#間違えて回答を消していたっぽいので再掲。


それでは、前回の回答。

問1
かたならし○×。

「店舗でのフライデー・ナイト・マジックにおいて、ラウンドが開始してから5分経って着席したプレイヤー(A)がいた。Aは1ゲーム敗北した状態でマッチを続ける。」

○か×か?


×

一般ルール適用度用ジャッジ法(JARR)によると、遅刻は「良くない行動」に該当する。
が、ゲームの敗北という概念そのものがJARRにはない。

可能な限りプレイヤーにはゲームを「楽しんでもらう」ことが最優先であるため、
この場合は遅刻してきたプレイヤーに対して、それが悪いことであると教え、
その上で追加時間を与えてゲームを続行させるべきである。

10分以上経った場合はこの限りではなく、原則としてマッチが負けになり、さらに申し出がない限り、ドロップした扱いになる。

店舗での一般RELの大会で重要なのは、遅刻するプレイヤーに対して、それが悪いことであり、繰り返さないように教育することである。遅刻したプレイヤーに罰則を出すことではない。

 
問2
Aは《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》をコントロールしている。

2-1)
Aのライブラリーの一番上は《奔放の神殿/Temple of Abandon》だった。

A「これをライブラリーの上からプレイして、占術1するよ。」

さて、Aのライブラリーにある《奔放の神殿/Temple of Abandon》の次のカード(N)に注目しよう。

BはNを見ることはできるだろうか?


2-2)
Aのライブラリーの一番上は《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》だった。

A「これをライブラリーの上からプレイして、次のカード見てからアンタップインするかどうか決めるよ。」

Aのこの行動は可能か?


2-1)できる。

《奔放の神殿/Temple of Abandon》による占術は、それが戦場に出たときの誘発型能力である。つまり、占術を行う時点では、それは《奔放の神殿/Temple of Abandon》は戦場にあり、その次のカード(N)は、ライブラリーの一番上にあって、《クルフィックスの狩猟者》により公開されている。

つまり、BはNを見ることができる。


2-2)不可能。

《踏み鳴らされる地》は、それが戦場に出る際に、ライフの支払いをするかどうかを決める。
言い換えると、ライフを支払うかどうかを決定する時点では、《踏み鳴らされる地》は
まだ戦場に出ておらず、元の領域=ライブラリーにある。

つまり、Aは《踏み鳴らされる地》がライブラリーの一番上にある状態で、ライフを支払うかどうかを決めなくてはいけない。次のカードは、《踏み鳴らされる地》が実際に戦場に移動するまでは「2番目」である。

 
問3

あるプレイヤーPは、《動く死体/Animate Dead》がつけられている《大修道士、エリシュ・ノーン》をコントロールしている。

Pはこの《大修道士、エリシュ・ノーン》に《ちらつく形態/Flickerform》をつけ、その起動型能力を起動した。

次の終了ステップの開始時に何が起こるだろうか?


《ちらつく形態》の起動型能力によって、《大修道士、エリシュ・ノーン》、《動く死体》、《ちらつく形態》が追放される。

《動く死体》が戦場から離れたので、Pはつけられていたクリーチャー(=《大修道士、エリシュ・ノーン》)を生け贄に捧げなくてはいけないが、それはもう戦場にないので、何も起こらない。

終了ステップの開始時に、追放された3つが戦場にもどろうとするが、《大修道士、エリシュ・ノーン》と《ちらつく形態》は通常通り戻れるが、《動く死体》はもうオーラではなくなっているので、戦場に戻せない。

従って、最終的には《大修道士、エリシュ・ノーン》に《ちらつく形態》がついている状態になり、《動く死体》は追放領域に置かれる。

----
そんなところで。



コメント

nophoto
通りすがり
2014年4月14日14:51

全然関係ない質問お許しください。
神々の軍勢の《殺戮の神、モーギス》の誘発型能力について、
対戦相手がクリーチャー1体を生贄に捧げるか否かを選べる
(平たく言うと生物1体生贄と2点ダメージの好きな方を選べる)ものだと思っていたのですが、
神々の軍勢リリースノートを見ると、
能力解決時にクリーチャーをコントロールしている場合は生贄に捧げなければならない、ようにも見えます。

今までこのようなunlessの場合、
例えば《マナ漏出》のようにするかしないか選べるものだと思っていたのですが、
違うのでしょうか。

testing
2014年4月15日10:42

[処理A] unless [処理B] 
は、
[処理B]してもよい。そうしない限り、[処理A]する。

という意味ですから、処理Bを行うかどうかは好きに決めてよいです。

《殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughter》の場合、クリーチャーを生け贄に捧げるかどうかは任意ですが、そうしなかったり、そうできなかったり(=クリーチャーを1体もコントロールしていないなど)した場合、《殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughter》は2点のダメージをそのプレイヤーに与えます。

リリースノートの文面からは質問のようには読めなかったのですが、どのあたりでそのように判断したのか、教えていただけると助かります。

nophoto
通りすがり
2014年4月15日17:36

早速の回答ありがとうございます。
やはり、生贄は任意ですよね。

リリースノートの
『プレイヤーが(通常はクリーチャーをコントロールしていないことによって)クリーチャーを生け贄に捧げられない場合、…』
という文面を、
『クリーチャーを生贄に捧げない場合だけでなく、生贄に捧げることができない場合も2点入りますよ』という注釈ではなく、
『クリーチャーをコントロールしていない場合に2点入るのであって、クリーチャーをコントロールしている場合は生贄を選ぶことになりますよ』
という注釈だと解釈しておりました。

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