----
そんなところで。

コメント

BOOOT
2014年10月24日15:27

1に関しては軽減効果の結果カウンターが置かれることもあるのでなんとなくもにょっとしました(感想

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