Theros Release Notes
2013年9月19日 Ruling「テーロス」のリリースノートが発表されています。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/faq/ths
いつものように、ざっくり紹介。
以下はリリースノート全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docでダウンロードできます。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。
参考にしたのは 2013/09/11 版です。文章は以後アップデートされる可能性があります。
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製品情報
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テーロスの公式発売日:2013年9月27日
セットレアリティー内訳:コモン101、アンコモン60、レア53、神話レア15、基本土地20 の計249
種。
2013年9月27日(金)より、構築戦でテーロスが使用可能になります。
これにより、スタンダードで使用できるセットは以下のようになります。
ラヴニカへの回帰、ギルド門侵犯、ドラゴンの迷路、マジック2014
テーロス
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一般注釈
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** テーマ:神々の魔法 **
テーロスの神々が住まうニクスの星空が外枠に描かれているカードは、神々の影響を受けているという設定になっており、それらは全てエンチャントである。
#これまでのアーティファクト・クリーチャーなどと同様に、エンチャントが他のカードタイプを併せ持つようになる。CR的には特に不思議ではないが、それらはエンチャントでもあることに常に留意せよ。
** 新キーワード:授与/Bestow **
#授与は期限付きの継続的効果第4種+第6種をもたらす。期限は「授与コストを支払うことを選んだ」時点で始まり、終了はCRに書かれている2つの条件のうちいずれかを満たした時点である。
#解決時に対象が不適正であった場合、その呪文は打ち消されるが、702.102dにあるように例外規定でそのまま解決が続けられる。
*他のオーラと異なり、授与を持つオーラは外れた時にオーナーの墓地に置かれることはない。ただし、それをオーラにしている効果が終了してエンチャント(クリーチャー)を失い、クリーチャー・エンチャントとして戦場に残る。一番最近のあなたのターンの開始時にオーラとしてでもあなたのコントロール下に置かれていた場合、外れたターンに攻撃(および持っているなら{T}能力を起動)することができる。
#かいつまんで言うと、オーラであった授与持ちパーマネントがはずれ、無事にクリーチャー・エンチャントとなった場合でも召喚酔いの影響は考える必要がある、ということ。
** 新能力語:英雄的/Heroic **
*英雄的によって示される誘発型能力は、呪文1つにつき1回のみ誘発する。その呪文が英雄的能力を持つクリーチャーを複数回対象にする場合でも同様である。
#「対象とする呪文を1つ唱えるたび」に誘発する。
#「呪文の対象になったとき」 ではない。
** 新キーワード処理:怪物化/Monstrosity **
*クリーチャーが怪物的という能力を持つわけではない。単にそのクリーチャーがそういう性質を持つだけである。クリーチャーがクリーチャーでなくなった場合、もしくはその能力を失った場合でも、それは引き続き怪物的である。
#怪物化を行った場合に他の能力が怪物的であることを参照できないと、他の能力は怪物的になったかどうかを追いかけることができない。なぜならそれらは関連する能力ではない。
#関連する能力でない場合のXの値は、通常は他の能力が参照することはできない。が、「怪物化X」の場合は参照可能なので他の能力はXの値を追いかけることができる→《ポルクラノス》
** 新用語:信心/devotion **
*パーマネントの文章欄の中にあるマナ・シンボルは、いずれの色の信心にも加算されない。
*混成マナ・シンボル、単色混成マナ・シンボル、そしてファイレクシア・マナ・シンボルは、あなたの、それぞれ対応する色の信心に加算される。
#CRの書き方だと信心にカウントするのは色のみである。「ゴブリンへの信心」とかは再定義しない限りありえない。
** サイクル:神々 **
*神をクリーチャーではなくさせるタイプ変更能力は、戦場でのみ機能する。あなたのその色への信心に関係なく、他の領域ではクリーチャー・カードである。
#そのため《否認/Negate》されず、《本質の散乱/Essence Scatter》される。いずれにせよ《無効/Annul》される。
*神が戦場に出たなら、あなたのその色への信心(神自身の持つマナ・コストのマナ・シンボルの数も含む)によってクリーチャーが戦場に出たかどうかが決定され、クリーチャーが戦場に出ることで誘発する能力が誘発するかどうかが決まる。
#つまり《狩猟の神、ナイレア》が戦場に出た際に、緑への信心が5以上であれば「戦場にクリーチャーが出たとき~」の能力が誘発する。4以下であれば誘発しない。
** サイクル:神々の試練 **
*あなたが他の方法によって《エレボスの試練》を生け贄に捧げた場合、その最後の能力が誘発する。
→《オーラトグ/Auratog》
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カード別注釈
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*悪夢の織り手、アショク》の2つ目の能力は、アショクの1つ目および3つ目によって追放されたすべてのクリーチャー・カードを参照する。
*《岩への繋ぎ止め》の誘発した能力が解決される前にそれが戦場を離れた場合、対象となったクリーチャーは追放されない。
#《忘却の輪/Oblivion Ring》ではなく、《放逐する僧侶/Banisher Priest》のテキスト形式。
*あなたが+1/+1カウンターが置かれたクリーチャーをコントロールしているかのチェックは、能力が解決されるときにのみ行われる。特に、《英雄の記録者》が戦場に出ることで進化能力が誘発される場合、あなたはその進化能力を先に解決させ、その後にカードを引くことができる。
#この誘発型能力は「if節のルール」形式で**ない**ことに注意。ただの条件である。
*「追加ターン」とは、呪文または能力によって作りだされたターンである。イベント等でラウンドの制限時間がなくなった時に与えられる延長ターンは、これには含まれない。
*それが誰のターンであるかは関係ない。非常に稀なケースとして、対戦相手が追加ターンを行い、そして《老いざるメドマイ》のコントロールを得ることもありうる。その場合、《老いざるメドマイ》はそのターン中は攻撃できない。
#つまり、他の呪文や能力による追加ターン--《時間の熟達/Temporal Mastery》など--で得られた追加ターン中であっても、やはり攻撃できない。
#リリースノート日本語版のカードテキストが間違っている? Gathererのテキストを見る限りは正常。
*《狩人狩り》を唱えるには、あなたがコントロールする緑のクリーチャー1体と対戦相手がコントロールする緑のクリーチャー1体を対象としなければならない。
*《歓楽者ゼナゴス》の最初の能力はマナ能力ではない。それはスタックを使うため、対応することができる。能力の解決時にあなたのコントロールするクリーチャーの数を数えて、マナ・プールに加えるマナの点数を決定する。加えられるマナの赤と緑の配分は、その時にあなたが決める。
#→《槌のコス/Koth of the Hammer》
*《クルフィックスの預言者》を2つ以上コントロールしていても、単一のアンタップ・ステップでクリーチャーや土地をアンタップできるのは1回だけである。
*最後の能力は、何らかの理由でそれを唱えることができる状況でさえあれば、どの領域にあるクリーチャー・カードにも適用される。
*《殺人王、ティマレット》の最後の能力は、墓地に置かれているときのみ起動できる。つまり、自身を戻すために《殺人王、ティマレット》を生け贄に捧げることはできない。
#もっと言うと、戦場にある《殺人王、ティマレット》の2番めの能力を起動することはできない。
#この呪文は遅延誘発型能力を発生させる。
#この呪文を解決した時点では何も戦場に戻らない。ゲーム上は単に《死の国からの救出》が追放されるだけのように見える。
#生け贄に捧げたクリーチャーが墓地の代わりに別の公開領域に、(例えば、生け贄に捧げたのがあなたの統率者で墓地の代わりに統率領域に置かれるなど)置換効果によって置かれた場合、それはその置かれた領域から戦場に戻る。
*発型能力の対象数として選ばれる数は、最低でも1(もしXが0でない場合)であり、最大でXである。ダメージの割り振りはその解決時ではなく、能力がスタック上に置かれる際にあなたが決める。対象にはそれぞれ少なくとも1点のダメージを割り振らなければならない。多人数戦においては、違う対戦相手がコントロールするクリーチャーを選ぶことができる。
*戦場に戻されたクリーチャーが、戦場に戻った次の終了ステップの開始時にすでに戦場から離れている場合、《不死の贈り物》はそのオーナーの墓地に残ったままとなる。
*信心を使ってその効果の度合いを決定する他の多くの能力と異なり、《モーギスの匪賊》はその能力が対象するクリーチャーの数を決定するのに信心を使う。その能力がスタックの上に置かれた時点で、あなたの黒への信心を使用する。《モーギスの匪賊》のマナ・コストは、常にあなたの黒への信心に含まれる。一度対象が選択された後は、その能力がスタック上にある限りはあなたの黒への信心が変化しても関係ない。対象の数は確定されている。
#対象の数を変化させるので、それはスタックに置かれる時点で値を使用しないといけない。
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そんなところで。
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/faq/ths
いつものように、ざっくり紹介。
以下はリリースノート全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docでダウンロードできます。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。
参考にしたのは 2013/09/11 版です。文章は以後アップデートされる可能性があります。
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製品情報
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テーロスの公式発売日:2013年9月27日
セットレアリティー内訳:コモン101、アンコモン60、レア53、神話レア15、基本土地20 の計249
種。
2013年9月27日(金)より、構築戦でテーロスが使用可能になります。
これにより、スタンダードで使用できるセットは以下のようになります。
ラヴニカへの回帰、ギルド門侵犯、ドラゴンの迷路、マジック2014
テーロス
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一般注釈
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** テーマ:神々の魔法 **
テーロスの神々が住まうニクスの星空が外枠に描かれているカードは、神々の影響を受けているという設定になっており、それらは全てエンチャントである。
#これまでのアーティファクト・クリーチャーなどと同様に、エンチャントが他のカードタイプを併せ持つようになる。CR的には特に不思議ではないが、それらはエンチャントでもあることに常に留意せよ。
** 新キーワード:授与/Bestow **
702.102.授与
702.102a 授与は2つの常在型能力を表す。1つは授与を持つカードがスタック上にある間に作用する常在型能力、もう1つはそれがスタック上に置かれている間と戦場に置かれている間の両方で作用する常在型能力である。「授与[コスト]」は、「あなたはこのカードを、そのマナ・コストを支払うのではなく、[コスト]を支払って唱えてもよい。」および「あなたがこの呪文の授与コストを支払うことを選択したなら、これはオーラ・エンチャントとなり、エンチャント(クリーチャー)を得る。これらの効果は、この呪文が解決される時点で不適正な対象を対象としていたか、またはこの呪文がなったパーマネントが外れるかのどちらかが起こるまで残る。」を意味する。授与コストを支払う場合、ルール601.2bおよびルール601.2e-gの代替コストの支払いに関するルールに従う。
702.102b 呪文のコントローラーがその授与コストを支払うことを選択した場合、そのプレイヤーはそのエンチャント(クリーチャー)能力およびルール601.2cで定義されたオーラ呪文の適正な対象を選ぶ。ルール303.4も参照。
702.102c 呪文のコントローラーは、その呪文がオーラ呪文となった後に適正な対象を選ぶことができないかぎり、授与コストを支払う事を選択することはできない。
702.102d 授与を持つオーラ呪文の解決時にその対象が不適正だった場合、それをオーラ呪文にする効果は終了する。それはクリーチャー呪文として引き続き解決され、その呪文のコントローラーのコントロール下で戦場に出される。これはルール608.3aの例外である。
#授与は期限付きの継続的効果第4種+第6種をもたらす。期限は「授与コストを支払うことを選んだ」時点で始まり、終了はCRに書かれている2つの条件のうちいずれかを満たした時点である。
#解決時に対象が不適正であった場合、その呪文は打ち消されるが、702.102dにあるように例外規定でそのまま解決が続けられる。
*他のオーラと異なり、授与を持つオーラは外れた時にオーナーの墓地に置かれることはない。ただし、それをオーラにしている効果が終了してエンチャント(クリーチャー)を失い、クリーチャー・エンチャントとして戦場に残る。一番最近のあなたのターンの開始時にオーラとしてでもあなたのコントロール下に置かれていた場合、外れたターンに攻撃(および持っているなら{T}能力を起動)することができる。
#かいつまんで言うと、オーラであった授与持ちパーマネントがはずれ、無事にクリーチャー・エンチャントとなった場合でも召喚酔いの影響は考える必要がある、ということ。
** 新能力語:英雄的/Heroic **
《セテッサの戦神官》{1}{W}
クリーチャー ― 人間・クレリック
1/3
英雄的 ? あなたがセテッサの戦神官を対象とする呪文を1つ唱えるたび、あなたは2点のライフを得る。
*英雄的によって示される誘発型能力は、呪文1つにつき1回のみ誘発する。その呪文が英雄的能力を持つクリーチャーを複数回対象にする場合でも同様である。
#「対象とする呪文を1つ唱えるたび」に誘発する。
#「呪文の対象になったとき」 ではない。
** 新キーワード処理:怪物化/Monstrosity **
701.28.怪物化
701.28a 「怪物化Nを行う」とは、「このパーマネントが怪物的でない場合、これの上に+1/+1カウンターをN個置き、それは怪物的になる。」を意味する。怪物的とは、他の能力によって参照されることが可能なパーマネントの状態を指す。
701.28b パーマネントの能力がプレイヤーに対し「怪物化Xを行うこと。」と指示があった場合、そのパーマネントの持つ他の能力もXを参照することができる。それらの能力におけるXの値は、パーマネントが怪物的となった場合のXの値と同じである。
*クリーチャーが怪物的という能力を持つわけではない。単にそのクリーチャーがそういう性質を持つだけである。クリーチャーがクリーチャーでなくなった場合、もしくはその能力を失った場合でも、それは引き続き怪物的である。
#怪物化を行った場合に他の能力が怪物的であることを参照できないと、他の能力は怪物的になったかどうかを追いかけることができない。なぜならそれらは関連する能力ではない。
#関連する能力でない場合のXの値は、通常は他の能力が参照することはできない。が、「怪物化X」の場合は参照可能なので他の能力はXの値を追いかけることができる→《ポルクラノス》
** 新用語:信心/devotion **
700.5. A player’s devotion to [color] is equal to the number of mana symbols of that color among the mana costs of permanents that player controls.
*パーマネントの文章欄の中にあるマナ・シンボルは、いずれの色の信心にも加算されない。
*混成マナ・シンボル、単色混成マナ・シンボル、そしてファイレクシア・マナ・シンボルは、あなたの、それぞれ対応する色の信心に加算される。
#CRの書き方だと信心にカウントするのは色のみである。「ゴブリンへの信心」とかは再定義しない限りありえない。
** サイクル:神々 **
《狩猟の神、ナイレア》 {3}{G}
伝説のクリーチャー・エンチャント ― 神
6/6
破壊不能
あなたの緑への信心が5未満であるかぎり、狩猟の神、ナイレアはクリーチャーではない。(あなたの緑への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる{G}の総数に等しい。)
あなたがコントロールする他のクリーチャーはトランプルを持つ。
{3}{G}:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
*神をクリーチャーではなくさせるタイプ変更能力は、戦場でのみ機能する。あなたのその色への信心に関係なく、他の領域ではクリーチャー・カードである。
#そのため《否認/Negate》されず、《本質の散乱/Essence Scatter》される。いずれにせよ《無効/Annul》される。
*神が戦場に出たなら、あなたのその色への信心(神自身の持つマナ・コストのマナ・シンボルの数も含む)によってクリーチャーが戦場に出たかどうかが決定され、クリーチャーが戦場に出ることで誘発する能力が誘発するかどうかが決まる。
#つまり《狩猟の神、ナイレア》が戦場に出た際に、緑への信心が5以上であれば「戦場にクリーチャーが出たとき~」の能力が誘発する。4以下であれば誘発しない。
** サイクル:神々の試練 **
《エレボスの試練》 {1}{B}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが攻撃するたび、その上に+1/+1カウンターを1個置く。その後、その上に3個以上の+1/+1カウンターが置かれているならば、エレボスの試練を生け贄に捧げる。
あなたがエレボスの試練を生け贄に捧げたとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚捨てる。
*あなたが他の方法によって《エレボスの試練》を生け贄に捧げた場合、その最後の能力が誘発する。
→《オーラトグ/Auratog》
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カード別注釈
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《悪夢の織り手、アショク》
{1}{U}{B}
プレインズウォーカー ― アショク
[3]
[+2]:対戦相手1人を対象とし、そのプレイヤーのライブラリーの一番上から3枚のカードを追放する。
[-X]:悪夢の織り手、アショクによって追放された点数で見たマナ・コストがXのクリーチャー・カード1枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。そのクリーチャーは、他のタイプに加えてナイトメアでもある。
[10]:すべての対戦相手の手札と墓地にある、すべてのカードを追放する。
*悪夢の織り手、アショク》の2つ目の能力は、アショクの1つ目および3つ目によって追放されたすべてのクリーチャー・カードを参照する。
《岩への繋ぎ止め》
{W}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(あなたがコントロールする山)
岩への繋ぎ止めが戦場に出たとき、対戦相手がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、岩への繋ぎ止めが戦場を離れるまでそれを追放する。(そのクリーチャーはオーナーのコントロール下で戦場に戻る。)
*《岩への繋ぎ止め》の誘発した能力が解決される前にそれが戦場を離れた場合、対象となったクリーチャーは追放されない。
#《忘却の輪/Oblivion Ring》ではなく、《放逐する僧侶/Banisher Priest》のテキスト形式。
《英雄の記録者》
{1}{G}{W}
クリーチャー ― ケンタウルス・ウィザード
3/3
英雄の記録者が戦場に出たとき、あなたが+1/+1カウンターが置かれたクリーチャーをコントロールしているならばカードを1枚引く。
*あなたが+1/+1カウンターが置かれたクリーチャーをコントロールしているかのチェックは、能力が解決されるときにのみ行われる。特に、《英雄の記録者》が戦場に出ることで進化能力が誘発される場合、あなたはその進化能力を先に解決させ、その後にカードを引くことができる。
#この誘発型能力は「if節のルール」形式で**ない**ことに注意。ただの条件である。
《老いざるメドマイ》
{4}{W}{U}
伝説のクリーチャー ― スフィンクス
4/4
飛行
老いざるメドマイがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、このターンの後に追加の1ターンを行う。
老いざるメドマイは追加ターン中には攻撃できない。
*「追加ターン」とは、呪文または能力によって作りだされたターンである。イベント等でラウンドの制限時間がなくなった時に与えられる延長ターンは、これには含まれない。
*それが誰のターンであるかは関係ない。非常に稀なケースとして、対戦相手が追加ターンを行い、そして《老いざるメドマイ》のコントロールを得ることもありうる。その場合、《老いざるメドマイ》はそのターン中は攻撃できない。
#つまり、他の呪文や能力による追加ターン--《時間の熟達/Temporal Mastery》など--で得られた追加ターン中であっても、やはり攻撃できない。
《狩人狩り》
{G}
ソーサリー
あなたがコントロールする緑のクリーチャー1体と、対戦相手がコントロールする緑のクリーチャー1体を対象とする。その前者はターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。その前者はその後者と格闘を行う。
#リリースノート日本語版のカードテキストが間違っている? Gathererのテキストを見る限りは正常。
*《狩人狩り》を唱えるには、あなたがコントロールする緑のクリーチャー1体と対戦相手がコントロールする緑のクリーチャー1体を対象としなければならない。
《歓楽者ゼナゴス》
{2}{R}{G}
プレインズウォーカー ― ゼナゴス
[3]
[+1]:あなたのマナ・プールに、{R}および{G}の好きな組み合わせのマナX点を加える。Xはあなたがコントロールするクリーチャーの総数に等しい。
[0]:速攻を持つ赤であり緑である2/2のサテュロス・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
[-6]:あなたのライブラリーの一番上から7枚のカードを追放する。あなたはそれらのカードの中から望む枚数のクリーチャー・カードおよび土地カードを戦場に出してもよい。
*《歓楽者ゼナゴス》の最初の能力はマナ能力ではない。それはスタックを使うため、対応することができる。能力の解決時にあなたのコントロールするクリーチャーの数を数えて、マナ・プールに加えるマナの点数を決定する。加えられるマナの赤と緑の配分は、その時にあなたが決める。
#→《槌のコス/Koth of the Hammer》
《クルフィックスの預言者》
{3}{G}{U}
クリーチャー ― 人間・ウィザード
2/3
他の各プレイヤーのアンタップ・ステップに、あなたがコントロールするすべてのクリーチャーとすべての土地をアンタップする。
あなたはクリーチャー・カードを、それが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。
*《クルフィックスの預言者》を2つ以上コントロールしていても、単一のアンタップ・ステップでクリーチャーや土地をアンタップできるのは1回だけである。
*最後の能力は、何らかの理由でそれを唱えることができる状況でさえあれば、どの領域にあるクリーチャー・カードにも適用される。
《殺人王、ティマレット》
{B}{R}
伝説のクリーチャー ― ゾンビ・戦士
2/2
{1}{R}, 他のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。殺人王、ティマレットはそのプレイヤーに2点のダメージを与える。
{1}{B}, クリーチャーを1体生け贄に捧げる:殺人王、ティマレットをあなたの墓地からあなたの手札に戻す。
*《殺人王、ティマレット》の最後の能力は、墓地に置かれているときのみ起動できる。つまり、自身を戻すために《殺人王、ティマレット》を生け贄に捧げることはできない。
#もっと言うと、戦場にある《殺人王、ティマレット》の2番めの能力を起動することはできない。
《死の国からの救出》
{4}{B}
インスタント
死の国からの救出を唱えるための追加コストとして、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。あなたの次のアップキープの開始時に、そのカードと生け贄に捧げられたカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。死の国からの救出を追放する。
#この呪文は遅延誘発型能力を発生させる。
#この呪文を解決した時点では何も戦場に戻らない。ゲーム上は単に《死の国からの救出》が追放されるだけのように見える。
#生け贄に捧げたクリーチャーが墓地の代わりに別の公開領域に、(例えば、生け贄に捧げたのがあなたの統率者で墓地の代わりに統率領域に置かれるなど)置換効果によって置かれた場合、それはその置かれた領域から戦場に戻る。
《世界を喰らう者、ポルクラノス》
{2}{G}{G}
伝説のクリーチャー ― ハイドラ
5/5
{X}{G}{G}:怪物化Xを行う。(このクリーチャーが怪物的でない場合、これの上に+1/+1カウンターをX個置き、怪物的になる。)
世界を喰らう者、ポルクラノスが怪物的になったとき、対戦相手がコントロールするクリーチャーを望む数だけ対象とする。世界を喰らう者、ポルクラノスはそれらに、X点のダメージをあなたの望むように分割して与える。それらの各クリーチャーは、それぞれのパワーに等しい点数のダメージを世界を喰らう者、ポルクラノスに与える。
*発型能力の対象数として選ばれる数は、最低でも1(もしXが0でない場合)であり、最大でXである。ダメージの割り振りはその解決時ではなく、能力がスタック上に置かれる際にあなたが決める。対象にはそれぞれ少なくとも1点のダメージを割り振らなければならない。多人数戦においては、違う対戦相手がコントロールするクリーチャーを選ぶことができる。
《不死の贈り物》
{2}{W}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが死亡したとき、そのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。次の終了ステップの開始時に、不死の贈り物をそのクリーチャーにつけられた状態で戦場に戻す。
*戦場に戻されたクリーチャーが、戦場に戻った次の終了ステップの開始時にすでに戦場から離れている場合、《不死の贈り物》はそのオーナーの墓地に残ったままとなる。
《モーギスの匪賊》
{2}{B}
クリーチャー ― 人間・狂戦士
2/2
モーギスの匪賊が戦場に出たとき、クリーチャーを最大X体まで対象とする。それらはターン終了時まで威嚇と速攻を得る。Xはあなたの黒への信心に等しい。(あなたの黒への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる{B}の総数に等しい。)
*信心を使ってその効果の度合いを決定する他の多くの能力と異なり、《モーギスの匪賊》はその能力が対象するクリーチャーの数を決定するのに信心を使う。その能力がスタックの上に置かれた時点で、あなたの黒への信心を使用する。《モーギスの匪賊》のマナ・コストは、常にあなたの黒への信心に含まれる。一度対象が選択された後は、その能力がスタック上にある限りはあなたの黒への信心が変化しても関係ない。対象の数は確定されている。
#対象の数を変化させるので、それはスタックに置かれる時点で値を使用しないといけない。
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そんなところで。
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