きっと聞きたいことが多いであろう、奇跡と結魂についてのCR+FAQ訳。
ざっくりおいら訳版。注釈もちょっとだけ。

AVRプレリ直前に出ると思われる、本家のFAQも参照してくださいね。


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702.91 奇跡/Miracle

702.91a 奇跡は誘発型能力と関連した常在型能力である。(rule 603.10を参照)
奇跡[コスト]は、「あなたがこのカードを引いた際に、それがこのターンであなたが最初に引いたカードである場合、それを手札から公開してもよい。この方法でこれが公開された時、あなたはこれをマナ・コストでなく[コスト]を支払って唱えてもよい」を意味する。

#参照:《二度目の収穫/Rowen》

702.91b 奇跡能力によってプレイヤーがカードを公開した場合、そのカードがそのプレイヤーの手札から離れるか、誘発型能力が解決されるか、誘発型能力がスタックから離れるまで公開されたままになる。

*奇跡能力を使用するしないにかかわらず、あなたはそのカードを引いていることに変わりはない。例えば、カードを引くことによって誘発する誘発型能力は問題なく誘発する。奇跡能力を使用してそのカードを唱えない場合、そのカードは手札にあり続ける。

*奇跡を持つカードを公開し唱えることはどのターンでもできる。それがこのターンに最初に引いたカードであるならば、あなたのターンでなくてもよい。

*奇跡を持つカードを引いた時点で唱えたくない場合、それを公開する必要はない。

*奇跡による誘発型能力の解決時に、あなたは奇跡コストを払ってそのカードを唱えることができる。解決時の時点で唱えたくない場合でも、(もしくは適正な対象が無いなどの理由によって唱えられない場合もで)後から奇跡コストを支払ってそのカードを唱えることはできない。

*あなたは奇跡を持つカードを誘発型能力の解決中に唱える。カード・タイプによる制限は無視される。

*奇跡をもつカードを公開するのは、あなたの手札の他のカードと混ぜ入れるよりも前であることに注意すること。

*複数枚のカードを引くことは、「1枚カードを引く」ことを繰り返すことである。例として、あなたがこのターンにまだカードを引いておらず、カードを3枚引くという呪文を唱えたとしよう。あなたは3枚のカードを引くことになるが、奇跡能力を使用して唱えることができるのは最初の1枚だけである。

*誘発型能力の解決前に奇跡をもつカードがあなたの手札から離れた場合、あなたは奇跡能力を用いてそれを唱えることはできない。

*ゲーム開始時の手札は、あらゆるターンの開始前に引く。従って、ゲーム開始時に手札にある奇跡をもつカードを、その奇跡能力を使用して唱えることはできない。


702.92. 結魂/Soulbond

702.92a. 結魂は2つの誘発型能力からなるキーワードである。「結魂」は、「このクリーチャーが戦場に出た時、このクリーチャーと他のクリーチャーが組になっていない場合、あなたはこのクリーチャーとまだ組になっていない他のクリーチャーの両方があなたのコントロールで戦場にあるかぎり、それらを組にしてもよい。」と「他のクリーチャーがあなたのコントロールで戦場に出るたび、これとそのクリーチャーの両方をあなたがコントロールしていてかつ組でない場合、あなたはこれとそのクリーチャーの両方があなたのコントロールで戦場にあるかぎり、それらを組にしてもよい。」を意味する。

702.92b 結魂能力を解決した結果として、クリーチャーは「組」になる。能力は組になったクリーチャーか、そのクリーチャーと組になっているもう一方のクリーチャーか、もしくはそのいずれか一方を参照する。「組になっていない」クリーチャーとは、組でないクリーチャーを指す。

702.92c 結魂能力の解決時に、組まれるべきいずれかのオブジェクトがクリーチャーでなくなっていたり、戦場に存在しなかったり、結魂能力のコントローラーとは異なったコントロールであったりしたら、どのオブジェクトも組にならない。

702.92d 1体のクリーチャーは他の1体のクリーチャーとのみ、組になれる。

702.92e 組になっているクリーチャーが以下に示す状態になると、それは組でなくなる。・組になっているクリーチャーのうちいずれかのコントローラーが他のプレイヤーになる。・組になっているクリーチャーのうちいずれかがクリーチャーでなくなる。・組になっているクリーチャーのうちいずれかが戦場からいなくなる。

*組になった2体のクリーチャーは、それぞれ個別のクリーチャーでありつづける。攻撃宣言やブロック宣言は別々に行え、呪文や能力の対象としても個別に影響し、領域の移動も個々に行われる。例えば、組になっている2体のクリーチャーが攻撃し、一方がブロックされたとしても、もう一方には何もおこらない。

*結魂の2つの能力はいずれも対象を取っていない。

*結魂を持つクリーチャーが戦場に出た時点で、あなたが他の組でないクリーチャーをコントロールしていない場合、結魂能力は誘発しない。しかしながら、結魂をもつクリーチャーとどのクリーチャーを組にするかは、結魂能力を解決するまで選ばない。

*組でなくなったら、そのクリーチャーが受けていた修整や能力は全て消失する。修整がタフネスを上げていたら、そのクリーチャーはタフネス以上のダメージを負っている状態になるかもしれない。そうなったら、そのクリーチャーは(状況起因処理により)破壊される。

*組でなくなったことにより得ていた起動型能力を失ったとしても、既に起動していた能力には何も影響せず、スタックに積まれているオブジェクトにも影響はない。

*組であるクリーチャーがある時点まで(例えば戦闘フェイズ中)キーワード能力を得ていて、それが適切に処理された後に、組でなくなってキーワード能力を失ったとしても、何もおきない。例として、到達を持つクリーチャーが飛行を持つクリーチャーをブロックした後で、到達を失ったとしても、飛行を持つクリーチャーはブロックされたままである。

*結魂を持つクリーチャーは、自分自身と組になっているクリーチャーの両方に、「このクリーチャー」というテキストが含まれている能力を与えることがある。この能力で示される「このクリーチャー」とは、その能力を持つクリーチャー自身のみを指し、組になっているもう一方のクリーチャーを意味しない。

*結魂を持つクリーチャーが他の結魂を持つクリーチャーと組になった場合、お互いがそれぞれのボーナスを得る。

*組でなく結魂を持つクリーチャーを複数コントロールしていて、他のクリーチャーがあなたのコントロール下で1体戦場に出てきた場合、結魂能力はそれぞれ誘発する。そのクリーチャーがいずれかと組になった後で結魂能力を解決しても、何もおきない。

*組であり結魂を持つクリーチャーが結魂能力を失ったとしても、それとそれとの組であったクリーチャーは、やはり組である。


ソース:
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/activity/947


コメント

nophoto
らぁ
2012年4月12日20:03

失礼します。

> 702.92b 結魂能力を解決した結果として、クリーチャーは「組」になる。能力は組になったクリーチャーか、そのクリーチャーと組になっているもう一方のクリーチャーか、もしくはそのいずれか一方を参照する。「組になっていない」クリーチャーとは、組でないクリーチャーを指す。

二番目の文は、
「能力が、組になっているクリーチャー、他のいずれかのクリーチャーと組になっているクリーチャー、あるいは、クリーチャーが組になっているかどうか、について言及することがある。」
と訳すべきでは?

testing
2012年4月13日10:28

mjmj.info の訳文を真似ていて、「~言及する」というのは使用されてないので避けました。
内容的には能力が「そのクリーチャーは組(もしくは組の片割れ)であるかどうかをみる」ということだと判断しました。ご指摘ありがとうございます。

nophoto
らぁ
2012年4月13日12:51

>the creature another creature is paired with,
というのは、
「他のある(特定の)クリーチャーと組になっているクリーチャー」
―俗っぽい言い方をすれば、あるクリーチャーについてそれの「結魂相手」―
について述べることがある、という意図だと思います。

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