Answer: Friday Magic Quiz. [12-01A]
2012年1月11日 FMQ#WERを競技レベルでも使用する機会が増えたので、ちまちまTipsを更新しています。
# http://blog.mtg.ne.jp/cbanother/
#よろしくなのです。
それでは、先週の回答。
問1
かたならし○×。
「ゲームの開始時の手札にある場合に何かできるカード(《虚空の力線》など)が複数ある場合、
プレイヤーはその全てを好きな順番で出したり公開したりしても良い。」
○か×か?
○
《虚空の力線》などを始め、ゲーム開始時の手札にある場合にプレイヤーが何か行なうことが出来るカードがある。それらは、全てのプレイヤーがゲーム開始時の手札を決定した後、開始プレイヤーはそれらの処理を好きな順番で行なってよい。(CR103.5)
なので、複数枚の《虚空の力線》や《神聖の力線》がある場合、それらを好きな順番で出してよい。
問2
Aは《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration》(《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》の背面)をコントロールしている。
2-1)
Aは《幻影の像/Phantasmal Image》を唱え、それを戦場に出す際に、《昆虫の逸脱者》のコピーになることを選んだ。この《幻影の像》のP/Tはいくつになるか?
2-2)
Bはそうやって出た、元《幻影の像》を対象に、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》を唱えた。
Aはこれにより1点のライフを失うだろうか?
2-3)
上とは別に、Bがこんなことを言い出した。
B「もし、《電弧の痕跡/Arc Trail》を俺が唱えて、その元《幻影の像》に1点、Aに2点、とかやったら、Aに2点は入るのかねえ?」
Bの疑問に答えて欲しい。
2-1)3/2
両面カードが背面になっている場合、それはコピー可能な値になっている。
なので、《昆虫の逸脱者》のコピー可能な値をそのまま参照する。
従ってP/Tは3/2である。
2-2)失わない。
コピー《昆虫の逸脱者》が《蒸気の絡みつき》の対象となったことで、《幻影の像》由来の能力が誘発し、それを生贄に捧げなくてはいけない。解決時に《蒸気の絡みつき》の対象はなくなっているので、《蒸気の絡みつき》は解決時にルールにより打ち消され、何も起きない。従ってライフを失うこともない。
2-3)2点は入る。
上と同じように、《電弧の痕跡》の解決時には、一方の対象であるコピー《昆虫の逸脱者》はすでに戦場に無いが、もう一つの対象であるプレイヤーAは依然として適正である。全ての対象が不正ならばその呪文・能力は打ち消されるが、一つでも適正であるならば解決され、可能な限り書いてあることが実行される。
従って、Bの言っていることが起こった場合、Aは《電弧の痕跡》によって2ダメージを受ける。
問3 (難)
PとQがゲームをしている。
戦場にはQのコントロールする《倦怠の宝珠/Torpor Orb》と、
Pのコントロールする《栄華の防衛/Flourishing Defenses》がある。
この状態で、Pが《執行の悪魔/Carnifex Demon》を唱えて、それを戦場に出した。
さて、Pは《栄華の防衛》による誘発型能力で、エルフ・トークンを得ることができるだろうか?
戦場に出た《執行の悪魔/Carnifex Demon》はクリーチャーであるので、そのイベントによる誘発型能力は誘発しない。従ってPはトークンを得られない。
#……が、《栄華の防衛/Flourishing Defenses》の誘発条件はそもそもクリーチャーが出た時
#ではなく、クリーチャーに-1/-1カウンターが配置された時、である。
#通常時に-1/-1カウンターが伴ったクリーチャーがどこかの領域から戦場に出ると、
#《栄華の防衛/Flourishing Defenses》の能力は誘発する。
#配置された時とはいつなのか? ということはCRからは読み取れない。
#DKAのリリースにあわせてこの部分は修正され、
#上記の状況でも「誘発する」ようになるそうなので、しばらく待ちましょう。
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そんなところで。
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