Missed Trigger Update

2013年2月9日 Ruling

#昨日の記事の続きになります。
#かなり簡易版。

誘発忘れ

誘発型能力は実際にカードが移動するしたりするわけではなく、目に見えないオブジェクトであることが大抵です。そのため、誘発型能力が影響しているか、今どの状態(スタックにあって解決前、もしくはすでに解決されていてクリーチャーに修整がなされている、など)であるかは傍目にはわかりません。

では、誘発型能力が今どのような状態であるかを確実に言える人は誰でしょうか? 
そう、それは誘発型能力のコントローラーです。


*一般RELでの方針

FNMや店舗での一般大会では、以下の2点を注意して下さい。


 ・自分の誘発型能力を故意に忘れはいけません。
 ・あなたは対戦相手が誘発型能力を忘れたことを指摘しなくても構いません。

2つ目は以前とは変わりました。

この2点は、GPTやPTQといった競技REL以上の大会ではこれまででも行われてきたことです。
しかし、一般RELでも競技REL以上とかわりなく、対戦相手の誘発型能力に関する扱いは同じになりました。

もし、誘発型能力を忘れたことに気づいたら? そう、ジャッジを呼ぶのです。
ゲームの場面によっては処理が異なりますが、巻き戻せる場合は忘れた時点まで巻き戻され、そうできない場合は忘れられたことになってゲームはそのまま続行されます。

自分の誘発型能力はきちんと処理すべきであり、それはゲームプレイの上達にそのままつながります。くれぐれも、忘れないように! 対戦相手はそれを助けてはくれません。


*競技REL以上での変更

IPG2.1が改定され、以前のものよりもより直感に沿うような形になりました。

上で紹介した2点に加え、以下の2点も追加されます。

 ・あなたの誘発型能力が誘発した場合、それに必要な選択を選ぶか、それが視覚上の影響を及ぼす時点でその存在に気付いたことを示す必要があります。その時点を過ぎ去ったら、その誘発型能力は忘れられたことになります。

 ・誘発型能力が忘れられた場合、それをスタックに積み直すかどうかは対戦相手が選びます。

上の点は今回変更された部分です。
誘発型能力が「いつ忘れられた」ことになるかが明示されました。

誘発型能力が対象を取る場合、優先権をパスする前に対象を宣言しないと、「忘れられた」ことになります。また、誘発型能力の解決によってゲームに目に見える変化があったり、選択を必要とする場合は、誘発型能力が解決した後にしかできない行動をやってしまうと、やはり「忘れられた」ことになります。

以上は代表的なものですが、共通しているのは、誘発型能力に必要なことをしてない、または誘発型能力が無いかのように振舞っていることが明らかなので、「忘れられた」と判断されます。

いくつかの例外もあります。
詳しい場合分けはすずけんさんの記事の方を参照して下さい。

http://37082.diarynote.jp/201302041408182062/


*【警告】が出る?

誘発型能力を忘れただけでは警告は出ません。
警告が出るのは、忘れられた誘発型能力が一般的に有害であると考えられる場合のみです。

警告を出すかどうかは、追加処置(=ゲームをどう修復するか)には関係がありません。


*追加処置

追加処置はジャッジによって行われます。プレイヤーがこの点を気にする必要はありません。

ただ、上にもありますが、忘れられた誘発型能力を処理する場合、(自動的に解決される場合を除き)、それは対戦相手の選択に委ねられます。
あなたの誘発型能力ですが、あなたが選択するのではなく、選ぶのは対戦相手になります。


*最後に

何かあった場合は--もうわかりますよね? ジャッジを呼んで下さい。

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