Answer:Friday Magic Quiz. [11-14A]
#今日辺りにM12のFAQが発表されるといいなあ、と思っているわたくし。
#FAQ→Update Bulletinチェック→Gatherer更新・辞書データ作成
#→デッキリストチェック→CR更新チェック という日々がはじまるのです。

あと、明日の木曜22時あたりからニコ生を行う予定です。
お題は「M12のFAQ」と、「おれのターンを終了するぜ」 で。
画像にもある《Sundial of the Infinite》の活用法・ネタを募集します。
ツイッター民は #endmyturn とかで発言すると拾えるかも。



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それでは、先週の回答。

問:《倍増の季節/Doubling Season》

あなたは《倍増の季節/Doubling Season》を1つコントロールしている。
以下の行動を行った場合、カウンターはいくつになるだろうか?


まずは《倍増の季節/Doubling Season》のオラクル・テキストを復習。

 If an effect would put one or more tokens onto the battlefield under your control,
 it puts twice that many of those tokens onto the battlefield instead.
 If an effect would place one or more counters on a permanent you control, it places
 twice that many of those counters on that permanent instead.

共通するのは「効果/effect」がトークンやカウンターを置いたり配置するようにさせる場合、
それを代わりに倍の個数にする、ということである。
これ自体は「代わりに/instead」が使われているので、置換効果である。つまり、そのようなイベント
がある場合、それは置換されることになる。

また、「効果/effect」とは、呪文や能力の結果としてゲーム内で起こる出来事である。
文章そのものは効果ではない。(CR609.1)
呪文や能力によって単発的もしくは継続的効果が作成され、それによってトークンやカウンターが
置かれたり配置されたりする場合、《倍増の季節》の置換効果によってそれは2倍の数を置いたり
配置したりすることになる。

以上を踏まえて。

1)あなたは《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》を手札から唱え、それが解決されて
 《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》は戦場に出た。
 《野生語りのガラク》の上には忠誠カウンターが何個乗っているか?

2)あなたは《ゾンビ化/Zombify》を墓地の《トリスケリオン/Triskelion》を対象にして唱えた。
 それが解決され、《トリスケリオン/Triskelion》は戦場に出た。
 《トリスケリオン/Triskelion》の上には+1/+1カウンターが何個乗っているか?

3)あなたは《宝石鉱山/Gemstone Mine》を通常の土地のプレイとして戦場に置いた。
 《宝石鉱山/Gemstone Mine》の上には採掘カウンターが何個乗っているか?


1)6個
2)6個
3)6個

いずれも置換効果によってカウンターが配置されるので、その数は倍になる。


4)あなたは忠誠カウンターが4個乗っている《野生語りのガラク》をコントロールしている。
 この状態で、この《野生語りのガラク》の1番目の能力を起動した。
 《野生語りのガラク》の上には忠誠カウンターが何個乗っているか?

5)対戦相手の《ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader》が攻撃して、あなたに2点の戦闘ダメージを与えた。
 あなたが得る毒カウンターの数はいくつか?


4)5個

忠誠度能力の起動コストとして忠誠カウンターが増えたり減ったりするので、これは効果ではない。
従って、[+1]の能力を起動したことにより、忠誠カウンターは1個増えて5個になる。

5)2個

《倍増の季節/Doubling Season》によってカウンターが倍になるのは、あなたのコントロールする
パーマネントに対してのみである。あなたが得る毒カウンターの数には影響しない。
従って、2個の毒カウンターを得ることになる。


6)対戦相手の《ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader》が攻撃し、
 あなたはこれを《絡み線の壁/Wall of Tanglecord》でブロックした。
 そのまま2点の戦闘ダメージが割り振られたとすると、
 《絡み線の壁/Wall of Tanglecord》に置かれる-1/-1カウンターの数はいくつか?

7)あなたの《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》を対象に、対戦相手が《穿刺破/Puncture Blast》を唱えた。
 これを解決すると、《荒廃鋼の巨像》に置かれる-1/-1カウンターの数はいくつか?


6)2個

萎縮や感染を持つ発生源からクリーチャーに与えられたダメージは、そのクリーチャーに
その量の-1/-1カウンターを置く。(CR119.3d) これは置換効果ではなくゲームのルールである。
また、割り振られた戦闘ダメージが与えられるのはターン起因処理であり、これも効果ではない。

従って、配置されるカウンターの数に《倍増の季節/Doubling Season》は影響しない。

7)6個

上と異なり、《穿刺破》という呪文の結果、単発的効果としてダメージが与えられる。
「-1/-1カウンターを3個置く」という結果が、効果によるものなので、《倍増の季節》は
これによって置かれるカウンター2倍にする。



8)あなたは蓄積カウンターが1つ乗っている《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》をコントロールしている。
 あなたは増殖を行い、《永遠溢れの杯》のカウンターを増やすことにした。
 さて、《永遠溢れの杯》の蓄積カウンターの数はいくつになるか?


8)3個

1個増やすことを選び、それは増殖を行うという効果であるので、置かれるカウンターは
倍になって2個置かれる。最終的に、蓄積カウンターの数は3個になる。



9)あなたは+1/+1カウンターが1つ乗った《歩く墓場、髑髏茨》をコントロールしている。
 対戦相手が《終止/Terminate》をこれに唱え、《歩く墓場、髑髏茨》は墓地に置かれた。
 さて、《歩く墓場、髑髏茨》に置かれている+1/+1カウンターの数はいくつになるか?

10)あなたの墓地に+1/+1カウンターが1つ乗った《歩く墓場、髑髏茨》がある。
 あなたはこれを対象に《ゾンビ化/Zombify》を唱え、《歩く墓場、髑髏茨》を戦場に出した。
 さて、《歩く墓場、髑髏茨》に置かれている+1/+1カウンターの数はいくつになるか?


9)1個
10)1個

いずれも、カウンターの配置が行われない。(残る、という表現は『配置』ではない)
ので、《倍増の季節/Doubling Season》は影響しない。


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そんなところで。

コメント

BOOOT
2011年7月6日15:27

1~3の回答についてなのですが、何を置換した結果であれ、置換効果が適用された結果は効果である、と読めます。
mjmjの「ドロー・ステップのドローの置換」のトピックの回答と矛盾しているように思えるのですが、どのように解釈したらいいのでしょうか?
関連するルール変更などがありましたっけ?

nophoto
らぁ
2011年7月6日17:52

私も、BOOOT さんと同様、違和感を覚えます。

1、2では、ガラクなりゾンビ化なりの呪文の「そのカード自身を戦場に出す」という効果が、そのカード自身の置換効果によって、「カウンターを配置した状態で戦場に出す」に置換されるため、これらは呪文の効果によってカウンターが配置されていると思っていますが、

3(宝石鉱山のプレイ)については、特別な処理によって行われる「宝石鉱山を戦場に出す」というイベントが置換されて「宝石鉱山を、採掘カウンターが3コ置かれた状態で戦場に出す」に出すイベントになっているだけで、イベントが何で発生しているかを考えた場合、これは特別な処理のイベントの結果であり、(置換)効果はカウンターを配置していないのではないでしょうか?

testing
2011年7月6日21:19

《宝石鉱山/Gemstone Mine》でも、Gathererの例にある《トリスケリオン/Triskelion》でも
いいのですが、これらはそのカードが戦場に出る際に機能する常在型能力による効果によって
カウンターが乗せられます。なので、効果がカウンターを乗せるように促したのち、
《倍増の季節/Doubling Season》はその乗せる個数を変化させます。


ターン起因処理を置換効果で置換した場合のことを指している
(例:ドローステップのドローを《野生の言葉/Words of Wilding》で置換した場合のトークンの個数)
と思いますが、この場合元々のイベントが能力由来でないのでイベントが置換されたとしても《倍増の季節/Doubling Season》は何もしません。
《野生の言葉/Words of Wilding》による置換効果自体を
《倍増の季節/Doubling Season》が置換するのではないことに留意してください。

nophoto
Dai-NIHA
2011年7月6日22:32

前から気になっていた話題なので、お邪魔します。

>《野生の言葉/Words of Wilding》
>元々のイベントが能力由来でないので
この『元々のイベント』とは、「ドロー・ステップのドロー」のことでしょうか。
それならば、《宝石鉱山/Gemstone Mine》のプレイも能力由来ではないのですが…。

BOOOT
2011年7月7日11:12

そもそも「置換効果はイベントを修正する」だけなので「置換効果がカウンターを配置する」ことは無いと思います。
これが「an effect cause to ~~」とかなら理解できるのですが、《倍増の季節》は「an effect would place ~~」とあるように、効果が(直接)行っているイベントのみを参照しています。

testing
2011年7月7日11:19

もし《宝石鉱山/Gemstone Mine》の例がカウンターを倍にしないのであれば、
パーマネント呪文が解決されてそれがパーマネントとなって戦場に出るのも効果ではないので
単に呪文として唱えた《トリスケリオン/Triskelion》についても倍にできないはずです。

#呪文として唱えた《トリスケリオン/Triskelion》が戦場に出る場合に、それは6個のカウンターを
#伴う、ということはご同意いただけるのですね?

1~3)ともに3個という意見である、ならば話はわかるのですが、なぜ3)のみに引っかかるのが自分でも困惑しています。

なお、この話題はWizardsのMLの方にも投げられましたので、NetRepの回答を待つことにします。

nophoto
Dai-NIHA
2011年7月7日12:29

>パーマネントとなって戦場に出るのも効果ではない
おそらく、多くの方(私も若干)の中で、
「“パーマネント呪文が解決するとそのパーマネントが戦場に出る”のは、そのP呪文の“効果”である」
という(独自?)解釈があるのだろうと思います。

総合ルールの609.1の記載だと、そう読めなくもない。

BOOOT
2011年7月7日13:08

>「“パーマネント呪文が解決するとそのパーマネントが戦場に出る”のは、そのP呪文の“効果”である」
自分は608.1.が根拠でそうなると考えていましたが……
効果がインスタントやソーサリーの解決でしか起こらないならばこの項目に効果へのリンクがあるのはおかしいと思います。

nophoto
らぁ
2011年7月7日13:20

>>testing さん

>パーマネント呪文が解決されてそれがパーマネントとなって戦場に出るのも効果ではないので

私も、BOOOT さんやDai-NIHA(第二波?)さんと同様、この部分に疑問を持っています。

nophoto
通りすがり
2011年7月16日13:11

上の方達とは全然関係ない質問なんですが

穿刺波って萎縮もってません?

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