THS Update Bulletin ; CR changes
2013年10月1日 Ruling新しいCRが発表されましたので、2013年09月27日CR更新分のざっくり訳をお届けします。
参照する項目のナンバリング振りなおしや細かい文法、言葉、記号の変更などは表記しません。
Update Bulletin(原文):
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/266b&page=3
CR(英語)
http://www.wizards.com/magic/TCG/Resources.aspx?x=magic/rules
日本語版ももう出てます。
http://www.mjmj.info/data/
オラクルUpdateはJFKさんのところへ。
http://34540.diarynote.jp/201310011642024608/
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青文字は既存の変更、赤文字は新規項目です。
205.3j(プレインズウォーカー・タイプ)
アショク/Ashiok、ゼナゴス/Xenagos が追加されました。
205.3m(クリーチャー・タイプ)
神/God、ニンフ/Nymph、黒貂/Sable が追加されました。
207.2c(能力語)
英雄的/Heroic が追加されました。
301.5e
パーマネントが持つ「装備しているクリーチャー」を参照する能力は、そのパーマネントが装備品でなくても、そのついているクリーチャーを参照するようになりました。
この変更に伴い、301.7は消滅しました。
303.4h(つけられるべきでないパーマネントが戦場に出る)
オーラでも装備品でも城砦でもないパーマネントをなにかにつけた状態で戦場に出すよう指示があった場合、それは何にもつけられていない状態で戦場に出るようになりました。
例)《セラの天使/Serra Angel》に《雨雲のナイアード/Nimbus Naiad》が授与によってつけられ、さらに《ちらつく形態/Flickerform》がつけられている場合を考える。
《ちらつく形態/Flickerform》の能力を起動すると、最終的に戻ってくるのは《セラの天使》に《ちらつく形態/Flickerform》がつけられ、かつクリーチャーである《雨雲のナイアード/Nimbus Naiad》が単体で戻ってくる。
303.4j(エンチャントされている)
パーマネントが持つ「エンチャントしている[オブジェクトまたはプレイヤー]」を参照する能力は、そのパーマネントがオーラでなくても、そのついているクリーチャーを参照するようになりました。
301.5eの変更と合わせると、テキストに「エンチャント/装備/城塞化 している~」と書かれていて、かつ、その表記とサブタイプのもつ性質が合っていない場合でも、ついているオブジェクトに影響をあたえるようになりました。
例)《マイアの溶接工/Myr Welder》が《悪魔骨の鞭/Demonspine Whip》と《異形化するリシド/Transmogrifying Licid》を追放している。この《マイアの溶接工》がリシド由来の能力を使ってオーラになり、その後に《悪魔骨の鞭》由来の能力を使って{X}マナ支払うとどうなるだろうか?
これまでは「この《マイアの溶接工》はオーラでありエンチャントしているので、『装備しているクリーチャー』でないので、+X/+0の修整は与えられない」だった。
しかし、今回のCR変更により、「つけられている」ことを参照するので、この場合でも+X/+0の修整が与えられるようになった。
305.7(基本土地タイプになる場合)
土地がある基本土地タイプになる場合、元々持っていた土地タイプは全て失われます。と同時に、ルール文章も失って、その基本土地タイプに由来したマナ能力を持つようになります。
以下の例を考えましょう。
《演劇の舞台/Thespian’s Stage》がその能力を使って《変わり谷/Mutavault》のコピーになっています。この状態で《血染めの月/Blood Moon》を出すと、この土地はどうなるでしょう?
基本土地タイプ「山」を持つようになり、それまでに持っていた能力を失います……さて、《演劇の舞台》のコピー効果で加えられた「{2}, {T}:土地1つを対象とする。演劇の舞台はそれのコピーとなり、この能力を得る。」はどうなるでしょうか?
このようなややこしいことにならないよう、コピー効果によって得られた能力も失うようになりました。
(従って上の例は本当にただの山になります。赤マナを出す以外の能力は持ちません)
700.5, 701.28
[色]への信心/devotion to [color] 、怪物化/monstrosity が追加されました。
701.102
授与/Bestow が追加されました。
リリースノート(FAQ)の文章からは以下の一節が追加されています。
あるパーマネントAに、授与によってつけられたBを考えます。
Aが破壊されたり、Aが戦場から離れた場合はBは通常通り「はずれた」状態になるので、Bの授与による継続的効果が終了し、もとのクリーチャー・エンチャントになるのでそのまま戦場に残れます。
では、AがBに対応するプロテクションを得た場合はどうでしょうか?
不正なオブジェクトについているオーラは……状況起因処理により墓地に置かれてしまいます。
つまり、Bは外れるよりも前に墓地送りになってしまい、戦場に居残れません。
この挙動がふさわしくないので、702.102eが追加されたのだと推測します。
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そんなところで。
参照する項目のナンバリング振りなおしや細かい文法、言葉、記号の変更などは表記しません。
Update Bulletin(原文):
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/266b&page=3
CR(英語)
http://www.wizards.com/magic/TCG/Resources.aspx?x=magic/rules
日本語版ももう出てます。
http://www.mjmj.info/data/
オラクルUpdateはJFKさんのところへ。
http://34540.diarynote.jp/201310011642024608/
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青文字は既存の変更、赤文字は新規項目です。
205.3j(プレインズウォーカー・タイプ)
アショク/Ashiok、ゼナゴス/Xenagos が追加されました。
205.3m(クリーチャー・タイプ)
神/God、ニンフ/Nymph、黒貂/Sable が追加されました。
207.2c(能力語)
英雄的/Heroic が追加されました。
301.5e
パーマネントが持つ「装備しているクリーチャー」を参照する能力は、そのパーマネントが装備品でなくても、そのついているクリーチャーを参照するようになりました。
この変更に伴い、301.7は消滅しました。
303.4h(つけられるべきでないパーマネントが戦場に出る)
オーラでも装備品でも城砦でもないパーマネントをなにかにつけた状態で戦場に出すよう指示があった場合、それは何にもつけられていない状態で戦場に出るようになりました。
例)《セラの天使/Serra Angel》に《雨雲のナイアード/Nimbus Naiad》が授与によってつけられ、さらに《ちらつく形態/Flickerform》がつけられている場合を考える。
《ちらつく形態/Flickerform》の能力を起動すると、最終的に戻ってくるのは《セラの天使》に《ちらつく形態/Flickerform》がつけられ、かつクリーチャーである《雨雲のナイアード/Nimbus Naiad》が単体で戻ってくる。
303.4j(エンチャントされている)
パーマネントが持つ「エンチャントしている[オブジェクトまたはプレイヤー]」を参照する能力は、そのパーマネントがオーラでなくても、そのついているクリーチャーを参照するようになりました。
301.5eの変更と合わせると、テキストに「エンチャント/装備/城塞化 している~」と書かれていて、かつ、その表記とサブタイプのもつ性質が合っていない場合でも、ついているオブジェクトに影響をあたえるようになりました。
例)《マイアの溶接工/Myr Welder》が《悪魔骨の鞭/Demonspine Whip》と《異形化するリシド/Transmogrifying Licid》を追放している。この《マイアの溶接工》がリシド由来の能力を使ってオーラになり、その後に《悪魔骨の鞭》由来の能力を使って{X}マナ支払うとどうなるだろうか?
これまでは「この《マイアの溶接工》はオーラでありエンチャントしているので、『装備しているクリーチャー』でないので、+X/+0の修整は与えられない」だった。
しかし、今回のCR変更により、「つけられている」ことを参照するので、この場合でも+X/+0の修整が与えられるようになった。
305.7(基本土地タイプになる場合)
土地がある基本土地タイプになる場合、元々持っていた土地タイプは全て失われます。と同時に、ルール文章も失って、その基本土地タイプに由来したマナ能力を持つようになります。
以下の例を考えましょう。
《演劇の舞台/Thespian’s Stage》がその能力を使って《変わり谷/Mutavault》のコピーになっています。この状態で《血染めの月/Blood Moon》を出すと、この土地はどうなるでしょう?
基本土地タイプ「山」を持つようになり、それまでに持っていた能力を失います……さて、《演劇の舞台》のコピー効果で加えられた「{2}, {T}:土地1つを対象とする。演劇の舞台はそれのコピーとなり、この能力を得る。」はどうなるでしょうか?
このようなややこしいことにならないよう、コピー効果によって得られた能力も失うようになりました。
(従って上の例は本当にただの山になります。赤マナを出す以外の能力は持ちません)
700.5, 701.28
[色]への信心/devotion to [color] 、怪物化/monstrosity が追加されました。
701.102
授与/Bestow が追加されました。
リリースノート(FAQ)の文章からは以下の一節が追加されています。
702.102e
If an Aura with bestow is attached to an illegal object or player, it becomes unattached. This is an exception to rule 704.5n.
あるパーマネントAに、授与によってつけられたBを考えます。
Aが破壊されたり、Aが戦場から離れた場合はBは通常通り「はずれた」状態になるので、Bの授与による継続的効果が終了し、もとのクリーチャー・エンチャントになるのでそのまま戦場に残れます。
では、AがBに対応するプロテクションを得た場合はどうでしょうか?
不正なオブジェクトについているオーラは……状況起因処理により墓地に置かれてしまいます。
つまり、Bは外れるよりも前に墓地送りになってしまい、戦場に居残れません。
この挙動がふさわしくないので、702.102eが追加されたのだと推測します。
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そんなところで。
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