#戦闘は火力!(ルンマス)


それはさておき、先々週の回答。
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問1
かたならし○×。

「FNMのスタンダードで、《思案/Ponder》を解決して見えたカードの中に、対戦相手のカードが混じっていた。
 この場合、このゲームは双方共にゲームロスとなり、引き分け扱いではじめから再開される。」

○か×か?


×

FNMなのでRELは一般。従ってIPGではなくJARを使う。

この場合は、JARの「プレイヤーのデッキに不適正なカードが入っていた、あるいは相手のカードが混じっていた」
という状態に該当するので、入っていた対戦相手のカードを取り除いて対戦相手のライブラリーに入れ、
互いにデッキの枚数が戻っていることを確認した上で、ライブラリーを切り直し、
《思案/Ponder》の解決から再開する。


 
問2
Aは《墓所這い/Gravecrawler》1体と《名門のグール/Highborn Ghoul》2体をコントロールしている。

Bは忠誠カウンターが3個乗った《情け知らずのガラク/Garruk Relentless》と、2/2の狼・トークンをコントロールしている。

Aのターン、Aは《名門のグール》2体を《情け知らずのガラク》に、《墓所這い》をB本体に攻撃した。
Bは《墓所這い》を狼・トークンでブロックした。

戦闘ダメージの後、Aは《墓所這い》を墓地から唱えようとした。

B「あ、ちょっとまった。墓地の《墓所這い》を対象に《外科的摘出/Surgical Extraction》を唱えるよ。」

さて、このようなことは可能か?


可能。

戦闘ダメージ・ステップのターン起因処理が終わり、ダメージが与えられて《墓所這い》が墓地に置かれた後、プレイヤーは優先権を得る。

Aは《墓所這い》を唱えるにはAのメインフェイズでなければならず、今は戦闘ダメージ・ステップである。

なので、Bは戦闘ダメージ・ステップか、その後の戦闘終了ステップに《外科的摘出》を唱える機会を得る。

#蛇足的な細かい話。
#実は、この時点でBのコントロールする誘発型能力が1つ誘発している。
#「《情け知らずのガラク》の忠誠度カウンターが2個以下になった」という条件を満たしているのだ。
#これを解決しない限り、ステップは進まない。が、通常はなにもしないし、気に留めることはないだろう。

 
問3

PとQが対戦している。

PとQのライブラリーは互いに残り1枚である。

3-1)
Pのターン、Pが《繁栄/Prosperity》をX=3で唱えた。
ゲームの勝敗はどうなるか?

3-2)
P、Qは互いに《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》をコントロールしている。
Pのターン、Pが《繁栄/Prosperity》をX=3で唱えた。
ゲームの勝敗はどうなるか?


3-1)
引き分け。

PもQも空のライブラリーからカードを引くことを指示されているため、
《繁栄/Prosperity》の解決後、状況起因処理のチェックで同時に敗北する。
つまりゲームは引き分けとなる。

3-2)
Pの勝ち。

効果によって複数のプレイヤーがカードを引く 場合、まずアクティブ・プレイヤーが指定された枚数のカードを引き、その後ターン順で他のプレイヤーがカードを引く。(CR120.2a)

この場合、まずPが3枚引き、その後Qが3枚引く。
Pは2枚目を引く時点ですでにライブラリーが空なので、《研究室の偏執狂/Laboratory Maniac》によって「カードを引く」イベントが置換されて「ゲームに勝利する」となる。

従ってPはこのゲームに勝利する。

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そんなところで。



コメント

omega@アックザーン
2012年7月25日12:23

問3難しいですね。
カードを引いた時に状況起因が乗るのかと思ってましたが、解決時に乗るんですね。
偏執狂はイベント置換なのでその瞬間勝ちになるのは初めて知りました。
勉強になります!

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