#GP神戸直前特集、ということで、モダンの主要デッキと簡単な動き、
#それにまつわるカードの注意点をジャッジ視点から書いてみます。
#コメントはご自由にしていただければ。
#第1回はAffinityです。
*親和
モダンの初期からあるデッキです。( http://74598.diarynote.jp/201109011716107463/ )
スタンダードで暴れていた時の爆発力はありませんが、ビートダウン・デッキとしては安定した地位を確保しています。
名称の由来である親和能力を持つカードは《物読み/Thoughtcast》以外ほとんど採用されていません。そのため、この類のデッキを Robots と呼称することもあります。
飛び抜けた高額カードが一部(《オパールのモックス》しかなく、わりあい安価で作成できるため、トーナメントでは一定数見受けられることになるでしょう。他のデッキとパーツがほぼ被らないことも特徴です。
*主要カード
・《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
・《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
・《信号の邪魔者/Signal Pest》
・《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
・《鋼の監視者/Steel Overseer》
・《メムナイト/Memnite》
・《刻まれた勇者/Etched Champion》
・《オパールのモックス/Mox Opal》
・《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
・《頭蓋囲い/Cranial Plating》
・《物読み/Thoughtcast》
・《感電破/Galvanic Blast》
・《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
・《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
・《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
・《空僻地/Glimmervoid》
*ルーリング&Tips
・金属術
「アーティファクトを3個以上コントロール~」というテキストに書かれている能力語。
常に3個以上あるかどうかを見ていたり(=《刻まれた勇者/Etched Champion》)、
解決時に3個以上ある場合にイベントが置き換わったり(=《感電破/Galvanic Blast》)する。
テキストをよく読むこと。
・接合/Modular
接合は、常在型能力と誘発型能力である。従って、《石のような静寂/Stony Silence》に引っかかることはない。
・《ちらつき蛾の生息地》/《墨蛾の生息地》とカウンターや装備品
クリーチャー化した《ちらつき蛾の生息地》に、+1/+1カウンターが置かれた後、ターンを終了してクリーチャーでなくなったとしても、+1/+1カウンターは取り除かれることはない。(そして、次にまたクリーチャー化した場合、そのカウンター分の修整が上乗せされる)
一方、クリーチャー化した《ちらつき蛾の生息地》に、《頭蓋囲い》といった装備品を装備した後、ターンを終了してクリーチャーでなくなったら、装備品ははずれる。これは装備品が適正な装備先につけられていないからである。
・P/T変更
《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》や、《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》によってP/Tが変化することは、継続的効果第7b種である。
《頭蓋囲い/Cranial Plating》は第7c種、+1/+1カウンターは第7d種である。
従って、まず基本のP/Tを決め(第7b種)、それから他の修整を考慮すると良い。
・「何点?」
カウンターによる「見えている」修整値と、喊声による「見えない」修整値が入り混じることがある。ダメージは何点で、ライフが何点になるを、互いに確認することを推奨する。
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そんなところで。
次回はBG系。
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