Answer: Friday Magic Quiz.[12-09A]
2012年4月6日 FMQ#MTRは4月2日発効ですが、「Top8シングルでスイス上位プレイヤーが先手後手を選ぶ権利がある」
#のは、PTQより上のプレミアイベントなので、GPTでは適用されません。
#適用する場合、事前アナウンスが必要です。
#IPGは4月12日発効なので、失効能力うんぬんに関して、今週末は気にする必要はありません。
#良い機会なので、頻発する誘発忘れの状況をメモしておきましょう。
#そしてそれを、新IPGに即して裁定を出してみて下さい。きっと何かかわります。
あ、今週の出題はありません。申し訳ない。
来週は新MTR、新IPGの記事を書きます。あと、AVRの(きっと出てくるであろう)キーワード能力とか。
そんなわけで、先週の回答。
問1
かたならし○×。
「プロツアー予選の決勝シングルでは、予選スイスラウンドの上位プレイヤーが、
マッチの第1ゲームの先手後手を選ぶ権利がある。」
○か×か?
○
4月2日発効の新MTRでの変更によって、プレミアイベントでは問題文のような先手後手決定方法が取られるようになった。
通常のイベントで上記のような方法を取りたい場合、事前にアナウンスが必要である。
問2
Bはカウンターが置かれていない《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger》をコントロールしている。
Aのターン、Aは《イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad》の3番目の能力を起動し、Bの《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger》を対象にした。
さて、これを解決すると、《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger》はどうなるだろうか?
Aのコントロールで戦場に戻る。
《イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad》の3番目の能力を解決中に、《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger》は破壊されて墓地に置かれ、そしてAのコントロール下で戦場に戻る。
一旦は死亡したので《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger》の不死能力は誘発するが、解決しても墓地にそのカード自体が無いので、不死能力は何もしない。
問3
PとQが対戦している。
Qは《原始のタイタン/Primeval Titan》と《業火のタイタン/Inferno Titan》をコントロールしている。
Pは《似通った生命/Parallel Lives》と《ミミックの大桶/Mimic Vat》をコントロールしている。
また、《ミミックの大桶/Mimic Vat》には《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》が刻印されている。
Pのターン、Pは《ミミックの大桶/Mimic Vat》を起動した。
さて……《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》であるトークンは2つ出るだろうが、Pは以下の組み合わせのうち、どれを選択することが可能だろうか?
1)2つとも《原始のタイタン/Primeval Titan》のコピー
2)2つとも《業火のタイタン/Inferno Titan》のコピー
3)1つは《原始のタイタン/Primeval Titan》のコピー、1つは《業火のタイタン/Inferno Titan》のコピー
4)1つは《原始のタイタン/Primeval Titan》のコピー、1つは《ミミックの大桶/Mimic Vat》のコピー
1)または2)
出るトークンは《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》の特性を持つが、これが戦場に出る際に、
・《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》による「他のオブジェクトのコピーになる」
・《似通った生命/Parallel Lives》による「代わりにそれはその2倍の数のトークンを戦場に出す。」
という置換効果が同時に適用される。
同時に置換効果が適用される場合、CR616.1の順番に従って適用されるので、
常に「変形者によるコピー」→「2倍のトークンが出る」という順番になる。
従って、コピー先を《原始のタイタン/Primeval Titan》に選べば1)になるし、《業火のタイタン/Inferno Titan》に選ぶと2)になる。
が、3)や4)のように、出てくるトークンが異なるコピーになることは無い。
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そんなところで。
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