Naya-Domri in Post-THS-standard
2013年10月3日 Tips コメント (1)#めずらしくレポ形式で。
*承前
テーロスを開封しつつ、何か出たレアでデッキを組みたいな―、と考えていたら、
《歓楽者ゼナゴス》さんが2枚こんにちわ。というわけでこれを使用したグルールを考えていました。
同じく引いた《鍛冶の神、パーフォロス》も入れて色々パターンを考えていたのですが、どーにもしっくりこない。
そんなときにデッキケースから出てきたのは前環境のナヤドムリ。そういや《羊毛鬣のライオン》も枚数引いていたなあ、ということを思い出してから、いっその事ナヤドムリを改造してみようかと考えたのでした。
*改造
土地はおいといて、呪文の部分だけを抽出。前環境のナヤドムリから、カードをRTR-M14-THSに置き換えてみます。
4《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》→《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
4《復活の声/Voice of Resurgence》
4《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》
4《ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter》
4《修復の天使/Restoration Angel》→《加護のサテュロス/Boon Satyr》
4《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》→??
4《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite》→《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》
4《ドムリ・ラーデ/Domri Rade》
2《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》
2《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》にしたことで白マナの供給が減って、{G}{G}を出すのは容易になりました。しかし、そのせいで《ボロスの反攻者》が出しづらくなっています。このあたりは土地の選択でなんとでもなりそうですが、どうやっても《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》の代わりになるクリーチャーがいません。
*選出
代わりになるクリーチャーがいないなら、入れたいカードを探そう、というわけで赤緑+白でカードを探すと、
・《羊毛鬣のライオン》
・《ゴーア族の暴行者》
・《世界を喰らう者、ポルクラノス》
・《高木の巨人》
といった感じになりました。ここから土地を考えます。
*占術土地?
M10土地がスタンダードから消えてしまったため、テーロスの占術土地を採用するかどうかが問題になりました。結局、4枚しか無い《エルフの神秘家/Elvish Mystic》のためにアンタップで緑マナを確保してまで2ターン目に《ドムリ・ラーデ/Domri Rade》を出すことにさほど魅力を感じなかったので、マナ基盤の安定を重視して占術土地を全力投入することにしました。
結果的には《ドムリ・ラーデ》との相性も良いし、次のカードが見れるのといらない土地を流せるのはゲームプランを練る上でかなり良い働きをしました。
*再度選出
占術土地を8枚投入してしまったので、1ターン目に緑マナをアンタップで出すには、《寺院の庭/Temple Garden》か《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》か《森/Forest》が必要です。都合10枚。まずまずですが、4マナに到達してまで出したいクリーチャーが《世界を喰らう者、ポルクラノス》くらいしかいません。前環境だと《高原の狩りの達人》をまっ先に展開したいですし、いざとなれば《修復の天使/Restoration Angel》を構えることもできましたが、その2枚はもういません。
そこで、《エルフの神秘家/Elvish Mystic》を切ってしまい、2マナ域を充実させることにしました。《羊毛鬣のライオン》はフル投入し、M14の2マナ域最強生物である《漁る軟泥/Scavenging Ooze》も入れることにしました。
*呪文
呪文枠は《ドムリ・ラーデ》込みで8枚と決めていたので、《歓楽者ゼナゴス》をお試しに入れてみました。環境的には《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》よりも《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》の方が強そうなので残しておきました。
*デッキ
Main
4《寺院の庭/Temple Garden》
4《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
4《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
4《凱旋の神殿/Temple of Triumph》
4《奔放の神殿/Temple of Abandon》
2《平地/Plains》
2《森/Forest》
4《復活の声/Voice of Resurgence》
4《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
3《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
4《ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter》
4《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》
1《加護のサテュロス/Boon Satyr》
4《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager》
4《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》
2《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》
4《ドムリ・ラーデ/Domri Rade》
2《歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler》
Sideboard
1《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》
3《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》
→追加の除去スロット。同系対策。後から考えると《ボロスの反攻者》を除去したいので《異端の輝き》が正解。なにげに《破壊的な享楽》を積まなくても《拘留の宝球/Detention Sphere》対策になる。あと《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》。
2《破壊的な享楽/Destructive Revelry》
→《燃え立つ大地/Burning Earth》ほか、神様武器対策。《解呪/Disenchant》系はいつでもあると安心。本当に神様を退治したいのなら《古代への衰退/Fade into Antiquity》というのもあるけどやり過ぎ感があったので。《鍛冶の神、パーフォロス》が台頭してくるならワンチャン。
4《ひるまぬ勇気/Unflinching Courage》
→環境初期特有の赤単パーリィに対応。ガン積みして《ロクソドンの強打者》に付ければ勝てる。
2《ボロスの魔除け/Boros Charm》
2《軍勢の集結/Assemble the Legion》
1《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed》
→対コントロール。「対応しなきゃ負け」カードを叩きつけるような感じで。
ちなみにサイドで大抵抜けていくのは《歓楽者ゼナゴス》。ついで《ゴーア族の暴行者》。相手にクリーチャーが出てこず、火力も無いようなら《ボロスの反攻者》が抜かれる。
*結果。
R1 GWビート ×○×
R2 BYE
B3 GUWx《予想外の結果/Unexpected Results》 ○○
R4 R単《ニクスの祭殿、ニクソス》 ○○
R5 WUBコントロール ○○
*考察
・《歓楽者ゼナゴス》は怪物化を後押しするようなデッキに入れるほうがよい。[0]でトークンを出しまくるのも強いが、マナを出して《羊毛鬣のライオン》を怪物化する動きも強かった。たぶん《世界を喰らう者、ポルクラノス》の方がもっと強い。《エルフの神秘家/Elvish Mystic》、《森の女人像/Sylvan Caryatid》を入れて純粋な赤緑のマナランプすると楽しそう。コントロールに絶望できそうだけど。
・《ボロスの反攻者》という存在がバグ。相手に出されるととたんに《ドムリ・ラーデ》を維持することが難しくなる。サイドからで良いので対応策が必要。なんで赤単相手に《異端の輝き》が欲しいと思う日が来るんだか。
*そんな《ボロスの反攻者》も《嵐の息吹のドラゴン》の前では置き物。まあ自爆して4点どっかにくらうかしれないけど、ドラゴンは無傷。怪物化して手札分ダメージを計算していないケースも見られた。まあこの生物は流行るだろうから、そんなことはこれから無くなっていくと思う。
*《羊毛鬣のライオン》はにらみ合い製造機。土地が6~7枚で硬直していると、いきなり出てきて怪物化し、突破できない壁と化す。地上戦はまず絶望。《ひるまぬ勇気》付けられると投了もの。
*《加護のサテュロス》VS《ゴーア族の暴行者》は、「《ゴーア族の暴行者》を湧血する」というプランがあるかどうかに帰着する。今のところこのデッキは《ドムリ・ラーデ》でゆっくりアドバンテージを得るプランを重要視しているので、あんまり湧血してビートを刻むことはない。ただ、全く無くすのは惜しいので1~2枚は残してもいいと思う。
*《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon》の前にさっそうと立ちはだかる《加護のサテュロス》!(相討ちです)
*《ロクソドンの強打者》1枚+残りみんな土地 はキープ。主に黒系のコントロールに対して。
----
そんなところで。
コメント
前環境と違って修復の天使がいなくなったのでタダで平和な心が外されることもないかと。