「コンスピラシー」のリリースノートが発表されています。

http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/releasenotes/cns

いつものように、ざっくり紹介。

以下はリリースノート全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docでダウンロードできます。

既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。

参考にしたのは 2014/03/27 版です。文章は以後アップデートされる可能性があります。


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製品情報
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コンスピラシー 公式発売日:2014年6月6日 

セットレアリティー内訳:コモン89、アンコモン68、レア43、神話レア10、計210種。

うち、65枚がこれまでのセットで収録されていない新規のカードである。

その65枚のうち13枚は、カードタイプが「策略/Conspiracy」である。この13枚のカードは、いかなる認定構築戦でも使用できない。

残る52枚の新規収録カードは、6月6日以降のヴィンテージ、レガシー構築戦で使用が可能である。スタンダード、モダン構築戦では使用できない。

他の再録カードについては、元のフォーマットで使用できるかどうかに準じる。コンスピラシーに収録されているからといって、フォーマットで使用できるかどうかが変わるわけではない。


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一般注釈
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** コンスピラシー・ドラフト **

コンスピラシー・ドラフトは、プレイヤーが『コンスピラシー』のブースターパックを使用してブースター・ドラフトを行うカジュアル対戦である。

デッキ構築後、プレイヤーたちは無差別多人数戦を1回以上プレイすることになる。

コンスピラシー・ドラフトで最適な人数は、8人でドラフトを行い、その後2つの4人グループに分かれてゲームを行う。あくまで推奨であり、プレイヤー人数は問わずに楽しむことができる。

1回のドラフト・テーブル(ポッド)は10人以下、
1つのゲーム(グループ)は5人以下のプレイヤーでプレイすることが推奨される。

ドラフト後に複数のゲームに分かれる場合、誰がどのゲームでプレイするかは無作為に選定される。各ゲームでは、プレイヤーが座る席も無作為に選ばれる。ドラフト中に誰がどの席に座っていたかは関係ない。

#できるだけ同じポッドのプレイヤーを同じグループに入れるようにしましょう。


** 多人数戦 **


コンスピラシーは多人数戦を前提に作成されている製品である。通常の2人戦とは異なり、多人数戦にはいくつかの派生ルール(バリアント)が存在する。ここでは、コンスピラシーを使用した多人数戦で推奨される基本的なルールを紹介する。

*各プレイヤーの最初のライフは20点となる。

*プレイヤーがマリガンを行う場合、1回目はカードを6枚ではなく7枚引き直す。それ以降は、通常通り1枚ずつカードが減る。

#1回だけ「フリー」マリガンが許されます。

*各ターンは1人ずつ実行され、通常のステップやフェーズなどはすべて含まれる。特に、最初にプレイするプレイヤーは1回目のターンのドロー・ステップを飛ばさない。

#先手のドローは「有り」です。

*戦闘中は、いずれの対戦相手またはそのプレイヤーがコントロールするプレインズウォーカーにも攻撃できる。複数の対戦相手またはそのプレイヤーがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃することも可能である。

#どこ(どれ)に攻撃するかは、各クリーチャーごとに選びます。

*複数の防御プレイヤーがいる場合、各防御プレイヤーはターン順にブロック・クリーチャーを宣言する。各プレイヤーのクリーチャーは、そのプレイヤー自身あるいはそのプレイヤーがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃するクリーチャーのみをブロックすることができる。

*プレイは時計回りに進行する。つまり、あなたのターンが終了したら、次はあなたの左側にいるプレイヤーのターンとなる。

*あなたの呪文や能力はどのプレイヤーでも、どのパーマネントでも、どの呪文でも、どのカードでも効果を及ぼす。そのプレイヤーとの間に何人のプレイヤーがいるかは関係しない。

#影響範囲は「無限大」です。影響範囲ルールを採用する場合は上記の限りではありません。

*他のすべてのプレイヤーを退場させれば、あなたの勝利となる。

ゲームからの退場

ゲームに敗北した場合、そのプレイヤーはゲームから退場する。その際の注意点がいくつかあります。

*そのプレイヤーがオーナーであるすべてのパーマネントや呪文やその他のカードは、ゲームから取り除かれる。ゲームを離れたプレイヤーに何かのコントロール与えていた効果は終了する。

*そのプレイヤーがスタック上にある能力や呪文のコピーをコントロールしていた場合、それらは消滅する。それらは解決されない。

*そのプレイヤーが何かオブジェクトをコントロールしていた場合、それらのオブジェクトは追放される。

*ゲームから退場したプレイヤーに対しては、何も起こらない。たとえば、そのプレイヤーに対しては戦闘ダメージを与えることもできず、そのプレイヤーがコントロールしていた遅延誘発型能力はスタック上には置かれない。

*ゲームから退場したプレイヤーが何か選択をしなければならない場合、その呪文または能力をコントロールするプレイヤーはその選択を行う別のプレイヤー(必要であれば別の対戦相手)を選ぶ。

*プレイヤーが自身のターンでゲームを退場した場合、アクティブ・プレイヤー不在のままでそのターンは進行する。そのアクティブ・プレイヤーが受けるはずだった優先権は、ターン順で次にターンを迎えるプレイヤーがそれらをすべて得る。


** ドラフト能力 **

《歯車式司書》
{4}
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
3/3
歯車式司書を表向きの状態でドラフトする。
あなたがカードをドラフトするに際し、そのブースターパックからさらに1枚カードをドラフトしてもよい。そうしたなら、歯車式司書をそのブースターパックに入れる。


*一部のカードには、表向きの状態でドラフトするよう指示がある能力を持つものもある。それらのカードはドラフト中は表向きの状態で置かれ、それらが持つドラフト中に影響する能力はその間すべて効果を発揮する。なかには、効果を発揮するため一度カードを裏向きにすることを許可する能力もある。

*カードによっては、ドラフトする際にそのカードを公開するよう指示がある能力を持つものもある。それらの能力には、そのカードをドラフトする際に遂行する追加の指示が記載されている。あなたがそのカードが指示したことを実施した後に、そのカードは他のドラフトされたカードと一緒に裏向きに置かれる。

*一部のカードには、それをドラフトした際に(ある数字やプレイヤー名などの)情報を記述するよう指示がある能力を持つものもある。その情報はその後、ゲーム中に効果を発揮する他の能力によって参照される。その情報はドラフト中およびその後のゲーム中を通して公開情報として扱われる。

#例えば、「あなたがドラフトした《隠れ潜む自動機械》の数って何だっけ?」と聞かれたら、その数を答えないといけない。それは公開情報である。

*一部のカードは、ドラフト・ラウンドを参照する。多くのブースター・ドラフトでは3回のドラフト・ラウンドがあり、各ドラフト・ラウンドではすべてのプレイヤーがそれぞれブースターパック1個を開封し、それらのブースターパックに含まれるカードをドラフトする。この用語はドラフト後にプレイしたゲームについては参照しない。

*ドラフト中はアクティブ・プレイヤーや優先権、スタックなどはない。2人以上のプレイヤーが同時にドラフト能力を使用したい場合は、それらは無作為の順番で使用される。

*ドラフト中は、すべてのプレイヤーが同時にドラフトしてブースターパックを渡すように徹底することを推奨する。つまり、ある特定のプレイヤーの場所にブースターパックが「溜まる」ような状況が発生することは避けるべきである。

** 新カードタイプ 策略/Conspiracy **

《世界編み》
策略
(この策略を統率領域に表向きに置いた状態でゲームを始める。)
あなたのカードプールにあるすべてのカードが、ゲーム開始時にあなたのライブラリーまたは統率領域に置かれているかぎり、あなたがコントロールする土地は「{T}:あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ。


*策略はデッキに入れられることはない。その代わり、あなたはゲーム開始時に望む数の策略をカードプールから統率領域に置く。これらの策略は、ゲーム開始時は通常表向きに置かれる。ただし、それが秘策(「新キーワード:秘策」を参照)を持っている場合、ゲーム開始時は裏向きに置かれる。

#策略が統率領域に置かれるのは、103.1bにより統率者を統率領域に置くタイミングと同じ時点であると考えられます。

*策略は、デッキの最小サイズに必要なカード枚数には含まれない。

#例を挙げると、統率領域に置かれた策略2枚(《好都合な宣言》でない)と、メインデッキ38枚では、デッキの最低枚数に達していないので、認められません。

*ドラフトした策略を必ずプレイする必要はない。ただし、策略を統率領域に入れることができる機会は、ゲーム開始時の一度のみとなる。その後に策略を統率領域に入れることはできない。

*プレイヤーが表向きに置いている策略は、いつでも確認することができる。また、プレイヤーが裏向きで置いている策略の数も知ることができるが、その内容を確認することはできない。

#秘策については、そのオーナーであるかぎり、表側を確認しても良いものと思われます。

*策略の常在型能力および誘発型能力は、それが統率領域で表向きに置かれている限り、その効果を発揮する。

*策略は無色でマナ・コストを持たない。そして呪文として唱えることもできない。

*策略はいかなる認定構築フォーマットにおいても使用不可である。ただし、キューブ・ドラフトといった他のリミテッド・フォーマットに含めることは可能である。


** 新キーワード 秘策/Hidden Agenda **

《即応行動》
策略
秘策(この策略を統率領域に裏向きで置いた状態でゲームを始め、秘密裏にカード名を1つ指定する。あなたはいつでもこの策略を表向きにして、指定したカードの名前を公表してもよい。)
あなたがコントロールする指定した名前を持つクリーチャーは速攻を持つ。


*カードの名前を指定するのは、裏向きの策略を表向きにした時ではなく、ゲーム開始時に策略を統率領域に置く時である。

*秘密裏にカードの名前を指定する方法はいくつかある。たとえば、その名前を紙片に記述して、裏向きに置かれた策略と一緒に置いておくのも一つの方法である。複数の裏向きで置かれた策略がある場合、それぞれに別のカードの名前を指定することができる。指定されたカードの名前が、どの策略に関連付けられているかを明確にすることが重要である。

#おすすめは付箋を使用することです。

*マジック・カードの名前を指定しなければならない。また、トークンの名前を指定することはできない(ただし、トークンの名前がカードの名前と一致するという稀な事例を除く。)

#→《木っ端みじん/Splinter》

*ドラフト後に複数のゲームをプレイする場合、それぞれのゲームで別のカード名を指定することができる。

*特別な処理として、あなたは裏向きの策略を表向きにしてもよい。これはあなたに優先権がある場合、いつでも行うことができる。これはスタックを使わないため、対応することはできない。表向きになった策略の能力はゲームに影響する。

*ゲーム終了後、あなたの統率領域に裏向きに置かれた策略はすべて表向きにし、他のプレイヤーに公開しなければならない。

#それが秘策であったことを証明するため。


** 新キーワード 廃位/Dethrone **

702.104.廃位

702.104a 廃位は誘発型能力である。「廃位」とは、「このクリーチャーが最多あるいは最多と同点のライフを持つプレイヤーを攻撃するたび、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。」を意味する。

702.104b クリーチャー1体が複数の廃位を持っている場合は、それぞれ誘発する。


*たとえそのコントローラーが最多のライフを持っていたとしても、クリーチャーがプレインズウォーカーを攻撃した場合は、廃位は誘発しない。

*一度廃位が誘発したら、能力が解決する前にプレイヤーのライフ総量がどうなろうが関係ない。たとえ能力の解決時に防御プレイヤーが最多のライフを持っていない場合でも、そのクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。


** 新能力語 議決/Will of the Council **

能力語自体にはルール上の意味はないが、新たなキーワード処理である「投票」には以下のルールが適用される:

701.29.投票

701.29a 呪文や能力の中には、その呪文または能力の効果の結果を決定するために記載される複数の選択肢の中から1つに投票するよう指示するものがある。投票を行うには、特定のプレイヤーから始まりターン順に各プレイヤーがそれらの選択肢の中から1つを選択する。効果によってプレイヤーが複数の票を持った場合、そのプレイヤーが通常投票する時にそれらの投票はすべて同時に行われる。

701.29b 記載ある選択肢には、異なる効果あるいは呪文または能力の解決に関連性のある変数に関連付けられたプレイヤーやオブジェクトや異なる効果やルール上の意味を持たない言葉である場合もある。

701.29c 呪文または能力に「投票」と書いてあるものがある場合、それは実際の投票のみを指すものであり、「投票」という文言を使用せずにプレイヤーに選択や決定を行わせる呪文あるいは能力ではない。


*投票はターン順に行われるため、各プレイヤーは自分より先に投票を行ったプレイヤーの投票結果を知ることとなる。

*プレイヤーは用意された選択肢の中から必ず1つに投票しなければならない。投票の棄権は認められない。

*プレイヤーは投票を行った後から投票を含む呪文または能力の解決が完了するまでの間は、何もすることができない。

*「票が同数だった」という語句は、2つ以上の選択肢が最多の票を獲得した場合のみを指す。たとえば、5人のプレイヤーが3つの選択肢の中から投票し、その結果が3票対1票対1票であった場合、それは「票が同数だった」とは言わない。


** 新能力語 協議/Parley **

協議という能力語は、各プレイヤーに自分のライブラリーの一番上のカードを公開させる呪文または能力の行頭に(英語版では斜体で)書かれている。あなたは、これにより公開された土地でないカードの枚数に基づいた処理を実施し、その後各プレイヤーはカードを1枚引く。

《魂の目覚め》
{2}{W}
ソーサリー
協議 ― 各プレイヤーはそれぞれ自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。これにより公開された土地でないカード1枚につき、あなたは飛行を持つ白の1/1のスピリット・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。その後、各プレイヤーはそれぞれカードを1枚引く。


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カード別注釈
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《遺恨の番人》
{1}{B}
クリーチャー ― ゾンビ・ウィザード
2/1
プレイヤーが投票を完了するたび、あなたと異なる選択に投票した各プレイヤーは2点のライフを失う。


*《遺恨の番人》の能力がスタックに置かれる前に、あなたに投票させる原因となった呪文または能力の解決は終わる。投票の結果によって《遺恨の番人》が戦場を離れることになっても、その能力はスタックに置かれる。

*いずれかの対戦相手が《ブレイゴの名代》によって追加の票を得ていて、そのプレイヤーがあなたが投票した選択と異なる選択に2票以上投票した場合でも、そのプレイヤーは2点のライフのみを失う。

*あなたが《ブレイゴの名代》によって追加の票を得ていて、2つ以上の選択に投票した場合、対戦相手はそれらの選択のいずれにも投票しなかった場合のみ2点のライフを失う。

*《遺恨の番人》の能力は、たとえ同じパーマネントによるものであっても、それを誘発させた投票のみをチェックし、それ以前の投票はチェックしない。

《運河浚渫機》
{4}
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
1/5
運河浚渫機を表向きの状態でドラフトする。
各プレイヤーは各ブースターパックの最後のカードを、「運河浚渫機」という名前のカードをドラフトしたプレイヤーに渡す。
{T}:あなたの墓地にあるカード1枚を対象とし、それをあなたのライブラリーの一番下に置く。


*《運河浚渫機》という名前のカードを複数のプレイヤーがドラフトした場合、各プレイヤーは最後のカードをどのプレイヤーに渡すかを選ぶ。

*あなたは、これにより渡されたカードを1枚ずつドラフトする。あなたが《歯車式掘削者》もドラフトしていた場合、ドラフトしたカードから好きなカードを取り除いてもよい。

#表向きの状態でドラフトされるため、1パック目で公開した場合、1,2,3パック目の最終ピックを全て取れることになる。

《獲得の工作員》
{2}
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
2/1
獲得の工作員を表向きの状態でドラフトする。
ブースターパックからカードをドラフトする代わりに、あなたはそのブースターパックのカードすべてを一度にドラフトしてもよい。そうしたなら、獲得の工作員を裏向きにし、このドラフト・ラウンドの残りの間カードをドラフトすることができない。(あなたに回されたブースター・パックを見ることはできる。)


*そのブースターパックからドラフトされるカードの順番は、あなたが決める。多くの場合、それは何の影響もないが、その中にあるカードがいつドラフトされたか、もしくは次にドラフトされたカードを気にするカードであった場合はそれが関係する可能性がある。

#例えば、9手目に7枚あるパックを受け取って、《獲得の工作員》を使いそのパック全てをドラフトするなら、「これが9手目、これが10手目、・・・で、これが15手目」というように順番を決めて良い。

*《獲得の工作員》の2つ目の能力は、あなたがカードをドラフトしている場合にのみ機能する。たとえば、あなたがあるドラフト・ラウンドで《獲得の工作員》をすでに1つ使用していた場合、あなたは同じドラフト・ラウンド中に2つ目の《獲得の工作員》を使用することはできない。

《帰還した探検者、セルヴァラ》
{1}{G}{W}
伝説のクリーチャー ― エルフ・スカウト
2/4
協議 ― {T}:各プレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを公開する。これにより公開された土地でないカード1枚につき、あなたのマナ・プールに{G}を加えるとともにあなたは1点のライフを得る。その後、各プレイヤーはそれぞれカードを1枚引く。


*《帰還した探検者、セルヴァラ》の協議能力はマナ能力である。これはスタックを使わないため、対応することはできない。

#この能力を呪文を唱えている間や、能力を起動している間に使用し、かつ、最終的にコストが適正に支払えなかった場合、その唱えようとした呪文や起動しようとした能力は巻き戻る。が、《帰還した探検者、セルヴァラ》の能力自体は巻き戻らない。(CR717.1)

《玉座の災い魔》
{4}{R}{R}
クリーチャー ― ドラゴン
5/5
飛行
廃位(このクリーチャーが最多あるいは最多と同点のライフを持つプレイヤーを攻撃するたび、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
玉座の災い魔が各ターン最初に攻撃するたび、これが最多あるいは最多と同点のライフを持つプレイヤーを攻撃している場合、すべての攻撃クリーチャーをアンタップする。このフェイズの後に、追加の戦闘フェイズを加える。


*《玉座の災い魔》の能力には「if節」がある。その能力が効果を発揮するには、それが攻撃クリーチャーとして指定される時点と、その解決が始まる時点で最多あるいは最多と同点のライフを持つプレイヤーを攻撃していなければならない。いずれかの時点でそのプレイヤーが最多あるいは最多と同点のライフを持っていなかった場合、その能力は効果を発揮しない。これは廃位の作用と異なる点である。(廃位は能力が誘発されるかどうかを見るためにのみチェックされる。)

《高層都市パリアノ》
伝説の土地
高層都市パリアノをドラフトするに際し、これを公開する。あなたの右隣のプレイヤーは色を1色選び、あなたは別の色を1色選び、その後あなたの左隣のプレイヤーがさらに別の色を1色選ぶ。
{T}:あなたのマナ・プールに、「高層都市パリアノ」という名前のカードをドラフトした際に選ばれた色のうちの1色のマナ1点を加える。


*あなたが《高層都市パリアノ》をコントロールしているが、《高層都市パリアノ》という名前を持つカードをドラフトしなかった場合、その2つ目の能力はあなたのマナ・プールにマナを加えない。《高層都市パリアノ》は無色のマナを生み出さない。

《囁く歯車の隠密》
{1}
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
1/1
囁く歯車の隠密を表向きの状態でドラフトする。
ドラフト中、あなたは囁く歯車の隠密を裏向きにしてもよい。そうしたなら、ドラフトで未開封または別のプレイヤーに見られていないいずれかのブースターパックを見る。


#要するに、裏向きにすると以下の2つのうちどちらかを行う。
 「誰のでも良いので、まだ未開封のパックを開封してその中身を見る。」
 「現在ドラフトされているパックのうち、既にピックが終わっていて次のプレイヤーに渡そうとしているパックの中身を見る。」

*あなたが最初のドラフト・ラウンドで《囁く歯車の隠密》を使用して未開封のブースターパックを見た場合、そのブースターパックのオーナーは次のドラフト・ラウンドでそのブースターパックを必ずしも「開封」する必要はない(がすることを選んでもよい)。

*あなたが現在進行しているドラフト・ラウンドでドラフトされているブースターパックを見る場合、プレイヤーがそのブースターパックからカードを1枚ドラフトし、その次のプレイヤーにカードを渡す前の時点でそれを見ることができる。この場合、礼儀としてそのブースターパックを見ているプレイヤーに対して、それを次のプレイヤーに渡す前に次にあなたがそれを見ることを伝えてもよい。

《世界編み》
策略
(この策略を統率領域に表向きに置いた状態でゲームを始める。)
あなたのカードプールにあるすべてのカードが、ゲーム開始時にあなたのライブラリーまたは統率領域に置かれているかぎり、あなたがコントロールする土地は「{T}:あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ。


*あなたのカードプールは、それまでドラフトしたすべてのカードまたは《取引仲介機》によってドラフト後に受け取ったカードすべてを含む。《歯車式掘削者》によってドラフトから取り除かれたカードは含まない。

《知識の探求者》
{2}
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
2/2
知識の探求者をドラフトするに際し、これを公開する。知識の探求者をドラフトした後に、ブースターパックを1つドラフトに加えてもよい。(あなたの次のピックはそのブースターからとなる。それを次のプレイヤーに渡し、それはこのドラフト・ラウンドにドラフトされる。)


*ブースターパックはマジック:ザ・ギャザリングのいずれのセットからでも良いが、あなたがそれを提供しなければならない。他の参加者たちと相談し、アドバイスを求めよう。

*ドラフトにブースターを加える手順として、まず《知識の探求者》が入っていたブースターパックを次のプレイヤーに渡す。その後に新しいブースターパックを開封してカードを1枚ドラフトし、新しいブースターパックを同じ方向に渡す。その後、新しいブースターパックを追加しなければ受け取るはずだったブースターパックを受け取り、ドラフト・ラウンドはそのまま進行する。追加されたブースターパックは、そのドラフト・ラウンドで開封された他のブースターパックより数ピック長く持続する。

*ドラフトにブースターパックを加えることにより、カードプールにより多くのカードを持つプレイヤーが出てくることが起こり得る。これは通常の現象である。

*あなたが《獲得の工作員》を使用して《知識の探求者》が入っているブースターパックをドラフトし、ドラフトにブースターパックを加えることを望む場合、先に《知識の探求者》が入っていたブースターパックに残ったカードを1枚ずつドラフトする。その後、新しいブースターパックを開封する。あなたはそのパックに入っているカードを見ることはできるが、そこからカードをドラフトすることはできない。その新しいブースターパックを通常通りに渡す。貴殿の気前の良さに感謝を。

《取引仲介機》
{3}
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
2/3
取引仲介機を表向きの状態でドラフトする。
ドラフト終了直後に、あなたのカードプールにあるカードを1枚公開してもよい。他の各プレイヤーは、自分のカードプールにあるカードを1枚、それと交換することを提案してもよい。あなたはいずれかの提案を1つ受け入れてもよい。
{T}:カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。


*あなたは《取引仲介機》の2つ目の能力で《取引仲介機》を公開してもよい。そうすることであなたが別のプレイヤーの提案を受諾した場合、そのプレイヤーは2つ目の能力を使って別の交換を提案することはできない。

*《取引仲介機》の2つ目の能力を使用する場合、カードを公開した後に他の各プレイヤーはそれぞれのカードプールからカードを1枚まで選び、選ばれたカードは同時に公開される。

*あなたがいずれかのプレイヤーの提案を受諾した場合、あなたが公開したカードはそのプレイヤーのカードプールの一部に加えられ、そのプレイヤーが提案したカードはあなたのカードプールの一部に加えられる。

*これにより交換されたカードはドラフトされていない。たとえば、それらを《歯車式掘削者》でドラフトから取り除くことはできない。

*交換に関与したいずれかのカードに何らかの情報が記述されていた場合、その情報は最初にそのカードをドラフトしたプレイヤーではなく交換されたカードと一緒に残る。そのカードをドラフトした際に行った処理(など)を参照する能力は、実際にそのカードをドラフトしたプレイヤーではなくても、そのカードの新たなオーナーを参照する。

*プレイヤーが複数の情報が記載されたカードを交換した場合、交換時にそれらの情報はすべて共有される。たとえば、あなたが複数の《歯車式足跡追い》をドラフトしたプレイヤーから《歯車式足跡追い》を受け取った場合、あなたの《歯車式足跡追い》はあなたと《歯車式足跡追い》を交換したプレイヤーが記録した名前のプレイヤーを攻撃することができる。交換した相手のプレイヤーは、残った《歯車式足跡追い》から記録した名前を取り除くことはできない。

*2人以上のプレイヤーが《取引仲介機》をドラフトした場合、その2つ目の能力を使用してカードを交換することを望むプレイヤーたちは無作為の順番でそれを行う。

*ドラフト後に2つ以上のゲームに分かれる場合、交換は各ゲームで誰がプレイするのかが判明する前に行われる。

#事前に各ゲームの組み合わせが決まっている場合もあります。


《歯車式掘削者》
{6}
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物
0/0
歯車式掘削者を表向きの状態でドラフトする。
あなたがカードをドラフトするに際し、それを裏向きの状態でドラフトから取り除いてもよい。(それらのカードはあなたのカードプールには含まれない。)
歯車式掘削者は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。Xはあなたが「歯車式掘削者」という名前のカードによってドラフトから除外したカードの総数に等しい。


*あなたはカードを取り除く場合にもそのカードをドラフトする。これはその能力に「次にドラフトするカード~」などと書かれていた場合に影響する。取り除くカードにそれを表向きにドラフトするよう指示があった場合、それを表向きにし、取り除く際に裏向きにする。取り除くカードにそれをドラフトした際に公開しその後に追加で処理を行わなければならないという指示があった場合、それらの処理を行った後にカードを裏向きにしてドラフトから取り除く。

*ドラフトから取り除かれたカードは、いずれのプレイヤーのカードプールにも含まれない。それらのカードは、そのドラフトに関連するいずれのゲームでもプレイできない。

*あなたがすでにドラフトしたカードをドラフトから取り除くことはできない。これにより取り除くことができるのは、《歯車式掘削者》をドラフトした後にドラフトしたカードだけである。

*あなたが《歯車式掘削者》を複数枚ドラフトした場合、それぞれのXの値は全て同じとなる。たとえば、取り除かれたカードのいずれかが2枚目の《歯車式掘削者》をドラフトする前に取り除かれたものであったとしても関係ない。

*他のプレイヤーは(《歯車式スパイ》がプレイヤーにそれを可能とした場合を除き)あなたがドラフトから取り除いたカードを見ることはできない。

*他のプレイヤーがドラフトした《歯車式掘削者》があなたのコントロール下で戦場に出た場合、出る際にその上に置かれるカウンターの数はそのオーナーではなくあなたが《歯車式掘削者》でドラフトから取り除いたカード数により決定される。あなたも《歯車式掘削者》をドラフトしていない限り、その数は0となる。

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