DGM Update Bulletin ; CR changes
2013年5月9日 Ruling新しいCRが発表されましたので、2013年05月01日CR更新分のざっくり訳をお届けします。
参照する項目のナンバリング振りなおしや細かい文法、言葉、記号の変更などは表記しません。
Update Bulletin(原文):
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/244f&page=3
CR(英語)
http://www.wizards.com/magic/TCG/Resources.aspx?x=magic/rules
日本語版はたぶんそのうち出るのでお祈りするのじゃ。
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青文字は既存の変更、赤文字は新規項目です。
107.1b の例 (負の値)
例に、パワーがマイナスであるクリーチャーが0点の戦闘ダメージを割り振る、
と書かれていましたが、この部分は正しくは「ダメージを割り振らない」なので、
そのように訂正されました。
201.3 (カード名の指定)
分割カードのカード名を指定する場合、これまでは「両方」を指定していました。
が、今回の改訂で「いずれか半分の側」の名前を指定するようになりました。
《金輪際》で《武装+物騒/Armed+Dangerous》を指定する場合、
《武装》または《物騒》のうちいずれかを指定することになります。
例えば《武装》を指定すると、
・《武装》の側のみ → 唱えられない。
・《物騒》の側のみ → 唱えられる。
・《武装/物騒》を融合で唱える → 唱えられない。(そのオブジェクトの名前は《武装》でもあるから)
となります。
205.3j (プレインズウォーカー・タイプ)
ラル/Ral が追加されました。
509.4g (攻撃してブロックされないたび~)
「[このクリーチャー]が攻撃してブロックされないたび、/Whenever [このクリーチャー] attacks and isn’t blocked,」
という誘発型能力は、そのクリーチャーがブロック・クリーチャー指定ステップに、ブロック・クリーチャーが指定されなかった場合に誘発します。ここで重要なのは、そのクリーチャーは攻撃クリーチャー選択ステップに、攻撃クリーチャーとして選ばれる必要は無い、とうことです。
この部分はこれまでと解釈が変わらないのですが、わかりにくかったために、
「攻撃クリーチャーとして宣言されていなかった場合でも誘発する」という文が加えられました。
例)《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》で《残虐の達人/Master of Cruelties》を出した場合。
701.15f (探す領域がその領域の一部に置き換わった場合)
ある領域を探す場合に、その範囲が同じ領域の一部に置き換わったとしても、行動はその領域を探したとみなされるようになりました。
例)APのコントロールする《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》が戦場にあります。
この時に《老練の探険者/Veteran Explorer》が死亡しました。APの対戦相手は
ライブラリーを探す代わりに上4枚を探しますが、それでもライブラリー全体が切り直されます。
702.98b (進化「する/した」)
あるクリーチャーが「進化した」とは、それ自身の進化能力によって、1個またはそれ以上の+1/+1カウンターが置かれたことを指すように定義されました。
例)《倍増の季節/Doubling Season》環境下で、《反逆の混成体/Renegade Krasis》が進化すると、カウンターは2つ置かれるが、「進化した」ことで自身の能力が誘発するのは1回のみ。
702.100 (融合)
記念すべき100個目のキーワード能力、融合/Fuse が追加されました。
708 (分割カード)
全面的に改訂されました。以下抜粋。
*スタック領域以外にある場合は、以前と同様。
*スタック領域にある場合、融合で唱えられたかどうかを見る。
・融合してない → 以前と同じ。
・融合している → それは2つの特性の組と、「**1つの**点数で見たマナ・コスト」を持つ。
*手札から融合で唱える場合、どちらの半分も唱えられるかどうかを見る。いずれかの半分が唱えられない場合、融合でも唱えることはできない。
715.5b (ヴァンガード戦のサブゲーム終了時処理)
サブゲームの終了後、ヴァンガード・カードが統率領域から移動しますが、CR311.2によってそのまま統率領域にとどまってしまうので、この処理はCR311.2の例外とされました。
810.10a (双頭巨人戦の毒カウンター)
双頭巨人戦の場合、毒カウンターもチームで共有します。
この時、プレイヤーが持つ毒カウンターの数を参照する効果は、「チームの持つ毒カウンターの数」を参照するようになりました。
→《ファイレクシアの群れの王/Phyrexian Swarmlord》
あと、用語集は省略します。
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そんなところで。
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