Answer: Friday Magic Quiz. [13-09A]
2013年10月2日 FMQ#本日22:00すぎくらいからニコ生を行います。
#お題はテーロスとGP京都について。
それでは、前回の回答。
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問1
かたならし○×。
「『あなたの手札が7枚以上であるかぎり、(A)は7/7である。』 という1/1のクリーチャー・カード(A)があるとする。あなたの手札が7枚であるとき、ライブラリーの中にあるAのP/Tは7/7である。」
○か×か?
×
インスタントまたはソーサリー以外のオブジェクトにある能力は、通常、戦場でしか機能しない。(CR112.6)
CR112.6には例外がたくさん書かれているが、基本的に書かれている能力は戦場でしか機能しないので、ライブラリーの中にある(A)は1/1である。
P/Tの値を定めているので特性定義能力であり、全ての領域で機能するんじゃないか? という意見もあるかもしれない。
が、能力が特性定義能力であるためには5つの条件を満たさなければならない。(CR604.3a)
問題の(A)の能力は、CR604.3aにある「(5)ある条件下でのみ特性値を定義するものでないもの。」に反している。「あなたの手札が7枚であるとき」という条件下でしか特性値を定義しないからだ。
#上記を踏まえて考えると、《太陽の神、ヘリオッド》などのテーロスの神々がいつクリーチャーであって、いつそうでないかがわかる。
問2
Aは《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》をコントロールしている。
2-1)
Aは2枚目の《鍛冶の神、パーフォロス》を唱えて戦場に出した。Aは《鍛冶の神、パーフォロス》の能力でBにダメージを与えたいが、最大何点飛ばせるだろうか?
2-2)
その後、Aは《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》を唱えて出した。
そして、またしても《鍛冶の神、パーフォロス》を唱えて出した。Aは《鍛冶の神、パーフォロス》の能力でBにダメージを与えたいが、最大何点飛ばせるだろうか?
(なお、《ボロスの反攻者》によって飛ばしたダメージは考えなくて良い)
2-1)0点。
戦場に出た《鍛冶の神、パーフォロス》はクリーチャーではない。従ってもう一枚の《鍛冶の神、パーフォロス》が持つ誘発型能力も誘発しない。
2-2)2点。
今度は信心の数が足りているので、戦場に出た《鍛冶の神、パーフォロス》はクリーチャーである。従ってもう一枚の《鍛冶の神、パーフォロス》の能力が1回誘発する。
誘発した後、レジェンド・ルールによっていずれか一方の《鍛冶の神、パーフォロス》を選んで、残りの《鍛冶の神、パーフォロス》を墓地に置かなくてはいけないが、すでに誘発した能力は関係がない。
#(おまけ)
#これを踏まえて、《パーフォロスの槌》x1、《鍛冶の神、パーフォロス》x4をいっぺんに
#《補充/Replenish》で釣ると、何点相手にダメージを与えられるだろうか? 考えて欲しい。
問3
PとQがゲームをしている。
Pは《幽霊の特使、テイサ/Teysa, Envoy of Ghosts》をコントロールしている。
3-1)
Pは《幽霊の特使、テイサ》で攻撃し、手札から《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager》の湧血能力を使用してトランプルと+4/+4の修整をつけようとした。これは可能か?
3-2)
Pは《雨雲のナイアード》を授与コストを支払って、《幽霊の特使、テイサ》につけようとした。これは可能か?
3-1)不可能。
《ゴーア族の暴行者》はクリーチャー・カードであり、プロテクション(クリーチャー)を持つ《幽霊の特使、テイサ》はその起動型能力の対象にとることはできない。
3-2)可能。
《雨雲のナイアード》は授与コストを支払うことを決定した時点でクリーチャーでなく、エンチャント・オーラ呪文となる。従って対象を選択する際にはすでにクリーチャーではなくなっているので、プロテクション(クリーチャー)を持つ《幽霊の特使、テイサ》を対象にとることができる。
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そんなところで。
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