Snapcaster and Submerge
2012年2月22日 Ruling コメント (1)#GP神戸にて盛大にミスってしまいましたので、自戒をこめて。
#間違えて回答してしまい、訂正しようと思いましたが後の祭りでした。
#まことに申し訳ありません。
問:
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》を唱えて戦場に出し、墓地にある《水没/Submerge》に
フラッシュバックをつけた。
さて、この《水没/Submerge》を墓地から唱える際に支払うコストは?
この回答は、{4}{U} となる。
《水没/Submerge》のテキストは以下のとおり。
If an opponent controls a Forest and you control an Island, you may cast Submerge without paying its mana cost.
Put target creature on top of its owner’s library.
赤線を引いた部分がキーで、
・You may [処理] rather than pay [this] mana cost.
・You may cast [this] without paying its mana cost.
と書かれている場合、それらは代替コストである。(CR117.9)
単一の呪文を唱えるに際しては、代替コストは1つしか適用できず、(CR117.9a)
フラッシュバック能力を使って呪文を唱えるのは代替コストのルールに従う。(CR702.32)
なので、《水没/Submerge》がフラッシュバックを得て、それを墓地からフラッシュバックで
唱える場合、"without paying its mana cost"という代替コストは適用できない。
従って、支払うべきコストは{4}{U}となる。
*《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》などによって墓地から直接唱える場合、
代替コストを適用して、支払うべきコストを無しにすることは可能である。
*フラッシュバック・コストは右上のマナ・コストと同じであるが、
(代替コストでなく)支払うべきコストを増やしたり減らしたりする効果は適用される。
例)戦場にクリーチャーが5体居る時に、墓地にある《冒涜の行動/Blasphemous Act》が
フラッシュバックを得て、それによって墓地から唱える場合、支払うべきコストは{3}{R}である。
*フラッシュ・バックコストは右上のマナ・コストと同じである場合に、
マナ・コストにファイレクシア・マナ・シンボルがある場合は、そのシンボルごとに
色マナか2ライフを支払うことを選択できる。
例)墓地にある《外科的摘出/Surgical Extraction》がフラッシュバックを得て、
それによって墓地から唱える場合、支払うべきコストは{B}または2ライフである。
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以下、GP神戸でよくあった質問。
*《捕食/Prey Upon》
《捕食/Prey Upon》の対象になった2つのクリーチャーのうち、一方が戦場から離れたり、
呪禁などを得て対象不適正になった場合にどうなるか? という質問。
まず、《捕食/Prey Upon》自体は全ての対象が不適正にならない限り、解決される。
(打ち消されるわけではない)
その後、適正な対象のほうは格闘を行おうとするが、相手がいない(もしくは対象不適正)
ので、単に何もしない。(CR701.10b)
*《邪悪の排除/Spare from Evil》
プロテクション(人間でないクリーチャー)を得たクリーチャーは、人間・狼男から
ダメージを受けるか? という質問。
プレイヤー的によくわかる一例。
「青黒のクリーチャーに《破滅の刃/Doom Blade》は唱えられるか?」
青黒のクリーチャーは「黒でないクリーチャー」ではない。従って、唱えられない。
同様に、人間・狼男は、「人間でないクリーチャー」ではない。従って、上記のプロテクションは機能しない。
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(おまけ)
GP神戸2日目のドラフト方法:
・パックを開封して表を見ずに枚数を数えた後、両面カードをポッドの全員に公開する。
その際に、全員に見えるように両面カードを立てて持つ。
・この順目にピックしたカードは一番上においたままにする。
#REL一般であるならば、ピック済のカードの順番をどのようにしても構わない。
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そんなところで。
コメント
勝手ながらリンクさせていただきます。