Answer: Friday Magic Quiz. [12-25A]
2012年12月4日 FMQ#2回分の回答を2つの記事として一気に更新します。
3週前の回答。(遅くなってすみません)
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問1
かたならし○×。
「手札が0枚になったプレイヤーは、マリガンを選択できない。」
○か×か?
○
手札が0枚になった場合、そのプレイヤーはそれ以上マリガンすることはできない。(CR103.4)
と、そのものズバリの文章がある。従って○。
#逆説的に考えると、0枚でマリガンを選べると単なる時間稼ぎができてしまう。
#もちろんそれが意味のある行動とはいえないが……
問2
Aのコントロールする《銀刃の聖騎士/Silverblade Paladin》と《ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter》は組である。
Aのターン、Aはこの2体で攻撃した。
Bはブロック・クリーチャーを宣言せず、戦闘ダメージが割り振られる前に、《銀刃の聖騎士》を対象に《神聖なる反撃/Divine Deflection》をX=2で唱えた。
結果として、Bは何点のダメージを受けるか?
4点。
戦闘ダメージ・ステップにおいて、攻撃クリーチャーが二段攻撃を持っているので、第2戦闘ダメージ・ステップが発生することが確定し、今(=最初の戦闘ダメージ・ステップ)には、二段攻撃か先制攻撃もちのみ戦闘ダメージを与える。(CR510.5)
Bは《銀刃の聖騎士》と《ロクソドンの強打者》から計6点のダメージを受けるが、《神聖なる反撃/Divine Deflection》があるので、ダメージのイベントは
「Bに4点、《銀刃の聖騎士》に2点」
となる。これが実行され、Bは4点のダメージを受け、《銀刃の聖騎士》は2点のダメージを受けて破壊される。
続いて第2戦闘ダメージ・ステップに進むが、このステップでは、
・最初の戦闘ダメージ・ステップの開始時に先制攻撃も二段攻撃も持っていないクリーチャー
・この時点で二段攻撃を持っているクリーチャー
のいずれかに該当するクリーチャーが戦闘ダメージを与える。
《ロクソドンの強打者》は、この時点では組でないので二段攻撃を持たず、また、最初の戦闘ダメージ・ステップの開始時には二段攻撃をもっていたので、いずれにも該当しない。
従って、《ロクソドンの強打者》はこの戦闘ダメージ・ステップでは戦闘ダメージを与えない。
最終的に、Bは4点のダメージを受ける。
問3
PとQが対戦している。
3-1)
Pが《堀葬の儀式/Unburial Rites》を自分の墓地から唱えた。
Qはそれを対象に《呪文乗っ取り/Spelljack》を唱えた。
《呪文乗っ取り/Spelljack》が解決されたあと、Qは追放された《堀葬の儀式/Unburial Rites》を唱えることができるだろうか?
3-2)
Pは《時を越えた詠唱/Cast Through Time》をコントロールしている。
Pは《時間の熟達/Temporal Mastery》を手札から唱えて、それを解決した。
P「次のターン、この《時間の熟達》をもう一回唱えてさらに追加のターンを得るね。」
Pの言っていることは可能か?
3-1)できる。
《呪文乗っ取り/Spelljack》は、対象になった呪文を打ち消し、通常は墓地に置かれるはずのその呪文を追放する。
フラッシュバックで唱えられた《堀葬の儀式》も、結局はスタックから他の領域に行く際に、かわりに追放領域に移動する。
つまり、この《堀葬の儀式》は追放領域にあり、《呪文乗っ取り》よって追放されたカードでありうるので、これを追放領域から唱えることができる。
3-2)できない。
《時を越えた詠唱》によって、《時間の熟達》は反復能力を持つ。
が、反復能力は「解決に際してそれをあなたの墓地に置く代わりに、それを追放する」。
《時間の熟達》は、それ自身の解決中に自身を追放するので、「解決に際して墓地に置かれる」ことがそもそも存在しない。
従って反復能力における置換効果は発生せず、遅延誘発型能力は誘発しない。
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そんなとところで。
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