#明後日からPT名古屋本戦なことに今さら気づく。

それでは、先週の回答。


問1
かたならし◯×。

「現在のスタンダードにおいて、対戦相手の墓地のカードの順番を好きに並べ替えても良い。」

◯か×か?


×

ウルザズ・サーガ以降のカードだけからなる形式においては、自分の墓地にあるカードの順番は
好きに変更してもよい。対戦相手の墓地の順番を入れ替えてはならない。(MTR3.13)

とある通り、対戦相手の墓地の順番は入れ替えてはならない。


 
問2
プレイヤーAは《天界の列柱/Celestial Colonnade》と、他5枚の土地をコントロールしている。
プレイヤーBは《ノーンの別館/Norn’s Annex》をコントロールしている。

Aのターン、Aは《天界の列柱》以外の土地を全てタップし、《天界の列柱》をクリーチャー化して
これで攻撃を宣言した。

B「んじゃ、他に白マナは無さそうだから、2ライフ払うんだな?」
A「いや、《天界の列柱》から白マナを出してそれを払うよ。」
B「ん? それだとタップしちゃうから攻撃クリーチャーにできなくね?」
A「攻撃クリーチャーとして指定してからマナを出すんで、それで良いでしょ?」

さて、Aがこの《天界の列柱》で攻撃するたには、2ライフを支払わなくてはいけないのだろうか?


ライフで支払わなくても良い。

攻撃クリーチャー指定ステップにおいて、攻撃クリーチャーを指定する場合には以下の手順を踏む。(CR508.1)

 ・攻撃クリーチャーにするクリーチャーを選ぶ。
 ・それらがどこに攻撃するかを選ぶ
 ・それらが攻撃制限/強制を満たすかどうかをチェックする。
 ・選んだクリーチャーをタップする。
 ・攻撃に参加する総コストを決める。
 ・マナ能力を起動する機会を得る。
 ・先ほど決めたコストを支払う。

《天界の列柱》は警戒をもっているので、途中にある「選んだクリーチャーをタップする」の時点で
タップされることはない。

つまり、総コストを決め(《ノーンの別館》に対して{W}を払うことを選択し)、
マナ能力を起動する機会に得た際に、《天界の列柱》から{W}を引き出して、支払えばよい。



問3
PとQが対戦している。

Pは《三なる宝球/Trinisphere》をアンタップ状態でコントロールしている。

QはPの《墓忍び/Tombstalker》を対象に、《四肢切断/Dismember》を唱えた。

Q「コストが{1}{B/P}{B/P}なので3マナだから《三なる宝球》は影響しない。
 コストを支払う際に{1}と4ライフで支払うよ。」

Qの主張は正しいか?


正しくない。

《三なる宝球/Trinisphere》の能力は総コストを直接変更する効果を持つ。

CR601.2 の手順に従うと、《四肢切断/Dismember》を唱える際に、{B/P}をどう支払うかを
決定するのは、CR601.2bである。
……ただし、これは現行のCRでは明記されていない。
ファイレクシア・マナ・シンボルで示されたコストを色マナで支払うか、ライフで支払うかを
決定するのは、混成マナ・シンボルを決める際と同じである、とNPHFAQにはある。

これに従って考えると、{1}{B/P}{B/P}というマナ・シンボルで示された呪文を
CR601.2bの時点で「無色1マナと4ライフ」で支払うと宣言した場合、
CR601.2eの総コストを決定する時点で《三なる宝球》が影響し、支払うべき総コストは
「無色3マナと4ライフ」に固定される。

#NPHFAQで書かれているファイレクシア・マナ・シンボルについての記述は、
#次回CRの更新分で補填されるそうなので、期待しておきましょう。


----
そんなところで。



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