CNS Update ; CR changes
2014年6月11日 Ruling新しいCRが発表されましたので、2014年06月01日CR更新分のざっくり訳をお届けします。
参照する項目のナンバリング振りなおしや細かい文法、言葉、記号の変更などは表記しません。
CR(英語)
http://www.wizards.com/magic/TCG/Resources.aspx?x=magic/rules
日本語版はそのうち出るんじゃないかな。
http://www.mjmj.info/data/
------------------------
青文字は既存の変更、赤文字は新規項目です。
100.4b, 100.4c, 100.4d (リミテッドのサイドボード)
カードプール(用語集「カードプール」を参照)から、デッキに入っているカードを除いた残り全てがサイドボードになります。双頭巨人戦、チーム戦でも同様です。
#旧CRではカードプールという用語が使用されていませんでした。
103.1c
コンスピラシー・ドラフトでは、各プレイヤーは任意の数の策略カードを、サイドボードから統率領域に置きます。これはデッキをシャッフルする前に行います。
103.2c
1枚のカード(《権力行使/Power Play》)は、これのコントローラーを開始プレイヤーにします。この方法は、この項目よりも前に書かれている方法よりも優先されます。
#先手後手をどう決めようとも、《権力行使/Power Play》が優先されます。
109.4e (コントローラーが存在するオブジェクト)
コンスピラシー・ドラフトでは、策略カードのオーナーがそのコントローラーになります。
これは109.4の5つ目の例外です。
112.6n (統率領域で機能するオブジェクト)
統率領域で機能するオブジェクトに、策略カード が加わりました。
115.2g (特別な行動)
コンスピラシー・ドラフトでは、統率領域で裏向きになっている策略カードを、表向きにすることができます。これは特別な行動です。この特別な行動は、プレイヤーが優先権を持っているならば、いつでも行えます。
#7番目の特別な行動です。
205.3j (プレインズウォーカー・タイプ)
ダク/Dack が加わりました。
205.3p (サブタイプ)
策略カードにはサプタイプが存在しないことが追記されました。
207.2c (能力語)
協議/parley, 議決/will of the council が追加されました。
207.3 (テキストボックスの透かし模様)
ラブニカ・ブロックの多くのカードや、プロモカードを初めとしてしばしば見られる、テキストボックスの透かし模様は、ゲームルール上で何も意味が無いことが明記されました。
#→コンスピラシーの「封蝋」透かし模様
313 (策略)
策略に関するルールがまるまる1項目増えました。
313.1 策略カードはリミテッド形式のみ、とりわけコンスピラシー・ドラフトに使用されます。策略カードは構築フォーマットでは使用できません。
313.2 ゲームの開始に際し、デッキをシャッフルする前に、各プレイヤーは任意の枚数の策略カードをサイドボードから統率領域に起きます。秘策を持つ策略カードは、統率領域に裏向きで置かれます。
313.3 策略カードはゲームを通して統率領域に置かれます。それらはパーマネントではありませんし、唱えられたりされず、デッキに含まれてもいません。策略カードが統率領域を離れる場合、代わりに統率領域に留まります。
313.4 策略カードはサブタイプを持ちません。
313.5 策略カードはいくつかの常在型能力や誘発型能力を持ちます。統率領域でそれが表向きになっている間、書かれている常在型能力はゲームに影響を及ぼし続け、誘発型能力は誘発し得ます。
313.5a 策略カードの能力は、ゲーム開始の手順にも影響を及ぼします。
313.5b 裏向きの策略カードは何も特性を持ちません。
313.6 策略カードのオーナーは、それをゲームの開始の際に統率領域へ置いたプレイヤーになります。策略カードのコントローラーは、それのオーナーです。
313.7 好きな時に、あなたのコントロールする裏向きの策略カードの表側を見ても良いです。他のプレイヤーのコントロールする裏向きの策略カードの表側を見ることはできません。
611.2e
呪文や能力の解決によって、トークンでないパーマネントを戦場に置き、かつ、そのパーマネントが "[特性]である/is [characteristic]" という継続的効果が作成される場合、その継続的効果はそのパーマネントが戦場に出ると同時に適用されます。このような[特性]は、色またはクリーチャー・タイプがほとんどです。
一方、継続的効果が"[特性]になる/becomes [characteristic]" または "[能力]を得る/gains [an ability]" である場合、その効果はそのパーマネントが戦場に出た後で適用されます。
#→《理想の調停者/Arbiter of the Ideal》
# http://74598.diarynote.jp/201405121241258976/
701.29 (投票する)
投票する/vote に関する項目が追加されました。
701.29a いくつかの呪文や能力は、その効果を決定するために、いくつかの選択肢からプレイヤーが1つを選んで投票させることがある。投票は特定のプレイヤーから始まり、ターン順に1つずつ選んでいく。
701.29b 選択肢はオブジェクトであったり、異なる効果に関連したルール上意味のない単語であったり、呪文や能力の解決時に影響をおよぼす何かであったりする。
701.29c 呪文や能力が「投票中/voting」であるかどうかを参照する場合、それは投票そのものを指す。「投票」という言葉無しに、呪文や能力がプレイヤーに何かを選ばせる場合は参照しない。
701.29d 効果がプレイヤーに複数の票を得させている場合、その票分の投票は同時に行われる。
702.104
廃位/Dethrone が追加されました。
702.105
秘策/Hidden Agenda が追加されました。
717.1 (不正な処理の扱い)
不正な処理を行った場合や、処理を始めたけれどもそれを完了できなかった場合、その処理は巻き戻され、すでに行われた支払いは取り消されます。
ただし、これには取り消せない行動がいくつかあります。
・ライブラリーへのカードの移動
・ライブラリーからスタック以外へのカードの移動
・ライブラリーの切り直しを伴う行動
・ライブラリーのカードを公開する行動 (NEW!)
以上の行動は取り消すことができません。
#→《帰還した探検者、セルヴァラ/Selvala, Explorer Returned》
905 (コンスピラシー・ドラフト)
コンスピラシー・ドラフトについての項目が追加されました。
----
以下の用語が用語集に追加されました。
ブースター・パック/Booster Pack
カード・プール/Card Pool
策略/Conspiracy
コンスピラシー・ドラフト/Conspiracy Draft
廃位/Dethrone
ドラフト/Draft
ドラフト・ラウンド/Draft Round
秘策/Hidden Agenda
投票する/Vote
----
そんなところで。
コメント