Magic 2013 FAQ

2012年7月4日 Ruling

#FAQも発表されたことですし、本日ニコ生を行います。
#時間は22時30分くらいに。お題はM13のFAQで。


Magic2013のFAQが発表されています。

http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/faq/m13

いつものように、ざっくり紹介。

以下はFAQ全文の転載ではありません。全文は上記リンクからたどって下さい。
日本語を始め各国語版もあり、.docでダウンロードできます。

既存CRより自明である項目や、文章から簡単にわかる解説文は省略しています。
また、おいら的注釈を新たに加えている場合(コメント行が#で始まるもの)もあります。

 
-------------------------------
製品情報
-------------------------------

Magic2013の公式発売日:2012年7月13日 

##M13で13日の金曜日に発売とは。まあ偶然でしょうけど。

セットレアリティー内訳:コモン101、アンコモン60、レア53、神話レア15、基本土地20 の計249種。

2012年7月13日(金)より、構築戦でMagic2013が使用可能になります。
これにより、スタンダードで使用できるセットは以下のようになります。

 ミラディンの傷跡、ミラディン包囲戦、新たなるファイレクシア、マジック2012
 イニストラード、闇の隆盛、アヴァシンの帰還、マジック2013


-------------------------------
一般注釈
-------------------------------

** 再録キーワード能力:賛美/Exalted **

アラーラブロックの賛美能力が帰ってきました。
当時はバントカラーのみだったのですが、今回はバントカラー以外の色でも賛美を持っています。

702.81.賛美

702.81a 「賛美」は誘発型能力である。「賛美」は、「あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。」ということを意味する。

702.81b クリーチャーが「単独で攻撃」するのは、特定の戦闘フェイズで攻撃クリーチャーとして指定される唯一のクリーチャーであった場合である。506.5節参照。


*なんらかの効果で、クリーチャーが攻撃している状態で戦場に出ることがある。これらのクリーチャーは攻撃クリーチャーとして指定されていないため、賛美能力はこれらのカードを無視する。そのためそれらは賛美能力を誘発しない。(攻撃クリーチャーとして指定されたクリーチャーがちょうど1体だったために)すでに賛美能力が誘発されている場合、攻撃クリーチャーが複数になったとしても、それらの能力は通常通り解決される。

#→《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》。


#ジャッジ向け:賛美は以下のどれであるか? また、忘れた場合の処理は? RELによる違いは?
#・強制/mandatory
#・選択/optional
#・透明/no visual effect
#・失効/lapsing


** サイクル:「シャンダラーの指輪」**

シャンダラーの次元の王国、地方、あるいは特定の場所の名前がつけられている装備品のサイクルがあり、装備しているクリーチャーになんらかのボーナスを与えるとともに、装備しているクリーチャーが特定の色であった場合、それの上に+1/+1カウンターを1個置きます。

《テューンの指輪》
{2}
アーティファクト ― 装備品
装備しているクリーチャーは警戒を持つ。(それは攻撃してもタップされない。)
あなたのアップキープの開始時に、装備しているクリーチャーが白ならばその上に+1/+1カウンターを1個置く。
装備 {1}({1}:あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、これをつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)


*装備しているクリーチャーに+1/+1カウンターを1個置くという能力は、装備しているクリーチャーが指定の色でなくても(あるいはクリーチャーに装備されていなくても)誘発する。あなたはこの能力に対応して装備しているクリーチャーの色を変える呪文や能力を使い、+1/+1カウンターを得ることができる。

#装備品単独で誘発する誘発型能力である。クリーチャーにつけられてなくても、色の合わないクリーチャーにつけられていても、能力はとにかく誘発する。


「テーマ:基本土地」と、「プレインズウォーカー」に関しては省略します。

-------------------------------
カード別注釈
-------------------------------

《怨恨》
{G}
エンチャント ― オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+0の修整を受けるとともにトランプルを持つ。
怨恨が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、怨恨をオーナーの手札に戻す


*《怨恨》が呪文として唱えられたとき、《怨恨》の解決時点でその対象が不適正であった場合、《怨恨》は打ち消され、オーナーの墓地に置かれる。オーナーの手札には戻らない。

#逆に、既に戦場にあってクリーチャーについている《怨恨/Rancor》は、クリーチャーが戦場から離れたとしても、それは状況起因処理により「戦場から墓地に置かれる」ので、《怨恨/Rancor》の能力は誘発し、墓地から手札に戻る。


《金屑化》
{3}{R}{R}
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。金屑化はそれに5点のダメージを与える。それにつけられているすべての装備品を破壊する。


#ダメージを与えてから装備品が破壊されるが、致死ダメージを受けたとしても、クリーチャーが墓地に置かれるのは状況起因処理によることに注意せよ。つまり、まず装備品が壊れ、そのあとクリーチャーが破壊される。同時ではない。

《機知の戦い》
{3}{U}{U}
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーに200枚以上のカードがある場合、あなたはこのゲームに勝利する。


*《機知の戦い》には「if節」がある。これは、あなたのアップキープの開始時にあなたのライブラリーに200枚以上のカードがなければ、能力が誘発しないことを意味する。能力が誘発したが、それの解決時にあなたのライブラリーにあるカードが200枚未満になった場合、この能力は何もしない。

*イベントにおいては、合理的な時間内にデッキ全体を切り直せるようにする必要がある。

《炬火の炎》
{2}{R}
ソーサリー
クリーチャーやプレイヤーを、1つまたは望む組み合わせで2つか3つ対象とする。炬火の炎はそれらに、3点のダメージを好きなように分割して与える。

##訂正##:製作上の問題で、印刷されたカードの文章に不要な「望む組み合わせで」が入っているが、これは誤りである。上記の文章に読み替える。


*ダメージの割り振りは、あなたが《炬火の炎》を唱えた時点で行うのであり、解決される時点ではない。対象にはそれぞれ少なくとも1点のダメージを割り当てなければならない。

《極北のエイヴン》
{2}{U}
クリーチャー ― 鳥・ウィザード
2/1
飛行
極北のエイヴンは、あなたが平地をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。
{W}:極北のエイヴンはターン終了時まで絆魂を得る。(このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたはその点数分のライフを得る。)


*複数の絆魂を得ても累積しない。《極北のエイヴン》の能力を1ターンの間に複数回起動しても、得るライフが増えることはない。

《心爪のシャーマン》
{4}{R}
クリーチャー ― ヴィーアシーノ・シャーマン
2/2
心爪のシャーマンが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札を公開する。あなたはその中にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を、マナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。


*あなたは対戦相手の手札からただちにカードを唱える。カードのタイプに基づくタイミングの制限は無視する。「[このカード]は戦闘中にのみ唱えられる」などの他の制限は適用される。

《古鱗のワーム》
{4}{G}{G}{G}
クリーチャー ― ワーム
7/7
トランプル
古鱗のワームが戦場に出たとき、あなたのライフが7点未満である場合、あなたのライフの総量は7点になる。
あなたのライフが7点以上であるかぎり、あなたのライフの合計を7点未満に減少させるダメージは、代わりにあなたのライフの総量が7点になるまで減少させる。


*《古鱗のワーム》の最後の能力はダメージを軽減するものではない。あなたに与えられるダメージの結果を変更するだけである。たとえば、絆魂を持つクリーチャーがあなたにダメージを与える場合、そのダメージがあなたのライフの総量を7点未満にするものであっても、そのクリーチャーのコントローラーはライフを得る。

*《古鱗のワーム》の最後の能力はライフの減少やライフの支払いには影響しない。

*あなたのライフが7点未満である場合、あなたに与えられるダメージは通常通りあなたのライフの総量を減少させる。

#つまり7点からライフを失う効果を受けたあとでは、《古鱗のワーム》の恩恵は受けられない。

*あなたと《古鱗のワーム》に同時にダメージが与えられ、それが《古鱗のワーム》を破壊しあなたのライフの総量を7点以下にするだけのダメージであった場合でも、《古鱗のワーム》の能力は適用される。たとえば、あなたのライフが10点で、なんらかの呪文があなたに10点、《古鱗のワーム》に10点のダメージを与えた場合、あなたのライフは7点となり、《古鱗のワーム》は破壊される。

《信仰の見返り》
{3}{W}
インスタント
このターンに戦場からあなたの墓地に置かれたすべてのパーマネント・カードを戦場に戻す。


*あなたはこれにより戦場に出たオーラ・カードが何をエンチャントするかを選ぶ。そのオーラと同時に戦場に出たパーマネント・カードを選ぶことはできない。オーラの適正なエンチャント先がない場合、それは墓地に残る。

*このターンそれ以前に打ち消されたパーマネント呪文は戦場に出ていないため、《信仰の見返り》によって戦場に戻ることはない。

《熟練の戦術家、オドリック》
{2}{W}{W}
伝説のクリーチャー ― 人間・兵士
3/4
先制攻撃(このクリーチャーは先制攻撃を持たないクリーチャーよりも先に戦闘ダメージを与える。)
熟練の戦術家、オドリックと少なくとも3体の他のクリーチャーが攻撃するたび、あなたは、この戦闘でどのクリーチャーがどのようにブロックするかを選ぶ。


*クリーチャーにブロックさせないと決めることもできる。

*ブロック指定はすべて適正でなければならない。

*クリーチャーにブロックさせるために何らかのコストが必要で、あなたがそのクリーチャーにブロックさせることを選んだ場合、それのコントローラーはそのコストを支払うかどうかを選択する。そのプレイヤーがそのコストを支払わないと決めた場合、あなたは新たにブロックさせるクリーチャーを提案しなければならない。

#→《手練れの戦術/Master Warcraft》

《呪文ねじり》
{5}{U}
ソーサリー
あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚と、いずれかの対戦相手の墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とし、それらを追放する。それらのカードをコピーする。可能ならば、それらのコピーをマナ・コストを支払うことなく唱える。呪文ねじりを追放する。


*コピーは追放領域で生成され、そこから唱えられる。カードは追放されたままになる。

*あなたは好きな順番でコピーを唱えることができる。

*「マナ・コストを支払うことなく」カードを唱える場合、代替コストを支払うこともできない。キッカー・コストのような追加コストを支払うことはできる。そのカードに強制の追加コストがある場合、それを払わなければならない。

#いずれにせよ、対象になったカード自体は追放される。それらがスタックに乗るわけではない。

#コピーは「唱え」られるので、唱えたことによる誘発型能力などは誘発する。
#→《クウィリーオンのドライアド/Quirion Dryad》

《世界火》
{6}{R}{R}{R}
ソーサリー
すべてのパーマネントを追放する。すべての手札とすべての墓地にあるすべてのカードを追放する。各プレイヤーのライフの総量は1点になる。


*これらの行動は順番に行われるが、それぞれの間で誘発型能力は解決されず、またそれぞれの間でプレイヤーは呪文を唱えることも能力を起動させることもできない。プレイヤーがライフを失うことによって誘発する能力を持つパーマネントがあった場合も、そのパーマネントは先に追放されているので、あなたのライフの総量が1点になるときには戦場に残っていないことになる。戦場を離れたときに誘発する能力は、あなたが《世界火》の解決を完全に終えるまで解決されない。

#書いてある順番通りに従う。
#パーマネントを追放する → 手札のカードと墓地のカードを追放する → ライフを1にする。

《セラのアバター》
{4}{W}{W}{W}
クリーチャー ― アバター
*/*
セラのアバターのパワーとタフネスは、それぞれあなたのライフの総量に等しい。
セラのアバターがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、それをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。


#以前のパワーレベル・エラッタを知っている人向け。
#現在の《セラのアバター/Serra Avatar》は、墓地に置かれた時に誘発する誘発型能力になっている。
#従ってなんらかのインスタントによって墓地から「釣る」ことが可能である。

*《セラのアバター》が、その誘発型能力の解決時にあなたの墓地にいない場合、あなたはライブラリーを切り直さない。

《セラの報復者》
{W}{W}
クリーチャー ― 天使
3/3
あなたはセラの報復者を、このゲームのあなたの第1ターンとあなたの第2ターンとあなたの第3ターンには唱えられない。
飛行
警戒(このクリーチャーは攻撃してもタップしない。)


*(《解放された者、カーン》により)ゲームが再び開始された場合、新しいゲームのあなたの第1ターン、第2ターン、または第3ターンにあなたは《セラの報復者》を唱えることができない。

《全知》
{7}{U}{U}{U}
エンチャント
あなたはあなたの手札にある土地でないカードを、それらのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。


#通常通りマナ・コストを支払って唱えることもできる。
#Xを0より上の値で唱えたい場合はマナ・コストを支払って通常通りに唱える必要がある。

《不快な再誕》
{B}
インスタント
いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを追放する。黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

##訂正##:作成上の問題で、カード上には「いずれかの墓地にあるカード1枚を対象とし」と印刷されているが、これは誤りである。上記の文章に読み替える。


*《不快な再誕》の解決時点で対象のクリーチャー・カードが不適正な対象になっていた場合、《不快な再誕》は打ち消され、その効果は一切発生しない。よってゾンビ・トークンを戦場に置くことはできない。


《ボーラスの信奉者》
{3}{B}
クリーチャー ― 人間・ウィザード
2/1
ボーラスの信奉者が戦場に出たとき、他のクリーチャーを1体生け贄に捧げる。あなたはX点のライフを得て、カードをX枚引く。Xはそのクリーチャーのパワーに等しい。


*テキストには「他の」とあるため、《ボーラスの信奉者》をその能力のコストを支払うために生け贄に捧げることはできない。

*この能力は強制である。能力の解決時に少なくとも他に1体のクリーチャーをコントロールしている場合、あなたは1体を生け贄に捧げなければならない。あなたがその時点で他にクリーチャーをコントロールしていない場合、この能力は何もしない。

《ムウォンヴーリーの獣記し》
{1}{G}{G}
クリーチャー ― 人間・スカウト
2/1
ムウォンヴーリーの獣記しが戦場に出たとき、あなたのライブラリーから接死か呪禁か到達かトランプルを持つクリーチャー・カードを1枚探し、それを公開する。あなたのライブラリーを切り直し、そのカードをその一番上に置く。


*クリーチャー・カードは列記された能力のうち1つをクリーチャーに与える能力ではなく、列記された能力のうち1つを持っていなければならない。

#例えば、これで《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》を持ってくることはできない。
#(夜の面はトランプルを持っているが、ライブラリーにあるときは昼の面である)

《ロウクスの信仰癒し人》
{3}{W}
クリーチャー ― サイ・モンク
1/5
絆魂(このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたはその点数分のライフを得る。)
あなたがライフを得る場合、代わりにあなたはその2倍の点数のライフを得る。


*あなたが《ロウクスの信仰癒し人》を2体コントロールしている場合、あなたが得るライフの点数は4倍になる。《ロウクスの信仰癒し人》が3体いれば8倍、というように増えていく。


----
そんなところで。


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

お気に入り日記

登録したユーザー
102
登録されたユーザー
1010

最新のコメント

日記内を検索