Dragon’s Maze FAQ
2013年4月24日 Ruling コメント (1)#FAQも発表されたことですし、今日(4/24)にニコ生を行います。
#時間は22時すぎくらいに。お題はDGMのFAQと他の更新について。
「ドラゴンの迷路」のFAQが発表されています。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/faq/dgm
いつものように、ざっくり紹介。
以下はFAQ全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docでダウンロードできます。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。
参考にしたのは 2013/03/21 版です。FAQ本体は以後アップデートされる可能性があります。
(日時が1ヶ月以上前なのは仕様です)
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製品情報
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ドラゴンの迷路の公式発売日:2013年5月3日
セットレアリティー内訳:コモン70、アンコモン40、レア35、神話レア11 の計156種。
ドラゴンの迷路には基本土地が封入されていません。そのスロットは代わりに「基本でない土地」スロットになり、新絵でDGMのシンボルがあるギルド門が封入されています。稀にこのスロットはRTRまたはGTCのシンボルがあるショックランド(《寺院の庭》など)か、神話レアである《迷路の終わり/Maze’s End》が封入されています。《迷路の終わり/Maze’s End》は通常のレアスロットには封入されておらず、「基本でない土地」スロットから出現します。
フォイル(箔押し)は通常と同じくコモンスロットの1枚が充てられます。RTR、GTCのショックランドの箔押し版はDGMからは出現しません。
2013年5月3日(金)より、構築戦でドラゴンの迷路が使用可能になります。
これにより、スタンダードで使用できるセットは以下のようになります。
イニストラード、闇の隆盛、アヴァシンの帰還、マジック2013
ラヴニカへの回帰、ギルド門侵犯、ドラゴンの迷路
なお、エクステンデッドで使用できるセットは以下のようになります。
ゼンディカー、ワールドウェイク、エルドラージ覚醒、マジック2011
ミラディンの傷跡、ミラディン包囲戦、新たなるファイレクシア、マジック2012
イニストラード、闇の隆盛、アヴァシンの帰還、マジック2013
ラヴニカへの回帰、ギルド門侵犯、ドラゴンの迷路
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一般注釈
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** 新メカニズム 融合/Fuse **
旧ラヴニカ・ブロックでもあった分割カードが、融合という能力を得て帰って来ました。
*融合を用いて両方の半分を唱えることができるのは手札からのみである。墓地にあってフラッシュバックを得た場合や、《世紀の実験/Epic Experiment》で唱える場合などは、手札からではないので融合して唱えることはできない。
#融合を用いて唱えた場合、「2つの特性の組」が合わさった1つの呪文がスタックに積まれる。2つの半分の呪文をいっぺんに2つ乗せるわけではない。ストームカウントは1つしか増えない。
*融合された分割呪文の解決時には、まず左半分の指示に従い、その後右半分の指示に従う。
*スタック領域にあって融合しているオブジェクトは、2つの特性の組と**1つの**点数で見たマナ・コストを持つ。
*手札から唱えるのであれば、「マナ・コストを支払うこと無く唱える」という指示により、両方の半分を唱えることができる。
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他、ギルド門、門番サイクル、ギルドマーク、RTRとGTCのキーワードは省略します。
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カード別注釈
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#カウンターの数は実質的に2倍になる。(それぞれが倍になる)
*奇跡能力によって唱えられるカードは、ライブラリーではなく手札から唱えられる。従って《イゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragon》の能力は誘発しない。
#訂正# カードには「あなたのライフが30点以上であるか対戦相手1人のライフが10点以下であるかぎり」と書かれているが、これは誤りである。上記の通り、両方の条件を満たさなければこの能力は有効にならない。
#訂正# カードには「オフゾフの導き石」と書かれているが、誤りである。正しいカード名は「オルゾフの導き石」である。
*対象を無作為に選ぶ場合、すべての適正な対象は等しく選ばれる可能性を持たなければならない。これを行うには様々な方法があるが、適正な対象にそれぞれに番号を割り振り、サイコロを振って選ぶという方法もある。
#ドローを置き換える置換効果である。置き換えられるイベントには条件がある。
*2人戦でお互いに1枚の《概念泥棒/Notion Thief》をコントロールしている場合、置換効果の適用の結果、ドローは通常時と同じになる。
#多人数戦の場合は注意が必要である。置換される立場のプレーヤーがどの置換効果を適用するかを選ぶこと。
*あなたの戦闘前メイン・フェイズとは、あなたのドロー・ステップの直後に発生するメイン・フェイズのことであり、その他のメイン・フェイズの事ではない。
*クリーチャーが何らかの方法で複数のクリーチャーをブロックした(それが追加のクリーチャーをブロックできるようにする能力を持っている場合など)場合、《殺戮の剣闘士》の能力は1回しか誘発しない。
#「攻撃してブロックされないたび」というのは、これ自身が攻撃クリーチャーとして選ばれる必要はなく、単に攻撃クリーチャーであってブロック・クリーチャーが割り振られなかった場合を指す。
例)《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》で《残虐の達人/Master of Cruelties》を出した場合、《残虐の達人/Master of Cruelties》自体は攻撃クリーチャーとして宣言されてはいないが、それがブロックされなかった場合、《残虐の達人/Master of Cruelties》の能力は誘発する。
* クリーチャー・カードが複数の活用を持っている場合、あなたはそのいずれかを起動することができる(1つ起動することによってそのカードは追放されるため、両方はできない)。《縞痕のヴァロルズ》の能力はクリーチャーの持つ他の活用能力の活用コストには影響しない。
*《前駆ミミック/Progenitor Mimic》のトークンを出す能力もコピー可能な値である。従って、《前駆ミミック/Progenitor Mimic》が何かのコピーとなってこの能力を得たパーマネントを、他の《前駆ミミック/Progenitor Mimic》によってコピーすると、トークンはを出す能力は2つ重複する。
#訂正# 《諾々》のカードには「スピリット・クリーチャー・トークン」と書かれているが、誤りである。上記の通り、「鳥・クリーチャー・トークン」を戦場に出す。
*あなたがプレイヤーの手札からカードを追放しなかった場合、そのプレイヤーのライブラリーを探すことはしない。
#FAQには記載されていないが、本来はターン終了時までである。
*あなたは分割カードのいずれかの半分の名前を指定することができるが、両方はできない。あなたが分割カードのいずれかの半分の名前を指定した場合、あなたの対戦相手は指定されなかった半分を唱えることができる。(これは最近導入されたルール変更である。)その分割カードが融合を持つ場合、あなたの対戦相手はそのカードを融合された分割呪文として唱えることはできない。
(追記)
《ハズダーの罠部隊/Haazda Snare Squad》
{2}{W}
クリーチャー ― 人間・兵士
1/4
ハズダーの罠部隊が攻撃するたび、対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。あなたは{W}を支払ってもよい。 そうした場合、それをタップする。
* 対象となるクリーチャーは、その能力が誘発してスタックに置かれる時点で選ぶ。{W}を支払うかどうかは、この能力の解決時に決定する。あなたが{W}を支払えるのは1回のみである。そのクリーチャーは、ブロック・クリーチャーが指定される前にタップされる。
#訂正# カードには「ハズダーの罠部隊が攻撃するたび、あなたは{W}を支払ってもよい。そうした場合」と書かれているが、これは誤解を招く表記である。上記の通り訂正する。
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そんなところで。
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おまけ 分割カードの熟語
・《生存+存命/Alive+Well》
alive and well = 命があり、(今でも)生き続けている様。
・《武装+物騒/Armed+Dangerous》
armed and dengerous =「犯人は武器を携帯しており危険である」 (逃亡者に対してよく使われる常套句)
・《唯々+諾々/Beck+Call》
"at someone’s beck and call" で = 誰かの言いなり、意のままになる。
・《強行+突入/Breaking+Entering》
breaking and entering = 不法侵入
・《捕獲+放流/Catch+Release》
catch and release = (魚を)捕まえて逃がすこと。キャッチ・アンド・リリース。
・《有害+不潔/Down+Dirty》
down and dirty = (やり方が)汚い
・《遠隔+不在/Far+Away》
far and away = はるかに、遠くに
・《肉体+血流/Flesh+Blood》
flesh and blood = 生身の、肉親の、血族の、
・《投与+享受/Give+Take》
give and take = 意見を交換する、(互いに)譲りあう
・《利得+損失/Profit+Loss》
plofit and loss = 損益
・《保安+奉仕/Protect+Serve》
To protect and serve = (警察標語) 市民の皆さんの安全を護り、お役に立つために
例)http://wvandekerkhof.files.wordpress.com/2012/11/401106.jpg
・《覚悟+意欲/Ready+Willing》
ready and willing = やる気満々、気力充実
・《労苦+苦難/Toil+Trouble》
toil and trouble = 労苦、苦労や困難
・《変化+点火/Turn+Burn》
turn and burn =
1)空軍用語。ウェポン・ベイを放出したあとに基地へ戻る(turn)ためにアフターバーナーをふかす(burn)こと。
2)結論を出した論議を忘れて次の論議に移ること。
・《摩耗+損耗/Wear+Tear》
wear and tear = すりきれ、摩耗
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そんなところで。
#時間は22時すぎくらいに。お題はDGMのFAQと他の更新について。
「ドラゴンの迷路」のFAQが発表されています。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/faq/dgm
いつものように、ざっくり紹介。
以下はFAQ全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docでダウンロードできます。
既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。
参考にしたのは 2013/03/21 版です。FAQ本体は以後アップデートされる可能性があります。
(日時が1ヶ月以上前なのは仕様です)
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製品情報
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ドラゴンの迷路の公式発売日:2013年5月3日
セットレアリティー内訳:コモン70、アンコモン40、レア35、神話レア11 の計156種。
ドラゴンの迷路には基本土地が封入されていません。そのスロットは代わりに「基本でない土地」スロットになり、新絵でDGMのシンボルがあるギルド門が封入されています。稀にこのスロットはRTRまたはGTCのシンボルがあるショックランド(《寺院の庭》など)か、神話レアである《迷路の終わり/Maze’s End》が封入されています。《迷路の終わり/Maze’s End》は通常のレアスロットには封入されておらず、「基本でない土地」スロットから出現します。
フォイル(箔押し)は通常と同じくコモンスロットの1枚が充てられます。RTR、GTCのショックランドの箔押し版はDGMからは出現しません。
2013年5月3日(金)より、構築戦でドラゴンの迷路が使用可能になります。
これにより、スタンダードで使用できるセットは以下のようになります。
イニストラード、闇の隆盛、アヴァシンの帰還、マジック2013
ラヴニカへの回帰、ギルド門侵犯、ドラゴンの迷路
なお、エクステンデッドで使用できるセットは以下のようになります。
ゼンディカー、ワールドウェイク、エルドラージ覚醒、マジック2011
ミラディンの傷跡、ミラディン包囲戦、新たなるファイレクシア、マジック2012
イニストラード、闇の隆盛、アヴァシンの帰還、マジック2013
ラヴニカへの回帰、ギルド門侵犯、ドラゴンの迷路
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一般注釈
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** 新メカニズム 融合/Fuse **
旧ラヴニカ・ブロックでもあった分割カードが、融合という能力を得て帰って来ました。
702.100.融合
702.100a 融合は、分割カード(ルール708「分割カード」を参照)のいくつかに見られる常在型能力で、融合を持つカードがプレイヤーの手札にある間に適用される。プレイヤー1人が自分の手札から融合を持つ分割カードを唱える場合、そのプレイヤーはその分割カードの両方の半分を唱えることを選択することができる。この選択は、融合を持つ分割カードをスタックに置く前に行われる。この結果発生する呪文は融合された分割呪文となる。
702.100b 融合された分割呪文は、2つの特性と1つの点数で見たマナ・コストを持つ。その呪文の点数で見たマナ・コストは、2つのマナ・コストの色を無視した総点数と同じである。
702.100c 融合された分割呪文の総コストは、両半分のマナ・コストを含む。(ルール601.2e 参照)
702.100d 融合された分割呪文の解決時に、その呪文のコントローラーは左半分の指示に従い、その後右半分の指示に従う。
*融合を用いて両方の半分を唱えることができるのは手札からのみである。墓地にあってフラッシュバックを得た場合や、《世紀の実験/Epic Experiment》で唱える場合などは、手札からではないので融合して唱えることはできない。
#融合を用いて唱えた場合、「2つの特性の組」が合わさった1つの呪文がスタックに積まれる。2つの半分の呪文をいっぺんに2つ乗せるわけではない。ストームカウントは1つしか増えない。
*融合された分割呪文の解決時には、まず左半分の指示に従い、その後右半分の指示に従う。
*スタック領域にあって融合しているオブジェクトは、2つの特性の組と**1つの**点数で見たマナ・コストを持つ。
*手札から唱えるのであれば、「マナ・コストを支払うこと無く唱える」という指示により、両方の半分を唱えることができる。
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他、ギルド門、門番サイクル、ギルドマーク、RTRとGTCのキーワードは省略します。
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カード別注釈
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《育殻組のヴォレル/Vorel of the Hull Clade》
{1}{G}{U}
伝説のクリーチャー ― 人間・マーフォーク
1/4
{G}{U}, {T}:アーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つを対象とする。それの上に置かれている各カウンター1個につき、それと同じカウンターをもう1個そのパーマネントの上に置く。
#カウンターの数は実質的に2倍になる。(それぞれが倍になる)
《イゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragon》
{4}{U}{R}
伝説のクリーチャー ― 奇魔・ウィザード
2/4
あなたのライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイする。
あなたのライブラリーの一番上のカードがインスタント・カードかソーサリー・カードである場合、あなたはそれを唱えてもよい。
あなたがライブラリーからインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えるたび、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
*奇跡能力によって唱えられるカードは、ライブラリーではなく手札から唱えられる。従って《イゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragon》の能力は誘発しない。
《ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa》
{3}{W}{B}
クリーチャー ― 吸血鬼
4/4
絆魂、プロテクション(白)、プロテクション(黒)
あなたのライフが30点以上であり、かつ対戦相手1人のライフが10点以下であるかぎり、ヴィズコーパの血男爵は+6/+6の修整を受けるとともに飛行を持つ。
#訂正# カードには「あなたのライフが30点以上であるか対戦相手1人のライフが10点以下であるかぎり」と書かれているが、これは誤りである。上記の通り、両方の条件を満たさなければこの能力は有効にならない。
《オルゾフの導き石》
{3}
アーティファクト
{T}:あなたのマナ・プールにoWかoBを加える。
{W}{B}, {T}, オルゾフの導き石を生け贄に捧げる:カードを1枚引く。
#訂正# カードには「オフゾフの導き石」と書かれているが、誤りである。正しいカード名は「オルゾフの導き石」である。
《瘡蓋族の巨人/Scab-Clan Giant》
{4}{R}{G}
クリーチャー ― 巨人・戦士
4/5
瘡蓋族の巨人が戦場に出たとき、対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体を無作為に選んで対象とする。瘡蓋族の巨人はそれと格闘を行う。
*対象を無作為に選ぶ場合、すべての適正な対象は等しく選ばれる可能性を持たなければならない。これを行うには様々な方法があるが、適正な対象にそれぞれに番号を割り振り、サイコロを振って選ぶという方法もある。
《概念泥棒/Notion Thief》
{2}{U}{B}
クリーチャー ― 人間・ならず者
3/1
瞬速
対戦相手1人が自分の各ドロー・ステップで引く1枚目のカード以外にカードを1枚引く場合、代わりにそのプレイヤーはドローを飛ばし、あなたはカードを1枚引く。
#ドローを置き換える置換効果である。置き換えられるイベントには条件がある。
*2人戦でお互いに1枚の《概念泥棒/Notion Thief》をコントロールしている場合、置換効果の適用の結果、ドローは通常時と同じになる。
#多人数戦の場合は注意が必要である。置換される立場のプレーヤーがどの置換効果を適用するかを選ぶこと。
《原形質捉え/Plasm Capture》
{G}{G}{U}{U}
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。あなたの次の戦闘前メイン・フェイズの開始時に、あなたのマナ・プールに、好きな色の組み合わせのマナX点を加える。Xはその打ち消した呪文の点数で見たマナ・コストに等しい。
*あなたの戦闘前メイン・フェイズとは、あなたのドロー・ステップの直後に発生するメイン・フェイズのことであり、その他のメイン・フェイズの事ではない。
《殺戮の剣闘士/Carnage Gladiator》
{2}{B}{R}
クリーチャー ― スケルトン・戦士
4/2
クリーチャーが1体ブロックするたび、そのクリーチャーのコントローラーは1点のライフを失う。
{1}{B}{R}:殺戮の剣闘士を再生する。
*クリーチャーが何らかの方法で複数のクリーチャーをブロックした(それが追加のクリーチャーをブロックできるようにする能力を持っている場合など)場合、《殺戮の剣闘士》の能力は1回しか誘発しない。
《残虐の達人/Master of Cruelties》
{3}{B}{R}
クリーチャー ― デーモン
1/4
先制攻撃、接死
残虐の達人は単独でしか攻撃できない。
残虐の達人がプレイヤー1人に攻撃してブロックされないたび、そのプレイヤーのライフの総量は1点になる。この戦闘で残虐の達人は戦闘ダメージを割り振らない。
#「攻撃してブロックされないたび」というのは、これ自身が攻撃クリーチャーとして選ばれる必要はなく、単に攻撃クリーチャーであってブロック・クリーチャーが割り振られなかった場合を指す。
例)《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》で《残虐の達人/Master of Cruelties》を出した場合、《残虐の達人/Master of Cruelties》自体は攻撃クリーチャーとして宣言されてはいないが、それがブロックされなかった場合、《残虐の達人/Master of Cruelties》の能力は誘発する。
《縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped》
{1}{B}{G}
伝説のクリーチャー ― トロール・戦士
2/2
あなたの墓地にある各クリーチャー・カードは、それぞれ活用を持つ。活用コストは、それ自身のマナ・コストに等しい。(クリーチャー・カード1枚をあなたの墓地から追放し、それ自身のマナ・コストを支払う:クリーチャー1体を対象とし、それの上にそのカードのパワーに等しい数の+1/+1カウンターを置く。活用はソーサリーとしてのみ行う。)
他のクリーチャーを1体生け贄に捧げる:縞痕のヴァロルズを再生する。
* クリーチャー・カードが複数の活用を持っている場合、あなたはそのいずれかを起動することができる(1つ起動することによってそのカードは追放されるため、両方はできない)。《縞痕のヴァロルズ》の能力はクリーチャーの持つ他の活用能力の活用コストには影響しない。
《前駆ミミック/Progenitor Mimic》
{4}{G}{U}
クリーチャー ― 多相の戦士
0/0
あなたは前駆ミミックを、これが「あなたのアップキープの開始時に、このクリーチャーがトークンでない場合、このクリーチャーのコピーであるトークン1体を戦場に出す。」を得ることを除き、戦場に出ているいずれかのクリーチャーのコピーとして戦場に出してもよい。
*《前駆ミミック/Progenitor Mimic》のトークンを出す能力もコピー可能な値である。従って、《前駆ミミック/Progenitor Mimic》が何かのコピーとなってこの能力を得たパーマネントを、他の《前駆ミミック/Progenitor Mimic》によってコピーすると、トークンはを出す能力は2つ重複する。
《唯々》
{G}{U}
ソーサリー
このターン、クリーチャー1体が戦場に出るたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
//
《諾々》
{4}{W}{U}
ソーサリー
飛行を持つ白の1/1の鳥・クリーチャー・トークンを4体戦場に出す。
//
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)
#訂正# 《諾々》のカードには「スピリット・クリーチャー・トークン」と書かれているが、誤りである。上記の通り、「鳥・クリーチャー・トークン」を戦場に出す。
《知力の刈り取り/Reap Intellect》
{X}{2}{U}{B}
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中から土地でないカードをX枚選び、それらのカードを追放する。これにより追放されたカード1枚につき、そのプレイヤーの墓地と手札とライブラリーから、そのカードと同じ名前を持つカードを望む枚数探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
*あなたがプレイヤーの手札からカードを追放しなかった場合、そのプレイヤーのライブラリーを探すことはしない。
《特質改竄/Trait Doctoring》
{U}
ソーサリー
パーマネント1つを対象とする。それに書かれた色を表す言葉1種類をすべて別な色に置き換えるか、基本土地タイプ1種類をすべて別な基本土地タイプに置き換える。
暗号(その後、あなたはあなたがコントロールするクリーチャー1体に暗号化した状態で、この呪文カードを追放してもよい。そのクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはその暗号化したカードのコピーを、それのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。)
#FAQには記載されていないが、本来はターン終了時までである。
《不可侵議員/Council of the Absolute》
{2}{W}{U}
クリーチャー ― 人間・アドバイザー
2/4
不可侵議員が戦場に出るに際し、クリーチャー・カードでも土地カードでもないカード名を1つ指定する。
あなたの対戦相手は選ばれた名前を持つカードを唱えられない。
あなたが唱える選ばれた名前を持つ呪文は、それを唱えるためのコストが{2}少なくなる。
*あなたは分割カードのいずれかの半分の名前を指定することができるが、両方はできない。あなたが分割カードのいずれかの半分の名前を指定した場合、あなたの対戦相手は指定されなかった半分を唱えることができる。(これは最近導入されたルール変更である。)その分割カードが融合を持つ場合、あなたの対戦相手はそのカードを融合された分割呪文として唱えることはできない。
(追記)
《ハズダーの罠部隊/Haazda Snare Squad》
{2}{W}
クリーチャー ― 人間・兵士
1/4
ハズダーの罠部隊が攻撃するたび、対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体を対象とする。あなたは{W}を支払ってもよい。 そうした場合、それをタップする。
* 対象となるクリーチャーは、その能力が誘発してスタックに置かれる時点で選ぶ。{W}を支払うかどうかは、この能力の解決時に決定する。あなたが{W}を支払えるのは1回のみである。そのクリーチャーは、ブロック・クリーチャーが指定される前にタップされる。
#訂正# カードには「ハズダーの罠部隊が攻撃するたび、あなたは{W}を支払ってもよい。そうした場合」と書かれているが、これは誤解を招く表記である。上記の通り訂正する。
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そんなところで。
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おまけ 分割カードの熟語
・《生存+存命/Alive+Well》
alive and well = 命があり、(今でも)生き続けている様。
・《武装+物騒/Armed+Dangerous》
armed and dengerous =「犯人は武器を携帯しており危険である」 (逃亡者に対してよく使われる常套句)
・《唯々+諾々/Beck+Call》
"at someone’s beck and call" で = 誰かの言いなり、意のままになる。
・《強行+突入/Breaking+Entering》
breaking and entering = 不法侵入
・《捕獲+放流/Catch+Release》
catch and release = (魚を)捕まえて逃がすこと。キャッチ・アンド・リリース。
・《有害+不潔/Down+Dirty》
down and dirty = (やり方が)汚い
・《遠隔+不在/Far+Away》
far and away = はるかに、遠くに
・《肉体+血流/Flesh+Blood》
flesh and blood = 生身の、肉親の、血族の、
・《投与+享受/Give+Take》
give and take = 意見を交換する、(互いに)譲りあう
・《利得+損失/Profit+Loss》
plofit and loss = 損益
・《保安+奉仕/Protect+Serve》
To protect and serve = (警察標語) 市民の皆さんの安全を護り、お役に立つために
例)http://wvandekerkhof.files.wordpress.com/2012/11/401106.jpg
・《覚悟+意欲/Ready+Willing》
ready and willing = やる気満々、気力充実
・《労苦+苦難/Toil+Trouble》
toil and trouble = 労苦、苦労や困難
・《変化+点火/Turn+Burn》
turn and burn =
1)空軍用語。ウェポン・ベイを放出したあとに基地へ戻る(turn)ためにアフターバーナーをふかす(burn)こと。
2)結論を出した論議を忘れて次の論議に移ること。
・《摩耗+損耗/Wear+Tear》
wear and tear = すりきれ、摩耗
----
そんなところで。
コメント
勝手ながらリンクさせていただきました。