Answer: Friday Magic Quiz.[12-12A]
2012年5月23日 FMQ#先々週の回答をupしたつもりが忘れていました。
それでは、前々回の回答。
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問1
かたならし○×。
「プロテクション(ゴブリン)とは、プロテクション(ゴブリン・クリーチャー)と意味するところは同じである。」
○か×か?
×
プロテクション([性質])とある場合、その性質に対してのプロテクションを持つ。
プロテクション(ゴブリン・クリーチャー)とある場合、クリーチャーであり、かつゴブリンであるパーマネントないしは発生源にプロテクションが適用される。(CR702.15)
プロテクション(ゴブリン)である場合、ゴブリンであるパーマネントないしは発生源において同様である。
従って、クリーチャーというタイプでなく、ゴブリンというサブタイプを持つような発生源の場合、
プロテクション(ゴブリン)にはプロテクションが機能するが、プロテクション(ゴブリン・クリーチャー)にはプロテクションが機能しない。
従って、問題文は間違いである。
問2
Bは忠誠カウンターが4個乗っている《イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad》をコントロールしている。
Aのターン、Aは《苛立たしい小悪魔/Vexing Devil》を唱えて、それを戦場に出した。
B「じゃあ、4点食らうことを選ぶよ。」
2-1)
Aはこの4点をB本体ではなく、《イニストラードの君主、ソリン》に与えたい。それは可能か?
2-2)
2-1)が可能な場合、《苛立たしい小悪魔/Vexing Devil》は生贄に捧げる必要があるか?
その理由も示せ。
2-1)可能。
戦闘ダメージでないダメージなので、プレインズウォーカーへ移し替えることができる。
2-2)生け贄に捧げる。
この場合、置換効果はイベントの一部のみを置換するので、《苛立たしい小悪魔/Vexing Devil》が生け贄に捧げることを妨げない。
問3
Pは以下の2体のクリーチャーをコントロールしている。それらは組である。
《銀刃の聖騎士/Silverblade Paladin》
《翼作り/Wingcrafter》
Pは《解放の天使/Emancipation Angel》を唱え、《翼作り/Wingcrafter》を手札に戻し、《解放の天使/Emancipation Angel》と《銀刃の聖騎士/Silverblade Paladin》を組にしようとした。
さて、そのようなことは可能だろうか?
不可能。
《解放の天使/Emancipation Angel》が戦場に出た時、結魂能力をもつクリーチャーは2体いるが、それらは「組になっていない」のではない(=すでに組である)。
従って《銀刃の聖騎士/Silverblade Paladin》の結魂能力も、《翼作り/Wingcrafter》の結魂能力も、共に誘発しない。問題文のようなことは不可能である。
#《解放の天使》の誘発型能力で、《銀刃の聖騎士》を手札に戻し、
#改めて《銀刃の聖騎士》を戦場に出すことによって、
#《銀刃の聖騎士》と《解放の天使》を組にすることは可能である。
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そんなところで。
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