Commander in Competitive REL
2013年4月1日 TCG全般 コメント (7)次期PTシーズンのグランプリ・トライアルより、『統率者戦』がフォーマットとして選べるようになります。
*カードリスト、デッキ構築
使用エキスパンション範囲はモダン準拠となり、禁止カード、禁止統率者はこれまでの「紳士協定」リストに準じます。
プレイヤーは事前に1枚の統率者、99枚の他のカードをデッキリストに書いて提出しなくてはいけません。可読性を良くするため、カードの順番はカラーホイール順(白→青→黒→赤→緑→金色→混色→無色→土地)で書かないといけません。サイドボードはありません。
*マッチの構成
統率者戦のルールは「双頭巨人戦」になります。1チームは2人からなり、共通ライフ、共通ターンを持ちます。つまりこれまでの双頭巨人戦と同様です。
統率者ダメージはこれまでとは異なり、「相手チームの統率者いずれかから、チームが受けた述べ戦闘ダメージが20点を上回った時点」でチームが敗北します。
例)A1、A2がチームを組んでいる。A1、A2のチームは、相手チームのB1の統率者《首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana》から16点、B2の統率者《戦導者オレリア/Aurelia, the Warleader》から6点の戦闘ダメージを受けた。A1、A2のチームは相手チームから合計22点の統率者ダメージを受けたので、マッチに敗北する。
マッチの推奨時間は60分です。制限時間を超えた場合、3ターンの追加ターンが与えられます。
マッチは1ゲームのみ(1本勝負)です。
*マリガン
統率者戦において一般的に使用されている、変形パリ・マリガンが採用されました。
*シャッフル
競技RELでは自分はもちろん、対戦相手にもデッキをシャッフルさせるのが義務化されています。
が、競技RELの統率者戦は現実でのスムーズな進行が求められるので、「自分以外のデッキを再シャッフルする」ことを省略しても構わない、とされました。もちろん、自分のデッキをシャッフルする場合は、きちんとした無作為化を行う必要があります。(→不十分な無作為化)
*箔押し(Foil)、拡張アート(Alternate-art)
統率者戦では箔押し、拡張アートのカードは「万人が見てそれと認識できる」限り使用可能である、とされました。ただし、裏(またはスリーブがかかった状態での裏面)から見て他のカードと区別がつくような場合は使用できません。例えば、厚みが異なる、触ってわかるくらいに重い、ベタベタしている、などは「区別がつく」とみなされます。
カードを最終的に使用できる、できないの判断はヘッドジャッジ判断によります。
*統率者Proxy
統率者のカードを大判にしている、もしくは硬質のプロテクターに入れている場合、他のカードとは明らかに異なります。
このような場合、ヘッドジャッジの判断によってProxyを発行してもらうことができます。
統率者がなんらかの効果によって戦場領域または統率領域以外の領域に行く場合、そのProxyを使って該当の領域にそのカードを置きます。
例)統率者が《送還/Unsummon》によって手札に戻った。
*ジャッジ的Tips
ジャッジ的には、競技RELにおける双頭巨人戦の扱いと全く同じです。共通ライフ、共通ターン制であることに気をつけましょう。
また、統率者の固有色には注意を払いましょう。説明文中のマナ・シンボルは固有色には数えません。
例)《盲従/Blind Obedience》の固有色は白のみ。({W/B}が書かれているからといって白黒ではない)
デッキリストは必ず100行(1統率者+99カード)になります。50行x2のリストを作成しておくとチェックが楽になるでしょう。デッキチェックの際にはランダムで数枚抜き取り、そのカードがリストにあることを確認する「ピックアップ検定法」を用いるとスムーズにチェックができます。
あと重要な点として、統率者戦の理念においてそもそもこんな設定が無茶であることは懸命な読者諸君には自明なので、楽しくゲームを行える環境を作成することを目標にしましょう。
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そんなところで。
コメント
先生、基本土地
初期ライフはいくつで始めるんですか?
40か60だとは思いますが…
マナクリプト
タイムツイスター
カードプールがモダンとか魅力半減なんですが。